JP3215856B2 - 重量測定装置 - Google Patents
重量測定装置Info
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- JP3215856B2 JP3215856B2 JP35838092A JP35838092A JP3215856B2 JP 3215856 B2 JP3215856 B2 JP 3215856B2 JP 35838092 A JP35838092 A JP 35838092A JP 35838092 A JP35838092 A JP 35838092A JP 3215856 B2 JP3215856 B2 JP 3215856B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両・航空機等の重量
計測及び、産業,工業用装置等の重量計測などに用いら
れる重量測定装置に係り、特にこの重量測定装置に備え
た電気的検出手段、例えば歪みゲージから出力される信
号の出力精度の向上を図ることができる重量測定装置に
関するものである。
計測及び、産業,工業用装置等の重量計測などに用いら
れる重量測定装置に係り、特にこの重量測定装置に備え
た電気的検出手段、例えば歪みゲージから出力される信
号の出力精度の向上を図ることができる重量測定装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の重量測定装置において
は、図26及び図27に示すように、被測定物の荷重が
直接加わる荷重受け部100を囲んで配置し、連結する
梁部101を介して荷重受け部100を保持する基部1
02の下面全体を、設置すべき面(設置面)103上に
接地させていた。
は、図26及び図27に示すように、被測定物の荷重が
直接加わる荷重受け部100を囲んで配置し、連結する
梁部101を介して荷重受け部100を保持する基部1
02の下面全体を、設置すべき面(設置面)103上に
接地させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の重量
測定装置では、図28及び図29に示すように、設置面
の状態により、即ち、図28のときには図30のよう
に、また図29のときには図31のように斜線で示す接
地点が異なり、その影響により重量測定装置の出力には
良好な再現性が得られない欠点を有している。即ちこれ
は、荷重負荷に伴い図32〜図35のように変形し、接
地点,圧力も変化する。その結果、この変化が梁部10
1に設けた歪みゲージが円滑で直線性のある歪みを発生
する際の妨げの原因となっており、出力精度の悪化をも
たらすのである。
測定装置では、図28及び図29に示すように、設置面
の状態により、即ち、図28のときには図30のよう
に、また図29のときには図31のように斜線で示す接
地点が異なり、その影響により重量測定装置の出力には
良好な再現性が得られない欠点を有している。即ちこれ
は、荷重負荷に伴い図32〜図35のように変形し、接
地点,圧力も変化する。その結果、この変化が梁部10
1に設けた歪みゲージが円滑で直線性のある歪みを発生
する際の妨げの原因となっており、出力精度の悪化をも
たらすのである。
【0004】つまり、図32〜図35に示す各荷重に応
じて夫々図36〜図39に示すように、荷重負荷に伴う
基部102の変形により接地点が移動し、重量測定装置
に備えた歪みゲージから得られる出力の精度(直線性,
ヒステリシス)を悪化させる原因となっていた。なお、
これらの図36〜図39において、接地圧の高い領域ほ
ど斜線間隔を密にして示してある。
じて夫々図36〜図39に示すように、荷重負荷に伴う
基部102の変形により接地点が移動し、重量測定装置
に備えた歪みゲージから得られる出力の精度(直線性,
ヒステリシス)を悪化させる原因となっていた。なお、
これらの図36〜図39において、接地圧の高い領域ほ
ど斜線間隔を密にして示してある。
【0005】そこで、この発明は、設置する面の状態に
拘わらず、出力再現性が良好で、出力精度の向上に最適
な重量測定装置を提供することを目的としている。
拘わらず、出力再現性が良好で、出力精度の向上に最適
な重量測定装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、この請求項1に係
る発明は、被測定物の荷重が加わる荷重受け部と、少な
くともこの荷重受け部を挟んで対向配置される基部と、
上記荷重受け部と上記基部とを連結して上記荷重受け部
を上記基部の下面より浮き上がった状態で保持する梁部
と、この梁部に取着された歪みゲージとを有し、対向す
る2辺に梁部を一対ずつ設け、上記荷重受け部に荷重が
加わるとき上記梁部に発生する歪みを歪みゲージにて検
