JP3048944B2 - アレーアンテナ - Google Patents

アレーアンテナ

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JP3048944B2
JP3048944B2 JP8350796A JP35079696A JP3048944B2 JP 3048944 B2 JP3048944 B2 JP 3048944B2 JP 8350796 A JP8350796 A JP 8350796A JP 35079696 A JP35079696 A JP 35079696A JP 3048944 B2 JP3048944 B2 JP 3048944B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はアレーアンテナを
構成する素子アンテナとして使用する広帯域な特性を呈
するマイクロストリップアンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は例えば電子通信学会編、アンテナ
工学ハンドブック,オーム社(昭55-1)P.109 に示され
た従来のマイクロストリップアンテナの構造図であり、
図において、1は金属箔で構成した一辺の長さLの方形
パッチ、2は比誘電率がεで厚さがtの誘電体板、3は
金属箔の地導体、4は給電点である。
【0003】図9は図8で示したマイクロストリップア
ンテナのB−B′に沿った断面図で、図において、5は
マイクロストリップアンテナに給電する同軸コネクタ、
6は同軸コネクタ5の内導体であり、|Eは放射に寄与
する開口電界である。
【0004】上記のマイクロストリップアンテナは、給
電点4から給電され、基本モードであるTM110 モード
で励振した場合には、B−B′と平行でZ方向で最大に
なる放射電界が得られる。
【0005】図10は図8,図9で示したマイクロスト
リップアンテナを間隔dで2個配列したアレーアンテナ
の構造を示す図である。
【0006】素子アンテナを等間隔dで直線状に多数配
列したリニアアレーアンテナにおいては、上記間隔dと
ビーム走査角度θ0 (Z方向からの角度)の関係は、グ
レーティングローブの発生を防ぐために、R.C.ハンセン
(R.C.Hansen)著、「マイクロウェイブ スキャンニン
グ アンテナ ボリュームII」,アカデミックプレス(1
966)("Microwave Scanning Antennas Volume II", Aca
demic Pres,(1966) )p.17 に示されるように、
【0007】
【数1】
【0008】が成り立つように選ばれる。ここで、λは
電波の波長である。例えば60°までビームを走査する
場合には、 d< 0.536λ …(2) とする必要がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】マイクロストリップア
ンテナの損失ファクターであるQ値(QT )と電圧定在
波比(VSWR:Voltage Standing Wave Ratio )の値
がρ以下となる比帯域BWの関係はI.J.バール,P.バー
シャ(I.J.Bahl, P.Bhartia )著「マイクロストリップ
アンテナ」アーテックハウス(“Microstrip Antenn
a”,Artech House)(1980),p.62に示されるように、
【0010】
【数2】
【0011】となる。またQT は、
【0012】
【数3】
【0013】である。ここで、Qr ,Qd ,Qc はそれ
ぞれ放射損、誘電体損、導体損に基づくQである。Qd
は使用する誘電体材料の誘電正接(tanδ)だけで決
定され、Qc は導体の誘電率,及びアンテナの厚さtか
ら決まる値である。一方、Qrは誘電体の誘電率εとそ
の厚さtから決まる値であり、誘電率εが小さく、かつ
厚さが大きい程小さくなる。従って低損失な誘電体材料
を用いて比帯域BWを広げるには、式(3) ,(4) からわ
かるようにQT のうち特にQr を小さくする必要があ
る。
【0014】しかしマイクロストリップアンテナとして
複数個配列したアレーアンテナにおいて、誘電体の厚さ
tを厚くすると、放射に寄与する開口面積t×Wが大き
くなり、素子アンテナ間の相互結合量が増大して動作時
のインピーダンスが劣化する、あるいは所望の放射パタ
ーン形状が得られないという問題点があった。特に式
(2) に示したように広い角度範囲内でビームを走査する
場合には素子間隔を約0.5波長まで狭くする必要があ
り、相互結合量が−15dB程度と大きくなるため、動
作インピーダンスおよび放射パターンが著しく劣化する
という欠点があった。
【0015】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、広帯域で、かつ相互結合量が小
