JP3214490B2 - パケット交換ネットワーク - Google Patents

パケット交換ネットワーク

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパケット交換ネット
ワークに関し、特に電気スイッチまたは光スイッチを用
いてパケット毎に複数の通信回線間の交換を行うパケッ
ト交換ネットワークにおいてパケットの境界にガードタ
イムを設けるパケット交換ネットワークに関する。
【0002】
【従来の技術】通信ネットワーク内のデータの交換方式
として、パケット交換方式が広く用いられている。パケ
ット交換方式を用いた通信ネットワーク、すなわちパケ
ット通信ネットワークでは、送信ノードがデータを固定
長または可変長のパケットに分解し、データの宛先アド
レス等を含むヘッダを付加して送信している。
【0003】ネットワーク中のパケット交換機はヘッダ
内の宛先アドレス等を参照してパケット毎に信号の交換
を行い、受信ノードは受信したパケットから元のデータ
を組立てている。
【0004】パケット交換ネットワークの例としては、
非同期転送モード(ATM:Asynchronous
Transfer Mode)を用いたATMネット
ワークが挙げられる。ATMネットワークでは、セルと
呼ばれる53バイトの固定長パケットによってデータが
伝送されている。
【0005】従来のほとんどのパケット交換機には、電
気回路のフリップフロップを含むディジタルスイッチが
用いられている。したがって、パケット交換機の入力ポ
ートにおいて、パケットをパケット交換機のクロックに
同期させるビット同期が必要である。逆に、ディジタル
スイッチではビット同期がとれかつスイッチング時間が
ビット時間に対して十分に短ければパケットのビットが
消失することはない。
【0006】パケット交換機ではビット同期をとった上
でさらにパケット同期をとる必要がある。パケット同期
とはパケットの境界を認識することである。1つのパケ
ットの途中でスイッチが切換えられるとパケットが壊れ
てしまうので、スイッチの切換えはパケットの境界で行
われなければならない。
【0007】図41は電気のディジタルスイッチを用い
た従来のパケット交換ネットワークの例を示している。
このパケット交換ネットワークは送信ノード1−0〜1
−3と、パケット交換機300と、受信ノード2−0〜
2−3とから構成され、送信ノード1−0〜1−3とパ
ケット交換機300と受信ノード2−0〜2−3とには
夫々周期がパケットのビット長に等しいシステムクロッ
ク111と、周期がパケット長に等しいパケットクロッ
ク112とが分配されている。
【0008】送信ノード1−0〜1−3はパケットにパ
ケット同期パターンを付加して送信する。このパケット
はパケット交換機300に入力され、エラスティックメ
モリからなるビット同期回路301−0〜301−3で
システムクロック111にビット同期される。
【0009】ビット同期されたパケットはパケット同期
回路302に入力される。パケット同期回路302の中
のパケット同期パターン検出回路303−0〜303−
3はパケット同期パターンを検出すると、同期パターン
検出信号を制御回路305に送る。制御回路305は各
パケット同期パターン検出回路303−0〜303−3
から送られてきた同期パターン検出信号のタイミングを
パケットクロック112の立上りと比較して時間差を求
める。
【0010】各ポートのFIFOメモリ304−0〜3
04−3は制御回路305で得られた時間差情報を受取
り、パケットに適当な遅延を与えることによって時間差
を吸収する。パケット同期回路302から出力された時
点では全てのポートのパケットの先頭がパケットクロッ
ク112に同期しているので、ディジタルスイッチであ
るスイッチ306はパケットクロック112の立上りで
切換えを行う。以上のように、スイッチの切換えはパケ
ットの境界で行われ、ビットの消失は起こらない。
【0011】しかしながら、電気のディジタルスイッチ
は現状の半導体技術では高々数100MHzのクロック
周波数でしか動作しないという欠点を有する。最近では
光伝送技術を用いることによってノード間で10Gビッ
ト/秒程度の伝送を行うことも可能であるが、電気のデ
ィジタルスイッチによって10Gビット/秒の直列信号
をそのまま切換えることができない。
【0012】ポート当たりのビットレートを増やすため
には、信号の並列度を上げるしかない。例えば、スイッ
チが100MHzのクロック周波数でしか動作しないと
すると、ポート当たりのビットレートを10Gビット/
秒にするためには100本の100Mビット/秒の信号
で1ポートを構成することになる。
【0013】つまり、送信ノードから直列信号として送
られてきた信号をスイッチの前段で直列/並列変換し、
スイッチでは並列信号の交換を行い、スイッチの後段で
今度は並列/直列変換して受信ノードへ送ることにな
る。そのため、ハードウェアの大型化や高コスト化が避
けられない。
【0014】そこで近年、光スイッチを用いた光パケッ
ト交換方式が注目されている。光パケット交換方式を用
いると、10Gビット/秒の直列の光信号として伝送さ
れてきたパケットをそのまま交換することができるの
で、ハードウェアの小型化や低コスト化が可能になる。
【0015】しかしながら、光パケット交換機では次に
示す理由によって電気のディジタルスイッチを用いたパ
ケット交換機で用いているビット同期方式、パケット同
期方式をそのまま適用することができない。
【0016】第1に、現状では実用的な光フリップフロ
ップが存在しない。そのため、入力されたパケットをパ
ケット交換機のクロックで打ち直してビット同期をとる
ことができない。図36の従来例で用いているパケット
同期方式はビット同期がとれていることが前提になるの
で、パケット同期もとれない。
【0017】第2に、一般に光スイッチには光信号をモ
ニタする機能がない。したがって、パケット同期パター
ンを検出することもできない。光信号の一部を分岐して
受信することによって、光信号のモニタを行うこともで
きるが、そのためには光受信器が必要で、コストが高く
なる。
【0018】第3に、交換する信号のビットレートが高
くなると、相対的にスイッチング時間が信号のビット時
間に対して無視できなくなり、ビットの消失が起きる。
例えば、スイッチング時間が1n秒だとすると、10G
ビット/秒の信号の10ビットがスイッチの切換えによ
