JP3216588B2 - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JP3216588B2
JP3216588B2 JP26997597A JP26997597A JP3216588B2 JP 3216588 B2 JP3216588 B2 JP 3216588B2 JP 26997597 A JP26997597 A JP 26997597A JP 26997597 A JP26997597 A JP 26997597A JP 3216588 B2 JP3216588 B2 JP 3216588B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば移動体通信
機器等に用いられるアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアンテナ装置に用いられるアンテ
ナとして、特開平7−221537号公報に開示された
ものを例に取り、図23を参照して説明する。
【0003】図23において、131は表面実装型アン
テナであり、セラミック等の誘電体を成形してなる基体
132を備える。基体132には、対向する2つの側面
に開口する貫通孔133が設けられており、貫通孔13
3の内周面には導体が塗布されることにより、放射電極
134が形成されている。また、貫通孔133が開口し
た一方の側面に給電電極135および側面電極136
a、136bが形成され、他方の側面に側面電極136
cが形成されている。ここで、側面電極136a、13
6bは放射電極134と絶縁されるとともに、給電電極
135および側面電極136cは放射電極134と導通
されている。
【0004】このように構成される表面実装型アンテナ
131においては、側面電極136a、136c間およ
び側面電極136b、136c間に発生する容量成分、
放射電極134によって発生するインダクタンス成分、
および基体132の外形寸法等により、共振周波数が規
定される。
【0005】また、従来の他のアンテナとして、特公平
5−88003号公報に開示されたものを例に取り、そ
の構成を図24を用いて説明する。
【0006】図24において、141は板状のループア
ンテナであり、対向して配置される2枚の導体板142
a、142bと、これらの導体板142a、142bの
互いに対向する各辺間に配置される絶縁板143a、1
43b、143c、143dとが、無線機ケ−スを形成
してなる。そして、導体板142a、142bの互いに
対向する1辺の任意の位置、例えば互いに対向する角部
D1、D2間に給電される。そして、互いに対向する他
の辺、例えば互いに対向する角部A1、A2間、および
C1、C2間をそれぞれ導体144a、144cで短絡
することにより、アンテナの偏波指向特性を変化させる
ループアンテナとして動作する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般に、アンテナ装置
に用いられる表面実装型アンテナに関して小型化が求め
られているが、従来の表面実装型アンテナにおいては、
電極の形状および基体の外形寸法等により共振周波数が
規定されるため、小型化に伴って基体の外形寸法が縮小
されると、周波数帯域幅が狭くなるという問題点があっ
た。また、従来のループアンテナにおいては、インピー
ダンス特性を制御する機能がなく、外部に整合回路を必
要とし、また、小型化に適さず、表面実装に不向きであ
った。さらに、偏波を切り替えることはできるが、周波
数を切り替えて周波数帯域幅を広げることはできなかっ
た。そこで、本発明においては、小型で、複数の共振周
波数に切り替えて使用することができ、表面実装が可能
なアンテナを用いたアンテナ装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明にかかるアンテナ装置においては、誘電体
または磁性体からなり、一方主面、他方主面、および複
数の側面を有する基体と、前記基体の主に一方主面に設
けられたグランド電極と、前記基体の主に他方主面に設
けられ、一端は開放端を形成し、他端は前記グランド電
極に連続して一体に形成される延在部とを備える放射電
極と、一端が前記放射電極の開放端に近接して配置され
た給電電極と、一端が前記放射電極の他端の近傍におい
て、前記放射電極と連続して一体に形成された、アンテ
ナの共振周波数を切り替えるための1つ以上の補助放射
電極と、を有する表面実装型アンテナと、 前記表面実装
型アンテナの前記補助放射電極と前記グランド電極との
高周波的な接続を切り替えるための切替装置と、からな
ることを特徴とする。また、本発明のアンテナ装置にお
いては、誘電体または磁性体からなり、一方主面、他方
主面、および複数の側面を有する基体と、前記基体の少
なくともいずれか1つの面に設けられたグランド電極
と、前記基体の1つ以上の面に渡って設けられるととも
に、一端は開放端を形成し、他端に前記グランド電極に
連続して一体に形成される延在部とを備える放射電極
と、一端が前記放射電極の開放端に対応して配置された
給電電極と、一端が前記放射電極の他端の近傍におい
て、前記放射電極と連続して一体に形成された、アンテ
ナの共振周波数を切り替えるための1つ以上の補助放射
電極と、を有する表面実装型アンテナと、 前記表面実装
型アンテナの前記補助放射電極と前記グランド電極との
高周波的な接続を切り替えるための切替装置と、からな
ることを特徴とする。また、本発明のアンテナ装置にお
いては、前記切替装置は、前記補助放射電極に直列に接
続されるスイッチング素子、一端が接地されるコンデン
