JP3217434B2 - 円筒ワークの同心度測定装置 - Google Patents

円筒ワークの同心度測定装置

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JP3217434B2
JP3217434B2 JP07723492A JP7723492A JP3217434B2 JP 3217434 B2 JP3217434 B2 JP 3217434B2 JP 07723492 A JP07723492 A JP 07723492A JP 7723492 A JP7723492 A JP 7723492A JP 3217434 B2 JP3217434 B2 JP 3217434B2
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cylindrical work
concentricity
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inner diameter
ferrule
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裕之 鶴田
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Kyocera Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は円筒ワークの内径部と外
径部の同心度を測定する装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその課題】従来、光ファイバーの接続に
用いるフェルールのように円筒形状の外径と内径とに高
い同心度を要求される円筒ワークの同心度を測定するた
めに、図3に示す同心度測定装置が用いられていた。
【0003】図3の同心度測定装置による測定方法は、
円筒ワーク21の内径部に両端からピン22を挿入して
支持し、この状態で回転機23により円筒ワーク21を
回転させ、分解能1μmを有する電気マイクロゲージ2
4を外径部に当ててその同心度を測定するものである。
【0004】しかしながら、前記従来方法によると内径
部をピン22で支えるために、この内径が小さければ小
さい程、ピン22も細くなるためにピン22の加工が難
しく、また、折れやすくなる。
【0005】また、この方法で測定されるのはピン22
を中心とする回転軸に対する外径部の同心度であって、
ピン22と内径とは完全に一致しないために正確な測定
はできず、ピン22のブレや、ゲージの誤差にも測定結
果は大きく影響されてしまう。
【0006】さらに、測定にあたってはピン22に対し
て円筒ワーク21を着脱する時間が特に多くかかってし
まう。
【0007】本発明の目的は上記従来技術の課題を解決
するために、測定精度が高く、測定作業の容易な円筒ワ
ークの同心度測定装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の円筒ワークの同心度測定装置は、内径部を有
する円筒ワークの外径部を接して位置決めするV溝を有
する位置決め手段と、前記V溝に載置した状態で円筒ワ
ークをV溝に対して円周方向に回転させる回転手段と、
前記回転される円筒ワークの一方の端面から内径部に光
を入射させる光源手段と、前記回転される円筒ワークの
他方の端面に配設され円筒ワークの内径部縁を含む所定
エリアを撮像する撮像手段とを具備し、前記撮像された
内径部縁の最大の振れ幅を検出することにより前記外径
部と内径部の同心度を測定するものである。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例を説明するフェルー
ルの同心度測定装置の構成図で、本実施例の測定装置は
フェルール1を載置してその外径部の位置決めを行うV
溝を有するVブロック2、このフェルール1をV溝に載
置した状態で円周方向に回転させるゴムローラー3、回
転するフェルール1の一端から内径部内に光を入射させ
る光源4及びライト5、フェルール1の他端に配設され
てフェルール1の内径部縁Eを含む微小な所定エリアS
を拡大して撮像するためのレンズ6及びテレビカメラ
7、テレビカメラ7から出力されるアナログ信号をA/
D変換してデジタル信号にする2値化装置8、この変換
されたデジタル信号に基づき所定エリア像を表示するモ
ニターテレビ9から構成される。
【0010】図2(a)(b)は上記構成に基づきVブ
ロック2に載置されて回転されるフェルール1の内径部
縁Eを含む所定エリアSをモニターテレビ9に表示した
状態を説明するもので、内径部縁Eが(a)の状態から
フェルール1が回転してその振れ幅Wが最大となった位
置が(b)の状態である。この最大の振れ幅Wを測定す
ることによりフェルール1の外径部と内径部の同心度が
測定できる。本実施例のようにモニターテレビ9に所定
エリアSを映し出して人が同心度を測定する場合には、
予めモニターテレビ9にスケールを付けておけばよい。
【0011】なお、上記実施例ではモニターテレビ9を
用いて人が測定を行う例を説明したが本発明はこれに限
定されることはなく、2値化装置8の出力側に2値検出
回路を接続することにより2値化装置8から出力される
デジタル信号によって内径部縁Eの位置データをメモリ
して最大の振れ幅Wを検出することにより同心度の測定
を自動的に行うこともできる。
【0012】上記のように本発明の一実施例によれば、
内径部縁Eを含む所定エリアSを拡大して撮像し、さら
にA/D変換してコントラストを高めることにより内径
部縁Eの境界を明瞭に判定できる。
【0013】上記の構成に基づいて高倍率レンズと大型
モニターテレビを用いたところ、0.2μmの分解能を
得ることができた。
【0014】また、この装置を用いれば熟練者、初心者
に関係なく極めて高精度に同心度を測定でき、それに要
する時間も数秒で足りる。また、測定を自動化すれば極
めて短時間に多数の測定が可能となる。
【0015】なお、上記実施例ではフェルールのように
単純な円筒形状の例を説明したが、例えば円錐形状のも
のなどでも可能で、この場合には図1のVブロックを傾
けることにより同様にその内径部と外径部の同心度が測
定できる。
【0016】
【発明の効果】上記の通り本発明は構成されているの
で、高精度にしかも短時間に円筒ワークの同心度の測定
が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明するフェルールの同心
度測定装置の構成図である。
【図2】(a)(b)は回転されるフェルール1の内径
部縁Eを含む所定エリアSをモニターテレビ9に表示し
た状態の説明図である。
【図3】従来の円筒ワークの同心度測定装置の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 フェルール 2 Vブロック 3 ゴムローラー 4 光源 7 カメラ 8 2値化装置 9 モニターテレビ E 内径部縁 S 所定エリア

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内径部を有する円筒ワークの外径部を接し
    て位置決めするV溝を有する位置決め手段と、前記V溝
    に載置した状態で円筒ワークをV溝に対して円周方向に
    回転させる回転手段と、前記回転される円筒ワークの一
    方の端面から内径部に光を入射させる光源手段と、前記
    回転される円筒ワークの他方の端面に配設され円筒ワー
    クの内径部縁を含む所定エリアを撮像する撮像手段とを
    具備し、前記撮像された内径部縁の最大の振れ幅を検出
    することにより前記外径部と内径部の同心度を測定する
    ことを特徴とする円筒ワークの同心度測定装置。
JP07723492A 1992-03-31 1992-03-31 円筒ワークの同心度測定装置 Expired - Lifetime JP3217434B2 (ja)

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JP4632962B2 (ja) 2006-02-03 2011-02-16 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 同軸度・直角度測定装置及びその方法
JP6242049B2 (ja) * 2012-12-21 2017-12-06 セイコーインスツル株式会社 フェルール撮像装置、フェルール分類装置、フェルール撮像方法、フェルール撮像プログラム、及び記録媒体

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