JP3218799B2 - 二元冷凍装置のデフロスト装置 - Google Patents
二元冷凍装置のデフロスト装置Info
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Description
冷凍サイクルと、1つの高温側冷凍サイクルとが、各低
温側冷凍サイクル毎に設けられるカスケードコンデンサ
を介して熱結合されて二元冷凍サイクルを形成する二元
冷凍装置のデフロスト装置に関する。
サイクルを設置し、屋外に高温側冷凍サイクルの凝縮器
を設置する二元冷凍サイクルは、冷媒の管路を工事する
ことが容易であるので、単元冷凍サイクルで実現可能な
温度範囲の冷凍装置においても使用されることがある。
さらに、高温側冷凍サイクルを共通にして、複数の低温
側冷凍サイクルを庫内側に設ける冷凍装置も、たとえば
特開平5−18647号公報などで開示されている。
は、冷凍サイクルが蒸発器で吸収する熱量を屋外の凝縮
器で放熱する必要がある。このような熱ポンプとしての
作用を単一の冷凍サイクルで実現しようとすると、庫内
側と屋外の凝縮器との間を接続する管路には、高い真空
度に耐え得る気密性が要求される。二元冷凍サイクルを
構成する高温側の冷媒管路のみを庫内から屋外へ配設す
るのであれば、必要な気密性の条件は緩和され、工事が
容易で安全性も高まる。複数の低温側冷凍サイクルが設
けられるときでも、低温側冷凍サイクルの凝縮器から放
熱する熱は、高温側の冷媒が伝達するので、高温側冷凍
サイクルの凝縮器は1つに集約させることができる。
技術は、複数の低温側冷凍サイクルと単一の高温側冷凍
サイクルで、いわゆる低温マルチシステムを構成し、1
つの低温側冷凍サイクルがデフロスト運転するときに、
高温側冷凍サイクルの冷媒回路の構成を切換えてエネル
ギの有効利用を図っている。
する二元冷凍装置の低温側冷凍サイクルでデフロスト運
転する必要が生じても、高温側冷凍サイクルは冷却運転
を続けることがある。たとえば複数の低温側冷凍サイク
ルのうちの1つがデフロスト運転に入っても、他の低温
側冷凍サイクルが冷却運転中であれば、高温側冷凍サイ
クルは冷却運転を続ける必要がある。このため、単独で
デフロスト運転に入る低温側冷凍サイクルは、カスケー
ドコンデンサの高温側蒸発器への冷媒の供給を停止し、
低温側凝縮器およびその後の膨張弁をバイパスさせて、
ホットガスによる単純デフロストを行うようにしてい
る。しかしながら、ホットガス単純デフロストのみで
は、デフロストの熱源が不足し、デフロストに時間がか
かる。特に、デフロスト時に冷媒がカスケードコンデン
サの凝縮器内に寝込んだ状態になりやすく、デフロスト
運転が進むにつれて冷媒不足になりやすい。また、特開
平5−18647号公報に記載のものは、高温側冷凍サ
イクルの高温冷媒の熱をデフロストの補助熱源として利
用するものではない。
する管路などを利用して、デフロスト用の補助熱源を供
給し、迅速なデフロストを可能とする二元冷凍装置のデ
フロスト装置を提供することである。
イクルの蒸発器40と低温側冷凍サイクルの凝縮器41
とを熱結合するカスケードコンデンサ42を備えた二元
冷凍装置のデフロスト装置において、低温側冷凍サイク
ルは、カスケードコンデンサ42の凝縮器41の出口側
から蒸発器45の入口側へ、デフロスト時にホットガス
を流通するホットガス流通手段SV2を備え、高温側冷
凍サイクルは、凝縮器51の出口側と、カスケードコン
デンサ42の蒸発器40の入口側との間に、低温側冷凍
サイクルの冷却時には膨張弁機能を有し、デフロスト時
には開弁機能を有する弁手段28,SV1;55を備え
ることを特徴とする二元冷凍装置のデフロスト装置であ
る。
器40と低温側冷凍サイクルの凝縮器41とを熱結合す
