JPS6315131A - 多分力検出器およびこれを用いた多分力検出装置 - Google Patents

多分力検出器およびこれを用いた多分力検出装置

Info

Publication number
JPS6315131A
JPS6315131A JP61158836A JP15883686A JPS6315131A JP S6315131 A JPS6315131 A JP S6315131A JP 61158836 A JP61158836 A JP 61158836A JP 15883686 A JP15883686 A JP 15883686A JP S6315131 A JPS6315131 A JP S6315131A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
force
strain
axis
columnar
external force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP61158836A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0617839B2 (ja
Inventor
Koichi Sato
興一 佐藤
Haruhisa Yamashita
晴久 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyowa Electronic Instruments Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Electronic Instruments Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyowa Electronic Instruments Co Ltd filed Critical Kyowa Electronic Instruments Co Ltd
Priority to JP61158836A priority Critical patent/JPH0617839B2/ja
Publication of JPS6315131A publication Critical patent/JPS6315131A/ja
Publication of JPH0617839B2 publication Critical patent/JPH0617839B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (a)  技術分野 本発明は、例えば、走行する自動車が受ける空気(例え
ば空気抵抗)の影響を風洞内で実験したり、パラボラア
ンテナ等の比較的大型の構造物の風力に対する影響を計
測する際の基礎データとなる各分力や回転モーメントを
検出するのに好適な多分力検出器およびこれを用いた多
分力検出装置に関するものである。
(b)  従来技術 物体に力が作用する場合、その力は、X座標軸方向の力
とY座標軸方向の力と2座標@(以下、x、y、zm標
軸ハ、「X軸」、rY軸」、「2軸」という)方向の力
が合成されたものと考えられる。したがって、力が作用
している物体のX軸方向の力とY軸方向の力とZ軸方向
の力との3成分の力を検出することによって物体に作用
する力の態様を知ることが出来る。
また、X軸とY軸とZ軸のそれぞれを中心とする3成分
の回転モーメントを検出することによって物体に作用す
る回転モーメントの態様を知ることができる。
そして、上述の3成分の力と3成分の回転モーメントと
の内、必要とするものがその目的に応じて測定されるの
である。
従来の多分力検出装置として、例えば、実公昭47−5
53号公報に示されるように、上述の3成分の力と3成
分の回転モーメントとを検出すべき被測定対象物を可動
台に固着し、この可動台の下面側と側面側のそれぞれに
独立した複数の変位力検出器をセットし、この複数の変
位力検出器のそれぞれから得られるデータに基づいて所
望の各分力データと各回転モーメントのデータを求める
ように構成したものがある。
しかしながら、このような多分力検出装置においては、
変位力検出器への力の伝達が、可動台に可動的に取り付
けられた支柱を介してなされているので多分力検出装置
の全体形状が大形化、厚形化してしまうと共にそのM!
