JP3214533B2 - 無線データ通信方法 - Google Patents

無線データ通信方法

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JP3214533B2
JP3214533B2 JP17231394A JP17231394A JP3214533B2 JP 3214533 B2 JP3214533 B2 JP 3214533B2 JP 17231394 A JP17231394 A JP 17231394A JP 17231394 A JP17231394 A JP 17231394A JP 3214533 B2 JP3214533 B2 JP 3214533B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばコンピュータ端
末装置などの間における無線データ通信方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、LAN(Local Area Network)など
に代表されるように、コンピュータ端末装置などの間に
おいて、情報のやりとりをするためのネットワーク通信
技術が急速に発展しつつある。しかも、パーソナル化の
進展に伴う携帯型端末装置の浸透がとりざたされるよう
な状況から、多数の移動する端末装置における無線デー
タ通信方法が求められている。
【0003】従来の無線データ通信手順としては、CS
MA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision
Avoidance) 方式或いは集中制御方式がよく用いられて
きた。図20乃至図22にCSMA/CA方式の一例を
示す。
【0004】CSMA/CA方式は、伝送路が一つしか
ない場合、例えば図20に示すように各端末装置から空
間全体にパケットデータが送信されるような状況では有
益な方式である。即ち、例えば端末装置α1から端末装
置α2へデータが送信される場合にも、空間全体に電磁
波α3が放射されるため、伝送路としては一つである通
信において有益である。
【0005】この際、図21及び図22に示すような手
順で通信が行なわれる。送信側では、図21のフローチ
ャートに示すように、送信要求があれば(SA1)、伝
送路の空き状況を調べ(SA2)、伝送路が使用中であ
れば再送モードに入る。伝送路が空いていれば、一定時
間ランダムパルスを全空間に送信して衝突が起こらない
ことを確認した後、パケットデータを送信する(SA
3,SA4,SA5)。もし、ランダムパルス送信中に
衝突が起こった場合には、送信を中止し(SA6)、再
送モードに入る(SA7)。
【0006】受信側では、図22のフローチャートに示
すように、パケットデータを受信し(SB1)、この受
け取ったパケットデータが自端末装置(自ノード)宛で
あるか否かを判定し(SB2)、自端末装置宛であると
きは正常受信終了であるか否かを判定して(SB3)、
受信したパケットデータを自端末装置に取り込む(SB
4)。また、受け取ったパケットデータが他端末装置宛
であるときは破棄する(SB5)。
【0007】この通信手順はきわめて簡単であり、また
ネットワーク内の端末装置での出入りに関してもフレキ
シブルに対応できるため、携帯型端末装置などへの適用
に有利である。
【0008】図23に、集中制御方式の一例を示す。集
中制御方式は、例えば図23に示すように、各ターミナ
ル端末装置β2、β3、β4、β5とサテライト端末装
置β1の間のみにパケットデータが送受信される方式で
ある。
【0009】基本的には時分割処理により通信が行なわ
れ、例えば、ターミナル端末装置β2からターミナル端
末装置β3へのパケットデータ送信は、一旦ターミナル
端末装置β2から送信されたパケットデータをサテライ
ト端末装置β1で受信し、次にサテライト端末装置β1
から中継送信されたパケットデータをターミナル端末装
置β3が受信する形で行なわれる。
【0010】この通信方式は、図20乃至図22に示し
たCSMA/CA通信方式に比べて衝突が起こらないた
め、通信量が増大した場合にも再送によるスループット
の増減が抑制できる利点を有している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た前者のCSMA/CA通信方式においては、基本的に
全空間で一本の伝送路の場合を想定しているため、空間
内に伝送路が限られており、これら複数のローカルな無
線通信可能なグループをまたがるような通信には適用で
きない欠点を有していた。
【0012】また、後者の集中制御方式は時分割方式で
あるため、ターミナル端末装置の数が増加すると利用効
率が低くなる欠点を有していた。さらに、サテライト端
末装置β1の障害は全ての通信をストップさせる危険を
有しており、またターミナル端末装置のネットワークへ
の出入りが複雑な手続きを用するため、ターミナル端末
装置の頻繁な出入りは困難である欠点を有していた。
【0013】このように従来の無線通信方式では、頻繁
に移動する端末装置間でデータ通信を行なったり、複数
のローカルなグループ間でも適用可能な通信手段として
は、多くの欠点を有していた。
【0014】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、コン
ピュータ端末装置などの間における電磁波を搬送波とし
て用いた無線データ通信方法において、頻繁に移動する
端末装置間の通信にも適用可能な無線データ通信方法を
提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、請求項1では、搬送波として直進性が高
くミリ波より高い周波数を有する電磁波を用い、パケッ
トデータの送信方向を変化できると共に、パケットデー
タ受信方向を識別でき、かつパケットデータ伝搬中であ
る方向を識別できる無線データ通信方法において、自端
末装置からパケットデータを送信する際、中継端末装置
を必要としない送信先端末装置へデータ送信する場合に
は、パケットデータ伝搬中である方向を除いて送信先端
末装置の方向に送信元端末装置と送信先端末装置のそれ
ぞれの認識番号を含んだパケットデータを送信し、その
後に送信先端末装置からの受信確認信号が一定時間以内
に自端末装置で受信されない場合には再送信を行ない、
これらパケットデータ送信と受信確認信号の一定時間以
内の未受信が一定回数以上繰り返された場合には中継要
求を含むパケットデータの再送信を行ない、中継要求を
含むパケットデータを送信する際、中継端末装置が分か
っている送信先端末装置へのデータ送信の場合には、パ
ケットデータ伝搬中である方向を除いて中継端末装置の
方向に送信元端末装置と送信先端末装置と中継端末装置
のそれぞれの認識番号を含んだパケットデータを送信
し、その後に中継端末装置からの受信確認信号が一定時
間以内に自端末装置で受信されない場合には再送信を行
ない、これらパケットデータ送信と受信確認信号の一定
時間以内の未受信が一定回数以上繰り返された場合には
中継要求を含むパケットデータの再送信を行ない、中継
端末装置が不明な送信先端末装置へのデータ送信の場合
には、パケットデータ伝搬中である方向を除いた方向に
送信元端末装置と送信先端末装置のそれぞれの認識番号
と中継要求を含んだパケットデータを送信し、その後一
定時間までに任意の端末装置からの受信確認信号が受信
できない場合には再送の手続きを行ない、自端末装置が
パケットデータを送信中又は自端末装置宛のパケットデ
ータを受信中若しくは他端末装置宛のパケットデータを
中継中である場合には他のパケットデータは受信せず、
自端末装置が通信処理を行っていないときに他端末装置
宛のパケットデータを受信した場合、パケットデータ中
に自端末装置を中継端末装置とする認識番号が含まれる
ときは、該パケットデータを受信した方向及びパケット
データ伝搬中である方向を除き、次の中継端末装置又は
送信先端末装置の位置する方向にパケットデータを中継
送信し、その後に該パケットデータに対応する受信確認
信号を受信した場合には、前記パケットデータを受信し
た方向に受信確認信号を送信し、パケットデータ中に中
継要求を含む場合には、該パケットデータを受信した方
向及びパケットデータ伝搬中である方向を除いた方向に
該パケットデータを中継送信し、その後に該パケットデ
ータに対応する受信確認信号を受信した場合には、該受
信確認信号に自端末装置の認識番号を中継端末装置とし