サ、および高周波的にインピーダンスを増大させるハイ
インピーダンス素子を備え、前記コンデンサおよび前記
ハイインピーダンス素子が、それぞれ前記スイッチング
素子に並列に接続されてなること特徴とする。また、本
発明のアンテナ装置においては、前記表面実装型アンテ
ナおよび前記切替装置を、アンテナ基板の一方主面に設
けて一体としたことを特徴とする。
【0009】本発明にかかるアンテナ装置によれば、補
助放射電極に切替装置を接続してアンテナ装置を形成
し、切替装置を動作させることにより、放射電極の接地
部分のインダクタンス成分を変化させ、複数の共振周波
数に切り替えて使用することができる。
【0010】また、補助放射電極が、放射電極の延在部
が設けられる基体の同一側面または隣接する側面に設け
られる場合には、放射電極とともに補助放射電極を用い
てインダクタンス成分を形成する際、放射電極と補助放
射電極とで、電流が流れる方向は互いにほぼ等しくな
る。
【0011】ここで、偏波指向特性は電流が流れる方向
によって規定されるため、これら二つの電極における電
流の方向に隔たりが少ないことによって偏波損失が小さ
くなる。したがって、共振周波数を切り替えて用いる際
に、良好な感度が得られる。
【0012】また、本発明にかかるアンテナ装置におい
ては、複数のアンテナを用いることなく、複数の共振周
波数を得ることができるため、アンテナ装置の小型化を
実現できる。しかも、複数のアンテナを用いる場合に発
生するアンテナ間の相互干渉がなく、特性が安定する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例にかかるアンテ
ナ装置に用いられる表面実装型アンテナの構成を図1を
参照して説明する。
【0014】図1において、1は表面実装型アンテナで
あり、セラミックス等を成形してなる基体2の表面に、
グランド電極3、放射電極4、補助放射電極5、給電電
極6が形成されてなる。このうち、グランド電極3は、
主に基体2の一方主面7aに設けられ、その一部が基体
2の側面8aに延在し、延在部3aを形成している。
【0015】また、放射電極4は、主に基体2の他方主
面7bに略帯状に形成されるものであり、その一端は基
体2の側面8aに延在し、開放端4aを形成している。
この開放端4aは、グランド電極3の延在部3aに近接
して配置されている。また、放射電極4の他端4bの一
部は、基体2の側面8bを経由して一方主面7aに形成
されたグランド電極3に連続して一体に延在部4b1を
形成している。また、補助放射電極5は、主に、基体2
の側面8bに設けられ、一端は基体2の他方主面7bに
延在し、放射電極4の他端4bの近傍において放射電極
4と連続して一体に形成され、他端5aは基体2の一方
主面7aに回り込んで、グランド電極3と絶縁されて配
置されている。また、給電電極6は、主に基体2の側面
8aに設けられ、その一端6aが基体2の他方主面7b
に、放射電極4の一部に近接して配置され、他端6bが
基体2の一方主面7aに、グランド電極3と絶縁されて
配置されている。なお、ここでいう延在および延在部と
は、1つのものが、ある部分から更に延びて存在するこ
と、およびその延びている部分を表している。
【0016】次に、表面実装型アンテナ1を用いたアン
テナ装置の構成を図2を参照して説明する。
【0017】図2において、100はアンテナ装置であ
り、表面実装型アンテナ1に切替装置10を接続してな
る。
【0018】このうち、表面実装型アンテナ1はプリン
ト基板9の一方主面に表面実装され、グランド電極3
が、プリント基板9の一方主面に設けられたグランド電
極9aに接合される。また、給電電極6は基板9の一方
主面に設けられた入力端子(図示せず)に接合される。
【0019】一方、切替装置10は、スイッチング素子
としてのダイオードDと、高周波的にインピーダンスを
増大させるハイインピーダンス素子としてのインダクタ
Lと、コンデンサC1、C2とからなるものであり、こ
れらの素子は、それぞれチップ部品からなり、プリント
基板9の一方主面上に表面実装されている。切替装置1
0を構成するダイオードDは、パッドP1を介して表面
実装型アンテナ1の補助放射電極5に接続されるととも
に、パッドP2を介してコンデンサC1およびインダク
タLに接続されている。また、インダクタLはパッドP
3を介してコンデンサC2に接続され、コンデンサC
1、C2はプリント基板9のグランド電極9aに接続さ
れている。このように構成される切替装置10は、セッ
ト側の電圧制御機構(図示せず)に接続されている。
【0020】次に、アンテナ装置100の動作を図3を
用いて説明する。図3はアンテナ装置100の等価回路
図であり、表面実装型アンテナの信号源に相当する信号
源部A、表面実装型アンテナそのものに相当するアンテ
ナ部B、および切替装置に相当する切替部Cから回路が
構成される。ここで、図1の表面実装型アンテナ1と図
3の各部との対応を説明すると、R2は放射電極4の開
放端4aとグランド電極3の延在部3aとの間における
放射抵抗であり、C12は開放端4aと延在部3aとの
間に発生する容量成分である。また、12は放射電極4
および補助放射電極5から構成される導体線路、L11
は放射電極4によるインダクタンス成分、L12は補助
放射電極5によるインダクタンス成分であり、C13は
補助放射電極5の他端5aとグランド電極3との間に発
生する容量成分である。なお、図3において、図2の切
替装置10の各部に対応する部分には、図2と同一の符
号が付されている。また、とくに図示しないが、切替部
Cの入力端INはセット側の電圧制御機構(図示せず)
に接続されている。
