JP2009210441A - 六分力センサ - Google Patents

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Masafumi Oda
雅文 尾田
Toshiaki Hara
利昭 原
Akifumi Kosakai
暁史 小坂井
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Niigata University NUC
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Sunarrow Co Ltd
Niigata University NUC
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Abstract

【課題】接触対象物と接触した際に作用する六分力の検出に用いることが出来る六分力センサを提供する。
【解決手段】本発明に係る六分力センサは、六分力センサにおいて、接触対象物と接触し、この接触対象物と接触した際に作用する力によって変位する接触面と、前記接触面の変位に伴って互いに独立して変位する三つ以上の変位部と、前記変位部一つに対して三つ以上配置し、前記変位部の変位の検出に用いる検出用素子と、を有することを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、コンピュータ等の入力装置、機械装置用の入力装置、食品用ロボット、医療用ロボット、又は産業用ロボット等に利用し得る六分力センサに関する。
例えば特許文献1には、(a)棒状の部材及び該棒状の部材の下端部に一体的に形成された円盤部材を備える可動軸と、(b)複数の扇形に分割された検出部及び該検出部の間の隙間部を備え、前記円盤部材の下方に配設される円盤状のシートと、(c)該シートの下方に配設されるベースプレートと、(d)前記可動軸、シート及びベースプレートを結合するカバーとを有するポインティングデバイスにおいて、(e)前記円盤部材が変形強度の高い部分と変形強度の低い部分とを備え、前記変形強度の高い部分が前記検出部に対応し、前記変形強度の低い部分が前記隙間部に対応するように配設され、(f)前記棒状の部材に荷重を加えて傾動させると、荷重の方向に関わらず、荷重の大きさに応じた検出信号を検出することを特徴とするポインティングデバイスが開示されている。
特開2002−207568号公報
しかし、上記のポインティングデバイスにおいては、このポインティングデバイスに働く六分力を検出することは出来なかった。六分力を検出することが出来るポインティングデバイスは、多様な用途に使用できる。六分力とは、x軸、y軸及びz軸方向の荷重と、x軸、y軸及びz軸の各軸回りの力のモーメントと、をいう。また、三分力とは、x軸、y軸及びz軸方向の荷重をいう。
本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、接触対象物と接触した際に作用する六分力の検出に用いることが出来る六分力センサを提供することにある。
本発明に係る六分力センサは、
六分力センサにおいて、
接触対象物と接触し、この接触対象物と接触した際に作用する力によって変位する接触面と、
前記接触面の変位に伴って互いに独立して変位する三つ以上の変位部と、
前記変位部一つに対して三つ以上配置し、前記変位部の変位の検出に用いる検出用素子と、
を有することを特徴とする。
また、本発明に係る六分力センサでは、
前記接触面は、板状部材の上面であり、
前記六分力センサは、前記板状部材又は前記変位部が傾くことを互いに拘束しないように前記板状部材の変位を前記変位部に伝達する伝達部をさらに有することを特徴とする。
また、本発明に係る六分力センサでは、
前記伝達部は、ボールジョイントであることを特徴とする。
また、本発明に係る六分力センサでは、
前記変位部は、弾性部材によって支持され、
前記検出用素子は、固定電極と、この固定電極に対向するように前記変位部の下面に形成し、前記変位部の変位に伴って変位する変位電極と、を有する静電容量素子であることを特徴とする。
また、本発明に係る六分力センサでは、
前記変位部それぞれは、正三角形の頂点に位置することを特徴とする。
また、本発明に係る六分力センサでは、
前記変位部それぞれは、正六角形を組合せた場合の各正六角形の中心に位置することを特徴する。
本発明に係る六分力センサでは、接触対象物と接触し、この接触対象物と接触した際に作用する力によって変位する接触面と、前記接触面の変位に伴って互いに独立して変位する三つ以上の変位部と、前記変位部一つに対して三つ以上配置し、前記変位部の変位を検出するための検出用素子と、を有する。このため、各変位部一つに対して三つ以上形成した検出用素子により、各変位部の変位を検出出来る。そして、三つ以上の各変位部の変位を分析することにより、接触面に作用する六分力を測定できる。このように、変位部を三つ以上設け、この変位部の変位を検出するための検出用素子を変位部一つに対して三つ以上配置することにより、初めて、接触面に作用する六分力を測定できる。以上のように、本発明に係る六分力センサは、接触対象物と接触した際に作用する六分力の検出に用いることが出来る。