て加えて前記パケットデータを受信した方向に受信確認
信号を送信し、パケットデータ中に自端末装置を中継端
末装置とする認識番号も中継要求も含まれない場合には
該パケットデータを破棄し、その後に該パケットデータ
に対応する受信確認信号を受信してもこれを破棄し、中
継の再送待機中に中継対象となるパケットデータに対応
する受信確認信号を受信した場合には、中継対象のパケ
ットデータと前記受信した受信確認信号を破棄し、自端
末装置宛のパケットデータを受信した場合には、該パケ
ットデータを受信した方向に受信確認信号を送信し、前
記受信したパケットデータを取り込む無線データ通信方
法を提案する。
【0016】また、請求項2では、搬送波として電磁波
を用いる無線データ通信方法において、自端末装置から
パケットデータを送信する際、中継端末装置を必要とし
ない送信先端末装置へデータ送信する場合には、送信元
端末装置と送信先端末装置のそれぞれの認識番号を含ん
だパケットデータを送信し、その後に送信先端末装置か
らの受信確認信号が一定時間以内に自端末装置で受信さ
れない場合には再送信を行ない、これらパケットデータ
送信と受信確認信号の一定時間以内の未受信が一定回数
以上繰り返された場合には中継要求を含むパケットデー
タの再送信を行ない、中継要求を含むパケットデータを
送信する際、中継端末装置が分かっている送信先端末装
置の場合には、送信元端末装置と送信先端末装置と中継
端末装置のそれぞれの認識番号を含んだパケットデータ
を送信し、その後に中継端末装置からの受信確認信号が
一定時間以内に自端末装置で受信されない場合には再送
信を行ない、これらパケットデータ送信と受信確認信号
の一定時間以内の未受信が一定回数以上繰り返された場
合には中継要求を含むパケットデータの再送信を行な
い、中継端末装置が不明の送信先端末装置へのデータ送
信の場合には、送信元端末装置と送信先端末装置のそれ
ぞれの認識番号を含んだパケットデータを送信し、その
後一定時間までに任意の端末装置からの受信確認信号が
受信できない場合には再送信を行ない、このパケットデ
ータ送信と受信確認信号の未受信が一定回数繰り返され
た場合には、送信元端末装置と送信先端末装置のそれぞ
れの認識番号と中継要求を含んだパケットデータを送信
し、自端末装置がパケットデータを送信中又は自端末装
置宛のパケットデータを受信中若しくは他端末装置宛の
パケットデータを中継中である場合には他のパケットデ
ータは受信せず、自端末装置が通信処理を行っていない
ときに他端末装置宛のパケットデータを受信した場合、
パケットデータ内に自端末装置を中継端末装置とする認
識番号が含まれていたときには該パケットデータを中継
送信し、その後に該パケットデータに対応する受信確認
信号を受信した場合には該受信確認信号を中継送信し、
前記受信したパケットデータ内に中継要求が含まれてい
た場合には、前記パケットデータを中継送信し、その後
に該パケットデータに対応する受信確認信号を受信した
場合には自端末装置の認識番号を中継端末装置として加
えた受信確認信号を中継送信し、前記受信したパケット
データ内に自端末装置を中継端末装置とする認識番号が
含まれずかつ中継要求が含まれない場合には、前記受信
したパケットデータを破棄し、その後に前記パケットデ
ータに対応する受信確認信号を受信した場合にはこれを
破棄し、中継の再送待機中に中継対象となるパケットデ
ータに対応する受信確認信号を受信した場合には、中継
対象のパケットデータと前記受信した受信確認信号を破
棄し、自端末装置宛のパケットデータを受信した場合に
は、自端末装置の認識番号を加えた受信確認信号を送信
し、該受信したパケットデータを取り込む無線データ通
信方法を提案する。
【0017】また、請求項3では、請求項1又は2記載
の無線データ通信方法において、送信元端末装置から中
継要求を含むパケットデータを送信するのは、送信先端
末装置への中継端末装置を探すことを目的とする探索モ
ードにおいて行なう無線データ通信方法を提案する。
【0018】また、請求項4では、請求項1、2又は3
記載の無線データ通信方法において、中継要求を含むパ
ケットデータを中継送信するのは、受信電磁波が一定強
度以下の場合において行なう無線データ通信方法を提案
する。
【0019】また、請求項5では、請求項1、2又は3
記載の無線データ通信方法において、中継に用いる端末
装置と、これ以外の端末装置とを分離して用いる無線デ
ータ通信方法を提案する。
【0020】また、請求項6では、請求項1、2又は3
記載の無線データ通信方法において、中継に用いる伝送
路と、これ以外のデータ伝搬に用いる伝送路とを分離し
て用いる無線データ通信方法を提案する。
【0021】さらに、請求項7では、請求項1、2又は
3記載の無線データ通信方法において、搬送波としての
電磁波の伝搬に、拡散伝搬又は直接伝搬若しくはこれら
を組合わせて用いる無線データ通信方法を提案する。
【0022】
【作用】本発明の請求項1によれば、自端末装置からパ
ケットデータの送信を行う際、中継端末装置を必要とし
ない送信先端末装置へデータ送信する場合には、パケッ
トデータ伝搬中である方向を除いて送信先端末装置の位
置する方向に対して、送信元端末装置と送信先端末装置
のそれぞれの認識番号を含んだパケットデータが送信さ
れる。この後、送信先端末装置からの受信確認信号が一
定時間以内に受信されない場合には前記パケットデータ
の再送信が行なわれ、これらパケットデータの送信と受
信確認信号の一定時間以内の未受信が一定回数以上繰り
返された場合には、中継要求を含むパケットデータの送
信が行なわれる。
【0023】中継要求を含むパケットデータの送信を行
う際、中継端末装置が分かっている送信先端末装置への
データ送信の場合には、パケットデータ伝搬中である方
向を除いて中継端末装置の位置する方向に送信元端末装
置と送信先端末装置と中継端末装置のそれぞれの認識番
号を含んだパケットデータが送信される。この後、中継
端末装置からの受信確認信号が一定時間以内に自端末装
置で受信されない場合には前記パケットデータの再送信
が行なわれ、これらパケットデータの送信と受信確認信
号の一定時間以内の未受信が一定回数以上繰り返された
場合には任意の端末装置に対する中継要求を含むパケッ
トデータの送信が行なわれる。
【0024】また、中継端末装置が不明な送信先端末装
置へのデータ送信を行う場合には、パケットデータ伝搬
中である方向を除いた方向に送信元端末装置と送信先端
末装置のそれぞれの認識番号と任意の端末装置に対する
中継要求を含んだパケットデータが送信される。この
後、一定時間までに任意の端末装置からの受信確認信号
が受信できない場合には前記パケットデータの再送の手
続きが行なわれる。
【0025】また、自端末装置がパケットデータを送信
中又は自端末装置宛のパケットデータを受信中若しくは
他端末装置宛のパケットデータを中継中である場合には
他のパケットデータの受信は行われない。
【0026】さらに、自端末装置が通信処理を行ってい
ないときに他端末装置宛のパケットデータを受信した場
合、該パケットデータ中に自端末装置を中継端末装置と
する認識番号が含まれるときは、該パケットデータを受
信した方向及びパケットデータ伝搬中である方向を除
き、次の中継端末装置又は送信先端末装置の位置する方
向にパケットデータの中継送信が行われる。この後、該
パケットデータに対応する受信確認信号を受信した場合
には、前記パケットデータを受信した方向に受信確認信
号が送信される。
【0027】また、前記受信した他端末装置宛のパケッ
トデータ中に任意の端末装置に対する中継要求が含まて
いる場合には、該パケットデータを受信した方向及びパ
ケットデータ伝搬中である方向を除いた方向に該パケッ
トデータの中継送信が行われる。この後、該パケットデ
ータに対応する受信確認信号を受信した場合には、該受
信確認信号に対して自端末装置の認識番号が中継端末装
置として加えられ、該受信確認信号が前記パケットデー
タを受信した方向に送信される。
【0028】また、前記受信した他端末装置宛のパケッ
トデータ中に自端末装置を中継端末装置とする認識番号
も任意の端末装置に対する中継要求も含まれない場合に
は、該パケットデータは破棄され、この後に該パケット
データに対応する受信確認信号を受信してもこれは破棄
される。
【0029】一方、パケットデータ中継の再送待機中に
中継対象となるパケットデータに対応する受信確認信号
を受信した場合には、中継対象のパケットデータと前記
受信した受信確認信号は破棄される。また、自端末装置
