JP3216500B2 - ループ回線における監視制御所の障害回復装置 - Google Patents

ループ回線における監視制御所の障害回復装置

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JP3216500B2 JP26457395A JP26457395A JP3216500B2 JP 3216500 B2 JP3216500 B2 JP 3216500B2 JP 26457395 A JP26457395 A JP 26457395A JP 26457395 A JP26457395 A JP 26457395A JP 3216500 B2 JP3216500 B2 JP 3216500B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、伝送回線がルー
プ状の遠方監視制御方式における監視制御所に障害が発
生したときに、通常の監視制御所とは異なる場所に予め
設置した監視制御所に監視業務を切り換えて遠方監視制
御ができるようにしたループ回線における監視制御所の
障害回復装置に関する。
【0002】
【従来の技術】伝送回線がループ状の遠方監視制御方式
には、現在ポーリング方式とトークンリング方式の2つ
の伝送制御方式が使用されている。ポーリング方式は親
局から順番に子局を呼んで(ポーリングして)データを
収集するもので、トークンリング方式は発言許可信号
(トークン)をループ内に巡回させ連絡信号発生局はそ
のトークン到着時発信するものである。
【0003】上記ポーリング方式とトークンリング方式
にはそれぞれ特徴がある。ここで、両方式の相違点を図
により述べるに、図13、図14は親局が3組すなわち
3組のループ回線3群の場合の回線構成と信号の流れ示
すポーリング方式とトークンリング方式の概略構成図で
ある。M1,M2,M3は親局、S11〜Sn3は子局
で、図13のポーリング方式の場合には親局M1,M
2,M3において、主系M1S,M2S,M3Sから図示
矢印方向に子局S11〜Sn3を、順番にポーリングして
状態変化のある子局は自分がポーリングされたとき、親
局に連絡する。なお、M1J,M2J,M3Jは、主系M
S,M2S,M3Sの障害時に代行する従系である。こ
のため、ポーリング方式の場合には、1群8子局であれ
ばポーリング信号がループ回線を最大8巡する時間が連
絡開始待ち時間になる。すなわち、1子局しか状態変化
がない場合は最大7回無駄なポーリングを行う。
【0004】図14のトークンリング方式の場合にはル
ープ回線毎に親局と子局にトークンを巡回させるように
したもので、トークン信号がループ回線を巡回している
とき、状態変化のない子局はトークン信号到着時に親局
へ連絡する。従って、連絡開始待ち時間は最大でもルー
プ1巡時間で良い。
【0005】上記のことから、連絡開始待ち時間の点で
はトークンリング方式の方が良い。しかし、多数の子局
で状態変化が生じた場合は無駄なポーリングが少なくな
り差は少なくなる。回線障害時の対応には図15、図1
7および図16,図18A,Bに示すようにしている。
図15、図16は2群の子局S12とS22間で障害(図
示×印)が発生したときの回線構成をポーリング方式と
トークンリング方式についてそれぞれ示し、図17、図
18A,Bは親局M1,M3に障害が発生したときの回
線構成をポーリング方式とトークンリング方式について
それぞれ示したものである。
【0006】図14、図16、図18A,Bに示すよう
に、ここでは便宜上“トークンリング方式”と称してい
るが、一般のトークンリング方式とは2点の共通点と1
点の相異点がある。
【0007】第1の共通点は前述の発言許可信号(トー
クン)を巡回させること、第2の共通点は回線障害に隣
接する局(親局、子局双方)が回線構成を変化させ、障
害部を除去する(図14→図16の子局S12,S22
図18A,BのS11,Sn3)。これをループバックと
呼ぶ。
【0008】相異点は子局の所属移動である。図14→
図16において、子局S12は親局M2→親局M1へ、
図14→図18A,Bにおいて、子局S11〜Sn1とS
3〜Sn3が全て親局M2に所属移動している。
【0009】両方式における回線障害時の連絡中断時間
においては、ポーリング方式では回線構成の変更は不要
であり、連絡中断は発生しない。しかし、トークンリン
グ方式では回線構成の変更が必要であり、この変更期間
中に連絡中断が発生する。この結果、回線障害時の連絡
中断時間の点ではポーリング方式の方が良い。しかし、
回線障害の発生頻度は少ない。
【0010】ところが、地震等で“親局側の集中監視制
御設備”が破壊された場合の対策として、“バックアッ
