JP3216887B2 - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JP3216887B2
JP3216887B2 JP40370390A JP40370390A JP3216887B2 JP 3216887 B2 JP3216887 B2 JP 3216887B2 JP 40370390 A JP40370390 A JP 40370390A JP 40370390 A JP40370390 A JP 40370390A JP 3216887 B2 JP3216887 B2 JP 3216887B2
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洋介 永野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食器洗浄機に係り、特
に温度過昇防止装置を適正に動作させるに好適な取付け
構成に関する。
【0002】
【従来の技術】温度過昇防止用サーモスタットの機能
は、異常状態が発生しヒータユニットが過熱された場合
に、機器の損傷を防止する目的で、異常温度を検知しヒ
ータへの通電を切断するとともに、そのOFF信号をも
とに異常状態を使用者に知らせ、何らかの異常状態を解
除することによって再び使用可能なるように、バイメタ
ル方式等、自動あるいは手動復帰できるものである。従
って、通常の運転においては、食器洗浄機のサイクル運
転を阻害することがないよう、設定温度,設置位置を充
分に選定する必要がある。
【0003】従来は、組立性及び、構造の安定性の面か
ら、ヒータユニットカバー上部にサーモスタットを取付
ける、即ち、ヒータ埋設部に位置する部分で輻射熱を検
出する構成であったため、使用環境条件、例えば、外気
温度が40℃、使用電圧が定格の110%と温度条件が
悪い場合には、通常の使用においてサーモスタットが動
作し、サイクル運転を達成できない場合が生じていた。
また、稀にではあるが、洗浄時に他部品の故障などによ
り洗浄槽内に水の無い状態でヒータユニットが加熱され
た場合、ヒータユニットが異常に過熱し、400℃近く
になり、他の部品を溶融させたり、あるいは発煙等が生
じてからサーモスタットが動作するなど、機器の安全確
保に対しても充分ではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的とすると
ころは、考えられる使用環境条件下で異常なく食器洗浄
機のサイクル運転を完了させ、かつ、機器の不具合に対
してはヒータユニットの温度を素早く検出し、安全に温
度過昇防止装置を動作させ、上記不具合を解消し、信頼
性,安全性に優れた食器洗浄機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の特徴とするところは、開閉可能な扉を有する
食器洗浄機本体と、該食器洗浄機本体内に設けられた洗
浄槽と、該洗浄槽内に設けられ循環ポンプからの水圧に
より回転する洗浄ノズルと、前記洗浄槽外の下面に固定
されたヒータユニットと、該ヒータユニットに埋設され
たヒータと、前記ヒータユニットの下方に設けられ通風
路を形成するヒータユニットカバーと、前記洗浄槽の後
部に形成された送風口と連通すると共に前記通風路の一
方と接続されたダクトと、前記通風路の他方にダクトを
介して接続された送風機と、前記ヒータユニットのヒー
タ埋設部に密着して該ヒータユニットに固定されると共
に前記通風路内に位置させたフィンと、該フィンに固定
されたサーモスタットとを有することにある。
【0006】
【作用】即ち、通常のサイクル運転時において、洗浄時
のヒータユニットは、洗浄槽兼乾燥槽を経て水を過熱す
るため、この熱交換により、温度過昇防止装置を動作設
定温度まで温度が上がらず、また、乾燥時も、フィンが
効率良く冷却されるためサーモスタットも動作温度に達
しない。一方異常過熱時は、ヒータユニットのヒータ埋
設部からの熱伝導により、フィンは素早く加熱、サーモ
スタットへ伝熱されヒータユニットへの通電を停止する
よう作用する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0008】図1は、本発明に係る食器洗浄機の全体的
な内部構造を示す縦断面図、図2は、ヒータユニット部
の平面図、図3は、ヒータユニットの縦断面図、図4
は、温度過昇防止装置部の拡大縦断面図を示すものであ
る。
【0009】図1において、1は食器洗浄機本体で、前
面にヒンジ2を回転中心とし、矢印の如く前方に開閉可
能な扉3を有する。扉3内には、食器洗浄機の給水,加
熱,温水循環,排水,送風等、洗浄,乾燥サイクル運転
を司るコントローラ4を内設。また、扉3の上部には、
進行状態、及びコントローラ4により指示されて各種の
表示を行なう表示器5、及び運転操作部(図示せず)が
設置されている。扉3の内面部には、ステンレス材で形
成された扉内壁6が、同様にステンレス材で形成された
洗浄槽兼乾燥槽(以下洗浄槽と言う)7とは、扉3の閉
止時はパッキン8により、外部とは気密が保たれるよう
