JP3217871B2 - X線分析装置および全反射蛍光x線分析装置 - Google Patents

X線分析装置および全反射蛍光x線分析装置

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  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、試料の元素分析を行
うX線分析装置や、試料表面に一次X線を微小な入射角
度で照射して、試料の表面層からの蛍光X線を分析する
全反射蛍光X線分析装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、全反射蛍光X線分析装置は、
試料表面層に付着した不純物を検出する装置として用い
られている(たとえば、特開昭63-78056号公報参照)。
この種の装置の一例を図6に示す。
【0003】図6において、X線管球5のX線源(光
源)Pから出たX線B1は、スリット5aを介して、湾
曲型の分光結晶(分光素子)1Aで回折され、回折X線
(一次X線)B2が試料2の表面2aに微小な入射角度
α (たとえば、0.05°〜0.20°程度) で照射される。試
料2に入射した回折X線B2は、その一部が全反射され
て反射X線B4となり、他の一部が一次X線として試料
2を励起して、試料2を構成する元素固有の蛍光X線B
5を発生させる。蛍光X線B5は、試料表面2aに対向
して配置したX線検出器3に入射する。この入射した蛍
光X線B5は、X線検出器3において、そのX線強度が
検出された後、X線検出器3からの検出信号aに基づ
き、多重波高分析器4によって目的とするX線スペクト
ルが得られる。
【0004】この種の全反射蛍光X線分析装置は、回折
X線( 一次X線) B2の入射角度αが微小であることか
ら、反射X線B4および散乱X線がX線検出器3に入射
しにくく、X線検出器3により検出される蛍光X線B5
の出力レベルに比べてノイズが小さいという利点があ
る。つまり、大きなS/N 比が得られ、そのため、分析精
度が良く、たとえば、微量の不純物でも検出できるとい
う利点がある。このようなことから、この分析方法は、
シリコンウェハの表面汚染の分析方法として有効であ
り、広く採用されている。
【0005】また、この従来技術では、分光結晶1Aを
用いて一次X線B1を単色化しており、更に、湾曲型の
分光結晶1Aを用いていることから、回折X線B2が試
料表面2aに集光されて、励起X線の強度が大きくな
り、そのため、分析精度がより一層向上するという利点
もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、X線B1を
単色化すると、回折X線B2の強度が低下することか
ら、X線源Pから出射する立体角(発散角)Ωoを大き
くして、試料2に入射する回折X線B2の強度を大きく
したい。しかし、回折X線B2は、異なる入射角度αで
集光していることから、入射する回折X線B2の光路の
傾が若干異なるので、立体角Ωoを大きくするに従い入
射角度αの変化Δαも大きくなる。ここで、上記入射角
度αは前述のように0.05°〜0.20°程度の小さな角度の
範囲に設定する必要があり、そのため、立体角Ωoを大
きくすることはできず、したがって、回折X線B2の強
度を十分大きくすることができない。
【0007】そこで、分光素子として、分光結晶ではな
く、人工多層膜格子を用いることが考えられる。人工多
層膜格子は、その反射面に多層膜を形成したもので、分
光結晶よりも格子面間隔の周期dが大きいことから、回
折されるX線B2の反射率が大きいので、人工多層膜格
子を用いることより回折X線B2の強度が大きくなる。
【0008】ところで、X線の回折条件は、周知のよう
に下記のブラッグの式で与えられる。 2d・sinθ=nλ θ:入射角、回折角 λ:X線の波長 n:反射の次数 ここで、人工多層膜格子は、前述のように格子面間隔の
周期dが大きいので、上記ブラッグの式から分るように
入射角θが小さくなる。そのため、人工多層膜格子の表
面で、波長の長いX線B1が全反射され、この全反射さ
れた連続X線が回折X線B2と共に試料2に入射する。
この波長の長い連続X線は、以下に説明するように、分
析元素の固有X線(蛍光X線)バックグラウンドとなっ
て、分解能(S/N比)を低下させ、したがって、極く微量
の不純物については正確に分析できないという欠点が生
じる。
【0009】図7は、回折X線B2をW−Lβ1 線、分
析元素の固有X線(蛍光X線)をTi−Kα線、Fe−
Kα線、Ni−Kα線とした場合において、検出される
X線の波長とX線強度との関係を示す。この図から分か
るように、回折X線B2よりも分析元素の固有X線B5
1 の方が波長が長く、そのため、回折X線B2と共に試
料2に入射した波長の長い連続X線B52 が固有X線B
1 と重なって、バックグラウンドとなる。その結果、
分析精度の低下を招く。
【0010】かかる問題は、全反射蛍光X線分析に限ら