プ用集中監視制御設備”の設置が求められるようになっ
て来た。このとき、当然“親局側の集中監視制御設備”
と“バックアップ用集中監視制御設備”とは充分な間隔
を設ける必要がある。そのためには、子局側との情報連
絡を“親局側の集中監視制御設備”のみでなく、“バッ
クアップ用集中監視制御設備”とも可能にしなければな
らない。すなわち、子局と“バックアップ用集中監視制
御設備”間の伝送路を確保しなければならない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】バックアップ用伝送路
は通常方式としては、現用親局と子局間と同じになる。
すなわち、図13、図14の場合それぞれ対向6回線、
3回線になる。しかし、バックアップ用伝送路は平常時
は使用しないために、極力伝送路の数は少ない方が良
い。バックアップ用伝送路を少なくする方法としては、
トークンリング方式の場合には図18Aを応用して図1
8Bに示すようにバックアップ用集中監視制御設備BK
Mと接続する伝送路FD(子局から設備BKMに向かう
情報を上り回線、逆の場合は下り回線と称して回線はそ
れぞれ2対で構成される。)は2対で済む。しかし、ト
ークンリング方式を用いた遠方監視制御方式はバックア
ップ用伝送路を少なく構成できるが、このトークンリン
グ方式の場合でも次のような問題点がある。
【0012】(1)例えば、図19のようにバックアッ
プ用の伝送路を地理的条件から子局Sn3から引き出さ
なければならない場合がある。その場合、地震等で親局
M1〜M3に障害が発生すると、バックアップ用集中監
視制御設備BKMが動作した際に前述のループバック動
作、すなわち障害隣接局(S22,S23)はループバッ
クアップ用集中監視制御設備BKM管轄となる子局は親
局M2の図示Sn-12,Sn2のみとなり、親局M2の子
局S12,S22は、ループ回線構成ができなくなってし
まう問題がある。
【0013】(2)また、親局側の集中監視制御設備の
うちホストコンピュータの設置室が破壊されてダウン
し、親局側の集中監視制御設備の伝送制御部の設置室は
破壊されず動作可能状態にあると、親局の監視制御状態
は消滅し伝送機能のみが残る。すると、隣接子局は回線
正常と判断して子局のループバックが行われなくなり、
回線構成は図18A,Bにはならず、図14のままとな
る。このため、ダウンした集中監視制御設備側管轄の子
局は制御できなくなってしまう問題がある。
【0014】(3)平常時はバックアップ用集中監視制
御設備およびバックアップ用伝送路は動作しない。した
がって、バックアップ用集中監視制御設備に、障害が発
生した場合に放置され、必要な時に動作する保証が失わ
れる問題がある。
【0015】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、バックアップ用伝送路数を低減するとともに、親
局に障害が発生したときにはバックアップ用集中監視制
御設備により確実に子局のループバック構成を行って親
局の障害をサポートできるようにしたループ回線におけ
る監視制御所の障害回復装置を提供することを課題とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明の第1発明は、
複数の親局と多数の子局間が親局毎のループ回線で結合
され、ループ回線や親局等の障害で各ループ回線に対す
る子局の所属を変えることにより通信機能を回復させる
遠方監視制御システムにおいて、前記親局と子局とが接
続される上り回線にハイブリット結合器を介挿し、下り
回線には切り替えスイッチを設け、前記複数の親局とは
異なる地域に配設された遠方監視制御システムの親局を
バックアップ用集中監視制御設備とし、このバックアッ
プ用集中監視制御設備に前記ハイブリット結合器の出力
から送出される監視制御情報を常時供給し、前記バック
アップ用集中監視制御設備を親局とする以外の全部の親
局に障害が発生したとき、前記切り替えスイッチを操作
してバックアップ用集中監視制御設備の下り回線を子局
に接続するとともに、前記1つの親局からのループ回線
の上り回線と下り回線が分岐してそれぞれ別々の子局に
接続される上り回線あるいは下り回線の少なくとも一方
に分岐切り替えスイッチを設け、前記複数の親局が全部
障害になったときに、前記分岐切り替えスイッチを操作
してバックアップ用集中監視制御設備からの監視制御情
報が多数の子局全部に伝送されるようにしたことを特徴
とするものである。
【0017】第2発明は、前記切り替えスイッチは遠隔
制御により操作するようにしたことを特徴とするもので
ある。
【0018】第3発明は、前記親局と子局とが接続され
る上り回線に設けられるハイブリット結合器、下り回線