宛のパケットデータを受信した場合には、該パケットデ
ータを受信した方向に受信確認信号が送信され、前記受
信したパケットデータが取り込まれる。
【0030】また、請求項2によれば、自端末装置から
パケットデータの送信を行う際、中継端末装置を必要と
しない送信先端末装置へデータ送信する場合には、送信
元端末装置と送信先端末装置のそれぞれの認識番号を含
んだパケットデータが送信される。この後、送信先端末
装置からの受信確認信号が一定時間以内に自端末装置で
受信されない場合には前記パケットデータの再送信が行
なわれ、これらパケットデータ送信と受信確認信号の一
定時間以内の未受信が一定回数以上繰り返された場合に
は中継要求を含むパケットデータの送信が行なわれる。
【0031】中継要求を含むパケットデータの送信を行
う際、中継端末装置が分かっている送信先端末装置の場
合には、送信元端末装置と送信先端末装置と中継端末装
置のそれぞれの認識番号を含んだパケットデータが送信
される。この後、中継端末装置からの受信確認信号が一
定時間以内に自端末装置で受信されない場合には前記パ
ケットデータの再送信が行なわれ、これらパケットデー
タ送信と受信確認信号の一定時間以内の未受信が一定回
数以上繰り返された場合には任意の端末装置に対する中
継要求を含むパケットデータの送信が行なわれる。
【0032】また、中継端末装置が不明の送信先端末装
置へのデータ送信の場合には、送信元端末装置と送信先
端末装置のそれぞれの認識番号を含んだパケットデータ
が送信される。この後、一定時間までに任意の端末装置
からの受信確認信号が受信できない場合には前記パケッ
トデータの再送信が行なわれ、このパケットデータ送信
と受信確認信号の未受信が一定回数繰り返された場合に
は、送信元端末装置と送信先端末装置のそれぞれの認識
番号と任意の端末装置に対する中継要求を含んだパケッ
トデータが送信される。
【0033】また、自端末装置がパケットデータを送信
中又は自端末装置宛のパケットデータを受信中若しくは
他端末装置宛のパケットデータを中継中である場合には
他のパケットデータの受信は行われない。
【0034】さらに、自端末装置が通信処理を行ってい
ないときに他端末装置宛のパケットデータを受信した場
合、該パケットデータ内に自端末装置を中継端末装置と
する認識番号が含まれていたときには、該パケットデー
タの中継送信が行われる。この後、該パケットデータに
対応する受信確認信号を受信した場合には該受信確認信
号の中継送信が行われる。
【0035】また、前記受信したパケットデータ内に任
意の端末装置に対する中継要求が含まれていた場合に
は、前記パケットデータの中継送信が行われる。この
後、該パケットデータに対応する受信確認信号を受信し
た場合には、該受信確認信号に対して自端末装置の認識
番号を中継端末装置として加えられ、該受信確認信号が
中継送信される。
【0036】また、前記受信したパケットデータ内に自
端末装置を中継端末装置とする認識番号が含まれずかつ
任意の端末装置に対する中継要求も含まれていない場合
には、前記受信したパケットデータが破棄され、この後
に該パケットデータに対応する受信確認信号を受信して
もこれが破棄される。
【0037】一方、パケットデータ中継の再送待機中に
中継対象となるパケットデータに対応する受信確認信号
を受信した場合には、中継対象のパケットデータと前記
受信した受信確認信号が破棄される。また、自端末装置
宛のパケットデータを受信した場合には、自端末装置の
認識番号を加えた受信確認信号が送信され、該受信した
パケットデータが取り込まれる。
【0038】また、請求項3によれば、送信元端末装置
から中継要求を含むパケットデータを送信するのは、送
信先端末装置への中継端末装置を探すことを目的とする
探索モードにおいて行なわれる。これにより、前記探索
モードにおいて送信させるパケットデータのデータ長は
中継端末装置の探索に必要な最小限のものとすることが
できる。
【0039】また、請求項4によれば、中継要求を含む
パケットデータを中継送信するのは、受信電磁波が一定
強度以下の場合において行なわれる。
【0040】また、請求項5によれば、中継に用いる端
末装置と、これ以外の端末装置とが分離して用いられ
る。
【0041】また、請求項6によれば、中継に用いる伝
送路と、これ以外のデータ伝搬に用いる伝送路とが分離
して用いられる。
【0042】さらに、請求項7によれば、搬送波として
の電磁波の伝搬に、拡散伝搬又は直接伝搬若しくはこれ
らが組合わされて用いられる。
【0043】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明による無線デー
タ通信方法の一実施例を説明する。以下に示す実施例で
は、通信を行なう搬送波としての直進性が高くミリ波よ
り高い周波数を有する電磁波として、赤外線を用いた例
を挙げて説明を行なうが、これがミリ波などの直進性の
高い電磁波を用いる場合であっても同様の効果が得られ
ることは明らかである。
【0044】図1乃至図5は、本発明の第1の実施例を
示す図で、本発明の請求項1に対応する無線データ通信
方法の実施例を示す図である。図1は送信ノードにおけ
る通信手順の一例を示すフローチャートであり、図2は
受信/中継ノードにおける通信手順の一例を示すフロー
チャートである。これは、本発明の請求項1に相当する
通信手順の一例を示す実施例であり、他にも多くの組合
わせがあることは明らかである。
【0045】(1) 送信ノード 全ての伝送路からパケットデータを受信していないノー
ド(アイドル状態)で、送信要求のあるノードは(SC
1)、パケットデータの送信を行なう。但し、送信ノー
ドが、その送信先に対する中継端末装置の必要性の有無
と、必要な時には中継端末装置の認識番号とその方向な
どを記憶している場合と、それらを送信ノードが記憶し
ていない場合によって、以下のようにそれぞれ異なる送
信を行なう。
【0046】[中継端末装置が不必要な場合]中継端末
装置を必要としない場合(SC2,SC3)には、パケ
ットデータ伝搬中である方向を除いて送信先の方向に送
信元と送信先の認識番号を含んだパケットデータを作成
し(SC4)、伝送路が空いているか否かを判定した後
(SC5)、作成したパケットデータを送信先に対して
送信する(SC6)。この後に送信先からの受信確認信
号が一定時間以内に受信されたか否かを判定し(SC
7,SC8)、受信確認信号が受信されない場合には再
送のアルゴリズムを実行して(SC9)、パケットデー
タの再送信を行なう。この際、これらパケットデータの
送信と受信確認信号の一定時間以内の未受信が一定回数
Nに満たないときは中継端末装置が不明であるか否かを
判定し(SC10,SC11)、中継端末装置が不明の
場合には送信先無しとして(SC12)、前記SC1の
処理に移行し、中継端末装置を認識しているときは中継
端末装置不明に設定して(SC13)、前記SC1の処
理に移行する。
【0047】また、これらパケットデータの送信と受信
確認信号の一定時間以内の未受信が一定回数N以上繰り
返された場合には、前記SC1の処理に移行して中継要
求を含むパケットデータの送信を行なう。
【0048】[中継端末装置を記憶している場合]中継
端末装置を記憶している場合(SC2,SC3)には、
パケットデータ伝搬中である方向を除いて中継端末装置
の方向に送信元と送信先と中継端末装置の認識番号を含
んだパケットデータを作成し(SC14)、伝送路が空
いているか否かを判定した後(SC5)、作成したパケ
ットデータを中継端末装置に送信する(SC6)。この
後に中継端末装置からの受信確認信号が一定時間以内に
受信されたか否かを判定し(SC7,SC8)、受信確
認信号が受信されない場合には再送のアルゴリズムを実
行して(SC9)、パケットデータの再送信を行なう。
【0049】この際、これらパケットデータの送信と受
信確認信号の一定時間以内の未受信が一定回数Nに満た
ないときは中継端末装置が不明であるか否かを判定し
(SC10,SC11)、中継端末装置が不明の場合に
は送信先無しとして(SC12)、前記SC1の処理に
移行し、中継端末装置を認識しているときは中継端末装
置不明に設定して(SC13)、前記SC1の処理に移
行する。
【0050】また、これらパケットデータの送信と受信
確認信号の一定時間以内の未受信が一定回数N以上繰り
返された場合には前記SC1の処理に移行して中継要求
を含むパケットデータの再送信を行なう。
