JP3215342U - 水撥ね防止、便器汚れ防止などに便利なトイレットペーパー - Google Patents

Abstract

【課題】水撥ね防止、便器汚れ防止などに便利なトイレットペーパーを提供する。【解決手段】横幅が広いトイレットペーパー１を従来のトイレットペーパーと同じ横幅である約１１４ｍｍになるように２つ折りにした上で、ロール状に巻いたトイレットペーパー２であり、見た目は従来のトイレットペーパーと同じである。また、折り返しするトイレットペーパーの横幅を約１１４ｍｍより狭くすることで横幅に差が生じ、２つ折りを開きやすくなっている。従来のトイレットペーパーよりも横幅が広いため、便器内に敷く際に空気抵抗による裏返りや方向変更することが大幅になくなり、排便前に便器内の適所に適量を敷くことができる。これにより、排便時の便器内の水の跳ね返りや、便が便器に付着することを防止する効果を十分に発揮する。【選択図】図１

Description

本考案は便所内でお尻拭き等に使用されるトイレットペーパーに関する。

従来のトイレットペーパーは専らお尻を拭くことを目的にしており、便器内の水撥ね防止や便器汚れ防止などに使用するには不便であった。

水洗トイレで排便した際に、便が水に落ちる勢いで便器内の水が跳ね返り、トイレやトイレ利用者のお尻、太もも等が汚れることがある。
また、洋式トイレ、和式トイレ、簡易トイレ等で排便した際に、便器に便が付着することがあり、排便後に便器内の水を流しても付着した便が残ってしまうことがある。

以前から上記問題の対策として排便前に便器内にトイレットペーパーを適量敷いてから排便することが考えられていた。しかし、従来のトイレットペーパーは横幅が狭いため、空気抵抗を受けると空中で簡単にひっくり返り、また方向が簡単に変わってしまうなど、便器内の目的の場所に敷くことは難しかった。その結果、便器内の一部分でしか効果が発揮せず、不十分な対策となっていた。

そこで本考案は、従来のトイレットペーパーにおける上記問題を解決し、便利なトイレットペーパーを提供することを課題とする。

本考案は上記課題を解決するために、請求項１の考案は、横幅が広いトイレットペーパーを従来のトイレットペーパーと同じ横幅である約１１４ｍｍになるように２つ折りにした上で、ロール状に巻くことを特徴とする。

請求項２の考案は、横幅が広いトイレットペーパーを従来のトイレットペーパーと同じ横幅である約１１４ｍｍになるように２つ折りにする際に、折り返すトイレットペーパーの横幅を約１１４ｍｍより狭くすることで横幅に差が生じ、２つ折りを開きやすくすることを特徴とする。

請求項１の考案においては、従来のトイレットペーパーよりも横幅が広いため、便器内に敷く際に空気抵抗による裏返りや方向変更することが大幅になくなり、排便前に便器内の適所に適量を敷くことができ、極めて便利のよいものである。
トイレットペーパーを便器内の適所に適量を敷くことによって、排便時の便器内の水の跳ね返りや、排便時に便が便器に付着することを防止する効果を十分に発揮する。これは、トイレットペーパーが水の跳ね返りを吸収し、また便と便器が接触するのを妨げるためである。
また、本考案によるトイレットペーパーは、便座シートの代わりに使用することもできる。従来のトイレットペーパーよりも横幅が広いため、便座から落ちにくい。
なお、本考案のトイレットペーパーは、従来のトイレットペーパーと同じように、排便後にお尻を拭くことができる。その際、従来のトイレットペーパーよりも２つ折りにされている分、使用するトイレットペーパーの長さが短くて済み、利用者にとって利便性が向上している。

請求項２の考案においては、トイレットペーパーの薄く柔らかいとの性質上２つ折りを開くことが困難であるとの問題を解決し、横幅の長さが違う部分を折り曲げることによって、簡単に２つ折りを開くことができ、極めて便利のよいものである。