2置装業も非常に繁雑であり、しかも可動台を厚肉とし
ないと撓みによる測定該差が大きく混入するという問題
がある。
一方、上述の従来例の有する欠点を解消すべくなされた
ものとして、先に本出願人が提案した特開昭58−13
8439号に示された歩行解析用フォースプレートがあ
るにの歩行解析用フォースプレートは、歩行台の四隅を
三分力検出器を介して固定台上に支持してなり、前記三
分力検出器は、上下の連結端部間にZ軸方向(歩行台の
上下方向)に沿う第1.第3の検出脚部と、X軸方向(
歩行台の左右又は前後方向)に沿う第2の検出脚部とを
一体に連設し、これら第1.第2.第3の検出脚部にそ
れぞれZ−X平面、X−Y平面、Y−Z平面内を延長す
るようなX@力方向Z軸方向、Y軸方向の各分力検出用
の起歪部を形成し、これら第1.第2゜第3の起歪部に
ひずみゲージを添着し、前記三分力検出器の上部連結端
部と歩行台とは弾性を有するX軸方向、Y軸方向、Z軸
方向に沿う伝達棒により連結した構成となっている。
この後者の従来例は、装置全体の形状を小型化でき1歩
行台もある程度薄肉化できるが5重量を大幅に軽減し得
る程の薄肉化をすることは干渉特性の悪化を招くため無
理である。
ところが、載荷台が厚肉であると、例えば、被測定対象
物および載荷台の重量等によって形成される振動系の固
有振動数が低下し従って応答周波数帯が狭いものとなり
、また重量が重くなり運搬、設置、調整等の作業が困難
でコストも上昇する結果となり、さらには、この種の多
分力検出器は、!進物や機械類の力の伝達系中に介挿さ
れることが多く、特に寸法上の制約のために設置が不可
能となってしまう、などの不都合を来たす。
(c)   目的 本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、その目的と
するところは、小型、軽量で、安価でありながら、多分
力を精度よく検出し得る多分力検出器を提供することお
よび、この多分力検出器を用いて特に干渉特性を悪化さ
せることなく載荷台の薄肉化による重量の大幅な軽減化
を実現し得る多分力検出装置を提供することにある。
(d)  構成 上記の目的を達成させるため、第1の発明(特許請求の
範囲第1項記載の発明)は、外力が印加されると弾性変
形する起歪体の複数箇所にひずみゲージが添着され、そ
れらひずみゲージによって複数方向から印加される外力
に応じた複数の電気信号をそれぞれ分離して得る多分力
検出器において、柱状起歪体の一端側に形成された剛性
大なる外力導入部と、この外力導入部に一端側が連接さ
れた柱状起歪部と、この柱状起歪部の軸に直交する方向
に伸び一端側が前記柱状起歪部の他端側に連接された少
なくとも4本の梁と、この梁の他端部にそれぞれ連接さ
れた剛性大なる台座部と、前記柱状起歪部の軸に沿う面
であって互いに直交する面のそれぞれに添着されX軸方
向およびY軸方向の分力をそれぞれ検出する第1のひず
みゲージおよび第2のひずみゲージと、前記梁のそれぞ
れに添着されZ軸方向の分力を検出する第3のひずみゲ
ージとを有し、前記台座部が固定され前記外力導入部に
任意方向から力が印加されたとき、前記第1.第2、第
3のひずみゲージによってX軸。
Y軸、Z軸の各軸方向成分の力に対応した電気信号をそ
れぞれ分離して得るように構成したことを特徴とするも
のであり、さらに、第2の発明(特許請求の範囲第2の
項記載の発明)は、一端側に剛性大なる外力導入部が形
成され、この外力尋人部に柱状起歪部が連接され、この
柱状起歪部の他端側にこの柱状起歪部の軸に直交する方
向に伸びる少なくとも4本の梁が連接され、これらの梁
の他端部に剛性大なる台座部が連接されてなる起歪体と
、前記柱状起歪部の軸に沿う面であって互いに直交する
面のそれぞれに添着されX軸方向およびY軸方向の分力
をそれぞれ検出する第1のひずみゲージおよび第2のひ
ずみゲージと、前記梁に添着されZ軸方向の分力を検出
