JP3217184B2 - 偏向ヨーク - Google Patents

偏向ヨーク

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JP3217184B2
JP3217184B2 JP12279493A JP12279493A JP3217184B2 JP 3217184 B2 JP3217184 B2 JP 3217184B2 JP 12279493 A JP12279493 A JP 12279493A JP 12279493 A JP12279493 A JP 12279493A JP 3217184 B2 JP3217184 B2 JP 3217184B2
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correction coil
deflection yoke
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turn
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勝世 岩崎
望 有元
悦司 田上
守夫 遠藤
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスプレイ装置等に
用いられ、外部へ漏洩する漏洩磁界に対して逆向きの補
正磁界を発生させる補正コイルを備えた偏向ヨークに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子ビームを水平方向及び垂直方
向に偏向する偏向ヨークを用いたディスプレイ装置から
漏出する漏洩磁界が人体に悪影響を及ぼすという理由か
ら、規則(MPR−2)が制定され、その対策が必要と
なっている。
【0003】従来の偏向ヨークにおいては、例えば、漏
洩磁界対策用の補正コイルが設けられ、図3に示すよう
に、補正コイル51で偏向ヨーク52の外部へ漏洩する
漏洩磁界(実線の矢印)に対して逆向きの補正磁界(破
線の矢印)を発生させることにより漏洩磁界の低減を図
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の偏
向ヨークにおいては、補正コイルに起因してリンギング
が発生するという問題点がある。
【0005】前記問題点を考慮した結果、以下に述べる
ようなことが判明した。
【0006】従来、補正コイルは、偏向ヨーク本体に装
着された補正コイルボビン又は偏向ヨーク本体の定めら
れた箇所に無作為に所定の巻数だけ巻かれている。図4
は従来の補正コイルの巻線方法の一例を示しており、図
4において、51は補正コイル、62は補正コイルボビ
ンであり、,,…,は補正コイル51の第1番目
のターン,第2番目のターン,…,第8番目のターンを
それぞれ示している。図4に示すように、補正コイル5
1のターンは互いに飛び越え交差している。このため、
補正コイルの巻始め近傍と巻終り近傍とが近接する場合
があり、これらの間における大きな電位差がリンギング
を発生させる原因となっていたことが分かった。
【0007】本発明は、前記に鑑みなされたものであっ
て、漏洩磁界対策用の補正コイルによるリンギングの発
生を防止できる偏向ヨークを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明は、リンギングの発生の原因が補正コイルの
部分同士の間の大きな電位差にあることを見出し、この
知見に基づいてなされたものである。
【0009】具体的に請求項1の発明が講じた解決手段
は、外部へ漏洩する漏洩磁界に対して逆向きの補正磁界
を発生させる補正コイルを備えた偏向ヨークであって、
前記補正コイルは、各ターンが順次隣接しかつ軸方向に
整列するように補正コイルボビンに整列巻されており、
前記補正コイルボビンは、その軸部の周面に、前記補正
コイルを軸方向に分割して各ターンの軸方向の移動を制
限するよう外方へ突出する突出部を有するものである。
【0010】また、請求項2の発明では、請求項1に記
載の偏向ヨークにおいて、前記補正コイルは、各ターン
が軸方向に並んでなる巻層を複数有し、前記巻層同士の
間にこれら巻層同士を離間させる絶縁層が設けられてい
ることを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項の発明の構成により、補正コイルは各
ターンが順次隣接し軸方向に整列するように整列巻され
ているため、隣接するターン同士の間の電圧が小さくな
るのでリンギングの発生を防止することが可能である。
また、補正コイルボビンには所定の厚みを持った突出部
が設けられ、この突出部が補正コイルを分割し補正コイ
ルの各ターンの軸方向の移動を制限するため、補正コイ
ルの各ターンの位置決めを正確に行なうことができる。
【0012】請求項の発明の構成により、補正コイル
の各ターンが軸方向に並んでなる巻層が複数存在する場
合にこれらの巻層同士の間に絶縁層が設けられており、
この絶縁層は巻層同士を離間させる。これにより、補正
コイルにおける電位差のある部分同士が近接することを
防止できるので、リンギングの発生を防止することが可
能である。
【0013】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図面に基づい
て説明する。
【0014】図1は第1の実施例に係る偏向ヨークを示
しており、(a)は偏向ヨークの斜視図であり、(b)
は補正コイル及び補正コイルボビンの正面図である。
【0015】図1(a)において、偏向ヨーク10は、
水平コイル11と、垂直コイル12と、水平コイル11
及び垂直コイル12を固持する絶縁樹脂枠13と、垂直
コイル12の外側に組み込まれたフェライトコア14
と、絶縁樹脂枠13の前端部上下に設けられた一対の樹
脂製補正コイルボビン15Aと、補正コイルボビン15
Aに巻かれた一対の補正コイル16Aとを備えている。
【0016】図1(b)に示すように、補正コイルボビ
ン15Aは、軸部15aと、軸部15aの上下端に設け
