JP3216485B2 - 広帯域ノッチアンテナ - Google Patents

広帯域ノッチアンテナ

Info

Publication number
JP3216485B2
JP3216485B2 JP19955095A JP19955095A JP3216485B2 JP 3216485 B2 JP3216485 B2 JP 3216485B2 JP 19955095 A JP19955095 A JP 19955095A JP 19955095 A JP19955095 A JP 19955095A JP 3216485 B2 JP3216485 B2 JP 3216485B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
notch antenna
metal conductor
notch
broadband
slot line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP19955095A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0951223A (ja
Inventor
英樹 伏見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP19955095A priority Critical patent/JP3216485B2/ja
Publication of JPH0951223A publication Critical patent/JPH0951223A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3216485B2 publication Critical patent/JP3216485B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Waveguide Aerials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、広帯域なVSW
R特性を有し、かつ縦方向の折り返し構造により小型化
された広帯域ノッチアンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、例えばI.J.Bahl,P.
Bhartia著「MICROSTORIP ANTE
NNAS」 Artech House ISBN:0
−89006−098−3 第6章 235頁に示され
た従来のノッチアンテナを示す斜視図である。図におい
て、ノッチアンテナ1は、誘電体基板2に設けられ、こ
れに一体に接続された金属導体部3から構成されてい
る。そして、ノッチアンテナ1は図7に示すようにテー
パスロット線路4及びスロット線路5を有する。
【0003】次に動作について説明する。スロット線路
5によって伝搬された信号は、テーパスロット線路4に
よって空間と整合をとり放射される。この場合、スロッ
ト線路5、テーパスロット線路4は本来無限に広い金属
導体部3を有することを理想とするが、構造的制約から
大きさが制限される。
【0004】出願人は、図10に示すテーパノッチアン
テナの幅Wを変えリターンロスを測定した。測定結果を
図11に示す。このように幅Wは18GHz付近では余
り変化は少いが、6GHzでは、幅を狭くするにつれリ
ターンロスは悪くなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のノッチアンテナ
は以上のように構成されているので、VSWR特性を周
波数の低域側に広帯域化するためには、図10の幅Wを
大きくする必要がありアンテナ素子1の縦方向の寸法が
大きくなる等の問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、アンテナ素子の縦方向の幅を大
きくせずに、VSWR特性を周波数の低域側に広帯域化
した広帯域ノッチアンテナを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の広帯域ノッチ
アンテナは、表面の一方の側に金属導体部が配設された
基板に、スロット線路と、素子開口に連なるテーパスロ
ット線路を有するものにおいて、素子開口付近に金属導
体部が折り返し構造になる切り欠きを設けたことを特徴
とする。
【0008】請求項2の広帯域ノッチアンテナは、請求
項1記載のものにおいて、複数回折り返し構造になる切
り欠きを設けたことを特徴とする。
【0009】請求項3の広帯域ノッチアンテナは、表面
の一方の側に金属導体部が配設された基板に、スロット
線路と、素子開口に連なるテーパスロット線路を有する
ものにおいて、素子開口付近に金属導体部に垂直な金属
板を設けたことを特徴とする。
【0010】請求項4の広帯域ノッチアンテナは、請求
項1または請求項2または請求項3記載のものにおい
て、2個の素子アンテナを互いに直角に交差させたこと
を特徴とする。
【0011】請求項5の広帯域ノッチアンテナは、請求
項1〜4のいずれかに記載のものにおいて、素子アンテ
ナが金属導体部を共有するアレー構造としたことを特徴
とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を図につ
いて説明する。図1において、符号1〜5は従来の装置
と全く同一のものであり、その説明は省略する。6a,
6bは、金属導体部3を折り返し構造とするための切り
欠きである。
【0013】次に動作について説明する。この広帯域ノ
ッチアンテナは、金属導体部3に設けられた切り欠き6
a,6bにより、素子開口付近の金属導体部3が素子の
後方に折り返された構造となり、等価的に素子開口付近
の金属導体部3を大きくすることができ、広帯域なVS
WR特性を有したまま、アンテナの縦方向の寸法を小型
化できる。
【0014】図1の切り欠きの効果を確かめるために実
験を行なった。すなわち、テーパノッチアンテナを低周
波側へ広帯域化するためには、テーパノッチの開口部の
幅を充分大きくする必要があるが、図2に示すようにテ
ーパノッチの開口部を開口部後方へ折り返し形状をM形
とすることで等価的に開口部の幅を広げることを試み
た。
【0015】その結果、図3に示すように開口部幅15
mm、周波数6〜18GHzでVSWR2.8以下が得
られた。
【0016】この実施の形態によれば、ノッチアンテナ
が本来必要な大きさの金属導体部を折り返すことにより
ノッチアンテナを小型化することができる。
【0017】実施の形態2.また、上記実施の形態で
は、金属導体部3の折り返しを1回行っているが、図4
に示すように切り欠き6c,6dを追加することにより
折り返しを複数回行ってもよく上記実施例と同様の効果
を奏する。
【0018】実施の形態3.また、上記実施の形態1,
2では、金属導体部3を後方に折り返すことで、等価的