るカスケードコンデンサ42を備えた二元冷凍装置のデ
フロスト装置において、低温側冷凍サイクルは、カスケ
ードコンデンサ42の凝縮器41の出口側から蒸発器4
5の入口側へ、デフロスト時にホットガスを流通するホ
ットガス流通手段SV2を備え、高温側冷凍サイクル
は、凝縮器51の出口側と、カスケードコンデンサ42
の蒸発器40の入口側との間に、低温側冷凍サイクルの
冷却時には膨張弁機能を有し、デフロスト時には開弁機
能を有する弁手段28,SV1;55を備え、高温側冷
凍サイクルの圧縮機MC2および凝縮器51は、単一の
庫外ユニット10内に設けられ、低温側冷凍サイクル、
高温側冷凍サイクルの前記弁手段28,SV1;55、
およびカスケードコンデンサ42は、複数の冷却ユニッ
ト11,12,13の各冷却ユニット11,12,13
内にそれぞれ設けられることを特徴とする二元冷凍装置
のデフロスト装置である。
1,12,13全部のデフロスト時には、前記凝縮器5
1に通風するファンMF2を停止する制御手段を有する
ことを特徴とする。
器40と低温側冷凍サイクルの凝縮器41とを熱結合す
るカスケードコンデンサ42を備えた二元冷凍装置のデ
フロスト装置において、低温側冷凍サイクルは、冷媒の
流動方向を、デフロスト時に冷却時とは逆方向に切換え
る逆サイクルデフロスト手段60,70を備え、高温側
冷凍サイクルは、凝縮器51の出口側と、カスケードコ
ンデンサ42の蒸発器40の入口側との間に、低温側冷
凍サイクルの冷却時には膨張弁機能を有し、デフロスト
時には開弁機能を有する弁手段28,SV1;55を備
えることを特徴とする二元冷凍装置のデフロスト装置で
ある。
器40と低温側冷凍サイクルの凝縮器41とを熱結合す
るカスケードコンデンサ42を備えた二元冷凍装置のデ
フロスト装置において、低温側冷凍サイクルの蒸発器4
5にはドレンパンヒータ47が設けられ、高温側冷凍サ
イクルは、凝縮器51の出口側からの冷媒を、低温側冷
媒サイクルの冷却時には膨張機構28を介してカスケー
ドコンデンサ42の蒸発器40の入口側に導き、デフロ
スト時には低温側冷凍サイクルのドレンパンヒータ47
に導くように切換える切換手段SV2,SV3を備える
ことを特徴とする二元冷凍装置のデフロスト装置であ
る。
器40と低温側冷凍サイクルの凝縮器41とを熱結合す
るカスケードコンデンサ42を備えた二元冷凍装置のデ
フロスト装置において、低温側冷凍サイクルの蒸発器4
5に通風するファンMF1にはファンガードヒータ65
が設けられ、高温側冷凍サイクルは、凝縮器51の出口
側からの冷媒を、低温側冷凍サイクルの冷却時には膨張
機構28を介してカスケードコンデンサ42の蒸発器4
0の入口側に導き、デフロスト時には低温側冷凍サイク
ルのファンガードヒータ65に導くように切換える切換
手段SV2,SV3を備えることを特徴とする二元冷凍
装置のデフロスト装置である。
器40と低温側冷凍サイクルの凝縮器41とを熱結合す
るカスケードコンデンサ42を備えた二元冷凍装置のデ
フロスト装置において、低温側冷凍サイクルの蒸発器4
5には、ドレンパンヒータ47、および蒸発器45に通
風するファンMF1にファンガードヒータ65が設けら
れ、高温側冷凍サイクルは、凝縮器51の出口側からの
冷媒を、低温側冷凍サイクルの冷却時には膨張機構28
を介してカスケードコンデンサ42の蒸発器40の入口
側に導き、デフロスト時には低温側冷凍サイクルのドレ
ンパンヒータ47およびファンガードヒータ65に導く
ように切換える切換手段SV2,SV3を備えることを
特徴とする二元冷凍装置のデフロスト装置である。
器40,80と複数の低温側冷凍サイクルの凝縮器4
1,81とを熱結合する複数のカスケードコンデンサ4
2,82を備えた二元冷凍装置のデフロスト装置におい