に構成されている。洗浄槽7内には、上レール9,下レ
ール10を構成し、上篭11,下篭12を本体1の前方
へ容易に移動できるよう構成する。また、洗浄槽7の下
面部には、循環ポンプ(図示せず)からの水圧を受けて
回転力を得るべく、複数の小穴13aを有し、かつ略中
央部には上ノズル14へ導水する噴出口15を有する下
ノズル16が、回動自在に取付けられる。噴出口15か
らの水は、下篭12の略中央部に固定した導水管17を
通り、上ノズル14の小穴13bから噴出され、上ノズ
ルはその反作用により回転する。また、洗浄槽7の下面
部に球面状に形成した球面部18には、ヒータユニット
19が固定される。固定するに当っては、ヒータユニッ
ト19からの伝熱を効率良くするために、球面部18と
ヒータユニット19の間には、耐熱部材であるシリコー
ン樹脂にアルミ粉を混合した充填材が塗布される。ま
た、ヒータユニット19を乾燥時の通風路とすべく、ヒ
ータユニットカバー20を設置し、送風機21,吸気口
22,ダクト(1)23a,ヒータユニットカバー
0,ダクト(2)23bを経て、洗浄槽7の後面部に設
けた送風口24から洗浄槽7へ温風が送り込まれる構成
となっている。外部とは、洗浄槽7の上面部に設けた排
気口(1)25a,排気口(2)25bを経て連結され
ている。
【0010】図2,3,4でヒータユニット19に取付
ける温度過昇防止装置の構成について説明する。温度過
昇防止装置は、溶断型の温度ヒューズ26と自動復帰型
のサーモスタット27で構成する。図4において、リン
グ状のシーズヒータ28はヒータユニット19の略外周
部に位置し、アルミ材よりなるヒータベース29にシー
ズヒータ28の面を覆うように加締め固定する。温度ヒ
ューズ26はシーズヒータ28より内周に位置させ、絶
縁チューブを介してフィン30のヒューズ装着部31で
ヒータユニット19に直付けされている。また、フィン
30は外周部のシーズヒータ埋設部28aの一部に密着
して、ヒータユニット19とヒータユニットカバー20
の間で構成される空間部に位置させてある。フィン30
の先端平面部には、サーモスタット27がフィン30に
直接ねじで固定されている。後での説明のために温度過
昇防止装置の動作温度について述べる。温度ヒューズ2
6の動作温度は略190℃、サーモスタット27の動作
温度は略150℃に設定してある。フィン30は、一体
で構成し、ヒータユニット19に温度ヒューズ26を挾
み込んでねじで固定する構成である。また、ヒータユニ
ット19からの伝熱のロスを極力少なくするために、フ
ィン30の材質は銅材を使用している。異種金属間の接
合部に発生する電蝕を防止する目的で、フィン30に
は、亜鉛メッキを施す必要がある。また、ヒータユニッ
ト19面、シーズヒータ埋設部28a、及びサーモスタ
ット27とフィン30との接合面には、シリコーン材よ
りなる伝熱ペーストを介在させ、空気層を極力排除する
ように構成してある。
【0011】さて、ヒータユニット19の電気的制御方
法であるが、洗浄時の温水加熱の時は、水温を極力早め
に約70℃程度に上昇させるため、ヒータ入力は約1K
Wとし、連続通電加熱としている。しかしながら、乾燥
運転時においては、送風風量が約0.5m3/分であるた
め断続運転を行ない、ヒータユニット19の温度を制御
する必要があり、乾燥運転のスタート時は、20秒ON
−45秒OFFを5サイクル行ない、その後は9秒ON
−45秒OFFを定時間まで繰返して行なうように制御
している。
【0012】以上のような構成、制御における食器洗浄
機の運転動作を標準サイクル運転について説明する。食
器を上篭11,下篭12に設置、洗剤投入口(図示せ
ず)に洗剤を投入し扉3を閉め、操作ボタンにより運転
が開始される。規定水位まで給水されると、ヒータユニ
ット19に通電が開始されると同時に、洗浄ポンプモー
タ(図示せず)が運転される。加圧水は下ノズル16及
び上ノズル14の小穴13aから噴射されると同時に、
噴射の反力を受けて回転を始める。この回転数は毎分約
20回転であり、洗浄槽7内の食器にまんべんなく洗浄
水が当り、水温は徐々に上昇するため、噴射力と温水、
及び洗剤の作用により食器の汚れを落す。この状態で規
定の水温まで加熱する場合のシーズヒータ埋設部28a
の温度は、通常使用環境の最悪条件を想定した、外気温
度40℃、運転電圧、定格の110%の条件で約130
℃で、温度ヒユーズ26、及びサーモスタット27の温
度は、約100℃であり、異常が発生しなければ温度過
昇防止装置のOFF動作は生じない。運転開始後約15
分で洗浄を終了し排水される。ついで再び給水が行なわ
れ同様の制御によりすすぎ運転がおこなわれる。すすぎ
終了後、排水動作の後に乾燥運転に入る。
【0013】乾燥運転時のヒータユニット19の制御
は、前述した通りである。送風機21により、吸気口2
3から吸入された空気は、ヒータユニット19とヒータ
ユニットカバー20との空間部を通過する際、ヒータユ
ニット19との熱交換により、50〜70℃の温風とな
り洗浄槽7へ導入される。温風により洗浄槽7内の水分
の蒸発を促進させ、排気口(2)25bから排気させな