本発明の実施形態例について図面を参照しながら説明する。なお、図面において、同様のもの、対応するもの、又は総称できるものについては同じ符号を付して説明する場合がある。また、図面において、同様のもの、対応するもの、又は総称できるものが複数ある場合、同じ符号を付して説明する場合がある。本発明は下記の実施形態にのみ限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲で下記の実施形態に変更(例えば構成要素(部材等)の省略又は付加、構成要素の形状の変更等)を加えることが出来るのはもちろんである。
本実施形態に係る六分力センサは、例えば、触覚センサ中の、接触対象物に接触する接触部に相当する。
図1は、実施形態例に係る六分力センサの斜視図である。六分力センサ100は、一の板状部材130と、三つの検出部150、250、及び350と、三つの伝達部(図示せず)を有する。検出部150、250、及び350は、いずれも同様の構造を有する。板状部材3は正三角形に形成され、検出部150、250、及び350は正三角形の頂点に位置する。このような構成により、板状部材130の変位を的確に検出し易くなる。三つの伝達部は、それぞれ、三つの検出部150、250、及び350に対応して配置する。
図2は、実施形態例に係る六分力センサの構造を説明するための概略要部断面図である。図3は、実施形態例に係る六分力センサの検出部の構造を説明するための概略説明図である。検出部50は、検出部150、250、及び350それぞれに対応し、板状部材30は、板状部材130に対応する。また、伝達部70は、上記の図示しない三つの伝達部それぞれに対応する。また、基板53は、基板453に対応する(但し、形状が異なる)。なお、図2及び図3において、電極の断面は、ハッチングではなく、黒く塗りつぶした。
板状部材30は、接触対象物と接触し、この接触対象物と接触した際に作用する力によって変位する。板状部材30の上面は、接触対象物と接触する水平な接触面30aとなる。そして、この接触面30aは、接触対象物と接触した際に作用する力によって変位することになる。板状部材30の下面には、変位部51の中央に対応する位置に、凹部30cを形成する。
板状部材30及び下記の変位部51は、金属、ガラス、又は硬質樹脂等を材料とする硬質な部材により形成する。硬質樹脂としては、例えば、一般的な熱可塑性樹脂・熱硬化性樹脂として、PET(ポリエチレンテレフタラート系)樹脂、PC(ポリカーボネイト系)樹脂、ポリウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、シリコーン系樹脂等の合成樹脂がある。また、硬質樹脂としては、アクリル系、エポキシ系、ビニル系、シリコーン系等の電磁波硬化性樹脂がある。電磁波硬化性樹脂とは、電磁波が照射されると硬化する樹脂で、紫外線硬化性樹脂(UV硬化性樹脂)、可視光線硬化性樹脂等がある。
検出部50は、変位部51と、支持部52と、基板53と、変位電極54と、固定電極55a乃至55dと、を有する。
変位部51は、円盤状の硬質プレート51aと、この硬質プレート51aの上面中央に形成した円盤状の台座51bと、を有する。変位部51が円盤状であることにより、変位部51は、あらゆる方向から作用する力に適切に対応して、変位出来る。台座51bは、硬質プレート51aに固着するか、硬質プレート51aと一体的に形成する。台座51bの上面、すなわち変位部51の上面中央には、凹部51cを形成する。
支持部52は、弾性部材であり、弾性材料により円筒状に形成する。支持部52の下面は、基板53の上面に固着される。さらに、支持部52の上面は、変位部51の下面と固着する。このようにして、変位部51は、支持部52により、変位可能に支持される。
弾性材料としては、弾性を有する合成樹脂等がある。このような合成樹脂としては、ゴム材又は熱可塑性エラストマー等がある。ゴム材としては、例えば、シリコーンゴム等がある。支持部52は、弾性部材であればよく、金属ばね、ベローズ等により形成してもよい。
基板53は、各種回路及び各種素子等から構成する制御部が配置される。素子としては、CPU(中央演算処理装置)、及び、C/V変換IC等がある。六分力センサが出力する信号は、この制御部に送られ処理される。
基板53上の支持部52よりも内側の位置には、固定電極55a乃至55d(55bは、図2及び図3において図示せず。)を形成する。固定電極55a乃至55dは、円環形状を間隙部53a乃至53d(53a及び53bは、図2及び図3において図示せず。)を介して四つに分割した形状である。固定電極55a乃至55dは、それぞれ、円弧状になる。
変位電極54は、固定電極55a乃至55dに対向するように変位部51(硬質プレート51a)の下面に形成する。変位電極54は、支持部52よりも内側の位置に形成する。変位電極54は、円環状に形成される。変位電極54は、変位部51の下面に形成するので、変位部51の変位に伴って変位する。