さいアレーアンテナを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明(請求項1)に
係るアレーアンテナは、複数のマイクロストリップアン
テナを有するアレーアンテナであって、上記マイクロス
トリップアンテナが、方形誘電体と、この方形誘電体の
一方の面に設けられた第1の地導体と、上記方形誘電体
の他方の面に設けられたパッチと、上記第1の地導体に
それぞれ電気的に接続され、上記方形誘電体の両端にお
ける側面に沿って上記方形誘電体の両端における側面か
ら上記方形誘電体の他方の面の上方に延長されてこの延
長された部分と上記方形誘電体の側面に沿う部分とを加
算した高さがそれぞれ中心周波数における電波の波長に
対する略1/4波長の長さを有する互いに平行な第2及
び第3の地導体とを具備し、上記各マイクロストリップ
アンテナの上記第2及び第3の地導体が、複数のマイク
ロストリップアンテナ間の障壁となるように並べた構成
としたものである。
【0017】また、この発明(請求項2)に係るアレー
アンテナは、複数のマイクロストリップアンテナを有す
るアレーアンテナであって、上記マイクロストリップア
ンテナが、誘電体と、この誘電体の一方の面に設けられ
た第1の地導体と、上記誘電体の他方の面に設けられた
パッチと、このパッチの両側の上記誘電体に形成されて
上記第1の地導体に電気的に接続されたスルーホールめ
っきからなる第2及び第3の地導体と、これらの第2及
び第3の地導体にそれぞれ電気的に接続され、上記誘電
体の他方の面上において上記パッチ側に延びてその長さ
と上記スルーホールめっきの高さとの加算値がそれぞれ
中心周波数における電波の波長に対する略1/4波長の
長さを有する第4及び第5の地導体とを具備し、上記各
マイクロストリップアンテナの上記第2及び第4の地導
体と上記第3及び第5の地導体が、複数のマイクロスト
リップアンテナ間の障壁となるように並べた構成とした
ものである。
【0018】
【作用】この発明(請求項1)においては、複数のマイ
クロストリップアンテナを有するアレーアンテナであっ
て、上記マイクロストリップアンテナが、方形誘電体
と、この方形誘電体の一方の面に設けられた第1の地導
体と、上記方形誘電体の他方の面に設けられたパッチ
、上記第1の地導体にそれぞれ電気的に接続され、上
記方形誘電体の両端における側面に沿って上記方形誘電
体の両端における側面から上記方形誘電体の他方の面の
上方に延長されてこの延長された部分と上記方形誘電体
の側面に沿う部分とを加算した高さがそれぞれ中心周波
数における電波の波長に対する略1/4波長の長さを
する互いに平行な第2及び第3の地導体とを具備し、上
記各マイクロストリップアンテナの上記第2及び第3の
地導体が、複数のマイクロストリップアンテナ間の障壁
となるように並べた構成としたから、広帯域で、相互結
合量の小さいアレーアンテナを実現できる。
【0019】また、この発明(請求項2)においては、
複数のマイクロストリップアンテナを有するアレーアン
テナであって、上記マイクロストリップアンテナが、誘
電体と、この誘電体の一方の面に設けられた第1の地導
体と、上記誘電体の他方の面に設けられたパッチと、こ
のパッチの両側の上記誘電体に形成されて上記第1の地
導体に電気的に接続されたスルーホールめっきからなる
第2及び第3の地導体と、これらの第2及び第3の地導
体にそれぞれ電気的に接続され、上記誘電体の他方の面
上において上記パッチ側に延びてその長さと上記スルー
ホールめっきの高さとの加算値がそれぞれ中心周波数に
おける電波の波長に対する略1/4波長の長さを有する
第4及び第5の地導体とを具備し、上記各マイクロスト
リップアンテナの上記第2及び第4の地導体と上記第3
及び第5の地導体が、複数のマイクロストリップアンテ
ナ間の障壁となるように並べた構成としたから、広帯域
で、相互結合量の小さいアレーアンテナを実現できる。
また、第2及び第3の地導体をスルーホールめっきから
なるものとしているので、第2及び第3の地導体を容易
に得ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態について説
明する。図1は本発明の実施の形態1によるマイクロス
トリップアンテナを説明するための図であり、図におい
て、1は金属箔で構成した方形パッチ、2は比誘電率が
εで厚さがtの誘電体板、3は金属箔からなる第1の地
導体、4は給電点である。
【0021】図2は図1のA−A′に沿って切断したと
きの断面を示す図であり、図において、5は同軸コネク
タ、6は同軸コネクタの内導体、7,8は上記方形パッ
チ1の端からSだけ間を置き、A−A′と直交する面と
平行に設けられ、上記第1の地導体と電気的に短絡され
た金属箔からなる高さhの第2,第3の地導体、|Eは
放射に寄与する開口電界を示す。
【0022】図3に実線で示す曲線9は、図1,図2で
示したマイクロストリップアンテナの比誘電率εを1.
