JP2985492B2 - 磁気スケール - Google Patents

磁気スケール

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JP2985492B2
JP2985492B2 JP4082253A JP8225392A JP2985492B2 JP 2985492 B2 JP2985492 B2 JP 2985492B2 JP 4082253 A JP4082253 A JP 4082253A JP 8225392 A JP8225392 A JP 8225392A JP 2985492 B2 JP2985492 B2 JP 2985492B2
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満 大野
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気スケールに関し、
特に、リニアガイドを使用した磁気スケールに関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示す如く、市販のリニアガイド1
0はガイドレール10Aとスライドブロック10Bとか
らなり、高い精度にて製造され且つ安価で容易に入手す
ることができるから、磁気スケールに使用することがで
きる。
【0003】即ち、ガイドレール10Aの一方の面例え
ば上面に磁気目盛りを装着し、斯かる磁気目盛りに対面
するようにスライドブロック10Bに検出素子を装着す
ることによって磁気スケールが構成される。斯かる磁気
スケールでは、スライドブロック10Bをガイドレール
10Aに沿って運動させることによってガイドレール1
0Aに対するスライドブロック10Bの相対的変位量が
検出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】リニアガイド10のガ
イドレール10Aには、通常図4に示すごとく、孔14
Aが形成されている。斯かる孔14Aは、図5に示す如
く、リニアガイド10を工作機械の基台12等に取り付
けるために形成されたものである。リニアガイド10を
使用した磁気スケールでは、斯かる孔14Aが存在する
部分にて磁気目盛りによって生成される磁界に歪みが生
ずる。
【0005】図5には、スケール板16に形成された磁
気目盛りによって生成される磁界D 1 が模式的に表され
ている。ガイドレール10Aに形成された取り付け孔1
4Aに対応する部分にて磁界の歪みD2 が生ずる。
【0006】図6は、図5に示す如き取り付け孔14A
を有するガイドレール10Aとその上面に装着されたス
ケール板16からなるスケール部に沿ってホール素子を
走行させて、スケール板16に形成された磁気目盛りに
よって生ずる磁界の強さを測定した結果を示し、横軸は
スケール部の磁気目盛り上の位置を表し縦軸は磁界の強
さを表す。図示のように、取り付け孔14Aが形成され
た位置にて磁界の乱れが生ずることが判る。
【0007】このような磁界の偏倚の原因は、ガイドレ
ール10Aは磁性材より構成されており、取り付け孔1
4Aの部分では磁性材の局部的な不均一が存在すること
にあるものと考えられる。ガイドレール10Aが非磁性
材より構成されていても、取り付け孔14Aに磁性材の
ねじが装着されている場合には、その部分で磁性材の不
均一が存在し磁界の偏倚が生ずる。
【0008】斯かる磁界の歪み即ち磁界の偏倚は磁気ス
ケールの測定誤差の原因となる。尚、斯かる磁界の歪み
は斯かる取り付け孔14Aに限らず例えば、図7に示す
如くガイドレール10Aに凹部14Bが形成されている
場合にも生ずる。
【0009】本発明は斯かる点に鑑み、磁気スケールに
てガイドレール10Aの形状に起因して磁界が歪むこと
を防止し、磁気スケールの測定誤差を除去することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、例えば
図1に示す如く、磁気目盛りが装着されたスケール部と
磁気目盛りを読み取る検出素子26が装着されスケール
部に沿って走行する検出部とを有し、スケール部に対す
る検出部の相対的変位量を検出するように構成された磁
気スケールにおいて、スケール部は磁気目盛りが形成さ
れたスケール板16とスケール板16を支持する支持部
10Aとの間に装着された磁性材の板18を有し、該磁
性材の板18によって支持部10Aの形状に起因する磁
界偏倚が除去されるように構成されている。
【0011】本発明によれば、例えば図1に示す如く、