【0021】そして、信号源インピーダンスR1を有す
る高周波信号源11から信号が入力されると、入力され
た信号のエネルギーは、この回路内で共振し、その一部
が空中に放射され、アンテナとして機能する。ここで、
セット側の電圧制御機構によって切替装置10に印加さ
れる電圧が調整され、切替装置10のダイオードDがO
N/OFFされることにより、共振周波数が切り替えら
れる。すなわち、ダイオードDのON時には、表面実装
型アンテナ1におけるインダクタンス成分は、主として
インダクタンス成分L11およびL12の並列回路から
構成されることから、比較的高い共振周波数が得られ、
ダイオードDのOFF時には、インダクタンス成分は、
主としてインダクタンス成分L11からのみ構成される
ことから、比較的低い共振周波数が得られることとな
る。
【0022】また、補助放射電極5は、直流的にはアー
ス電位であるため、ダイオードDの直流のパスのために
別の回路を設けなくともよい。すなわち、比較的単純な
回路構成でばらつきの少ない切り替えが可能である。
【0023】ここで、補助放射電極5をON/OFFす
る手段としては、図4に示すように、ダイオードDとコ
ンデンサC1とを入れ替えて回路を構成することも考え
られるが、この場合、インダクタLとコンデンサC1と
が直列共振するため、切り替えができないので、実用に
は向かない。図2に示す構成にすると、このような直列
共振は起きない。なお、図4においては、図3と同一も
しくは相当する部分には、同一の符号を付し、その説明
は省略する。
【0024】このように、表面実装型アンテナ1におい
ては、補助放射電極5に切替装置10を接続してアンテ
ナ装置100を形成し、切替装置10を動作させること
により、インダクタンス成分を変化させ、2つの共振周
波数に切り替えて使用することができる。しかも、補助
放射電極5が、放射電極4の延在部4b1が設けられる
基体2の同一側面8bに設けられるため、放射電極4と
ともに補助放射電極5を用いてインダクタンス成分を形
成する場合、図5に模式的に示すように、放射電極4お
よび補助放射電極5において、それぞれ矢印P、Qの方
向に電流が流れることとなる。このように、これら二つ
の電極において、電流が流れる方向は互いにほぼ等しく
なる。ここで、偏波指向特性は電流が流れる方向によっ
て規定されるため、これら二つの電極における電流の方
向に隔たりが少ないことによって偏波損失が小さくな
る。したがって、共振周波数を切り替えて用いる際に、
良好な感度が得られる。
【0025】また、アンテナ装置100は、プリント基
板9に実装して用いる際に、プリント基板9の厚み方向
に対して垂直、もしくは垂直に近い方向に強い指向特性
を有することとなり、このため、プリント基板9の他方
主面に別の部品を搭載することが可能である。
【0026】また、アンテナ装置100においては、2
つのアンテナを用いることなく、2つの共振周波数を得
ることができるため、アンテナ装置の小型化を実現でき
る。しかも、2つのアンテナを用いる場合に発生するア
ンテナ間の相互干渉がなく、特性が安定する。
【0027】また、上記の実施例においては、アンテナ
装置を構成する切替装置において、スイッチング素子と
してダイオードを用いる場合について説明したが、ダイ
オードに限らず、トランジスタ、FET等を用いてもよ
い。さらに、上記の実施例において、ハイインピーダン
ス素子として提示したインダクタを抵抗に置き換えても
よく、また、この場合の抵抗は、ダイオード等のスイッ
チング素子に対して直列に接続してもよい。
【0028】上記のように、アンテナ装置100は、2
つの共振周波数に切り替えて使用することができるが、
所望の共振周波数を実現するためには、従来のアンテナ
と同様に、共振周波数の微調整が必要な場合がある。そ
の微調整の方法を説明する。
【0029】図1および図2に示す表面実装型アンテナ
1において、放射電極4の開放端4aおよびその近傍部
分、または給電電極6をトリミングすることにより、共
振周波数を高くすることができる。また、放射電極4の
延在部4b、または補助放射電極5をトリミングするこ
とにより、共振周波数を低くすることができる。なお、
これらのトリミングは、例えば、リュータ等で電極の一
部を削り取ったり、レーザトリミング法により電極の一
部を切断したりすることで達成できる。
【0030】また、図6(a)、(b)に示すように、
表面実装型アンテナ1の放射電極4の開放端4aの近傍
部分、給電電極6、および補助放射電極5のそれぞれ
に、予め複数の突起Aを形成しておき、この突起Aをト
リミングしてもよい。
【0031】また、表面実装型アンテナ1に切替装置1
0を接続し、アンテナ装置100を形成してから、この
ようなトリミングを行えば、切替装置10を構成するダ
イオード等の素子の特性ばらつきによる共振周波数のば
らつきも調整することができる。したがって、表面実装
型アンテナ1単体で共振周波数を調整した後で、さらに
アンテナ装置100としての共振周波数を調整する場合
に比べて、調整の手間が減る。
【0032】次に、図2に示すアンテナ装置の変形例を
図7を参照して説明する。なお、図1および図2と同一
もしくは相当する部分には同一の符号を付し、その説明
は省略する。図7において、アンテナ装置12は、表面
実装型アンテナ1、切替装置10、およびアンテナ基板
13からなる。アンテナ基板13は、表面実装型アンテ
ナ1と切替装置10を一体化して、アンテナ装置12を
1つの部品として構成するためのもので、アンテナ基板
13の他方主面13bをプリント基板9の一方主面9a
に表面実装して用いられる。このうち、アンテナ基板1