【0051】[中継端末装置を記憶していない場合]中
継端末装置を記憶していない場合(中継端末が不明な場
合)(SC2)には、送信元と送信先の認識番号と中継
要求を含んだパケットデータを作成し(SC15)、送
信方向の選択を行い(SC16)、全方向選択済みであ
るか否か、即ち全方向に対してパケットデータの送信を
行ったか否かを判定する(SC17)。この判定の結
果、全方向選択済みのときは前記SC7の処理に移行
し、全方向選択済みでないときは、未送信方向の伝送路
は空いているか否かを判定して(SC18)、空いてい
る伝送路を用いてパケットデータの送信を行う(SC1
9)。これにより、パケットデータ伝搬中である方向を
除き、他のできるだけ多くの方向に送信元と送信先の認
識番号と中継要求を含んだパケットデータを送信し、そ
の後一定時間までに受信確認信号が来ない場合には再送
の手続きを行なう。
【0052】(2) 受信/中継ノード すでに送信、受信、中継動作をしていると、その動作中
はパケットデータを受信しても無視する。アイドル状態
のノードは、自端末装置宛のパケットデータを受信する
と(SD1)、正常に受信が終了したか否かを判定し
(SD2)、正常に受信できなかったときは、受信した
パケットデータを破棄して(SD3)、前記SD1の処
理に移行しする。また、正常に受信が終了したときは、
自端末装置宛のデータであるか否かを判定し(SD
4)、自端末装置宛のデータのときは、パケットデータ
を受信した方向に受信確認信号を送信すると共に、受信
パケットデータを取り込む(SD5)。
【0053】一方、アイドル状態のノードが、他端末装
置宛のパケットデータを受信すると、以下のように中継
動作を行なう。
【0054】[自端末装置が中継端末装置の場合]自端
末装置が中継端末装置の場合には(SD1,SD2,S
D4,SD6)、パケットデータを受信した方向及びパ
ケットデータ伝搬中である方向を除き、次の中継端末装
置或いは送信先の方向を選択して(SD7)、この方向
の伝送路が空いているか否かを判定する(SD8)。こ
の方向の伝送路が空いているときには、次の中継端末装
置或いは送信先の方向にパケットデータを中継送信する
(SD9)。この後、中継端末装置或いは送信先からの
受信確認信号を受信した場合(SD10)には、パケッ
トデータを受信した方向(送信元)に対して受信確認信
号を送信する(SD11)。また、一定時間を経過して
も(SD12)受信確認信号を受信できないときは中継
を終了し(SD13)、前記SD1の処理に移行する。
【0055】また、前記SD8の判定の結果、伝送路に
空きがないときは、再送のアルゴリズムを実行して(S
D14)、パケットデータの再送信を行う。この際、パ
ケットデータの送信と受信確認信号の一定時間以内の未
受信が一定回数N以上になったときは、パケットデータ
を破棄して(SD16)、前記SD1の処理に移行す
る。
【0056】[中継要求を含むパケットデータの場合]
自端末装置が中継端末装置ではなく中継要求を含むパケ
ットデータを受信したときは(SD6,SD17)、送
信方向の選択を行い(SD18)、全方向選択済みであ
るか否か、即ち全方向に対してパケットデータの送信を
行ったか否かを判定する(SD19)。この判定の結
果、全方向選択済みのときは前記SD10の処理に移行
し、全方向選択済みでないときは、未送信方向の伝送路
は空いているか否かを判定して(SD20)、空いてい
る伝送路を用いてパケットデータの中継送信を行う(S
D21)。これにより、パケットデータを受信した方向
及びパケットデータ伝搬中である方向を除き、他のでき
るだけ多くの方向にパケットデータを中継送信し、その
後に受信確認信号を受信した場合には、自端末装置の認
識番号を中継端末装置として加えてパケットデータを受
信した方向(送信元)に受信確認信号を送信する。
【0057】また、中継送信の再送待機中で中継送信を
まだ行う前に、そのパケットデータの受信確認信号を受
信した場合には中継送信を中断し、パケットデータを破
棄する。
【0058】[上記以外の場合]自端末装置宛でもな
く、また自端末装置に対する中継要求もないパケットデ
ータを受信したときは(SD6,SD17)、パケット
データを破棄し(SD22)、その後に受信確認信号を
受信してもこれを破棄する。
【0059】次に、中継端末装置が不明の送信先にデー
タ送信を行なう場合の実施例を図3に基づいて説明す
る。ここでは、例えば端末装置1b1から端末装置1b
6にパケットデータを送信し、かつ端末装置1b6が端
末装置1b1から中継なしでデータ送信できる範囲ER
1外にある場合の例を示す。
【0060】図3の(a) に示すように、送信元の端末装
置1b1は、データ伝搬中である端末装置1b2の方向
以外の方向に送信元の端末装置1b1と送信先の端末装
置1b6の認識番号と中継要求を含むパケットデータを
送信する。
【0061】この後、図3(b) に示すように、このパケ
ットデータを受信した端末装置1b3,1b4,1b5
は、別のデータ伝搬中の端末装置1b2の方向とパケッ
トデータを受信した方向である端末装置1b1の方向以
外の方向にパケットデータを中継送信する。ここで、例
えば端末装置1b3が端末装置1b1に最も近くパケッ
トデータが最も早く到達するため、多くの領域にパケッ
トデータを中継送信し、端末装置1b4及び端末装置1
b5は、それ以外の領域に中継送信を行なうことにな
る。
【0062】次に、図3(c) に示すように、送信先の端
末装置1b6では最も早く到達したパケットデータを受
信して取り込むと共に、その受信方向、例えば端末装置
1b4の方向に受信確認信号を送信する。この中継端末
装置1b4では、前の中継端末装置或いは送信元、例え
ば送信元である端末装置1b1へ自端末装置の認識番号
を中継端末装置として追加した受信確認信号を中継送信
する。
【0063】また、中継送信の再送待機中に受信確認信
号を受信した端末装置では、中継動作を中断してそのパ
ケットデータを破棄する。このような手続きを経ること
により、中継を含むパケットデータの中継送信ルートを
自動的に確定することができる。
【0064】次に、中継端末装置が分かっている送信先
にデータ送信を行なう場合の実施例を図4に基づいて説
明する。ここでは、例えば端末装置1c1から端末装置
1c6にパケットデータを送信し、かつ端末装置1c6
が端末装置1c1から中継なしでデータ送信できる範囲
ER1外にあり、中継端末装置として端末装置1c4を
用いる場合の例を示す。
【0065】図4(a) に示すように、送信元の端末装置
1c1は、データ伝搬中の端末装置1c2の方向以外の
中継端末装置1c4の方向に送信元の端末装置1c1と
送信先の端末装置1c6と中継端末装置となる端末装置
1c4の認識番号を含むパケットデータを送信する。
【0066】この後、図4(b) に示すように、このパケ
ットデータを受信した端末装置1c4は、データ伝搬中
の端末装置1c2の方向と受信した方向である端末装置
1c1の方向以外の次の中継端末装置或いは送信先の端
末装置1c6の方向に中継送信する。
【0067】これにより、図4(c) に示すように、送信
先の端末装置1c6ではパケットデータを受信して取り
込んだ後、その受信方向である、例えば端末装置1c4
の方向に受信確認信号を送信する。この中継端末装置1
c4では前の中継端末装置或いは送信先である端末装置
1c1へ受信確認信号を中継送信する。このようにして
中継によるデータ通信が可能となる。
【0068】次に、中継端末装置がいらない送信先にデ
ータ送信を行なう場合の実施例を図5に基づいて説明す
る。ここでは、例えば端末装置1d1から端末装置1d
4に対してパケットデータを送信し、かつ端末装置1d
4が端末装置1d1から中継なしでデータ送信できる範
囲内にある場合の例を示す。
【0069】図5(a) に示すように、送信元の端末装置
1d1は、データ伝搬中である端末装置1d2の方向以
外の送信先端末装置1d4の方向に、送信元の端末装置
1d1と送信先の端末装置1d4の認識番号を含むパケ
ットデータを送信する。
【0070】パケットデータを受信した端末装置1d4
では、図5(b) に示すように、パケットデータを受信し
て取り込んだ後、その受信方向である端末装置1d1の
方向に受信確認信号を送信する。このようにしてデータ
通信が可能となる。
【0071】これら図3乃至図5では平面的な記載を行
なっているが、送信方向、受信方向、中継方向、端末装
置の位置などは、当然、3次元的に位置しており、種々