する第3のひずみゲージとを有する複数の多分力検出器
と、これら複数の多分力検出器のそれぞれの台座部を固
定する基台と。
この多分力検出器のそれぞれの外力尋人部に点接触状態
で接触すると共に前記柱状起歪部の軸方向に直交する方
向に作用する力をその荷重導入部に伝達する連結部材を
介してその外力導入部に連結され前記基台と平行状態で
対向配置された平板状の載荷台と、この載荷台に対し所
定間隔をもって対向配置され前記多分力検出器の外力導
入部のそれぞれを連結する平板状の中間プレートとをも
って構成したことを特徴とするものである。
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明
する。
第4図は1本発明(第1および第2の発明を含む)の概
略構成を示す斜視図である。
同図において、1は第1の発明に係る多分力検出器であ
り、第2の発明に係る多分力検出装置の主要な構成は、
4個の上記多分力検出器1と、これら4つの多分力検出
器1のそれぞれの台座部を固定する基台2と、この多分
力検出器1のそれぞれの外力導入力部を連結する平板状
の中間プレート3と、これら4つの多分力検出器1のそ
れぞれの外力導入部に点接触状態で接触すると共に連結
部材5を介して連結される載荷台4とからなっている。
上記基台2と載荷台4との間には、多分力検出装置の移
動時や測定中に過大な力が負荷されたときのストッパー
としての機能を果すクランプ機構6が設けられている。
先ず、初めに、多分力検出器1の構成について、第1図
〜第3図を参照して説明する。
第1図は1本発明の一実施例の要部構成を一部破断して
示す正面図、第2図は、同図A−A線断面図、第3図は
、同B−B線断面図である。
これらの図において、多分力検出器1は、略柱状を呈し
、その一端部(第1図において上端部)には剛性を大き
くされた外力導入部1aが形成され、この外力導入部1
aに連接して柱状起歪部1bが形成され、この柱状起歪
部ibの他端部(第1図において下端部)に一端が連接
され柱状起歪部1bの軸に直交する方向に放射状に伸び
る4本の梁1cが形成され、さらにこの4本の梁1cの
他端に連接された剛性の大きい台座部1dが形成されて
いる。
上記柱状起歪部1bは、第2図に示すように。
断面形状が正方形の柱状に形成され、その軸方向に沿う
面の下端近傍の部位には、X軸方向の分力検出用の第1
のひずみゲージとしてのひずみゲージ11.11が接着
、蒸着、融着その他の手段により添着されており、また
、上記ひずみゲージ11.11が添着された面に対しそ
れぞれ90”をなす面には、Y軸方向の分力検出用の第
2のひずみゲージとしてのひずみゲージ12.12が同
様の手段により添着されている。
このような柱状起歪部1bの下端部には、上述したよう
に4本の梁1cの一端が一体に連接され、この梁1 c
の放射方向に伸びた他端部には、円環状の台座部1dが
一体に連接されている。
このようなgklcの側面、即ち柱状起歪部1bの軸に
沿う面には、941 cの長手方向に対しそれぞれ角度
が+451および一45°ずれた方向に受感軸(主軸)
を有するせん断ひずみ検出型であって、Z軸方向の多分
力検出用の第3のひずみゲージとしてのひずみゲージ1
3〜16が添着されている。第1、第2および第3のひ
ずみゲージ11,12および13〜16は、それぞれ周
知のホイートストンブリッジ構成とされ、第1のひずみ
ゲージ11によって構成されたホイートストンブリッジ
は、柱状起歪部1bのX軸方向、即ち第1図において左
右方向の力にのみ感応しその力に対応した電気信号を出
力し、それ以外の方向の力に対しては不感とされている
。第2のひずみゲージ12によって構成されたホイート
ストンブリッジは、柱状起歪部1bのYN方向、即ち第
1図において紙面に直交する方向の力にのみ感応し、そ
の力に対応した電気信号を出力しそれ以外の方向の力に
対しては不感とされている。第3のひずみゲージ13.