3は、プリント基板9に比べて小型であり、表面実装型
アンテナ1および切替装置10を搭載するだけのスペー
スを有し、一方主面13aにグランド電極14および給
電端子(図示せず)が設けられている。また、表面実装
型アンテナ1は、基体2にグランド電極3、放射電極
4、補助放射電極5、および給電電極6を形成してなる
ものであり、アンテナ基板13の一方主面13aに表面
実装され、グランド電極3がアンテナ基板13のグラン
ド電極14に接合されるとともに、給電電極6がアンテ
ナ基板13の給電端子(図示せず)に接続される。ま
た、切替装置10は、ダイオードD、チョーク用のイン
ダクタL、およびコンデンサC1、C2からなるもので
あり、これらの素子は、それぞれチップ部品からなり、
アンテナ基板13の一方主面13aに表面実装される。
切替装置10を構成するダイオードDは、パッドP1を
介して表面実装型アンテナ1の補助放射電極5に接続さ
れるとともに、パッドP2を介してコンデンサC1およ
びインダクタLに接続される。また、インダクタLはパ
ッドP3を介してコンデンサC2に接続され、コンデン
サC1、C2はアンテナ基板13のグランド電極14に
接続される。このように構成される切替装置10は、ア
ンテナ装置12をプリント基板9に実装した状態におい
て、プリント基板9を介してセット側の電圧制御機構
(図示せず)に接続される。
【0033】このように構成されるアンテナ装置12に
おいては、第1の実施例と同様の効果が得られるととも
に、セット側で切替装置を用意する必要がなく、独立し
たアンテナ装置として、そのままプリント基板9上に実
装することができる。
【0034】以下、図1に示す表面実装型アンテナの変
形例を図8ないし図14を参照して説明する。これら変
形例においては、図1に示す表面実装型アンテナと同様
に、通常のプリント基板または小型のアンテナ基板に表
面実装し、切替装置を接続することによりアンテナ装置
を形成し、複数の共振周波数に切り替えて使用すること
ができるとともに、図2に示すアンテナ装置と同様の効
果が得られる。なお、図8ないし図14において、図1
と同一もしくは相当する部分には同一の符号を付し、そ
の説明は省略する。
【0035】図8において、21は表面実装型アンテナ
であり、放射電極24の一端24aは基体2の他方主面
7bにおいて開放端を形成し、他端24bは基体2の他
方主面7bから側面8bに回り込んで設けられている。
放射電極24の他端24bの一部は基体2の一方主面7
a側に延び、グランド電極3に連続して一体に延在部2
4b1を形成している。また、補助放射電極25は、一
端が放射電極24の他端24bの近傍において、放射電
極24と連続して一体に形成され、他端25aは基体2
の一方主面7aに回り込んで、グランド電極3と絶縁さ
れて配置されている。また、グランド電極3の一部は基
体2の側面8aに延在部3aを形成しており、給電電極
26の一端26aは、基体2の側面8aに配置され、他
端26bは、一方主面7aにグランド電極3と絶縁され
て配置されている。
【0036】このように構成される表面実装型アンテナ
1を用いたアンテナ装置においては、図2に示すア
テナ装置と同様の効果が得られるとともに、放射電極2
4の他端24bが基体2の側面8bに回り込んで形成さ
れ、グランド電極3との距離が小さいので、接地部分の
ロスが小さくなり、アンテナ効率が向上する。
【0037】次に、図9において、31は表面実装型ア
ンテナであり、放射電極34の一端34aは基体2の側
面8aに延在して開放端を形成し、他端34bは基体2
の側面8bに延在しており、他端34bの一部は、基体
2の一方主面7aに至り、グランド電極3に連続して一
体に延在部34b1を形成している。また、放射電極3
4の他端34bの近傍において、補助放射電極35の一
端が放射電極34と連続して一体に形成され、補助放射
電極35の他端35aは、基体2の一方主面7aに回り
込んで、グランド電極3と絶縁されて配置されている。
また、グランド電極3の一部は基体2の側面8aに延在
部3aを形成している。また、給電電極36の一端36
aは、基体2の側面8aに配置され、他端36bは、一
方主面7aにグランド電極3と絶縁されて配置されてい
る。
【0038】また、表面実装型アンテナ31において
は、放射電極34の開放端34aがグランド電極3に近
接して配置されるため、容量成分が大きくなる。したが
って、周波数特性を劣化させずに小型化することが可能
である。
【0039】このように構成される表面実装型アンテナ
1を用いたアンテナ装置においては、図2に示すア
テナ装置と同様の効果が得られる。
【0040】次に、図10において、41は表面実装型
アンテナであり、放射電極44は略ミアンダ状をなし、
その一端44aは基体2の他方主面7bにおいて開放端
を形成している。また、放射電極44の他端側は二股に
分かれており、二股に分かれた一方部は、基体2の側面
8cを経由して、一方主面7aに形成されたグランド電
極3に連続して一体に延在部44b1を形成している。
また、補助放射電極45は、基体2の他方主面7bから
側面8bを介して一方主面7aに回り込んで設けられ、
一端は放射電極44の他端44bの近傍において放射電
極44の二股に分かれた他方部と連続して一体に形成さ
れ、他端45aは基体2の一方主面7aにおいて、グラ
ンド電極3と絶縁されて配置されている。また、給電電
極46の一端46aは基体2の他方主面7bに延在し、
放射電極44の開放端44aに近接しており、他端46
bは一方主面7aにグランド電極3と絶縁されて配置さ
れている。
【0041】ここで、放射電極44の延在部44b1
は、補助放射電極45が設けられる基体2の側面8bに