って失われることになる。
【0019】以上の3つの問題は光パケット交換方式に
限らず、電気のアナログスイッチを用いて高速の直列信
号を切換えるような場合にも生じ得る。これらの問題を
解決するために、パケットの境界にガードタイムを設け
る方法が提案されている。例えば、特開昭60−137
198号公報に記載のパケット通信ネットワークでは、
パケット(上記公報中ではタイムスロット)がガードタ
イムと、同期用付加信号(プリアンブル)と、データ信
号とから構成され、受信ノードにおいてパケット毎に同
期用付加信号によって受信信号に対する同期をとってい
る。
【0020】パケット交換機においてビット同期やパケ
ット同期を行わなくても、ガードタイムの長さを十分に
とっておけば、スイッチの切換えはパケットの間のガー
ドタイム内で行われ、パケットのビットが消失すること
はない。
【0021】また、特開平6−125356号公報に
は、パケット通信ネットワークに用いる同期回路につい
て記載されている。この同期回路ではパケット通信ネッ
トワークの送信側にガードタイム設定手段と、ビット同
期用パターン発生手段と、パケット同期(上記公報中で
はフレーム同期)用パターン発生手段とを備え、受信側
にビット同期手段と、パケット同期手段と、カウンタと
を備えている。
【0022】送信側ではガードタイムとビット同期用パ
ターンとパケット同期用パターンとを付加したパケット
を送信する。受信側では、先ずビット同期手段がビット
同期動作を開始し、パケットのビット同期パターンによ
ってビット同期が確立されると、その旨をパケット同期
手段に通知する。
【0023】これを受けてパケット同期手段はパケット
同期動作を開始し、パケットのパケット同期パターンに
よってパケット同期が確立されると、その旨をカウンタ
に通知する。カウンタはクロックを計数し、その値がパ
ケットのデータのビット数に等しくなると、その旨をビ
ット同期回路に通知する。これを受けてビット同期回路
は次のパケットのビット同期を開始する。
【0024】このような動作を行うことによって、パケ
ット同期回路が動作を開始する時点では必ずビット同期
が確立されているので、確実にパケット同期パターンを
検出することができる。また、スイッチの切換えによっ
てガードタイム中に不定なパターンが生じても、これを
パケット同期パターンと誤って判断することがない。
【0025】また、特開平9−307562号公報に記
載の光ネットワーク装置ではパケットの境界にガードタ
イムを設けるとともに、送信ノードから光スイッチまで
の光ファイバの線長及び光スイッチから受信ノードまで
の光ファイバの線長を調節し、ネットワーク全体が同期
動作するようにしている。これによって、受信ノードで
パケット同期パターンを検出してパケット同期をとる必
要がないので、パケット同期パターンが不要になり、パ
ケット転送のレイテンシを短縮することができる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のパケッ
ト交換ネットワークでは、ガードタイムの長さが十分に
長くなければ、パケットがスイッチに入力されるタイミ
ングのずれを吸収することができない。ガードタイムは
ネットワークにとってパケットを送ることができない無
駄な時間に過ぎないので、ガードタイムが長くなるほど
ネットワークの伝送効率が低下することとなる。
【0027】逆にいうと、ガードタイムの長さを最低限
に抑え、ネットワークの伝送効率を高くするためには、
送信ノードからパケット交換機までの伝送路長を厳密に
調節する必要がある。特に、特開平9−307562号
公報に記載の光ネットワーク装置ではパケット同期をと
るために、パケット交換機から受信ノードまでの伝送路
長をも厳密に調節する必要がある。
【0028】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、伝送路長を厳密に調節することなく、ガードタイ
ムの長さを最低限に抑え、ネットワークの伝送効率を高
くすることができるパケット交換ネットワークを提供す
ることにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明によるパケット交
換ネットワークは、パケットを送信する複数の送信ノー
ドと、前記送信ノードから送信されたパケットの交換を
行うパケット交換機と、前記パケット交換機で交換され
たパケットを受信する複数の受信ノードとを含み、前記
パケット間の境界に前記パケット毎に複数の通信回線間
の交換を行うためのガードタイムを設けたパケット交換
ネットワークであって、前記パケット交換機の交換タイ
ミングを検出しかつその検出した交換タイミングを交換
タイミング信号として出力する交換タイミング検出手段
と、前記交換タイミングを記憶するタイミング記憶手段
とを前記複数の受信ノード各々に備えている。
【0030】本発明によるパケット交換ネットワーク
は、パケットを送信する複数の送信ノードと、前記送信
ノードから送信されたパケットの交換を行うパケット交
換機と、前記パケット交換機で交換されたパケットを受
信する複数の受信ノードとを含み、前記パケット間の境
界に前記パケット毎に複数の通信回線間の交換を行うた
めのガードタイムを設けたパケット交換ネットワークで
あって、前記パケットを遅延しかつその遅延量を可変と
する可変遅延手段を前記複数の送信ノード各々に備え
前記パケット交換機の交換タイミングを検出しかつその
検出した交換タイミングを交換タイミング信号として出
力する交換タイミング検出手段と、前記パケットの先頭
受信タイミングを検出しかつその検出した先頭受信タイ
ミングを先頭受信タイミング信号として出力する先頭検
出手段と、前記交換タイミング信号及び前記先頭受信タ
イミング信号から前記交換タイミングと前記先頭受信タ
イミングとの時間差を求める手段とを前記複数の受信ノ
ード各々のうちの少なくとも一つに具備し、 前記交換タ
イミングと前記先頭受信タイミングとの時間差を基に前
記可変遅延手段の遅延量を可変するようにしている。
【0031】すなわち、本発明の第1のパケット交換ネ
ットワークは、パケットを送信する複数の送信ノード
と、送信ノードから送信されたパケットの交換を行うパ
ケット交換機と、パケット交換機で交換されたパケット
を受信する複数の受信ノードとを含み、パケット間の境
界にパケット毎に複数の通信回線間の交換を行うための
ガードタイムを設けたパケット交換ネットワークにおい