14,15.16によって構成されたホイートストンブ
リッジは、柱状起歪部1bのZ軸方向、即ち第1図にお
いて上下方向の力にのみ感応し、その力および回転モー
メントに対応した電気信号をそれぞれ出力する。
このような構成よりなる多分力検出器1を単体で使用す
る場合は、台座部1dを固定台にねじ止め等の手段によ
り固定し、外力導入部1aに被測定対象物を例えばねじ
止め等の手段により強固に固定すればよい。そして、被
測定対象物が流体その他から受ける外力は、この多分力
検出器1により少なくともX軸、Y軸、Z軸の三分力と
2軸回りの回転モーメントに分離されて、それぞれ電気
信号として検出することができるのである。
次に、上記の如く構成された多分力検出器1を4個用い
て構成された多分力検出装置の一実施例につき詳しく説
明する。
多分力検出器1の台座部1dは、アルミニウム合金等の
軽量な材質をもって厚肉平板状に形成された基台2に、
ねじ通し孔17に挿通された固定ねじ18によって固定
されている。
一方、柱状起歪部1bの上端近傍には、フランジ部19
が形成され、このフランジ部19の上面には、比較的薄
肉の板状に形成された中間プレート3が1円形孔20か
ら外力導入部1aを突出させるような状態で当接され、
且つ固定ねじ21によって固定されている。さらに1.
上記柱状起歪部1bの上部には、略半球面状の突出面が
形成された当接部22が1間に円環状のダイアフラム2
4を介挿した状態で固定ねじ23により固定されている
。このダイアフラム24の外周部には、厚肉円環状の取
付部材25が一体または溶接などにより一体的に連接さ
れている。この取付部材25は、上述した載荷台4に図
示省略の取付ねじによって強固に固定されている。
ここで、多分力検出器1の外力導入部1aと載荷台4と
を、X軸、Y軸方向には両者が拘束関係になり、Z軸方
向には互いに拘束しない関係で連結する機能を果す上述
のダイアフラム24、取付部材25等を、「連結部材」
と称することとする。
また、上記当接部22の先端部は、載荷台4の一部に形
成された凹部に取付けられた比較的剛性の高い受は部材
26に当接している。この受は部材26は、載荷台4に
形成されたねじ通し孔27に挿通された固定ねじ28に
よって同載荷台4に固定されている。このように受は部
材26を設けているのは、載荷台4が軽量化のため軟質
のアルミニウム合金材で形成されておす、直接荷重導入
部1aと当接せしめると、摩耗が早く進行し、検出精度
の低下を招くからである。上述のひずみゲージ11〜1
2に耐湿性を持たせると共にゴミ等の異物の侵入を防止
するために、ベローズ状のカバ一部材29が、その上下
両端部のそれぞれを柱状起歪部1bの上・下端部に溶接
された状態で取付けられており、また、梁1cに添着さ
れたひずみゲージ13〜16のそれぞれを同様に耐湿性
を持たせると共にゴミ等の異物の侵入を防止するために
、2枚のベローズ状のカバ一部材30の面内径部が柱状
起歪部1bの基部に溶接されると共に、その面外径部が
台座部1dに溶接された状態で取付けられている。
一方、多分力検出装置の4隅のそれぞれには、それぞれ
2個づつクランプ機構6が設けられている。即ち、クラ
ンプ機構6を形成する支持部材7は、載荷台4の下面に
固定され、この支持部材7に対向する基台2の部位にも
、支持部材8が固定されている。この支持部材8には、
めねじが形成され、このめねじには、ボルト9aが植え
込まれ、その基部は、ナツト9bをもって固定されてい
る。また、ボルト9aの中間部には、ナツト9cが螺合
し、ナツト9cの上部には、円錐台状の筒体10が挿通
されている。
この筒体10の上部は、上記支持部材7に形成された受
は孔部に当接されている。そして、同ボルト9aの上端
部には、ナツト9dが螺合している。
このようなりランプ機構は、多分力検出装置を移動させ
たり、被測定対象物を取付けたりする場合に、基台2と
載荷台4とをクランプ状態にして、多分力検出器1に過
大な力が負荷されないようにするためと、基台2と載荷
台4との間の間隔が一定以上近接または離間させないス
トッパーとしての機能を果させるために設けられている
0例えば、第1図に示す状態がクランプ状態に設定され
ていると仮定すると、この状態から検出可能状態とする
には、各クランプ機構6のナツト9cを緩めて図中、下
方に所定量移動させると共に、ナツト9dを緩め、上方
に移動させればよい0反対に、第1図に示すような関係
にナツト9cと9dを締付ければ、クランプ状態とする
ことができる。このようなりランプ状態に設定すれば、
載荷台4に固定された図示しないアイボルト等を用いて
載荷台4を吊上げて多分力検出装置全体を移動しても、
多分力検出器1に対して過大な応力がかかることはない
ので、装置を故障させるといった事態は防止される。