隣接する側面8cに設けられるため、延在部44b1と
補助放射電極45とで、電流が流れる方向は互いに異な
るものとなる。しかし、放射電極44においては、ミア
ンダ状の部分が大半を占めており、このミアンダ状の部
分の長さ寸法に対して、延在部44b1および補助放射
電極45の長さ寸法はごく小さいものであるため、切替
装置を接続し、共振周波数を切り替えて用いる際にも、
偏波損失による感度劣化の恐れはない。
【0042】このように構成される表面実装型アンテナ
1を用いたアンテナ装置においては、図2に示すア
テナ装置と同様の効果が得られる。
【0043】次に、図11において、51は表面実装型
アンテナであり、放射電極54は略ミアンダ状をなし、
その一端は基体2の他方主面7bにおいて開放端54a
を形成し、他端は基体2の側面8dに回り込んで、グラ
ンド電極3に連続して一体に延在部54bを形成してい
る。また、基体2の側面8dには、直角状に屈曲した補
助放射電極55が設けられている。補助放射電極55の
一端は、放射電極54の他端の近傍において、放射電極
54に連続して一体に形成されており、他端55aは、
基体2の一方主面7aに回り込んでグランド電極3と絶
縁されて配置されている。また、給電電極56の一端5
6aは基体2の他方主面7bに、放射電極54の開放端
54aに近接して配置され、他端56bは、一方主面7
aにグランド電極3と絶縁されて配置されている。ま
た、基体2の側面8c、8dには、それぞれグランド電
極3の延在部3a1、3a2が形成される。
【0044】このように構成される表面実装型アンテナ
1を用いたアンテナ装置においては、図2に示すア
テナ装置と同様の効果が得られる。
【0045】次に、図12において、61は表面実装型
アンテナであり、放射電極64は、基体2の他方主面7
bにおいてコ字状に屈曲しており、その一端は開放端6
4aを形成し、他端は基体2の側面8bに回り込んで、
グランド電極3に連続して一体に延在部64bを形成し
ている。また、基体2の側面8bに形成された補助放射
電極65は直角状に屈曲しており、その一端は放射電極
64の他端の近傍において、放射電極64に連続して一
体に形成されており、他端65aは、基体2の一方主面
7aに回り込んで、グランド電極3と絶縁されて配置さ
れている。また、同じく基体2の側面8bには、給電電
極66が設けられており、その一端66aは、基体2の
他方主面7bに、放射電極64の開放端64aに近接し
て配置されており、他端66bは一方主面7aに、グラ
ンド電極3と絶縁されて配置されている。
【0046】このように構成される表面実装型アンテナ
1を用いたアンテナ装置においては、図2に示すア
テナ装置と同様の効果が得られる。
【0047】次に、図13において、71は表面実装型
アンテナであり、放射電極74は、基体2の他方主面7
bのほぼ全面に設けられており、その一部は開放端74
aを形成し、他部は基体2の側面8cに回り込んで、グ
ランド電極3に連続して一体に延在部74bを形成して
いる。また、基体2の側面8cには、この延在部74b
に隣接して、2つの補助放射電極75a、75bが設け
られる。補助放射電極75a、75bの各一端は放射電
極74の他端の近傍において放射電極74に連続して一
体に形成されており、各他端は基体2の一方主面7aに
回り込んで、グランド電極3と絶縁されて配置されてい
る。また、給電電極76は基体2の側面8dに設けら
れ、その一端76aは、他方主面7bに放射電極74の
開放端74aに近接して配置されており、他端76b
は、基体2の一方主面7aに、グランド電極3と絶縁さ
れて配置されている。
【0048】このように構成される表面実装型アンテナ
71においては、補助放射電極75a、75bのそれぞ
れに切替装置を接続してアンテナ装置を形成し、切替装
置を動作させることにより、インダクタンス成分を変化
させ、複数の共振周波数に切り替えて使用することがで
きる。すなわち、放射電極74により発生するインダク
タンス成分をL1、補助放射電極75aにより発生する
インダクタンス成分をL2、補助放射電極75bにより
発生するインダクタンス成分をL3とすると、アンテナ
のインダクタンス成分が、主としてL1から構成される
場合、主としてL1およびL2から構成される場合、主
としてL1およびL3から構成される場合、ならびに、
主としてL1、L2およびL3から構成される場合のい
ずれかに切り替えることにより、4つの共振周波数を実
現することができる。
【0049】次に、図14において、81は表面実装型
アンテナであり、基体2の一方主面7aおよび他方主面
7bの各全面には、それぞれグランド電極83、放射電
極84が設けられる。このうち、グランド電極83の一
部は基体2の側面8bに延在し、延在部83a、83b
を形成している。また、放射電極84の一端84aは、
基体2の側面8bに延在し、開放端を形成している。一
方、放射電極84の他端84bは、その一部が基体2の
側面8aに回り込んで、グランド電極83に連続して一体
に延在部84b1を形成している。また、側面8aに設
けられた補助放射電極85の一端は、放射電極84の他
端の近傍において、放射電極84に連続して一体に形成
されている。また、補助放射電極85の他端85aは基
体2の一方主面7aに回り込んで、グランド電極83と
絶縁されて配置されている。また、給電電極86は、そ
の一端86aが基体2の側面8bに配置され、他端86
bが一方主面7aに、他端86bはグランド電極83と
絶縁されて配置されている。ここで、基体2の側面8b
において、放射電極84の開放端84aと、給電電極8