て、高温側冷凍サイクルは、圧縮機MC2と凝縮器51
とを含み、凝縮器51の出口側と圧縮機MC2の入口側
とには、全低温側冷凍サイクルの冷却時に開となり、少
なくとも1つの低温側冷凍サイクルのデフロスト時に閉
となる開閉手段SV5,SV6がそれぞれ設けられ、開
閉手段SV5,SV6と複数のカスケードコンデンサ4
2,82の蒸発器40,80の入口側との間には、各低
温側冷凍サイクルの冷却時に膨張弁機能を有し、各低温
側冷凍サイクルのデフロスト時に開弁機能を有する弁手
段SV1,28;SV11,83がそれぞれ設けられる
ことを特徴とする二元冷凍装置のデフロスト装置であ
る。
冷凍サイクルとは、高温側冷凍サイクルの蒸発器40、
および低温側冷凍サイクルの凝縮器41が、カスケード
コンデンサ42によって熱結合される。低温側冷凍サイ
クルのデフロストは、カスケードコンデンサ42の凝縮
器40の出口側から蒸発器45の入口側へ、ホットガス
を流通させるホットガス流通手段SV2によって行われ
る。高温側冷凍サイクルは、凝縮器51の出口側とカス
ケードコンデンサ42の蒸発器40の入口側との間に、
デフロスト時には開弁機能を有する弁手段28,SV
1;55を備え、デフロスト時に凝縮器51からの液冷
媒をカスケードコンデンサ42の蒸発器40に直接供給
する。低温側冷凍サイクルのデフロスト時には、カスケ
ードコンデンサ42の凝縮器41には低温側冷凍サイク
ルの冷媒が流れ、高温側冷凍サイクルの蒸発器40から
高温側冷凍サイクルの冷媒液が有する熱を吸収する。こ
の熱を補助熱源として吸収したホットガスがホットガス
流通手段SV2によって低温側冷凍サイクルの蒸発器4
5に供給されるので、蒸発器45のデフロストを迅速に
行うことができる。
10からの液冷媒を複数の冷却ユニット11,12,1
3に供給する。各冷却ユニット11,12,13内の高
温側冷凍サイクルの弁手段28,SV1;55は、その
冷却ユニット11,12,13内の低温側冷凍サイクル
の冷却時に膨張弁として動作し、デフロスト時に開弁す
る。低温側冷凍サイクルのデフロスト時に、庫外ユニッ
ト10からの液冷媒がカスケードコンデンサ42の蒸発
器に減圧されない状態で供給されるので、補助熱源とし
て有効に利用することができる。
3全部のデフロスト時には、凝縮器51に通風するファ
ンMF2が停止される。これによって、庫外ユニット1
0内の圧縮機MC2から吐出されるホットガスが有する
熱を、より有効に低温側冷凍サイクルのデフロスト用補
助熱源として利用することができる。
はデフロスト時に冷却時とは逆方向に冷媒の流動方向を
切換える。これによって、カスケードコンデンサ42の
凝縮器41は、デフロスト時には蒸発器として動作し、
高温側冷凍サイクルの高温冷媒を補助熱源として熱を吸
収し、蒸発器45のデフロストを迅速に行うことができ
る。
の蒸発器45にはドレンパンヒータ47が設けられる。
ドレンパンヒータ47には、高温側冷凍サイクルの凝縮
器51の出口側からの液冷媒が供給されるので、この補
助熱源によってドレンパンヒータ47を迅速に加温して
迅速なデフロストを行うことができる。
の凝縮器45の近傍には通風用のファンMF1が設けら
れ、ファンMF1の周囲にファンガードヒータ65が設
けられる。ファンガードヒータ65は、蒸発器45に対
して庫内空気を循環させるためのファンMF1が蒸発器
45のデフロスト時のドレンなどによって凍結すること
を防ぐ。高温側冷凍サイクルの凝縮器51からの液冷媒
をファンガードヒータ65に供給するので、この補助熱
源によって迅速なデフロストを行うことができる。
の蒸発器45付近には、ドレンパンヒータ47および通
風用ファンMF1のファンガードヒータ65が設けられ
る。ドレンパンヒータ47およびファンガードヒータ6
5には、デフロスト時に高温側冷凍サイクルの凝縮器5