ず、他のX線分析装置などにおいても生じる。
【0011】この発明は、上記従来の問題に鑑みてなさ
れたもので、全反射蛍光X線分析装置などのX線分析装
置において、波長の長いX線を除去することにより、バ
ックグラウンドを減少させて分析精度を向上させること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明のX線分析装置および全反射蛍光X線分析
装置は、分光素子としての人工多層膜格子を備えている
とともに、X線の一部を全反射させて波長の長いX線の
成分を減少させるとともに、波長の短いX線を透過させ
るX線用ハーフミラーをX線の光路に挿入している。
【0013】
【作用】この発明によれば、X線用ハーフミラーがX線
の一部を全反射させて、波長の長いX線の成分を減少さ
せるので、人工多層膜格子により全反射される波長の長
いX線を除去し得るので、バックグラウンド成分が減少
する。一方、波長の短いX線は、X線用ハーフミラーを
透過するので、人工多層膜格子により回折されるX線の
強度は殆ど低下しない。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面にしたがって
説明する。図1〜図4に示す第1実施例は、全反射蛍光
X線分析装置に適用したものである。図1において、照
射装置には、X線源5と人工多層膜格子1との間のX線
B1の光路に、X線用ハーフミラー20が挿入されてい
る。このX線用ハーフミラー20は、X線源PからのX
線B1の一部B11を、一点鎖線で示すように全反射さ
せて、波長が長いX線B11の成分を減少させるととも
に、波長の短いX線を透過させる。このX線用ハーフミ
ラー20は、たとえばポリプロピレン(密度:約1g/
cm3 )や、ポリエステル(密度:約1.3g/c
3 )のような密度(比重)の小さい樹脂膜の反射面2
0aに、アルミのような軽金属からなるコーティング
(厚さ:200Å)を設けてなる。
【0015】この実施例では、後述するように発散角Ω
oが1°程度に設定されており、図2のX線用ハーフミ
ラー20に入射するX線B1の入射角βを一定にするた
めに、X線用ハーフミラー20がログスパイラル状(対
数螺旋状)に曲げられている。なお、X線用ハーフミラ
ー20への入射角βは、Ti,FeおよびNiを分析元
素とする場合、たとえば0.22°程度に設定される。
ログスパイラル状のX線用ハーフミラー20は、下記の
(1),(2)式により、X線用ハーフミラー20の反
射面20aの形状が決定される。
【0016】
【数1】
【0017】図1の上記人工多層膜格子1は、X線源P
から入射角θで入射したX線B1をその反射面1aにお
いて、回折角θで回折して単色化する。この人工多層膜
格子1における格子面間隔の周期dは、反射面1aの表
面に沿って連続的に大きくなるように設定されている。
上記周期dは、X線源Pとの関係では、X線源Pから矢
印10のように遠ざかるに従い大きく設定されている。
たとえば、人工多層膜格子1の矢印10方向の長さを4
0mmとすると、左端1Lではd=50Å、右端1Rで
はd=72Å程度に設定されている。
【0018】人工多層膜格子1は、反射面1aが緩やか
な凹面で形成されている。この反射面1aで回折された
回折X線B2は、微小な入射角度α(たとえば0.05°〜
0.20°)で試料(たとえば、シリコンウエハ)2上の集
光点Qに入射する。入射した回折X線(励起X線)B2
は、その一部が全反射されて反射X線B4となり、他の
一部が試料2を励起して、試料2を構成する元素固有の
蛍光X線B5を発生させる。蛍光X線B5は、試料表面
2aに対向して配置したX線検出器3に入射する。この
入射した蛍光X線B5は、X線検出器3において、その
X線強度が検出された後、X線検出器3からの検出信号
aに基づき、多重波高分析器4によって目的とするX線
スペクトルが得られる。
【0019】上記構成においては、X線用ハーフミラー
20がX線源PからのX線B1のうち波長の長いX線B
11を一点鎖線のように全反射させて、波長の長いX線
B11の成分が減少ないし除去されたX線B1が人工多
層膜格子1に入射する。そのため、波長の長いX線を全
反射するおそれのある人工多層膜格子1を用いていて
も、励起X線(回折X線)B2には、波長の長い成分が
殆んど含まれていない。したがって、X線検出器3に
も、図7の連続X線B52 が殆ど入射しないので、分析
精度が著しく向上する。
【0020】ところで、全反射蛍光X線分析装置は、前
述のように、図1の入射角αが極めて微小な角度に設定
されることから、収束角Ωも許容される入射角α(0.05
°〜0.2 °) の範囲よりも小さく設定する必要がある。
ここで、従来の図6の湾曲結晶1Aでは、収束角Ωと発
散角Ωoが等しくなるので発散角Ωoも小さく(たとえ
ば、0.1°)する必要があり、そのため、試料2に入
射する励起X線(回折X線)B2の強度が弱くなる。こ
れに対し、この実施例は、図1の人工多層膜格子1にお