に開口付近の金属導体部3の大きさを大きくしている
が、図5に示すように金属導体部3のある面の片側に、
その面と垂直方向に金属板7a,7bを伸ばしても、上
記実施の形態と同様の効果を奏する。
【0019】実施の形態4.また、上記実施の形態3で
は、金属導体部3のある面の片側に金属板7a,7bを
伸ばしているが、図6に示すように両側に伸ばしても、
上記実施例3と同様の効果を奏する。
【0020】実施の形態5.また、上記実施の形態1で
は、素子が1個のみであったが、図7に示すように複数
の素子を互いに交差させても、上記実施例と同様の効果
を奏する。
【0021】実施の形態6.また、上記実施の形態で
は、素子単体であるが、図8に示すように複数の素子を
アレイ構造として、金属導体部3を素子アンテナどうし
で共有しても同様の効果を奏する。
【0022】
【発明の効果】請求項1の広帯域ノッチアンテナは、表
面の一方の側に金属導体部が配設された基板に、スロッ
ト線路と、素子開口に連なるテーパスロット線路を有す
るものにおいて、素子開口付近に金属導体部が折り返し
構造になる切り欠きを設けたので、金属導体部の幅を大
きくせずにVSWRを低周波数域側に広帯域化すること
ができる。
【0023】請求項2の広帯域ノッチアンテナは、請求
項1記載のものにおいて、複数回折り返し構造になる切
り欠きを設けたので、金属導体部の幅を大きくせずにV
SWRを低周波数域側に広帯域化することができる。
【0024】請求項3の広帯域ノッチアンテナは、表面
の一方の側に金属導体部が配設された基板に、スロット
線路と、素子開口に連なるテーパスロット線路を有する
ものにおいて、素子開口付近に金属導体部に垂直な金属
板を設けたので、金属導体部の幅を大きくせずにVSW
Rを低周波数域側に広帯域化することができる。
【0025】請求項4の広帯域ノッチアンテナは、金属
導体部の幅を大きくせずにVSWRを低周波数域側に広
帯域化することができる2個の素子アンテナを互いに直
角に交差させた構成のものが得られる。
【0026】請求項5の広帯域ノッチアンテナは、金属
導体部の幅を大きくせずにVSWRを低周波数域側に広
帯域化することができる素子アンテナを使用したアレー
構造のものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による広帯域ノッチ
アンテナの斜視図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による広帯域ノッチ
アンテナのVSWR特性の測定に用いたアンテナ構成図
である。
【図3】 この発明の実施の形態1による広帯域ノッチ
アンテナのVSWR特性を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による広帯域ノッチ
アンテナの斜視図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による広帯域ノッチ
アンテナの斜視図である。
【図6】 この発明の実施の形態4による広帯域ノッチ
アンテナの斜視図である。
【図7】 この発明の実施の形態5による広帯域ノッチ
アンテナの斜視図である。
【図8】 この発明の実施の形態6による広帯域ノッチ
アンテナの斜視図である。
【図9】 従来の広帯域ノッチアンテナの斜視図であ
る。
【図10】 従来の広帯域ノッチアンテナのリターンロ
ス測定に用いたアンテナ構成図である。
【図11】 従来の広帯域ノッチアンテナのリターンロ
ス測定結果を示す図である。
【符号の説明】
1 ノッチアンテナ、2 基板、3 金属導体部、4
テーパスロット線路、5 スロット線路、6a,6b
切り欠き。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−5705(JP,A) 特開 平2−90702(JP,A) 特開 平2−23702(JP,A) 特開 平3−255701(JP,A) 特開 平5−114810(JP,A) 特開 昭56−112102(JP,A) 特開 昭62−69706(JP,A) 特開 平6−314927(JP,A) 特開 昭56−37702(JP,A) 特開 平2−52508(JP,A) 特開 平5−206724(JP,A) 特開 平6−314927(JP,A) 実開 昭62−100710(JP,U) 実開 平1−137608(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 13/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面の一方の側に金属導体部が配設され
    た基板に、スロット線路と、素子開口に連なるテーパス
    ロット線路を有する広帯域ノッチアンテナにおいて、前
    記素子開口付近に、前記金属導体部が折り返し構造にな
    る切り欠きを設けたことを特徴とする広帯域ノッチアン
    テナ。
  2. 【請求項2】 複数回折り返し構造になる切り欠きを設
    けたことを特徴とする請求項1記載の広帯域ノッチアン
    テナ。
  3. 【請求項3】 表面の一方の側に金属導体部が配設され
    た基板に、スロット線路と、素子開口に連なるテーパス
    ロット線路を有する広帯域ノッチアンテナにおいて、前
    記素子開口付近に前記金属導体部に垂直な金属板を設け
    たことを特徴とする広帯域ノッチアンテナ。
  4. 【請求項4】 2個の素子アンテナを互いに直角に交差
    させたことを特徴とする請求項1または請求項2または
    請求項3記載の広帯域ノッチアンテナ。
  5. 【請求項5】 素子アンテナが金属導体部を共有するア
    レー構造としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    かに記載の広帯域ノッチアンテナ。
JP19955095A 1995-08-04 1995-08-04 広帯域ノッチアンテナ Expired - Lifetime JP3216485B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19955095A JP3216485B2 (ja) 1995-08-04 1995-08-04 広帯域ノッチアンテナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19955095A JP3216485B2 (ja) 1995-08-04 1995-08-04 広帯域ノッチアンテナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0951223A JPH0951223A (ja) 1997-02-18
JP3216485B2 true JP3216485B2 (ja) 2001-10-09