1から液冷媒が供給されて補助熱源となるので、迅速な
加温を行うことができる。
イクルのうちの少なくとも1つのデフロスト時に、高温
側冷凍サイクルの凝縮器51の出口側と圧縮機MC2の
入口側の開閉手段SV5,SV6が閉となるとともに、
弁手段SV1,28;SV11,83が膨張弁機能から
開弁機能に制御される。このため、デフロスト運転を行
う低温側冷凍サイクルと、冷却運転を行う低温側冷凍サ
イクルとの間が、カスケードコンデンサ42,82の蒸
発器40,80を介して相互に結合される状態となる。
デフロスト運転を行う低温側冷凍サイクルへは、冷媒の
自然循環によって、冷却運転を行う低温側冷凍サイクル
から熱が与えられ、デフロストの補助熱源となり、迅速
なデフロストが可能となる。
示し、図2は機器の配置図を示す。チルドユニットなど
とも呼ばれる庫外ユニット10は屋外に設置される。N
o.1クーリングユニット11、No.2クーリングユ
ニット12、No.3クーリングユニット13などの複
数の庫内冷却ユニットは、同一の冷凍庫15内に設置さ
れる。二元冷凍サイクルの冷却運転時には、液管路2
0,21,22,23を介して液冷媒が庫外ユニット1
0から各クーリングユニット11〜13に供給される。
No.1クーリングユニット11内へは、液管路21、
管継手25、閉鎖弁26および液管路27を介して液冷
媒が供給される。供給された液冷媒は、膨張弁28によ
って減圧され、管路29に導かれる。庫外ユニット10
へは、ガス管路30,31,32,33を介してガス状
の冷媒が戻される。No.1クーリングユニット11か
らは、ガス管路31に、管継手35、閉鎖弁36および
管路37を介して接続される。管路37には、感温筒3
8が取付けられ、膨張弁28の開度を調整する。管路2
9と管路37との間には、高温側冷凍サイクルの蒸発器
40が接続される。
ケードコンデンサ42を構成する。凝縮器41は、N
o.1クーリングユニット11内の圧縮機MC1、膨張
弁43、感温筒44、蒸発器45、アキュムレータ46
とともに、低温側冷凍サイクルを構成する。感温筒44
は、蒸発器45の出口側に設けられ、膨張弁43の開度
を調整する。
47が設けられ、その入口側は、ホットガス流通手段で
ある電磁弁SV2を介してカスケードコンデンサ42の
凝縮器41の出口側と膨張弁43の入口側との間に接続
される。ドレンパンヒータ47の出口側は、膨張弁43
の出口側と蒸発器45の入口側との間に接続される。蒸
発器45に対しては、通風のためにファンMF1が設け
られる。なお、液管路27には電磁弁SV3が設けられ
て、圧縮機MC1の動作時に開き、停止時に閉じる。
凝縮器51、アキュムレータ52および定圧膨張弁53
が設けられ、高温側冷凍サイクルの一部を構成する。凝
縮器51に対しては通風用にファンMF2が設けられ
る。
ユニット11〜13を個別的に制御するときのNo.1
クーリングユニット11の冷却時とデフロスト時との制
御状態を示す。冷却時には電磁弁SV1,SV2がOF
Fであり、デフロスト時にはONとなる。
と、膨張弁28はバイパスされ、庫外ユニット10の凝
縮器51からの液冷媒が管路29を介して蒸発器40に
供給される。No.1クーリングユニット11の圧縮機
MC1から吐出されるホットガスは、凝縮器41内でこ
の液冷媒によって加温され、ON状態となる電磁弁SV
2を介してドレンパンヒータ47に供給される。
複数の冷却ユニットであるNo.1〜3クーリングユニ
ット11〜13が設置されるときには、同一の制御装置
によって、通常、同時に冷却とデフロストとを切換え
る。No.2およびNo.3クーリングユニット12,
13にも、No.1クーリングユニット11の圧縮機M
C1、ファンMF1および電磁弁SV1,SV2と同様