出する方形構造の重量測定装置において、上記基部下面
に突出部を配設し、この突出部が設置面上に載置される
重量測定装置であって、前記突出部が、梁部を取付けて
いる基部の内面側に一方の縁部を合せて取付けられてい
るものである。
る発明は、被測定物の荷重が加わる荷重受け部と、少な
くともこの荷重受け部を挟んで対向配置される基部と、
上記荷重受け部と上記基部とを連結して上記荷重受け部
を上記基部の下面より浮き上がった状態で保持する梁部
と、この梁部に取着された歪みゲージとを有し、対向す
る2辺に梁部を一対ずつ設け、上記荷重受け部に荷重が
加わるとき上記梁部に発生する歪みを歪みゲージにて検
出する方形構造の重量測定装置において、上記基部下面
に突出部を配設し、この突出部が設置面上に載置される
重量測定装置であって、前記突出部が、梁部を取付けて
いる基部の内面側に一方の縁部を合せて取付けられてい
るものである。
【0007】また、この請求項7に係る発明は、被測定
物の荷重が加わる荷重受け部と、少なくともこの荷重受
け部を挟んで対向配置される基部と、上記荷重受け部と
上記基部とを連結して上記荷重受け部を上記基部の下面
より浮き上がった状態で保持する梁部と、この梁部に取
着された歪みゲージとを有し、基部の全ての内面に梁部
を一対ずつ設け、上記荷重受け部に荷重が加わるとき上
記梁部に発生する歪みを歪みゲージにて検出する重量測
定装置において、前記基部下面に突出部を配設し、この
突出部が設置面上に載置される重量測定装置であって、
基部の各内面角隅部分に一辺の中央が位置した平板幅細
状の突出部を各内面に対して45度傾斜して取付け、各
内面角隅部を基準として対称的に突出部を取付けたもの
である。
物の荷重が加わる荷重受け部と、少なくともこの荷重受
け部を挟んで対向配置される基部と、上記荷重受け部と
上記基部とを連結して上記荷重受け部を上記基部の下面
より浮き上がった状態で保持する梁部と、この梁部に取
着された歪みゲージとを有し、基部の全ての内面に梁部
を一対ずつ設け、上記荷重受け部に荷重が加わるとき上
記梁部に発生する歪みを歪みゲージにて検出する重量測
定装置において、前記基部下面に突出部を配設し、この
突出部が設置面上に載置される重量測定装置であって、
基部の各内面角隅部分に一辺の中央が位置した平板幅細
状の突出部を各内面に対して45度傾斜して取付け、各
内面角隅部を基準として対称的に突出部を取付けたもの
である。
【0008】
【作用】例えば図16に示すような突出部40を基部3
の下面に設けて接地点を限定することにより、例えば図
17或は図18に示すように、設置する面(設置面)5
の状態の良否に拘わらず接地点が常に一定点に近づくこ
ととなり、設置面の不均一さの影響による再現性の低下
を防ぐことができる。なお、接地点の面積はできる限り
小さい方が設置面の影響を受けにくいが、負荷される荷
重及び設置面の耐圧を考慮した面積でなければならな
い。
の下面に設けて接地点を限定することにより、例えば図
17或は図18に示すように、設置する面(設置面)5
の状態の良否に拘わらず接地点が常に一定点に近づくこ
ととなり、設置面の不均一さの影響による再現性の低下
を防ぐことができる。なお、接地点の面積はできる限り
小さい方が設置面の影響を受けにくいが、負荷される荷
重及び設置面の耐圧を考慮した面積でなければならな
い。
【0009】特に道路面上などで使用される車両等用重
量測定装置においては、接地点に高い面圧をかけること
は避けねばならず、よってゴム等の弾性体を固着させる
方法を用いたものが好ましい。
量測定装置においては、接地点に高い面圧をかけること
は避けねばならず、よってゴム等の弾性体を固着させる
方法を用いたものが好ましい。
【0010】また接地点を最適な箇所にすることによ
り、荷重負荷に伴う周囲部分での変形による接地点の移
動を防ぐことができ、出力精度の向上につながる。特に
この発明の対象となる重量測定装置における最適な接地
点としては、この発明者により技術的に以下のようであ
るとの知見が得られている。
り、荷重負荷に伴う周囲部分での変形による接地点の移
動を防ぐことができ、出力精度の向上につながる。特に
この発明の対象となる重量測定装置における最適な接地
点としては、この発明者により技術的に以下のようであ
るとの知見が得られている。
【0011】対向する2辺に起歪部である梁を一対ず
つ設けた構造の重量測定装置の場合、図19に示すよう
に、変形の支点となっている点、つまり基部3の下面の
うち特に内面側の縁部に突出部40を設け、ここを接地
点とすれば、図20〜図22に示すように荷重受け部2
に作用する重量が変化しても常に接地点の移動がなく、
また接地点の水平方向への微小すべりも最小にすること
ができ、出力精度が向上される。