また、筒体lOと支持部材7の間の距離を多分力検出器
1が許容する最大の荷重がかかったときの変位量に設定
しておくと、多分力検出器1に対する安全策が講じられ
ることになる。
次に、このように構成された本発明に係る多分力検出装
置の動作につき説明する。
載荷台4に載置されまたは固定された被測定対象物から
載荷台4に対して、荷重、力、モーメント等が印加され
るわけであるが、例えば、力の作用方向が第5図に示す
左右方向のみであった場合にFxなる力が載荷台4に鋤
<、この力Fxによって、載荷台4が基台2に対して左
右方向に変位しこの変位は、連結部材5を介して荷重導
入部1aに伝達され、この荷重導入部18は、左右力向
に変位する。すると、柱状起歪部1bの互いに180°
ずれた反対面に添着されているひずみゲージ11.11
の一方が縮みその抵抗値を減少し、他方が伸びその抵抗
値を増加する。このような抵抗変化をするひずみゲージ
11をもって構成された図示しないホイートストンブリ
ッジ回路の出力から得られる電気信号をもとに力Fxを
検出することができる。
このときには、ひずみゲージ12.12は、それぞれ曲
げ中立軸に添着されているため実質的に出力を生じない
また、このときに力Fxの軸を中心にする回転モーメン
トMxは、第5図に示す4つの多分力検出器1のZ軸方
向の分力の出力の和を演算処理することにより求めるこ
とができる。
一方、載荷台4の変位がY軸方向、即ち第5図に示す上
下方向であった場合には、上述同様に柱状起歪部1bの
変位に伴ってひずみゲージ12.12の一方が縮み、他
方が伸びる。従って、このような変化をするひずみゲー
ジ12の各抵抗変化を図示しないホイートストンブリッ
ジ回路等で検出することによって力Fyを検aできる。
このときには、ひずみゲージ11゜11の変位は上述し
たと同様の理由により実質上止じない。
また、このときに力FYの軸を中心とする回転モーメン
トMyは、第5図に示す4つの多分力検出器1のZ軸方
向の分力の出力の和を演算処理することにより求めるこ
とができる。
また、載荷台4に対し、第5図に示す左右方向と上下方
向の両方向の成分をもつ力が印加された場合には、第1
のひずみゲージ11を含むホイートストンブリッジと、
第2のひずみゲージ12を含むホイートストンブリッジ
によってそれぞれX軸方向分力およびY軸方向分力を分
離して検出することができる。
一方、載荷台4にZ軸方向の力Fzが印加された場合に
は、4本の梁1cに略同じせん断ひずみが生じる。この
せん断ひずみは、それぞれ各梁ICに添着された第3の
ひずみゲージ13〜16が検出し、これらひずみゲージ
13〜16によって構成さかた1つまたは複数のホイー
トストンブリッジによって力Fzに対応した電気信号を
得ることができる。このとき、第1のひずみゲージ11
,11.第2のひずみゲージ12.12も共に変位する
が、柱状起歪部1bの互いに反対面(180°ずれた面
)に添着されたひずみゲージ11と11 (または12
と12)は、同じひずみを生じたときは、ホイートスト
ンブリッジで電気的に相殺されるので出力としては現わ
れない。
また、Z軸を中心とする回転モーメントMzは、4つの
多分力検出器1のX軸方向の分力の出力和とY軸方向の
分力の出力和とを演算処理することにより求めることが
できる。
上述のようにして得られた4個の多分力検出器1の第1
.第2および第3のひずみゲージ(ホイートストンブリ
ッジ)より得られた出力は1例えば、動ひずみ計を介し
て適宜増幅され演算回路によって所定の演算処理が施こ
され、載荷台4に載置されまたは固定された被測定対象
物に作用する分力と回転モーメントが求められる。
ここで、中間プレート3の作用について説明する。
この実施例のように、載荷台4を薄肉化し、しかもアル
ミニウム材により形成しているため、中間プレート3が
ないと、載荷台4上に被測定対象物から2軸方向の力(
または荷重)が負荷された場合、載荷台4が大きく撓み
、隣接する多分力検出器1を引き寄せる力が作用し、互
いに柱状起歪部1bが接近する方向に倒九る。このため
、力は、Z軸方向に作用したにも拘らずX軸方向または
Y軸方向の分力としての出力が現すれ、これが大きな測
定誤差となってしまう。
このような問題は、第1図に示すように、中間プレート
3を、載荷台4から一定間隔を隔てて。
各多分力検出器1の外力導入部1bを連結するように、
配設することにより、解決される。何となれば、載荷台
4がZ軸方向からの外力の印加により下側に膨出するよ
うに撓み、隣接する多分力検出器1同士を引き寄せよう
とする力に中間プレート3が対抗するからである。そし
て、このように干渉特性を改善したにも抱らず、載荷台
4の厚みと、中間プレート3の厚みを合算した厚みが、