変位電極54及び固定電極55a乃至55dは、それぞれ、金属板、導電インク等の導電性材料により形成され、変位部51又は基板53に固着する。変位部51が導電性を有する場合、変位電極は、変位部51の下面全体となる。この場合でも、変位電極は、変位部51の下面に形成すると表現する。
固定電極55a乃至55dと変位電極54とは対向し、互いに重なる領域それぞれが静電容量素子(コンデンサ)を構成する電極となる。固定電極は、四つなので、静電容量素子は、四つ形成される。静電容量素子の静電容量は、変位電極54の変位により変化する。この変化を分析することで、変位部51の変位を検出できる。
例えば、変位部51の固定電極55a側が基板53に近付くように変位部51が傾くと、変位電極54の固定電極55a側が基板に近付くので、固定電極55aと変位電極54とが重なる領域を二枚の電極とする静電容量素子の静電容量が大きくなる。さらに、変位電極54の固定電極55c側が基板から遠ざかるので、固定電極55cと変位電極54とが重なる領域を二枚の電極とする静電容量素子の静電容量が大きくなる。
例えば、変位部51が下方に平行移動すると、変位電極54が下方に平行移動して、固定電極55a乃至55dに近付くので、各静電容量素子の静電容量が一様に大きくなる。
また、静電容量の変化量により、変位部51の変位の大きさを検出出来る。
このように、静電容量素子は、変位部51の変位の検出に用いる静電容量型検出用素子であり、一つの変位部51に対して変位部51の中心から360度均等に、三つ以上配置するとよい。変位部51の変位は、変位部51の変位の種類、変位部51の変位の方向、及び変位部51の変位の大きさを含む。変位部51の変位の種類としては、変位部51の傾き、及び、変位部51の平行移動等がある。変位部51の変位の方向として、変位部51の傾きの方向、及び、変位部51の平行移動の方向等がある。平行移動の方向としては、基板53に対する垂直方向における下方及び上方がある。検出用素子の他の例は、変位部51の変位の検出に用いることが出来る、感圧導電ゴム等を用いた素子である。検出用素子を一つの変位部51に対して三つ以上配置することにより、変位部51の変位の種類、及び、変位部51の変位の方向を適切に検出することが出来る。
六分力センサは、伝達部70を有する。伝達部70は、変位部51に対応して配置され、板状部材30と変位部51とを連結する。伝達部70は、板状部材30の凹部30cと、変位部51の凹部51cと、両者により回転可能及び又は移動可能に狭まれた球71と、を有する。球71は、硬質の球であれば良く、例えば、鋼球、又は、硬質樹脂製の球とする。硬質樹脂の例は上記参照。このような構成により、伝達部70は、板状部材の変位を、板状部材30又は変位部51が傾くことを互いに拘束しないように変位部に伝達する。凹部30c及び凹部51cは、球71よりも緩い曲線を有し、半球を上下方向につぶしたようなお椀形状とする。凹部51c及び又は凹部30cは、適宜、球71の曲線に略合わせた形状にしてもよい。伝達部70は、球71と、凹部30cと、凹部51cと、を有するので、板状部材30又は変位部51が傾くことを互いに拘束しないボールジョイントとなる。伝達部70は、板状部材30又は変位部51が傾くことを互いに拘束しない、他の構成のボールジョイントであっても良い。
例えば、板状部材30が、基板53に対して水平方向に移動すると、球71は、転がりながら及び又は滑りながら、変位部51を斜めに押圧して、この変位部51を傾かせる。板状部材30が、基板53に対して傾くか、基板53に対して垂直方向に移動すると、球71は、変位部51を押圧して、変位部51を下方に移動させる。このようにして、伝達部70は、板状部材30が水平方向の移動する場合には変位部51を傾かせ、板状部材30が傾くか垂直方向に移動する場合には変位部51を下方に移動させる。また、板状部材30が、これらの動きを複合させた動きをすると、変位部51もそれに合わせて変位する。このように、伝達部70は、板状部材30の変位に伴い変位部51を傾かせて及び又は平行移動させるので、板状部材30の変位を変位部51に適切に伝達することが出来る。伝達部70は、板状部材30又は変位部51が傾くことを互いに拘束しない。
伝達部70は、同様の役割を有するものとして、円柱等の柱状の弾性部材(材料の例は上記参照。)の上面及び下面(底面)を、それぞれ板状部材30の下面と、変位部51の上面に固着した構造であってもよい。弾性部材の材料の例は上記参照。しかし、伝達部70が、板状部材30の凹部30cと、変位部51の凹部51cと、両者により回転可能及び又は移動可能に狭まれた球71と、を有する構成(ボールジョイントの構成)の方が、板状部材30の変位を、より直接的に変位部51に伝達することが出来る。伝達部70を弾性部材とすると、板状部材30の変位量を弾性部材の弾性により吸収してしまい、直接的に変位部51に伝達することが出来ない場合があるからである。また、板状部材30又は変位部51が傾くことを互いに拘束しないように、板状部材30の変位を、変位部51を傾かせて及び又は平行移動させて、変位部51に適切に伝達することが出来れば、伝達部70は不要の場合もある。
