JPH0611851B2 - 改良された電気的性能を有する難燃化ポリエステル成形用組成物 - Google Patents

改良された電気的性能を有する難燃化ポリエステル成形用組成物

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JPH0611851B2
JPH0611851B2 JP61503755A JP50375586A JPH0611851B2 JP H0611851 B2 JPH0611851 B2 JP H0611851B2 JP 61503755 A JP61503755 A JP 61503755A JP 50375586 A JP50375586 A JP 50375586A JP H0611851 B2 JPH0611851 B2 JP H0611851B2
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K3/00Use of inorganic substances as compounding ingredients
    • C08K3/18Oxygen-containing compounds, e.g. metal carbonyls
    • C08K3/20Oxides; Hydroxides
    • C08K3/22Oxides; Hydroxides of metals
    • C08K3/2279Oxides; Hydroxides of metals of antimony

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、改良された比較トラッキング指数(CTI)
を有する難燃化ポリエステル成形用組成物に関する。更
に詳しくは、本発明はハロゲン化化合物及び酸化アンチ
モン相乗剤により難燃化され、更に耐トラッキング性を
改良するため二酸化チタンを含有するポリ(1,4−ブ
チレンテレフタレート)樹脂成形用組成物に関する。
背景 ポリ(1,4−ブチレンテレフタレート)樹脂は、その
多くの優れた特性、即ち強度、耐溶剤性等に因り成形用
組成物中に幅広く使用されている。この樹脂は更に良好
な電気的特性を必要とする用途に、益々重要度を増して
いる。この様な用途においては、成形品は例えば放電や
その表面を流れる過剰な漏れ電流に曝されるなど、過酷
な条件に曝される可能性がある。これらの条件では、成
形品は耐燃性を有するばかりでなく、炭化に対して高度
の耐性を有し、即ち良好な耐トラッキング性を有し、放
電に対して高度の耐性を有する、即ち良好な耐アーク性
を有することが必要とされる。
ところが、難燃化ポリ(1,4−ブチレンテレフタレー
ト)樹脂が非難燃化樹脂と比べて極めて乏しい耐トラッ
キング性を有することが問題であった。スミスらの米国
特許第4,000,109号では、難燃化ポリ(1,4
−ブチレンテレフタレート)樹脂中に耐トラッキング性
を改良するために金属ホウ酸塩を使用している。オカダ
の米国特許第4,421,888号明細書には、持続し
て高い耐トラッキング性を有し、難燃化され、タルク及
びガラスファイバーで補強されたポリエステルブレンド
が開示されている。明らかに、より高度の耐トラッキン
グ性を有する難燃化ポリエステルブレンドを得ることが
望ましい。
従って、本発明の目的は成形後の物品が良好な耐トラッ
キング性を有する難燃化熱可塑性ポリ(1,4−ブチレ
ンテレフタレート)樹脂成形用組成物を提供することに
ある。
本発明の別の目的は、同様に成形後の物品が良好な耐ト
ラッキング性を有する難燃化され、ガラスファイバーで
補強されたポリ(1,4−ブチレンテレフタレート)樹
脂成形用組成物を提供することにある。
発明の説明 本発明に従って、 (a)熱可塑性ポリ(1,4−ブチレンテレフタレー
ト)樹脂; (b)難燃化量のハロゲン化芳香族難燃剤; (c)有効量のアンチモン化合物相乗剤;及び (d)比較トラッキング指数を改良する量の二酸化チタ
ン粉末 を含み、そして随意に (e)ポリ(1,4−ブチレンテレフタレート)樹脂2
0重量部あたり80重量部までの別の熱可塑性樹脂; (f)補強量のガラスファイバー; (g)耐衝撃性を改良する量の耐衝撃性改良剤;及び (h)安定剤 を含む高い耐トラッキング性を有する難燃化されたポリ
(1,4−ブチレンテレフタレート)樹脂成形用組成物
が提供される。
本発明で使用されるポリ(1,4−ブチレンテレフタレ
ート)樹脂は、少なくとも70モル%、好ましくは少な
くとも80モル%がテトラメチレングリコールから成る
グリコール成分と少なくとも70モル%、好ましくは少
なくとも80モル%がテレフタル酸及びそのポリエステ
ル形成性誘導体から成る酸成分とを重合せしめることに
よって得られる。
グリコール成分は、30モル%以下、好ましくは20モ
ル%以下の、例えばエチレングリコール、トリメチレン
グリコール、2−メチル−1,3−プロパングリコー
ル、ヘキサメチレングリコール、デカメチレングリコー
ル、シクロヘキサンジメタノール又はネオペンチレング
リコール等のほかのグリコールを含み得る。
酸成分は、30モル%以下、好ましくは20モル%以下
の、例えばイソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボ
ン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、1,5−ナフ
タレンジカルボン酸、4,4′−ジフェニルジカルボン
酸、4,4′−ジフェノキシエタンジカルボン酸、p−
ヒドロキシ安息香酸、セバシン酸、アジピン酸及びこれ
らのポリエステル形成性誘導体等のほかの酸を含み得
る。
本発明で使用される芳香族ポリエステル樹脂は、好まし
くは0.3乃至1.5dl/gの固有粘度[n](重量比
60/40のフェノール/テトラクロロエタン中、30
℃で測定)を有する。
使用される難燃剤の量は、少なくともかかるポリエステ
ル樹脂の燃焼性を弱めるのに十分な割合で存在する限り
本発明にとって臨界的ではない。当該技術分野の熟達者
は、この量が樹脂の性状及び難燃剤の効率に因って変動
し得ることを理解されよう。しかし、一般的に難燃剤の
量は樹脂100部あたり0.5乃至50重量部となる。
樹脂100部あたりの該添加剤の好適な範囲は約3乃至
50部であり、最も好適な範囲は約8乃至45部であ
る。例えば酸化アンチモン等の相乗剤は、樹脂100部
あたり約2乃至15重量部使用される。
例えばデカブロモジフェニルエーテル等の従来からのハ
ロゲン化芳香族難燃剤の何れをも、本発明の組成物中に
使用することができる。好適な難燃剤は、式: 〔式中、R1及びR2は水素原子、(低級)アルキル基又
はフェニル基であり、X1及びX2は臭素原子、塩素原子
又はこれらの混合物であり、そしてm及びrは1乃至4
である〕 の繰返し単位を有する芳香族カーボネートホモポリマー
である。R1及びR2がメチル基であり、X1及びX2が臭
素原子であることが好ましい。これらの物質は、当該技
術分野の熟達者によく知られた方法によって調製され得
る。このほかに好ましいのは、例えばエー・ディー・ウ
ォムバッハの米国特許第3,915,926号明細書に
ある様な、繰返し単位の25乃至75重量パーセントが
クロロ又はブロモで置換された二価フェノール、グリコ
ール又はジカルボン酸単位から成る芳香族カーボネート
共重合体である。本発明において特に好適な難燃剤は、
米国特許第3,915,926号明細書の方法Aの様に
調製されるビスフェノール−Aとテトラブロモビスフェ
ノール−Aのモル比50:50の芳香族コポリカーボネ
ートである。
更に、本発明で使用される例えば芳香族ポリカーボネー
ト難燃剤等の難燃剤は、相乗剤、特に無機又は有機アン
チモン化合物と共に使用される。これらの化合物は広範
に入手可能であるか、あるいは公知の方法により製造さ
れ得る。好適な態様においては、使用されるアンチモン
化合物の類型は臨界的ではなく、経済性を第一にして選
択される。例えば、無機化合物として酸化アンチモン
(Sb23)、リン酸アンチモン、KSb(OH)6
NH4SbF6、SbS3等が使用され得る。又例えば有
機酸のアンチモンエステル、環状アルキルアンチモンナ
イト、アリールアンチモン酸等の広範な有機アンチモン
化合物も使用され得る。上記化合物の無機塩を含む有機
アンチモン化合物の例は、酒石酸カリウムアンチモン、
カプロン酸アンチモン、Sb(OCH2CH33、Sb
(OCH(CH3)CH2CH33、アンチモンポリメチ
レングリコレート、トリフェニルアンチモン等であり、
特に好適には酸化アンチモンである。
本発明で使用するのに適した二酸化チタンは、多数の商
業製造業者から粉末の形態で入手可能である。これらの
粉末は、耐トラッキング性を高めるのに有効な量で、し
かし成形用組成物のその他の必要な特性が実質的に劣化
されない様な量で難燃化成形用組成物に添加され得る。
好ましくは、樹脂とハロゲン化芳香族難燃剤85重量部
あたり約1.0乃至約10重量部、更に好ましくは約
3.5乃至約6.5重量部の二酸化チタンが存在する。
適切な二酸化チタン粉末が、プラスチック中で着色で、
導電性及び抵抗のために使用されていることが知られて
いる。当該技術分野の熟達者であれば、本発明で使用す
るのに適切な粉末及び粒径範囲を容易に推奨できるであ
ろう。特に、デュポン・カンパニィからタイピュアーア
ール(TIPURE−R)101の商品名で販売されて
いる二酸化チタン粉末が適していることが見い出され
た。
随意には、本発明の組成物はこのほか前記ガラスファイ
バーに加えて1種又はそれ以上の補強材を含み得る。本
発明の有用な代表的な補強材には、これらには限定され
ないがガラスファイバー、タルク、マイカ又はこれらの
混合物が包含される。
本発明の組成物において補強材として使用されるフィラ
メント状のガラスは、当該技術分野の熟達者によく知ら
れており、そして数多くの製造業者から広範に入手可能
である。電気的用途に最終的に使用される組成物に関し
ては、比較的にソーダの存在しない石炭−アルミニウム
ホウケイ酸塩ガラスから成る繊維状ガラスフィラメント
を使用することが好ましい。これは、「E」ガラスとし
て知られている。しかし電気的特性がさ程重要ではない
場合は例えば「C」ガラスとして知られている低ソーダ
ガラス等そのほかのガラスも有用である。これらフィラ
メントは、例えば蒸気又は空気吹き、火炎吹き、あるい
は機械的引っ張り等の標準的な方法により作製される。
プラスチックの補強に好適なフィラメントは、機械的引
っ張りによって作製される。フィラメントの径は約0.
