JP3215110U - 埋め込みねじの設置構造 - Google Patents

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【課題】固着剤等の薬剤によらず、機械的に緩み止めを行う事ができ、ボルトの螺合を確実に行う事のできる埋め込みねじの設置構造を提供する。【解決手段】型枠の一部を構成するベースプレート12と、ねじ孔16の形成部の一方の開口端部をベースプレート12に接合した埋め込みナット14と、埋め込みナット14の他方の開口端部に、少なくともボルト40を構成するネジ部42の突出スペースを形成し、確保可能な養生手段26と、ベースプレート12を露出させた状態で埋め込みナット14の接合側側面に打設されるコンクリート等充填材と、を有し、埋め込みナット14には、緩み止め機構が備えられている。【選択図】図1

Description

本考案は、枠部材の内側にコンクリート等の充填材を打設する際に、枠部材に設けられる埋め込みねじの設置構造に関する。
ALC・プレキャストコンクリートなどにより構成されるパネル面や、コンクリート打設部内に埋め込みねじを設置する場合、ナットなどのねじ構成部材の周囲に打設されるコンクリート等の充填材の流動範囲をいかに制限するかが問題となる。このような背景の下、例えば特許文献1に開示されている技術は、ALCパネル内に、プレートに溶接したナットを埋設する際の技術であり、ALCパネル内にプレートを含むナット全体を埋設した後、ナット開口部のみを座掘りする際に好適な技術とされている。具体的には、ナットにおけるプレート溶接側と反対側の開口部に、ポリエチレン発砲体等により構成された蓋部材を嵌挿して開口部を閉塞した状態でALCパネルの形成を行うというものである。ポリエチレン発砲体等により構成された蓋部材は、ALCパネルのオートクレーブ養生温度で溶融し、その体積が減少する。このため、ALCパネル内においてナットの開口部近傍には、蓋部材により構成された空隙が生じることとなる。ALCパネルに対する座掘りは、この空隙を捉えるように行えば良いため、施工範囲の限定が容易となる。
また、特許文献2に開示されている技術は、特許文献1に開示されている技術と同様に、ALCパネル内にナットを埋設するための技術であるが、その形態を多岐に亙らせている。一貫した技術内容としては、ねじ部を設けたナット両端の開口部に、スポンジゴム製の蓋を設けるという点がある。
特開平4−77097号公報 特開平10−72873号公報
上記特許文献に開示されているような技術を用いれば、埋め込みねじを設置する際、ねじ内部へ充填材が入り込む事を防ぐ事ができると共に、ねじ部の後方には、ボルトの螺合に必要なボルトが突出するスペースを確保することができる。
しかし、従来より知られている埋め込みねじは、開口部に単純なねじ穴が設けられる構成である。このため、風や地震、その他の微振動等により、経年的に螺合したボルトに緩みが生じるおそれがある。こうした緩みを防止するために、ねじ止め剤(固着剤)を使用して緩み止めを図る事が考えられるが、こうした固着剤を用いた場合、増し締めなどのメンテナンスが困難になると共に、固着剤としての耐久性,保証年数も限られている。このため、継続的な使用に関しては、緩み止め性能についての信頼性が低いといった問題がある。
そこで本発明では、固着剤等の薬剤によらず、機械的に緩み止めを行う事ができ、かつボルトの螺合を確実に行う事のできる埋め込みねじの設置構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本考案に係る埋め込みねじの設置構造は、型枠の一部を構成するベースプレートと、ねじ孔形成部の一方の開口端部を前記ベースプレートに接合した埋め込みナットと、前記埋め込みナットの他方の開口端部に、少なくともボルト突出スペースを形成、確保可能な養生手段と、前記ベースプレートを露出させた状態で前記埋め込みナットの接合側側面に打設される充填材と、を有し、前記埋め込みナットには、緩み止め機構が備えられていることを特徴とする。
