JP3776412B2 - アンテナ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、アンテナに係わり、特に、単一方向に高利得を要求される地上波放送受信用アンテナや、移動通信基地局アンテナに適用して有効なアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】
図14は、従来の反射板付き半波長ダイポールアンテナの一例の概略構成を示す正面図である。
同図に示す反射板付き半波長ダイポールアンテナでは、反射板1の反射面に対して、誘電体基板2が平行になるように設けられる。
誘電体基板2の一方の面(裏面または表面)には、第1および第2のダイポールアンテナ素子(31,32)、および、給電回路を形成する接地導体4が形成される。
第1および第2のダイポールアンテナ素子(31,32)、および、接地導体4は、例えば、プリント配線板で採用されているエッチング手法等を用いて形成される。
ダイポールアンテナ素子(31,32)を構成する導体の長さは、それぞれλ/2(λは、使用中心周波数(fo)の自由空間波長)に相当する長さとされる。
なお、使用中心周波数(fo)は、使用することが予定されている上限周波数と下限周波数の中心の周波数である。
ダイポールアンテナ素子(31,32)は、第1および第2の放射素子(131,132)を有する。
【0003】
接地導体4は、その中心が、誘電体基板2の中心点にほぼ一致しており、接地導体4の長手方向のスロット21が設けられ、各ダイポールアンテナ素子(31,32)の第1および第2の放射素子(131,132)は、スロット21により分割された接地導体4に、それぞれ接続される。
51,52は、給電回路を構成する導体で、図14に示すように、誘電体基板2の他方の面(表面または裏面)に、誘電体基板2の中心を通る直線に対して対称的に設けられる。
導体51は、接地導体4の一部とともに、導体52は、接地導体4の他の一部とともに、それぞれ分岐導体による平衡−不平衡変換回路(マイクロストリップ線路による平衡−不平衡変換回路)を構成する。
図14には図示していないが、誘電体基板2の裏面には、コネクタが設けられ、その内部導体は、誘電体基板2の裏に穿った孔に挿入され、接地導体4と電気的に接続される恐れがないようにして平衡−不平衡変換回路を構成する導体(51,52)の各内端相互の接続点に接続され、コネクタの外部導体は、接地導体4に接続される。
【0004】
なお、本願発明に関連する先行技術文献としては以下のものがある。
【特許文献1】
特開2000−118419号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図14に示す従来のアンテナを用いて、より低姿勢化を図るためには、反射板1と誘電体基板2の間の間隔をより狭くする必要がある。
しかしながら、反射板1と誘電体基板2の間の間隔を狭くすると、入力インピーダンスの周波数変化が大きくなり、帯域特性が狭くなるという問題点があった。
なお、前述の特許文献1には、ダイポールアンテナ素子(31,32)の反射板1と反対側に、所定の間隔をおいて、一対のコの字形状の無給電素子を配置し、広帯域化を図ることが開示されている。
この特許文献1に記載されている技術を適用すれば、反射板1と誘電体基板2の間の間隔を狭くした場合でも、帯域特性が狭くなるのを防止することができる。
しかしながら、その場合は、低姿勢化を図ることができないという問題点があった。
本発明は、前記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、帯域特性を狭くすることなく、低姿勢化を図り、かつ、利得を向上させることが可能となるアンテナを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。
即ち、本発明は、反射板と、前記反射板の前面に線対称に設けられ、それぞれ第1および第2の放射素子を有する第1および第2のダイポールアンテナ素子と、前記反射板の前面に線対称に設けられる第1および第2の無給電素子とを備えるアンテナであって、前記第1の無給電素子は、前記反射板に垂直な方向から見た場合に、少なくとも一部が、前記第1のダイポールアンテナ素子の第1の放射素子と、前記第2のダイポールアンテナ素子の第2の放射素子との間に位置するように、前記第1および第2のダイポールアンテナ素子が設けられる面と同一面上に設けられ、前記第2の無給電素子は、前記反射板に垂直な方向から見た場合に、少なくとも一部が、前記第1のダイポールアンテナ素子の第2の放射素子と、前記第2のダイポールアンテナ素子の第1の放射素子との間に位置するように、前記第1および第2のダイポールアンテナ素子が設けられる面と同一面上に設けられ、前記各無給電素子の幅方向の中心に沿った長さをL、使用周波数の自由空間波長をλとするとき、0.5λ≦L≦1.5λを満足する。
【0007】