て、受信ノードが、パケット交換機の交換タイミングを
検出しかつその検出した交換タイミングを交換タイミン
グ信号として出力する交換タイミング検出手段と、交換
タイミングを記憶するタイミング記憶手段とを有してい
る。
【0032】本発明の第2のパケット交換ネットワーク
は、第1の送信ノードがビット同期パターンと等しい第
1の信号パターンを送信し、第2の送信ノードがビット
同期パターンとは異なる第2の信号パターンを送信する
際に、ある出力ポートの出力信号を第1及び第2の送信
ノードから出力される信号から第2及び第1の送信ノー
ドから出力される信号に交換し、受信ノードが第1の信
号パターンから第2の信号パターンへの変化点及び第2
の信号パターンから第1の信号パターンへの変化点のい
ずれかを検出することで交換タイミングを検出するよう
にしている。
【0033】本発明の第3のパケット交換ネットワーク
は、交換タイミング信号が、クロックの何周期目である
かを示す情報と、そのクロック周期における並列信号内
の位置を示す情報とからなっている。
【0034】これらによって、パケット交換機から受信
ノードまでの経路長の調節を行わなくても、受信ノード
はパケット交換機の交換タイミングと同期して動作する
ことが可能となる。その結果、送信ノードからパケット
交換機までの経路長だけを厳密に調節しておけば、ネッ
トワーク全体を同期動作させることができるので、例え
ばパケットにパケット同期パターンを付加しなくてもパ
ケット同期をとることが可能になり、パケット伝送のレ
イテンシが削減される。
【0035】本発明の第4のパケット交換ネットワーク
は、パケットを送信する複数の送信ノードと、送信ノー
ドから送信されたパケットの交換を行うパケット交換機
と、パケット交換機で交換されたパケットを受信する複
数の受信ノードとを含み、パケット間の境界にパケット
毎に複数の通信回線間の交換を行うためのガードタイム
を設けたパケット交換ネットワークにおいて、送信ノー
ドが、パケットを遅延しかつその遅延量を可変とする可
変遅延手段を有している。
【0036】これによって、送信ノードからパケット交
換機までの遅延調節を容易に行えるので、送信ノードか
らパケット交換機までの経路長を厳密に調節しなくて
も、送信ノードはパケット交換機の交換タイミングと同
期して動作することが可能となる。その結果、パケット
交換機の交換のためにパケット間に設けるガードタイム
の長さを最小限に抑えることが可能となる。この場合、
パケット交換機から受信ノードまでの経路長だけを厳密
に調節しておけば、ネットワーク全体を同期動作させる
ことが可能となるので、パケットにパケット同期パター
ンを付加しなくてもパケット同期をとることが可能にな
り、パケット伝送のレイテンシが削減される。
【0037】本発明の第5のパケット交換ネットワーク
は、パケット交換機の交換タイミングを検出しかつ該交
換タイミングを交換タイミング信号として出力する交換
タイミング検出手段と、パケットの先頭受信タイミング
を検出しかつ該先頭受信タイミングを先頭受信タイミン
グ信号として出力する先頭検出手段と、該交換タイミン
グ信号と該先頭受信タイミング信号とから該交換タイミ
ングと該先頭受信タイミングとの時間差を求める制御手
段とを受信ノードに備え、該時間差を送信ノードの可変
遅延手段がパケットに与える遅延の長さに帰還するよう
にしている。
【0038】これによって、上述した送信ノードからパ
ケット交換機までの遅延調節を自動的に行うことが可能
になる。送信ノードからパケット交換機までの経路長調
節及びパケット交換機から受信ノードまでの経路長調節
の何れも行わなくても、全ての送信ノード及び受信ノー
ドをパケット交換機の交換タイミングと同期して動作さ
せることが可能となる。
【0039】本発明の第6のパケット交換ネットワーク
は、第1の送信ノードがビット同期パターンと等しい第
1の信号パターンを送信し、第2の送信ノードがビット
同期パターンとは異なる第2の信号パターンを送信する
パケット交換機において、ある出力ポートの出力信号を
第1の送信ノードから出力された信号から第2の送信ノ
ードから出力された信号へ、または第2の送信ノードか
ら出力された信号から第1の送信ノードから出力された
信号へ交換し、受信ノードは出力信号を受信し、第1の
信号パターンから第2の信号パターンへの変化点、また
は第2の信号パターンから第1の信号パターンへの変化
点を検出することによって、交換タイミングを検出して
いる。
【0040】本発明の第6のパケット交換ネットワーク
は、本発明の第1のパケット交換ネットワークまたは本
発明の第5のパケット交換ネットワークにおける交換タ
イミング検出手段を提供するものである。この方法はロ
ジック回路のみで実現されるので、低コストである。ま
た、アナログ的な波形に依存しないので、雑音に強くか
つ高精度である。
【0041】本発明の第7のパケット交換ネットワーク
は、交換タイミング信号が、クロックの何周期目である
かを示す情報と、そのクロック周期における並列信号内
の位置を示す情報とからなっている。
【0042】これによって、交換タイミング検出手段を
並列回路で構成することが可能となる。また、動作クロ
ック周波数を低くすることが可能となるので、安価な半
導体プロセスで実現することが可能となり、低コストに
なるとともに、交換タイミング信号の分解能を十分に小
さくしながら広い範囲の交換タイミングを表すことが可
能となる。
【0043】本発明の第8のパケット交換ネットワーク
は、送信ノードがパケットにパケット同期パターンを付
加して送信し、受信ノードが該パケット同期パターンを
検出してパケットの先頭受信タイミングを検出してい
る。
【0044】本発明の第8のパケット交換ネットワーク
は、本発明の第5のパケット交換ネットワークにおける
先頭検出手段を提供するものである。この方法はロジッ
ク回路のみで実現されるので、低コストとなる。また、
アナログ的な波形に依存しないので、雑音に強くかつ高
精度である。
【0045】本発明の第9のパケット交換ネットワーク
は、先頭受信タイミング信号が、クロックの何周期目で
あるかを示す情報と、そのクロック周期における並列信
号内の位置を示す情報とからなっている。
【0046】これによって、先頭検出手段を並列回路で
構成することが可能となる。動作クロック周波数を低く
することが可能となるので、安価な半導体プロセスで実
現され、低コストとなる。また、先頭受信タイミング信