また、上記特徴を有する埋め込みねじの設置構造において、前記養生手段は、前記埋め込みナットの外周を覆うカバーとすることができる。このような特徴を有する事によれば、容易かつ確実に、埋め込みナットの他方の開口端部に突出スペースを形成することができる。
また、上記特徴を有する埋め込みねじの設置構造において、前記養生手段は、前記埋め込みナットの他方の開口端部に接続された可撓部材とすることもできる。このような特徴を有する事によれば、カバーよりも安価に突出スペースを形成することが可能となる。
さらに、上記特徴を有する埋め込みねじの設置構造において、前記養生手段は、前記埋め込みナットの他方の開口端部に接続されたナットと、前記ナットの開口端部を覆う封止部材により構成することもできる。このような特徴を有すれば、容易に入手可能な部材により、養生手段を構成することが可能となる。
上記のような特徴を有する埋め込みねじの設置構造によれば、固着剤等の薬剤によらず、機械的に緩み止めを行う事ができる。また、ボルトの螺合を確実に行う事ができ、増し締め等のメンテナンスも可能となる。
第1の実施形態に係る埋め込みねじの設置構造を示す断面図である。 発明に係る埋め込みねじの設置構造に使用する埋め込みナットの構成を示す断面概略図である。 緩み止め機構を構成するバネの構成を示す平面図である。 第1の実施形態に係る埋め込みねじの設置構造において、養生手段を小型カバーとする場合の例を示す断面図である。 第2の実施形態に係る埋め込みねじの設置構造を示す断面図である。 第3の実施形態に係る埋め込みねじの設置構造を示す断面図である。
以下、本考案の埋め込みねじの設置構造に係る実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す形態は、本考案を実施する上で好適な実施形態の一部であり、その機能を発揮することができる限度において、構成の一部や、その形態に変化を加えた場合であっても、本考案の一部とみなすことができる。
[第1の実施形態:基本形態]
まず、図1から図6を参照して、本考案の埋め込みねじの設置構造10に係る第1の実施形態について説明する。本考案に係る埋め込みねじの設置構造10は、コンクリート等の充填材50を硬化させて構成される壁面や床面、柱側面、梁側面、梁下面、あるいは天井面に先付けする埋め込みねじを設置するための技術であり、基本形態として、充填材(例えばコンクリートなど)50により構成される取付面に露出するベースプレート12と、このベースプレート12に接合され、充填材50に埋設される埋め込みナット14と、を有する。
ベースプレート12は、コンクリート等の充填材50を打設する際の型枠の一部を成すものであれば良く、例えば鋼板などの金属により構成されるものであれば良い。ベースプレート12の形態は特に限定されるものでは無く、例えば図1に示すようなL字状の断面を持つアングル材であっても良いし、図4に示すような平板状のものであっても良い。ベースプレート12には、コンクリート50を打設した際に、その固定状態を安定させるための抜け止め金具12bを備えるようにすると良い。なお、図1では、抜け止め金具12bを独立して設けるように示しているが、抜け止め金具12bは、図示しない躯体を構成する主筋や肋筋に絡めるように配置しても良い。また、ベースプレート12には、埋め込みナット14に形成されたねじ孔16にボルト40を誘導するための貫通孔12aが形成されている。貫通孔12aは、ナット14の取り付け形態によって、その大きさを定めれば良い。例えば、図1に示すように、充填材50を打設する側の側面にナット14を接合する場合、貫通孔12aは、取り付けを予定するボルト40におけるねじ部42の直径よりも大きく、ボルト40が螺合する埋め込みナット14の外形よりも小さなものとする。一方、図示しないが、貫通孔12aにナット14自体を埋め込む(収容する)場合には、貫通孔12aをナット14の外形よりも大きなものとする。