磁気スケールにおいて、スケール部はリニアガイド10
のガイドレール10Aを含み検出部はリニアガイド10
のスライドブロック10Bを含むように構成されてい
る。
【0012】本発明によれば、例えば図1に示す如く、
磁気スケールにおいて、支持部10Aの形状に起因する
磁界偏倚はリニアガイドのガイドレールに形成されてい
る取り付け用の孔14Aに起因する磁界偏倚である。
【0013】本発明によれば、磁気スケールにおいて、
スケール部はスケール板16と磁性材の板18との間に
配置された非磁性材の板を有するように構成されてい
る。
【0014】
【作用】本発明によれば、スケール部は磁気目盛りが形
成されたスケール板16とスケール板16を支持する支
持部との間に装着された磁性材の板18を有し、この板
18によって支持部10Aの形状に起因する磁界偏倚が
除去されるように構成されている。
【0015】
【実施例】以下に図1〜図3を参照して本発明の実施例
について説明する。尚図1〜図3において図4〜図7の
対応する部分には同一の参照符号を付してその詳細な説
明は省略する。
【0016】図1は、本発明の磁気スケールの例を示し
ており、斯かる磁気スケールはガイドレール10Aと斯
かるガイドレール10Aに沿って走行するスライドブロ
ック10Bからなるリニアガイドを使用している。
【0017】ガイドレール10Aには取り付け孔14A
が形成されており、斯かる孔14Aは例えば工作機械の
基台にリニアガイドを装着するために形成されたもので
ある。この孔14Aに適当な締結手段例えばねじを装着
することによって、リニアガイド基台に取り付けられ
る。
【0018】ガイドレール10Aの上面には磁性材の板
18が装着され更にその上面にはスケール板16が装着
されている。スケール板16には磁気目盛りが形成され
ている。磁性材の板18は例えば図示のように、ガイド
レール10Aに溝部14Gを形成し斯かる溝部14Gに
装着することによってガイドレール10Aに取り付けて
よい。
【0019】こうして、ガイドレール10Aと磁性材の
板18とスケール板16とによって磁気スケールのスケ
ール部が構成される。
【0020】スライドブロック10Bには3つの取り付
け部材、即ち、第1の取り付け部材21、第2の取り付
け部材22及び第3の取り付け部材23が装着され、第
1の取り付け部材21の前端部には突起部21Aが形成
され、斯かる突起部21Aに第3の取り付け部材23が
装着されるように構成されている。第3の取り付け部材
23の下面には高さ調節用のスペーサ24を介して磁気
検出素子26が装着されており、斯かる磁気検出素子2
6はスケール部の磁気目盛りに対面するように配置され
ている。こうして、スライドブロック10Bと3つの取
り付け部材21、22、23及びスペーサ24を介して
装着された磁気検出素子26とによって磁気スケールの
検出部が構成される。
【0021】磁性材の板18は磁気目盛りによって生成
される磁界の偏倚を防止し均一な磁界を生成するために
適当な磁性材例えば鉄によって形成される。上述のよう
にガイドレール10Aが磁性材より構成されている場合
には取り付け孔14Aの部分に磁性材の部分的不均一が
存在し磁界の偏倚が生ずるが、ガイドレール10Aが非
磁性材より構成されている場合であっても取り付け孔1
4Aに磁性材のねじが装着されていれば磁性材の部分的
不均一が存在し磁界の偏倚が生ずる。従って、磁性材よ
り構成された磁性材の板18によって、磁界の偏倚が防
止され磁界の均一化が達成される。
【0022】図1に示す例で、スケール板16とその下
側の磁性材の板18の間に非磁性材のスペーサ板(図示
なし)を配置してよい。それによって、ガイドレール1
0A即ち磁性材の部分的不均一の影響が更に減少され、
磁界の偏倚がより有効に消去されることができる。
【0023】図2を参照して、本発明の他の実施例を説
明する。図2Aの例ではガイドレール10Aの上側にス
ケール板16が配置され磁性材の板18が両者の間に配
置されている。図2Bの例はガイドレール10Aの下側
にスケール板16が配置され磁性材の板18が両者の間
に配置されている。図2Aと図2Bに示す例では、ガイ
ドレール10Aの平らな面に磁性材の板18とスケール
板16とが装着されている。図2Cの例は図1に示した
例と同様にガイドレール10Aの上面に溝14Gが形成
され斯かる溝14G内に磁性材の板18が配置されその
上にスケール板16が配置されている。図2Dの例では
ガイドレール10Aの下面に溝14Gが形成され斯かる
溝14G内に磁性材の板18が配置されその下側にスケ