上記のようにして、変位部51は、接触面30a(板状部材30)の変位に伴って変位する。そして、3つ以上の検出部50を設ける場合、検出部50それぞれの有する変位部は、接触面30a(板状部材30)の変位に伴って互いに独立して変位する。
図4は、板状部材(接触面)の変位と変位部の変位との関係を模式的に表した模式図である。図4(a)は、接触対象物からの力が接触面に作用していない状態を示した図である。図4(b)は、接触対象物からの力が接触面に垂直荷重として作用している状態を示した図である。図4(c)は、接触対象物からの力が接触面に水平荷重として作用している状態を示した図である。図4(d)は、接触対象物から接触面に力のモーメントが作用している状態を示した図である。
板状部材530は、板状部材30等と同様の構成である。接触面530aは、接触面30a等と同様の構成である。伝達部570A乃至570Bは、それぞれ、伝達部70等と同様の構成である。検出部550A乃至550Bは、それぞれ、検出部50等と同様の構成である。変位部551A乃至551Bは、それぞれ、変位部51等と同様の構成である。また、検出部が二つの場合について、板状部材(接触面)の変位と変位部の変位との関係を説明するが、水平荷重は互いに直交するX軸方向及びY軸方向に分解できるため、実際はこれらに加えて、検出部は三つ以上必要になる。但し、各検出部は、一直線状にならないように(非直線状に)、中心から360度均等に、配置する。検出方法等は原理的に二つの場合に準じる。
図4(a)のように、接触対象物からの力が接触面530aに作用していない状態では、板状部材と変位部とは初期状態にある。
図4(b)のように、接触対象物からの力が接触面530aに垂直荷重Fzとして作用する場合、接触面530a(板状部材530)は、垂直方向下方に平行移動する。これに伴って、変位部551A乃至551Bは、共に、一様に垂直方向下方に平行移動する。変位部551A乃至551Bそれぞれの変位は、検出部550A乃至550Bそれぞれが有する三つ以上の検出素子を用いて検出出来る(上記参照)ので、変位部551A乃至551Bが一様に垂直方向下方に平行移動すると検出した場合、接触対象物からの力が接触面530aに垂直荷重Fzとして作用するとわかる。
図4(c)のように、接触対象物からの力が接触面530aにx軸方向の水平荷重Fxとして作用する場合、接触面530a(板状部材530)は、x軸方向に平行移動する。これに伴って、変位部551A乃至551Bは、共に傾く。変位部551A乃至551Bそれぞれの変位は、検出部550A乃至550Bそれぞれが有する三つ以上の検出素子を用いて検出出来る(上記参照)ので、変位部551A乃至551Bが傾くと検出した場合、接触対象物からの力が接触面530aに水平荷重Fxとして作用するとわかる。なお、これは、y軸方向の水平荷重Fyが作用する場合も同様である。また、接触面530a(板状部材530)がz軸を中心に回転する場合(z軸回りのモーメント)、この回転に沿うように変位部551A乃至551Bは、共に傾く。本発明において、水平方向への平行移動は、z軸を中心に回転する場合も適宜含む。
図4(d)のように、接触対象物からの接触面530aにモーメントMが作用する場合、接触面530a(板状部材530)は傾く。これに伴って、変位部551Aは、垂直方向下方に平行移動する。そして、551Bは、変位しない。変位部551Aの変位は、検出部550Aが有する三つ以上の検出素子を用いて検出出来る(上記参照)ので、変位部551Aが垂直方向下方に平行移動し、変位部551Bが変位しないと検出した場合、接触対象物から接触面530aにモーメントMが作用するとわかる。
なお、伝達部570Bが、検出部550B及び板状部材530に固着等されている場合、変位部551Bは、垂直方向上方に平行移動する(図4(d)の点線参照)。この場合、変位部551Aが垂直方向下方に平行移動し、変位部551Bが垂直方向上方に平行移動すると検出した場合、モーメントMが接触対象物から接触面530aに作用するとわかる。
図5は、実施形態例に係る六分力センサ及び制御部の概略構成を示したブロック図である。154は、検出部150が有する可動電極であり、155a乃至155dは、検出部150が有する固定電極である。254は、検出部250が有する可動電極であり、255a乃至255dは、検出部250が有する固定電極である。354は、検出部350が有する可動電極であり、355a乃至355dは、検出部350が有する固定電極である。なお、図5の固定電極155a乃至155d、固定電極255a乃至255d、及び、固定電極355a乃至355dに付したハッチングは、電極を明瞭にするためのもので、断面をあらわすものではない。