図1に示す形態の場合埋め込みナット14は、ベースプレート12における充填材50を打設する側の側面(以下、コンクリート打設側側面と称す)に接合される。埋め込みナット14の接合は、埋め込みナット14のねじ孔形成部を貫通孔12aに位置合わせした状態で成される。具体的には、埋め込みナット14の一方の開口端部をベースプレート12におけるコンクリート等の充填材打設側側面に当接させ、埋め込みナット14の周囲とベースプレート12とを溶接すれば良い。なお、ベースプレート12と埋め込みナット14との溶接は、その全周を行う必要は無く、脱落を防ぐ事ができる程度のスポット溶接とすれば良い。
本実施形態に係る埋め込みナット14には、図2に示すような、緩み止め機構20を備えるための凹部18が形成されている。緩み止め機構20は、埋め込みナット14に螺合したボルト40の緩み止めを図り、ボルト40、およびボルト40により支持、係合した取付物の脱落を防止する機能を発揮する役割を担う要素である。なお、図1、図4(B)に示す例では、ボルト40により支持される取付物として、取付の基礎となるベース44を示している。なお、図4において、図4(A)は、埋め込みねじの設置構造そのものの断面構造を示すものであり、図4(B)は、埋め込みねじの設置構造を利用してベース44をボルト40で固定した状態の断面構造を示す図である。
本実施形態における緩み止め機構20とは、例えば図2に断面、図3に平面構成を示すようなバネなどにより構成されるものであれば良く、その機能としては、ねじ孔16に螺合したボルト40のねじ部42に螺着し、ボルト40に付勢力を与えると共にボルト40に加えられる振動等を弾性的に緩和する役割を担うものである。図2、図3に示す緩み止め機構20は、埋め込みナット14に形成された凹部18の内側に当接して回り止めを成す第1バネ部22と、第1バネ部22に接続され、第1バネ部22の内周側に配置されてボルト40のねじ部42に螺着する第2バネ部24を有する構造とされている。
また、本実施形態に係る埋め込みねじの設置構造10では、埋め込みナット14の外周に養生手段26を備えている。養生手段26は、埋め込みナット14の他方の開口部(ベースプレート12に接合されていない側の開口部)に、少なくともボルト40のねじ部42が突出可能なスペースを確保する事のできる突出スペース28を形成するための要素である。本実施形態では、例えば図1に示すようなカバーを養生手段26としている。
また、図1に示す形態では、養生手段26は、突出スペース28以外にも、埋め込みナット14の側面に空間を形成するような大型のカバーを採用しているが、図4に示すような、埋め込みナット14の側面に空間を形成しない小型のカバーとしても良い。具体的には、埋め込みナット14の側面(外周)に嵌合するカバーである。このような構成のカバーであれば、埋め込みナット14における他方の開口部側に突出スペース28を確保することができると共に、カバーの固定を容易に行う事が可能となる。なお、カバーの材質、形態については、限定するものでは無いが、例えば図4に示すような嵌合型のカバーでは、可撓性を有する材質により構成することで、埋め込みナット14に対する嵌め込みを容易とすることができる。なお、養生手段26を図4に示すような小型のカバーとする場合、埋め込みナット14の外周とカバーの内周が密接する構造となるように構成すると良い。突出スペース28内への充填材50の侵入を防止するためである。
埋め込みナット14の他方の開口部に養生手段26を設ける事により、充填材50を打設した際、突出スペース28への充填材50の侵入を防ぐことができる。よって、ベースプレート12の一方の面(充填材50を打設しない側の側面)からボルト40を螺合した場合に、ボルト40のねじ部42を埋め込みナット14の他方の開口部側へ突出させることができる。このため、ボルト40のねじ部42は、埋め込みナット14のねじ孔16に十分に掛かることとなり、螺合を確実なものとすることができる。
また、埋め込みナット14には、緩み止め機構20が備えられているため、螺合したボルト40が振動等により緩むおそれがない。さらに、固着剤等の薬剤による固定を行わないため、増し締め等のメンテナンスを容易に行う事ができ、長期の耐久性も確保できる。ここで、緩み止め機構20を備えたナットのみを埋め込んだ場合、コンクリート等の充填材50が緩み止め機構20に付着して、その機能を十分に発揮することができなくなるおそれがある。本実施形態に係る埋め込みねじの設置構造10では、養生手段26により、突出スペース28に対するコンクリートなどの充填材類の侵入を防止、抑制しているため、緩み止め機構20の機能が損なわれるおそれが無く、高い緩み止め効果を発揮することができる。