ール板16が配置されている。
【0024】図2の例でも、図1の例で説明したよう
に、スケール板16と磁性材の板18の間に非磁性材の
スペーサ板を配置してよく、それによって磁性材の板1
8によるシールド効果が増加する。
【0025】図3は本発明の効果を示す図6と同様の図
であり、スケール部に沿ってホール素子を走行させて磁
界の強さを測定した結果を示す。横軸はガイドレール1
0Aの磁気目盛り上の位置を表し縦軸は磁界の強さを表
す。図6と比較して明らかなように、本例によると、取
り付け孔14Aが形成された位置でも磁界の乱れが無く
一定である。
【0026】以上はリニアガイドのガイドレール10A
において、図4に示すようにガイドレール10Aに取り
付け孔14Aが形成された場合について説明したが、図
7に示すようにガイドレール10Aに凹部14Bが形成
されている場合にも本例は適用可能である。
【0027】以上本発明の実施例について詳細に説明し
てきたが、本発明は上述の実施例に限ることなく本発明
の要旨を逸脱することなく他の種々の構成が採り得るこ
とは当業者にとって容易に理解されよう。
【0028】
【発明の効果】本発明によると、リニアガイドを使用し
て構成された磁気スケールにおいて、ガイドレール10
Aに形成された取り付け孔14Aに起因する磁気偏倚を
除去することができるから、磁気スケールの測定誤差を
排除することができる利点がある。
【0029】本発明によると、スケール部に磁性材の不
均一部分が存在しても磁性材の板18を配置して磁気目
盛りの磁界に偏倚が生ずることが防止され、従って、磁
気スケールの測定誤差を排除することができる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気スケールの分解斜視図である。
【図2】本発明の磁気スケールの例を示す説明図であ
る。
【図3】本発明の磁気スケールにおける磁界の強さを示
す図である。
【図4】リニアガイドの例を示す図である。
【図5】従来の磁気スケールにおける磁界を説明する図
である。
【図6】従来の磁気スケールにおける磁界の強さを示す
図である。
【図7】リニアガイドの他の例を示す図である。
【符号の説明】
10 リニアガイド 10A ガイドレール 10B スライドブロック 12 基台 14A 孔 14B 凹部 14G 溝 16 スケール板 18 磁性材の板 21、22、23 取り付け部材 24 スペーサ 26 検出素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−132901(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 7/00 - 7/34

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気目盛りが装着されたスケール部と上
    記磁気目盛りを読み取る検出素子が装着され上記スケー
    ル部に沿って走行する検出部とを有し、上記スケール部
    に対する上記検出部の相対的変位量を検出するように構
    成された磁気スケールにおいて、 上記スケール部は上記磁気目盛りが形成されたスケール
    板と該スケール板を支持する支持部との間に装着された
    磁性材の板を有し、上記スケール板及び磁性材の板は上
    記検出部に対して同一側に配置され、上記磁性材の板に
    よって上記支持部の形状に起因する磁界偏奇が除去され
    るように構成されていることを特徴とする磁気スケー
    ル。
  2. 【請求項2】 請求項1の磁気スケールにおいて、上記
    スケール部はリニアガイドのガイドレールを含み上記検
    出部はリニアガイドのスライドブロックを含むように構
    成されていることを特徴とする磁気スケール。
  3. 【請求項3】 請求項2の磁気スケールにおいて、上記
    支持部の形状に起因する磁界偏倚はリニアガイドのガイ
    ドレールに形成されている取り付け用の孔に起因する磁
    界偏倚であることを特徴とする磁気スケール。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの磁気スケール
    において、上記スケール部は上記スケール板と上記磁性
    材の板との間に配置された非磁性材の板を有することを
    特徴とする磁気スケール。
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