また、本発明は、反射板と、前記反射板の前面に配置される誘電体基板と、前記誘電体基板の一方の面に、線対称に設けられる第1および第2のダイポールアンテナ素子と、前記誘電体基板の一方の面、あるいは他方の面に、線対称に設けられる第1および第2の無給電素子とを備えるアンテナであって、前記各ダイポールアンテナ素子は、第1および第2の放射素子を有し、前記第1の無給電素子は、前記反射板に垂直な方向から見た場合に、少なくとも一部が、前記第1のダイポールアンテナ素子の第1の放射素子と、前記第2のダイポールアンテナ素子の第2の放射素子との間に位置するように設けられ、前記第2の無給電素子は、前記反射板に垂直な方向から見た場合に、少なくとも一部が、前記第1のダイポールアンテナ素子の第2の放射素子と、前記第2のダイポールアンテナ素子の第1の放射素子との間に位置するように設けられ、前記各無給電素子の幅方向の中心に沿った長さをL、使用周波数の自由空間波長をλとするとき、0.5λ≦L≦1.5λを満足することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
なお、実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1のアンテナの概略構成を示す図であり、同図(a)は正面図、同図(b)は側面図である。
本実施の形態の反射板付き半波長ダイポールアンテナにおいて、反射板1、ダイポールアンテナ素子(31,32)、接地導体4、および導体(51,52)の構成および動作は、図14に示す従来のアンテナの構成および動作と変わらないので、重複を避けるため説明は省略する。
但し、本実施の形態のアンテナは、図1に示すように、誘電体基板2の裏面に、コネクタ10が設けられる。
コネクタ10の内部導体は、誘電体基板2に穿った孔に挿入され、接地導体4と電気的に接続される恐れがないようにして平衡−不平衡変換回路を構成する導体(51,52)の各内端相互の接続点に接続され、コネクタ10の外部導体は、接地導体4に接続される。
また、反射板1もコネクタ10の外部導体に接続され、これにより、反射板1と誘電体基板2とが、所定の間隔をおいて平行に配置される。
【0009】
図1において、71,72は、一対の無給電素子であり、この無給電素子(71,72)は、誘電体基板2の他方の面(表面または裏面)に形成される。
無給電素子(71,72)は、例えば、プリント配線板で採用されているエッチング手法等を用いて形成される。無給電素子(71,72)は、菱形形状とされ、誘電体基板2の中心に対して、線対称に設けられる。
無給電素子(71,72)の一方の端部171から他方の端部172までの、無給電素子(71,72)を構成する導体の中心(幅方向の中心)に沿った全長は、ほぼ0.5λより長く、かつ、1.5λより短くされる。
また、無給電素子71は、反射板1に垂直な方向から見た場合に、少なくとも一部が、第1のダイポールアンテナ素子31の第1の放射素子131と、第2のダイポールアンテナ素子32の第2の放射素子132との間に位置するように設けられ、無給電素子72は、反射板1に垂直な方向から見た場合に、少なくとも一部が、第1のダイポールアンテナ素子31の第2の放射素子132と、第2のダイポールアンテナ素子32の第1の放射素子131の間に位置するように設けられる。
本実施の形態では、反射板1と誘電体基板2の間の間隔をより狭くした場合に、ダイポールアンテナ素子(31,32)が反射板1に近接することにより増大するダイポールアンテナ素子(31,32)の開放端の電界を無給電素子(71,72)に結合させることにより、複同調回路の原理を用いて広帯域化を実現することができる。
また、ダイポールアンテナ素子(31,32)、および無給電素子(71,72)から放射される電磁波の相乗作用により利得を増大させることができる。
【0010】
図2は、本実施の形態のアンテナの反射減衰量の周波数特性の一例を示すグラフである。
図2に示すグラフは、反射板1と誘電体基板2の間隔を0.14λ波長としたときの、同軸端子から見た、負荷側の反射減衰量の周波数特性を測定した結果を示すグラフである。
対比する意味で、図14に示す反射板付き半波長ダイポールアンテナの反射減衰量の周波数特性の一例を示すグラフを、図15に示す。
この図15に示すグラフは、反射板1と誘電体基板2の間隔を0.22λ波長とし、その他の寸法は、図2に示すグラフを測定した時の反射板付き半波長ダイポールアンテナと同一した場合に、同軸端子から見た、負荷側の反射減衰量の周波数特性を測定した結果を示すグラフである。
図15に示すグラフでは、2.7GHzの周波数に対して、VSWRが1.5以下となる比帯域が13パーセントであるのに対して、図2に示すグラフでは、2.7GHzの周波数に対して、VSWRが1.5以下となる比帯域が18パーセントとなっており、本実施の形態では、図14に示す反射板付き半波長ダイポールアンテナよりも低姿勢化を図りながら、広帯域化を実現することが可能となる。
【0011】
図3は、本実施の形態のアンテナの電界面内指向性(図1に示すX−Y面)を示すグラフである。
対比する意味で、図14に示す反射板付き半波長ダイポールアンテナの電界面内指向性(図1に示すX−Y面)のグラフを、図16に示す。
図3、図16のグラフはともに、周波数が2.7GHzの時の測定結果を示している。
図4は、本実施の形態のアンテナの磁界面内指向性(図1に示Y−Z面)を示すグラフである。
対比する意味で、図14に示す反射板付き半波長ダイポールアンテナの磁界面内指向性(図1に示Y−Z面)のグラフを、図17に示す。