の3次元的な配置の場合にも成り立つことは明らかであ
る。
【0072】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
図6乃至図10は、第2の実施例を示す図で、本発明の
請求項2に対応する無線データ通信方法の実施例を示す
図である。図6は送信ノードにおける通信手順の一例を
示すフローチャートであり、図7は受信/中継ノードに
おける通信手順の一例を示すフローチャートである。こ
れは、本発明の請求項2に相当する通信手順の一例を示
す実施例であり、他にも多くの組合わせがあることは明
らかである。
【0073】(1) 送信ノード 全ての伝送路からパケットデータを受信していないノー
ド(アイドル状態)で、送信要求のあるノードは(SE
1)、パケットデータの送信を行なう。但し、送信ノー
ドが、その送信先に対する中継端末装置の必要性の有無
と、必要な時には中継端末装置の認識番号などを記憶し
ている場合と、それらを送信ノードが記憶していない場
合によって、以下のようにそれぞれ異なる送信を行な
う。
【0074】[中継端末装置が不必要な場合]中継端末
装置を必要としない場合(SE2,SE3)には、送信
元と送信先の認識番号を含んだパケットデータを作成し
(SE4)、伝送路が空いているか否かを判定した後
(SE5)、作成したパケットデータを送信先に送信す
る(SE6)。この後に送信先からの受信確認信号が一
定時間以内に受信されたか否かを判定し(SE7)、受
信確認信号が受信されない場合には再送のアルゴリズム
を実行して(SE9)、パケットデータの再送信を行な
う。この際、これらパケットデータの送信と受信認識信
号の一定時間以内の未受信が一定回数Nに満たないとき
は中継端末装置が不明であるか否かを判定し(SE1
0,SE11)、中継端末装置が不明の場合には送信先
無しとして(SE12)、前記SE1の処理に移行し、
中継端末装置を認識しているときは中継端末装置不明に
設定して(SE13)、前記SE1の処理に移行する。
【0075】また、これらパケットデータの送信と受信
確認信号の一定時間以内の未受信が一定回数N以上繰り
返された場合には、前記SE1の処理に移行して中継要
求を含むパケットデータの送信を行なう。
【0076】[中継端末装置を記憶している場合]中継
端末装置を記憶している場合(SE2,SE3)には、
送信元と送信先と中継端末装置の認識番号を含んだパケ
ットデータを作成し(SE14)、伝送路が空いている
か否かを判定した後(SE5)、作成したパケットデー
タを中継端末装置に送信する(SE6)。この後に中継
端末装置からの受信確認信号が一定時間以内に受信され
たか否かを判定し(SE7,SE8)、受信確認信号が
受信されない場合には再送のアルゴリズムを実行して
(SE9)、パケットデータの再送信を行なう。
【0077】この際、これらパケットデータの送信と受
信確認信号の一定時間以内の未受信が一定回数Nに満た
ないときは中継端末装置が不明であるか否かを判定し
(SE10,SE11)、中継端末装置が不明の場合に
は送信先無しとして(SE12)、前記SE1の処理に
移行し、中継端末装置を認識しているときは中継端末装
置不明に設定して(SE13)、前記SE1の処理に移
行する。
【0078】また、これらパケットデータの送信と受信
確認信号の一定時間以内の未受信が一定回数N以上繰り
返された場合には前記SE1の処理に移行して中継要求
を含むパケットデータの再送信を行なう。
【0079】[中継端末装置が不明な場合]中継端末装
置を記憶していない場合(中継端末が不明な場合)(S
E2)には、送信元と送信先の認識番号と中継要求を含
んだパケットデータを作成し(SE15)、伝送路が空
いているか否かを判定した後(SE5)、作成したパケ
ットデータを中継端末装置に送信する(SE6)。この
後に中継端末装置からの受信確認信号が一定時間以内に
受信されたか否かを判定し(SE7,SE8)、受信確
認信号が受信されない場合には再送のアルゴリズムを実
行して(SE9)、パケットデータの再送信を行なう。
【0080】この際、これらパケットデータの送信と受
信確認信号の一定時間以内の未受信が一定回数Nに満た
ないときは中継端末装置が不明であるか否かを判定し
(SE10,SE11)、中継端末装置が不明の場合に
は送信先無しとして(SE12)、前記SE1の処理に
移行し、中継端末装置を認識しているときは中継端末装
置不明に設定して(SE13)、前記SE1の処理に移
行する。
【0081】また、これらパケットデータの送信と受信
確認信号の一定時間以内の未受信が一定回数N以上繰り
返された場合には前記SE1の処理に移行して中継要求
を含むパケットデータの再送信を行なう。
【0082】(2) 受信/中継ノード すでに送信、受信、中継動作をしていると、その動作中
はパケットデータを受信しても無視する。
【0083】アイドル状態のノードでは、自端末装置宛
のパケットデータを受信すると(SF1)、正常に受信
が終了したか否かを判定し(SF2)、正常に受信でき
なかったときは、受信したパケットデータを破棄して
(SF3)、前記SF1の処理に移行する。また、正常
に受信が終了したときは、自端末装置宛のデータである
か否かを判定し(SF4)、自端末装置宛のデータのと
きは、パケットデータを受信した方向に受信確認信号を
送信すると共に、受信パケットデータを取り込む(SF
5)。
【0084】一方、アイドル状態のノードが、他端末装
置宛のパケットデータを受信すると、以下のように中継
動作を行う。
【0085】[自端末装置が中継端末装置の場合]自端
末装置が中継端末装置の場合(SF1,SF2,SF
4,SF6)には、伝送路が空いているか否かを判定し
(SF7)、伝送路が空いているときには、次の中継端
末装置或いは送信先の方向にパケットデータを中継送信
する(SF8)。この後、中継端末装置或いは送信先か
らの受信確認信号を受信した場合(SF9)には、パケ
ットデータを受信した方向(送信元)に対して受信確認
信号を送信する(SF10)。また、一定時間を経過し
ても(SF11)受信確認信号を受信できないときは中
継を終了し(SF12)、前記SF1の処理に移行す
る。
【0086】また、前記SF7の判定の結果、伝送路に
空きがないときは、再送のアルゴリズムを実行して(S
F13)、パケットデータの再送信を行う。この際、パ
ケットデータの送信と受信確認信号の一定時間以内の未
受信が一定回数N以上になったときは、パケットデータ
を破棄して(SF15)、前記SF1の処理に移行す
る。
【0087】[中継要求を含むパケットデータの場合]
自端末装置が中継端末装置ではなく中継要求を含むパケ
ットデータを受信したときは(SF6,SF16)、伝
送路が空いているか否かを判定し(SF7)、伝送路が
空いているときには、次の中継端末装置或いは送信先の
方向にパケットデータを中継送信する(SF8)。この
後、中継端末装置或いは送信先からの受信確認信号を受
信した場合(SF9)には、これに自端末装置の認識番
号を中継端末装置として加えてパケットデータを受信し
た方向(送信元)に対して受信確認信号を送信する(S
F10)。また、一定時間を経過しても(SF11)受
信確認信号を受信できないときは中継を終了し(SF1
2)、前記SF1の処理に移行する。
【0088】また、前記SF7の判定の結果、伝送路に
空きがないときは、再送のアルゴリズムを実行して(S
F13)、パケットデータの再送信を行う。この際、パ
ケットデータの送信と受信確認信号の一定時間以内の未
受信が一定回数N以上になったときは、パケットデータ
を破棄して(SF15)、前記SF1の処理に移行す
る。
【0089】また、中継送信の再送待機中で中継送信を
まだ行なう前に、そのパケットデータの受信確認信号を
受信した場合には中継送信を中断し、パケットデータを
破棄する。
【0090】[上記以外の場合]自端末装置宛でもな
く、また自端末装置に対する中継要求もないパケットデ
ータを受信したときは(SF6,SF16)、パケット
データを破棄し(SF17)、その後に受信確認信号を
受信してもこれを破棄する。
【0091】次に、中継端末装置が不明の送信先にデー
タ送信を行なう場合の実施例を図8に基づいて説明す
る。ここでは、例えば端末装置2b1から端末装置2b
6にパケットデータを送信し、かつ端末装置2b6が端
末装置2b1から中継なしでデータ送信できる範囲ER
1外にある場合の例を示す。
【0092】図8の(a) に示すように、送信元の端末装