6の一端86a、およびグランド電極83の2つの延在
部83a、83bとが近接して配置されている。
【0050】次に、上記表面実装型アンテナ81と同一
の構成を有する表面実装型アンテナの特性に関する実験
結果を示す。本実験に用いたのは、縦15mm、横10
mm、高さ6mmの寸法で、比誘電率εr=21の基体
を備える表面実装型アンテナである。
【0051】このような表面実装型アンテナに切替装置
(図示せず)を接続し、アンテナ装置を構成して特性を
測定したところ、切替装置のダイオードのON時には、
図15に示す放射パターン、および図17に示す反射損
失特性が得られ、ダイオードのOFF時には、図16に
示す放射パターン、および図18に示す反射損失特性が
得られた。これらのデータから明らかなように、利得を
劣化させることなく、2つの共振周波数を実現すること
ができた。
【0052】次に、本発明の他の実施例にかかる表面実
装型アンテナの構成を図19を参照して説明する。な
お、図1に示す表面実装型アンテナと同一もしくは相当
する部分には同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0053】図19において、91は表面実装型アンテ
ナであり、直方体状の基体2の表面に、グランド電極9
3、放射電極94、補助放射電極95、給電電極96が
形成されてなる。このうち、グランド電極93は、主に
基体2の長手方向に平行な側面8cに設けられ、その一
部は基体2の一方主面7aに延在して延在部93aを形
成し、他部は基体2の他方主面7bに延在して延在部9
3bを形成している。また、放射電極94は、基体2の
側面8cに対向する側面8dに設けられ、その一端は基
体2の他方主面7bに延在し、グランド電極93の延在
部93bに近接する開放端94aを形成している。一
方、放射電極94の他端は、基体2の他方主面7bに回
り込んで、基体2の側面8cにおいてグランド電極93
に連続して一体に延在部94bを形成している。また、
基体2の側面8cに設けられた補助放射電極95は、そ
の一端が放射電極94の他端の近傍において、放射電極
94に連続して一体に形成されており、他端95aが、
基体2の一方主面7aに回り込んで形成されている。ま
た、給電電極96は、主に基体2の側面8cに設けら
れ、その一端96aは、放射電極94の開放短94aに
対応して、基体2の一方主面7aに延在している。ま
た、基体2の側面8dに、一方主面7aに接する固定用
電極97a、97bが設けられる。固定用電極97a、
97bは、表面実装の際に半田を付着させてアンテナの
固定を補助するためのものである。
【0054】このように構成される表面実装型アンテナ
91においては、給電電極96を介して高周波信号が入
力されて電波が放射される。さらに、とくに図示しない
が、通常のプリント基板もしくは小型のアンテナ基板に
表面実装し、補助放射電極95を切替装置に接続し、補
助放射電極95とグランド電極93との間を高周波信号
に対してON/OFFさせることで、共振周波数を切り
替えることができる。すなわち、ON時には、放射電極
94によるインダクタンス成分に、補助放射電極95に
よるインダクタンス成分が付加されることにより、比較
的高い共振周波数が得られ、OFF時には、アンテナの
インダクタンス成分は、主として放射電極94によるイ
ンダクタンス成分からのみ構成されることから、比較的
低い共振周波数が得られることとなる。
【0055】ここで、表面実装型アンテナ91が表面実
装される際には、基体2の一方主面7aが実装面とな
り、グランド電極93および放射電極94が実装面に対
して平行な方向に強い指向特性を有するものとなる。
【0056】また、表面実装型アンテナ91において
は、グランド電極93および放射電極94が、基体2の
互いに対向する側面8c、8dに設けられる。したがっ
て、これらの電極の距離が大きくなり、周波数特性の広
帯域化が実現される。
【0057】また、表面実装型アンテナ91を用いたア
ンテナ装置においては、2つのアンテナを用いることな
く、2つの共振周波数を得ることができるため、アンテ
ナ装置の小型化を実現できる。しかも、2つのアンテナ
を用いる場合に発生するアンテナ間の相互干渉がなく、
特性が安定する。
【0058】また、表面実装型アンテナ91を用いたア
ンテナ装置においては、第1の実施例と同様に、各電極
をトリミングすることにより、共振周波数を調整するこ
とができる。さらに、とくに図示しないが、各電極に予
め突起を形成しておき、この突起をトリミングしてもよ
い。
【0059】また、表面実装型アンテナ91に切替装置
を組み合わせ、アンテナ装置を形成してから、電極のト
リミングを行えば、表面実装型アンテナ91単体で共振
周波数を調整した後で、さらにアンテナ装置としての共
振周波数を調整する場合に比べて、調整の手間が減る。
【0060】以下、図19に示す表面実装型アンテナの
変形例を図20ないし図22を参照して説明する。これ
ら変形例においては、図19に示す表面実装型アンテナ
と同様に、通常のプリント基板または小型のアンテナ基
板に表面実装し、切替装置を接続することによりアンテ
ナ装置を形成し、複数の共振周波数に切り替えて使用す
ることができるとともに、図19に示す表面実装型アン
テナを用いたアンテナ装置と同様の効果が得られる。な
お、図20ないし図22において、図19と同一もしく
は相当する部分には同一の符号を付し、その説明は省略
する。
【0061】図20において、101は表面実装型アン
テナであり、直方体状の基体2の表面に、グランド電極
103、放射電極104、補助放射電極105、給電電
極106が形成されてなる。このうち、グランド電極1