つ設けた構造の重量測定装置の場合、図19に示すよう
に、変形の支点となっている点、つまり基部3の下面の
うち特に内面側の縁部に突出部40を設け、ここを接地
点とすれば、図20〜図22に示すように荷重受け部2
に作用する重量が変化しても常に接地点の移動がなく、
また接地点の水平方向への微小すべりも最小にすること
ができ、出力精度が向上される。
【0012】基部の全ての内面に梁部を一対ずつ設け
た構造の重量測定装置の場合、即ち、例えば図23に示
すような荷重受け部20と、基部30と、基部の4つの
全ての内面に設けた起歪部である梁部10とを備える重
量測定装置では、図24のように斜めに設けた突出部4
7を接地点とすれば、と同様の効果が得られる。また
図25のように、基部30下面の内面側縁部に沿って設
けた突出部48でも効果は得られるが、水平方向への微
小すべりが構造上最小とならず、図24のタイプに比べ
効果はやや小さいことが判明している。
た構造の重量測定装置の場合、即ち、例えば図23に示
すような荷重受け部20と、基部30と、基部の4つの
全ての内面に設けた起歪部である梁部10とを備える重
量測定装置では、図24のように斜めに設けた突出部4
7を接地点とすれば、と同様の効果が得られる。また
図25のように、基部30下面の内面側縁部に沿って設
けた突出部48でも効果は得られるが、水平方向への微
小すべりが構造上最小とならず、図24のタイプに比べ
効果はやや小さいことが判明している。
【0013】
【実施例】以下この発明の実施例について添付図面を参
照しながら説明する。図1はこの発明の第1実施例に係
る重量測定装置を示すものであり、この重量測定装置
は、互いに対向して一対ずつ設けた都合4個の梁部1を
介して荷重受け部2を連結・保持する基部3の下面に左
右一対の突出部4を設け、この突出部4を介して道路等
の設置面5に載置されている。
照しながら説明する。図1はこの発明の第1実施例に係
る重量測定装置を示すものであり、この重量測定装置
は、互いに対向して一対ずつ設けた都合4個の梁部1を
介して荷重受け部2を連結・保持する基部3の下面に左
右一対の突出部4を設け、この突出部4を介して道路等
の設置面5に載置されている。
【0014】梁部1には歪みゲージ(図略)が取付けら
れており、被測定物が荷重受け部2に載置されると、こ
の重量に応じて梁部1に発生する歪みによりその歪みゲ
ージから電気信号を出力するように構成されており、こ
れによって被測定物の重量を測定するようになってい
る。
れており、被測定物が荷重受け部2に載置されると、こ
の重量に応じて梁部1に発生する歪みによりその歪みゲ
ージから電気信号を出力するように構成されており、こ
れによって被測定物の重量を測定するようになってい
る。
【0015】突出部4は、この実施例では図2に示すよ
うに梁部1を取付けている基部3の内面31に一方の縁
部を合せて取付けられており、等脚台形状の平板状のも
の41から構成されている。
うに梁部1を取付けている基部3の内面31に一方の縁
部を合せて取付けられており、等脚台形状の平板状のも
の41から構成されている。
【0016】次に、従来の突出部のないタイプのもの
(従来例)とこの第1実施例のものとを同一条件下の設
置面上に載置し、出力特性等について実際に試験を行っ
たところ、次の表1のような結果が得られた。なお、重
量測定装置としては定格荷重2000kgのものを用い
た。
(従来例)とこの第1実施例のものとを同一条件下の設
置面上に載置し、出力特性等について実際に試験を行っ
たところ、次の表1のような結果が得られた。なお、重
量測定装置としては定格荷重2000kgのものを用い
た。
【0017】
【表1】
【0018】これによると、直線性における最大値が従
来は0.13%FSであったものが、この第1実施例の
ものでは0.05%FSに、またヒステリシスが0.1
3%FSであったものが、この第1実施例のものでは
0.05%FSに向上していることがわかる。
来は0.13%FSであったものが、この第1実施例の
ものでは0.05%FSに、またヒステリシスが0.1
3%FSであったものが、この第1実施例のものでは
0.05%FSに向上していることがわかる。
【0019】次に、この図1及び図2に示すタイプのも
の(以下変形例とよぶ)と従来の突出部のないものとを
同一条件の設置面A〜Jに載置し、路面上の凹凸による
出力値の影響について実際に実験を行ったところ、表2
のような結果が得られた。なお、ここで重量測定装置と
して定格荷重5000kgのものを用い、2000kgを負
荷した。
の(以下変形例とよぶ)と従来の突出部のないものとを
同一条件の設置面A〜Jに載置し、路面上の凹凸による
出力値の影響について実際に実験を行ったところ、表2
のような結果が得られた。なお、ここで重量測定装置と