に設けられる切り替えスイッチおよびバックアップ用集
中監視制御設備を少なくとも2組設け、それぞれ各組を
別々の親局のバックアップ用集中監視制御設備としたこ
とを特徴とするものである。
【0019】第4発明は、多数の子局の1つにバックア
ップ用集中監視制御設備を接続して、常時1つの親局の
監視制御情報を供給するようにするとともに、親局に障
害が発生したときにも、その親局の伝送制御部が動作し
ているときには、その伝送制御部から子局に向けて送出
されるキャリアを停止させるか、ループ回線の下り回線
にスイッチを介挿してキャリアを子局に供給させないよ
うにしたことを特徴とするものである。
【0020】第5発明は、複数の親局と多数の子局間が
ループ回線で結合されたポーリング方式における監視制
御システム群を複数群設け、各群毎に前記親局と子局と
が接続される上り回線にハイブリット結合器を介挿し、
下り回線には切り替えスイッチを設け、前記各群の複数
の親局とは異なる地域にそれぞれ配設された遠方監視制
御システムの親局をバックアップ用集中監視制御設備と
し、このバックアップ用集中監視制御設備に前記ハイブ
リット結合器の出力から送出される監視制御情報を常時
供給し、前記バックアップ用集中監視制御設備を親局と
する以外の全部の親局に障害が発生したとき、前記切り
替えスイッチを操作してバックアップ用集中監視制御設
備の下り回線を子局に接続し、各親局に障害が発生した
ときに各群毎にバックアップ用集中監視制御設備で回復
を行うようにしたことを特徴とするものである。
【0021】第6発明は、バックアップ用集中監視制御
設備を1つだけ監視制御システム群の1つに設け、各監
視制御システム群のループ回線間には切替部を設けて、
各親局障害が発生したときに、切替部を遠隔制御にて操
作し、各群の子局が全て接続されるようにして、1つの
バックアップ用集中監視制御設備で障害回復を行うよう
にした特徴とするものである。
【0022】第7発明は、バックアップ用集中監視制御
設備を少なくとも2つ監視制御システム群の1つに設け
たことを特徴とするものである。
【0023】第8発明は、複数の親局を1つのグループ
とする複数の監視制御所を各々遠方に配設させて、それ
ら監視制御所を障害発生時に1つのバックアップ用集中
監視制御設備で、バックアップするようにしたことを特
徴とするものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1はこの発明の実施の第1形態
を示す概略構成図で、この第1形態はトークンリング方
式における伝送路が3回線あり、親局M2へ3分岐部が
あるときのものである。図1において、親局M2と子局
S22、Sn-12とを結ぶループ回線(以下伝送路と称
す)FD12,FD22の端部は通常、子局S22、Sn-
12が設置されている近傍に配設される。そこで子局S2
2、Sn-12の入力端に分岐切り替えスイッチSW1
a、SW1bを設け、そのスイッチSW1a,SW1b
の第1固定接点Aは伝送路FD12、FD22の端部に接
続され、第2固定接点Bは伝送路FD5に接続される。
分岐切り替えスイッチSW1a、SW1bの可動接点C
は子局S22、Sn-12の入力端に接続される。親局M3
と子局Sn3とを結ぶ伝送路の上り回線FD13にハイブ
リットトランス(ハイブリット結合器)HTを、下り回
線FD23に切り替えスイッチSW2の第1固定接点A
と可動接点Cを設ける。ハイブリットトランスHTの出
力端は上り情報用伝送路FD3を介してバックアップ用
集中監視制御設備BKMSの一端に接続され、切り替え
スイッチSW2の第2固定接点Bは下り情報用伝送路F
D4を介して前記設備BKMの他端に接続される。
【0025】なお、子局Sn3経由で3群の上り回線の
信号が常用親局M3とバックアップ用集中監視制御設備
BKMSの両方に入りバックアップ用集中監視制御設備
BKMSと上り回線が常時監視可能であると、バックア
ップ集中監視制御設備BKMSからの下り回線のみは常
時監視は不可能となるが、適宜防災訓練時等のときに検
証できるので問題はない。
【0026】上記のように伝送路が3分岐されている箇
所に分岐切り替えスイッチSW1a、SW1bを設ける
ことにより、親局M2に障害が発生した場合でも、分岐
切り替えスイッチSW1a、SW1bの可動接点Cを第
2固定接点B側に切り換えると、子局S22とSn−12
は伝送路FD5で接続されるようになりループ構成が可
能になる。
【0027】図2はこの発明の実施の第2形態を示す概
略構成図で、この第2形態は上記第1形態の親局M1の
伝送路FD11、FD21にハイブリットトランスHTと
切り替えスイッチSW3を設け、かつバックアップ用集
中監視制御設備BKMJを設けたものである。この図2