12、厚さを0.05λo 、方形パッチ1の一辺の長さ
Lを0.42λo 、方形パッチ1の第2,第3の地導体
7,8との距離Sを0.1λo 、第2,第3の地導体の
高さhを0.23λo とした場合の該マイクロストリッ
プアンテナの周波数に対するインピーダンス軌跡をモー
メント法により計算した結果を示している。なお、λo
は中心周波数fo における電波の波長である。同様に図
3で点線で示す曲線10は図8,図9に示した従来のマ
イクロストリップアンテナのインピーダンス軌跡を上記
図1,図2で示したマイクロストリップアンテナと同一
寸法緒元にて計算した結果を示している。また図4は、
図3に示した計算により求めたインピーダンス軌跡に対
応するインピーダンス軌跡の実測値を示している。
【0023】以上図3,図4に示したように、第2,第
3の地導体7,8を設けることにより、周波数に対する
インピーダンス軌跡は小さくなり、広い帯域特性を呈す
ることがわかる。図1,図2で示したマイクロストリッ
プアンテナにおける広帯域化の効果は、上記第2,第3
の地導体が、それぞれ等価的にモノポールアンテナとし
て上記パッチの放射電磁界と相互作用することによって
得られるものと考えられる。第2,第3の地導体の高さ
hを0.23λo とした場合には上述のような顕著な広
帯域化の効果が得られるが、これよりも大幅に短いもの
や大幅に長いものについて計算をした場合には広帯域化
の効果があまり見られない。この理由は、0.23λo
は1/4λに近い値であり、このときは第2,第3の地
導体が、1/4λモノポールとなり、共振することによ
り、周波数帯域が広がっているからであると推測され
る。従って、第2,第3の地導体の寸法(高さ)は、1
/4λに近い値とすることが効果的である。
【0024】ここで、第2,第3の地導体は金属箔を使
用した場合について説明したが、第2,第3の地導体は
電界面に平行なスルーホールメッキによって構成しても
良く、上述と同様の効果を奏する。本発明の実施の形態
1は、第2,第3の地導体を電界面に平行なスルーホー
ルメッキによって構成したものである。すなわち、誘電
体板2の、方形パッチ1の端からSだけ間を置いた位置
に電界面に平行なスルーホールを形成し、このスルーホ
ールの内面にメッキ層を形成した構成としたものであ
る。
【0025】なお、アレーアンテナを実現する場合は、
上述した本実施の形態1による素子アンテナを、図10
に示すように2つ又はそれ以上並べた構成とすればよい
ものである。
【0026】また、図1ではパッチの形状を方形とした
場合について示したが、パッチの形状はこれに限定され
るものではなく、円形や楕円形、更に方形以外の多角形
にした場合についても本発明を適用でき同様の効果を奏
することができる。
【0027】実施の形態2.次に本発明の実施の形態2
を図について説明する。図5は本発明の実施の形態2に
よるマイクロストリップアンテナを説明するための図で
あり、図において、図1と同一符号は同一または相当部
分である。
【0028】図6は、図5のA−A′の沿って切断した
ときの断面を示す図で、5は同軸コネクタ、6は同軸コ
ネクタの内導体、7,8は上記方形パッチ1の端からu
だけ間を置き、A−A′と直交する面と平行に設けられ
た上記第1の地導体3と電気的に短絡された金属箔から
なる第2,第3の地導体、19,20は上記方形パッチ
1の端からSだけ間を置き、該パッチと平行な面に上記
第2の地導体7および上記第3の地導体8と電気的に短
絡された、金属箔からなる第4,第5の地導体、|Eは
放射に寄与する開口電界を示す。
【0029】図7に実線で示す曲線13は、図5,図6
で示したマイクロストリップアンテナの比誘電率εを
1.12、厚さtを0.05λo 、方形パッチ1の一辺
の長さLを0.42λo 、方形パッチ1と第2,第3の
地導体7,8との距離uを0.1λo 、方形パッチ1と
第4,第5の地導体19,20との距離Sを0.07λ
o とした場合の該マイクロストリップアンテナの周波数
に対するインピーダンス軌跡の実測値を示している。な
お、λo は中心周波数fo における電波の波長である。
同様に、図7に点線で示す曲線14は、図8,図9で示
した従来のマイクロストリップアンテナのインピーダン
ス軌跡を上記図5,図6で示したマイクロストリップア
ンテナと同一寸法緒元にて実測した結果を示している。
【0030】以上、図7に示したように、第2,第3,
第4および第5の地導体7,8,19および20を設け
ることにより、周波数に対するインピーダンス軌跡は小