(a)、(b)、(c)、(d)は本考案によるトイレットペーパーの実施例を示す図である。(a)は、ロール状に巻かれたトイレットペーパーの一部を引き出した図である。(b)は、引き出したトイレットペーパーの断面図である。(c)は、引き出したトイレットペーパーを適当な長さで切り取ったものである。(d)は、(c)の２つ折りを開いたものである。 洋式トイレを真上から見た図であり、本考案によるトイレットペーパーの使用例を示している。

図１は、本考案の実施例を示す。
従来のトイレットペーパーよりも横幅が広いトイレットペーパーを、従来のトイレットペーパーの横幅である約１１４ｍｍと同じになるように２つ折りにした上で、図１(a)ロール状に巻かれたトイレットペーパー２のように巻いていく。巻き終わった後の見た目は、従来のトイレットペーパーと同じである。
２つ折りにする際に、 図１(c)４と５の幅Ａは、図１(c)４と６の幅Ｂより狭くし、図１(c)５と６の幅Ｃは、１ｍｍから５０ｍｍ程度になるようにする。つまり、２つ折りにする前の横幅は、２２７ｍｍから１７８ｍｍである。
ただし実際には、図１(c)５と６の幅Ｃは２つ折りを開きやすくする程度の長さであって、かつトイレットペーパーの本来の目的であるお尻を拭くことに支障がない10ｍｍから20ｍｍ程度が望ましい。
なお、本考案によるトイレットペーパーは、いわゆるシングル又はダブル（２枚重ね）、どちらのトイレットペーパーでも実施可能である。

トイレ利用者は、排便前に本考案によるトイレットペーパー図１(a)を１００ｍｍから３００ｍｍの適当な長さで切り取る。
適当な長さで切り取ったトイレットペーパー図1(c)の５と６の幅Ｃを折り曲げ、2つ折りを開く。
２つ折りを開いたトイレットペーパー図１(d)を便器内の適所に図２本考案によるトイレットペーパーの使用例１４のように敷く。
これらの作業を１回から５回繰り返すことにより、本考案の効果が発揮される。何回繰り返すかは、便の量や勢いなどによって異なる。

本考案によるトイレットペーパーは、従来のトイレットペーパーのお尻を拭くとの機能をそのままに、更に上記記載のとおり極めて便利のよい機能が付加されたものである。
また、横幅が広いトイレットペーパーを折り曲げ、ロール状に巻くという単純な工程から成り立っており、製造者にとって導入しやすい。
さらに、従来のトイレットペーパーと横幅が約１１４ｍｍと同じであり、従来のトイレットペーパーフォルダーでの使用が可能であり、利用者にとって利用しやすい。

１…本考案によるトイレットペーパー
２…ロール状に巻かれたトイレットペーパー
３…円柱状の空洞
４…折り返し部分
４a…２つ折りを開いた後の４のあった位置
５…折り返したトイレットペーパーの端
５a…２つ折りを開いた後の５の移動位置
６…トイレットペーパーの端
７…２つ折りによりトイレットペーパー同士が接触する部分であり、隙間はない
Ａ…４と５の幅
Ｂ…４と６の幅
Ｃ…５と６の幅
１０…洋式トイレ
１１…水タンク
１２…便座
１３…便器内
１４…本考案によるトイレットペーパーの使用例

Claims (2)

1. 横幅が広いトイレットペーパーを従来のトイレットペーパーと同じ横幅である約１１４ｍｍになるように２つ折りにした上で、ロール状に巻くことを特徴とするトイレットペーパー。
2. 横幅が広いトイレットペーパーを従来のトイレットペーパーと同じ横幅である約１１４ｍｍになるように２つ折りにする際に、折り返すトイレットペーパーの横幅を約１１４ｍｍより狭くすることで横幅に差が生じ、２つ折りを開きやすくすることを特徴とするトイレットペーパー。