JP3217360B2 - 粒状形態の制泡剤 - Google Patents
粒状形態の制泡剤Info
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Description
法、およびこのような制泡剤を含有する洗剤組成物に関
する。
うとする物質を洗剤組成物に配合することは、洗剤工業
において普通のプラクティスになってきた。
ることが見出されている。
出され、且つ数々の努力は、それらを含有する洗剤組成
物の長期貯蔵時に、このような消泡剤の安定性を増大さ
せることに向けられてきた。
剤を、水溶性または水分散性の実質上非界面活性の洗剤
不浸透性物質、例えば、ゼラチン、寒天またはタローア
ルコールとエチレンオキシドとの或る反応生成物である
有機物質で被覆することが提案されている。
水不溶性脂肪酸または脂肪アルコールで被覆することが
提案されており且つEP−A第210 731号明細書には、シ
リコーン消泡剤をグリセロールと脂肪酸とのモノエステ
ルで被覆することが開示されている。
る場合には、貯蔵時に望ましい安定性を示すらしいが、
このような消泡粒状物は、乾式混合などの粉末形態の洗
剤組成物への容易な配合には理想的には適していないこ
とが見出されている。
洗剤組成物に容易に加工できる粒状物の形の貯蔵安定な
制泡剤を提供することにある。
くはデンプン、有機コーティング物質を含む粉末形態の
洗剤組成物への配合用の粒状形態の安定な自由流動性制
泡剤であって、シリコーン消泡化合物との重量比1:5か
ら2:1、好ましくは1:3から1:1の結晶性または無定形ア
ルミノシリケートを含有することを特徴とする粒状形態
の安定な自由流動性制泡剤を提供する。
面活性剤、前記制泡剤および場合によって他の洗剤成分
を含有する洗剤組成物を提供するものである。
量%、好ましくは8〜15重量%の量で存在する。
語は、シロキサン単位と各種のヒドロカルビル基とを含
有する各種の比較的高分子量重合体を包含する一般用語
になってきた。一般に、シリコーン制泡剤は、一般構造 (式中、各Rは独立にアルキルまたはアリール基である
ことができる) を有するシロキサンと記載できる。このような置換基の
例は、メチル、エチル、プロピル、イソブチル、および
フェニルである。好ましいポリジオルガノシロキサン
は、トリメチルシリル末端ブロッキング単位を有し且つ
25℃での粘度5×10-5m2/秒〜0.1m2/秒、即ち、40〜150
0の範囲内のnの値を有するポリジメチルシロキサンで
ある。これらは、容易な入手性および比較的低いコスト
のため好ましい。
は、前記種類のアルキル化シロキサンと固体シリカとの
混合物からなる。
沈降シリカ、またはゲル形成技術によって生成されるシ
リカであることができる。シリカ粒子は、好適には、平
均粒径0.1〜50μm、好ましくは1〜20μmおよび表面
積少なくとも50m2/gを有する。これらのシリカ粒子は、
シリカ上に直接結合されるかシリコーン樹脂によって結
合されるかのいずれかのジアルキルシリル基および/ま
たはトリアルキルシリル基で処理することによって疎水
性にすることができる。シリカ(その粒子はジメチルお
よび/またはトリメチルシリル基で疎水性にさせられて
いる)を使用することが好ましい。本発明に係る制泡剤
で使用するシリコーン消泡剤は、好適には、シリコーン
消泡剤の全重量の1〜30重量%(より好ましくは2.0〜1
5重量%)の範囲内の量のシリカを有していて、平均粘
度2×10-4m2/秒〜1m2/秒を有するシリコーン消泡剤を
生ずる。好ましいシリコーン消泡剤は、粘度5×10-3m2
/秒〜0.1m2/秒を有していてもよい。粘度2×10-2m2/秒
または4.5×10-2m2/秒を有するシリコーン消泡剤が、特
に好適である。
この上にシリコーン消泡剤および有機コーティング物質
が製造時に付着する。それゆえ、担体物質は、洗剤成分
と相溶性であり、洗浄サイクル時にシリコーン消泡剤の
水性液への分散を容易にするために水溶性または水分散
性であり且つシリコーン消泡剤を吸収または吸着するこ
とができる固体粒子の形態でなければならない。
〜75重量%の量で存在する。
