JP3245266U

JP3245266U - 多目的トイレットペーパー

Info

Publication number: JP3245266U
Application number: JP2023003816U
Authority: JP
Inventors: 幸一衣笠
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2023-10-20
Filing date: 2023-10-20
Publication date: 2024-01-15
Anticipated expiration: 2033-10-20

Abstract

【課題】１つのトイレットペーパーで、大便の便器付着防止紙や便座カバーに兼用できるように工夫された多目的トイレットペーパーを提供する。【解決手段】便器への大便付着防止用ペーパーとしても使用できる多目的積層トイレットペーパー１０であって、端部で切り開くと、Ａ４サイズの大判ペーパーとなり、大便の便器付着防止用として、また、便座カバーとしても使用できる多目的トイレットペーパーとなる。好ましくは両側端の一方に沿って延びて形成される縦ミシン目１２を有し、縦ミシン目等で長手方向両側端に沿って切断し、２倍幅に拡張可能である。【選択図】図１

Description

本考案は、幅方向に広げて使用でき、便器内の大便付着防止紙または便座カバー紙としても使用できる多目的トイレットペーパーに関する。

通常、私用公用に拘わらず、ロールトイレットペーパーはほぼ１２ｃｍ幅で、シングルでは５０ｍ巻きが使用される一方、ダブルでは２５ｍ巻きが使用されるが、通常の２倍幅以上の幅広のものは使用されていない。したがって、通常、ホテルなどの高級公衆便所ではトイレットペーパーの他に、便座カバーや飛び跳ね防止紙も用意されている。

特開平８－２９４３３８号公報実用新案登録第３２０２６８３号公報特開２０１７－９６８３２号公報

ところで、よく経験するところであるが、大便使用時には、便器に大便が付着して汚染する場合、洗浄によって完全に流れず、残る場合があると、その後処理が大きな問題となる。すなわち、使用時にきれいにふき取っておかないと、これが固化すると、定期的な便所掃除時には取り除くに多くの手間を要している。そこで、本考案者はトイレットペーパーを通常の目的のほかに大便の付着防止にも使用できるように工夫されたトイレットペーパーを提供することを課題とする。

現在のトイレットペーパーはこれを幅方向に広げて使用することができないが、ダブル又はトリプル紙のように、二重又は三重に折り重ねて製造される場合は長手方向に延びる両側端の一方を切り取ると、幅方向に広げ、大判にすると、その他の用途に使用するできることに着目してなされたもので、本考案は大便付着防止紙を特に備えずとも、側端部で広げて大判でも使用できるようにしたもので、幅方向に広げて便器への大便付着防止に必要な大きさにして使用できるようにしたことを特徴としたものである。すなわち、本考案は二重層以上重ねて形成されたトイレットペーパーであって、両側端の一方に沿って縦方向に延びて形成される縦ミシン目又は切断線を有し、縦ミシン目又は切断線で長手方向両側端に沿って切断し、これを広げて２倍幅に拡張可能であることを特徴とする多目的トイレットペーパーにある。本考案は、一枚物の側端部を切り取ってこれを広げるようにして使用する代わりに、２つ折り又は３つ折りにしてこれを長手方向のを横ミシン目で切断して使用するようにしたものを含む。

本考案によれば、ダブル又はトリプルトイレットペーパーは二重、三重に重ねて形成されているので、両側端の一方でそれに沿って長手方向に延びる縦ミシン目又は切断線で二重、三重折りの端部を切り取ると、図２に示すように、開放された端部を広げて通常の２倍幅とすることができるので、特に用意しなくとも大便後の便器付着を軽減又はなくすことができるトイレットペーパーを提供し、大便が付着することがない又は軽減するようにしたので、固化した場合の大変な取り除き作業がなくなる。また、本考案はロールにすると、嵩高になるが、図４Ａ及びず４Ｂに示すように、トイレットペーパーを幅方向に２つ折り又は３つ折り紙とし、これをロールとしてもよい。この場合は、凡そＡ４サイズ長さで長手方向にミシン目を入れるのが使用勝手がよい。したがって、横ミシン目に沿ってA４長さで長手方向に切断すると、図３に示すように、広げて大便が便器に付着するのを防止する大便付着防止紙１０’として使用することができる。また、開放されない他端を中心にして便座に広げて便座カバーとして使用することができ、多目的に使用できるトイレットペーパーとすることができる。なお、両側端の一方を縦ミシン目１２で切り取る代わりに、トイレットペーパーの巻き出し時に切断刃で両側端の一方を切り取るようにしてもよい。

