JP3214996B2 - 液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

液晶表示装置の製造方法

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示装置の製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶表示装置1を図7〜図9に示
すと、図7はその平面図、図8および図9はそれぞれ図
5中に示すA領域の拡大平面図と拡大断面図である。
【0003】液晶表示装置1においては、上ガラス基板
2と下ガラス基板3との間に液晶を封入し、それぞれの
内面には表示電極を相互に直交するように配列して表示
領域4を成し、下ガラス基板3には、それぞれの端面が
対向するようにプリント基板等の配線基板5を並設する
とともに、ステンレス等から成る金属プレート6の上に
下ガラス基板3と配線基板5とを接着用樹脂7により固
定している。また、駆動IC8を配線基板5と下ガラス
基板3との上に配列し、表示電極4は下ガラス基板3の
非表示領域9に設けた出力側配線10と接続され、更に
配線基板5上にはボンデイングパッド11も形成されて
いる。そして、駆動IC8の端子は出力側配線のボンデ
イングパッド10およびボンデイングパッド11の各端
子とワイヤーボンデイング12でもって接続されてい
る。また、13はIC搭載用もしくはIC端子へのワイ
ヤーボンデイング用の座標認識用マーカーである。
【0004】
【従来技術の問題点】しかしながら、上記構成の液晶表
示装置1においては、駆動IC8を接着剤を介して配線
基板5上に固定しているので、各電極と駆動IC搭載部
位が近接し、各電極に対してその接着剤の飛び散りや滲
み出しが生じて、汚染し、その後のワイヤーボンデイン
グにおける密着性が劣化するという問題点があった。
【0005】また、ワイヤーボンデイング12のワイヤ
ーが駆動用IC8のエッジに接触し、これにより、駆動
電流が駆動用IC8へリークし、そのワイヤーに対応す
る表示部分が他に比べて暗くなるという問題点もあっ
た。
【0006】したがって本発明の目的はワイヤーボンデ
イングの密着性を高めた液晶表示装置の製造方法を提供
することにある。
【0007】また、本発明の他の目的はワイヤーボンデ
イング用のワイヤーが駆動用ICのエッジに接触しない
ようにして、表示品質を高めた液晶表示装置の製造方法
を提供することにある。
【0008】
【問題点を解決するための手段】本発明の液晶表示装置
の製造方法は、液晶を介して貼り合わされた表示領域を
有する一対のガラス基板のうちの一方のガラス基板と、
該一方のガラス基板に比べて基板厚みを厚くした配線基
板とを、両者の端面同士が対向するように並設するとと
もに、上記一方のガラス基板と配線基板とを金属プレー
ト上に配設した液晶表示装置であって、上記一方のガラ
ス基板の非表示領域上に接着樹脂から成る接着層でもっ
て駆動ICを固定し、次いで該駆動ICの端子と配線基
板上の端子とをワイヤーボンデイングする工程を経るこ
とを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明においては、一方のガラス基板と、一方
のガラス基板に比べて基板厚みを厚くした配線基板と
を、両者の端面同士が対向するように並設し、一方のガ
ラス基板の非表示領域上に駆動ICを配した構成の液晶
表示装置であって、駆動IC搭載用基板を、それと並設
する基板に比べて薄い厚みに設定している。したがっ
て、駆動ICの端子と、その並設基板の端子との高低差
が小さくなるので、ワイヤーボンデイングを行うに当た
って、ワイヤーが駆動用ICのエッジに接触しなくな
り、これによって駆動電流が駆動用ICへリークしなく
なって、ムラのない優れた表示ができる。
【0010】更に、ワイヤーボンデイングをする両基板
間に段差があるので、駆動ICを接着剤を介して基板上
に固定して、その接着剤の飛び散りや滲み出しが生じて
も上記段差でもって遮られ、端子が汚染されなくなり、
その結果、ワイヤーボンデイングにおける密着性が向上
する。その上、この端子の汚染問題が解決できるので、
ワイヤーボンデイングの両端子間の間隔を短くすること
ができ、これにより、液晶表示装置の非表示領域を小さ
くすることができ、その結果、小型化にできる。
【0011】
【実施例】以下、各発明の実施例を詳述する。 (例1) 本発明の液晶表示装置14を図1〜図3に示すと、図1