置2b1は、送信元の端末装置2b1と送信先の端末装
置2b6の認識番号と中継要求を含むパケットデータを
送信する。
【0093】これにより、図8の(b) に示すように、こ
のパケットデータを受信した端末装置2b3,2b4,
2b5は、これを中継送信する。ここで、例えば端末装
置2b3が端末装置2b1に最も近くに存在し、パケッ
トデータが最も早く到達する位置にあると、端末装置2
b3が最初にパケットデータを中継送信するので、例え
ば端末装置2b4が再送待機中になり、端末装置2b3
に遅れて端末装置2b5が中継送信を行なうことにな
る。
【0094】この後、図8の(c) に示すように、送信先
の端末装置2b6ではパケットデータを受信して取り込
んだ後、受信確認信号を送信する。この受信確認信号を
受信した中継端末装置2b3では、自端末装置の認識番
号を中継端末装置として追加した受信確認信号を送信元
の端末装置2b1に対して中継送信する。
【0095】また、端末装置2b4では、中継送信の再
送待機中に受信確認信号を受信するため、中継動作を中
断してそのパケットデータを破棄する。このような手続
きを経ることにより、中継を含むパケットデータの中継
送信ルートを自動的に確定することができる。
【0096】次に、中継端末装置が分かっている送信先
にデータ送信を行なう場合の実施例を図9に基づいて説
明する。ここでは、例えば端末装置2c1から端末装置
2c6にパケットデータを送信し、かつ端末装置2c6
が端末装置2c1から中継なしでデータ送信できる範囲
ER1外にあり、中継端末装置として端末装置2c3を
用いる場合の例を示す。
【0097】図9の(a) に示すように、送信元の端末装
置2c1は、送信元の末装置2c1と送信先の端末装置
2c6と中継端末装置となる端末装置2c3の認識番号
を含むパケットデータを送信する。
【0098】この後、図9の(b) に示すように、このパ
ケットデータを受信した端末装置2c3は中継送信す
る。これにより、図9の(c) に示すように、送信先の端
末装置2c6ではパケットデータを受信して取り込んだ
後、中継端末装置に受信確認信号を送信する。この受信
確認信号を受信した中継端末装置2c3では、受信確認
信号を送信元の端末装置2c1に対して中継送信する。
このようにして中継によるデータ通信が可能となる。
【0099】次に、中継端末装置がいらない送信先にデ
ータ送信を行なう場合の実施例を図10に基づいて説明
する。ここでは、例えば端末装置2d1から端末装置2
d3にパケットデータを送信し、かつ端末装置2d3が
端末装置2d1から中継なしでデータ送信できる範囲内
にある場合の例を示す。
【0100】図10の(a)に示すように、送信元の端末
装置2d1は、送信元の端末装置2d1と送信先の端末
装置2d3の認識番号を含むパケットデータを送信す
る。これにより、図10の(b) に示すように、送信先の
端末装置2d3ではパケットデータを受信して取り込ん
だ後、送信先の端末装置2d1に対して受信確認信号を
送信する。このようにしてデータ通信が可能となる。
【0101】次に、本発明の第3の実施例を説明する。
図11は、第3の実施例を示す図で、本発明の請求項3
に対応する無線データ通信方法の実施例を示すフローチ
ャートである。本実施例は、送信元の端末装置から送信
先の端末装置に直接にはデータ通信できない場合にも、
中継端末装置を自動的に探索し、かつこの中継端末装置
により中継することにより、通信範囲を拡大できること
に特徴がある。
【0102】この場合、通常のデータ通信において中継
端末装置の探索を行なうとデータ長が長いため、探索の
際に一時的にではあるが通信量が大きくなり、好ましく
ない。
【0103】そこで、送信元の端末装置において中継端
末装置が不明な送信先端末装置へのデータ送信要求が出
た場合には、中継端末装置を探すことを目的とした必要
最小限の最小パケットデータによる探索を行ない、中継
端末装置が分かっている状態にしてデータを送信するこ
とにより、伝送路の占有時間を短くしている。
【0104】即ち、送信元の端末装置において送信要求
が発生すると(SG1)、中継端末装置が不明であるか
否かを判定し(SG2)、中継端末装置が認識されてい
るときは、中継端末装置が分かっている場合の送信モー
ドにより通常のデータ通信を行う(SG3)。この際、
送信先からの受信確認信号を受信できないときは前述と
同様に再送のアルゴリズムを実行する(SG4)。
【0105】また、中継端末装置が不明のときは、デー
タ長を必要最小限に短くしたパケットデータを送信する
ことにより中継端末装置を探索し(SG5)、中継端末
装置が分かっている状態にした後、通常のデータを送信
する(SG3)。これにより、伝送路の占有時間を短く
することができる。
【0106】次に、本発明の第4の実施例を説明する。
図12は、第4の実施例を示す図で、本発明の請求項4
に対応する無線データ通信方法の実施例を示す図であ
る。本実施例は、送信元の端末装置から送信先の端末装
置に直接にはデータ通信できない場合にも、必要最小限
の通信容量で中継端末装置を自動的に探索するようにし
たことに特徴がある。
【0107】即ち、中継端末装置を自動的に探索し、か
つこの中継端末装置として全ての端末装置を候補とする
と、中継端末装置を探索する際に多くの端末装置が中継
用のパケットデータを一時的に送信することとなり、一
時的にではあるが通信量が大きくなり好ましくない。
【0108】このため、本実施例では図12の(a) ,
(b) に示すように、例えば送信元の端末装置41に十分
近い位置に存在し、中継動作をする必要がない端末装置
42,43,44などは中継動作を行なわず、送信元の
端末装置41から遠い位置に存在し、データ通信の限界
距離近くに位置する端末装置45,46,47などが中
継動作を行なうようにすることにより、中継時における
通信量の一時的増加を抑制している。
【0109】例えば、搬送波として電磁波を用いてデー
タ通信を行なう場合、送信元の端末装置と送信先の端末
装置との間の距離の増加に伴い電磁波の強度が減衰する
ため、送信元の端末装置と送信先の端末装置が遠方にな
ると電磁波の強度が小さくなりすぎて雑音の影響でデー
タ通信ができなくなる。このため、端末装置が電磁波の
強度を監視し、一定強度以下の場合にのみ、中継を行な
うことにすれば中継端末装置の探索モードにおいても通
信量の一時的増加を抑制することができる。
【0110】次に、本発明の第5の実施例を説明する。
図13は、本発明の請求項5に対応する無線データ通信
方法の実施例を示す図である。本実施例の特徴は、図1
3に示すように、中継動作を行なう端末装置をサテライ
ト端末装置51,52,53などに限り、ターミナル端
末装置54,55,56,57,58,59などと分離
して、階層化することである。
【0111】これにより、例えばターミナル端末装置5
8からターミナル端末装置59に対する通信の場合には
中継動作を必要としないためサテライト端末装置51,
52,53などにおいて通信動作は起こらず、従来例で
説明した集中抑制方式と異なりサテライト端末装置の処
理能力を低減することができる。
【0112】また、中継動作は、サテライト端末装置5
1,52,53などとの間に限られるため、ターミナル
端末装置54,55,56,57,58,59などが中
継動作で送信/受信動作を妨げられることがなくなり、
データ通信の効率化を図ることができる。
【0113】次に、本発明の第6の実施例を説明する。
図14乃至図19は、本発明の請求項5及び請求項6に
対応する無線データ通信方法の実施例を示す図である。
本実施例の特徴は、第5の実施例で説明した端末装置の
分離に加えて、伝送路の分離(中継に用いる伝送路と、
その他のデータ伝搬に用いる伝送路の分離)を行なうよ
うにしたことにある。
【0114】これにより、サテライト端末装置間の中継
動作によるデータ通信の効率化を図ることができる。即
ち、例えば図13において、伝送路が分離されていれば
ターミナル端末装置54とターミナル端末装置55との
間のデータ伝送は同時に行なえるが、同一伝送路を用い
ている場合にはどちらかが再送待機しなければならな
い。
【0115】この伝送路の分離例としては、図14に示
すように、拡散伝搬において例えば拡散位置をサテライ
ト端末装置6a1,6a2間の通信における拡散位置6
a5とターミナル端末装置6a3,6a4間の通信にお
ける拡散位置6a6のように変える方法、或いは図15
乃至図17に示すように、サテライト端末装置6b11