な圧縮機MC11,MC21、ファンMF11,MF2
1および電磁弁SV11,SV21;SV12,SV2
2がそれぞれ設けられているものとすると、次の表2の
ような動作が好ましい。庫外ユニット10のファンMF
2をOFFにして停止するので、圧縮機MC2から吐出
されるホットガスの有する熱を、各クーリングユニット
11,12,13のデフロスト用補助熱源として有効に
利用することができる。
ケードコンデンサ42をデフロストの補助熱源として利
用する効果を示す。図3(1)は、デフロスト時にカス
ケードコンデンサ42を用いないで単純ホットガスデフ
ロストを行うときの状態変化を示し、図3(2)はカス
ケードコンデンサ42を介して熱源が供給されるときの
状態変化を示す。すなわちNo.1クーリングユニット
11の圧縮機MC1が、A1,A2の状態からB1,B
2の状態まで冷媒を圧縮し、C1,C2の状態からD
1,D2の状態まで冷媒を吸引する際に、補助熱源が得
られない単純ホットガスデフロストでは、B1からC1
までエンタルピ値が減少するのに対し、補助熱源が得ら
れればB2からC2までエンタルピ値が増大することが
判る。
8および電磁弁SV1を、電動弁55、温度検出器56
a,56bおよび制御装置57で置き換えた構成を示
す。電動弁55は、入力されるパルス信号によって全閉
状態から全開状態まで開度を調整可能である。温度検出
器56a,56bは、たとえばサーミスタなどによって
実現され、管路37の過熱度に対応した電気的信号を発
生する。制御装置57は、マイクロコンピュータなどを
含んで実現され、冷却時には温度検出器56aが検出し
た温度から温度検出器56bが検出した温度を差引いて
検出された過熱度がたとえば5℃で一定になるように電
動弁55の開度を調整し、デフロスト時には電動弁55
を全開状態に制御する。すなわち、膨張弁28および電
磁弁SV1、または電動弁55は、本発明の弁手段を構
成する。
リングユニットの構成を示す。本実施例は図1に示す実
施例に類似し、対応する部分には同一の参照符を付す。
注目すべきは、低温側冷凍サイクルのデフロストは、逆
サイクルデフロスト手段である四路切換弁60が用いら
れ逆サイクルデフロスト方式で行われることである。カ
スケードコンデンサ42の凝縮器41の出口側は、逆サ
イクル時に冷媒の流通を阻止する逆止弁61、および逆
サイクル時に冷媒が通過するキャピラリ62が並列に接
続され、さらに膨張弁43と冷却用の正サイクル時に冷
媒の流通を阻止する逆止弁63の並列回路を経て蒸発器
45の入口側に接続される。
クーリングユニットの構成を示す。本実施例の構成は図
1に示す構成に類似し、対応する部分には同一の参照符
を付す。注目すべきは、膨張弁28に直列に電磁弁SV
3が設けられ、その上流側から電磁弁SV2を介してフ
ァンガードヒータ65およびドレンパンヒータ47への
デフロスト管路が設けられ、その帰路は管路37に接続
されていることである。デフロスト時には、電磁弁SV
3はOFFで閉じられ、電磁弁SV2がONで開く。す
なわち、電磁弁SV2,SV3は、本発明の切換手段を
構成する。また膨張弁43に並列に電磁弁SV4が設け
られ、冷凍時にはOFFで閉じられ、デフロスト時には
ONで開く。低温側冷凍サイクルのデフロスト時に、圧
縮機MC1からのホットガスは、カスケードコンデンサ
42の凝縮器41から電磁弁SV4を介して蒸発器45
に導かれ、蒸発器45に対してはホットガスデフロスト
が行われる。ファンガードヒータ65とドレンパンヒー
タ47に対しては、高温側冷凍サイクルからの液冷媒
が、電磁弁SV2を介して供給され、低温側冷凍サイク
ルがデフロストを行う必要はない。また、図1、図5お
よび図6に示す実施例においては、クーリングユニット
は単一であってもよい。