して定格荷重5000kgのものを用い、2000kgを負
荷した。
【0020】
【表2】
【0021】これによると、この変形例のものの方が、
路面上の凹凸による出力値への影響が少なくなり、誤差
(10ヶ所のばらつき)が少なくなっているため、その
分出力精度の向上が図れる。
路面上の凹凸による出力値への影響が少なくなり、誤差
(10ヶ所のばらつき)が少なくなっているため、その
分出力精度の向上が図れる。
【0022】なお、この突出部としてはこの実施例のも
のに限定されるものではなく、例えば図3及び図4に示
すように一方の縁部を内面31と同一長に形成した突出
部41′を有し、主に道路面上での使用に好適なもので
あってもよい。
のに限定されるものではなく、例えば図3及び図4に示
すように一方の縁部を内面31と同一長に形成した突出
部41′を有し、主に道路面上での使用に好適なもので
あってもよい。
【0023】また、図5及び図6に示すように、各種硬
質材料のもので矩形平板状に形成した基板42Aに等脚
台形状のゴム等で形成した弾性板42Bを固着したもの
を予め用意しておき、基部3にねじ等で着脱可能に取付
けておけば、使用に伴ってある程度摩耗するたびに、消
耗品として取外して新しいものと交換してもよい。
質材料のもので矩形平板状に形成した基板42Aに等脚
台形状のゴム等で形成した弾性板42Bを固着したもの
を予め用意しておき、基部3にねじ等で着脱可能に取付
けておけば、使用に伴ってある程度摩耗するたびに、消
耗品として取外して新しいものと交換してもよい。
【0024】また、この突出部として図7及び図8に示
すような一面に凹凸を有するゴム板43を用い、設置面
が小石や砂等を有する場合に、これをその凹凸面43A
で吸収させるようにしてもよい。さらに図9及び図10
に示すように、設置面5に対向する面が半球状の突出部
44を内面31に沿って一対ずつ設けたものでもよい。
すような一面に凹凸を有するゴム板43を用い、設置面
が小石や砂等を有する場合に、これをその凹凸面43A
で吸収させるようにしてもよい。さらに図9及び図10
に示すように、設置面5に対向する面が半球状の突出部
44を内面31に沿って一対ずつ設けたものでもよい。
【0025】さらに図11に示すように、基部3には突
出部を設けずに、この基部3と設置面5との間に図12
に示すような補正板6を介装させてもよい。即ちこの補
正板6は、硬質の金属等で平板状に形成した基板61の
所定対応部位、つまり梁部を取付けている基部の内面側
に一方の縁部を合せ、ゴム等の弾性体で形成した突出部
45を設けたものである。
出部を設けずに、この基部3と設置面5との間に図12
に示すような補正板6を介装させてもよい。即ちこの補
正板6は、硬質の金属等で平板状に形成した基板61の
所定対応部位、つまり梁部を取付けている基部の内面側
に一方の縁部を合せ、ゴム等の弾性体で形成した突出部
45を設けたものである。
【0026】次にこの発明に係る第2実施例について説
明する。図24はこの発明に係る第2実施例の重量測定
装置を示すものであり、この重量測定装置は、基部30
の各内面31角隅部分に一辺の中央が位置した平板幅細
状の突出部47を各内面31に対して45度傾斜して取
付けた、つまり各内面角隅部を基準として対称的に取付
けた構成のものである。
明する。図24はこの発明に係る第2実施例の重量測定
装置を示すものであり、この重量測定装置は、基部30
の各内面31角隅部分に一辺の中央が位置した平板幅細
状の突出部47を各内面31に対して45度傾斜して取
付けた、つまり各内面角隅部を基準として対称的に取付
けた構成のものである。
【0027】なお、この8本の梁部を有する重量測定装
置としては、特にこの第2実施例のものに限定されるも
のではなく、例えば図13に示すような構成であっても
勿論かまわない。
置としては、特にこの第2実施例のものに限定されるも
のではなく、例えば図13に示すような構成であっても
勿論かまわない。
【0028】即ち、この重量測定装置は、基部3の全内
面31に梁部1を連結・固定させていると共に、図14
に示す基部3の下面の各角隅側に突出部46を設けてい
る。
面31に梁部1を連結・固定させていると共に、図14
に示す基部3の下面の各角隅側に突出部46を設けてい
る。
【0029】この突出部46は、図15に示すように、
ステンレスのような硬質の金属等を用いて略コ字型に形
成した基体46Aと、ゴム等で内面31の角を囲むよう
に形成し、基体46Aに固着した弾性体46Bとから構
成されており、基部3の下面にねじを利用して着脱自在
に取付けるようになっている。
ステンレスのような硬質の金属等を用いて略コ字型に形
成した基体46Aと、ゴム等で内面31の角を囲むよう