固定電極155a乃至155dそれぞれは、制御部1000に接続して、C/V変換IC1011に接続される。C/V変換IC1011は、固定電極155a乃至155dについての静電容量値を、検出部150の変位部の、y軸回りの傾き量(図2等を参照)、x軸回りの傾き量(図2等を参照)、及び、z軸方向の押し込み量(垂直方向下方への移動量、図2等を参照)に比例した電圧値(Vx,Vy,Vz)に変換する。変換した値は、A/D変換IC1005に入力される。この電圧値(Vx,Vy,Vz)は、A/D変換IC1005によりデジタル化され、CPU1001に入力する。固定電極255a乃至255d、又は固定電極355a乃至355dについての静電容量値についても、同様に電圧値(Vx,Vy,Vz)又は(Vx,Vy,Vz)に変換され、デジタル化され、CPU1001に入力する。CPU1001は、メモリ1003に記録したプログラム及び各種データに基づいて、デジタル化されて入力された電圧値の変化をもとに、接触対象物から作用する六分力を検出する。C/V変換IC1011としては、例えば「MOON2」素子(株式会社ワコー製)がある。
ここで、検出部についての出力特性を分析する。図6は、検出部についての出力特性を検証するための実験方法を説明するための検出部及び実験装置の概略断面図である。検出部及び伝達部の説明については、図2の説明に準じるので対応する各構成要素については説明を省略する。なお、図6において、電極の断面は、ハッチングではなく、黒く塗りつぶした。なお、図6では、一部の部材を誇張して描いたので、各部材のスケールが下記の寸法と異なる場合がある。
プレート830は、硬質樹脂性のプレートである。図示しない負荷装置により、プレート830及び伝達部70を介して検出部50に力を作用させる。プレート830は、下面に凹部830cを有する。凹部830cは、凹部30cに対応するので説明を省略する。また、固定電極55a乃至55dと接続するI/C変換IC56は、上記のI/C変換IC1011に対応するので説明を省略する。I/C変換IC56は、y軸回りの傾き量(図6等を参照)、x軸回りの傾き量(図6等を参照)、及び、z軸方向の押し込み量(図6等を参照)に比例した電圧値(Vx,Vy,Vz)を出力する。
今回の実験1の他の条件は下記の通り
(1)硬質プレート51aは、アクリル樹脂を材料とし、厚さ3mmで、直径が12.3mmである。
(2)台座51bは、アクリル樹脂を材料とし、厚さ3mmで、直径が5.6mmである。
(3)プレート830は、アクリル樹脂を材料とし、厚さ5mmで、一辺が10mmの板材である。
(4)凹部830cの開口部は、直径5mmのボールエンドミルで、凹部830cの開口部からの深さが、0.7mmとなるようプレート830を加工した。
(5)凹部51cの開口部は、直径5mmのボールエンドミルで、凹部51cの開口部からの深さが、0.7mmになるよう台座51bを加工した。
(6)支持部材52は、シリコーンゴムを材料とし、外周面の直径は、12.3mmで、内周面の直径は、8mmで、厚さは、1mmである。
(7)球71は、鋼球であり、直径は3mmである。
(8)台座51bの上面とプレート830の下面との距離は、1.6mmである。
(9)変位電極54の面積は、12.566mmであり、電極最大容量:20.0pF(+浮遊容量約7pF)、電極最小容量:約7pF(実測値)である。
(10)固定電極55a乃至55dの合計面積は、15.099mmであり、電極最大容量:24.5pF(+浮遊容量約7pF)、電極最小容量:約7pF(実測値)である。固定電極55a乃至55dの表面には、厚さ:20μm、比誘電率:3.6のレジスト膜を形成した。
(11)検出部50への印加電圧は、5Vに設定した。
(12)上記の負荷装置としては、マシニングセンタ(OKUMA&HOWA社製、MILLAC415V)を使用し、スピンドル及びテーブルの各送り速度を、0.1mm/minに設定した。
(13)検出部50の下面(I/C変換IC56の下面も適宜含む)には、図示しない六分力計(共和電業社製:LAT−1030KA−2)を配置し、六分力計で得られる値を検出部50へ作用する荷重の真値として、I/C変換IC56から出力された電圧値(Vx,Vy,Vz)のうちの少なくとも一つの値と比較した。なお、真値とする六分力計で得られる値は、適宜、六分力計の測定部から負荷をかける作用点までの距離D1(40mm)を考慮した値とする。
(14)負荷装置は、まず、z軸方向へ最大15Nまでの負荷をかけ、z方向負荷時の出力特性を評価する。
(15)次に、負荷装置は、z軸方向へ8Nの負荷をかけた状態で、x軸方向へ最大+−5Nまでの負荷をかけ、x方向の出力特性を評価する。
プレート830が水平方向に移動すると、プレート830からの力が伝達部51を介して変位部51に作用して、変位部51は傾く。プレート830が垂直方向下方に移動すると、プレート830からの力が伝達部51を介して変位部51に作用して、変位部51は垂直方向下方に平行移動する。