ータ65とドレンパンヒータ47を直列に接続している
けれども、並列に接続するようにしてもよく、あるいは
いずれか一方のみを設けるようにしてもよいことは勿論
である。
を示す。本実施例も、図1に示す実施例に類似し、対応
する部分には同一の参照符を付す。注目すべきは、1つ
の庫外ユニット90に対して接続されるNo.1クーリ
ングユニット91およびNo.2クーリングユニット9
2が、いずれか一方のデフロスト時に自然循環によって
補助熱源を得るように構成されていることである。各ク
ーリングユニット91,92内には、圧縮機MC1,M
C11、四路切換弁60,70、蒸発器40,80およ
び凝縮器41,81を含むカスケードコンデンサ42,
82、逆止弁61,71とキャピラリ62,72の並列
回路、膨張弁43,74と逆止弁63,73の並列回
路、蒸発器45,75、感温筒44,76、アキュムレ
ータ46,77、ファンMF1,MF11、電磁弁SV
1,SV11、電磁弁SV3,SV13、膨張弁28,
83、感温筒38,88および管路37,87がそれぞ
れ含まれる。
縮器51、アキュムレータ52、低圧膨張弁53、ファ
ンMF2が含まれ、さらに電磁弁SV5,SV6が開閉
手段として含まれる。電磁弁SV5は、凝縮器51の出
口側と液管路20との間に設けられる。電磁弁SV6
は、ガス管路30とアキュムレータ52の入口側との間
に設けられる。図7の実施例の制御状態は、次の表3に
示す。
5とSV6とをOFFにして閉じ、液管路20とガス管
路30を用いて冷媒の自然循環を可能としていることで
ある。冷媒の自然循環は、冷媒の密度が温度上昇によっ
て小さくなるために発生する。なお、各クリーニングユ
ニット91,92内のデフロストは、図1に示す実施例
と同様にしてもよいことは勿論である。
凍サイクルのデフロスト時に、カスケードコンデンサ4
2がホットガスの補助熱源となるので、低温側冷凍サイ
クルのホットガス流通手段SV2を介する蒸発器45の
除霜を迅速に行うことができる。
11,12,13は、単一の庫外ユニット10から供給
される液冷媒をデフロスト時に補助熱源として利用し、
迅速なデフロストを行うことができる。
1,12,13がデフロストを行うとき、庫外ユニット
10内のファンMF2が停止するので、庫外ユニット1
0内の圧縮機MC2から吐出されるホットガスの有する
熱を、より有効に利用することができる。
は逆サイクルデフロスト手段60,70を備え、カスケ
ードコンデンサ42が補助熱源となって迅速なデフロス
トを行うことができる。
の蒸発器45にはドレンパンヒータ47が設けれられ、
デフロスト時には高温側冷凍サイクルの凝縮器51から
の液冷媒が供給されて補助熱源となる。ドレンパンヒー
タ47に対しては高温側冷凍サイクルからデフロスト用
熱源が供給されるので、低温側冷凍サイクルは蒸発器4
5のみのデフロストを行えばよく、迅速なデフロストが
可能となる。
の蒸発器45にはファンガードヒータ65が設けられ、
デフロスト時には高温側冷凍サイクルから液冷媒が供給
されて補助熱源となる。低温側冷凍サイクルではデフロ
スト時に蒸発器45のみのデフロストを行えばよいの
で、迅速なデフロストが可能となる。
の蒸発器45にはドレンパンヒータ47およびファンガ
ードヒータ65が設けられる。ドレンパンヒータ47お
よびファンガードヒータ65には、デフロスト時に高温
側冷凍サイクルの凝縮器51から液冷媒が供給されて補
助熱源となり、デフロストを行う。低温側冷凍サイクル
は蒸発器45のみのデフロストを行えばよく、迅速なデ
フロストが可能となる。
イクルのうちの少なくとも1つのデフロスト時には、冷
媒の自然循環によって冷凍運転中のカスケードコンデン
サからデフロスト用補助熱源が供給され、迅速なデフロ
ストが可能となる。