と6b12との間、6b21と6b22との間、6b3
1と6b32との間のそれぞれの中継通信には直接伝搬
を用い、通常のターミナル端末装置6b14と6b13
との間、6b23と6b24との間、6b33と6b3
4との間のそれぞれのデータ伝搬には拡散伝搬を用いる
方法など多くの方法が考えられる。
【0116】図15乃至図17に示した構成の場合は、
直接伝搬の方がその伝搬距離が一般に長いことからサテ
ライト端末装置間における中継通信に適しており、かつ
拡散伝搬の方が障害物などに強いことからターミナル端
末装置間の通信に適していることから、データ通信の効
率化に有益である。特に、直接伝搬における障害物の影
響をできるだけ避けるため、図16或いは図17のよう
にサテライト端末装置を天井近くに設置することは有益
である。
【0117】図18及び図19は、図16におけるター
ミナル端末装置とサテライト端末装置との間の通信方法
を示す図である。図18は、サテライト端末装置6c1
1,6c12とターミナル端末装置6c13,6c14
との間の通信を直接伝搬を用いて行う場合を示してい
る。また、図19は、サテライト端末装置6c21,6
c22とターミナル端末装置6c23,6c24との間
の通信を拡散伝搬を用いて行う場合を示している。
【0118】図18のような直接伝搬を用いる方法で
は、比較的低い場所に位置しているターミナル端末装置
6c13,6c14と直接伝搬を行なうため、障害物に
よる伝搬障害が起こり易い。しかし、拡散伝搬を用いる
場合に比べて上記した伝送路が確実に分離できるため、
中継動作によるデータ伝搬によるターミナル端末装置6
c13と6c15との間のデータ伝搬への障害は回避し
やすい面がある。
【0119】一方、図19のような拡散伝搬を用いる方
法では、ターミナル端末装置6c23と6c25との間
と同じ拡散伝搬を用いるため、ターミナル端末装置6c
23と6c25との間の通信が妨害される恐れがある
が、障害物などによる伝搬障害に対しては強い面があ
る。
【0120】本発明によるデータ通信は、請求項7に記
載したように、電磁波の伝搬方法が拡散伝搬であっても
直接伝搬であっても、さらにはこれらの組合わせであっ
ても実現できることは以上説明した実施例からも明らか
である。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
よれば、任意の端末装置がパケットデータの中継作用と
中継端末装置の自動探索機能を有しており、さらに基本
的に全空間で複数の伝送路を設定できるため、空間内の
伝送路が限られることがないので、複数のローカルな無
線通信可能なグループをまたがるような通信にも適用す
ることができる。また、従来のような時分割方式を用い
ていないので、ターミナル端末装置の数が増加しても利
用効率が低下することがなく、全ての通信をストップさ
せる危険もない。これにより、頻繁に移動する端末装置
間、及び複数のローカルなグループ間でも容易に通信を
行うことができる。
【0122】また、請求項2によれば、任意の端末装置
がパケットデータの中継作用と中継端末装置の自動探索
機能を有しており、さらに基本的に全空間で複数の伝送
路を設定できるため、空間内の伝送路が限られることが
ないので、複数のローカルな無線通信可能なグループを
またがるような通信にも適用することができる。また、
従来のような時分割方式を用いていないので、ターミナ
ル端末装置の数が増加しても利用効率が低下することが
なく、全ての通信をストップさせる危険もない。これに
より、頻繁に移動する端末装置間、及び複数のローカル
なグループ間でも容易に通信を行うことができる。
【0123】また、請求項3によれば、上記の効果に加
えて、探索モードにおいて、送信先端末装置への中継端
末装置を探すためにのみ、送信元端末装置から中継要求
を含むパケットデータが送信されるので、前記探索モー
ドにおいて送信させるパケットデータのデータ長は中継
端末装置の探索に必要な最小限のものとすることがで
き、伝送路の占有時間帯を短くすることができる。
【0124】また、請求項4によれば、上記の効果に加
えて、中継要求を含むパケットデータの中継送信は、受
信電磁波が一定強度以下の場合において行なわれるの
で、特定の端末装置のみが中継動作を行うため、通信量
を必要最小限に抑えることができる。
【0125】また、請求項5によれば、上記の効果に加
えて、中継に用いられない端末装置間の通信を行う場合
には、中継動作を必要としないので、中継に用いられる
端末装置の処理能力を低減することができると共に、中
継動作を行うのは中継用の端末装置に限られるので、中
継に用いられない端末装置が中継動作で送受信動作を妨
げられることがなく、、データ通信の効率を向上させる
ことができる。
【0126】また、請求項6によれば、上記の効果に加
えて、中継用端末装置間の中継動作によるデータ伝搬
が、中継に用いられない端末装置間のデータ伝搬を妨げ
ることがないので、さらにデータ通信の効率化を図るこ
とができる。
【0127】また、請求項7によれば、上記の効果に加
えて、搬送波としての電磁波の伝搬に、拡散伝搬又は直
接伝搬若しくはこれらが組合わされて用いられるため、
通信を行う端末装置の位置関係に対応した伝搬方法を設
定することができるので、柔軟なネットワーク通信を行
なえる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の送信ノードにおける通
信手順の一例を示すフローチャート
【図2】本発明の第1の実施例の受信/中継ノードにお
ける通信手順の一例を示すフローチャート
【図3】本発明の第1の実施例における無線データ通信
方法の一例を説明する図
【図4】本発明の第1の実施例における無線データ通信
方法の一例を説明する図
【図5】本発明の第1の実施例における無線データ通信
方法の一例を説明する図
【図6】本発明の第2の実施例の送信ノードにおける通
信手順の一例を示すフローチャート
【図7】本発明の第2の実施例の受信/中継ノードにお
ける通信手順の一例を示すフローチャート
【図8】本発明の第2の実施例における無線データ通信
方法の一例を説明する図
【図9】本発明の第2の実施例における無線データ通信
方法の一例を説明する図
【図10】本発明の第2の実施例における無線データ通
信方法の一例を説明する図
【図11】本発明の第3の実施例による無線データ通信
方法の一例を示すフローチャート
【図12】本発明の第4の実施例による無線データ通信
方法の一例を説明する図
【図13】本発明の第5の実施例による無線データ通信
方法の一例を説明する図
【図14】本発明の第6の実施例による無線データ通信
方法の一例を説明する図
【図15】本発明の第6の実施例による無線データ通信
方法の一例を説明する図
【図16】本発明の第6の実施例による無線データ通信
方法の一例を説明する図
【図17】本発明の第6の実施例による無線データ通信
方法の一例を説明する図
【図18】本発明の第6の実施例による無線データ通信
方法の一例を説明する図
【図19】本発明の第6の実施例による無線データ通信
方法の一例を説明する図
【図20】従来の無線データ通信方法の一例を説明する
【図21】従来例の無線データ通信方法を示すフローチ
ャート
【図22】従来例の無線データ通信方法を示すフローチ
ャート
【図23】従来例の無線データ通信方法を説明する図
【符号の説明】
1b1〜1b6,1c1〜1c6,1b1〜1d4…端
末装置、2b1〜2b6,2c1〜2c6,2d1,2
d3…端末装置、41〜47…端末装置、51,52,
53…サテライト端末装置、54〜59…ターミナル端
末装置、6a1,6a2…サテライト端末装置、6a
3,6a4…ターミナル端末装置、6a5,6a6…拡
散位置、6b11,6b12…サテライト端末装置、6
b13,6b14…ターミナル端末装置、6b15…拡
散領域、6b21,6b22…サテライト端末装置、6
b23,6b24…ターミナル端末装置、6b31,6
b32…サテライト端末装置、6b33,6b34…タ
ーミナル端末装置、6c11,6c12…サテライト端
末装置、6c13,6c14,6c15…ターミナル端
末装置、6c21,6c22…サテライト端末装置、6
c23,6c24,6c25…ターミナル端末装置。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送波として直進性が高くミリ波より高
    い周波数を有する電磁波を用い、パケットデータの送信
