JP3217784B2 - 高分子量脂肪族ポリエステルを含むポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレート)ベースの強化成形組成物 - Google Patents

高分子量脂肪族ポリエステルを含むポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレート)ベースの強化成形組成物

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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L67/00Compositions of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L67/02Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、高分子量脂肪族ポリエステルの存在のため
に改良された結晶化特性を有するポリ(1,4−シクロヘ
キシレンジメチレンテレフタレート)(PCT)組成物に
関する。特に、本発明は少なくとも8,000の数平均分子
量を有する脂肪族ポリエステルを含有するPCT組成物に
関する。
発明の背景 ポリアルキレンテレフタレート樹脂は、繊維、フィル
ム及び成形物品を製造するのに使用され、高い耐摩耗
性、耐久性及び耐熱性のような優れた物理的性質を有し
ている。この物理的性質は、ガラス繊維のような強化材
料をポリアルキレンテレフタレート樹脂組成物中に含有
させることによって更に改良することができる。
ポリアルキレンテレフタレート樹脂の重要な種類は、
1,4−シクロヘキサンジメタノールとテレフタル酸又は
適当な合成均等物との間の反応をベースとするPCT樹脂
である。高い結晶化度を有するガラス繊維強化PCT組成
物は、強度、剛性及び耐熱性に関して優れた性質を有し
ている。これらのPCT組成物は、自動車及び電子工業に
おいて使用する重要な役割の成形部品の製造用に特に適
している。
高い結晶化度は、高温での適当な硬度、強度及び耐熱
性を保証するために本質的なものである。更に、高い結
晶化度は最適の材料特性及び迅速な成形サイクルを得る
ためにできるだけ急速に到達されなくてはならない。適
当な結晶化度を保証するために、PCT組成物は一般的に1
50℃又はそれ以上の成形温度を必要とする。高い成形温
度は、精巧な成形装置でのみ可能であり、例えば、水加
熱金型のみを有する多くの金型工場の設備能力を超えた
油浴加熱ユニットのような特別の加熱手段を必要とす
る。水加熱金型は通常110℃より高くない温度で可能で
ある。これに対して、油加熱ユニットは購入し運転する
ためには高価である。
結晶化助剤は、より低い金型温度で結晶化を促進する
方法として示唆されてきた。結晶化助剤としてエステル
化合物を使用することは、例えば、ヨーロッパ公開特許
出願第387,398号並びに米国特許第3,565,852号、同第4,
223,125号及び同第4,223,113号に記載されている。ヨー
ロッパ公開特許出願第387,398号には、ポリエチレンテ
レフタレート組成物用の結晶化助剤として脂肪族ポリエ
ステルを使用することが開示されている。このヨーロッ
パ公開特許出願には、より速い結晶化速度は脂肪族ポリ
エステルとポリエチレンテレフタレートとの間の反応の
結果であると述べられている。PCTは特に除かれてい
る。米国特許第3,565,852号には、結晶化助剤として少
なくとも部分的な脂肪族特性を有するポリエステルを使
用することが開示されている。このようなポリエステル
結晶化助剤は同様にポリエチレンテレフタレート組成物
に限定されている。
1980年9月16日発行の米国特許第4,223,125号には、
結晶化助剤として芳香族カルボン酸エステルを含むポリ
アルキレンテレフタレート組成物が開示されている。19
80年9月16日発行の米国特許第4,223,113号には、6,000
の最大数平均分子量を有するオリゴマーポリエステルを
含むポリアルキレンテレフタレート組成物が開示されて
いる。米国特許第4,223,113号は特に6,000を超える分子
量を有するオリゴマーポリエステルを使用することから
離れて教示している。第8欄第56〜63行には、結晶化を
促進するオリゴマーの有効性が分子量の増大と共に減少
し、それで3,000より小さい分子量を有するオリゴマー
が好ましいと述べられている。
反対に、本発明者は、少なくとも8,000の、好ましく
は22,000より大きい数平均分子量を有する脂肪族ポリエ
ステルを添加すると、ポリ(1,4−シクロヘキシレンジ
メチレンテレフタレート)組成物の結晶性を損なうこと
なく、より低い成形温度が使用できるようになることを
見出した。更に、高温で適当な硬度、強度及び耐熱性を