00012乃至0.00075インチの範囲であるが、
しかしこれは本発明にとって臨界的条件ではない。
ガラスフィラメントの長さ及びこれらが繊維に束ねら
れ、束ねられた繊維が更に糸、ロープ又は粗紡に束ねら
れ、あるいはマット等に織られているかどうかは本発明
にとって臨界的条件ではない。しかし、成形用組成物を
調製する際に約1/8乃至約2インチの長さの細断され
たストランドの形態のフィラメント状ガラスを使用する
のが有利である。他方、組成物から成形された物品では
コンパウンディングの間にかなりのフラグメント化が起
るので更に短い長さになる。しかし、これはフィラメン
ト長さが0.000005乃至0.125(1/8)イ
ンチの範囲にある熱可塑性射出成形品によって最良の特
性が発揮されるために、望ましいことである。
一般に、最良の特性はフィラメント状ガラス補強材がガ
ラスと樹脂とを合わせた重量を基準として約2.5乃至
約90重量%、好ましくは約5乃至55重量%を成す場
合に得られる。ガラスがガラスと樹脂とを合わせた重量
を基準として約20乃至約40重量%を成すのが、最適
である。一般に、直接成形用途に関しては流れの問題を
起さずに約60%までのガラスが存在し得る。しかし、
又、例えば80乃至90重量%までのかなり多量のガラ
スを含有する組成物を調製することも有用である。これ
らの濃厚物は、所望されるより低い値のガラス含量を与
えるために、ガラスで補強されていない樹脂と特注ブレ
ンドされ得る。
本発明の成形用組成物の樹脂成分には、ポリ(1,4−
ブチレンテレフタレート)に加えてポリ(1,4−ブチ
レンテレフタレート)20重量部あたり80重量部まで
の別の熱可塑性樹脂が含まれ得る。使用され得る他の適
切な熱可塑性樹脂には、アクリル及びメタクリルポリマ
ー又は共重合体、ポリ(エチレンテレフタレート)、エ
ポキシ樹脂、ポリカーボネート、ポリエーテルイミド、
例えばポリフェニレンオキシド及びポリフェニレンオキ
シドとスチレン樹脂とのブレンド等のフェニレンオキシ
ド基質樹脂、ポリアリールエーテル、ポリエステル、ポ
リエチレン、ポリフェニレンスルフィド、ポリプロピレ
ン、ポリスルフォン、例えばエチレンビニルアセテート
等のエチレンポリマー及び配列芳香族共重合体などが包
含される。
更に、本発明の成形用組成物はこのほかポリエステル及
びポリエステルブレンドに対し有用な有効量の公知の耐
衝撃性改良剤の何れをも含み得る。これらは、単独であ
るいは前記ポリカーボネートと組合せて組成物に加えら
れる。
好適な耐衝撃性改良剤は、一般に、共役ジエン又はアク
リレートエラストマー単独又はビニル芳香族化合物と共
重合されたポリマーのアクリル又はメタクリルグラフト
体から成る。特に好適なグラフト化ポリマーは、ローム
・アンド・ハース社から入手可能な例えばアクリロイド (Acryloid)KM653、アクリロイドKM330及びア
クリロイドKM611等のタイプのコアーシエルポリマ
ーである。一般に、これらの耐衝撃性改良剤は単独の又
はビニル芳香族化合物と組合せられたブタジエン又はイ
ソプレン、あるいは単独の又はビニル芳香族化合物と組
合せられたn−ブチルアクリレートから誘導された単位
を含有している。前述の耐衝撃性改良剤は、フロマスら
の米国特許第4,180,494号明細書、オーエンス
の米国特許第3,808,180号明細書、フアーンハ
ムらの米国特許第4,096,202号明細書及びコー
エンらの米国特許第4,260,693号明細書に開示
されているものと確信される。最も好ましくは、耐衝撃
性改良剤はブタジエン又はn−ブチルアクリレート基質
のゴム状コアと、単独又はスチレンと組合せられたメチ
ルメタクリレートから重合せしめられた第2段との2段
から成る。第1段には、このほか架橋用モノマー及びグ
ラフト結合用モノマーが存在する。架橋用モノマーの例
には、1,3−ブチレンジアクリレート、ジビニルベン
ゼン及びブチレンジメタクリレートがある。グラフト結
合用モノマーの例には、アリルアクリレート、アリルメ
