JP4913684B2 - 反射板付平面アンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、UHF帯で動作可能な反射板を有する平面アンテナに関し、特にUHF周波数帯の地上デジタル放送を受信するUHFアンテナに適用して好適な反射板付平面アンテナに関する。
地上デジタル放送は、従来のアナログ放送と異なり、一定レベル以上での到来電波を受信できさえすればデジタル信号であることから鮮明な映像を得られる。従って、地上デジタル放送を受信するアンテナは必ずしも高利得である必要はない。このため、従来のアンテナに比べ、小型で扱いやすい形状のアンテナが期待されている。従来のUHF帯で動作可能なUHFテレビアンテナには、八木・宇田アンテナを動作原理とする放射素子と反射素子(反射板)とを配列したアンテナが知られている。このアンテナにおいて、放射素子と反射素子(反射板)との間隔は、動作周波数帯域の中心周波数の波長をλとした際に通常約λ/4とされている。
しかし、八木・宇田アンテナを原理とする反射板付平面アンテナにおいては、放射素子と反射素子(反射板)との間隔は周波数帯域に相応の間隔を持たせる必要があり、UHF帯域を470〜770MHzとするとその中心周波数における波長は約484mmとなることから少なくとも100mm以上の間隔が必要となる。このことから、奥行きの長い大きい形状の反射板付平面アンテナになってしまっていた。ここで、放射素子に無給電素子を近接して配置すると奥行きが長くならないと考えられる。一例としてダイポール素子100に無給電素子102を近接して配置したアンテナの構成を斜視図で図19に示す。図19において、ダイポール素子100には中央に設けられた給電部103から給電されている。ダイポール素子100から近接して配置された矩形状の無給電素子102の方向をxとして、x方向に直交する紙面に上方の方向をyとする。すると、無給電素子102の影響によりx方向の動作利得は向上するが、y方向の動作利得が減少するようになる。このように、放射素子に近接して無給電素子を配置すると放射素子から無給電素子の方向の動作利得が向上することから、反射板は放射素子における無給電素子とは反対側に設けなければならず、奥行きが必ずしも短くならないと云う問題点があった。
そこで、本発明は、奥行きを短くできる小さい形状の反射板付平面アンテナを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の反射板付平面アンテナは、第1放射素子と第2放射素子との間であって、第1放射素子に近接して配置された平板状の第1無給電素子と、該第2放射素子に近接して配置された第2無給電素子と、第1放射素子ないし第2無給電素子に対向して所定間隔離隔して配置され、両側部が第1放射素子と第2放射素子側に屈曲されている断面コ字状の反射板とを備えることを最も主要な特徴としている。
本発明によれば、第1放射素子と第2放射素子とがなす面にほぼ垂直であって、反射板と反対側の方向に指向性を有することから、奥行きの短い小型の反射板付平面アンテナとすることができる。また、奥行きの短い小型の反射板付平面アンテナとしても、UHF帯とされる地上デジタル放送の広い周波数帯域において十分動作するアンテナとすることができる。
本発明の反射板付平面アンテナの第1実施例の構成を図1ないし図4に示す。ただし、図1は本発明にかかる第1実施例の反射板付平面アンテナの構成を示す斜視図であり、図2は本発明にかかる第1実施例の反射板付平面アンテナの構成を示す平面図であり、図3は本発明にかかる第1実施例の反射板付平面アンテナの構成を断面で示す側面図であり、図4は本発明にかかる第1実施例の反射板付平面アンテナの構成を示す側面図である。
これらの図に示すように、本発明の第1実施例にかかる反射板付平面アンテナ1は、折り返しダイポールからなる第1放射素子11aおよび第2放射素子11bと、第1放射素子11aおよび第2放射素子11bの間にそれぞれ配置された第1無給電素子12aおよび第2無給電素子12bと、第1放射素子11aおよび第2放射素子11bと、第1無給電素子12aおよび第2無給電素子12bとに対面して後方に配置された反射板10とから構成されている。なお、第1放射素子11aおよび第2放射素子11bと、第1無給電素子12aおよび第2無給電素子12bとは、同一面上に配置されている。
