JP3348941B2 - 分力測定装置 - Google Patents

分力測定装置

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JP3348941B2 JP29740993A JP29740993A JP3348941B2 JP 3348941 B2 JP3348941 B2 JP 3348941B2 JP 29740993 A JP29740993 A JP 29740993A JP 29740993 A JP29740993 A JP 29740993A JP 3348941 B2 JP3348941 B2 JP 3348941B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、供試体の鉛直方向荷
重(Z軸方向)、水平方向荷重(X,Y軸方向)、さら
には各軸回りのモーメント検出に用いる分力測定装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の測定装置としては、特開
平2−163627号公報に記載のものが知られてい
る。これは、荷重がかかる受荷重板の対向する2辺と受
荷重板を取囲む内枠の2辺とを少なくとも4ヶ所の内側
梁で連結し、内枠を取囲む外枠の対向する2辺と内枠の
2辺とを前記内側梁に交叉する方向で少なくとも4ヶ所
の外側梁で連結して受荷重板及び内枠を外枠で支持し、
内側梁及び外側梁に歪ゲージを設け、歪ゲージで検出し
た各梁の歪量を電気的に処理増幅して検出測定するよう
に構成したものである。この従来例によれば、受荷重板
に対する鉛直方向、即ちZ軸方向と受荷重板の水平方向
における互いに直交するX軸方向及びY軸方向の歪量を
検出することで、水平方向における2つの方向の荷重及
び鉛直方向即ち重量を測定することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の測定装置は、二
重枠構造であり、受荷重板が二重枠(内枠,外枠)の内
部に位置するため、大きな供試体を測定する場合、受荷
重板を囲めるに十分な、より大きな外枠を持った装置に
する必要があり、そのため設置スペースを小さくするこ
とは難しかった。このような従来装置の受荷重板上にこ
れよりも大きな受板を取付けることも考えられるが、受
荷重板の周囲から外方へ大きく張り出した受板は供試体
の重量によって破壊されるおそれがあり、受板の取付け
には制限があった。
【0004】そこで、この発明は、大きな供試体を測定
する場合でも設置スペースが小さくてすみ、荷重を受け
る部分の破壊も生じにくい分力測定装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、荷重がかかる枠形状の受荷重部と接地
面等に設置固定され力を支える枠形状の接地部とを所定
の間隔で上下に重ねて配置し、前記受荷重部と前記接地
部との中央を上下に貫くようにかつ底面が接地部の底面
よりも上方に位置された中央部において前記受荷重部の
対向する2辺と相対する中央部の2辺とを1辺に2本合
計4本の上部梁で連結し、また上部梁に直交する方向で
前記接地部の対向する2辺と相対する中央部の2辺とを
1辺に2本合計4本の下部梁で連結して受荷重部と接地
部とを中央部で支持し、上部梁及び下部梁に歪ゲージを
設け、該歪ゲージで検出した各梁の歪量を電気的に処理
して検出測定するように構成したものである。
【0006】
【作用】この発明においては、荷重がかかる受荷重部と
中央部を上部梁で連結し、接地部と中央部を前記の上部
梁とは直交する方向に下部梁で連結しているので、即
ち、受荷重部と接地部を中央部の上部梁と下部梁とで連
結している構造となったことで、装置全体に対する受荷
重部の面積の割合が大きくなる。逆に言えば受荷重部面
積に対して装置は小さく作ることが可能となり、試験機
等へ設置、組み込みをする場合、そのスペースは小さく
てすむことになり、試験機のダウンサイズ化に寄与する
ことになる。さらに上部梁及び下部梁の上下面及び又は
側面に歪ゲージを設けたことにより、受荷重板に対する
鉛直方向即ちZ軸方向の荷重、受荷重板の水平方向にお
けるお互いに直交するX軸及びY軸の各軸方向の荷重の
みならず、X軸,Y軸,Z軸の各軸回りのモーメントも
検出できるようになった。
【0007】
【実施例】以下に、この発明の好適な実施例を図面を参
照にして説明する。
【0008】図1ないし図3に示す実施例において、荷
重がかかる枠形状の受荷重部1と接地面等に設置固定さ
れ力を支える同じく枠形状の接地部2とを所定の間隔で
上下に重ねて配置してある。受荷重部1と接地部2の中
央を上下に貫くように位置して中央部3を設けてある。
この中央部3の受荷重部2の対向する2辺と相対する2
辺とを1辺に2本合計4本の上部梁4で連結し、これら
上部梁4に直交する方向で接地部2の対向する2辺と相
対する中央部3の2辺とを1辺に2本合計4本の下部梁
5で連結して受荷重部1と接地部2とを中央部3で支持
してある。このように構成された測定装置をセットした
とき、接地部2の下面が接地し、中央部3は下部梁5に
よって接地しないよう浮いた状態で支持されている。ま
た、受荷重部1の内周側に受溝6が形成してあり、この
受溝6に図3に示すような受荷重板7を嵌込んで取付け
る。この受溝6のコーナー部にはねじ孔8が形成してあ
り、受荷重板7をねじ止めできるようになっている。受
荷重部1,接地部2,中央部3,上部梁4及び下部梁5
から成る部材は削出しによる一体成形で作られる。削り
出される材料としては、鉄板,アルミニウム,ジュラル
ミン,セラミック,プラスチック等の材料が好適に使用
できる。さらに、上部梁4及び下部梁5の断面形状は四
角形状をしており、荷重が加えられたときに撓むような
構造と取付け個所等を適宜選択した上で設けられてい
る。
【0009】前記上部梁4と下部梁5には歪ゲージA〜