上記の実験結果を図7に示す。図7は、実験1の結果のグラフである。横軸は、六分力計で得られた値を示し、縦軸は、出力された電圧値をそれぞれ示している。負荷装置が与える負荷がz軸方向へ最大15Nまでの負荷である場合、x軸方向及びy軸方向には荷重が作用しないため、縦軸の電圧は、Vzである。負荷装置が与える負荷がz軸方向へ8N負荷した状態で、x軸方向へ最大+−5Nまでの負荷である場合は、x軸方向への荷重が重要であるため、縦軸の電圧は、Vxである。六分力計で得られた値と電圧値との関係は、線形ではないものの、図7のグラフの曲線を検出部の出力特性曲線として利用すれば、得られた電圧値から作用した荷重の三分力が検出出来る。なお、y軸方向へ作用する荷重については、方向が異なるのみなので、x軸方向への荷重と同様の結果を適用出来る。
次に、本実施形態に係る六分力センサ100を評価する。図8は、六分力センサの評価をするための実験方法を説明するための六分力センサ及び実験装置等の説明図である。六分力センサの説明は上記の説明に対応するので、各構成要素の説明は省略する。なお、図2乃至3では、一部の部材を誇張して描いたので、各部材のスケールが下記の寸法と異なる場合がある。
負荷装置の作動部930には、硬質樹脂性の中間部940が接続される。硬質樹脂については上記参照。中間部940の下面には、直径3mmの鋼球970が固着される。このような構成により、中間部940及び鋼球970を介して板状部材130の所定のポイントA乃至Eに力を作用させる。また、六分力センサ100等は、アルミニウム製の厚さ10mmの台950に載せられる。台950の下面には、上記と同じ六分力計960(共和電業社製:LAT−1030KA−2)を配置して、板状部材130の所定のポイントA乃至Eに作用させた力を計測する。960aは、六分力計の計測部である。
今回の実験2の他の条件は下記の通り。なお、下記に無い諸条件(寸法、及び条件等)については、上記実験1の説明を参照。
(1)板状部材130は、アクリル樹脂を材料とし、一辺が28mmの正三角形で、厚さが5mmである。
(2)各球(球71に対応)と板状部材130との接点、すなわち、各伝達部が板状部材130と連結する連結点は、重心Aから各頂点に向かって水平方向に11.5mm離れた位置に対応している。接点は、板状部材130下面の凹部(30cに対応)の中心に対応する。各接点間の距離は、20mmである。
(3)板状部材130下面の凹部(30cに対応)の開口部は、直径5mmのボールエンドミルで、この凹部の開口部からの深さが、0.7mmになるよう板状部材130を加工した。
(4)変位部(51に対応)の上面、すなわち台座(51bに対応)の上面と板状部材130の下面との距離は、1.6mmである。
(5)上記の負荷装置としては、マシニングセンタ(OKUMA&HOWA社製、MILLAC415V)を使用し、スピンドル及びテーブルの各送り速度を、0.1mm/minに設定した。
(6)負荷装置は、まず、z軸方向に最大18Nまでの負荷をポイントA(重心)にかける。
(7)次に、負荷装置は、z軸方向へ15Nの負荷をかけた状態で、x軸方向へ最大+−8Nまでの負荷をかける。
(8)次に、負荷装置は、z軸方向へ10Nの負荷をポイントA乃至Dに順次かける。ここで、ポイントB乃至Dは、ポイントAから各頂点に向かって7.51mmの距離にある点である。
(9)ポイントA乃至Dの周囲には、直径5mmのボールエンドミルで、深さ0.7mmとなるよう、鋼球970の下部が嵌る凹部Aa乃至Eaについてそれぞれ加工した。
板状部材の任意の位置に負荷をかけた場合、各検出部の出力値をC/V変換した電圧値と、板状部材に作用する力のx軸成分Fx、y軸成分Fy、及びz軸成分Fzとの関係を一般化した式は、数1の式のようになる。
Figure 2009210441
(Vx,Vy,Vz)は、各検出部150、250、及び350に接続した各C/V変換IC1011、1012、1013が出力した電圧値である。検出部150の場合は、(Vx,Vy,Vz)、検出部250の場合は、(Vx,Vy,Vz)、検出部350の場合は、(Vx,Vy,Vz)となる。また、実験2では、検出部が三つなので、n=3となる。また、f(Vx)及びg(Vy)は、実験1で求めたx軸方向についての出力特性曲線に各電圧値を当てはめて、各荷重を導出することを示し、h(Vz)は、実験1で求めたz軸方向についての出力特性曲線に各電圧値を当てはめて、各荷重を導出することを示す。このようにして、検出部について個別に求めた特性曲線と、各C/V変換ICが出力する電圧値と、式(1)と、により、板状部材の中心(重心)位置に作用する力(Fx,Fy,Fz)を求めることが出来る。
さらに、板状部材の中心(重心)位置に作用するx軸回りのモーメントMx、y軸回りのモーメントMy、及びz軸回りのモーメントMzとの関係を一般化した式は、数2の式のようになる。
Figure 2009210441
(Fx,Fy,Fz)(但し、i=1,2,3,・・・)は、各C/V変換ICが出力した電圧値と、上記のような出力特性曲線と、から求めた各検出部に作用する各軸方向への荷重である。例えば、検出部150に作用する各軸方向の荷重は、(Fx,Fy,Fz)となる。nは、検出部の個数で、ここでは、n=3となる。Fzは、上記参照。(x,y)(但し、i=1,2,3,・・・)は、板状部材の中心位置を(x,y)とした場合の各検出部の座標である。例えば、検出部150の座標は、(x,y)となる。このようにして、検出部について個別に求めた特性曲線と、各C/V変換ICが出力する電圧値と、各検出部の座標と、検出部の個数と、式(2)、により、板状部材の中心(重心)位置に作用する各軸回りのモーメント(Mx,My,Mz)を求めることが出来る。