第1放射素子11aおよび第2放射素子11bは金属板を加工して横長の矩形状に作成されており、T字状溝11e,11fが形成された折り返しダイポールとされている。第1放射素子11aの第1給電点11cに給電ケーブル13aが接続されていると共に、第2放射素子11bの第2給電点11dに給電ケーブル13aが接続されて、給電部13から給電ケーブル13aを介して第1放射素子11aおよび第2放射素子11bに給電されている。第1放射素子11aには間隔Dをおいて第1無給電素子12aがほぼ平行に配置されており、第2放射素子11bには間隔Dをおいて第2無給電素子12bがほぼ平行に配置されている。間隔Dは、反射板付平面アンテナ1が地上デジタル放送(470MHz〜770MHz)の受信アンテナとされた場合は、例えば約20mmとされる。また、第1放射素子11aと第2放射素子11bとにおいて離隔されたほぼ平行な縁間の距離がL11とされ、距離L11は、反射板付平面アンテナ1が地上デジタル放送(470MHz〜770MHz)の受信アンテナとされた場合は、例えば約260mmとされる。
第1放射素子11aと第2放射素子11bとは同形状とされていると共に、第1無給電素子12aと第2無給電素子12bとは同形状とされて点対称に配置されている。そこで、図5に第1放射素子11aと第1無給電素子12aとの構成を代表として示す。
第1放射素子11aに間隔Dをおいて第1無給電素子12aが近接してほぼ平行に同一面上に配置されており、第1放射素子11aの横方向の長さL1と、幅W1と、T字状溝11eの側縁と第1放射素子11aの側縁との距離L2と、T字状溝11eの上縁と第1放射素子11aの上縁との距離L3と、T字状溝11eの横方向の溝の幅L4とは、反射板付平面アンテナ1が地上デジタル放送(470MHz〜770MHz)の受信アンテナとされた場合に、例えば長さL1が約240mmとされ、幅W1が約60mmとされ、距離L2が約15mmとされ、距離L3が約10mmとされ、幅L4が約10mmとされる。
また、第1無給電素子12aの横方向の長さL5および幅W2は、反射板付平面アンテナ1が地上デジタル放送(470MHz〜770MHz)の受信アンテナとされた場合は、例えば長さL5が約160mmとされ、幅W2が約40mmとされる。
図1ないし図4に戻り、反射板10は矩形の金属板の両側を対向するようほぼ直角に屈曲して形成されており、第1放射素子11aおよび第2放射素子11bと、第1無給電素子12aおよび第2無給電素子12bとに対面する平面部10aと、平面部10aの両側に第1放射素子11aおよび第2放射素子11b側へ屈曲されて形成されている折曲部10bとから構成されている。反射板10の横方向の長さL10および幅W10と折曲部10bの高さH10は、反射板付平面アンテナ1が地上デジタル放送(470MHz〜770MHz)の受信アンテナとされた場合に、長さL10が例えば約400mmとされ、幅W10が約250mmとされ、高さH10が約40mmとされる。
なお、反射板付平面アンテナ1が地上デジタル放送(470MHz〜770MHz)の受信アンテナとされた場合は、第1放射素子11aおよび第2放射素子11bと、第1無給電素子12aおよび第2無給電素子12bとが配置されている面と、反射板10における折曲部10bの上縁との間隔H11は約10mmとされる。
次に、本発明にかかる第2実施例の反射板付平面アンテナ2の構成を図6および図7に示す。ただし、図6は本発明にかかる第2実施例の反射板付平面アンテナ2の構成を示す平面図であり、図7は本発明にかかる第2実施例の反射板付平面アンテナ2の構成を示す側面図である。