図4、図17のグラフはともに、周波数が2.7GHzの時の測定結果を示している。
これらのグラフから分かるように、本実施の形態のアンテナも、図14に示す反射板付き半波長ダイポールアンテナも共に、Z軸方向で最大放射となる特性となっているが、本実施の形態のアンテナは、図14に示す反射板付き半波長ダイポールアンテナに比して、垂直面内の指向特性が鋭くなっている。
【0012】
図5は、本実施の形態のアンテナの利得の周波数特性を示すグラフである。
対比する意味で、図14に示す反射板付き半波長ダイポールアンテナの利得の周波数特性のグラフを、図18に示す。
これらのグラフから分かるように、本実施の形態のアンテナでは、周波数が、約3.0GHz以上の周波数になると、図14に示す反射板付き半波長ダイポールアンテナよりも、利得が小さくなるが、図2で説明した反射減衰量が良好な周波数の範囲では、従来のアンテナに比べて1dB程度、利得が増大していることが判る。
このように、本実施の形態のアンテナによれば、図2で説明した反射減衰量が良好な周波数の範囲において、垂直面内の指向特性が鋭くなることで、利得を向上させることが可能となる。
なお、本実施の形態において、無給電素子(71,72)の形状は、菱形形状に限定されるものではなく、無給電素子(71,72)は、図6に示すような四角形形状、または、図7に示すようなループ形状、あるいは、図8に示すような三角形形状であってもよい。
さらに、無給電素子(71,72)は、誘電体基板2の一方の面(裏面または表面)に形成してもよい。但し、本実施の形態のように、誘電体基板2の他方の面(表面または裏面)に形成したほうが、ダイポールアンテナ素子(31,32)と接触することがないので、無給電素子(71,72)を配置する場合の自由度が高くなる。
【0013】
[実施の形態2]
図9は、本発明の実施の形態2のアンテナの概略構成を示す図である。
本実施の形態は、菱形形状の無給電素子(71,72)をX−Y面に対して対称になるよう分割した点で、前述の実施の形態1と相違する。
本実施の形態では、菱形形状の無給電素子71は、第1の分割素子701と第2の分割素子702とから構成され、同様に、菱形形状の無給電素子72は、第1の分割素子703と第2の分割素子704とから構成される。
前述の実施の形態1に示す菱形形状の無給電素子(71,72)は、無給電素子(71,72)を構成する導体の中心に沿った全長が、0.5λより長く、1.5λより短いため、無給電素子(71,72)には、ダイポールアンテナ素子(31,32)を構成する導体によって結合され、2つの定在波分布が形成される。
この定在波分布は、X−Y面において、電流分布が最小になる部分があるため、この部分で、菱形形状の無給電素子(71,72)を分割して、4つの「Lの字」形分割素子(701,702,703,704)に置き換えても何ら特性に差異を生じない。本実施の形態においても、前述の実施の形態1と同様な作用・効果を得ることが可能となる。
なお、本実施の形態において、無給電素子(71,72)の形状は、菱形形状に限定されるものではなく、無給電素子(71,72)は、図10に示すような四角形形状、または、図11に示すようなループ形状、あるいは、図12に示すような三角形形状であってもよい。
さらに、無給電素子(71,72)は、誘電体基板2の一方の面(裏面または表面)に形成してもよい。
【0014】
[実施の形態3]
図13は、本発明の実施の形態3のアンテナの概略構成を示す図である。
本実施の形態では、菱形形状の無給電素子(71,72)を、X−Y面において、180°回転させた点で、前述の実施の形態1のアンテナと相違する。
前述したように、実施の形態1に示す菱形形状の無給電素子(71,72)は、無給電素子(71,72)を構成する導体の中心に沿った全長は、ほぼ0.5λより長く、1.5λより短いため、菱形形状の無給電素子(71,72)には、ダイポールアンテナ素子(31,32)を構成する導体によって結合され、2つの定在波分布が形成される。そのため、本実施の形態においても、前述の実施の形態1と同じ特性を得ることができる。
なお、図6〜図12に示すアンテナにおいても、無給電素子(71,72)を、X−Y面において、180°回転させることが可能である。
さらに、無給電素子(71,72)は、誘電体基板2の一方の面(裏面または表面)に形成してもよい。
なお、前述の各実施の形態では、ダイポールアンテナ素子(31,32)、および無給電素子(71,72)を誘電体基板2上に形成した場合について説明したが、ダイポールアンテナ素子(31,32)、および無給電素子(71,72)として、棒状や板状の導体を使用し、これらを適宜スペーサを介して反射板上に配置するようにしてもよく、この場合には、誘電体基板を省略することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範図において種々変更可能であることは勿論である。
【0015】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。