号の分解能を十分に小さくしながら広い範囲の先頭受信
タイミングを表すことが可能となる。
【0047】本発明の第10のパケット交換ネットワー
クは、可変遅延手段が複数のフリップフロップまたはレ
ジスタを多段に接続したシフトレジスタと、複数のフリ
ップフロップまたはレジスタの出力の中から1つを選択
して出力するセレクタとからなっている。
【0048】本発明の第10のパケット交換ネットワー
クは、本発明の第4のパケット交換ネットワークにおけ
る可変遅延手段を提供するものである。この方法はロジ
ック回路のみで実現されるので、低コストとなる。ま
た、遅延量を正確にクロック周期の整数倍に設定するこ
とが可能となり、高精度である。
【0049】本発明の第11のパケット交換ネットワー
クは、可変遅延手段が並列信号のビット順を巡回して出
力するビットローテータからなる本発明の第2のパケッ
ト交換ネットワークである。
【0050】本発明の第11のパケット交換ネットワー
クは、本発明の第4のパケット交換ネットワークにおけ
る可変遅延手段を提供するものである。この方法は並列
ロジック回路のみで実現され、動作クロック周波数を低
くすることが可能となるので、非常に低コストとなる。
しかも、遅延の可変ステップを十分に小さくすることが
可能となるので、高精度な遅延調節が可能である。
【0051】本発明の第12のパケット交換ネットワー
クは、送信ノードがパケットにパケット同期パターンを
付加して送信し、受信ノードが該パケット同期パターン
を検出することによってフレーム同期あるいはパケット
同期を実現し、かつ受信ノードにおいて最初にパケット
同期パターンが検出されたタイミングを中心とするある
一定時間の範囲をウィンドウとし、次のパケット以降で
はウィンドウ内でのみパケット同期パターンの検出を行
っている。
【0052】これによって、フレーム同期あるいはパケ
ット同期の前方保護や後方保護を実現することが可能と
なる。後方保護を行うことによって同期パターン以外の
パターンに誤同期する可能性を減らすことが可能とな
り、前方保護を行うことによって同期パターンにビット
誤りが生じることによる同期外れを防ぐことが可能とな
る。
【0053】本発明の第13のパケット交換ネットワー
クは、第1の送信ノードからパケット交換機の第1の入
力ポートと第1のスイッチ素子とをへて第1の受信ノー
ドに至る第1の伝送経路上で求められた交換タイミング
と先頭受信タイミングとの差を第1の時間差とし、第1
の送信ノードからパケット交換機の第1の入力ポートと
第2のスイッチ素子とをへて第2の受信ノードに至る第
2の伝送経路上で求められた交換タイミングと先頭受信
タイミングとの差を第2の時間差とし、第1の時間差と
第2の時間差との差を、第1の入力ポートから第1のス
イッチ素子までの遅延または第1の入力ポートから第2
のスイッチ素子までの遅延の何れかに帰還している。こ
れによって、パケット交換機内のスキューを自動的に吸
収することが可能となる。
【0054】本発明の第14のパケット交換ネットワー
クは、起動時に、交換タイミングを検出してこれを記憶
する交換タイミング検出動作と、先頭受信タイミングを
検出してこれと交換タイミングとの時間差を求めかつ当
該時間差を可変遅延手段の遅延量に帰還する遅延調整動
作とを行うようにしている。これによって、例えば各送
信ノードからパケット交換機までの経路長が異なる場合
でも、この経路長差による遅延差をネットワーク起動時
に自動的に吸収し、全ての送信ノードとパケット交換機
とを同期して動作させることが可能となる。
【0055】本発明の第15のパケット交換ネットワー
クは、稼働中にも、先頭受信タイミングの検出を行い、
これと交換タイミングとの時間差を求めるようにしてい
る。これによって、交換タイミングがガードタイムから
外れそうになった場合に、例えばアラームを出して再起
動する等の動作が可能となる。
【0056】本発明の第16のパケット交換ネットワー
クは、稼働中にも、時間差を可変遅延手段の遅延量に帰
還する遅延調整動作を行うようにしている。これによっ
て、交換タイミングがガードタイムから外れるのを防ぐ
ことが可能となる。
【0057】本発明の第17のパケット交換ネットワー
クは、稼働中に、送信ノードでは送信アドレスをパケッ
ト内に書込み、受信ノードでは送信アドレスを読み取っ
てこれに基づいて特定の送信ノードから送信されたパケ
ットの先頭受信タイミングを検出するようにしている。
これによって、稼働中に誤差信号の監視が可能となるの
で、交換タイミングがガードタイムから外れるのを防ぐ
ことが可能となる。
【0058】本発明の第18のパケット交換ネットワー
クは、稼働中に、受信ノードでは現在受信しているパケ
ットがどの送信ノードから送信されたものであるかを示
す信号をパケット交換機の制御回路から受取り、当該信
号に基づいて特定の送信ノードから送信されたパケット
の先頭受信タイミングを検出するようにしている。これ
によって、稼働中に誤差信号の監視が可能となり、交換
タイミングがガードタイムから外れるのを防ぐことが可
能となる。
【0059】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施例に
よるパケット交換ネットワークの構成を示すブロック図
である。図において、本発明の第1の実施例によるパケ
ット交換ネットワークは4×4のパケット交換ネットワ
ークであり、送信ノード1−0〜1−3と、受信ノード
2−0〜2−3と、パケット交換機3と、クロック発生
回路4と、CPU5とから構成されている。
【0060】ここで、送信ノード1−0〜1−3及び受
信ノード2−0〜2−3にはクロック発生回路4からシ
ステムクロック111が等長配線によって分配されてい
る。したがって、全ての送信ノード1−0〜1−3と受
信ノード2−0〜2−3とにおいてシステムクロック1
11は同相である。
【0061】また、送信ノード1−0〜1−3とパケッ
ト交換機3とにはシステムクロック111の10倍の周
期を持つパケットクロック112が等長配線によって分
配されている。全ての受信ノード2−0〜2−3は制御
バス110を用いてCPU5と通信を行うことができ
る。尚、パケット交換機3は光スイッチ30と、制御回
路31とから構成されている。
【0062】図2は図1の送信ノード1の構成を示すブ
ロック図であり、図3は図1の送信ノード1のビット同
期パターン付加回路から出力される信号を示すタイミン
