JP3218784B2 - 助手席用エアバッグ装置 - Google Patents

助手席用エアバッグ装置

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JP3218784B2 JP08174993A JP8174993A JP3218784B2 JP 3218784 B2 JP3218784 B2 JP 3218784B2 JP 08174993 A JP08174993 A JP 08174993A JP 8174993 A JP8174993 A JP 8174993A JP 3218784 B2 JP3218784 B2 JP 3218784B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両のインストルメント
パネルに設けられ、車両衝突時にエアバッグを展開させ
て助手席の乗員の保護を行なうための助手席用エアバッ
グ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の助手席用エアバッグ装置におい
ては、コンテナに折り畳まれたエアバッグとインフレー
タが取り付けられ、さらにエアバッグを被うようにモジ
ュールカバーが取り付けられている。車両衝突時にはイ
ンフレータが作動してエアバッグが展開する。この展開
するエアバッグに押されてモジュールカバーが室内側に
開き出し、エアバッグが室内に向かって大きく展開し、
乗員の保護がなされる。
【0003】第5図ないし第7図はコンテナにリッドマ
ウントブラケットを設け、このリッドマウントブラケッ
トにリッドを取り付けるようにしたタイプの従来のエア
バッグ装置を示すものであり、第5図はエアバッグ展開
前の全体構成を示す概略的な斜視図、第6図はコンテナ
の斜視図、第7図は第6図の VII-VII線に沿う断面図で
ある。
【0004】このエアバッグ装置10は、前面が開放口
となっている箱状のコンテナ12の前面にリッド14が
取り付けられている。該コンテナ12にインフレータ1
6が固着されている。コンテナ12内にエアバッグ18
が折り畳まれた状態で挿入され、ボルト19で固定され
ている。
【0005】前記コンテナ12の上面12aと下面12
bにはそれぞれ吸気孔20が多数穿設されている。イン
フレータ16が作動してガスがコンテナ12内に噴出
し、エアバッグ18を展開させた時に、大気がこの吸気
孔20を通過してコンテナ12内に流入し、エアバッグ
10を急速に展開させ得るよう構成している。
【0006】前記リッド14は、アルミニウム合金など
よりなるバックアッププレート22と、このプレート2
2の前面に設けられた軟質カバー24とを備えている。
プレート22の上縁部はコンテナ12の上方へ張出した
リッド取付部26となっている。
【0007】コンテナ12の上面にはリッドマウントブ
ラケット28がスポット溶接などにより固着されてい
る。このリッドマウントブラケット28は、コンテナ1
2の上面部に沿って延在しており、該リッド取付部26
がリッドマウントブラケット28にボルト34及びナッ
トにより固定されている。
【0008】コンテナ上面12aは、コンテナ12の他
の部分とは別体のプレート状のものである。第6、7図
の通り、コンテナ側面12Sの上辺から突片状の耳部3
0がコンテナ上面12aの上側に突設され、コンテナ上
面12aが該耳部30に下側から当てられ、スポット溶
接により固着されている。
【0009】インフレータ16は、インフレータカバー
38によりコンテナ12に保持されている。このインフ
レータカバー38はボルト40によりコンテナ12に固
定されている。
【0010】ところで、インストルメントパネルには、
乗員がぶつかったときの衝撃を吸収し得るように、衝撃
が加えられたときに凹陥変形する特性が法規で規定され
ている(インパネ衝撃規制)。助手席用エアバッグ装置
も、このインパネ衝撃規制をクリアする必要がある。そ
こで、従来より、助手席用エアバッグ装置のコンテナは
大きな衝撃を受けると変形して衝撃エネルギーを吸収す
るように構成されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このインパ
ネ衝撃の吸収量が増大された助手席用エアバッグ装置を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の助手席用エアバ
ッグ装置は、前面が開放した箱形のコンテナと、折り畳
まれて該コンテナ内に収納されたエアバッグと、該コン
テナに取り付けられたインフレータと、前記コンテナの
前面を被っているリッドと、を備えてなる助手席用エア
バッグ装置において、該コンテナの上面部は、それ以外
の部分と別体の板よりなり、且つこの板よりなるコンテ
ナ上面部の側辺とコンテナ側面部の側辺のそれぞれから
耳部が突設され、この耳部が相互に相手方と連結されて
いることを特徴とするものである。
【0013】
【作用】本発明の助手席用エアバッグ装置においては、
コンテナ上面と側面との結合部の剛性が高いため、上方
から衝撃が加えられた場合、コンテナの側面部が従来に
比べ大きく変形するようになり、コンテナ全体で吸収で
きる衝撃エネルギーが多くなる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して実施例について説明す
る。
【0015】第1図ないし第4図は実施例に係るエアバ
ッグ装置50を示すものであり、第1図は全体構成を示
す斜視図、第2図は分解斜視図、第3図はコンテナの要
部斜視図、第4図(a)、(b)は第3図のA−A線及
びB−B線に沿う断面図である。
【0016】前面が開放口となっている箱状のコンテナ
52の前面にリッド54が取り付けられている。該コン
テナ52にインフレータ56が固着されている。コンテ
ナ52内にエアバッグ58が折り畳まれた状態で挿入さ
れ、ボルト59で固定されている。
【0017】前記コンテナ52の上面部、側面部及び下
面部にはそれぞれ吸気孔60が多数穿設されている。イ
ンフレータ56が作動してガスがコンテナ52内に噴出
し、エアバッグ58が展開された時に、大気がこの吸気
孔60を通過してコンテナ52内に流入し、エアバッグ
58を急速に展開させる。
【0018】前記リッド54は、アルミニウム合金など
よりなるバックアッププレート62と、このプレート6
2の前面に設けられた軟質カバー64とを備えている。
プレート62の上縁部はコンテナ52の上方へ張出した
リッド取付部66となっている。
【0019】コンテナ52の上面に沿ってリッドマウン
トブラケット68が架設されている。リッドマウントブ
ラケット68の長手方向の両端は、コンテナ52の側面
に沿うようにL形に折曲され、スポット溶接により固着
されている。
【0020】このリッドマウントブラケット68は、コ
ンテナ52の上面部に沿って延在しており、多数のボル
ト孔70が穿設されている。上記リッド取付部66にも
多数のボルト孔72が穿設され、該リッド取付部66が
リッドマウントブラケット68にボルト74及びナット
により固定されている。
【0021】第2図の如く、コンテナ52の後背面は第
1及び第2のバックプレート78a、78bにて構成さ
れている。これらバックプレート78a、78bはイン
フレータ56を受け入れるために凹曲している。また、
この第1のバックプレート78aには、インフレータ5
6の噴出ガスをコンテナ52内に導入するためのスリッ
ト76が開口されている。
【0022】第1及び第2のバックプレート78a、7
8bは、ボルト80によりコンテナ52の折返片52
a、52bに固定されている。
【0023】このコンテナ52のうち、底面部と、双方
の側面部52Sと、折返片52aとが一枚の金属板を打
ち抜き、次いで折曲することにより略U形状に形成され
ている。上面部82は、一枚の金属板を打ち抜き、次い
で折曲することにより形成したものである。この上面部
82には、側辺部に突片状の耳部84、86、88が側
面部52Sの上縁部の外面に重なるように設けられてお
り、これらの耳部84、86、88が該側面部52Sに
スポット溶接により固定されている。第1、3図のwは
このスポット溶接箇所を示している。
【0024】このコンテナ52の側面部52Sの上縁部
からは、上面部82の下側に入り込むように突片状の耳
部90が設けられている。この耳部90とコンテナ上面
部90とはスポット溶接により固着されている。
【0025】92はリッド54の下端側とコンテナ52
との連結部材である。この連結部材92は、リッド54
が開放するときには断裂し、リッド54の下端側の開き
出しを許容する。
【0026】このように構成された助手席用エアバッグ
装置においては、コンテナ52の側面部5Sと上面部
82とは、相互から突設されて耳部84、86、88、
90が相手側に対し重なり、かつスポット溶接により連
結されている。しかも、耳部90は上面部82の下面に
固着されている。従って、コンテナ52の上方から衝撃
が加えられると、コンテナ52の側面部52Sに効率良
く衝撃力が伝達され、側面部52Sが比較的容易に座屈
変形を開始する。これにより、側面部52Sを含めたコ
ンテナ52の全体的な変形(圧潰変形)が速やかに進行
するようになり、加えられた衝撃が十分に吸収されるよ
うになる。
【0027】
【発明の効果】以上の通り、本発明の助手席用エアバッ
グ装置においては、コンテナに対し車両室内側から所定
以上の大きな衝撃が加えられた時には、コンテナの側面
部が速やかに変形し、衝撃を効率よく吸収できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る助手席用エアバッグ装置の斜視図
である。
【図2】実施例に係る装置の分解斜視図である。
【図3】実施例装置の要部斜視図である。
【図4】図3のA−A線及びB−B線に沿う断面図であ
る。
【図5】従来例に係る助手席用エアバッグ装置の斜視図
である。
【図6】従来例に係る助手席用エアバッグ装置のコンテ
ナの斜視図である。
【図7】図6の VII-VII線に沿う断面図である。
【符号の説明】
10,50 助手席用エアバッグ装置 12,52 コンテナ 14,54 リッド 16,56 インフレータ 18,58 エアバッグ 22,62 バックアッププレート 28,68 リッドマウントブラケット 82 コンテナ上面部 84,86,88,90 耳部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/16 - 21/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面が開放した箱形のコンテナと、 折り畳まれて該コンテナ内に収納されたエアバッグと、 該コンテナに取り付けられたインフレータと、 前記コンテナの前面を被っているリッドと、 を備えてなる助手席用エアバッグ装置において、 該コンテナの上面部は、それ以外の部分と別体の板より
    なり、且つこの板よりなるコンテナ上面部の側辺とコン
    テナ側面部の側辺のそれぞれから耳部が突設され、この
    耳部が相互に相手方と連結されていることを特徴とする
    助手席用エアバッグ装置。
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JP4407418B2 (ja) 2004-07-30 2010-02-03 タカタ株式会社 エアバッグ装置及びそのケース
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