られた台形の一対の鍔部15bと、軸部15aの中央部
の周面に外方へ突出するように設けられた略台形のリブ
15cとを有している。補正コイルボビン15Aの軸部
15aには、補正コイル16Aの各ターンが順次隣接し
軸方向に整列するように補正コイル16Aが整列巻され
ており、補正コイルボビン15Aのリブ15cは補正コ
イル16Aを軸方向に2つに分割し各ターンの軸方向の
移動を制限している。
【0017】以上のような第1の実施例に係る偏向ヨー
ク10においては、補正コイル16Aに電流を流すと、
補正コイル16Aは偏向ヨーク10の外部へ漏洩する漏
洩磁界に対して逆向きの補正磁界を発生させるため、漏
洩磁界の低減を図ることができる。また、補正コイル1
6Aは各ターンが飛び越え交差しないように整列巻され
ており、順番が大きく異ったターン同士が近接すること
がない。このため、ターン同士の間の水平パルス電圧が
小さくなるのでリンギングの発生を防止することが可能
である。さらに、補正コイルボビン15Aにはリブ15
cが設けられ、このリブ15cが補正コイル16Aを分
割し補正コイル16Aの各ターンの軸方向の移動を制限
するため、補正コイル16Aの各ターンの位置決めを正
確に行なうことができる。
【0018】このように、補正コイルに電流を流すと、
補正コイルは偏向ヨークの外部へ漏洩する漏洩磁界に対
して逆向きの補正磁界を発生させるが、補正コイルの各
ター ン間電圧は最小となる。このため、第1の実施例に
係る偏向ヨークによると、リンギングの発生を防ぎつつ
漏洩磁界の低減を図ることができる。
【0019】以下、本発明の第2の実施例を図面に基づ
いて説明する。なお、第2の実施例に係る偏向ヨークは
補正コイル及び補正コイルボビンを除き第1の実施例に
係る偏向ヨークと同様のものである。
【0020】図2は第2の実施例に係る偏向ヨークの補
正コイル及び補正コイルボビンを示しており、第2の実
施例は補正コイルの巻層数が複数になる場合の例であ
る。図2に示すように、第2の実施例の補正コイルボビ
ン15Bに巻かれた補正コイル16Bは各ターンが軸方
向に並んでなる2つの巻層16a,16bを有してお
り、巻層16aと16bとの間には絶縁層17が設けら
れ、絶縁層17は巻層16aと16bとの間に一定の距
離を確保している。このように、第2の実施例において
は、補正コイル16Bの巻層同士の間に絶縁層17が設
けられており、この絶縁層17は巻層同士を離間させ
る。これにより、補正コイル16Bにおける電位差のあ
る部分同士が近接することを防止できるので、リンギン
グの発生を防止することが可能である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、請求項の発明に
係る偏向ヨークによると、補正コイルの各ターンが順次
隣接し軸方向に整列しているため、隣接するターン同士
の間の電圧が小さくなるのでリンギングの発生を防止す
ることが可能である。また、補正コイルが軸方向に分割
され補正コイルの各ターンの軸方向の移動が制限される
ため、補正コイルの各ターンの位置決めを正確に行なう
ことができる。
【0022】請求項の発明に係る偏向ヨークによる
と、補正コイルの巻層が複数存在する場合にこれらの巻
層同士が絶縁層により離間されるため、補正コイルにお
ける電位差のある部分同士が近接することを防止できる
のでリンギングの発生を防止することが可能である。
【0023】以上のように、本発明によると、漏洩磁界
対策用の補正コイルに起因するリンギングの発生を防止
することができる。漏洩磁界対策及びリンギング対策は
偏向ヨークの主要課題であり、これら両者を一挙に解決
できる本発明の効果は多大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る偏向ヨークを示
し、(a)はこの偏向ヨークを示す斜視図であり、
(b)はこの偏向ヨークの補正コイル及び補正コイルボ
ビンを示す正面図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係る偏向ヨークの補正
コイル及び補正コイルボビンを示す断面図である。
【図3】従来の偏向ヨークを示す側面図である。
【図4】従来の偏向ヨークの補正コイル及び補正コイル
ボビンを示す断面図である。
【符号の説明】
10 偏向ヨーク 15A,15B 補正コイルボビン 15a 軸部 15b 鍔部 15c リブ(突出部) 16A,16B 補正コイル 16a,16b 巻層 17 絶縁層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 守夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 子工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−233139(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 29/76

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部へ漏洩する漏洩磁界に対して逆向き
    の補正磁界を発生させる補正コイルを備えた偏向ヨーク
    であって、 前記補正コイルは、 各ターンが順次隣接しかつ軸方向に整列するように補正
    コイルボビンに整列巻されており、 前記補正コイルボビンは、 その軸部の周面に、前記補正コイルを軸方向に分割して
    各ターンの軸方向の移動を制限するよう外方へ突出する
    突出部を有する偏向ヨーク。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の偏向ヨークにおいて、 前記補正コイルは、 各ターンが軸方向に並んでなる巻層を複数有し、前記巻
    層同士の間にこれら巻層同士を離間させる絶縁層が設け
    られていることを特徴とする偏向ヨーク。
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