これらの図に示すように、本発明の第2実施例にかかる反射板付平面アンテナ2は、第1放射素子11aおよび第2放射素子11bの間にそれぞれ配置された第1無給電素子22aおよび第2無給電素子22bの構成を除いて同様の構成とされている。そこで、第1無給電素子22aおよび第2無給電素子22bについて説明すると、第1放射素子11aに間隔Dをおいて第1無給電素子22aがほぼ平行に配置されており、第2放射素子11bに間隔Dをおいて第2無給電素子22bがほぼ平行に配置されている。第1無給電素子22aおよび第2無給電素子22bにおいて、第1放射素子11aおよび第2放射素子11bに対向する縁の両側の角がカットされた形状とされている。このように、第1放射素子11aおよび第2放射素子11bの角をカットすることにより、反射板付平面アンテナ2を地上デジタル放送(470MHz〜770MHz)の受信アンテナとした場合に、低域から中域の電気的特性を維持したまま高域の電気的特性を改善することができる。
第1放射素子11aと第2放射素子11bとは同形状とされていると共に、第1無給電素子22aと第2無給電素子22bとは同形状とされて点対称に配置されている。そこで、図8に第1放射素子11aと第1無給電素子22aとの構成を代表として示す。
第1放射素子11aに間隔Dをおいて第1無給電素子22aが近接して同一面上にほぼ平行に配置されており、第1放射素子11aの各部の寸法は上述したとおりとされる。また、第1無給電素子22aの横方向の長さL5および幅W2は上述したとおりとされ、反射板付平面アンテナ2が地上デジタル放送(470MHz〜770MHz)の受信アンテナとされた場合は、例えばカットされた上縁の長さL6が約140mmとされ、側縁のカットされるまでの幅W3が約20mmとされる。
なお、第1放射素子11aおよび第2放射素子11bと、第1無給電素子22aおよび第2無給電素子22bとは、図7に示すように同一面上に配置されており、反射板付平面アンテナ2が地上デジタル放送(470MHz〜770MHz)の受信アンテナとされた場合は、上記面と、反射板10における折曲部10bの上縁との間隔H11は約10mmとされる。
このように構成された本発明にかかる第1実施例および第2実施例の反射板付平面アンテナ1,2において、上記一例として上げた寸法とした場合に特に良好な電気的特性を示す反射板付平面アンテナ1,2とすることができる。また、反射板付平面アンテナ1,2が地上デジタル放送(470MHz〜770MHz)の受信アンテナとされた場合は、中心周波数(620MHz)における波長をλ0とすると、第1無給電素子12a,22aおよび第2無給電素子12b,22bの横方向の長さL5は約0.29λ0(約140mm)〜約0.34λ0(約165mm)の範囲とすることができ、幅W2は、約0.04λ0(約20mm)〜約0.08λ0(約40mm)の範囲とすることができる。
そこで、第1放射素子11aおよび第2放射素子11bと第1無給電素子12a,22aおよび第2無給電素子12b,22bとの間隔Dを約20mm、第1無給電素子12a,22aおよび第2無給電素子12b,22bの長さL5を約160mm、幅W2を約40mmとし、他の寸法を上記した一例の寸法とした際の反射板付平面アンテナ1,2の動作利得の周波数特性を第1無給電素子12a,22aおよび第2無給電素子12b,22bを省略した場合と対比して図9に示し、図10に電圧定在波比(VSWR)の周波数特性を示す。ただし、動作利得の電気的特性は第1放射素子11aおよび第2放射素子11bと第1無給電素子12a,22aおよび第2無給電素子12b,22bとが配置されている面において各素子が並んでいる水平方向(図1のx方向)の電気的特性とされる。図9に示す動作利得の周波数特性を参照すると、地上デジタル放送の周波数帯域である470MHz〜770MHzの高域において利得が上昇しているが、周波数帯域の全体にわたり動作可能な利得は得られていない。また、図10に示すVSWRの周波数特性を参照すると、第1実施例および第2実施例にかかる反射板付平面アンテナ1,2については良好なVSWR特性を示しているが、無給電素子が省略された反射板付平面アンテナの場合は劣化したVSWR特性となることが分かる。
次に、条件を変えずに第1放射素子11aおよび第2放射素子11bと第1無給電素子12a,22aおよび第2無給電素子12b,22bとが配置されている面に垂直の反射板10から各素子へ向かう垂直方向(図1のy方向)の利得特性とVSWR特性を図11および図12に示す。