従来の載荷台4のみの厚さよりもかなり薄くでき、軽量
化に大きく寄与させることができる。
また、本実施例においては、載荷台4を、4つの多分力
検出器1の各外力導入部1bに対し点接触状態で接触す
ると共に連結部材5を介して連結させる構成としたので
、上述のように載荷台4に集中的に外力(荷重)が印加
されて。
載荷台4が撓んでも柱状起歪部1bの上端の当接部22
に対する接触点が移動するため、柱状起歪部1bが、載
荷台4によって傾けられるのを回避することができる。
この点も、干渉特性の改善に大きく寄与している。
尚1本発明は、上述し且つ図示した実施例に何ら限定さ
れるものではなく1本発明の要旨を逸脱しない範囲内で
種々の変形実施が可能である。
例えば、filc上の第3のひずみゲージ13〜16は
、上記実施例ではせん断ひずみを検出し得るように添着
した例を示したが、梁の上面および下面に添着して曲げ
ひずみを検出し得るようにしてもよい。
また、第1、第2のひずみゲージ11,12の添着部位
としては、柱状起歪部1bの上部のみに添着してもよい
し、上部と下部の両方に添着してもよいし、またひずみ
ゲージの個数も適宜増減することができる。
また、柱状起歪部1bの断面形状は、正四角柱状のもの
に限らず1円形状、多角形状でもよいし、また中空状で
あってもよい。
また、柱状起歪部1bの中間部の断面積を大きくし、こ
の中間部と外力導入部1aとの間および/またはこの中
間部と梁ICとの間の断面積を小さくし、この小さな断
面積とした部分を起歪部とするようにしてもよい、この
ように構成した場合には、座屈に強い多分力検出器を得
ることができる。
さらに、本発明の適用範囲としては、上述した例に限ら
ず、リハビリテーションの分野、例えば、歩行障害の程
度の診断、歩行障害者補助具の設計と評価、および整形
外科的手術前後における改善の程度判定等のために用い
る、フォースプレートにも適用することができ、また、
タイヤ走行中における接地面の三分力荷重(垂直荷重F
z、横荷重Fy 、走行方向前後荷重Fx)の測定等を
行なうために用いる平板式タイヤ走行試験機、タイヤ特
性試験機等にも当然に適用することができる。
(e)  効果 以上詳述したように、第1の発明によれば、外力導入部
、柱状起歪部、梁および台座部が一体化されており、小
型軽量で、構成が簡素で加工も特に困難性がないため安
価に製作でき、X軸、Y軸、Z軸の各分力およびZ軸ま
わりのモーメントを精度よく検出し得る多分力検出器を
提供することができ、そして、第2の発明によれば、干
渉特性を悪化させることなく、載荷台を大幅に薄肉化で
き、それによって重量の大幅な低減化と、固有振動数の
上昇と、薄肉化により適用範囲の拡大とを実現し得る多
分力検出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の要部構成を一部破断して
示す正面図、第2図は、第1[11A−A線断面図、第
3図は、第1図B−B線断面図。 第4図は1本発明の概略構成を示す斜視図、第5図は、
本発明の詳細な説明するための平面図である。 1・・・・・・多分力検出器、 2・・・・・・基台、      3・・・・・・中間
プレート、4・・・・・・載荷台、     5・・・
・・・連結部材、6・・・・・・クランプ機構、 11〜16・・・・・・ひずみゲージ、19・・・・・
・フランジ部、 22・・・・・・当接部、   24・・・・・・ダイ
アフラム、25・・・・・・取付部材、 26・・・・
・・受は部材、29〜31・・・・・・カバ一部材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)外力が印加されると弾性変形する起歪体の複数箇
    所にひずみゲージが添着され、それらひずみゲージによ
    って複数方向から印加される外力に応じた複数の電気信
    号をそれぞれ分離して得る多分力検出器において、柱状
    起歪体の一端側に形成された剛性大なる外力導入部と、
    この外力導入部に一端側が連接された柱状起歪部と、こ
    の柱状起歪部の軸に直交する方向に伸び一端側が前記柱
    状起歪部の他端側に連接された少なくとも4本の梁と、
    この梁の他端部にそれぞれ連接された剛性大なる台座部
    と、前記柱状起歪部の軸に沿う面であって互いに直交す
    る面のそれぞれに添着されX軸方向およびY軸方向の分
    力をそれぞれ検出する第1のひずみゲージおよび第2の
    ひずみゲージと、前記梁のそれぞれに添着されZ軸方向
    の分力を検出する第3のひずみゲージとを有し、前記台
    座部が固定され前記外力導入部に任意方向から力が印加
    されたとき、前記第1、第2、第3のひずみゲージによ