本発明のアンテナによれば、帯域特性を狭くすることなく、低姿勢化を図り、かつ、利得を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のアンテナの概略構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態1のアンテナの反射減衰量の周波数特性の一例を示すグラフである。
【図3】本発明の実施の形態1のアンテナの電界面内指向性(図1に示すX−Y面)の一例を示すグラフである。
【図4】本発明の実施の形態1のアンテナの磁界面内指向性(図1に示すY−Z面)の一例を示すグラフである。
【図5】本発明の実施の形態1のアンテナの利得の周波数特性の一例を示すグラフである。
【図6】本発明の実施の形態1のアンテナの変形例の概略構成を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態1のアンテナの変形例の概略構成を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態1のアンテナの変形例の概略構成を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態2のアンテナの概略構成を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態2のアンテナの変形例の概略構成を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態2のアンテナの変形例の概略構成を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態2のアンテナの変形例の概略構成を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態3のアンテナの概略構成を示す斜視図である。
【図14】従来の反射板付き半波長ダイポールアンテナの一例の概略構成を示す図である。
【図15】図14に示す反射板付き半波長ダイポールアンテナの反射減衰量の周波数特性の一例を示すグラフである。
【図16】図14に示す反射板付き半波長ダイポールアンテナの反射減衰量の周波数特性の一例を示すグラフである。
【図17】図14に示す反射板付き半波長ダイポールアンテナの電界面内指向性(図1に示すX−Y面)の一例を示すグラフである。
【図18】図14に示す反射板付き半波長ダイポールアンテナの利得の周波数特性の一例を示すグラフである。
【符号の説明】
1…反射板、2…誘電体基板、31,32…ダイポールアンテナ素子、4…接地導体、51,52…導体、71,72…無給電素子、10…コネクタ、131,132…放射素子、171,172…端部、21…長手方向のスロット、701,702,703,704…分割素子。
Claims (3)
- 反射板と、
前記反射板の前面に線対称に設けられ、それぞれ第1および第2の放射素子を有する第1および第2のダイポールアンテナ素子と、
前記反射板の前面に線対称に設けられる第1および第2の無給電素子とを備えるアンテナであって、
前記第1の無給電素子は、前記反射板に垂直な方向から見た場合に、少なくとも一部が、前記第1のダイポールアンテナ素子の第1の放射素子と、前記第2のダイポールアンテナ素子の第2の放射素子との間に位置するように、前記第1および第2のダイポールアンテナ素子が設けられる面と同一面上に設けられ、
前記第2の無給電素子は、前記反射板に垂直な方向から見た場合に、少なくとも一部が、前記第1のダイポールアンテナ素子の第2の放射素子と、前記第2のダイポールアンテナ素子の第1の放射素子との間に位置するように、前記第1および第2のダイポールアンテナ素子が設けられる面と同一面上に設けられ、
前記各無給電素子の幅方向の中心に沿った長さをL、使用周波数の自由空間波長をλとするとき、0.5λ≦L≦1.5λを満足することを特徴とするアンテナ。 - 反射板と、
前記反射板の前面に配置される誘電体基板と、
前記誘電体基板の一方の面に、線対称に設けられる第1および第2のダイポールアンテナ素子と、
前記誘電体基板の一方の面、あるいは他方の面に、線対称に設けられる第1および第2の無給電素子とを備えるアンテナであって、
前記各ダイポールアンテナ素子は、第1および第2の放射素子を有し、
前記第1の無給電素子は、前記反射板に垂直な方向から見た場合に、少なくとも一部が、前記第1のダイポールアンテナ素子の第1の放射素子と、前記第2のダイポールアンテナ素子の第2の放射素子との間に位置するように設けられ、
前記第2の無給電素子は、前記反射板に垂直な方向から見た場合に、少なくとも一部が、前記第1のダイポールアンテナ素子の第2の放射素子と、前記第2のダイポールアンテナ素子の第1の放射素子との間に位置するように設けられ、
前記各無給電素子の幅方向の中心に沿った長さをL、使用周波数の自由空間波長をλとするとき、0.5λ≦L≦1.5λを満足することを特徴とするアンテナ。 - 前記各無給電素子の少なくとも一方は、中央部で2つに分割されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のアンテナ。
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