はその平面図、図2は図1中に示すB領域の拡大平面図
であり、図3は液晶表示装置14の要部断面図である。
なお、従来の液晶表示装置1と同一部材には同一符号を
付す。
【0012】液晶表示装置14においては、コモン側の
ガラス基板である上ガラス基板2とセグメント側のガラ
ス基板である下ガラス基板3との間に封止剤(図示せ
ず)によって液晶(図示せず)を封入し、上下ガラス基
板2、3のそれぞれの内面には表示電極を相互に直交す
るように配列して表示領域4を成している。下ガラス基
板3には、端面が対向するようにプリント基板等の配線
基板5a、5bを並設するとともに、ステンレス(SU
S)等から成る金属プレート6の上に下ガラス基板3と
配線基板5aとをテープ(たとえば日東電工(株)製N
o.3161−F〔黒色片面テープ〕とNo.5915
〔両面テープ〕)でもって貼り付け固定し、黒色接着樹
脂層7を介在させて固定する。
【0013】上記配線基板5a、5bは、たとえば基板
内部に1種もしくは2種以上の配線層が形成できる多層
配線構造および/または両主面上に配線層を形成した構
造であって、駆動IC8a、8bの駆動に必要な電源や
信号線を擁したバスライン群を配線している。更に必要
に応じて電源、ロジック等の各系を層別に配線したり、
あるいは外部から供給される各種電源や信号の処理回路
を搭載してもよい。
【0014】そして、図1に示すように走査用駆動IC
8a(たとえば厚み0.4mm)を下ガラス基板3上に
配列し、信号用駆動IC8bを配線基板5b上の配列し
ている。各駆動IC8a、8bはガラス基板上にエポキ
シ・シリコンの接着樹脂から成る接着層15でもって固
定している。この接着層15の厚みはたとえば0.01
5mmである。
【0015】上記走査用駆動IC8aについては、図3
に示すように下ガラス基板3の厚みに比べて配線基板5
aの厚みを厚くしている。たとえば、下ガラス基板3の
厚みが0.7mmであれば、配線基板5aの厚みは1.
1mmである。
【0016】また、表示電極4は下ガラス基板3の非表
示領域9に設けた出力側配線10と接続し、更に配線基
板5a上には入力側配線11も形成した。走査用駆動I
C8aの端子は出力側配線10および入力側配線11の
各端子とをAu線でもってワイヤーボンデイング12に
より接続されている。
【0017】かくして上記液晶表示装置14によれば、
走査用駆動IC8aの端子と、入力側配線11の端子と
の高低差が小さくなるので、ワイヤーボンデイング12
を行うに当たって、ワイヤーが走査用駆動用IC8aの
エッジに接触しなくなり、これによって駆動電流が走査
用駆動用IC8aへリークしなくなって、ムラのない優
れた表示ができる。
【0018】更に上記液晶表示装置14によれば、下ガ
ラス基板3と配線基板5aとの間に段差があるので、走
査用駆動IC8aを接着層15を介して下ガラス基板3
に固定して、その接着剤の飛び散りや滲み出しが生じて
も上記段差でもって遮られ、入力側配線11の端子が汚
染されなくなり、その結果、ワイヤーボンデイング12
における密着性が向上する。その上、入力側配線11の
端子が汚染されないので、ワイヤーボンデイングの両端
子間の間隔を短くすることができ、これにより、液晶表
示装置14の非表示領域9を小さくすることができ、そ
の結果、小型化にできる。
【0019】(例2) 参考例としての液晶表示装置16を図4〜図6に示す
と、図4はその平面図、図5は図1中に示すC領域の拡
大平面図であり、図3は液晶表示装置16の要部断面図
である。なお、従来の液晶表示装置1および本発明の液
晶表示装置14と同一部材には同一符号を付す。
【0020】液晶表示装置16においても下ガラス基板
3には、端面が対向するように配線基板5a、5bを並
設するとともに、金属プレート6の上に下ガラス基板3
と配線基板5bとを黒色接着樹脂層7を介在させて固定
する。そして、図4に示すように走査用駆動IC8aを
下ガラス基板3上に配列し、信号用駆動IC8b(たと
えば厚み0.4mm)を配線基板5b上の配列してい
る。各駆動IC8a、8bはガラス基板上にシリコン・
エポキシの接着樹脂から成る接着層15でもって固定し
ている。この接着層15の厚みはたとえば0.015m
mである。
【0021】上記信号用駆動IC8bについては、図6
に示すように配線基板5bの厚みに比べて下ガラス基板
3の厚みを厚くしている。たとえば、下ガラス基板3の
厚みが1.1mmであれば、配線基板5bの厚みは0.