グチャートである。送信ノード1にはパケットのペイロ
ードcとして16バイトのデータがシステムクロック1
11に同期して入力される。データのバス幅が16ビッ
トなので、ペイロードcの長さは8システムクロック周
期になる。
【0063】図2において、送信ノード1はガードタイ
ム付加回路10と、ビット同期パターン付加回路11
と、並列/直列変換回路12と、光送信器13と、逓倍
回路14とから構成されている。
【0064】ガードタイム付加回路10は入力されたペ
イロードcを一旦蓄え、パケットクロック112の立上
りにペイロードcの先頭を合わせて出力する。パケット
クロック112が10システムクロック周期の長さであ
るのに対し、ペイロードcは8システムクロック周期な
ので、ペイロードの後に残った2システムクロック周期
の部分には32ビットの“1”を挿入する。
【0065】ビット同期パターン付加回路11はガード
タイム付加回路10から入力されたペイロードcを1シ
ステムクロック遅延し、データの先頭に“010101
0101010101”という16ビットのビット同期
パターンbを付加する。その結果、ペイロードcの後に
“1”の16ビット連続がガードタイムaとして残る。
ビット同期パターン付加回路11から出力された信号は
並列/直列変換回路12によって16ビット幅の並列信
号から直列信号に変換される。
【0066】逓倍回路14はシステムクロック111を
16逓倍してシリアルクロック113を生成する。並列
/直列変換回路12から出力される直列信号はシリアル
クロック113に同期している。光送信器13は並列/
直列変換回路12から入力された電気の直列信号を光信
号に変換して送信する。尚、図1の送信ノード1−0〜
1−3は図2に示す送信ノード1の構成と同様の構成と
なっており、送信ノード1と同様に動作する。
【0067】送信ノード1−0〜1−3とパケット交換
機3とを結ぶ光ファイバ100−0〜100−3の長さ
は送信ノード1−0〜1−3のビット同期パターン付加
回路11から出力されたパケットがパケット交換機3の
光スイッチ30に入力されるまでのレイテンシが「1パ
ケットクロック周期−8シリアルクロック周期」に等し
くなるように厳密に調節されている。また、パケット交
換機3の制御回路31はパケットクロック112に同期
して光スイッチ30の切換えを行う。
【0068】したがって、パケットクロックの立上りに
おいて送信ノード1−0〜1−3からパケットが送信さ
れると、次の立上りと同時にそのパケットがパケット交
換機3を通過し、光スイッチ30の切換えはそのパケッ
トの直前のガードタイムaのちょうど中間で行われる。
【0069】図4は図1の光スイッチ30の構成を示す
ブロック図である。図において、入力ポート32−0〜
32−3から入力された光信号は光分波器33−0〜3
3−3によって分波され、夫々4個の光ゲートスイッチ
34−0〜34−3,34−4〜34−7,34−8〜
34−11,34−12〜34−15に入力される。
【0070】光スイッチ30の切換えは光ゲートスイッ
チ34−0〜34−15のオンオフによって行われる。
光ゲートスイッチ34−0〜34−15は半導体光増幅
器であり、電流を流すとオン状態になって光信号を透過
し、電流を流さないとオフ状態になって光信号を遮断す
る。夫々4個1組の光ゲートスイッチ34−0〜34−
3,34−4〜34−7,34−8〜34−11,34
−12〜34−15の各々の組は4個の光合波器35−
0〜35−3に接続されている。
【0071】したがって、4個1組の光ゲートスイッチ
34−0〜34−3,34−4〜34−7,34−8〜
34−11,34−12〜34−15の中の1個をオン
にすると、透過した光信号が光合波器35−0〜35−
3を経て出力ポート36−0〜36−3から出力され
る。
【0072】光スイッチ30は4×4のクロスバスイッ
チとして機能する。例えば、光ゲートスイッチ34−4
をオンにすることによって、入力ポート32−0から入
力された光信号を出力ポート36−1から出力すること
ができる。尚、パケット交換機3と受信ノード2−0〜
2−3とを結ぶ光ファイバ101−0〜101−3の長
さは厳密には調節されていない。
【0073】図5は図1の受信ノード2の構成を示すブ
ロック図である。図において、受信ノード2は光受信器
20と、ビット同期回路21と、直列/並列変換回路2
2と、逓倍回路24と、分周回路25と、交換タイミン
グ検出回路26と、タイミング記憶回路27と、バスイ
ンタフェース28とから構成されている。
【0074】光受信器20に入力された光信号は電気の
直列信号200に変換される。この直列信号200は2
分岐され、そのうち一方はビット同期回路21に入力さ
れ、他方は交換タイミング検出回路26に入力される。
【0075】ビット同期回路21は多相クロック型のビ
ット同期回路であり、入力された直列信号200をシリ
アルクロック112に同期させて出力する。ここで、シ
リアルクロック112は、クロック発生回路4から分配
されたシステムクロック111を逓倍回路24によって
16逓倍したものである。ここで、多相クロック型のビ
ット同期回路については特開平7−193562号公報
等に開示されており、ビット同期回路21はこれら開示
された技術で容易に実現可能である。
【0076】交換タイミング検出回路26は交換タイミ
ング信号204をタイミング記憶回路27に対して出力
する。タイミング記憶回路27は交換タイミングを記憶
し、また交換タイミングを基に分周回路25のリセット
信号206とパケットクロック122とを出力する。こ
こで、パケットクロック122の周波数はパケットクロ
ック112の周波数と等しいが、パケットクロック12
2の位相はパケットクロック112の位相とは必ずしも
一致しない。
【0077】分周回路25はシリアルクロック113を
16分周してシステムクロック121を出力する。シス
テムクロック121の立上りのタイミングは分周回路2
5がリセットされるタイミングによって決定される。し
たがって、システムクロック121の周波数はシステム
クロック111の周波数と等しいが、システムクロック
121の位相はシステムクロック111の位相とは必ず
しも一致しない。
【0078】直列/並列変換回路22はビット同期回路
21からシリアルクロック113に同期して入力された
直列信号207を16ビット幅の並列信号208に変換
して出力する。この並列信号208はシステムクロック