03は、主に基体2の長手方向に平行な側面8cに設け
られ、その一部は基体2の一方主面7aに延在して延在
部103aを形成し、他部は基体2の他方主面7bに延
在して延在部103bを形成している。また、放射電極
104は、基体2の側面8cに対向する側面8dに略ミ
アンダ状に設けられ、その一端は基体2の他方主面7b
に延在し、開放端104aを形成している。一方、放射
電極104の他端は、基体2の他方主面7bに回り込
み、基体2の側面8cに形成されたグランド電極103
に連続して一体に延在部104bを形成している。ま
た、補助放射電極105は、その一端が放射電極104
の他端の近傍において、放射電極104に連続して一体
に形成されており、他端105aは基体2の一方主面7
aに回り込んで形成されている。また、給電電極106
は、基体2の側面8cに設けられ、その一端106a
は、放射電極106の開放端106aに対応して、基体
2の一方主面7aに延在している。
【0062】このように構成される表面実装型アンテナ
101を用いたアンテナ装置においては、図19に示す
表面実装型アンテナを用いたアンテナ装置と同様の効果
が得られる。
【0063】次に、図21において、111は表面実装
型アンテナであり、直方体状の基体2の表面に、グラン
ド電極113、放射電極114、補助放射電極115、
給電電極116が形成されてなる。このうち、グランド
電極113は、基体2の長手方向に平行な側面8cに設
けられ、基体2の一方主面7aに延在部113aを有す
る。また、放射電極114は、基体2の側面8cに対向
する側面8dに略ミアンダ状に設けられ、一端が基体2
の一方主面7aに延在し、開放端114aを形成してお
り、他端が基体2の他方主面7bに回り込み、基体2の
側面8cに形成されたグランド電極113に連続して一
体に延在部114bを形成している。ここで、補助放射
電極115は、基体2の側面8cに設けられ、一端は放
射電極114の他端の近傍において、放射電極114に
連続して形成されており、他端115aは、基体2の一
方主面7aに回り込んで形成されている。また、給電電
極116は、基体2の側面8cに設けられ、その一端1
16aは、一方主面7aに延在し、放射電極114の開
放端114aに対応して、近接して配置されている。
【0064】このように構成される表面実装型アンテナ
111を用いたアンテナ装置においては、図19に示す
表面実装型アンテナを用いたアンテナ装置と同様の効果
が得られる。
【0065】次に、図22において、121は表面実装
型アンテナであり、直方体状の基体2の表面に、グラン
ド電極123、放射電極124、補助放射電極125、
給電電極126が形成されてなる。このうち、グランド
電極123および給電電極126は、ともに基体2の長
手方向に平行な側面8cに設けられ、基体2の一方主面
7aに、それぞれ延在部123a、一端126aを有す
る。また、放射電極124は、基体2の側面8cに対向
する側面8dに略ミアンダ状に設けられ、一端が側面8
cに隣接する側面8bに延在し、開放端124aを形成
している。また、放射電極124の他端は、側面8bに
対向する側面8aに回り込み、側面8cに回り込んでグ
ランド電極123に連続して一体に延在部124bを形
成している。ここで、直角状に屈曲した形状の補助放射
電極125の一端は放射電極124の他端の近傍におい
て、放射電極124に連続して一体に形成されており、
他端125aは、基体2の側面8cに延在して形成され
ている。また、給電電極126は、基体2の側面8cに
設けられ、その一端126aは、一方主面7aに延在
し、放射電極124の開放端124aに対応して配置さ
れている。
【0066】このように構成される表面実装型アンテナ
121を用いたアンテナ装置においては、図19に示す
表面実装型アンテナを用いたアンテナ装置と同様の効果
が得られる。
【0067】なお、上記各実施例においては、セラミッ
クからなる基体を用いる場合について説明したが、セラ
ミック以外の誘電体、もしくは磁性体を成形してなる基
体を備える表面実装型アンテナを用いたアンテナ装置に
も、本発明を適用することができる。
【0068】また、上記各実施例においては、補助放射
電極が1つまたは2つ設けられる場合について説明した
が、補助放射電極を3つ以上設けることにより、より多
くの共振周波数に対応できる表面実装型アンテナを用い
たアンテナ装置も本発明に含まれる。
【0069】
【発明の効果】本発明にかかるアンテナ装置によれば、
補助放射電極に接続された切替装置を動作させることに
より、インダクタンス成分を変化させ、アンテナ装置を
複数の共振周波数に切り替えて使用することができる。
【0070】また、補助放射電極が、放射電極の延在部
が設けられる基体の同一側面に設けられる場合には、放
射電極とともに補助放射電極を用いてインダクタンス成
分を形成する際、放射電極と補助放射電極とで、電流が
流れる方向は互いにほぼ等しくなる。ここで、偏波指向
特性は電流が流れる方向によって規定されるため、これ
ら二つの電極における電流の方向に隔たりが少ないこと
によって偏波損失が小さくなる。したがって、共振周波
数を切り替えて用いる際に、良好な感度が得られる。
【0071】また、本発明にかかるアンテナ装置によれ
ば、複数のアンテナを用いることなく、複数の共振周波
数を得ることができるため、アンテナ装置の小型化を実
現できる。しかも、複数のアンテナを用いる場合に発生
するアンテナ間の相互干渉がなく、特性が安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるアンテナ装置に用い