7mmである。
【0022】また、表示電極4は下ガラス基板3の非表
示領域9に設けた出力側配線10と接続し、更に配線基
板5b上には入力側配線11も形成した。信号用駆動I
C8bの端子は出力側配線10および入力側配線11の
各端子とをAu線でもってワイヤーボンデイング12に
より接続されている。
【0023】かくして上記液晶表示装置16において
も、信号用駆動IC8bの端子と、出力側配線10の端
子との高低差が小さくなるので、ワイヤーボンデイング
12を行うに当たって、ワイヤーが信号用駆動IC8b
のエッジに接触しなくなり、これによって駆動電流が信
号用駆動IC8bへリークしなくなって、ムラのない優
れた表示ができる。
【0024】更に上記液晶表示装置16によれば、下ガ
ラス基板3と配線基板5bとの間に段差があるので、信
号用駆動IC8bを接着層15を介して配線基板5bに
固定して、その接着剤の飛び散りや滲み出しが生じて
も、上記段差でもって遮られ、出力側配線10の端子が
汚染されなくなり、その結果、ワイヤーボンデイング1
2における密着性が向上する。その上、出力側配線10
の端子が汚染されないので、ワイヤーボンデイングの両
端子間の間隔を短くすることができ、これにより、液晶
表示装置16の非表示領域9を小さくすることができ、
その結果、小型化にできる。
【0025】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の
変更や改良等は何ら差し支えない。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、駆動I
C搭載用基板を、それと並設する基板に比べて薄い厚み
に設定し、駆動ICの端子と、その並設基板の端子との
高低差を小さくしているので、ワイヤーボンデイングを
行うに当たって、ワイヤーが駆動用ICのエッジに接触
しなくなり、これによって駆動電流が駆動用ICへリー
クしなくなって、ムラのない優れた表示ができ、その
上、ワイヤーボンデイングをする両基板間に段差がある
ので、駆動ICを接着剤を介して基板上に固定して、そ
の接着剤の飛び散りや滲み出しが生じても上記段差でも
って遮られて、端子が汚染されなくなり、これによって
ワイヤーボンデイングにおける密着性が向上し、その結
果、小型化にして高品質かつ高信頼性の液晶表示装置が
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の液晶表示装置の平面図である。
【図2】実施例の液晶表示装置の要部拡大図である。
【図3】実施例の液晶表示装置の要部拡大断面図であ
る。
【図4】参考例の液晶表示装置の平面図である。
【図5】参考例の液晶表示装置の要部拡大図である。
【図6】参考例の液晶表示装置の要部拡大断面図であ
る。
【図7】従来の液晶表示装置の平面図である。
【図8】従来の液晶表示装置の要部拡大図である。
【図9】従来の液晶表示装置の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
2 上ガラス基板 3 下ガラス基板 4 表示領域 5a、5b 配線基板 6 金属プレート 8a、8b 駆動IC 15 接着層 9 非表示領域 10 出力側配線 11 入力側配線 12 ワイヤーボンデイング

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶を介して貼り合わされた表示領域を有
    する一対のガラス基板のうちの一方のガラス基板と、該
    一方のガラス基板に比べて基板厚みを厚くした配線基板
    とを、両者の端面同士が対向するように並設するととも
    に、上記一方のガラス基板と配線基板とを金属プレート
    上に配設した液晶表示装置であって、上記一方のガラス
    基板の非表示領域上に接着樹脂から成る接着層でもって
    駆動ICを固定し、次いで該駆動ICの端子と配線基板
    上の端子とをワイヤーボンデイングする工程を経ること
    を特徴とする液晶表示装置の製造方法
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