    ってX軸、Y軸、Z軸の各軸方向成分の力に対応した電
    気信号をそれぞれ分離して得るように構成したことを特
    徴とする多分力検出器。
  2. (2)一端側に剛性大なる外力導入部が形成され、この
    外力導入部に柱状起歪部が連接され、この柱状起歪部の
    他端側にこの柱状起歪部の軸に直交する方向に伸びる少
    なくとも4本の梁が連接され、これらの梁の他端部に剛
    性大なる台座部が連接されてなる起歪体と、前記柱状起
    歪部の軸に沿う面であって互いに直交する面のそれぞれ
    に添着されX軸方向およびY軸方向の分力をそれぞれ検
    出する第1のひずみゲージおよび第2のひずみゲージと
    、前記梁に添着されZ軸方向の分力を検出する第3のひ
    ずみゲージとを有する複数の多分力検出器と、これら複
    数の多分力検出器のそれぞれの台座部を固定する基台と
    、この多分力検出器のそれぞれの外力導入部に点接触状
    態で接触すると共に前記柱状起歪部の軸方向に直交する
    方向に作用する力をその荷重導入部に伝達する連結部材
    を介してその外力導入部に連結され前記基台と平行状態
    で対向配置された平板状の載荷台と、この載荷台に対し
    所定間隔をもって対向配置され前記多分力検出器の外力
    導入部のそれぞれを連結する平板状の中間プレートとを
    具備することを特徴とする多分力検出装置。
JP61158836A 1986-07-08 1986-07-08 多分力検出器およびこれを用いた多分力検出装置 Expired - Fee Related JPH0617839B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61158836A JPH0617839B2 (ja) 1986-07-08 1986-07-08 多分力検出器およびこれを用いた多分力検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61158836A JPH0617839B2 (ja) 1986-07-08 1986-07-08 多分力検出器およびこれを用いた多分力検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6315131A true JPS6315131A (ja) 1988-01-22
JPH0617839B2 JPH0617839B2 (ja) 1994-03-09

Family

ID=15680456

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61158836A Expired - Fee Related JPH0617839B2 (ja) 1986-07-08 1986-07-08 多分力検出器およびこれを用いた多分力検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0617839B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0461041U (ja) * 1990-10-04 1992-05-26
KR100399679B1 (ko) * 2001-12-21 2003-09-29 한국표준과학연구원 기둥형 감지부를 이용한 다축 힘/모멘트 검출방법
JP2005003494A (ja) * 2003-06-11 2005-01-06 Sharp Corp パネルセンサおよびこれを備えた情報機器
JP2008039646A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Honda Motor Co Ltd 力覚センサ用チップ
JP2009210441A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Niigata Univ 六分力センサ
JP2011247815A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Minebea Co Ltd 3軸力センサパネル
JP2013019771A (ja) * 2011-07-12 2013-01-31 Nippon Steel & Sumitomo Metal 荷重計測装置
JP2017058337A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 株式会社東芝 力覚センサ