は、天然デンプンまたは水中での熱間ゲル化または冷間
ゲル化の両方によって化学的に変性されたデンプンであ
る。他の好適な物質は、けいそう土およびフラー土であ
る。
のうちで、ここで使用するための担体粒子を選ぶことが
可能である。このような物質の例は、ゼオライト、トリ
ポリリン酸ナトリウム(STPP)粒子、硫酸ナトリウム、
クエン酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、カルボキシメチ
ルセルロースおよび粘土鉱物である。
30重量%、好ましくは8〜22重量%の量で存在する。
グ物質は、水溶性/分散性種、水不溶性種、またはそれ
らの混合物であることができる。
透性でなければならず且つ実質上非界面活性でなければ
ならない。実質上非界面活性とは、担体物質自体が空気
/水界面におけるよりむしろ水性媒体全体にわたって乳
化するかそうでなければ過度に分散するような方式でシ
リコーン物質と相互作用しないことを意味する。
つ洗剤不浸透性であるという必須の特徴を有する各種の
担体物質は、既知である。例えば、実質上界面活性特性
を有していない高分子量カルボワックス(Carbowax)
(「カルボワックス」は商標である)は、ここで有用で
ある。この種の物質の例としては、分子量約1,500〜約1
0,000、特に約4,000を有するポリエチレングリコールが
挙げられる。高度にエトキシ化された脂肪アルコール、
例えば、約25モル割合のエチレンオキシドと縮合された
タローアルコールは、ここで有用である。極めて高いエ
トキシレート割合(約80)を含有する他のアルコール縮
合物も、ここで有用である。
の所望の制泡性と相互作用するか、そうでなければ妨害
するのに十分な界面活性特性を明らかに欠く。ここで特
に好ましいエトキシ化担体物質は、約80モル割合のエチ
レンオキシドと縮合されたタローアルコール、略称TAE
80である。
種の他の物質、即ち、ゼラチン、寒天、アラビアゴムお
よび各種の藻類誘導ゲルも、挙げられる。
機物質は、水不溶性脂肪酸、脂肪アルコール、脂肪酸エ
ステルおよびそれらの混合物である。脂肪酸または脂肪
アルコールは、アルキル鎖中に10〜20個の炭素を有する
ものである。
源、例えば、植物または動物エステル(例えば、パーム
油、ヤシ油、ババス油、サフラワー油、トール油、ヒマ
シ油、タローおよび魚油、グリース、およびそれらの混
合物)から得ることができ、または例えば石油の酸化に
より、またはフィッシャー−トロプシュ法による一酸化
炭素の水素添加により合成的に製造できる。本発明で使
用するのに好適な脂肪酸の例としては、カプリン酸、ラ
ウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、アラキン酸およびベヘン酸が挙げられる。
も、好ましい。前記脂肪酸に由来するアルコールは、こ
こで制泡剤に好適であり、ステアリンアルコールおよび
タロー(C16〜C18)アルコールが好ましい。
ば、ミリスチン酸エチル、ステアリン酸エチル、パルミ
チン酸メチル、およびグリセロールモノステアレート
も、好適であり、この後者のものが特に好ましい。
テアリルアルコールが特に好ましい。これらの物質は、
良好な性能、容易な入手性および好適な融点のため好ま
しい。ステアリン酸およびステアリルアルコールの融点
は、それぞれ71.5および59.4℃であり、これらの温度で
はそれらは水に不溶性である。これらの物質は、洗浄液
に放出する時にシリコーン消泡剤の有効性を妨害しない
らしい。
不溶性有機物質との混合物も、好適である。好ましい混
合物は、ステアリルアルコールおよびTAE80である。
は、シリコーン消泡剤1部当たり1部以上の有機コーテ
ィング物質であるべきである。5:1から1:2、より好まし
くは4:1から1:1の範囲内の重量比の有機コーティング物
質およびシリコーン消泡剤を使用することが好ましい。
ーは、結晶性または無定形のものまたはそれらの混合物
であってもよく且つ一般式 0.8〜1.5Na2O・Al2O3・0.8〜6SiO2 を有する。
も約50mg CaO/gのカルシウムイオン交換容量を有するこ
とが必要とされる。好ましいアルミノシリケートは、1.