さくなり、広帯域特性を呈することがわかる。図5,図
6で示したマイクロストリップアンテナにおける広帯域
の効果は、上記第2,第4の地導体及び第3,第5の地
導体が、それぞれ等価的にモノポールアンテナとして上
記パッチの放射電磁界と相互作用することによって得ら
れるものと考えられる。なお、上記実施例では第2と第
4の地導体の寸法(第2の地導体長さ)を加算した後、
及び第3と第5の地導体の寸法を加算した値が0.08
λo であり、1/4λに近い値とはなっていないが、こ
れは方形パッチ1と第4,第5の地導体19,20との
距離Sはそのままとし、方形パッチ1と第2,第3の地
導体7,8との距離uを広げる等して、第2,及び第4
の地導体の長さを加算した値、及び第3,及び第5の地
導体の長さを加算した値を1/4λに近い値とすれば、
広帯域化の効果を向上できるものである。また、図5,
図6に示したマイクロストリップアンテナにおける更な
る効果は、図1,図2に示したマイクロストリップアン
テナに対して高さ方向のサイズを小さくできることであ
る。従って、かかる構成とすれば、広帯域特性に優れた
マイクロストリップアンテナをよりコンパクトなサイズ
で実現できるものである。
【0031】ここで、第2,第3の地導体は金属箔を使
用した場合について説明したが、第2,第3の地導体は
電界面に平行なスルーホールメッキによって構成しても
良く、上述と同様の効果を奏する。本発明の実施の形態
2は、第2,第3の地導体を電界面に平行なスルーホー
ルメッキによって構成したものである。すなわち、誘電
体板2の、方形パッチ1の端からuだけ間を置いた位置
に電界面に平行なスルーホールを形成し、このスルーホ
ールの内面にメッキ層を形成し、第4,第5の地導体1
9,20をこのメッキ層に接続して設けた構成としたも
のである。
【0032】なお、アレーアンテナを実現する場合は、
上述した本実施の形態2による素子アンテナを、図10
に示すように2つ又はそれ以上並べた構成とすればよい
ものである。
【0033】また、図5ではパッチの形状を方形とした
場合について示したが、パッチの形状はこれに限定され
るものではなく、円形や楕円形、更に方形以外の多角形
にした場合についても本発明を適用でき同様の効果を奏
することができる。
【0034】
【発明の効果】以上のように、この発明(請求項1)に
よれば、複数のマイクロストリップアンテナを有するア
レーアンテナであって、上記マイクロストリップアンテ
ナが、方形誘電体と、この方形誘電体の一方の面に設け
られた第1の地導体と、上記方形誘電体の他方の面に設
けられたパッチと、上記第1の地導体にそれぞれ電気的
に接続され、上記方形誘電体の両端における側面に沿っ
て上記方形誘電体の両端における側面から上記方形誘電
体の他方の面の上方に延長されてこの延長された部分と
上記方形誘電体の側面に沿う部分とを加算した高さがそ
れぞれ中心周波数における電波の波長に対する略1/4
波長の長さを有する互いに平行な第2及び第3の地導体
とを具備し、上記各マイクロストリップアンテナの上記
第2及び第3の地導体が、複数のマイクロストリップア
ンテナ間の障壁となるように並べた構成としたから、素
子アンテナ間の相互結合量が小さく、かつ、インピーダ
ンス特性の広帯域化を図ることができ、使用周波数帯域
の広い通信用、あるいはレーダ用のビーム走査アレーア
ンテナとして用いることのできるアレーアンテナを実現
できる効果がある。
【0035】また、この発明(請求項2)によれば、
数のマイクロストリップアンテナを有するアレーアンテ
ナであって、上記マイクロストリップアンテナが、誘電
体と、この誘電体の一方の面に設けられた第1の地導体
と、上記誘電体の他方の面に設けられたパッチと、この
パッチの両側の上記誘電体に形成されて上記第1の地導
体に電気的に接続されたスルーホールめっきからなる第
2及び第3の地導体と、これらの第2及び第3の地導体
にそれぞれ電気的に接続され、上記誘電体の他方の面上
において上記パッチ側に延びてその長さと上記スルーホ
ールめっきの高さとの加算値がそれぞれ中心周波数にお
ける電波の波長に対する略1/4波長の長さを有する第
4及び第5の地導体とを具備し、上記各マイクロストリ
ップアンテナの上記第2及び第4の地導体と上記第3及
び第5の地導体が、複数のマイクロストリップアンテナ
間の障壁となるように並べた構成としたから、素子アン
テナ間の相互結合量が小さく、かつ、インピーダンス特
性の広帯域化を図ることができ、使用周波数帯域の広い
通信用、あるいはレーダ用のビーム走査アレーアンテナ
として用いることのできるアレーアンテナを実現できる
効果がある。また、第2及び第3の地導体をスルーホー
ルめっきからなるものとしているので、第2及び第3の
地導体を容易に得ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるマイクロスト
リップアンテナを説明するための図である。
【図2】 図1のA−A′断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1によるマイクロスト
リップアンテナの特性を説明するための図である。
【図4】 この発明の実施の形態1によるマイクロスト
リップアンテナの特性を説明するための図である。
【図5】 この発明の実施の形態2によるマイクロスト
リップアンテナを説明するための図である。
【図6】 図5のA−A′断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態2によるマイクロスト
リップアンテナの特性を説明するための図である。
【図8】 従来のマイクロストリップアンテナを示す斜
視図である。
【図9】 図5のB−B′断面図である。
【図10】 従来のマイクロストリップアンテナを2個
配列したアレーアンテナの構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 方形パッチ、2 誘電体板、3 第1の地導体、4
給電点、5 同軸コネクタ、6 同軸コネクタの内導
体、7 第2の地導体、8 第3の地導体、9 図1に
示すマイクロストリップアンテナのインピーダンス軌跡
を示す計算値、10 従来のマイクロストリップアンテ
ナのインピーダンス軌跡を示す計算値、11 図1に示
すマイクロストリップアンテナのインピーダンス軌跡を
示す実測値、12 従来のマイクロストリップアンテナ
のインピーダンス軌跡を示す実測値、13 図5に示す
マイクロストリップアンテナのインピーダンス軌跡を示
す実測値、14 従来のマイクロストリップアンテナの
インピーダンス軌跡を示す実測値、19 第4の地導
体、20 第5の地導体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 13/08 5J021

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のマイクロストリップアンテナを有
    するアレーアンテナであって、 上記マイクロストリップアンテナは、方形誘電体と、こ
    の方形誘電体の一方の面に設けられた第1の地導体と、
    上記方形誘電体の他方の面に設けられたパッチと、上記
    第1の地導体にそれぞれ電気的に接続され、上記方形誘
    電体の両端における側面に沿って上記方形誘電体の両端
    における側面から上記方形誘電体の他方の面の上方に延
    長されてこの延長された部分と上記方形誘電体の側面に
    沿う部分とを加算した高さがそれぞれ中心周波数におけ
    る電波の波長に対する略1/4波長の長さを有する互い
    に平行な第2及び第3の地導体とを具備し、 上記各マイクロストリップアンテナの上記第2及び第3
    の地導体が、複数のマイクロストリップアンテナ間の障
    壁となるように並べたことを特徴とするアレーアンテ
    ナ。
  2. 【請求項2】 複数のマイクロストリップアンテナを有
    するアレーアンテナであって、 上記マイクロストリップアンテナは、誘電体と、この誘
    電体の一方の面に設けられた第1の地導体と、上記誘電
    体の他方の面に設けられたパッチと、このパッチの両側
    の上記誘電体に形成されて上記第1の地導体に電気的に
    接続されたスルーホールめっきからなる第2及び第3の
    地導体と、これらの第2及び第3の地導体にそれぞれ電
    気的に接続され、上記誘電体の他方の面上において上記
    パッチ側に延びてその長さと上記スルーホールめっきの
    高さとの加算値がそれぞれ中心周波数における電波の波
    長に対する略1/4波長の長さを有する第4及び第5の
    地導体とを具備し、 上記各マイクロストリップアンテナの上記第2及び第4
    の地導体と上記第3及び第5の地導体が、複数のマイク
    ロストリップアンテナ間の障壁となるように並べたこと
    を特徴とするアレーアンテナ。
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