[第2の実施形態:可撓部材]
次に、図5を参照して、本考案の埋め込みねじの設置構造に係る第2の実施形態について説明する。なお、図5において、図5(A)は、埋め込みねじの設置構造そのものの断面構造を示す図であり、図5(B)は、埋め込みねじの設置構造を利用してベースをボルトにより固定した状態の例を示す断面図である。
本形態においても、その基礎とする構成は、上述した第1の実施形態に係る埋め込みねじの設置構造10と同様である。すなわち、貫通孔12aを有するベースプレート12と、この貫通孔12aに対して位置合わせされ、一方の開口端部を接合されている埋め込みナット14を有するという構造を基礎としている。そして、埋め込みナット14には、図2、図3に示すような緩み止め機構20が備えられている点も同様である。よって、その機能を同一とする箇所には、図面に同一符号を附して、詳細な説明は省略することとする。
本実施形態に係る埋め込みねじの設置構造10Aと、第1の実施形態に係る埋め込みねじの設置構造10との相違点は、養生手段26aの構成にある。具体的には、第1の実施形態における養生手段26は、埋め込みナット14の側面、および他方の開口端部を覆うカバーであるとしていた。これに対し本実施形態に係る埋め込みねじの設置構造10Aでは、埋め込みナット14の他方の開口端部に直接、養生手段26aを接続する構成としている。ここで、本実施形態における養生手段26aは、スポンジや発泡ウレタン、発泡スチロール、柔軟な樹脂などの可撓部材により構成されるものとしている。可撓部材の種類は多岐に亙るが、材料選択の指標の1つとして、充填材50の含浸を抑制できる程度の止水性を備え、かつ打設される充填材50の重さ(圧力)により潰されない程度の耐圧性を備えたものであれば良い。なお、埋め込みナット14の他方の開口端部に対する養生手段26aの接続には、接着剤や両面テープなどを用いるようにすれば良い。
このような埋め込みねじの設置構造10Aの場合、図5(B)に示すように、ボルト40を埋め込みナット14に螺合させると、多孔性可撓部材により構成された養生手段26aに撓みが生じ、ボルト40のねじ部42を埋め込みナット14の他方の開口部側から突出させることが可能となる。つまり、本実施形態に係る埋め込みねじの設置構造10Aでは、突出スペース28は、養生手段26aの変形によって確保されることとなる。また、養生手段26aは、大型の可撓部材を適宜カットして使用することが可能となるため、カバーを用いる場合よりも安価に突出スペース28を確保することが可能となる。
その他の構成、作用、効果については、上述した第1の実施形態に係る埋め込みねじの設置構造10と同様である。
[第3の実施形態:ダブルナット]
次に、図6を参照して、本考案の埋め込みねじの設置構造に係る第3の実施形態について説明する。なお、図6において、図6(A)は、埋め込みねじの設置構造そのものの断面構造を示す図であり、図6(B)は、埋め込みねじの設置構造を利用してベースをボルトにより固定した状態の例を示す断面図である。
本実施形態においても、その基礎とする構成は、上述した第1の実施形態に係る埋め込みねじの設置構造10と同様である。すなわち、貫通孔12aを有するベースプレート12と、この貫通孔12aに対して位置合わせされ、一方の開口端部を接合されている埋め込みナット14を有するという構造を基礎としている。そして、埋め込みナット14には、図2、図3に示すような緩み止め機構20が備えられている点も同様である。よって、その機能を同一とする箇所には、図面に同一符号を附して、詳細な説明は省略することとする。
本実施形態に係る埋め込みねじの設置構造10Bと、第1の実施形態に係る埋め込みねじの設置構造10との相違点も、第2の実施形態に係る埋め込みねじの設置構造10Aと同様に、養生手段26bの構成にある。本実施形態では、突出スペース28を確保するための養生手段26bとして、ナット26b1と、このナット26b1の開口部を封止する封止部材26b2を採用している。