121に同期して出力される。
【0079】したがって、直列/並列変換を開始する先
頭ビットの位置はシステムクロック121の立上りのタ
イミングによって決定される。バスインタフェース28
は制御バス110を介してCPU5からイネーブル信号
202を受取り、これを交換タイミング検出回路26に
対して出力する。尚、図1の受信ノード2−0〜2−3
は図5に示す受信ノード2の構成と同様の構成となって
おり、受信ノード2と同様に動作する。
【0080】図6は図5の交換タイミング検出回路26
及びタイミング記憶回路27の構成を示すブロック図で
ある。交換タイミング検出回路26はフリップフロップ
(F/F)50と、オア(OR)回路51と、シフトレ
ジスタ(SR)52とからなり、タイミング記憶回路2
7はカウンタ53と、リセット発生回路54と、パケッ
トクロック発生回路55とからなる。
【0081】図7は図6の交換タイミング検出回路26
及びタイミング記憶回路27の動作を示すタイミングチ
ャートである。この図7を参照して交換タイミング検出
回路26及びタイミング記憶回路27の動作について説
明する。
【0082】光受信器20から入力された直列信号20
0はガードタイムa中は基本的に“1”になるが、光ス
イッチ10の切換えが行われた期間のみ“0”になる。
この信号はフリップフロップ50においてシリアルクロ
ックで打ち抜かれ、直列信号201としてオア回路51
に入力される。オア回路51は直列信号201とイネー
ブル信号202との論理和信号203を出力する。
【0083】論理和信号203はシフトレジスタ52に
よって予め定められた時間だけ遅延され、交換タイミン
グ信号204として出力される。交換タイミング信号2
04が“0”の時にカウンタ53がリセットされる。こ
こで、シフトレジスタ52の段数はカウンタ53がビッ
ト同期パターンの先頭でリセットされるように、予め定
められている。
【0084】カウンタ53の値205はシリアルクロッ
クにより「159」までカウントアップした後に「0」
に戻る。すなわち、カウンタ値205は1パケットクロ
ック周期の間、カウントアップを続けた後に「0」に戻
る。イネーブル信号202が“1”である限り、カウン
タ値205はリセットされず、ビット同期パターンの先
頭で「0」になり、カウントアップして次のビット同期
パターンの先頭で再び「0」に戻るという動作を繰返
す。カウンタ値205はリセット発生回路54とパケッ
トクロック発生回路55とに入力される。
【0085】リセット発生回路54はカウンタ値205
が「159」の時に“1”を、それ以外の時に“0”を
リセット信号206として出力する。リセット信号20
6が“1”の時に分周回路25がリセットされるので、
カウンタ値205が「0」になる時にシステムクロック
121が立上がる。
【0086】したがって、カウンタ値205が「0」に
なる時、すなわちビット同期パターンの先頭が直列/並
列変換回路22による直列/並列変換の先頭ビットとな
り、フレーム同期が実現される。尚、本実施例では受信
ノード2において直列/並列変換された後の並列信号の
ビット順が、送信ノード1において並列/直列変換され
る前の並列信号のビット順に等しくなるようにすること
をフレーム同期と呼ぶ。パケット同期にはフレーム同期
が前提となる。
【0087】また、パケットクロック発生回路55はカ
ウンタ値が「16」以上「96」未満の時に“1”を、
それ以外の時に“0”をパケットクロック122として
出力する。したがって、パケットクロック122の立上
りは並列信号208のビット同期パターン、すなわちパ
ケットの先頭に一致しており、パケット同期が実現され
ることになる。
【0088】以上のようにして、カウンタ53は光スイ
ッチ30の切換えタイミングに基づく交換タイミング信
号204でリセットされ、イネーブル信号202が
“1”である限り、そのタイミングを保持するので、そ
の作用はパケット交換機3の交換タイミングを記憶した
ことに等しい。
【0089】本実施例では送信ノード1−0〜1−3か
らパケット交換機3までの光ファイバ100−0〜10
0−3の長さが厳密に調節されていることによって、パ
ケットがパケット交換機3を通過するタイミングと、パ
ケット交換機3の交換タイミングとの関係が規定されて
いる。
【0090】また、受信ノード2では交換タイミング検
出回路26によって交換タイミングを検出し、これをタ
イミング記憶回路27で記憶することができる。以上の
特徴によって、受信ノード2は交換タイミングからパケ
ットの先頭位置を知ることができ、パケット同期が可能
になる。
【0091】パケット同期のために、パケットにパケッ
ト同期パターンを付加する必要がないので、パケット同
期のレイテンシが短縮される。つまり、特開平9−30
7562号公報に記載の光ネットワーク装置において、
パケット交換機3から受信ノード2までの光ファイバ1
01の長さを調節することによって得ていたのと同様の
効果を、光ファイバ101の長さを調節すること無しに
得ることができる。
【0092】図8は本発明の第2の実施例によるパケッ
ト交換ネットワークの構成を示すブロック図である。図
において、本発明の第2の実施例によるパケット交換ネ
ットワークは4×4のパケット交換ネットワークであ
り、送信ノード1−0〜1−3と、受信ノード2−0〜
2−3と、パケット交換機3と、クロック発生回路4
と、CPU5とから構成されている。
【0093】ここで、送信ノード1−0〜1−3及び受
信ノード2−0〜2−3にはクロック発生回路4からシ
ステムクロック111が等長配線によって分配されてい
る。また、送信ノード1−0〜1−3とパケット交換機
3と受信ノード2−0〜2−3とにはシステムクロック
111の10倍の周期を持つパケットクロック112が
等長配線によって分配されている。したがって、全ての
送信ノード1−0〜1−3及び受信ノード2−0〜2−
3において、システムクロック111及びパケットクロ
ック112は同相である。
【0094】CPU5と送信ノード1−0〜1−3と受
信ノード2−0〜2−3とパケット交換機3の制御回路
31とは制御バス110で結ばれている。CPU5は送
信ノード1−0〜1−3に遅延制御信号210を与え、
受信ノード2−0〜2−3から同期検出信号211を受
取る。
【0095】図9は図8の送信ノード1の構成を示すブ
ロック図である。図において、本発明の第2の実施例に
よる送信ノード1は可変遅延回路15を加えた以外は本