保証するために必要な結晶化度が得られる。
発明の概要 従って、本発明の一つの目的は、既に知られているも
のよりも高い結晶化速度及びより高い結晶化度を有する
ポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレー
ト)組成物を提供することにある。
本発明の他の目的は、これまで可能であったものより
も一層迅速に且つより低い温度で成形することができる
ポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレー
ト)組成物を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、150℃より低い温度で成形
することができ、しかも優れた物理的性質を保持するポ
リ(1,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレー
ト)組成物を提供することにある。
これらの及びその他の目的は、 (A)100モル%のジカルボン酸及び100モル%のジオー
ル基準で少なくとも90モル%のテレフタル酸及び少なく
とも90モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノールから
の繰り返し単位を含有し、0.5〜1.0dl/gのインヘレント
粘度及び少なくとも265℃の融点を有するポリ(1,4−シ
クロヘキシレンジメチレンテレフタレート)樹脂、並び
に (B)(A)及び(B)の重量基準で1〜10重量%の、
少なくとも0.35dl/gのインヘレント粘度及び少なくとも
8,000の数平均分子量を有する脂肪族ポリエステル からなる、低温で迅速に結晶化する熱可塑性組成物によ
り本発明に於いて達成される。
本発明は、また、 (I)(A)100モル%のジカルボン酸及び100モル%の
ジオール基準で少なくとも90モル%のテレフタル酸及び
少なくとも90モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノー
ルからの繰り返し単位を含有し、0.5〜1.0dl/gのインヘ
レント粘度及び少なくとも265℃の融点を有するポリ
(1,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレート)
樹脂を (B)(A)及び(B)の重量基準で1〜10重量%
の、少なくとも0.35dl/gのインヘレント粘度及び少なく
とも8,000の数平均分子量を有する脂肪族ポリエステル
であって、射出成形条件下で該樹脂と実質的に反応性の
置換基を有しない該脂肪族ポリエステル と実質的に均一にブレンドすること、並びに (II)前記ブレンドを120℃より低い温度に維持した金
型内に射出成形すること からなる熱可塑性ポリエステルの射出成形方法を提供す
る。
発明の記述 本発明に於いて、少なくとも0.35dl/gのインヘレント
粘度及び少なくとも8,000の数平均分子量を有する高分
子量脂肪族ポリエステルが、ポリ(1,4−シクロヘキシ
レンジメチレンテレフタレート)をベースとする組成物
用の結晶化助剤として使用される。好ましくは、この脂
肪族ポリエステルである成分(B)は、少なくとも0.7d
l/gのインヘレント粘度及び22,000より大きい分子量を
有する。この脂肪族ポリエステルはPCTの結晶化を促進
するために十分な量で存在し、それにより150℃よりも
低い金型温度でのPCT組成物の成形が可能になる。この
脂肪族ポリエステルは全PCT組成物の1〜10重量%の量
で存在する。好ましくは、この脂肪族ポリエステルは全
PCT組成物の2〜6重量%の量で存在する。
本発明の高分子量脂肪族ポリエステルである成分
(B)は、脂肪族ジカルボン酸及び脂肪族グリコールか
らなる。使用できる脂肪族ジカルボン酸の例示として
は、アジピン酸、グルタル酸、セバシン酸、コハク酸、
アゼライン酸及びシクロヘキサンジカルボン酸があげら
れる。使用できる脂肪族グリコールの例示としては、エ
チレングリコール、プロパンジオール、ブタンジオー
ル、ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール及びシ
クロヘキサンジメタノールがあげられる。最も好ましく
は、脂肪族ジカルボン酸はアジピン酸であり、脂肪族グ
リコールは1,4−シクロヘキサンジメタノールである。
脂肪族ジカルボン酸の混合物及び脂肪族グリコールの混
合物も使用することができる。更に、本発明の脂肪族ポ
リエステルには、安息香酸、2−エチルヘキサノン酸等
のような末端閉塞剤(endcapping agent)が含まれてい
てもよい。
本発明のポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチレンテ
レフタレート)樹脂である成分(A)には、100モル%
のジカルボン酸及び100モル%のジオール基準で少なく
とも90モル%のテレフタル酸及び少なくとも90モル%の
1,4−シクロヘキサンジメタノールからの繰り返し単位
が含まれる。成分(A)として有用なポリ(1,4−シク
ロヘキシレンジメチレンテレフタレート)樹脂は、0.5
〜1.0dl/gのインヘレント粘度及び少なくとも265℃の融
点を有する。
ポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレ
ート)樹脂のジカルボン酸成分は、酸成分基準で10モル
%以下の、好ましくは炭素数6〜14の他の芳香族ジカル
ボン酸、好ましくは炭素数4〜12の脂肪族ジカルボン酸
又は好ましくは炭素数8〜12の脂環式ジカルボン酸を含
んでいてもよいテレフタル酸からなる。テレフタル酸と
共に含まれるこのようなジカルボン酸の例は、フタル
酸、イソフタル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、
シクロヘキサンジカルボン酸、シクロヘキサンジ酢酸、
ジフェニル−4,4′−ジカルボン酸、コハク酸、セバシ
ン酸、アジピン酸、グルタル酸、アゼライン酸等であ
る。
ポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレ
ート)樹脂のジオール成分は、ジオール成分基準で10モ
ル%以下の、好ましくは炭素数6〜15のその他の脂環式
ジオール又は好ましくは炭素数3〜8の脂肪族ジオール
を含んでいてもよい1,4−シクロヘキサンジメタノール
からなる。1,4−シクロヘキサンジメタノールと共に含
まれる、このようなジオールの例としては、ジエチレン
グリコール、トリエチレングリコール、プロパン−1,3
−ジオール、ブタン−1,4−ジオール、ペンタン−1,5−
ジオール、ヘキサン−1,6−ジオール、3−メチルペン
タンジオール−(2,4)、2−メチルペンタンジオール
−(1,4)、2,2,4−トリメチルペンタンジオール−(1,
3)、2−エチルヘキサンジオール−(1,3)、2,2−ジ
エチルプロパンジオール−(1,3)、ヘキサンジオール
−(1,3)、1,4−ジ(ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパ
ン、2,4−ジヒドロキシ−1,1,3,3−テトラメチル−シク
ロブタン、2,2−ビス(3−ヒドロキシエトキシフェニ
ル)プロパン及び2,2−ビス(3−ヒドロキシプロポキ
シフェニル)プロパンがあげられる。
実質的に1,4−シクロヘキサンジメタノールモノマー
単位及びテレフタル酸モノマー単位のみからなるポリ
(1,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレート)
樹脂が本発明で使用するのに好ましい。それはこのよう
な樹脂が低い温度で成形したとき最良の結晶性を示すか
らである。これらの樹脂は市販されているか又は当該技
術分野でよく知られている方法により製造することがで
きる。例えば、この樹脂は選択されたジオールとのテレ
フタル酸の直接縮合又はテレフタル酸ジメチルを使用す
るエステル交換反応により製造することができる。
本発明の樹脂組成物により示される機械的性質は、全
組成物の重量基準で10〜50重量%の強化材料を含有させ
ることによって更に改良することができる。好ましい強
化材料はガラス繊維である。本発明で使用するために適
したガラス繊維は、フィラメント、糸、繊維又はホイス
カーの形状であってよい。当該技術分野で一般的に知ら
れている及び/又は用いられている実質的に全ての種類
のガラス繊維が、本発明で有用である。典型的な種類は
英国特許第1,111,012号、米国特許第3,368,995号及びド
イツ特許公告2,042,447号に記載されているものであ
る。このように、有用な繊維の平均長さは広い範囲、例
えば、1/16〜2インチ(0.16〜5.08cm)をカバーする。
好ましいガラス繊維は1/16〜1/4インチ(0.16〜0.64c
m)の平均長さを有する。
炭酸ナトリウムを比較的含まないカルシウム−アルミ
ニウム−ケイ酸ホウ素ガラスから作られたガラスフィラ
メントが好ましく使用される。この種類のガラスは
「E」ガラスとして知られている。しかしながら、強化
ポリエステルの電気的性質が重要ではないとき、その他
のガラス、例えば、「C」ガラスとして知られている低
炭酸ナトリウム含有量のガラスも使用することができ
る。フィラメントの直径は0.003〜0.18mmの範囲であっ
てよいが、これは本発明にとって重要ではない。成形部
品のひずみ状態の減少のような目的のために、PCT樹脂
をガラス繊維と雲母のような平板状充填材との混合物で
強化してもよい。金属繊維、グラファイト繊維、アラミ
ド繊維、ガラスビーズ、ケイ酸アルミニウム、アスベス