上記実験2(7)の負荷について上記方法により求めたFz及び上記実験2(8)の負荷について上記方法により求めたFx及びMyと、上記実験2(7)の負荷について六分力計で得られる値Fz及び上記実験2(8)の負荷について六分力計で得られる値Fx及びMyと、を比較した。なお、この際六分力計で得られる値は、適宜、六分力計の測定部から負荷をかける作用点までの距離(40mm)を考慮した値とする。
比較した結果を図9に示す。図9は、実験2の結果のグラフである。下側横軸には六分力計で得られるFがとりうる値fを取り、左側縦軸には上記方法により求めるFが取り得る値fを取った。上側横軸には六分力計で得られるMyがとりうる値Myを取り、右側縦軸には上記方法により求めるMyが取り得る値Myを取った。Fx、Fz、及びMyの各点は、ある負荷における、上記方法により求めた値と六分力計で得られる値とを結ぶ点である。
図9を分析すると、六分力計で得られる値と、方法により求めた値は、略一対一に対応し、本実施形態に係る六分力センサ100を用いれば、荷重及びモーメントを分離して、特に荷重及びモーメントについて六分力として検出することが可能であることが示された。
板状部材の重心の任意の点にz方向負荷をかけた場合、この負荷をかけた作用点の座標(x,y)は、板状部材の中心の座標を(x,y)として、数式3の式になる。なお、Fz、Fz、及び(x,y)は、上記参照。
Figure 2009210441
このようにして、検出部について個別に求めた特性曲線と、各C/V変換ICが出力する電圧値と、各検出部の座標と、式(3)と、により、板状部材の負荷をかけた作用点の座標を求めることが出来る。
上記実験2(9)を用いた実験結果について、上記方法により求めたポイントA乃至Dの座標を図10の表に示す。図10(a)は、ポイントA乃至Dの実際の座標(単位はmm)を示した表であり、図10(b)は、実験2の結果に基づいて検出したポイントA乃至Dの座標(単位はmm)を示した表である。両者を比較すると、本六分力センサ100を用いれば、最大誤差0.6mmで荷重位置を検出可能であることが分かる。
図11(a)は、六分力センサの伝達部及び板状部材を取り除いた概略平面図である。但し凹部51cに相当する凹部は省略した。また、変位部151、251、及び351それぞれは、変位部51に対応する。図11(b)は、複数の六分力センサを組み合わせた模式図である。
図11(a)のように、変位部151、251、及び351(特に変位部の中心)それぞれは、正三角形の頂点に位置する。これにより、六分力センサ100に作用する六分力を検出し易くなる。また、これにより、変位部151、251、及び351を一組として多数の変位部を等間隔に敷き詰めることが出来る(図11(b)も参照)。このようにすれば、六分力センサの精度を高めることが出来る。
また、三つの検出部(基板453)の外形を正六角形を組み合わせた形状等にする等して、変位部それぞれは、正六角形を組合せた場合の各正六角形の中心に位置するようにする(図11(a)参照)と、この三つの検出部を組み合わせて、変位部151、251、及び351を一組として多数の変位部を等間隔に敷き詰めることが出来る(図11(b)参照)。
上記のように、本実施形態に係る六分力センサでは、六分力センサでは、接触対象物と接触し、この接触対象物と接触した際に作用する力によって変位する接触面と、前記接触面の変位に伴って互いに独立して変位する三つ以上の変位部と、前記変位部一つに対して三つ以上配置し、前記変位部の変位を検出するための検出用素子と、を有する。このため、各変位部一つに対して三つ以上形成した検出用素子により、各変位部の変位を検出出来る。そして、三つ以上の各変位部の変位を分析することにより、接触面に作用する六分力を測定できる。このように、変位部を三つ以上設け、この変位部の変位を検出するための検出用素子を変位部一つに対して三つ以上配置することにより、初めて、接触面に作用する六分力を測定できる。このように、本実施形態に係る六分力センサは、接触対象物と接触した際に作用する六分力の検出に用いることが出来る。また、作用するz方向荷重位置の検出も可能になる。また、伝達部(特にボールジョイント)は、板状部材又は変位部が傾くことを互いに拘束しないように板状部材の変位を変位部に伝達するので、この六分力センサでは、板状部材(接触面)が水平方向に平行移動した場合、これに伴って変位部が傾く。また、板状部材(接触面)が、傾いたり、垂直方向に平行移動した場合、これに伴って変位部が垂直方向に平行移動する。これにより、六分力センサは六分力の検出に用いることが出来る。また、このセンサは、構成が簡単で小型化が容易なため、様々な入力装置に用いることが出来る。また、このセンサを用いた装置は、モーメントも検出できるので、このモーメントに応じた処理を行うことで、三次元空間における入力も表現でき、操作者に新たな操作感を与える入力装置を提供できる。