5〜3.5個のSiO2単位を含有し(前記式中)且つ粒径約10
0μ以下、好ましくは約20μ以下を有する。無定形アル
ミノシリケートと結晶性アルミノシリケートとの両方と
も、文献に詳述のようにケイ酸ナトリウムとアルミン酸
ナトリウムとの間の反応によって容易に生成することが
できる。
で使用するのに好ましい。好適な物質は、例えば、英国
特許第1 429 143号明細書に記載されている。この種
の好ましいアルミノケイ酸ナトリウムは、周知の市販の
ゼオライトAおよびX、およびそれらの混合物である。
4A型ゼオライトが、本発明で使用するのに特に好まし
い。
消泡化合物との重量比1:5から2:1、好ましくは1:3から
1:1で存在する。典型的には、アルミノシリケートは、
本発明の制泡剤の3%〜15%の量で存在する。
て、グリセロールを含んでもよい。グリセロールは、シ
リコーン消泡剤との重量比1:2から3:1で、そして本発明
の制泡剤の2〜20%、好ましくは8%〜15%の量で存在
できる。他の任意成分としては、ロウ、および固結防止
剤が挙げられる。
るもの、例えば、ミクロクリスタリンおよび酸化ミクロ
クリスタリン石油ワックスおよびパラフィンロウであ
る。しかしながら、合成ロウ、またはモンタンロウ、ミ
ツロウ、カンデリラロウ、カルバウバロウなどの天然ロ
ウも、使用してもよく、これらのロウのいずれかの混合
物も使用してもよい。どのようなロウを使用しても、そ
の融点は容易に液化できるように35〜70℃であることが
好ましい。
面活性剤、例えば、以下に記載のものが挙げられる。
コーン消泡化合物、担体物質および有機コーティング物
質を凝集した後、(2)アルミノシリケートを加えるこ
とからなる。
CB/KM型配合機械)で生じ、ここで液体と粒状形態との
両方の化合物はアグロメレーターに連続的に(好ましい
オプション)またはバッチ式に供給する。
添加前に混合できるシリコーン消泡化合物および有機コ
ーティング剤からなる。
からなる。
(以下のオプション(a)および(b))で行うことが
できるが、本法の最良の特徴は、このような添加を40〜
70℃、好ましくは50℃〜55℃の範囲内の温度で行うこと
である。
流動性粒状物を調製しないであろう。
ーターを去る製品を、レジゲKMすき先(低エネルギー強
力)ミキサーに供給し、ここでアルミノシリケートを適
量で加える。このミキサー中の滞留時間は、30秒程度に
短くすることができるが、3〜4分程度であることがで
きる。次いで、製品を、流動床に供給して、25〜35℃に
冷却する。
ターを去る製品を、加熱セクションと冷却セクションと
を有する2区画室流動床に供給する。製品は、「加熱」
流動床の第一パートで45〜55℃に保ち、アルミノシリケ
ートを、適量で、このパートに吹き込む。次いで、この
製品を、流動床の第二パートに供給して、25〜35℃に冷
却する。
のような制泡剤を含む粉末形態の洗剤組成物が、提供さ
れる。制泡剤の量は、全洗剤組成物の0.25〜10重量%、
好ましくは0.5〜3重量%である。
オン型または両性型、またはそれらの混合型を有する。
好適な陰イオン有機洗剤界面活性剤としては、高級脂肪
酸のアルカリ金属石鹸、アルキルアリールスルホネー
ト、例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、
長鎖(脂肪)アルコールサルフェート、オレフィンサル
フェートおよびスルホネート、硫酸化モノグリセリド、
硫酸化エーテル、スルホスクシネート、アルカンスルホ
ネート、リン酸エステル、アルキルイソチオネート、ス
クロースエステルおよびフルオロ界面活性剤が挙げられ
る。好適な陽イオン有機洗剤界面活性剤としては、アル
キルアミン塩、第四級アンモニウム塩、スルホニウム塩
およびホスホニウム塩が挙げられる。好適な非イオン有
機界面活性剤としては、エチレンオキシドと長鎖(脂
肪)アルコールまたは脂肪酸との縮合物、例えば、エチ
レンオキシド7モルと縮合されたC14〜15アルコール
〔ドバノール(DobanolR)45−7〕、エチレンオキシド
とアミンまたはアミドとの縮合物、エチレンオキシドお
よびプロピレンオキシド、脂肪酸アルキロールアミドお
よび脂肪アミンオキシドの縮合物が挙げられる。好適な
両性有機洗剤界面活性剤としては、イミダゾリン化合
物、アルキルアミノ酸塩およびベタインが挙げられる。
しくは非ホスフェート種である)も含有する。従って、
本発明のビルダーは、好ましくは、アルミノシリケート
イオン交換体(ゼオライト)、および水溶性単量体また
はオリゴマーカルボキシレートキレート化剤、例えば、
サイトレート、スクシネート、オキシジスクシネート、
並びに前記のものの混合物から選ばれる。
塩、重炭酸塩およびケイ酸塩、有機ホスホネート、アミ