ける格子面間隔の周期dを反射面1aの表面に沿ってX
線源Pから遠ざかるに従い連続的に大きく設定したの
で、以下に述べるように、収束角Ωよりも発散角Ωoが
大きくなり、したがって、励起X線(回折X線)B2の
強度を大きくしうる。
【0021】X線の回折条件は、前述のブラッグの式で
与えられる。入射X線B1と回折X線B2のなす角(以
下、「反射角」という。)をΨN とすれば、ブラッグの
式は、下記の(3)式で表される。 2d・sin{(π−ΨN )/2}=nλ…(3) 更に、この(3)式は下記の(4)式に変換できる。 2d・cos(ΨN /2)=nλ…(4)
【0022】この(4)式より、周期dが大きくなる
と、つまり、人工多層膜格子1においてX線源Pから遠
い反射点では、反射角ΨN が大きくなり、Ψ1 <Ψ2
なる。今、ΔPLOとΔQROに注目すると、角LOP
=角ROQであり、Ψ1 <Ψ2であるから、収束角Ωは
発散角Ωoよりも小さくなる。したがって、大きな発散
角Ωo(たとえば1°)で人工多層膜格子1に向って出
射されるX線B1を、小さな収束角Ω(たとえば0.1
°)で試料2に入射させることができるから、回折X線
B2の強度の低下を抑制して、従来よりも強度を大きく
することができる。その結果、分析精度が向上する。
【0023】つぎに、人工多層膜格子1の格子面間隔の
周期dの決定方法について説明する。まず、全反射の現
象を呈する範囲に基づいて、入射角α、収束角Ωを決定
するとともに、用いる単色光(回折X線)B2の波長λ
を決定する。ついで、人工多層膜格子1の両端の反射角
Ψ1 およびΨ2 を定め、両端のL点およびR点における
周期d1 およびd2 を定める。L点およびR点の間につ
いては、ブラッグの式における入射角θの値が一般に小
さいことから、近似的にリニアに変化させれば、十分な
精度で、回折X線B2が集光点Qに収束する。
【0024】つぎに、上述の人工多層膜格子1の製造方
法の一例を図3を用いて説明する。まず、たとえばシリ
コンウエハのような平坦な面を有する基板1bを用意
し、その右端1Rの真下あたりに、タングステンからな
る蒸着用基材6wおよびシリコンからなる蒸着用基材6
siを設置する。つづいて、図3(a)のように、タング
ステンの蒸着用基材6wを真空中で蒸発させ、基材1b
の表面にタングステン薄膜1wを形成させる。ついで、
図3(b)のように、シリコンの蒸着用基材6siを真空
中で蒸発させ、タングステン膜1wの上にシリコン薄膜
1siを真空蒸着させる。このタングステンとシリコンの
蒸着を交互に繰り返すことにより、図3(c)の人工多
層膜格子1が得られる。
【0025】ここで、図3(a),(b)の蒸着用基材
6w,6siは、共に、右端1Rの真下に設置してあるか
ら、各薄膜1w,1siは、右端1Rにおいて厚くなり、
左端1Lにおいて薄くなる。したがって、図3(c)の
ように、右側に行くに従い、格子面間隔の周期dが反射
面1aの表面に沿って連続的に大きくなる。なお、反射
面1aは、若干凸面状になるが、必要に応じて、人工多
層膜格子1を曲げることで、平坦な面または凹面にす
る。
【0026】つぎに、人工多層膜格子1の製造方法の他
の例について図4を用いて説明する。この例は、ケミカ
ルベイパーディポジョンと呼ばれる方法を用いており、
その要点のみを説明する。図4において、シリコンウエ
ハからなる基板1bの下面に微小なスリット7aを有す
るマスク7を水平方向に移動自在に設置する。マスク7
の下方にはガリウムGaの化合物と、ひ素Asの化合物
の混合気をガス室8内に密閉する。マスク7を左側へ徐
々に移動させるとともに、ガス室8から排気を行いつ
つ、インジウムInの化合物をガス室8に供給する。こ
れにより、直径が互いに異なる原子から薄膜が形成され
るとともに、基板1bに付着するIn-Ga-As化合物のガリ
ウムとインジウムの割合が右端1Rから左端1Lに行く
に従い徐々に変化した状態 (InxGa1-XAs) となり、たと
えば、右端1Rの格子面間隔の周期dが左端1Lの周期
dよりも大きくなる。
【0027】ところで、上記実施例では、図1のX線用
ハーフミラー20をX線源Pと人工多層膜格子1の間の
X線の光路に挿入した。しかし、この発明では、図5の
第2実施例のように、X線用ハーフミラー20をたとえ
ば人工多層膜格子1と試料2の間の回折X線B2の光路
に挿入して、回折X線B2のうちの波長の長いX線B2
1の成分を全反射させて減少させてもよい。なお、この
第2実施例では、回折X線B2の収束角Ωが極めて小さ
いので、X線用ハーフミラー20をログスパイラル状に
湾曲させる必要はなく、したがって、X線用ハーフミラ
ー20の反射面20aは平面状に形成されている。
【0028】また、上記各実施例では、図3(c)人工
多層膜格子1の格子面間隔の周期dを変化させたが、こ
の発明では周期dを変化させる必要はなく、一定でもよ
い。この場合、図1の発散角Ωoが0.1°程度の小さ
な角度になるので、X線用ハーフミラー20の反射面2
0aは平坦であってもよい。