養生手段26bにナット26b1を利用する場合、図6(A)に示すように、埋め込みナット14にボルト40を螺合させた状態で、養生手段26bとしてのナット26b1を螺合させ、この状態で充填材50の打設を行うようにすると良い。このようにして養生手段26bとしてのナット26b1を配置、および固定すれば、埋め込みナット14のねじ溝と、養生手段26bとしてのナット26b1のねじ溝にズレが生じることがなく、ベース44等の取付物を固定するためのボルト40をスムーズに螺合させることが可能となる。
養生手段26bとしてのナット26b1の開口部を封止する封止部材26b2としては、その材質等を限定するものでは無い。例えば、ビニールテープなどの粘着性貼付材料であっても良いし、止水性を有する布や、板材を貼りつける形態としても良い。ナット26b1やビニールテープなどの封止部材26b2は、容易に入手可能な部材である。このため、本実施形態に係る埋め込みねじの設置構造10Bによれば、既存の部材を利用して突出スペース28を確保する事が可能となる。
埋め込みねじの設置構造10Bをこのような形態とした場合であっても、突出スペース28の確保、およびボルト40の緩み止めといった効果を得ることができる。よって、上述した第1の実施形態に係る埋め込みねじの設置構造10と同様な効果を奏することができる。なお、実際の使用時には、コンクリート等の充填材50を打設し、これが硬化した後、養生手段26bとしてのナット26b1の位置決めのために螺合させたボルト40を一旦抜き取り、ベース44等の固定を成す。よって、埋め込みナット14を構成する緩み止め機構20は、所定の力を加える事により、ボルト40との螺合を解く可逆的な作業が可能なナットである。
また、上記実施形態では、緩み止め機構20の一例として、螺旋状のスプリングにより構成される旨記載した。しかしながら、本発明に係る緩み止め機構20は、その機能を発揮する事が可能であれば、具体的な形態を問うものではない。例えば、ボルトのねじ溝に噛み合う突起部を有するバネプレート状のものであっても良い。また、本実施形態に係る埋め込みナット14は、工具を用いてナット自体を回転させる事はない。よって、埋め込みナット14の外形形状についても、六角形に限定するものではない。
10,10A,10B………埋め込みねじの設置構造、12………ベースプレート、12a………貫通孔、12b………抜け止め金具、14………埋め込みナット、16………ねじ孔、18………凹部、20………緩み止め機構、22………第1バネ部、24………第2バネ部、26,26a,26b………養生手段、26b1………ナット、26b2………封止部材、28………突出スペース、40………ボルト、42………ねじ部、44………ベース、50………充填材(コンクリート)。

Claims (4)

  1. 型枠の一部を構成するベースプレートと、
    ねじ孔形成部の一方の開口端部を前記ベースプレートに接合した埋め込みナットと、
    前記埋め込みナットの他方の開口端部に、少なくともボルト突出スペースを形成、確保可能な養生手段と、
    前記ベースプレートを露出させた状態で前記埋め込みナットの接合側側面に打設される充填材と、を有し、
    前記埋め込みナットには、緩み止め機構が備えられていることを特徴とする埋め込みねじの設置構造。
  2. 前記養生手段は、前記埋め込みナットの外周を覆うカバーであることを特徴とする請求項1に記載の埋め込みねじの設置構造。
  3. 前記養生手段は、前記埋め込みナットの他方の開口端部に接続された可撓部材であることを特徴とする請求項1に記載の埋め込みねじの設置構造。
  4. 前記養生手段は、前記埋め込みナットの他方の開口端部に接続されたナットと、前記ナットの開口端部を覆う封止部材であることを特徴とする請求項1に記載の埋め込みねじの設置構造。
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