ノポリアルキレンホスホネートおよびアミノポリカルボ
キシレート、エチレンジアミン四酢酸およびニトリロ三
酢酸が挙げられる。他の好適な水溶性有機塩は、ポリカ
ルボン酸が2個以下の炭素原子によって互いに分離され
た少なくとも2個のカルボキシル基を含む単独重合体ま
たは共重合体ポリカルボン酸またはそれらの塩である。
この種の重合体は、英国特許第1,596,756号明細書に開
示されている。このような塩の例は、MW2000〜5000のポ
リアクリレート、それらと無水マレイン酸との共重合体
(このような共重合体は分子量20,000〜70,000、特に約
40,000を有する)である。
他の成分としては、過ホウ酸ナトリウム、過炭酸ナトリ
ウムなどの漂白剤、漂白活性剤、カルボキシメチルセル
ロースなどの再付着防止剤、酵素、増白剤、布帛柔軟化
粘土、、香料、染料、顔料が挙げられる。
得るためにゼオライトを使用する効果を示す。
体が自由流動性であり且つ粘着性ではなく、このように
粉末形態の洗剤組成物に乾式混入するのに完全に適して
いるという事実を反映する。
着性ではなく、このように粉末形態の洗剤組成物に乾式
混入するのに完全に適しているということを示す。
剤組成物は、下記処方を有する。
た脂肪アルコール(C14〜C15) 粘土:スメクタイト粘土 ゼオライト4A:平均粒径1〜10μmを有するゼオライ
ト4Aのナトリウム塩 AA/MA共重合体:アクリル酸とマレイン酸との共重合
体 CMC:カルボキシメチルセルロース ホスホネート:エチレンジアミンテトラメチレンホス
ホン酸のナトリウム塩 EDTA:エチレンジアミン四酢酸のナトリウム塩 PB1:NaBO2・H2O2(過ホウ酸ナトリウム1水和物) PB4:NaBO2・H2O2・3H2O(過ホウ酸ナトリウム4水和
物) TAED:テトラアセチルエチレンジアミン
Claims (13)
- 【請求項1】シリコーン消泡化合物、担体物質、有機コ
ーティング物質を含む粉末形態の洗剤組成物への配合用
の粒状形態の安定な自由流動性制泡剤であって、この制
泡剤がさらに結晶性または無定型アルミノシリケートを
含有し、該アルミノシリケート対シリコーン消泡化合物
の重量比が1:5から2:1であることを特徴とする、粒状形
態の安定な自由流動性制泡剤。 - 【請求項2】アルミノシリケート対シリコーン消泡化合
物の重量比が、1:3から1:1を有する、請求項1に記載の
制泡剤。 - 【請求項3】シリコーン消泡化合物が、ポリジオルガノ
シロキサンおよび固体シリカからなる、請求項1または
2に記載の制泡剤。 - 【請求項4】担体物質が、デンプンである、請求項1な
いし3のいずれか1項に記載の制泡剤。 - 【請求項5】有機コーティング剤が、水溶性または水分
散性の実質上非界面活性の洗剤不浸透性物質、水不溶性
脂肪酸、および/または脂肪アルコールおよび/または
脂肪酸エステル、およびそれらの混合物から選ばれる、
請求項1ないし4のいずれか1項に記載の制泡剤。 - 【請求項6】水溶性/分散性有機コーティング剤が、25
モル〜80モル割合のエチレンオキシドと縮合された高度
にエトシキ化された脂肪アルコールから選ばれる、請求
項5に記載の制泡剤。 - 【請求項7】水不溶性脂肪酸および/または脂肪アルコ
ールが、12〜20個の炭素原子の炭素鎖長および融点45℃
〜80℃を有する、請求項5に記載の制泡剤。 - 【請求項8】有機コーティング剤が、ステアリン酸、ス
テアリルアルコール、タロー脂肪酸、タロー脂肪アルコ
ール、80モル割合のエチレンオキシドと縮合されたタロ
ーアルコール、およびそれらの混合物から選ばれる、請
求項6または7に記載の制泡剤。 - 【請求項9】シリコーン消泡剤5〜20重量%、担体物質
40%〜80重量%、有機コーティング物質5〜30重量%、
ゼオライト3%〜15重量%を含有する、請求項1ないし
8のいずれか1項に記載の制泡剤。 - 【請求項10】グリセロール2〜20重量%を更に含有す
る、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の制泡剤。 - 【請求項11】シリコーン消泡化合物、担体物質および
有機コーティング物質を一緒に凝集し、次いで、アルミ
ノシリケートを40〜70℃の範囲内の温度で凝集体に加え
ることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に
記載の制泡剤の製法。 - 【請求項12】前記温度が、45℃〜55℃の範囲内であ
る、請求項11に記載の方法。 - 【請求項13】界面活性剤および請求項1ないし10のい
ずれか1項に記載の制泡剤を含むことを特徴とする粉末
形態の洗剤組成物。
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