示すグラフである。
示す部分的な配管系統図である。
配管系統図である。
ットの配管系統図である。
ある。
V11,SV13 電磁弁
Claims (8)
- 【請求項1】 高温側冷凍サイクルの蒸発器40と低温
側冷凍サイクルの凝縮器41とを熱結合するカスケード
コンデンサ42を備えた二元冷凍装置のデフロスト装置
において、 低温側冷凍サイクルは、カスケードコンデンサ42の凝
縮器41の出口側から蒸発器45の入口側へ、デフロス
ト時にホットガスを流通するホットガス流通手段SV2
を備え、 高温側冷凍サイクルは、凝縮器51の出口側と、カスケ
ードコンデンサ42の蒸発器40の入口側との間に、低
温側冷凍サイクルの冷却時には膨張弁機能を有し、デフ
ロスト時には開弁機能を有する弁手段28,SV1;5
5を備えることを特徴とする二元冷凍装置のデフロスト
装置。 - 【請求項2】 高温側冷凍サイクルの蒸発器40と低温
側冷凍サイクルの凝縮器41とを熱結合するカスケード
コンデンサ42を備えた二元冷凍装置のデフロスト装置
において、 低温側冷凍サイクルは、カスケードコンデンサ42の凝
縮器41の出口側から蒸発器45の入口側へ、デフロス
ト時にホットガスを流通するホットガス流通手段SV2
を備え、 高温側冷凍サイクルは、凝縮器51の出口側と、カスケ
ードコンデンサ42の蒸発器40の入口側との間に、低
温側冷凍サイクルの冷却時には膨張弁機能を有し、デフ
ロスト時には開弁機能を有する弁手段28,SV1;5
5を備え、 高温側冷凍サイクルの圧縮機MC2および凝縮器51
は、単一の庫外ユニット10内に設けられ、 低温側冷凍サイクル、高温側冷凍サイクルの前記弁手段
28,SV1;55、およびカスケードコンデンサ42
は、複数の冷却ユニット11,12,13の各冷却ユニ
ット11,12,13内にそれぞれ設けられることを特
徴とする二元冷凍装置のデフロスト装置。 - 【請求項3】 前記複数の冷却ユニット11,12,1
3全部のデフロスト時には、前記凝縮器51に通風する
ファンMF2を停止する制御手段を有することを特徴と
する請求項2記載の二元冷凍装置のデフロスト装置。 - 【請求項4】 高温側冷凍サイクルの蒸発器40と低温
側冷凍サイクルの凝縮器41とを熱結合するカスケード
コンデンサ42を備えた二元冷凍装置のデフロスト装置
において、 低温側冷凍サイクルは、冷媒の流動方向を、デフロスト
時に冷却時とは逆方向に切換える逆サイクルデフロスト
手段60,70を備え、 高温側冷凍サイクルは、凝縮器51の出口側と、カスケ
ードコンデンサ42の蒸発器40の入口側との間に、低
温側冷凍サイクルの冷却時には膨張弁機能を有し、デフ
ロスト時には開弁機能を有する弁手段28,SV1;5
5を備えることを特徴とする二元冷凍装置のデフロスト
装置。 - 【請求項5】 高温側冷凍サイクルの蒸発器40と低温
側冷凍サイクルの凝縮器41とを熱結合するカスケード
コンデンサ42を備えた二元冷凍装置のデフロスト装置
において、 低温側冷凍サイクルの蒸発器45にはドレンパンヒータ
47が設けられ、 高温側冷凍サイクルは、凝縮器51の出口側からの冷媒
を、低温側冷媒サイクルの冷却時には膨張機構28を介
してカスケードコンデンサ42の蒸発器40の入口側に
導き、デフロスト時には低温側冷凍サイクルのドレンパ
ンヒータ47に導くように切換える切換手段SV2,S
V3を備えることを特徴とする二元冷凍装置のデフロス
ト装置。 - 【請求項6】 高温側冷凍サイクルの蒸発器40と低温
側冷凍サイクルの凝縮器41とを熱結合するカスケード
コンデンサ42を備えた二元冷凍装置のデフロスト装置
において、 低温側冷凍サイクルの蒸発器45に通風するファンMF
1にはファンガードヒータ65が設けられ、 高温側冷凍サイクルは、凝縮器51の出口側からの冷媒