Family

ID=16409699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19955095A Expired - Lifetime JP3216485B2 (ja) 1995-08-04 1995-08-04 広帯域ノッチアンテナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3216485B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004010531A1 (en) * 2002-07-15 2004-01-29 Fractus, S.A. Notched-fed antenna
JP3912754B2 (ja) 2003-01-08 2007-05-09 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ株式会社 無線装置
US7161550B2 (en) * 2004-04-20 2007-01-09 Tdk Corporation Dual- and quad-ridged horn antenna with improved antenna pattern characteristics
JP2006067251A (ja) * 2004-08-26 2006-03-09 Omron Corp チップアンテナおよびその製造方法
JP4450323B2 (ja) 2005-08-04 2010-04-14 株式会社ヨコオ 平面広帯域アンテナ
JP2009505559A (ja) * 2005-08-17 2009-02-05 エージェンシー フォー サイエンス,テクノロジー アンド リサーチ 超広帯域適用例のための小型アンテナ
JP4728930B2 (ja) * 2006-02-14 2011-07-20 株式会社日立国際電気 地板付きコーナーレフレクタアンテナ
KR100818484B1 (ko) * 2006-08-30 2008-04-01 삼성전기주식회사 광대역 안테나
KR20090122458A (ko) * 2007-05-17 2009-11-30 닛본 덴끼 가부시끼가이샤 테이퍼진 슬롯 안테나
JP4819766B2 (ja) * 2007-08-28 2011-11-24 日本電信電話株式会社 平面アンテナ
FR2970603A1 (fr) * 2011-01-13 2012-07-20 Thomson Licensing Antenne directive imprimee de type fente et systeme mettant en reseau plusieurs antennes directives imprimees de type fente
JP6629896B2 (ja) * 2018-02-23 2020-01-15 アンリツ株式会社 アンテナ装置および該アンテナ装置を用いた測定装置
WO2024111452A1 (ja) * 2022-11-22 2024-05-30 株式会社ヨコオ アンテナ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0951223A (ja) 1997-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5594455A (en) Bidirectional printed antenna
US5278569A (en) Plane antenna with high gain and antenna efficiency
JP3216485B2 (ja) 広帯域ノッチアンテナ
US6842141B2 (en) Fourpoint antenna
US7843389B2 (en) Complementary wideband antenna
JP2862265B2 (ja) 平面アンテナ
EP0468413A2 (en) Plane antenna with high gain and antenna efficiency
CN110112562B (zh) 一种小型宽带差分激励双模双极化基站天线
KR100449396B1 (ko) 패치 안테나 및 그것을 이용한 전자 기기
JP4188549B2 (ja) アンテナ
US12003027B2 (en) Magneto-electric dipole antenna
JP3273402B2 (ja) プリントアンテナ
US8493275B2 (en) Waveguide radiator, especially for synthetic aperture radar systems
CN110165406A (zh) 一种方向图可重构天线单元及相控阵
JP4516246B2 (ja) アンテナ
CN210956996U (zh) 宽频辐射单元及阵列天线
CN209822857U (zh) 一种新型紧馈型宽带双极化蝶形振子
JP3048944B2 (ja) アレーアンテナ
CN114784495A (zh) 一种毫米波宽带宽波束贴片天线
JP3064395B2 (ja) マイクロストリップアンテナ
JP3776412B2 (ja) アンテナ
JPH0666577B2 (ja) マイクロストリツプアンテナ
Mao et al. A series-fed printed-bowtie antenna with broadband characteristics and end-fire radiation
US20240186707A1 (en) Antenna and electronic apparatus
JPH0682972B2 (ja) 円偏波マイクロストリップアンテナ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070803

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080803

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080803

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090803

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090803

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100803

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110803

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110803

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120803

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120803

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130803

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term