に形成し、基体46Aに固着した弾性体46Bとから構
成されており、基部3の下面にねじを利用して着脱自在
に取付けるようになっている。
【0030】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、変形の支点となる基部下面の内面側縁部を含む領
域に突出部を設け、この突出部を設置面に対する重量測
定装置の接地点としたので、即ち設置面に対する接地点
を限定したので、設置面の状態に拘わらず常に接地点の
移動を最小限に抑えることができ、特に接地点の水平方
向への微小すべりも最小限に抑えることができ、出力精
度及び出力再現性を飛躍的に向上させることができる。
れば、変形の支点となる基部下面の内面側縁部を含む領
域に突出部を設け、この突出部を設置面に対する重量測
定装置の接地点としたので、即ち設置面に対する接地点
を限定したので、設置面の状態に拘わらず常に接地点の
移動を最小限に抑えることができ、特に接地点の水平方
向への微小すべりも最小限に抑えることができ、出力精
度及び出力再現性を飛躍的に向上させることができる。
【図1】この発明の第1実施例を示す側面図。
【図2】同裏面図。
【図3】同変形例を示す側面図。
【図4】同裏面図。
【図5】突出部の変形例を示す平面図。
【図6】図5の断面図。
【図7】突出部の変形例を示すゴム板の平面図。
【図8】同側面図。
【図9】他の変形例を示す側面図。
【図10】同変形例の裏面図。
【図11】さらに他の変形例を示す破断面図。
【図12】同変形例の補正板を示す斜視図。
【図13】第2実施例の変形例を示す側面図。
【図14】同裏面図。
【図15】同変形例に使用する突出部の斜視図。
【図16】凹凸を有する設置面に載置したときの状態を
示す側面図。
示す側面図。
【図17】同裏面図。
【図18】他の形状を有する設置面に載置したときの状
態を示す側面図。
態を示す側面図。
【図19】荷重が0%のときの状態を示す側面図。
【図20】荷重が25%のときの状態を示す側面図。
【図21】荷重が50%のときの状態を示す側面図。
【図22】荷重が100%のときの状態を示す側面図。
【図23】梁部を8本有するタイプの重量測定装置を示
す平面図。
す平面図。
【図24】第2実施例の重量測定装置を示す裏面図。
【図25】同装置での突出部の取付状態の変形例を示す
裏面図。
裏面図。
【図26】従来の重量測定装置を示す側面図。
【図27】従来の同装置での接地面を示す説明図。
【図28】従来の同装置を凹凸のある設置面に載置した
ときの状態を示す側面図。
ときの状態を示す側面図。
【図29】従来の同装置を別の凹凸状態を有する設置面
に載置したときの状態を示す側面図。
に載置したときの状態を示す側面図。
【図30】図28のときの基部下面の接地領域を示す説
明図。
明図。
【図31】図29のときの基部下面の接地領域を示す説
明図。
明図。
【図32】従来型の重量測定装置における荷重0%のと
きの状態を示す側面図。
きの状態を示す側面図。
【図33】従来の同装置における荷重25%のときの状
態を示す側面図。
態を示す側面図。
【図34】従来の同装置における荷重50%のときの状
態を示す側面図。
態を示す側面図。
【図35】従来の同装置における荷重100%のときの
状態を示す側面図。
状態を示す側面図。
【図36】図32のときの接地領域を示す説明図。
【図37】図33のときの接地領域を示す説明図。
【図38】図34のときの接地領域を示す説明図。
【図39】図35のときの接地領域を示す説明図。
1,10 梁部 2,20 荷重受け部 3,30 基部 4,40,41, 42,43,44,45,46 突出部 6 補正板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−272336(JP,A) 特開 平6−43046(JP,A) 特開 平6−147958(JP,A) 特開 平4−315056(JP,A) 実開 昭58−71124(JP,U) 実開 平2−52134(JP,U) 特許2714791(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01G 3/12,3/14 G01G 19/02 G01G 21/28 G01G 23/00 G01L 1/22,1/26
Claims (8)
- 【請求項1】 被測定物の荷重が加わる荷重受け部と、 少なくともこの荷重受け部を挟んで対向配置される基部
と、 上記荷重受け部と上記基部とを連結して上記荷重受け部
を上記基部の下面より浮き上がった状態で保持する梁部
と、 この梁部に取着された歪みゲージとを有し、対向する2辺に梁部を一対ずつ設け、 上記荷重受け部に
荷重が加わるとき上記梁部に発生する歪みを歪みゲージ