図11は動作利得の周波数特性であり、第1実施例および第2実施例にかかる反射板付平面アンテナ1,2において、地上デジタル放送の周波数帯域である470MHz〜770MHzのほぼ全体にわたり良好な動作利得が得られている。ただし、第1実施例の反射板付平面アンテナ1においては高域において利得が若干低下している。また、無給電素子が省略された反射板付平面アンテナの場合は、周波数帯域の全体にわたり動作利得が低下している。図12は、VSWRの周波数特性であって図10に示すVSWRの周波数特性と同様であり、第1実施例および第2実施例にかかる反射板付平面アンテナ1,2については周波数帯域の全体にわたりほぼ2.5以下の良好なVSWR特性を示している。ただし、第1実施例の反射板付平面アンテナ1においては高域においてVSWRが若干劣化している。また、無給電素子を備えない反射板付平面アンテナの場合は劣化したVSWR特性となることが分かる。
図9ないし図12に示す電気的特性からみて、第1実施例および第2実施例にかかる反射板付平面アンテナ1,2は、無給電素子を設ける水平方向(x方向)の動作利得が低下するが垂直方向(y方向)の動作利得が増大するようになる。これは、第1無給電素子12a,22aおよび第2無給電素子12b,22bが、第1放射素子11aおよび第2放射素子11bの間に対面するよう設けられていることから、水平方向の利得が打ち消し合うと共に、反射板10で反射されることにより垂直方向(y方向)の利得が増大したものと考えられる。また、第1無給電素子12aおよび第2無給電素子12bにおける第1放射素子11aおよび第2放射素子11b側の縁の両側の角をカットした第1無給電素子22aおよび第2無給電素子22bとすることにより、低域および中域の良好な電気的特性を維持したまま高域の電気的特性を改善できることが分かる。
次に、第1実施例の反射板付平面アンテナ1において、第1無給電素子12aおよび第2無給電素子12bの横方向の長さL5をパラメータとして約140mm、約160mm、約165mmとした際のVSWRの周波数特性を図13に示す。ただし、第1放射素子11aおよび第2放射素子11bと第1無給電素子12aおよび第2無給電素子12bとの間隔Dは約20mm、第1無給電素子12aおよび第2無給電素子12bの幅W2は約40mmとされ、他の寸法は上記した一例の寸法とされている。図13を参照すると、長さL5を約140mm〜約165mmとしても、周波数帯域の全体にわたりほぼ良好に動作することが分かる。
次に、第1実施例の反射板付平面アンテナ1において、第1無給電素子12aおよび第2無給電素子12bの幅W2をパラメータとして約20mm、約30mm、約40mmとした際のVSWRの周波数特性を図14に示す。ただし、第1放射素子11aおよび第2放射素子11bと第1無給電素子12aおよび第2無給電素子12bとの間隔Dは約20mm、第1無給電素子12aおよび第2無給電素子12bの横方向の長さL5は約160mmとされ、他の寸法は上記した一例の寸法とされている。図14を参照すると、幅W2を約20mm〜約40mmとしても、周波数帯域の全体にわたりほぼ良好に動作することが分かる。
次に、第1実施例の反射板付平面アンテナ1において、第1放射素子11aおよび第2放射素子11bと第1無給電素子12aおよび第2無給電素子12bとの間隔Dをパラメータとして約20mm、約30mm、約40mmとした際のVSWRの周波数特性を図15に示す。ただし、第1無給電素子12aおよび第2無給電素子12bの幅W2は約40mm、第1無給電素子12aおよび第2無給電素子12bの横方向の長さL5は約160mmとされ、他の寸法は上記した一例の寸法とされている。図15を参照すると、間隔Dが約20mmを超えるにつれて高域のVSWR特性が劣化していくことが分かる。
次に、第1実施例の反射板付平面アンテナ1において、第1無給電素子12aおよび第2無給電素子12bの幅W2を約20mmにすると共に、第1無給電素子12aおよび第2無給電素子12bの横方向の長さL5をパラメータとして約140mm、約160mm、約165mmとした際のVSWRの周波数特性を図16に示す。ただし、第1放射素子11aおよび第2放射素子11bと第1無給電素子12aおよび第2無給電素子12bとの間隔Dは約20mm、他の寸法は上記した一例の寸法とされている。図16を参照すると、幅W2を約20mmとした際に、長さL5を約140mm〜約165mmとしても、周波数帯域の全体にわたりほぼ良好に動作することが分かる。