Lが取付けられるが、これら歪ゲージA〜Lの取付け状
態を図4ないし図6に基づいて説明する。上部梁4の上
面には中央に歪ゲージA、両端に歪ゲージC及びDが取
付けてある。上部梁4の下面には、中央に歪ゲージB、
両端に歪ゲージE及びFが取付けてある。上部梁4の側
面には、中央に歪ゲージH及びG、両端に歪ゲージI〜
Lを取付けてある。下部梁5の上面には、中央に歪ゲー
ジA、両端に歪ゲージC及びDを取付けてある。下部梁
4の下面には、中央に歪ゲージB、両端に歪ゲージE及
びFを取付けてある。受荷重部1の水平方向における位
置方向即ちX軸方向の荷重の測定は、図4に示す〜
の個所の歪ゲージA及びBで下部梁5の歪を検出して測
定する。また、水平方向におけるX軸方向と直交するY
軸方向の荷重は、ないしの個所における歪ゲージA
及びBで上部梁4の歪を検出し測定する。受荷重部1に
対する鉛直方向即ちZ軸方向の荷重は、ないしの個
所の歪ゲージG及びHで上部梁4の歪を検出し測定す
る。さらに、X軸回りのモーメントMxは、〜の個
所の歪ゲージC,D,E,Fで下部梁5の歪を検出し測
定する。また、Y軸回りのモーメントMyは、〜の
個所の歪ゲージC,D,E,Fで上部梁4の歪を検出し
測定する。さらにまた、Z軸回りのモーメントMzは
〜の個所の歪ゲージI,J,K,Lで上部梁4の歪を
検出し測定する。
【0010】図7ないし図10に示す各歪ゲージは、上
部梁4のの個所における上面,下面,両側面に取付け
られたものを示す。両端には上部梁4と同じ方向の曲げ
歪ゲージを、中央には荷重方向に対して45°の角度を
なす抵抗を配置したせん断歪ゲージを夫々取付けてあ
る。
【0011】図11及び図12は、下部梁5のの個所
における歪ゲージを示し、それぞれ上面と下面とに取付
けられた例を示す。
【0012】図13ないし図18は歪ゲージの結線図を
示し、歪ゲージはホイートストンブリッジを形成してX
軸,Y軸,Z軸方向の荷重及びX軸,Y軸,Z軸の回り
のモーメントを測定できるようになっている。例えば、
図14の水平方向における一方向即ちX軸方向の荷重の
測定は、上部梁4(〜の個所)のせん断歪ゲージA
及びBを図14に示すホイートストンブリッジで結線
し、上部梁4の歪による抵抗値変化を出力し、SIG
(+),SIG(−)で電圧値として検出している。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、装置全体に対する受荷重部の面積の割合が大きくな
り、反対に受荷重部面積に対して装置は小さく作ること
が可能となるので、装置全体のコンパクト化が図れる。
また、受荷重部面積の割合が大きくなるので、荷重を受
ける部分の破壊も生じにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の好適な実施例を示す平面図。
【図2】図1における横方向の半断面図。
【図3】図1における縦方向の半断面図。
【図4】歪ゲージの取付け個所を示す平面図。
【図5】歪ゲージの取付け個所を示す正面図。
【図6】歪ゲージの取付け個所を示す側面図。
【図7】上部梁の上面に取付けられた歪ゲージを示す
図。
【図8】上部梁の下面に取付けられた歪ゲージを示す
図。
【図9】上部梁の一方の側面に取付けられた歪ゲージを
示す図。
【図10】上部梁の他方の側面に取付けられた歪ゲージ
を示す図。
【図11】下部梁の上面に取付けられた歪ゲージを示す
図。
【図12】下部梁の下面に取付けられた歪ゲージを示す
図。
【図13】Z軸方向の荷重を測定するための歪ゲージの
結線図。
【図14】X軸方向の荷重を測定するための歪ゲージの
結線図。
【図15】Y軸方向の荷重を測定するための歪ゲージの
結線図。
【図16】Z軸回りのモーメントを測定するための歪ゲ
ージの結線図。
【図17】X軸回りのモーメントを測定するための歪ゲ
ージの結線図。
【図18】Y軸回りのモーメントを測定するための歪ゲ
ージの結線図。
【符号の説明】
1 受荷重部 2 接地部 3 中央部 4 上部梁 5 下部梁 A〜L 歪ゲージ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−163628(JP,A) 特開 平2−163627(JP,A) 特開 昭63−75633(JP,A) 特開 平6−241877(JP,A) 特開 平6−201438(JP,A) 特開 平4−74940(JP,A) 実開 昭62−150647(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01L 5/16 G01L 1/22 G01G 3/14 G01G 21/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷重がかかる枠形状の受荷重部と接地面
    等に設置固定され力を支える枠形状の接地部とを所定の
    間隔で上下に重ねて配置し、 前記受荷重部と前記接地部との中央を上下に貫くように
    かつ底面が接地部の底面よりも上方に位置された中央部
    において前記受荷重部の対向する2辺と相対する中央部
    の2辺とを1辺に2本合計4本の上部梁で連結し、 また上部梁に直交する方向で前記接地部の対向する2辺
    と相対する中央部の2辺とを1辺に2本合計4本の下部
    梁で連結して受荷重部と接地部とを中央部で支持し、 上部梁及び下部梁に歪ゲージを設け、 該歪ゲージで検出した各梁の歪量を電気的に処理して検
    出測定するように構成した分力測定装置。
  2. 【請求項2】 前記歪ゲージとして、せん断歪ゲージ及
    び又は曲げ歪ゲージを上部梁及び下部梁の上下面及び又
    は側面に設けたことを特徴とする請求項1記載の分力測
    定装置。
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