長尺のダブル製トイレットペーパーを巻回したトイレットペーパーロールの構造説明のための斜視図である。横ミシン目でＡ４長さに切断し、左側端の縦ミシン目で切断し、広げる状態を示す斜視図である。本考案のトイレットペーパーの多用途使用の説明のための斜視図である。（a）２つ折りトイレットペーパーの概要図、（b）３つ折りトイレットペーパーの概要図である。

図１は、長尺のダブルトイレットペーパーを巻回したトイレットペーパーロールの構造説明のための斜視図で、トイレットペーパー２０はダブル仕様で、２枚重ねで作成され、トイレの壁に取り付け具２０を介して取り付けられている。トイレットペーパー１０は長手方向にA4長さ間隔で横ミシン目１１が形成されているとともに、通常幅のロール紙の左側には側端部に沿って長手方向に延びる縦ミシン目１２が形成されている。ロール紙の幅は通常幅より大きくすることもできる。したがって、横ミシン目１１でＡ４長さに切断し、左側端の縦ミシン目１２で切断すると、図２に示すように、切り取り辺３が切り取られるので、左端部から開放して広げると、ほぼA4長さ四角のペーパー１０となる。

したがって、図３に示すように、便器３０内に広げると、大便の付着を防止するカバー紙１０’として使用することができるだけでなく、便座３１に広げておくと、便座カバー１０“とすることができる。なお、便器３０内のカバー紙１０’は、水たまりの上をカバーするので、大便をした時の水の跳ね返りをも防止することができる。

本考案はダブルトイレットペーパーロールで説明したが、トリプル紙であっても、４重かさねのトイレットペーパーであってもよい。また、通常のトイレットペーパーでは特に横ミシン目１１は設けずともよいが、２つ折りペーパー（図４（a））や３つ折りペーパー（図４（ｂ））ではA4長さで切断できる横ミシン目１１を設けておくのが使い勝手がよい。

図面では図２に示すように、トイレットペーパーの側端に沿って縦ミシン目で端部切り裂きを行うようにしたが、縦ミシン目１２に代えてトイレットペーパーの巻き出し時に取り付け具２０に設けた図示しない切断刃で側端部を切り取るようにしてもよい。

１０トイレットペーパー
１０’大便付着防止用ペーパー
１１横ミシン目
１２縦ミシン目
２０取り付け具
３０便器
３１便座

Claims

二重層以上に形成されたダブル又はトリプル以上の積層トイレットペーパーであって、両側端の一方に沿って延びる縦ミシン目又は巻き出し時に両側端の一方に沿って取り付け具２０に内装する切断刃で作成される切断線を有し、縦ミシン目１２又は切断線で長手方向側端に沿って切断し、これを割いて２倍幅に拡張可能であることを特徴とする多目的トイレットペーパー。
二重層以上に形成された積層トイレットペーパーが、幅方向２つ折り又は３つ折りにして作成されるトイレットペーパーであって、Ａ４長さで長手方向に複数の幅方向に延びる横ミシン目１１を有し、長手方向側端に沿って２倍幅以上に広げて使用することを特徴とする多目的トイレットペーパー。
二重層以上の積層トイレットペーパー１０を２倍幅以上に広げ、大便の便器への付着防止紙１０’、又は便座カバー１０’’として使用する請求項１又は２記載のトレットペーパー。