のように構成すれば、バックアップ用集中監視制御設備
と全子局間の1カ所に回線障害が発生しても両端からそ
れぞれ監視制御が可能となる。
【0028】図3A〜Cは上記のように構成した3分岐
した伝送路を持つシステムにおいて、親局M1〜M3が
地震等で全てダウン(障害発生)したときに、バックア
ップ用集中監視制御設備BKMにより全ての子局が障害
から回復する過程を示す動作説明図で、図3Aは親局M
1〜M3が全てダウンしたときの各親局M1〜M3に属
する各子局S11〜Sn3を示す。図3Bは各親局M1〜
M3のダウンにより親局M1,M2の隣接子局が端末局
に変化して各子局を接続した状態(親局M3はバックア
ップ用集中監視制御設備BKMが代行している)で、分
岐部の子局間は接続されない。そこで、図3Cのように
前記したように分岐切り替えスイッチSW1a、SW1
bを切り替えることにより分岐部間の子局は電気的に接
続状態になるから、前述の子局の所属移動が行われ、バ
ックアップ用集中監視制御設備BKMからの監視制御情
報により各子局は障害から回復される。
【0029】なお、上記分岐切り替えスイッチSW1
a、SW1bは手動にて行う場合について述べて来た
が、遠隔制御によりリモート制御回線切換ポジションを
使用して親局M2に障害が発生したときに切り替えるよ
うに構成しても良い。
【0030】図4はこの発明の実施の第3形態を示す概
略構成図で、この第3形態は親局のホストコンピュータ
を始め全ての監視制御装置がダウンした場合でも親局M
1〜M3の伝送制御部が正常であると(ホストコンピュ
ータと伝送制御部が別室に設置されている場合)、親局
M1隣接の子局S11は伝送路を正常とし、その子局ル
ープバック構成にならない。この対策は図5に示すよう
に、各親局M1〜M3は全てのホスト側設備がダウンし
たことを条件にモデムのキャリアを停止させると、回線
断すなわち回線障害と同じになり、これにより親局M1
隣接の子局S11はループバック構成になる。すると、
子局の所属移動が行われ、全子局がバックアップ用集中
監視制御設備BKMに入る。なお、伝送路FDにスイッ
チSW1を介挿して監視制御装置がダウンしたときに、
スイッチSW1を開放すれば回線断となり、子局S11
はループバックが行われ、上記と同じ効果になる。上記
のようにモデムのキャリアを停止させるか、スイッチS
W1を開放させれば、バックアップ用集中監視制御設備
BKMで全子局をループ回線内に含めた構成を可能とす
る。この第3形態の場合もバックアップ用集中監視制御
設備BKMの構成は第1形態と同様である。
【0031】図6はこの発明の実施の第4形態を示す概
略構成図で、この第4形態はバックアップ用集中監視制
御設備BKMを1つにして、この1つの設備BKMで監
視制御装置MS1〜MS4のバックアップを行うように
したものである。各監視制御そうちMS1〜MS4の設
置間隔が充分遠く、地震などでの2カ所の同時障害発生
率が少ない場合有効となる。この場合、監視制御装置M
S1〜MS4中のいずれかを選定した条件で該当するデ
ータエリアを選定する手段を必要とする。
【0032】図7はこの発明の実施の第5形態を示す概
略構成図で、この第5形態はポーリング方式の1群から
3群にそれぞれバックアップ用集中監視制御設備(以下
バックアップ)BKMを設けたもので、M1S〜M3S
主系、M1J〜M3Jは従系からなる親局、S11〜Sn3
は子局、SLは予備回線,HTはハイブリットトラン
ス、SWは切り替えスイッチで、それぞれのバックアッ
プBKMは予備回線SLに接続される。
【0033】上記のように構成された第5形態におい
て、地震等で親局M1S〜M3Sがダウンした(図示×
印)ときには、図8に示すように運用すれば、予備回線
SLは常用回線の半分で済むことになる。
【0034】図9はこの発明の実施の第6形態を示す概
略構成図で、この第6形態はポーリング方式の1群と2
群、2群と3群間の隣接部分の常用回線に切替部1と切
替部2を設けることにより、バックアップBKMを1つ
にし、かつ予備回線SLを例えば1群にだけ設ければ、
地震等で親局がダウンしたときには、図10に示すよう
に切替部1、2を切り替えて1群と2群、2群と3群間
を接続して運用すれば、予備回線SLは常用回線の1/
6になる。
【0035】なお、切替方式はトークンリング方式と同
様に第1方式は切替部1の制御ポジションを図10に示
すように子局Sn1に、切替部2の制御ポジションを図
10に示すように子局Sn2にそれぞれ設置し、バック
アップBKMから切替部1→切替部2の順に遠隔制御で
切り替える。第2方式は切替部1と2にそれぞれ切り替
えスイッチを設置し、設置場所でそのスイッチを切り替