    方向を変化できると共に、パケットデータ受信方向を識
    別でき、かつパケットデータ伝搬中である方向を識別で
    きる無線データ通信方法において、 自端末装置からパケットデータを送信する際、中継端末
    装置を必要としない送信先端末装置へデータ送信する場
    合には、パケットデータ伝搬中である方向を除いて送信
    先端末装置の方向に送信元端末装置と送信先端末装置の
    それぞれの認識番号を含んだパケットデータを送信し、 その後に送信先端末装置からの受信確認信号が一定時間
    以内に自端末装置で受信されない場合には再送信を行な
    い、 これらパケットデータ送信と受信確認信号の一定時間以
    内の未受信が一定回数以上繰り返された場合には中継要
    求を含むパケットデータの再送信を行ない、 中継要求を含むパケットデータを送信する際、中継端末
    装置が分かっている送信先端末装置へのデータ送信の場
    合には、パケットデータ伝搬中である方向を除いて中継
    端末装置の方向に送信元端末装置と送信先端末装置と中
    継端末装置のそれぞれの認識番号を含んだパケットデー
    タを送信し、 その後に中継端末装置からの受信確認信号が一定時間以
    内に自端末装置で受信されない場合には再送信を行な
    い、これらパケットデータ送信と受信確認信号の一定時
    間以内の未受信が一定回数以上繰り返された場合には中
    継要求を含むパケットデータの再送信を行ない、 中継端末装置が不明な送信先端末装置へのデータ送信の
    場合には、パケットデータ伝搬中である方向を除いた方
    向に送信元端末装置と送信先端末装置のそれぞれの認識
    番号と中継要求を含んだパケットデータを送信し、 その後一定時間までに任意の端末装置からの受信確認信
    号が受信できない場合には再送の手続きを行ない、 自端末装置がパケットデータを送信中又は自端末装置宛
    のパケットデータを受信中若しくは他端末装置宛のパケ
    ットデータを中継中である場合には他のパケットデータ
    は受信せず、 自端末装置が通信処理を行っていないときに他端末装置
    宛のパケットデータを受信した場合、パケットデータ中
    に自端末装置を中継端末装置とする認識番号が含まれる
    ときは、該パケットデータを受信した方向及びパケット
    データ伝搬中である方向を除き、次の中継端末装置又は
    送信先端末装置の位置する方向にパケットデータを中継
    送信し、その後に該パケットデータに対応する受信確認
    信号を受信した場合には、前記パケットデータを受信し
    た方向に受信確認信号を送信し、 パケットデータ中に中継要求を含む場合には、該パケッ
    トデータを受信した方向及びパケットデータ伝搬中であ
    る方向を除いた方向に該パケットデータを中継送信し、 その後に該パケットデータに対応する受信確認信号を受
    信した場合には、該受信確認信号に自端末装置の認識番
    号を中継端末装置として加えて前記パケットデータを受
    信した方向に受信確認信号を送信し、 パケットデータ中に自端末装置を中継端末装置とする認
    識番号も中継要求も含まれない場合には該パケットデー
    タを破棄し、その後に該パケットデータに対応する受信
    確認信号を受信してもこれを破棄し、 中継の再送待機中に中継対象となるパケットデータに対
    応する受信確認信号を受信した場合には、中継対象のパ
    ケットデータと前記受信した受信確認信号を破棄し、 自端末装置宛のパケットデータを受信した場合には、該
    パケットデータを受信した方向に受信確認信号を送信
    し、前記受信したパケットデータを取り込むことを特徴
    とする無線データ通信方法。
  2. 【請求項2】 搬送波として電磁波を用いる無線データ
    通信方法において、 自端末装置からパケットデータを送信する際、中継端末
    装置を必要としない送信先端末装置へデータ送信する場
    合には、送信元端末装置と送信先端末装置のそれぞれの
    認識番号を含んだパケットデータを送信し、 その後に送信先端末装置からの受信確認信号が一定時間
    以内に自端末装置で受信されない場合には再送信を行な
    い、 これらパケットデータ送信と受信確認信号の一定時間以
    内の未受信が一定回数以上繰り返された場合には中継要
    求を含むパケットデータの再送信を行ない、 中継要求を含むパケットデータを送信する際、中継端末
    装置が分かっている送信先端末装置の場合には、送信元
    端末装置と送信先端末装置と中継端末装置のそれぞれの
    認識番号を含んだパケットデータを送信し、 その後に中継端末装置からの受信確認信号が一定時間以
    内に自端末装置で受信されない場合には再送信を行な
    い、これらパケットデータ送信と受信確認信号の一定時
    間以内の未受信が一定回数以上繰り返された場合には中
    継要求を含むパケットデータの再送信を行ない、 中継端末装置が不明の送信先端末装置へのデータ送信の
    場合には、送信元端末装置と送信先端末装置のそれぞれ
    の認識番号を含んだパケットデータを送信し、 その後一定時間までに任意の端末装置からの受信確認信
    号が受信できない場合には再送信を行ない、 このパケットデータ送信と受信確認信号の未受信が一定
    回数繰り返された場合には、送信元端末装置と送信先端
    末装置のそれぞれの認識番号と中継要求を含んだパケッ
    トデータを送信し、 自端末装置がパケットデータを送信中又は自端末装置宛
    のパケットデータを受信中若しくは他端末装置宛のパケ
    ットデータを中継中である場合には他のパケットデータ
    は受信せず、 自端末装置が通信処理を行っていないときに他端末装置
    宛のパケットデータを受信した場合、パケットデータ内
    に自端末装置を中継端末装置とする認識番号が含まれて
    いたときには該パケットデータを中継送信し、その後に
    該パケットデータに対応する受信確認信号を受信した場
    合には該受信確認信号を中継送信し、 前記受信したパケットデータ内に中継要求が含まれてい
    た場合には、前記パケットデータを中継送信し、その後
    に該パケットデータに対応する受信確認信号を受信した
    場合には自端末装置の認識番号を中継端末装置として加
    えた受信確認信号を中継送信し、 前記受信したパケットデータ内に自端末装置を中継端末
    装置とする認識番号が含まれずかつ中継要求が含まれな
    い場合には、前記受信したパケットデータを破棄し、そ
    の後に前記パケットデータに対応する受信確認信号を受
    信した場合にはこれを破棄し、 中継の再送待機中に中継対象となるパケットデータに対
    応する受信確認信号を受信した場合には、中継対象のパ
    ケットデータと前記受信した受信確認信号を破棄し、 自端末装置宛のパケットデータを受信した場合には、自
    端末装置の認識番号を加えた受信確認信号を送信し、該
    受信したパケットデータを取り込むことを特徴とする無
    線データ通信方法。
  3. 【請求項3】 送信元端末装置から中継要求を含むパケ
    ットデータを送信するのは、送信先端末装置への中継端
    末装置を探すことを目的とする探索モードにおいて行な
    うことを特徴とする請求項1又は2記載の無線データ通
    信方法。
  4. 【請求項4】 中継要求を含むパケットデータを中継送
    信するのは、受信電磁波が一定強度以下の場合において
    行なうことを特徴とする請求項1、2又は3記載の無線
    データ通信方法。
  5. 【請求項5】 中継に用いる端末装置と、これ以外の端
    末装置とを分離して用いることを特徴とする請求項1、
    2又は3記載の無線データ通信方法。
  6. 【請求項6】 中継に用いる伝送路と、これ以外のデー
    タ伝搬に用いる伝送路とを分離して用いることを特徴と
    する請求項1、2又は3記載の無線データ通信方法。
  7. 【請求項7】 搬送波としての電磁波の伝搬に、拡散伝
    搬又は直接伝搬若しくはこれらを組合わせて用いること
    を特徴とする請求項1、2又は3記載の無線データ通信
    方法。
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