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5568768B2 (ja) * 2003-03-31 2014-08-13 株式会社トライフォース・マネジメント 力検出装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0461041U (ja) * 1990-10-04 1992-05-26
JP2521680Y2 (ja) * 1990-10-04 1996-12-25 川崎重工業株式会社 荷重測定・解析装置
KR100399679B1 (ko) * 2001-12-21 2003-09-29 한국표준과학연구원 기둥형 감지부를 이용한 다축 힘/모멘트 검출방법
JP2005003494A (ja) * 2003-06-11 2005-01-06 Sharp Corp パネルセンサおよびこれを備えた情報機器
JP2008039646A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Honda Motor Co Ltd 力覚センサ用チップ
JP2009210441A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Niigata Univ 六分力センサ
JP2011247815A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Minebea Co Ltd 3軸力センサパネル
JP2013019771A (ja) * 2011-07-12 2013-01-31 Nippon Steel & Sumitomo Metal 荷重計測装置
JP2017058337A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 株式会社東芝 力覚センサ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0617839B2 (ja) 1994-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1363115B1 (en) Multi-axis load cell
US6038933A (en) Multi-axis load cell
JPS5918645B2 (ja) 力とモ−メントの感知装置
JP2004514884A (ja) 多軸ロードセル本体
US20060107761A1 (en) Multi-axis load cell body
US4848493A (en) Load sensing structure for weighing apparatus
JPS6315131A (ja) 多分力検出器およびこれを用いた多分力検出装置
JP3175034B2 (ja) 起歪体構造物およびこの起歪体構造物を用いた多軸力検出センサ
US5295399A (en) Force moment sensor
JPS6095331A (ja) 力・モ−メントセンサ−
JP2704173B2 (ja) 台座付荷重変換器
US20050120809A1 (en) Robotic force sensing device
JP2650058B2 (ja) 力検出装置
EP3295141B1 (en) Multi axis load cell body
JP3348941B2 (ja) 分力測定装置
EP2891870B1 (en) Detection device for detecting load and moment, and artificial limb including detection device
RU2247952C2 (ru) Силоизмерительное устройство
JP2004045138A (ja) 分力計
JP3060259B2 (ja) 3分力計
JPH0461289B2 (ja)
US4685338A (en) Device for mounting a relative displacement sensor on a beam having radial lugs
RU2135976C1 (ru) Стенд для определения составляющих силы тяги ракетного двигателя
RU2251670C2 (ru) Многокомпонентный датчик силовых воздействий
Hull et al. A new force plate design incorporating octagonal strain rings
JPH0668501B2 (ja) 加速度計

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees