JP3218373U - フック装置及びクレーン車 - Google Patents

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Abstract

【課題】周囲の物に接触した際に当該物の損傷を低減させつつ、重量や大きさを抑制することができるフック装置を提供する。
【解決手段】フック装置32は、基端部41、鉤型に湾曲した先端部42、及び基端部41及び先端部42を連結する連結部43を有するフック40と、基端部41と連結して、フック40を揺動可能に支持する支持部50と、を備える。支持部50は、基端部41の少なくとも一部を覆う第1部分521及び連結部43の少なくとも一部を覆う第2部分522を有する一方で、先端部42を覆っていない。第1部分521は、金属で構成されている。第2部分522は、金属よりも弾性率が低く且つ金属よりも単位体積当たりの質量が小さいゴムで構成されている。
【選択図】図2

Description

この考案は、吊荷を引っ掛けるためのフックを備えるフック装置、及び当該フック装置を備えるクレーン車に関する。
従来より、吊荷を引っ掛けるためのフックを備えたフック装置が公知である。フック装置は、クレーン車などにワイヤなどを介して取り付けられており、クレーン車のブームの先端部からワイヤによって吊り下げられる。フック装置は、ワイヤによって吊り下げられた状態で揺動し得る。揺動したフック装置が周囲の物に接触すると、当該物を損傷させるおそれがある。
上記のようなフック装置による物の損傷を低減させ得る装置が特許文献1−3に開示されている。特許文献1に開示された装置では、フック近傍のウェイトに緩衝リングを嵌合させることにより、当該物の損傷を低減させ得る。特許文献2に開示された装置では、フックを備えるフック枠部をウレタンゴムなどで構成された保護カバーで覆うことにより、当該物の損傷を低減させ得る。特許文献3に開示された装置では、フック近傍の上部プレートにゴムなどで構成された弾性キャップを嵌着させることにより、当該物の損傷を低減させ得る。
実開平6−56081号公報 実開平6−18381号公報 実開平5−14085号公報
しかしながら、特許文献1−3に開示された装置では、ウェイト、フック枠部、及び上部プレートの各々に、緩衝リング、保護カバー、及び弾性キャップなどの弾性部材を取り付けたり覆ったりするものである。そのため、弾性部材が追加された分、フック装置の重量が必要以上に重くなるおそれがある。フック装置の重量が必要以上に重くなると、揺動するフック装置が周囲の物に接触する際の衝撃が強くなるため、弾性部材を取り付けたことによる効果が低減されてしまう。
また、特許文献1−3に開示された装置では、フック装置に弾性部材が追加されることにより、フック装置が必要以上に大きくなるおそれがある。
本考案は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、周囲の物に接触した際に当該物の損傷を低減させつつ、重量や大きさを抑制することができるフック装置を提供することである。
(1) 本考案に係るフック装置は、基端部、鉤型に湾曲した先端部、及び上記基端部及び上記先端部を連結する連結部を有するフックと、上記基端部と連結して、上記フックを揺動可能に支持する支持部と、を備える。上記支持部は、上記基端部の少なくとも一部を覆う第1部分及び上記連結部の少なくとも一部を覆う第2部分を有する一方で、上記先端部を覆っていない。上記第1部分は、金属で構成されている。上記第2部分は、金属よりも弾性率が低く且つ金属よりも単位体積当たりの質量が小さい所定材料で構成されている。
上記構成によれば、第2部分が金属よりも弾性率が低い所定材料で構成されているため、第2部分が周囲の物に接触した際の当該物の損傷を低減させることができる。
また、上記構成によれば、第2部分が金属よりも単位体積当たりの質量が小さい所定材料で構成されている。つまり、上記構成では、第2部分そのものが所定材料で構成されている。そのため、金属で構成された部材の周囲を所定材料で構成された部材で覆ったり、金属で構成された部材の周囲に所定材料で構成された部材を取り付けたりする構成よりも、フック装置を重量が軽くなるように構成することができる。
(2) 上記第1部分及び上記第2部分は、嵌合によって接続されている。
上記構成によれば、接着剤やボルト・ナットなどの他の材料や部材を要することなく、第2部分を第1部分に取り付けることができる。
(3) 上記支持部は、上記基端部及び上記連結部を挟むように対向した一対の側板を備えている。上記一対の側板の各々は、上記第1部分及び上記第2部分を備えている。
上記構成によれば、第2部分を備えている一対の側板で基端部及び連結部を挟むことによって、基端部及び連結部が周囲の物と接触する可能性を容易に低くすることができる。
(4) 上記支持部は、ワイヤーと連結されるものであって、ワイヤーが貫通する貫通部を備えている。上記貫通部は、上記所定材料で構成されている。
仮に、貫通部が金属で構成されている場合、ワイヤーが貫通部と擦れることによって、ワイヤーが摩耗するおそれがある。上記構成によれば、貫通部が所定材料で構成されているため、前記のようなワイヤーの摩耗を低減することができる。
(5) 上記先端部における湾曲外側が、上記所定材料で覆われている。
通常、フック装置のうち吊荷が引っ掛けられるフックの先端部は、外部に露出している。そのため、フックの先端部が周囲の物と接触するのを完全に防止することは困難である。そこで、上記構成によれば、フックの先端部の湾曲外側が所定材料で覆われている。これにより、フックの先端部の湾曲外側が周囲の物と接触しても当該物が損傷する可能性を低くすることができる。また、上記構成によれば、フックの先端部に吊荷が引っ掛けられる際に吊荷と接触する部分であるフックの先端部の湾曲内側は所定材料で覆われていない。これにより、フックの先端部に吊荷が引っ掛けられる際に、吊荷がフックの先端部を覆う所定材料と接触することで所定材料が破損することを防止できる。
(6) 例えば、上記所定材料は、ゴムである。
(7) 本考案は、上記フック装置と、上記フック装置とワイヤーを介して連結されたブームと、上記ブームを旋回、起伏、及び伸縮可能に支持する走行体と、を備えるクレーン車として捉えることもできる。
本考案に係るフック装置によれば、周囲の物に接触した際に当該物の損傷を低減させつつ、重量や大きさを抑制することができる。
図1は、本実施形態に係る積載型トラッククレーン10の概略を示す側面図である。 図2は、フック装置32の側面図である。 図3は、フック装置32の正面図である。 図4は、フック装置32の背面図である。 図5は、図2のA−A部分のV−V断面を示す断面図である。 図6は、変形例におけるフック40の側面図である。
以下、本考案の好ましい実施形態が、適宜図面が参照されつつ説明される。なお、本実施形態は、本考案の一態様にすぎず、本考案の要旨を変更しない範囲で実施態様が変更されてもよいことは言うまでもない。
なお、以下の説明において、鉛直方向を上下方向7と定義し、水平方向のうちトラック車両20(図1参照)の進行方向を前として前後方向8を定義し、水平方向のうち前後方向8と直交する方向を左右方向9と定義する。トラック車両20を後方から前方へ向けて視た状態で右及び左が定義される。
[積載型トラッククレーン10]
図1が示すように、本実施形態に係る積載型トラッククレーン10(実用新案登録請求の範囲に記載された「クレーン車」の一例)は、トラック車両20(実用新案登録請求の範囲に記載された「走行体」の一例)と、トラック車両20に架装されたクレーン装置30とを備える。但し、クレーン車の具体例は積載型トラッククレーン10に限定されず、例えば、ラフテレーンクレーン、オールテレーンクレーンなどであってもよい。
[トラック車両20]
図1が示すように、トラック車両20は、1つの左右一対の前輪21と、2つの左右一対の後輪22と、荷台25と、キャビン33とを有する(図1では、左側のみを図示)。前輪21及び後輪22は、トランスミッション(不図示)を介して伝達されるエンジン(不図示)の駆動力によって回転する。トラック車両20は、キャビン33内に設置されたステアリング、アクセルペダル、ブレーキペダル等が作業者によって操作されることによって走行する。
トラック車両20は、左右一対のアウトリガ23を有する(図1では、左側のみを図示)。アウトリガ23は、トラック車両20から左右方向9に張り出した位置において地面に接地する張出状態と、地面から離間した状態でトラック車両20に格納される格納状態とに状態変化が可能である。クレーン装置30の動作時にアウトリガ23が張出状態とされることにより、積載型トラッククレーン10の姿勢が安定する。一方、アウトリガ23は、トラック車両20の走行時に格納状態とされる。
[クレーン装置30]
図1が示すように、クレーン装置30は、ブーム31と、フック装置32とを備える。
ブーム31は、旋回、起伏及び伸縮可能にトラック車両20に支持されている。ブーム31は、旋回モータ(不図示)によって旋回され、起伏シリンダ(不図示)によって起伏され、伸縮シリンダ(不図示)によって伸縮される。
フック装置32は、ブーム31の先端部から下方に延びた2本のワイヤー35に吊り下げられている。つまり、ブーム31とフック装置32とは、2本のワイヤー35を介して連結されている。フック装置32は、ウインチ(不図示)によるワイヤー35の巻き取り及び繰出によって昇降される。
キャビン33内に設置された各種レバー等が操作されることによって、ブーム31が起伏及び伸縮され、フック装置32が昇降される。
[フック装置32]
図1が示すように、フック装置32は、先端に吊荷36を引っ掛けるものである。フック装置32は、吊荷36を引っ掛けるフック40と、フック40を支持する支持部50とを備える。
[フック40]
フック40は、金属材料によって形成されている。図2が示すように、フック40は、基端部41と、先端部42と、連結部43と、レバー44とを有する。
基端部41は、フック40の上部を構成する部分である。基端部41には、左右方向9に延びた貫通孔(不図示)が形成されている。
先端部42は、フック40の下部を構成する部分である。先端部42は、鉤型に湾曲した円弧形状である。先端部42の上部421が湾曲内側であり、先端部42の下部422が湾曲外側である。
連結部43は、フック40のうち基端部41と先端部42との間の部分である。連結部43の上端部431は、基端部41に対して上下方向7に延びた軸線を中心として回転可能に連結している。つまり、連結部43と基端部41とは別体である。なお、連結部43と基端部41とは一体であってもよい。連結部43の下端部432は先端部42と連続している。つまり、連結部43と先端部42とは一体である。以上より、連結部43は、基端部41と先端部42とを連結している。
レバー44は、連結部43の下端部432によって、軸47を中心として矢印45、46の方向に回動可能に支持されている。レバー44は、バネなどの付勢部材(不図示)によって矢印45の方向へ付勢されている。吊荷36がフック40に引っ掛けられるとき、レバー44は付勢部材の付勢力に抗して矢印46の方向へ回動される。吊荷36がフック40に引っ掛けられると、レバー44は付勢部材の付勢力によって矢印45の方向へ回動する。このとき、レバー44の先端部は、先端部42に当接している。これにより、フック40に引っ掛けられた吊荷36がフック40から誤って外れることが防止される。吊荷36がフック40から外されるときは、引っ掛けるときと同様にして、レバー44は矢印46の方向へ回動される。
[支持部50]
図2〜図4に示される支持部50は、フック40を支持するものである。図2〜図4が示すように、支持部50は、左右方向9に対向した一対の側板51、52と、側板51の前端部から右方へ延びた第1前板71と、側板52の前端部から左方へ延びた第2前板72と、側板51の後端部から右方へ延びた第1後板54と、側板52の後端部から左方へ延びた第2後板55と、一対の側板51、52の上端部同士を繋ぐ上板56と、軸57と、湾曲棒58(実用新案登録請求の範囲に記載された「貫通部」の一例)と、滑車59と、を備えている。
一対の側板51、52は、左右方向9においてフック40の基端部41及び連結部43を挟んでいる。第1前板71及び第2前板72と第1後板54及び第2後板55とは、前後方向8においてフック40の基端部41及び連結部43を挟んでいる。つまり、上下方向7に沿った視線で、支持部50は、フック40の基端部41及び連結部43を囲んでいる。図3が示すように、第1前板71の右端と第2前板72の左端との間には隙間73がある。図4が示すように、第1後板54の右端と第2後板55の左端との間には隙間60がある。図2が示すように、上板56は、ボルト61によって一対の側板51、52(詳細には、後述する一対の側板51、52の第1部分511、521)に固定されている。
図2が示すように、軸57は、左右方向9に延びており、一対の側板51、52の中央部同士を繋いでいる。軸57は、ボルト62によって一対の側板51、52(詳細には、後述する一対の側板51、52の第1部分511、521)に固定されている。軸57は、左右方向9における支持部50の中央部(換言すると一対の側板51、52の中間部)において、フック40の基端部41の貫通孔を貫通している。これにより、支持部50は、フック40を矢印63の方向へ回動可能に支持している。つまり、支持部50は、基端部41と連結して、フック40を揺動可能に支持している。
図2が示すように、湾曲棒58は、上板56の前面561から延びる湾曲棒581と、上板56の後面562から延びる湾曲棒582とを備えている。図3が示すように、湾曲棒581は、前面561の左部に設けられている。図4が示すように、湾曲棒582は、後面562の左部に設けられている。なお、湾曲棒581、582の少なくとも一方は、前面561の右部に設けられていてもよい。湾曲棒581、582は、それぞ上板56の前面561及び後面562に形成された貫通孔に貫通されることによって、上板56に取り付けられている。
湾曲棒581は、前面561から前方へ突出し、Uターンするようにして前面561近傍まで延びている。湾曲棒582は、後面562から後方へ突出し、Uターンするようにして後面562近傍まで延びている。これにより、湾曲棒581と前面561とによって貫通孔64が形成され(図2及び図3参照)、湾曲棒582と後面562とによって貫通孔65が形成される(図2及び図4参照)。なお、支持部50は、湾曲棒58を備えていなくてもよい。
図3及び図4が示すように、滑車59は、湾曲棒58の下方に配置されている。滑車59は、フック40の基端部41より左方において、軸57によって回転可能に支持された滑車591と、フック40の基端部41より右方において、軸57によって回転可能に支持された滑車592とを備えている。
ブーム31の先端部から下方へ延びた2本のワイヤー35(図1参照)のうちの一方は、貫通孔64、65を貫通して、滑車591に架け渡されている。ブーム31の先端部から下方へ延びた2本のワイヤー35のうちの他方は、滑車592に架け渡されている。これにより、支持部50は、ワイヤー35と連結している。ワイヤー35が貫通孔64、65を貫通していることによって、ワイヤー35の過剰な巻き取りを防止できる。つまり、ワイヤー35が過剰に巻き取られようとした場合に、ワイヤー35に取り付けられた過剰巻き取り防止用のウエイト(不図示)が貫通孔64、65を構成する湾曲棒581、582に当接することによって、それ以上のワイヤー35の過剰な巻き取りが防止される。
[支持部50の各部の材料]
図3及び図4が示すように、側板51は、第1部分511と、第2部分512とを備えている。図2〜図4が示すように、側板52は、第1部分521と、第2部分522とを備えている。つまり、一対の側板51、52は、それぞれ第1部分と第2部分とを備えている。なお、第1部分521は第1部分511と同構成であり、第2部分522は第2部分512と同構成であるため、以下の説明では第1部分521及び第2部分522の構成が説明され、第1部分511及び第2部分512の構成についての説明は省略または簡略される。
図2が示すように、第1部分521は、側板52のうち軸57及び上板56と接続される部分である。換言すると、第1部分521は、側板52のうちボルト61、62が留められる部分及びその近傍部分である。第1部分511についても同様である。第1部分511、521は、鉄などの金属で構成されている。
第2部分522は、側板52のうち第1部分521以外の部分である。第2部分512についても同様である。
左右方向9に沿った視線において、第2部分522は、第1部分521を前後及び下方から覆うように、第1部分521に取り付けられている。
図5が示すように、第2部分522は、嵌合によって第1部分521に接続されている。詳細には、図5(A)が示すように、第1部分521における第2部分522と接する縁部66には、凸部67が形成されており、第2部分522における第1部分521と接する縁部68には、凹部69が形成されている。そして、図5(B)が示すように、凸部67が凹部69に嵌ることによって、第1部分521と第2部分522とは嵌合する。
なお、第1部分521と第2部分522との嵌合の具体的構成は、図5に示された構成に限らない。また、第1部分521と第2部分522とは、嵌合以外の手段によって接続されていてもよい。例えば、第1部分521と第2部分522とは、接着によって接続されていてもよいし、ボルト及びナットによって接続されていてもよい。
第2部分512、522は、ゴム(実用新案登録請求の範囲に記載された「所定材料」の一例)で構成されている。なお、第2部分512、522は、第1部分511、521を構成する金属よりも弾性率が低く且つ当該金属よりも単位体積当たりの質量が小さい材料であればよく、ゴムに限らない。例えば、第2部分512、522はシリコンや木材で構成されていてもよい。この場合、シリコンが所定材料に相当する。
図3及び図4が示すように、一対の側板51、52は、左右方向9においてフック40の基端部41及び連結部43を挟んでいる。以下に詳述する。第1部分511、521は、左右方向9においてフック40の基端部41を挟んでいる。つまり、第1部分511、521は、フック40の基端部41の一部を覆っている。第2部分512、522は、左右方向9においてフック40の連結部43を挟んでいる。つまり、第2部分512、522は、フック40の連結部43の一部を覆っている。なお、第1部分511、521は、フック40の基端部41の全部を覆っていてもよいし、第2部分512、522は、フック40の連結部43の全部を覆っていてもよい。
一方、一対の側板51、52は、左右方向9においてフック40の先端部42を挟んでいない。詳述すると、第1部分511、521及び第2部分512、522は、フック40の先端部42を覆っていない。つまり、フック40の先端部42は、一対の側板51、52から突出しており、外部に露出している。
第1前板71、第2前板72、第1後板54、及び第2後板55は、第2部分512、522と一体に構成されている。つまり、第1前板71、第2前板72、第1後板54、及び第2後板55は、第2部分512、522と同様に、第1部分511、521を構成する金属よりも弾性率が低く且つ当該金属よりも単位体積当たりの質量が小さい材料(本実施形態ではゴム)で構成されている。
上板56、軸57、及び滑車59は、第1部分511、521と同様に、金属で構成されている。なお、上板56、軸57、及び滑車59は、金属以外の材料、例えば木材で構成されていてもよい。
湾曲棒58は、第2部分512、522と同様に、第1部分511、521を構成する金属よりも弾性率が低く且つ当該金属よりも単位体積当たりの質量が小さい材料(本実施形態ではゴム)で構成されている。なお、湾曲棒58は、当該材料以外の材料、例えば金属や木材で構成されていてもよい。
[本実施形態の作用効果]
本実施形態によれば、第2部分512、522がゴムで構成されているため、第2部分512、522が周囲の物に接触した際の当該物の損傷を低減させることができる。
また、本実施形態によれば、第2部分512、522がゴムで構成されている。つまり、本実施形態では、第2部分512、522そのものがゴムで構成されている。そのため、金属で構成された部材の周囲をゴムで構成された部材で覆ったり、金属で構成された部材の周囲にゴムで構成された部材を取り付けたりする構成よりも、フック装置32を重量が軽くなるように構成することができる。
また、本実施形態によれば、第2部分512、522が第1部分511、521に嵌合によって接続されている。つまり、接着剤やボルト・ナットなどの他の材料や部材を要することなく、第2部分512、522を第1部分511、521に取り付けることができる。
また、本実施形態によれば、第2部分512、522を備えている一対の側板51、52でフック40の基端部41及び連結部43を挟むことによって、基端部41及び連結部43が周囲の物と接触する可能性を容易に低くすることができる。
また、仮に、湾曲棒58が金属で構成されている場合、ワイヤー35が湾曲棒58と擦れることによって、ワイヤー35が摩耗するおそれがある。本実施形態によれば、湾曲棒58がゴムで構成されているため、前記のようなワイヤー35の摩耗を低減することができる。
[変形例]
フック40の先端部42の一部が、フック40を構成する金属よりも弾性率が低く且つ当該金属よりも単位体積当たりの質量が小さい材料(例えばゴム)で構成されていてもよい。例えば、図6が示すように、フック40の先端部42のうちの湾曲外側の部分(下部422)が上記材料(例えばゴム)で構成されたカバー70で覆われており、フック40の先端部42のうちの湾曲内側の部分(上部421)において金属が露出されていてもよい。