発明の第1の実施例による送信ノード1と同様の構成と
なっており、同一構成要素には同一符号を付してある。
また、同一構成要素の動作は本発明の第1の実施例によ
る送信ノード1と同様である。
【0096】可変遅延回路15は遅延量が可変なディレ
イラインであり、並列/直列変換回路12から出力され
た直列信号に遅延を与える。遅延の値は4ビット幅の遅
延制御信号210によって0〜15シリアルクロック周
期の範囲で1シリアルクロック周期刻みで指定すること
ができる。
【0097】送信ノード1とパケット交換機3とを結ぶ
光ファイバ100の長さは送信ノード1の可変遅延回路
15の遅延が「0」の時、ビット同期パターン付加回路
11から出力されたパケットがパケット交換機3の光ス
イッチ30に入力するまでのレイテンシが「1パケット
クロック周期−23シリアルクロック周期」から「1パ
ケットクロック周期−8シリアルクロック周期」の範囲
に入るように大まかに調節されている。また、パケット
交換機3の構成及び動作は本発明の第1の実施例による
パケット交換機3の構成及び動作と同様である。
【0098】図10は図8の受信ノード2の構成を示す
ブロック図である。図において、受信ノード2は光受信
器20と、ビット同期回路21と、直列/並列変換回路
22と、逓倍回路24と、バスインタフェース28と、
同期検出回路29とから構成されている。
【0099】光受信器20に入力された光信号は電気の
直列信号200に変換され、ビット同期回路21に入力
される。ビット同期回路21は多相クロック型のビット
同期回路であり、入力された直列信号200をシリアル
クロック113に同期させて出力する。ここで、シリア
ルクロック113はクロック発生回路4から分配された
システムクロック111を逓倍回路24によって16逓
倍したものである。ビット同期回路21から出力された
直列信号207は直列/並列変換回路22によって直列
/並列変換され、並列信号208として出力される。
【0100】同期検出回路29はフレーム同期、パケッ
ト同期がとれているかどうかを監視する回路であり、パ
ケット同期がとれていれば同期検出信号211を“1”
とし、それ以外の場合に“0”とする。同期検出回路2
9はパケットクロック112の立上りの2システムクロ
ック周期後の並列信号208を参照し、この16ビット
が“1111000011001010”というパケッ
ト同期パターンであれば、フレーム同期及びパケット同
期がとれていると判定する。
【0101】パケット交換機3と受信ノード2とを結ぶ
光ファイバ101の長さはパケット交換機3の光スイッ
チ30から受信ノード2の出力までのレイテンシが「1
パケットクロック周期+8シリアルクロック周期」にな
るように厳密に調節されている。
【0102】したがって、パケット交換機3の交換がガ
ードタイムaのちょうど中間で行われるようにパケット
の入力タイミングを調節すると、そのパケットは受信ノ
ード2において自ずからフレーム同期がとれることにな
り、かつパケットクロック112の立上りの直後にビッ
ト同期パターンbの先頭が並列信号208として出力さ
れることになる。つまり、パケット交換機3の交換がガ
ードタイムaのちょうど中間で行われるようにパケット
の入力タイミングを調節すると、自ずからフレーム同
期、パケット同期がとれることになる。
【0103】本発明の第2の実施例は遅延調節モードと
パケット伝送モードとの2つの動作モードを持つ。初期
状態では遅延調整モードで動作し、この時にパケット交
換機3へのパケットの入力タイミングの調節が行われ
る。入力タイミングの調節が終わると、ネットワークは
パケット伝送モードになり、通常のパケット伝送を行
う。以下では、遅延調節モードの動作について詳述す
る。
【0104】初期状態において、CPU5は全ての送信
ノード1−0〜1−3に与える遅延制御信号210を
“0000”に設定する。また、CPU5はパケット交
換機3の制御回路31に命令を与え、送信ノード1−0
と受信ノード2−0とを、送信ノード1−1と受信ノー
ド2−1とを、送信ノード1−2と受信ノード2−2と
を、送信ノード1−3と受信ノード2−3とを夫々固定
的に接続する。送信ノード1−0〜1−3はペイロード
の最初の2バイトをパケット同期パターン、残りの14
バイトを“1111111100000000”という
16ビットのアイドルパターンの7連続とした同期パケ
ットを送信する。
【0105】CPU5は制御バス110を介して受信ノ
ード2から同期検出信号211を受取る。ここで、受信
ノード2−0の同期検出信号211が“0”であれば、
CPU5は送信ノード2−0の遅延制御信号210をイ
ンクリメントし、遅延を1シリアルクロック周期増加す
る。送信ノード1−0は再び同期パケットを送信し、受
信ノード2−0の同期検出信号211が“1”になるま
で上記の動作を繰返す。
【0106】上記と同様の動作を送信ノード1−1と受
信ノード2−1との間、送信ノード1−2と受信ノード
2−2との間、送信ノード1−3と受信ノード2−3と
の間でも夫々行い、全ての受信ノード2−0〜2−3の
同期検出信号211が“1”になったら遅延調節モード
を終了する。
【0107】本発明の第2の実施例では光ファイバ10
0の長さが、先に述べたように大まかに調節されている
ので、上記のような初期動作を行うことによって、パケ
ット交換機3の交換がガードタイムaのちょうど中間で
行われるようにパケットの入力タイミングを調節するこ
とができる。したがって、ガードタイムaの長さを最小
限に抑えることができ、パケット伝送のレイテンシが削
減される。
【0108】また、パケット交換機3から受信ノード2
までの光ファイバ101の長さが厳密に調節されている
ので、結果的にフレーム同期、パケット同期も実現され
る。パケット同期のために、パケットにパケット同期パ
ターンを付加する必要がないので、パケット伝送のレイ
テンシはさらに短縮される。つまり、特開平9−307
562号公報に記載の光ネットワーク装置において、送
信ノードからパケット交換機までの光ファイバ100の
長さを厳密に調節することによって得ていたのと同様の
効果を、光ファイバ100の長さを大まかに調節するだ
けで得ることができる。
【0109】図11は本発明の第3の実施例によるパケ
ット交換ネットワークの構成を示すブロック図である。
図において、本発明の第3の実施例によるパケット交換
ネットワークは4×4のパケット交換ネットワークであ
