JP2002172072A - 温水洗浄便座に適したトイレットペーパー - Google Patents
温水洗浄便座に適したトイレットペーパーInfo
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- JP2002172072A JP2002172072A JP2000374104A JP2000374104A JP2002172072A JP 2002172072 A JP2002172072 A JP 2002172072A JP 2000374104 A JP2000374104 A JP 2000374104A JP 2000374104 A JP2000374104 A JP 2000374104A JP 2002172072 A JP2002172072 A JP 2002172072A
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Abstract
ねることによって生ずる空隙を利用することで吸水性を
向上させ、1組のシートで必要な機能を果し得る温水洗
浄便座に適したトイレットペーパーを提供する。 【解決手段】 本発明の温水洗浄便座に適したトイレッ
トペーパーは3枚以上のシートを重ね合せてプライとす
ることを特徴とする。このプライは坪量(厚さ)の異な
るシートを組合せたものてもよく、また製品形態として
は、シート状にもロール状にも仕上げることができる。
Description
たトイレットペーパーに関するもので、シートを3枚以
上重ね合せることにより、1回の使用時に1組で十分必
要な吸水性が得られるようにしたものである。
ーを用いる主たる目的は、糞便や尿の拭き取りではな
く、洗浄後、時には温風による乾燥後、体表面に残った
水をぬぐい取ることである。この際、トイレットペーパ
ーにもっとも必要とされる特性は吸水性である。すなわ
ち、単に可及的速やかに水を吸収するだけでなく、体表
面に残った水の全量を吸収し、かつ拭き取った水が手の
側に浸透しないことが重要である。この目的を達するた
め、従来は多量のトイレットペーパーを丸めたり折り畳
んで使用していた。これは資源の無駄であるばかりでな
く、場合によっては、トイレ配管の詰りを惹起する危険
性があった。一方、これを避けるために使用量を少なく
すると、水が手の方に浸透してはなはだ不衛生であり、
使用感に劣るという問題点があった。
来の欠点を除去するため、通常のシートを3枚以上重ね
合せることにより、ペーパー自身がもつ吸水力に加え、
ペーパーを重ねることによって生ずる空隙を利用するこ
とで吸水性を向上させ、1組のシートで必要な機能を果
すことを課題とする。
検討の結果、通常1枚または2枚重ねでつくられるトイ
レットペーパーに代えて3枚以上のシートを重ねること
により上記の課題を解決できることを見出し、本発明を
なすに至った。
洗浄便座に適したトイレットペーパーは3枚以上のシー
トを重ね合せてプライとしたことを特徴とする。このプ
ライは坪量(厚さ)の異なるシートを組合せたものでも
よく、また製品形態としては、シート状にもロール状に
も仕上げることができる。
ートを抄造した後、ロールワインダと呼ばれる機械を用
いてエンボス加工、ミシン目加工、印刷加工、紙匹どう
しの圧着、貼り合せ等の工程のいくつかを経由してロー
ル状に巻き取られる。ロールワインダ加工に先立ち、プ
ライマシンであらかじめシートを2枚重ねにしておくこ
とがしばしば行われる。
シンでシートを重ね合せる際に、3枚以上、より好まし
くは4枚以上のシートを重ね合せ、シート間の空隙をよ
り多く確保することを特徴とする。その後、ロールワイ
ンダによってロール状に加工するか、あるいはフラット
のものを折り加工してシート状に製品化する。エンボス
加工はシート間の空隙容積をさらに増大させる効能があ
り、より有効である。プライ数の上限は特に制約される
ものではないが、5プライ以上は製造の手間やコスト上
の理由から好ましくない。
(g/m2, 厚さに相関する)は25〜65g/m2の範囲であり、
構成する各原紙シートの坪量はプライ数によって表1の
ように示される。しかし、各シートの坪量は同一である
必要はなく、異なる坪量のシートを組合せて所定の製品
坪量とすることもできる。製品の最終形態は、上記のよ
うに、ロール状またはシート状である。
は吸水性のよいふんわりとした厚手の感触を与える。ま
た、シートとシートの間の吸水力を確保できるため、直
接手に触れるシートへの水の浸透の可能性が低くなり、
1組で十分な機能を果すことができる。
これに限定されるものではない。
シートを用い、坪量25〜65g/m2の各種プライトイレット
ペーパーをシート状に作製した。これらについて拭き取
り性(吸水性)と溶解性を測定し、表2に示す結果を得
た。
浸透とシートの状態 ×:手への浸透が顕著。シート破断 △:手への浸透がある。シート破断 〇:手への浸透がない。シート破断 ◎:手への浸透がない。シートの破断なし
したときの溶解状態(目視判定) ++:悪い + :普通 − :良好
g/m2の原紙シートを重ね合せて4プライ55g/m2のロール
状トイレットペーパーを作製し、22.5および32.5g/m2の
原紙シートを2プライに重ね合せた同坪量のロール状ト
イレットペーパーと拭き取り性ならびに溶解性を比較し
た。この結果、4プライのものは手への水の浸透が全く
なく、シートの破断も生じなかったのに対し、2プライ
のものは手への水の浸透はないもののシートが破断し
た。また溶解性については、前者が溶解性良好であるの
に反し、後者は溶解が困難であった。上記の結果より、
8〜17g/m2のシートを3〜4プライ積層、さらに好まし
くは、11〜14g/m2のシートを3〜4プライ積層して得ら
れたものであれば、とくに水分を多く含む際の拭き取り
性と廃棄後の溶解性に優れたトイレットペーパーが得ら
れることを認めた。
便座に適したトイレットペーパーは、シートを3枚以上
重ね合せることにより、ロール状で使用してもシート状
で使用しても、1回の使用時に1組で十分必要な吸水性
が得られる。したがって、使用感と経済性に優れている
だけでなく、従来のロールタイプに加えて使用する「も
う一つのトイレットペーパー」として新たなニーズを満
たすものであり、該製品のもつ工業的意義は大きい。
Claims (5)
- 【請求項1】 3枚以上のシートを重ね合せてプライと
したことを特徴とする温水洗浄便座に適したトイレット
ペーパー。 - 【請求項2】 坪量の異なるシートを組合せてプライと
した請求項1記載の温水洗浄便座に適したトイレットペ
ーパー。 - 【請求項3】 上記プライをシート状またはロール状に
仕上げた請求項1または2記載の温水洗浄便座に適した
トイレットペーパー。 - 【請求項4】 8〜17g/m2の原紙を3ないし4プラ
イ積層して得られたシートである請求項1ないし3のい
ずれか1項記載の温水洗浄便座に適したトイレットペー
パー。 - 【請求項5】 11〜14g/m2の原紙を3ないし4プ
ライ積層して得られたシートである請求項1ないし3の
いずれか1項記載の温水洗浄便座に適したトイレットペ
ーパー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000374104A JP2002172072A (ja) | 2000-12-08 | 2000-12-08 | 温水洗浄便座に適したトイレットペーパー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000374104A JP2002172072A (ja) | 2000-12-08 | 2000-12-08 | 温水洗浄便座に適したトイレットペーパー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002172072A true JP2002172072A (ja) | 2002-06-18 |
Family
ID=18843363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000374104A Pending JP2002172072A (ja) | 2000-12-08 | 2000-12-08 | 温水洗浄便座に適したトイレットペーパー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002172072A (ja) |
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- 2000-12-08 JP JP2000374104A patent/JP2002172072A/ja active Pending
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