次に、第1実施例の反射板付平面アンテナ1において、第1無給電素子12aおよび第2無給電素子12bの横方向の長さL5を約150mmにすると共に、第1放射素子11aおよび第2放射素子11bと第1無給電素子12aおよび第2無給電素子12bとの間隔Dをパラメータとして約20mm、約30mm、約40mmとした際のVSWRの周波数特性を図17に示す。ただし、第1無給電素子12aおよび第2無給電素子12bの幅W2を約40mm、他の寸法は上記した一例の寸法とされている。図17を参照すると、間隔Dを約20mm〜約40mmとしても、周波数帯域の全体にわたりほぼ良好に動作することが分かる。
次に、第1実施例の反射板付平面アンテナ1において、第1無給電素子12aおよび第2無給電素子12bの横方向の長さL5を約155mmにすると共に、第1無給電素子12aおよび第2無給電素子12bの幅W2を約20mmとし、第1放射素子11aおよび第2放射素子11bと第1無給電素子12aおよび第2無給電素子12bとの間隔Dをパラメータとして約20mm、約30mm、約40mmとした際のVSWRの周波数特性を図18に示す。ただし、他の寸法は上記した一例の寸法とされている。図18を参照すると、長さL5を約155mmにすると共に幅W2を約20mmとしても、間隔Dを約20mm〜約40mmとすると中域のVSWRは若干劣化するが高域のVSWRは改善され、周波数帯域の全体にわたりほぼ良好に動作することが分かる。この場合、間隔Dを約20mm〜約40mmのいずれにしても周波数帯域の全体にわたって同様の良好なVSWR特性を得られることがわかる。
図13ないし図18に示す電気的特性は、第1実施例の反射板付平面アンテナ1におけるVSWRの周波数特性とされているが、第2実施例の反射板付平面アンテナ2においてそれぞれのパラメータを変化した際にもVSWRの周波数特性は同様の傾向を示す。ただし、高域におけるVSWR特性はより改善されるようになる。
以上述べたように、本発明にかかる第1,2実施例の反射板付平面アンテナ1,2においては、垂直方向(y方向)に指向特性を有することから、奥行きの短い小型の反射板付平面アンテナとすることができ、UHF帯とされる地上デジタル放送の周波数帯域において十分動作するアンテナとすることができるようになる。
本発明にかかる第1,2実施例の反射板付平面アンテナ1,2において、一例とする各部の寸法についても示したが、その寸法や寸法範囲は一例でありその寸法に限るものではなくある程度はずれた寸法としても十分アンテナとして動作する。ただし、電気的特性は若干劣化するようになる。本発明においては、反射板に対面する2つの放射素子の間に無給電素子をそれぞれ設ける構成を最も主要な特徴としているのであり、各部の寸法を主要な特徴としているものではない。また、本発明にかかる第1,2実施例の反射板付平面アンテナ1,2における放射素子は板状に構成したが、これに限るものではなく棒状に構成するようにしても良い。
なお、以上の説明では地上デジタル放送を受信する反射板付平面アンテナとしたが、本発明は、これに限るものではなくUHF帯を送受信する反射板付平面アンテナに適用することができるものである。
本発明にかかる第1実施例の反射板付平面アンテナの構成を示す斜視図である。 本本発明にかかる第1実施例の反射板付平面アンテナの構成を示す平面図である。 本発明にかかる第1実施例の反射板付平面アンテナの構成を断面で示す側面図である。 本発明にかかる第1実施例の反射板付平面アンテナの構成を示す側面図である。 本発明にかかる第1実施例の反射板付平面アンテナにおける第1放射素子と第1無給電素子との構成のみを示す図である。 本発明にかかる第2実施例の反射板付平面アンテナ2の構成を示す平面図である。 本発明にかかる第2実施例の反射板付平面アンテナ2の構成を示す側面図である。 本発明にかかる第2実施例の反射板付平面アンテナにおける第1放射素子と第1無給電素子との構成のみを示す図である。 本発明にかかる第1,2実施例の反射板付平面アンテナにおける水平方向の動作利得の周波数特性を示す図である。 本発明にかかる第1,2実施例の反射板付平面アンテナにおけるVSWRの周波数特性を示す図である。 本発明にかかる第1,2実施例の反射板付平面アンテナにおける垂直方向の動作利得の周波数特性を示す図である。 本発明にかかる第1,2実施例の反射板付平面アンテナにおけるVSWRの周波数特性を示す図である。 本発明の第1実施例の反射板付平面アンテナにおいて、第1無給電素子および第2無給電素子の横方向の長さをパラメータとした際のVSWRの周波数特性を示す図である。 本発明の第1実施例の反射板付平面アンテナにおいて、第1無給電素子および第2無給電素子の幅をパラメータとした際のVSWRの周波数特性を示す図である。 本発明の第1実施例の反射板付平面アンテナにおいて、第1放射素子および第2放射素子と第1無給電素子および第2無給電素子との間隔をパラメータとした際のVSWRの周波数特性を示す図である。 本発明の第1実施例の反射板付平面アンテナにおいて、第1無給電素子および第2無給電素子の幅を変更すると共に、第1無給電素子および第2無給電素子の横方向の長さをパラメータとした際のVSWRの周波数特性を示す図である。 本発明の第1実施例の反射板付平面アンテナにおいて、第1無給電素子および第2無給電素子の横方向の長さを変更すると共に、第1放射素子および第2放射素子と第1無給電素子および第2無給電素子との間隔をパラメータとした際のVSWRの周波数特性を示す図である。 本発明の第1実施例の反射板付平面アンテナにおいて、第1無給電素子および第2無給電素子の横方向の長さと、第1無給電素子および第2無給電素子の幅を変更し、第1放射素子および第2放射素子と第1無給電素子および第2無給電素子との間隔をパラメータとした際のVSWRの周波数特性を示す図である。 従来のダイポール素子に無給電素子を近接して配置したアンテナの構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 反射板付平面アンテナ、2 反射板付平面アンテナ、10 反射板、10a 平面部、10b 折曲部、11a 第1放射素子、11b 第2放射素子、11c 第1給電点、11d 第2給電点、11e T字状溝、12a 第1無給電素子、12b 第2無給電素子、13 給電部、13a 給電ケーブル、22a 第1無給電素子、22b 第2無給電素子、100 ダイポール素子、102 無給電素子、103 給電部

Claims (3)

  1. T字状溝が形成されて折り返しダイポールとされている平板状の第1放射素子と、該第1放射素子と同形状とされた折り返しダイポールとされている平板状の第2放射素子と、
    該第1放射素子と該第2放射素子との間であって、該第1放射素子と該第2放射素子とが配置されている面上に配置されると共に、該第1放射素子に間隔Dをおいて配置された平板状の第1無給電素子と、該第2放射素子に間隔Dをおいて配置された前記第1無給電素子と同形状の第2無給電素子と、
    前記第1放射素子と前記第2放射素子および前記第1無給電素子と前記第2無給電素子に対向して所定間隔離隔して配置され、両側部が前記第1放射素子および前記第2放射素子側に屈曲されている断面コ字状の反射板とを備え、
    前記間隔Dは、使用周波数帯域の中心周波数の波長をλとした際に、約0.04λ〜約0.08λとされ、前記第1放射素子と前記第2放射素子とがなす面にほぼ垂直であって、前記反射板と反対側の方向に指向性を有することを特徴とする反射板付平面アンテナ。
  2. 前記第1無給電素子と前記第2無給電素子は横長のほぼ矩形状とされており、前記第1無給電素子における前記第1放射素子側の両側の角部と、前記第2無給電素子における前記第2放射素子側の両側の角部とがカットされていることを特徴とする請求項1記載の反射板付平面アンテナ。
  3. 前記第1無給電素子と前記第2無給電素子は横長の矩形状とされており、使用周波数帯域の中心周波数の波長をλとした際に、前記第1無給電素子と前記第2無給電素子の横方向の長さが約0.29λ〜約0.34λとされ、幅が約0.04λ〜約0.08λとされていることを特徴とする請求項1あるいは2記載の反射板付平面アンテナ。
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