通常、フック装置32のうち吊荷36が引っ掛けられるフック40の先端部42は、外部に露出している。そのため、先端部42が周囲の物と接触するのを完全に防止することは困難である。そこで、図6の構成によれば、先端部42の湾曲外側(下部422)が、フック40を構成する金属よりも弾性率が低く且つ当該金属よりも単位体積当たりの質量が小さい材料で構成されたカバー70で覆われている。これにより、先端部42の湾曲外側が周囲の物と接触しても当該物が損傷する可能性を低くすることができる。また、図6の構成によれば、先端部42に吊荷36が引っ掛けられる際に吊荷36と接触する部分である先端部42の湾曲内側はカバー70で覆われていない。これにより、先端部42に吊荷36が引っ掛けられる際に、吊荷36がカバー70と接触することでカバー70が破損することを防止できる。
支持部50の構成は、図2〜図4に示されたような構成に限らない。例えば、第1後板54と第2後板55との間に隙間60が形成されていなくてもよい。また、例えば、支持部50は、円筒形状であって、当該円筒の内部に軸57や滑車59が配置されていてもよい。
7・・・上下方向
8・・・前後方向
9・・・左右方向
10・・・積載型トラッククレーン
20・・・トラック車両
21・・・前輪
22・・・後輪
23・・・アウトリガ
25・・・荷台
30・・・クレーン装置
31・・・ブーム
32・・・フック装置
33・・・キャビン
35・・・ワイヤー
36・・・吊荷
40・・・フック
41・・・基端部
42・・・先端部
421・・・上部
422・・・下部
43・・・連結部
431・・・上端部
432・・・下端部
44・・・レバー
45・・・矢印
46・・・矢印
47・・・軸
50・・・支持部
51・・・側板
511・・・第1部分
512・・・第2部分
52・・・側板
521・・・第1部分
522・・・第2部分
54・・・第1後板
55・・・第2後板
56・・・上板
561・・・前面
562・・・後面
57・・・軸
58・・・湾曲棒
581・・・湾曲棒
582・・・湾曲棒
59・・・滑車
591・・・滑車
592・・・滑車
60・・・隙間
61・・・ボルト
62・・・ボルト
63・・・矢印
64・・・貫通孔
65・・・貫通孔
66・・・縁部
67・・・凸部
68・・・縁部
69・・・凹部
70・・・カバー
71・・・第1前板
72・・・第2前板
73・・・隙間

Claims (7)

  1. 基端部、鉤型に湾曲した先端部、及び上記基端部及び上記先端部を連結する連結部を有するフックと、
    上記基端部と連結して、上記フックを揺動可能に支持する支持部と、を備え、
    上記支持部は、上記基端部の少なくとも一部を覆う第1部分及び上記連結部の少なくとも一部を覆う第2部分を有する一方で、上記先端部を覆っておらず、
    上記第1部分は、金属で構成されており、
    上記第2部分は、金属よりも弾性率が低く且つ金属よりも単位体積当たりの質量が小さい所定材料で構成されているフック装置。
  2. 上記第1部分及び上記第2部分は、嵌合によって接続されている請求項1に記載のフック装置。
  3. 上記支持部は、上記基端部及び上記連結部を挟むように対向した一対の側板を備えており、
    上記一対の側板の各々は、上記第1部分及び上記第2部分を備えている請求項1に記載のフック装置。
  4. 上記支持部は、ワイヤーと連結されるものであって、ワイヤーが貫通する貫通部を備えており、
    上記貫通部は、上記所定材料で構成されている請求項1から3のいずれかに記載のフック装置。
  5. 上記先端部における湾曲外側が、上記所定材料で覆われている請求項1から4のいずれかに記載のフック装置。
  6. 上記所定材料は、ゴムである請求項1から5のいずれかに記載のフック装置。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載のフック装置と、
    上記フック装置とワイヤーを介して連結されたブームと、
    上記ブームを旋回、起伏、及び伸縮可能に支持する走行体と、を備えるクレーン車。
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