ト、雲母、タルク等のようなその他の強化材料を、ガラ
ス繊維と組み合わせて又はガラス繊維に置き換えて使用
することができる。
強化材料に加えて、ポリエステル樹脂と共に普通に使
用されるもののようなその他の添加剤を、樹脂の有用性
を増大させるために添加することができる。例えば、着
色剤、離型剤、酸化防止剤、強靱化剤(tougheners)、
核生成剤、紫外線及び熱安定剤、滑剤、難燃剤等をこれ
に含めることができる。これらの添加剤の全て及びその
使用は当該技術分野でよく知られており、これ以上の説
明は必要ではない。従って、限られた数のみを引用する
が、これらの化合物の全てが、それらが高分子量ポリマ
ーマトリックスと十分に相溶性であり、従来の熱可塑性
加工の間実質的に均一に分布されたままである限り、使
用されることはいうまでもないい。更に、これらの化合
物は、高分子量ポリマー分子がそれ自体を結晶配置に形
成し得る速度及び容易性に有害な影響を与えてはならな
い。
特に望ましい添加剤は難燃剤であることが分かった。
好ましい難燃剤は全組成物重量基準で5〜20重量%の、
好ましくは10〜15重量%の、芳香環に直接結合したハロ
ゲンを有する少なくとも1個の芳香環を有する芳香族有
機化合物を含む混合物である。ハロゲン化化合物は好ま
しくは臭化物又は塩化物であり、最も好ましくは臭化物
である。臭素が存在するときには、臭素含有量は化合物
の重量の少なくとも25%であり、塩素が存在するときに
は、塩素含有量は化合物の重量の少なくとも40%であ
る。更に、この化合物は300℃以下で実質的に安定でな
くてはならず、そしてポリエステルの劣化を起こしては
ならない。化合物が臭素を含有するとき、ブレンド物中
に存在する臭素の量は、ブレンド物の2〜12重量%の間
であることが好ましく、最も好ましくは5〜10重量%で
ある。化合物が塩素を含有するとき、存在する塩素の量
は、ブレンド物の3〜20重量%の間であることが好まし
く、最も好ましくは5〜12重量%である。このような難
燃性化合物の代表例は、デカブロモジフェニルエーテ
ル、オクタブロモジフェニルエーテル、エチレンビス
(テトラブロモフタルイミド)、ブロム化ポリスチレ
ン、ポリ(ジブロモフェニレンオキシド)、テトラクロ
ロシクロペンタジエン2モルとシクロオクタジエン1モ
ルとの縮合生成物等である。ポリマー難燃性化合物は20
0,000以下の分子量を有していてよい。
難燃性混合物は、全組成物重量基準で2〜10重量%
の、好ましくは3〜6重量%の、酸化アンチモン、三酸
化アンチモン、アンチモン酸ナトリウム、粉末化アンチ
モン等のような、市販されているアンチモン化合物を更
に含む。好ましくはアンチモン化合物はアンチモン酸ナ
トリウムである。
ポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレ
ート)樹脂と脂肪族ポリエステルとからの、迅速に結晶
化する本発明によるPCT組成物の製造は、市販の混合装
置を使用して行うことができる。適当な装置の例はニー
ダー、単軸スクリュー押出機及び二軸スクリュー押出機
である。例えば、本発明のPCT組成物は、300℃の温度で
1.5インチ(3.85cm)スターリング(Sterling)単軸ス
クリュー押出機(L/D=36/1)を使用して押し出しコン
パウンディングにより製造した。コンパウンディング温
度は少なくともポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチレ
ンテレフタレート)樹脂の融点でなくてはならないこと
に注目することが重要である。得られる混合物又はブレ
ンドは、溶融物が固化した後に粒状化することができ
る。
本発明のPCT組成物は120℃より低い温度で成形するこ
とができ、そしてなお十分な結晶性を発達させて、これ
らの樹脂を射出成形物品用に魅力あるものにする優れた
機械的及び化学的性質を示す。それで、このような組成
物は高価な金型加熱装置を必要としないで容易に成形さ
れる。本発明の組成物の好ましい金型温度は95〜110℃
である。それはこのような温度がスチーム又は加圧スチ
ームにより加熱された成形装置を使用して得られるから
である。95℃のように低い成形温度においてさえも、本
発明のPCT組成物は受容できる結晶性及び平滑性並びに
優れた強度、剛性及び耐熱性を示す。
本発明によるポリエステル組成物は、射出成形による
全ての種類の成形物の製造用の優れた出発材料である。
本明細書に示した結果のために使用した材料及び試験
方法は下記の通りである。
OC 492AAは、Owens Corningから入手できる1/8インチ
(3.2mm)チョップドガラス繊維ストランドである。
インヘレント粘度は、60重量%フェノール及び40重量
%テトラクロロエタンからなる溶媒100mL当たりポリマ