タクリレート及びジアリルマレエートがある。
このほかに好ましい耐衝撃性改良剤は、米国特許第4,
292,233号明細書に開示されているタイプのもの
である。これらの耐衝撃性改良剤は、一般にアクリロニ
トリル及びスチレンによりグラフトされた比較的高含量
の架橋ブタジエンポリマー被グラフト基体を含む。
このほかの適切な耐衝撃性改良剤には、これらには限定
されないがエチレン−ビニルアセテート、エチレン−エ
チルアクリレート共重合体等が包含される。
本発明の組成物のブレンド法は臨界的ではなく、従来か
らの方法によって行なわれる。1つの有利な方法は、粉
末又は粒剤の形態でポリエステル及び他の成分をブレン
ドし、このブレンドを押出し、ペレット又は他の適切な
形状に細断することから成る。
各成分は、例えば乾式混合もしくは押出機、加熱された
ミルあるいはそのほかのミキサー内での溶融状態での混
合による等の通常の方法の何れかによって混合される。
例えば、細断ガラス(例えば1/8乃至約1インチの長
さ、そして好ましくは1/4インチ未満の長さの小片に
細断されたガラス粗紡)が、ポリエステル樹脂、他の成
分、そして随意な他の添加剤と共に押出混合機内に収容
され、成形ペレットが作製される。ファイバーは、処理
中に短くされ、予備分散されて1/16インチ未満の長
さとなって現われる。その他の方法においては、ガラス
フィラメントが短い長さに粉砕され又は摩砕され、乾式
ブレンドによりポリエステル樹脂及び安定剤、そして随
意な他の添加剤と混合され、次いで混練りするか又は摩
砕及び粉砕され、あるいは押出されそして細断される。
又、ガラスファイバーを樹脂及び添加剤と混合し、そし
て例えば射出成形又はトランスファー成形法により直接
成形してもよい。
全ての成分、即ち、ポリエステル樹脂及び他の成分から
できる限り多くの水を十分除くことが、常に重要であ
る。必須ではないが、成分が予備混合され、ペレット化
され、そして次いで成形された場合に最良の結果が得ら
れる。予備混合は、従来からの装置によって行なわれ得
る。例えば、ポリエステル樹脂、他の成分、そして随意
な他の添加剤及び/又は補強材が注意深く予備乾燥され
た後、スクリュウが適切な溶融を確保するために十分長
い移動部分を有する単軸押出機内に組成物の乾燥ブレン
ドが供給される。他方、例えばワーナー・フライダラー
機等の二軸押出機では、樹脂及び添加剤が供給口から供
給され、補強材が下流で供給され得る。何れの場合に
も、一般に、適した機械温度は華氏約450乃至575
度である。
予備混合された組成物は押出され、そして標準的な方法
によって従来どおり粒剤、ペレット等の成形用コンパウ
ンドに細断される。
組成物は、熱可塑性組成物に関して従来から使用されて
いる何れの装置によっても成形され得る。例えば、良好
な結果がバン・ドーン型等の射出成形機により、例えば
華氏500度の従来のシリンダー温度及び例えば華氏1
50度の従来の成形温度により得られる。もし必要なら
ば、ポリエステルの成形特性、添加剤及び/又は補強材
の量及びポリエステル成分の結晶化速度に応じて、当該
技術分野の熟達者であれば組成物に対処するために成形
サイクルに従来どおりの調節をなし得るであろう。
本発明の組成物は、成形ペレットとして単独で、あるい
は他のポリマーと混合して使用することができ、そして
更に例えば木粉、布繊維等の非補強充填剤、及び顔料、
染料、安定剤、可塑剤等を含むことができる。
好適な実施態様の説明 以下の実施例は、本発明の範囲内の特定の組成物の調製
について例証している。これらは、たとえどの様な意味
においても本発明を限定するものと解釈されるべきでは
ない。特に断らない限り、全ての部は重量基準とする。
実施例1乃至5 下記に示した配合物が予備ブレンドされ、そして華氏5
40度−華氏560度−華氏580度のバレル温度プロ
フィール及び華氏520度のダイヘッド温度を有する1
3/4インチ・スターリング押出機により押出された。
押出物が、ペレット化される前に水浴を通して冷却され
た。試験片が3オンスのバン・ドーン成形プレスにより
約華氏480度のセット温度で射出成形された。樹脂
が、射出成形される前に強制空気循環オーブン内で華氏
250度で3乃至4時間乾燥された。
1ポリ(1,4−ブチレンテレフタレート)樹脂、登録
商標バロックス(VALOX)、樹脂グレード31
0、溶融粘度5,000乃至7,000ポアズ、ゼネラ
ル・エレクトリック・カンパニィ、 2ポリ(1,4−ブチレンテレフタレート)樹脂、登録
商標バロックス(VALOX)、樹脂グレード31
5、溶融粘度7,500ポアズ以上、ゼネラル・エレク
トリック・カンパニィ、 3臭素化ビスフェノール−Aポリカーボネートオリゴマ
ー、 4重量比80/20のSb/ポリエチレン、 5ビスフェノール−Aポリカーボネート、ゼネラル・エ
レクトリック・カンパニィ、 6アクリロイドKM330コアーシエル耐衝撃性改良
剤。
実施例6乃至9 下記に示した配合の試験片を作製するために、実施例1
乃至5の方法が利用された。
2ポリ(1,4−ブチレンテレフタレート)樹脂、登録
商標バロックス(VALOX)、樹脂グレード31
5、溶融粘度7,500ポアズ、ゼネラル・エレクトリ
ック・カンパニィ、 3臭素化ビスフェノール−Aポリカーボネートオリゴマ
ー、 4重量比80/20のSb/ポリエチレン、 6アクリロイドKM330コアーシエル耐衝撃性改良
剤、 7滴下抑制剤、 8ヒンダードフェノール酸化防止剤、 9臭素化ポリエステル基質難燃剤、 10臭素化ビスフェノール−Aポリカーボネート樹脂。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C08L 67/02 69:00)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】改良された比較トラッキング指数を有する
    難燃化ポリ(1,4−ブチレンテレフタレート)樹脂成
    形用組成物であって、 (a)ポリ(1,4−ブチレンテレフタレート)樹脂; (b)難燃化量のハロゲン化芳香族難燃剤; (c)有効量のアンチモン化合物相乗剤;及び (d)前記樹脂(a)とハロゲン化芳香族難燃剤(b)85重
    量部あたり3.5乃至6.5重量部の、二酸化チタン粉
    末を含む成形用組成物。
  2. 【請求項2】前記芳香族ポリエステル樹脂がテトラメチ
    レングリコールとテレフタル酸から誘導されたものであ
    る請求項1記載の成形用組成物。
  3. 【請求項3】前記ハロゲン化芳香族難燃剤が芳香族カー
    ボネートホモポリマーである請求項1記載の成形用組成
    物。
  4. 【請求項4】更に補強用量のガラスファイバーを含む請
    求項1記載の成形用組成物。
  5. 【請求項5】更に耐衝撃性を改良する量の耐衝撃性改良
    剤を含む請求項1記載の成形用組成物。
  6. 【請求項6】更にポリ(1,4−ブチレンテレフタレー
    ト)樹脂20重量部あたり80重量部までの他の熱可塑
    性樹脂を含む請求項1記載の成形用組成物。
  7. 【請求項7】改良された比較トラッキング指数を有する
    難燃化ポリ(1,4−ブチレンテレフタレート)樹脂成
    形用組成物であって、 (a)ポリ(1,4−ブチレンテレフタレート)樹脂; (b)難燃化量のハロゲン化芳香族難燃剤; (c)有効量のアンチモン化合物相乗剤; (d)前記樹脂(a)とハロゲン化芳香族難燃剤(b)85重
    量部あたり3.5乃至6.5重量部の二酸化チタン粉
    末;及び (e)補強量のガラスファイバー を含む成形用組成物。
JP61503755A 1986-07-02 1986-07-02 改良された電気的性能を有する難燃化ポリエステル成形用組成物 Expired - Lifetime JPH0611851B2 (ja)

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