図1は、本発明の実施形態例に係る六分力センサの斜視図である。 図2は、本発明の実施形態例に係る六分力センサの構造を説明するための概略要部断面図である。 図3は、本発明の実施形態例に係る六分力センサの検出部の構造を説明するための概略説明図である。 図4は、本発明の実施形態例に係る板状部材(接触面)の変位と変位部の変位との関係を模式的に表した模式図である。図4(a)は、接触対象物からの力が接触面に作用していない状態を示した図である。図4(b)は、接触対象物からの力が接触面に垂直荷重として作用している状態を示した図である。図4(c)は、接触対象物からの力が接触面に水平荷重として作用している状態を示した図である。図4(d)は、接触対象物から接触面に力のモーメントが作用している状態を示した図である。 図5は、本発明の実施形態例に係る六分力センサ及び制御部の概略構成を示したブロック図である。 図6は、本発明の実施形態例に係る検出部についての出力特性を検証するための実験方法を説明するための検出部及び実験装置の概略断面図である。 図7は、本発明の実施形態例に係る実験1の結果のグラフである。 図8は、本発明の実施形態例に係る六分力センサの評価をするための実験方法を説明するための六分力センサ及び実験装置等の説明図である。 図9は、本発明の実施形態例に係る実験2の結果のグラフである。 図10(a)は、ポイントA乃至Dの実際の座標(単位はmm)を示した表であり、図10(b)は、実験2の結果に基づいて検出したポイントA乃至Dの座標(単位はmm)を示した表である。 図11(a)は、本発明の実施形態例に係る六分力センサの伝達部及び板状部材を取り除いた概略平面図である。図11(b)は、本発明の実施形態例に係る複数の六分力センサを組み合わせた模式図である。
符号の説明
30 板状部材
30a 接触面
30c 凹部
50 検出部
51 変位部
51a 硬質プレート
51b 台座
51c 凹部
52 支持部
53 基板
54 変位電極
55a 固定電極
55b 固定電極
55c 固定電極
55d 固定電極
56 C/V変換IC
70 伝達部
71 球
100 六分力センサ
130 板状部材
150 検出部
151 変位部
154 変位電極
155a 固定電極
155b 固定電極
155c 固定電極
155d 固定電極
250 検出部
251 変位部
254 変位電極
255a 固定電極
255b 固定電極
255c 固定電極
255d 固定電極
350 検出部
351 変位部
354 変位電極
355a 固定電極
355b 固定電極
355c 固定電極
355d 固定電極
453 基板
530 板状部材
530a 接触面
570A 伝達部
570B 伝達部
551A 変位部
551B 変位部
550A 検出部
550B 検出部
830 プレート
830c 凹部
930 作動部
940 中間部
950 台
960 六分力計
960a 計測部
970 鋼球
1000 制御部
1001 CPU
1003 メモリ
1005 A/D変換IC
1006 A/D変換IC
1007 A/D変換IC
1011 C/V変換IC
1012 C/V変換IC
1013 C/V変換IC

Claims (6)

  1. 六分力センサにおいて、
    接触対象物と接触し、この接触対象物と接触した際に作用する力によって変位する接触面と、
    前記接触面の変位に伴って互いに独立して変位する三つ以上の変位部と、
    前記変位部一つに対して三つ以上配置し、前記変位部の変位の検出に用いる検出用素子と、
    を有することを特徴とする六分力センサ。
  2. 請求項1記載の六分力センサにおいて、
    前記接触面は、板状部材の上面であり、
    前記六分力センサは、前記板状部材又は前記変位部が傾くことを互いに拘束しないように前記板状部材の変位を前記変位部に伝達する伝達部をさらに有することを特徴とする六分力センサ。
  3. 請求項2記載の六分力センサにおいて、
    前記伝達部は、ボールジョイントであることを特徴とする六分力センサ。
  4. 請求項1乃至3いずれか1項記載の六分力センサにおいて、
    前記変位部は、弾性部材によって支持され、
    前記検出用素子は、固定電極と、この固定電極に対向するように前記変位部の下面に形成し、前記変位部の変位に伴って変位する変位電極と、を有する静電容量素子であることを特徴とする六分力センサ。
  5. 請求項1乃至4いずれか1項記載の六分力センサにおいて、
    前記変位部それぞれは、正三角形の頂点に位置することを特徴とする六分力センサ。
  6. 請求項1乃至5いずれか1項記載の六分力センサにおいて、
    前記変位部それぞれは、正六角形を組合せた場合の各正六角形の中心に位置することを特徴する六分力センサ。
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