にて検出する方形構造の重量測定装置において、 上記基部下面に突出部を配設し、この突出部が設置面上
に載置される重量測定装置であって、 前記突出部が、梁部を取付けている基部の内面側に一方
の縁部を合せて取付けられている ことを特徴とする重量
測定装置。 - 【請求項2】 突出部が等脚台形状の平板状のものから
構成されていることを特徴とする請求項1に記載の重量
測定装置。 - 【請求項3】 突出部において、基部の内面側の縁部を
基部の内面と同一長に形成したことを特徴とする請求項
1または2に記載の重量測定装置。 - 【請求項4】 硬質材料のもので矩形平板状に形成した
基板に等脚台形状のゴム等で形成した弾性板を固着した
ものから突出部を形成し、この突出部を基部にねじ等で
着脱可能に取付けたことを特徴とする請求項1から3の
何れか1項に記載の重量測定装置。 - 【請求項5】 一面に凹凸を有するゴム板を、突出部の
設置面に用い、この凹凸面で設置面の小石や砂等を吸収
させるようにしたことを特徴とする請求項1から4の何
れか1項に記載の重量測定装置。 - 【請求項6】 設置面に対向する面が半球状の突出部
を、梁部を取付けている基部の内面に沿って一対ずつ設
けたことを特徴とする請求項1に記載の重量測定装置。 - 【請求項7】 被測定物の荷重が加わる荷重受け部と、 少なくともこの荷重受け部を挟んで対向配置される基部
と、 上記荷重受け部と上記基部とを連結して上記荷重受け部
を上記基部の下面より浮き上がった状態で保持する梁部
と、 この梁部に取着された歪みゲージとを有し、 基部の全ての内面に梁部を一対ずつ設け、 上記荷重受け部に荷重が加わるとき上記梁部に発生する
歪みを歪みゲージにて検出する方形構造の重量測定装置
において、 上記基部下面に突出部を配設し、この突出部が設置面上
に載置される重量測定装置であって、 基部の各内面角隅部分に一辺の中央が位置した平板幅細
状の突出部を各内面に対して45度傾斜して取付け、各
内面角隅部を基準として対称的に突出部を取付けたこと
を特徴とする重量測定装置。 - 【請求項8】 突出部を、ステンレスのような硬質の金
属等を用いて略コ字型に形成した基体と、ゴム等で内面
の角を囲むように形成し、前記基体に固着される弾性体
とから構成し、この突出部を基部の下面にねじを利用し
て着脱自在に取付けることを特徴とする請求項7に記載
の重量測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35838092A JP3215856B2 (ja) | 1992-12-26 | 1992-12-26 | 重量測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35838092A JP3215856B2 (ja) | 1992-12-26 | 1992-12-26 | 重量測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06201438A JPH06201438A (ja) | 1994-07-19 |
JP3215856B2 true JP3215856B2 (ja) | 2001-10-09 |
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ID=18458992
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP35838092A Expired - Fee Related JP3215856B2 (ja) | 1992-12-26 | 1992-12-26 | 重量測定装置 |
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JP (1) | JP3215856B2 (ja) |
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JP5005628B2 (ja) * | 2008-07-15 | 2012-08-22 | 株式会社タニタ | ボトミング検出機能付き重量計および重量計の制御方法 |
JP6198191B2 (ja) * | 2013-08-09 | 2017-09-20 | 日本ダイナマット株式会社 | 車両重量測定器固定具、及び該固定具を備えた車両重量測定装置 |
-
1992
- 1992-12-26 JP JP35838092A patent/JP3215856B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH06201438A (ja) | 1994-07-19 |
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