える。このポーリング方式では図9の3群のアドレスは
重複しないように割り付けておくとともに、バックアッ
プBKMは3群分の子局をポーリング対象とする。
【0036】図11はトークンリング方式における図2
と同様にバックアップ用集中監視制御設備と子局間の1
カ所の回線障害が発生しても全子局の監視制御を可能に
したこの発明の実施の第7形態を示す概略構成図で、こ
の第7形態ではバックアップBKMSとBKMJの2つを
設けて予備回線SLで接続するとともに、各群間を切替
部1と切替部2で切り替え接続するようにしたものであ
る。バックアップBKMSとBKMJ運用の場合は、前記
図9と同様に図12に示すように切替部1、2を切替接
続する。図13と対比すれば、明確のように図12は3
群分を含んだループ回線になっている。
【0037】なお、上述したポーリング方式の場合にお
いても、図6に示すようにバックアップBKMを1つに
して各群を遠方に設置した構成にしても良い。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
トークンリング方式を用いることにより、集中監視制御
設備が地震等の非常時にダウンした際も、最低数の伝送
路でバックアップ用集中監視制御設備と接続できてしか
も監視制御を継続できるとともに、バックアップ用集中
監視制御設備の正常性を常時監視できる利点がある。ま
た、ポーリング方式を用いても伝送路を大幅に増加させ
ないで非常時に監視制御を継続できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の第1形態を示す概略構成図。
【図2】この発明の実施の第2形態を示す概略構成図。
【図3】図2A〜Cは第1形態の動作説明図。
【図4】この発明の実施の第3形態を説明するための概
略構成図。
【図5】第3形態を示す概略構成図。
【図6】この発明の実施の第4形態を示す概略構成図。
【図7】この発明の実施の第5形態を示す概略構成図。
【図8】第5形態の動作説明図。
【図9】この発明の実施の第6形態を示す概略構成図。
【図10】第6形態の動作説明図。
【図11】この発明の実施の第7形態を示す概略構成
図。
【図12】第7形態の動作説明図。
【図13】ポーリング方式における3群構成の概略構成
図。
【図14】トークンリング方式における3群構成の概略
構成図。
【図15】ポーリング方式における回線障害対応の概略
構成図。
【図16】トークンリング方式における回線障害対応の
概略構成図。
【図17】ポーリング方式における回線障害対応の概略
構成図。
【図18】図18A,Bはトークンリング方式における
回線障害対応の概略構成図。
【図19】トークンリング方式における回線障害対応の
概略構成図。
【符号の説明】
M1〜M3…親局 S11〜Sn3…子局 SW1、SW2、SW3…切り替えスイッチ SW1a,SW1b、分岐切り替えスイッチ BKMS,BKMJ…バックアップ用集中監視制御設備 FD11,FD12〜FD13,FD23、FD1〜FD5
…伝送路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−92037(JP,A) 特開 平3−9635(JP,A) 特開 平3−9634(JP,A) 特開 平2−162861(JP,A) 特開 平2−161847(JP,A) 特開 平2−16832(JP,A) 特開 平2−16831(JP,A) 特開 平1−307395(JP,A) 特開 昭63−155928(JP,A) 特開 昭62−293848(JP,A) 特開 昭61−24348(JP,A) 特開 昭60−223249(JP,A) 特開 昭60−91744(JP,A) 特開 平6−22377(JP,A) 特開 昭62−116038(JP,A) 特開 昭61−43036(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/42

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の親局と多数の子局間が親局毎のル
    ープ回線で結合され、ループ回線や親局等の障害で各ル
    ープ回線に対する子局の所属を変えることにより通信機
    能を回復させる遠方監視制御システムにおいて、 前記親局と子局とが接続される上り回線にハイブリット
    結合器を介挿し、下り回線には切り替えスイッチを設
    け、前記複数の親局とは異なる地域に配設された遠方監
    視制御システムの親局をバックアップ用集中監視制御設
    備とし、このバックアップ用集中監視制御設備に前記ハ
    イブリット結合器の出力から送出される監視制御情報を
    常時供給し、前記バックアップ用集中監視制御設備を親