ー0.50gを使用して25℃で測定した。
本発明を、本発明の例示を意図した以下の実施例によ
って更に説明する。これらの例に於ける部及びパーセン
トは全て他に記載しない限り重量基準である。なお、実
施例で使用したポリエステル及び添加剤は以下の通りで
ある。
(i)ポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフ
タレート)はEastman Kodak社のEastman Chemicals Div
isionより市販の「PCT3879」 (ii)安定剤:Irganox 1010(Ciba−Ceigy社市販)、Ul
tranox 626(G.E.Speciality Chemicals)、Dow XD9053
epoxy(Dow Chemical社、市販の多官能性エポキシ) (iii)臭素/アンチモン難燃剤系:Pyrocheck 68PB(Fe
rro Corp.から市販の臭素化ポリスチレン)とThermogua
rd FR(M & T Chemicals Anzon社より市販のアンチモ
ン酸ナトリウム) (iv)離型剤:Polywax 1000(Petrolite社より市販の分
子量1000のポリエチレン) (v)ポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチレンアジペ
ート)ポリエステル:ポリエステルの製造において当業
者に周知の標準重縮合技術を用いて製造。エステル交換
は、チタン触媒の存在下に反応で生ずるメタノールを除
去しながら、アジピン酸ジメチルを過剰の1,4−シクロ
ヘキサンジメタノールと反応させることにより実施。エ
ステル交換が完了した後、撹拌下に反応温度を上げ、反
応圧力を低下させて、過剰の1,4−シクロヘキサンジメ
タノールを反応で除去しながら所望の分子量とする。
例I ポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレ
ート)樹脂51.5%、OC 492AAガラス繊維30.0%、安定剤
1.0%、臭素/アンチモン難燃剤系17.0%及び離型剤0.5
%を含有するブレンドを、300℃の温度で1.5インチ(3.
85cm)スターリング単軸スクリュー押出機(L/D=36/
1)を使用して押し出し配合により製造した。押し出し
物をペレットに切断し、ペレットを100℃の金型キャビ
ティ温度を有するボーイ(Boy)50S射出成形機を使用し
て引張りバー及び曲げバーに射出成形した。この試験結
果を表Iに要約する。
表Iの結果は、例Iのブレンドが良好な機械的性質及
び溶融安定性を有するが、示差走査熱量測定(DSC)を
使用した加熱で第一サイクル結晶化ピークの存在により
示されるように、射出成形の間に完全には結晶化しない
ことを示す。
例II ポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレ
ート)樹脂の3.75%を、0.20dl/gのインヘレント粘度及
び2148の数平均分子量を有するポリ(1,4−シクロヘキ
シレンジメチレンアジペート)で置き換えた以外は、例
Iに於けるようにして、ブレンドを製造し、そして成形
した。試験結果を表Iに要約する。
表Iの結果は、例IIのブレンドが、示差走査熱量測定
を使用した加熱で第一サイクル結晶化ピークの不存在に
より示されるように、射出成形の間に完全に結晶化する
ことを示す。しかしながら、この結果はまたこのブレン
ドが例Iのブレンドよりも劣った機械的性質及び低い溶
融安定性を有することを示す。
例III ポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレ
ート)樹脂の3.75%を、0.37dl/gのインヘレント粘度及
び8472の数平均分子量を有するポリ(1,4−シクロヘキ
シレンジメチレンアジペート)で置き換えた以外は、例
Iに於けるようにして、ブレンドを製造し、そして成形
した。試験結果を表Iに要約する。
表Iの結果は、例IIIのブレンドが、示差走査熱量測
定を使用した加熱で第一サイクル結晶化ピークの不存在
により示されるように、射出成形の間に完全に結晶化す
ることを示す。更に、このブレンドの機械的性質及び溶
融安定性は例Iのものを超えている。
例IV ポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレ
ート)樹脂の3.75%を、0.59dl/gのインヘレント粘度及
び22,463の数平均分子量を有するポリ(1,4−シクロヘ
キシレンジメチレンアジペート)で置き換えた以外は、
例Iに於けるようにして、ブレンドを製造し、そして成
形した。試験結果を表Iに要約する。
表Iの結果は、例IVのブレンドが、示差走査熱量測定
を使用した加熱で第一サイクル結晶化ピークの不存在に
より示されるように、射出成形の間に完全に結晶化する