がら乾燥運転をおこなう。この状態でのシーズヒータ埋
設部28aの温度は約190℃となり、温度ヒューズ2
6は約150℃となる。また、サーモスタット27の温
度は、シーズヒータ埋設部28aの温度をフィン30を
介して受けるが、通風路に効果的に配設させてあるた
め、冷却効果により120℃にとどまっている。
【0014】以上のように、平常運転状態では、通常想
定される悪条件にあっても、サイクル運転において、温
度過昇防止装置は動作することなく正常に運転できる。
【0015】次に、何らかの異常、例をあげれば、乾燥
運転時の吸気口23に設置してあるフィルター32の目
詰まり状態、洗浄中の洗剤の発泡による循環水の滞留、
及びコントローラ4の故障等であるが、このような場合
には、機器に損傷を与えることなく、かつ、発煙,発火
等が生ずる前に、温度過昇防止装置の、できれば、サー
モスタット27を動作させ、ヒータユニット19への通
電を遮断する必要がある。これらの中でも、最も条件の
厳しい、無風連続通電時の温度特性、及びサーモスタッ
ト27の動作を従来方式と比較した図が、図5である。
横軸に時間、縦軸に温度で示してある。サーモスタット
27の温度立上りが早く、動作時間も極めて速いことが
わかる。シーズヒータ埋設部28aの温度も最大260
℃であり、先に懸念した不具合の発生も防止でき、本発
明の顕著な効果がわかる。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、当初の
目的である、考えられる使用環境条件下で、食器洗浄機
のサイクル運転をスムーズに完了させることができ、か
つ機器の何らかの不具合に対しては、ヒータユニットの
温度を素早く検出し、機器に損傷を与えることなく、安
全に温度過昇防止装置を動作させることができ、信頼
性、安全性に優れた食器洗浄機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】食器洗浄機の全体的な内部構造を示す縦断面
図。
【図2】ヒータユニット部の平面図。
【図3】ヒータユニット部の縦断面図。
【図4】温度過昇防止装置部の拡大縦断面図。
【図5】温度過昇防止装置の温度特性図。
【符号の説明】
7…洗浄槽、19…ヒータユニット、26…温度ヒュー
ズ、27…サーモスタット、28…シーズヒータ、30
…フィン。
フロントページの続き (72)発明者 竹内 愛浩 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 日立多賀エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 川井 正治 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株式会社 日立製作所 多賀工場内 (72)発明者 岡野 薫 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株式会社 日立製作所 多賀工場内 (56)参考文献 特開 平3−261438(JP,A) 特開 平2−23926(JP,A) 特開 平1−270839(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 15/42 A47L 15/48

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉可能な扉を有する食器洗浄機本体と、
    該食器洗浄機本体内に設けられた洗浄槽と、該洗浄槽内
    に設けられ循環ポンプからの水圧により回転する洗浄ノ
    ズルと、前記洗浄槽外の下面に固定されたヒータユニッ
    トと、該ヒータユニットに埋設されたヒータと、前記ヒ
    ータユニットの下方に設けられ通風路を形成するヒータ
    ユニットカバーと、前記洗浄槽の後部に形成された送風
    口と連通すると共に前記通風路の一方と接続されたダク
    トと、前記通風路の他方にダクトを介して接続された送
    風機と、前記ヒータユニットのヒータ埋設部に密着して
    該ヒータユニットに固定されると共に前記通風路内に位
    置させたフィンと、該フィンに固定されたサーモスタッ
    トとを有することを特徴とする食器洗浄機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220330787A1 (en) * 2021-04-16 2022-10-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Dishwasher

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20220330787A1 (en) * 2021-04-16 2022-10-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Dishwasher

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