【0029】さらに、上記各実施例では、X線用ハーフ
ミラー20の反射面20aに、金属でコーティングを施
したが、この発明に用いるX線用ハーフミラー20に
は、必ずしも上記コーティングを必要としない。
【0030】また、上記各実施例では、全反射蛍光X線
分析装置について説明したが、この発明は、X線を人工
多層膜格子1により回折させる光学系を有しているX線
分析装置について適用でき、この発明の範囲に含まれ
る。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、X線を人工多層膜格子により回折させる光学系
を有するX線分析装置において、X線の一部を全反射さ
せて波長の長いX線の成分を減少させるとともに、波長
の短いX線を透過させるX線用ハーフミラーをX線の光
路に設けているので、回折X線の反射率が高いが長波長
X線を全反射するという人工多層膜格子の欠点を補うこ
とができるから、バックグラウンド成分を減少させて、
分析精度を向上させることができる。
【0032】特に、請求項2の発明によれば、微量元素
の分析に用いられる全反射蛍光X線分析において、分解
能(S/N比)を高めることができるから、濃度が極く微量
の元素の分析も可能になる。
【0033】さらに、請求項3の発明によれば、人工多
層膜格子における格子面間隔の周期を変化させること
で、回折X線の強度を大きくすることができるので、分
析精度がより一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す全反射蛍光X線分
析装置の概略構成図である。
【図2】X線用ハーフミラーの形状を示す側面図であ
る。
【図3】人工多層膜格子の製造方法の一例を示す工程図
である。
【図4】同他の例を示す正面図である。
【図5】第2実施例を示す全反射蛍光X線分析装置の概
略構成図である。
【図6】従来の全反射蛍光X線分析装置の概略構成図で
ある。
【図7】人工多層膜格子を用いて全反射蛍光X線分析を
行った場合に得られるスペクトルを示す特性図である。
【符号の説明】
1…人工多層膜格子、1a…反射面、2…試料、2a…
試料表面、3…X線検出器、20…X線用ハーフミラ
ー、B1…X線、B11,B21…波長の長いX線、B
2…回折X線、B21…波長の長いX線、B5…蛍光X
線、d…周期、P…X線源、α…入射角度。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−209156(JP,A) 特開 平4−115199(JP,A) 特開 平6−82398(JP,A) 実開 平4−9000(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 23/00 - 23/227 JICSTファイル(JOIS)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線を人工多層膜格子により回折させる
    光学系を有するX線分析装置において、X線の一部を全
    反射させて波長の長いX線の成分を減少させるととも
    に、波長の短いX線を透過させるX線用ハーフミラーを
    X線の光路に設けたことを特徴とするX線分析装置。
  2. 【請求項2】 X線を分光素子で回折させ一次X線とし
    て試料表面に向って照射するとともに上記一次X線を微
    小な入射角度で試料表面に照射する照射装置と、上記試
    料表面に対向し上記一次X線を受けた試料からの蛍光X
    線を検出するX線検出器とを備え、このX線検出器での
    検出結果に基づいて上記蛍光X線を分析する全反射蛍光
    X線分析装置において、 上記分光素子が人工多層膜格子からなり、 X線の一部を全反射させて波長の長いX線の成分を減少
    させるとともに、波長の短いX線を透過させるX線用ハ
    ーフミラーをX線の光路に設けたことを特徴とする全反
    射蛍光X線分析装置。
  3. 【請求項3】 X線源からのX線を分光素子で回折させ
    一次X線として試料表面に向って集光させるとともに上
    記一次X線を微小な入射角度で試料表面に照射する照射
    装置と、上記試料表面に対向し上記一次X線を受けた試
    料からの蛍光X線を検出するX線検出器とを備え、この
    X線検出器での検出結果に基づいて上記蛍光X線を分析
    する全反射蛍光X線分析装置において、 上記分光素子が人工多層膜格子からなり、 この人工多層膜格子における格子面間隔の周期が、人工
    多層膜格子の反射面の表面に沿って上記X線源から遠ざ
    かるに従い連続的に大きく設定されており、 X線の一部を全反射させて波長の長いX線の成分を減少
    させるとともに、波長の短いX線を透過させるX線用ハ
    ーフミラーがX線の光路に設けられていることを特徴と
    する全反射蛍光X線分析装置。
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