ことを示す。更に、このブレンドの機械的性質及び溶融
安定性は例Iのものを超えている。
例V ポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレ
ート)樹脂の3.75%を、0.73dl/gのインヘレント粘度を
有するポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチレンアジペ
ート)で置き換えた以外は、例Iに於けるようにして、
ブレンドを製造し、そして成形した。試験結果を表Iに
要約する。
表Iの結果は、例Vのブレンドが、示差走査熱量測定
を使用した加熱で第一サイクル結晶化ピークの不存在に
より示されるように、射出成形の間に完全に結晶化する
ことを示す。更に、このブレンドの機械的性質及び溶融
安定性は例Iのものを超えている。
例VI ポリエチレンテレフタレート樹脂47.8%、OC 492AAガ
ラス繊維30.0%、安定剤1.7%、臭素/アンチモン難燃
剤系16.0%、離型剤0.5%及び0.61dl/gのインヘレント
粘度を有するポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチレン
アジペート)4.0%を含有するブレンドを、270℃の温度
で1.5インチ(3.85cm)スターリング単軸スクリュー押
出機(L/D=36/1)を使用して押し出し配合により製造
した。押し出し物をペレットに切断し、ペレットを95℃
の金型キャビティ温度を有するボーイ50S射出成形機を
使用して引張りバー及び曲げバーに射出成形した。この
試験結果を表Iに要約する。
表Iの結果は、例VIのポリエチレンテレフタレート
(PET)ブレンドが、示差走査熱量測定(DSC)を使用し
た加熱で第一サイクル結晶化ピークの存在により示され
るように、射出成形の間に完全には結晶化しないことを
示す。更に、例VIの溶融安定性データは、脂肪族ポリエ
ステル結晶化助剤を含有するPCTをベースとする例の何
れよりも非常に悪い。
表Iの結果は、少なくとも2,000の数平均分子量を有
する脂肪族ポリエステルがポリ(1,4−シクロヘキシレ
ンジメチレンテレフタレート)組成物用の結晶化助剤と
して機能することを示している。しかしながら、このデ
ータはまた8,000より大きい数平均分子量を有する脂肪
族ポリエステルを含有するPCT組成物が、より低い分子
量の脂肪族ポリエステルを利用するPCT組成物よりも良
好な機械的性質及び溶融安定性を示している。実際、表
Iは、機械的性質と結晶化性質の最善のバランスが、0.
73のインヘレント粘度を有する脂肪族ポリエステルを含
有するPCT組成物で得られることを示している。表Iの
結果は、PCT組成物用の結晶化助剤として作用する高分
子量脂肪族ポリエステルが、ポリエチレンテレフタレー
ト(PET)組成物に於いて不完全な結晶化及び不満足な
溶融安定性を与えることを更に示している。
上記の詳細な記述に照らして、当業者に多数の変形を
示唆するであろう。全てのこのような自明の修正は、添
付する請求の範囲の意図する全範囲内に入る。
以下に本発明の追加の態様を記載する。
1.脂肪族ポリエステルである成分(B)がポリ(1,4−
シクロヘキシレンジメチレンアジペート)である低温で
迅速に結晶化する熱可塑性組成物。
2.全組成物重量基準で2%〜20%のハロゲン化有機化合
物を更に含む請求の範囲第1項記載の組成物。
3.全組成物重量基準で10%以下のアンチモン化合物を更
に含む請求の範囲第1項記載の組成物又は上記態様2に
記載の組成物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B29K 105:06 B29K 105:06 309:08 309:08 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 67/00 - 67/02

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)100モル%のジカルボン酸及び100モ
    ル%のジオール基準で少なくとも90モル%のテレフタル
    酸及び少なくとも90モル%の1,4−シクロヘキサンジメ
    タノールからの繰り返し単位を含有し、0.5〜1.0dl/gの
    インヘレント粘度及び少なくとも265℃の融点を有する
    ポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレー
    ト)樹脂、並びに (B)(A)及び(B)の重量基準で1〜10重量%の、
    少なくとも0.35dl/gのインヘレント粘度及び少なくとも
    22,000の数平均分子量を有する高分子量脂肪族ポリエス
    テル を含んでなる、低温で迅速に結晶化する熱可塑性組成