を、低温側冷凍サイクルの冷却時には膨張機構28を介
してカスケードコンデンサ42の蒸発器40の入口側に
導き、デフロスト時には低温側冷凍サイクルのファンガ
ードヒータ65に導くように切換える切換手段SV2,
SV3を備えることを特徴とする二元冷凍装置のデフロ
スト装置。 - 【請求項7】 高温側冷凍サイクルの蒸発器40と低温
側冷凍サイクルの凝縮器41とを熱結合するカスケード
コンデンサ42を備えた二元冷凍装置のデフロスト装置
において、 低温側冷凍サイクルの蒸発器45には、ドレンパンヒー
タ47、および蒸発器45に通風するファンMF1にフ
ァンガードヒータ65が設けられ、 高温側冷凍サイクルは、凝縮器51の出口側からの冷媒
を、低温側冷凍サイクルの冷却時には膨張機構28を介
してカスケードコンデンサ42の蒸発器40の入口側に
導き、デフロスト時には低温側冷凍サイクルのドレンパ
ンヒータ47およびファンガードヒータ65に導くよう
に切換える切換手段SV2,SV3を備えることを特徴
とする二元冷凍装置のデフロスト装置。 - 【請求項8】 高温側冷凍サイクルの蒸発器40,80
と複数の低温側冷凍サイクルの凝縮器41,81とを熱
結合する複数のカスケードコンデンサ42,82を備え
た二元冷凍装置のデフロスト装置において、 高温側冷凍サイクルは、圧縮機MC2と凝縮器51とを
含み、凝縮器51の出口側と圧縮機MC2の入口側とに
は、全低温側冷凍サイクルの冷却時に開となり、少なく
とも1つの低温側冷凍サイクルのデフロスト時に閉とな
る開閉手段SV5,SV6がそれぞれ設けられ、 開閉手段SV5,SV6と複数のカスケードコンデンサ
42,82の蒸発器40,80の入口側との間には、各
低温側冷凍サイクルの冷却時に膨張弁機能を有し、各低
温側冷凍サイクルのデフロスト時に開弁機能を有する弁
手段SV1,28;SV11,83がそれぞれ設けられ
ることを特徴とする二元冷凍装置のデフロスト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12256793A JP3218799B2 (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | 二元冷凍装置のデフロスト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12256793A JP3218799B2 (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | 二元冷凍装置のデフロスト装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06331241A JPH06331241A (ja) | 1994-11-29 |
JP3218799B2 true JP3218799B2 (ja) | 2001-10-15 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3218799B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
JP4221780B2 (ja) * | 1998-07-24 | 2009-02-12 | ダイキン工業株式会社 | 冷凍装置 |
-
1993
- 1993-05-25 JP JP12256793A patent/JP3218799B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH06331241A (ja) | 1994-11-29 |
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