    局とする以外の全部の親局に障害が発生したとき、前記
    切り替えスイッチを操作してバックアップ用集中監視制
    御設備の下り回線を子局に接続するとともに、前記1つ
    の親局からのループ回線の上り回線と下り回線が分岐し
    てそれぞれ別々の子局に接続される上り回線あるいは下
    り回線の少なくとも一方に分岐切り替えスイッチを設
    け、前記複数の親局が全部障害になったときに、前記分
    岐切り替えスイッチを操作してバックアップ用集中監視
    制御設備からの監視制御情報が多数の子局全部に伝送さ
    れるようにしたことを特徴とするループ回線における監
    視制御所の障害回復装置。
  2. 【請求項2】 前記分岐切り替えスイッチは遠隔制御に
    より操作するようにしたことを特徴とする請求項1記載
    のループ回線における監視制御所の障害回復装置。
  3. 【請求項3】 前記親局と子局とが接続される上り回線
    に設けられるハイブリット結合器、下り回線に設けられ
    る切り替えスイッチおよびバックアップ用集中監視制御
    設備を少なくとも2組設け、それぞれ各組を別々の親局
    のバックアップ用集中監視制御設備としたことを特徴と
    する請求項1記載のループ回線における監視制御所の障
    害回復装置。
  4. 【請求項4】 複数の親局と多数の子局間が親局毎のル
    ープ回線で結合され、ループ回線や親局等の障害で各ル
    ープ回線に対する子局の所属を変えることにより通信機
    能を回復させる遠方監視制御システムにおいて、 前記多数の子局の1つにバックアップ用集中監視制御設
    備を接続して、常時1つの親局の監視制御情報を供給す
    るようにするとともに、親局に障害が発生したときに
    も、その親局の伝送制御部が動作しているときには、そ
    の伝送制御部から子局に向けて送出されるキャリアを停
    止させるか、ループ回線の下り回線にスイッチを介挿し
    てキャリアを子局に供給させないようにしたことを特徴
    とするループ回線における監視制御所の障害回復装置。
  5. 【請求項5】 複数の親局と多数の子局間がループ回線
    で結合されたポーリング方式における監視制御システム
    群を複数群設け、各群毎に前記親局と子局とが接続され
    る上り回線にハイブリット結合器を介挿し、下り回線に
    は切り替えスイッチを設け、前記各群の複数の親局とは
    異なる地域にそれぞれ配設された遠方監視制御システム
    の親局をバックアップ用集中監視制御設備とし、このバ
    ックアップ用集中監視制御設備に前記ハイブリット結合
    器の出力から送出される監視制御情報を常時供給し、前
    記バックアップ用集中監視制御設備を親局とする以外の
    全部の親局に障害が発生したとき、前記切り替えスイッ
    チを操作してバックアップ用集中監視制御設備の下り回
    線を子局に接続し、各親局に障害が発生したときに各群
    毎にバックアップ用集中監視制御設備で回復を行うよう
    にしたことを特徴とするループ回線における監視制御所
    の障害回復装置。
  6. 【請求項6】 前記バックアップ用集中監視制御設備を
    1つだけ監視制御システム群の1つに設け、各監視制御
    システム群のループ回線間には切替部を設けて、各親局
    に障害が発生したときに、切替部を遠隔制御にて操作
    し、各群の子局が全て接続されるようにして、1つのバ
    ックアップ用集中監視制御設備で障害回復を行うように
    したことを特徴とする請求項5記載のループ回線におけ
    る監視制御所の障害回復装置。
  7. 【請求項7】 前記バックアップ用集中監視制御設備を
    少なくとも2つ監視制御システム群の1つに設けたこと
    を特徴とする請求項5および6記載のループ回線におけ
    る監視制御所の障害回復装置。
  8. 【請求項8】 複数の親局と多数の子局間が親局毎のル
    ープ回線で結合され、ループ回線や親局等の障害で各ル
    ープ回線に対する子局の所属を変えることにより通信機
    能を回復させる遠方監視制御システムにおいて、 複数の親局を1つのグループとする複数の監視制御所を
    各々遠方に配設させて、それら監視制御所を障害発生時
    に1つのバックアップ用集中監視制御設備で、バックア
    ップするようにしたことを特徴とするループ回線におけ
    る監視制御所の障害回復装置。
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