    物。
  2. 【請求項2】成分(A)が更に、酸成分基準で10モル%
    以下の、芳香族ジカルボン酸、脂肪族ジカルボン酸、脂
    環式ジカルボン酸及びこれらの混合物からなる群から選
    ばれたジカルボン酸成分を含む請求の範囲第1項記載の
    組成物。
  3. 【請求項3】該ジカルボン酸が、イソフタル酸、フタル
    酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、シクロヘキサン
    ジカルボン酸、ジフェニル−4,4′−ジカルボン酸、コ
    ハク酸、セバシン酸、アジピン酸、グルタル酸、アゼラ
    イン酸及びこれらの混合物からなる群から選ばれたもの
    である請求の範囲第2項記載の組成物。
  4. 【請求項4】成分(A)が、更に、ジオール成分基準で
    10モル%以下の、脂肪族ジオール、脂環式ジオール及び
    これらの混合物からなる群から選ばれたジオールを含む
    請求の範囲第1項記載の組成物。
  5. 【請求項5】該ジオールが、ジエチレングリコール、ト
    リエチレングリコール、エチレングリコール、プロパン
    ジオール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサ
    ンジオール及びこれらの混合物からなる群から選ばれた
    ものである請求の範囲第4項記載の組成物。
  6. 【請求項6】脂肪族ポリエステルである成分(B)が少
    なくとも0.7dl/gのインヘレント粘度及び22,000より大
    きい分子量を有する請求の範囲第1項記載の組成物。
  7. 【請求項7】脂肪族ポリエステルである成分(B)が脂
    肪族ジカルボン酸及び脂肪族グリコールを含む請求の範
    囲第1項記載の組成物。
  8. 【請求項8】脂肪族ジカルボン酸が、アジピン酸、グル
    タル酸、セバシン酸、コハク酸、アゼライン酸、シクロ
    ヘキサンジカルボン酸及びこれらの混合物からなる群か
    ら選ばれたものである請求の範囲第7項記載の組成物。
  9. 【請求項9】脂肪族グリコールが、エチレングリコー
    ル、プロパンジオール、ブタンジオール、ヘキサンジオ
    ール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタ
    ノール及びこれらの混合物からなる群から選ばれたもの
    である請求の範囲第7項記載の組成物。
  10. 【請求項10】脂肪族ポリエステルである成分(B)が
    組成物の全重量基準で2〜6重量%の量で存在する請求
    の範囲第1項記載の組成物。
  11. 【請求項11】50重量%以下の強化材料を更に含む請求
    の範囲第1項記載の組成物。
  12. 【請求項12】該強化材料としてガラス繊維を使用する
    請求の範囲第11項記載の組成物。
  13. 【請求項13】該ガラス強化繊維が、フィラメント、繊
    維、チョップドストランド、ホイスカー及びこれらの混
    合物からなる群から選ばれたものである請求の範囲第12
    項記載の組成物。
  14. 【請求項14】着色剤、離型剤、酸化防止剤、強靱化
    剤、核生成剤、紫外線及び熱安定剤、滑剤並びに加工助
    剤からなる群から選ばれた1種又はそれ以上の添加剤を
    更に含む請求の範囲第1項記載の組成物。
  15. 【請求項15】請求の範囲第1項記載の組成物からなる
    成形物品。
  16. 【請求項16】(I)(A)100モル%のジカルボン酸
    及び100モル%のジオール基準で少なくとも90モル%の
    テレフタル酸及び少なくとも90モル%の1,4−シクロヘ
    キサンジメタノールからの繰り返し単位を含有し、0.5
    〜1.0dl/gのインヘレント粘度及び少なくとも265℃の融
    点を有するポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチレンテ
    レフタレート)樹脂を (B)(A)及び(B)の重量基準で1〜10重量%の、
    少なくとも0.35dl/gのインヘレント粘度及び少なくとも
    8,000の数平均分子量を有する脂肪族ポリエステルであ
    って、射出成形条件下で該樹脂と実質的に反応性の置換
    基を有しない脂肪族ポリエステル と実質的に均一にブレンドすること、並びに (II)該ブレンドを120℃より低い温度に維持した金型
    内に射出成形することを含んでなる熱可塑性ポリエステ
    ルの射出成形方法。
  17. 【請求項17】請求の範囲第16項記載の方法の製品。
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