られる表面実装型アンテナを示す斜視図である。
【図2】図1の表面実装型アンテナを用いたアンテナ装
置を示す斜視図である。
【図3】図2のアンテナ装置の等価回路を示す回路図で
ある。
【図4】図3の等価回路を一部変更した回路図である。
【図5】図1の表面実装型アンテナにおいて、電流が流
れる方向を模式的に示す斜視図である。
【図6】(a)(b)とも、図1の表面実装型アンテナ
の電極形状の変形例を示す斜視図である。
【図7】本発明にかかる他のアンテナ装置を示す斜視図
である。
【図8】図1の表面実装型アンテナの変形例を示す斜視
図である。
【図9】図1の表面実装型アンテナの他の変形例を示す
斜視図である。
【図10】図1の表面実装型アンテナのさらに他の変形
例を示す斜視図である。
【図11】図1の表面実装型アンテナのさらに他の変形
例を示す斜視図である。
【図12】図1の表面実装型アンテナのさらに他の変形
例を示す斜視図である。
【図13】図1の表面実装型アンテナのさらに他の変形
例を示す斜視図である。
【図14】図1の表面実装型アンテナのさらに他の変形
例を示す斜視図である。
【図15】図14の表面実装型アンテナを用いたアンテ
ナ装置のダイオードON時の指向特性である。
【図16】図14の表面実装型アンテナを用いたアンテ
ナ装置のダイオードOFF時の指向特性である。
【図17】図14の表面実装型アンテナを用いたアンテ
ナ装置のダイオードON時の反射損失特性である。
【図18】図14の表面実装型アンテナを用いたアンテ
ナ装置のダイオードOFF時の反射損失特性である。
【図19】本発明の他の実施例にかかるアンテナ装置に
用いられる表面実装型アンテナを示す斜視図である。
【図20】図19の表面実装型アンテナの変形例を示す
斜視図である。
【図21】図19の表面実装型アンテナの他の変形例を
示す斜視図である。
【図22】図19の表面実装型アンテナのさらに他の変
形例を示す斜視図である。
【図23】従来の表面実装型アンテナを示す斜視図であ
る。
【図24】従来の他の表面実装型アンテナを示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 表面実装型アンテナ 2 基体 3 グランド電極 3a グランド電極の延在部 4 放射電極 4a 放射電極の開放端 4b 放射電極の他端 4b1 放射電極の延在部 5 補助放射電極 6 給電電極 7a 基体の一方主面 7b 基体の他方主面 8a、8b 基体の側面 10 切替装置 100 アンテナ装置 C1、C2 コンデンサ D ダイオード(スイッチング素子) L インダクタ(ハイインピーダンス素子)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 13/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体または磁性体からなり、一方主
    面、他方主面、および複数の側面を有する基体と、 前記基体の主に一方主面に設けられたグランド電極と、 前記基体の主に他方主面に設けられ、一端は開放端を形
    成し、他端は前記グランド電極に連続して一体に形成さ
    れる延在部とを備える放射電極と、 一端が前記放射電極の開放端に近接して配置された給電
    電極と、 一端が前記放射電極の他端の近傍において、前記放射電
    極と連続して一体に形成された、アンテナの共振周波数
    を切り替えるための1つ以上の補助放射電極と、を有す
    る表面実装型アンテナと、 前記表面実装型アンテナの前記補助放射電極と前記グラ
    ンド電極との高周波的な接続を切り替えるための切替装
    置と、からなることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 誘電体または磁性体からなり、一方主
    面、他方主面、および複数の側面を有する基体と、 前記基体の少なくともいずれか1つの面に設けられたグ
    ランド電極と、 前記基体の1つ以上の面に渡って設けられるとともに、
    一端は開放端を形成し、他端に前記グランド電極に連続
    して一体に形成される延在部とを備える放射電極と、 一端が前記放射電極の開放端に対応して配置された給電
    電極と、 一端が前記放射電極の他端の近傍において、前記放射電
    極と連続して一体に形成された、アンテナの共振周波数
    を切り替えるための1つ以上の補助放射電極と、を有す
    る表面実装型アンテナと、 前記表面実装型アンテナの前記補助放射電極と前記グラ
    ンド電極との高周波的な接続を切り替えるための切替装
    置と、からなることを特徴とするアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 前記切替装置は、前記補助放射電極に直
    列に接続されるスイ ッチング素子、一端が接地されるコ
    ンデンサ、および高周波的にインピーダンスを増大させ
    るハイインピーダンス素子を備え、前記コンデンサおよ
    び前記ハイインピーダンス素子が、それぞれ前記スイッ
    チング素子に並列に接続されてなることを特徴とする、
    請求項1または2に記載のアンテナ装置。
  4. 【請求項4】 前記表面実装型アンテナおよび前記切替
    装置を、アンテナ基板の一方主面に設けて一体としたこ
    とを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載のア
    ンテナ装置。
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