り、送信ノード1−0〜1−3と、受信ノード2−0〜
2−3と、パケット交換機3と、クロック発生回路4
と、CPU5とから構成されている。
【0110】ここで、送信ノード1−0〜1−3及び受
信ノード2−0〜2−3にはクロック発生回路4からシ
ステムクロック111が等長配線によって分配されてい
る。また、送信ノード1−0〜1−3及びパケット交換
機3にはシステムクロック111の11倍の周期を持つ
パケットクロック112が等長配線によって分配されて
いる。CPU5と送信ノード1−0〜1−3と受信ノー
ド2−0〜2−3とパケット交換機3の制御回路31と
は制御バス110で結ばれている。
【0111】図12は図11の送信ノード1の構成を示
すブロック図である。本発明の第3の実施例による送信
ノード1はパケット同期パターン付加回路17を備え、
可変遅延回路15がシフトレジスタとセレクタとからな
る以外は本発明の第2の実施例による送信ノード1と同
様であり、同一構成要素には同一符号を付してある。
【0112】ここで、ビット同期パターン付加回路11
はバスインタフェース16から与えられる2ビット幅の
モード信号217の値によって異なる動作をする。ま
た、本発明の第2の実施例による可変遅延回路15は遅
延量が可変なディレイラインであったが、本発明の第3
の実施例による可変遅延回路15はシフトレジスタとセ
レクタとからなる。
【0113】図13は本発明の第3の実施例による送信
ノード1内のビット同期パターン付加回路11から出力
される信号を示すタイミングチャートであり、図14は
図12の可変遅延回路15の構成を示すブロック図であ
る。
【0114】図14において、可変遅延回路15は15
個のフリップフロップ(F/F)61−1〜61−15
からなるシフトレジスタ60と、4ビット幅の遅延制御
信号210によって制御される16対1のセレクタ62
とから構成されている。
【0115】遅延制御信号210の値が“0000”の
時には信号入力がそのまま信号出力となり、“000
1”の時には1段目のフリップフロップ61−1を通過
したことによって1シリアルクロック周期遅延された信
号が信号出力となる。以下同様にして、“1111”の
時には15段目のフリップフロップ61−15を通過し
て15シリアルクロック周期遅延された信号が信号出力
となる。
【0116】このようにして、本発明の第3の実施例に
よる可変遅延回路15は本発明の第2の実施例による可
変遅延回路15と同じ機能を実現する。本発明の第2の
実施例で用いた遅延量が可変なディレイラインはクロッ
クに同期して動作しないので遅延に誤差が生じやすい
が、本発明の第3の実施例のようにシフトレジスタ60
とセレクタ62とからなる可変遅延回路15はクロック
に同期して動作するので、正確にクロック周期の整数倍
の遅延を作ることができる。また、クロック周波数を変
更してもハードウェアの修正の必要がないという長所も
有する。
【0117】送信ノード1とパケット交換機3とを結ぶ
光ファイバ100の長さは送信ノード1の可変遅延回路
15の遅延が「0」の時、ビット同期パターン付加回路
11から出力されたパケットがパケット交換機3の光ス
イッチ30に入力するまでのレイテンシが「1パケット
クロック周期−23シリアルクロック周期」から「1パ
ケットクロック周期−8シリアルクロック周期」の範囲
に入るように大まかに調節されている。また、パケット
交換機3の構成及び動作は本発明の第1の実施例による
パケット交換機3の構成及び動作と同様である。
【0118】図15は図12の受信ノード2の構成を示
すブロック図である。図において、受信ノード2は光受
信器20と、ビット同期回路21と、パケット同期回路
70と、直列/並列変換回路22と、逓倍回路24と、
分周回路25と、バスインタフェース28とから構成さ
れている。
【0119】図16は図15のパケット同期回路70の
構成を示すブロック図であり、図17(a)及び図17
(b)は本発明の第3の実施例における交換タイミング
検出モードにおけるパケット交換機3の接続状態を示す
図である。
【0120】図16において、パケット同期回路70は
シフトレジスタ80と、パケット同期パターン検出回路
81と、交換タイミング検出回路26と、制御回路82
とから構成されている。
【0121】本発明の第3の実施例では交換タイミング
検出モードと、遅延調節モードと、パケット伝送モード
との3つの動作モードを持つ。夫々のモードにおける動
作を以下に説明する。
【0122】初期状態ではネットワークが交換タイミン
グ検出モードで動作する。この交換タイミング検出モー
ドにおいて、CPU5は送信ノード1−0,1−2のモ
ード信号217を“00”に、送信ノード1−1,1−
3のモード信号217を“01”に設定する。また、全
ての送信ノード1−0〜1−3の遅延制御信号210を
“0000”に設定し、受信ノード2−0〜2−3のイ
ネーブル信号216を“1”にする。
【0123】CPU5はパケット交換機3の制御回路3
1にも命令を与え、図17(a)に示すように、送信ノ
ード1−0と受信ノード2−0,2−1とを、送信ノー
ド1−2と受信ノード2−2,2−3とを夫々接続した
状態と、図17(b)に示すように、送信ノード1−1
と受信ノード2−0,2−1とを、送信ノード1−3と
受信ノード2−2,2−3とを夫々接続した状態とをパ
ケットクロック112の立上り毎に交互に繰返す。
【0124】送信ノード1のビット同期パターン付加回
路11はモード信号217が“00”の時にビット同期
パターン“0101010101010101”を、モ
ード信号217が“01”の時にアイドルパターン“1
111111100000000”を出力し続ける。ビ
ット同期パターン付加回路11から出力された並列信号
は並列/直列変換回路12によって直列信号に変換さ
れ、可変遅延回路15を経て光送信器13で光信号に変
換されて送信される。
【0125】パケット交換機3が先に述べたような切換
え動作を繰返していることによって、受信ノード2はビ
ット同期パターンとアイドルパターンとを交互に受信す
ることになる。但し、両パターンは夫々異なる送信ノー
ド1から送信されたものなので、両パターンのビット位
相は必ずしも一致しない。
【0126】受信ノード2において受信された光信号は
光受信器20によって電気の直列信号200に変換さ
れ、多相クロック型のビット同期回路21に入力され
る。ビット同期回路21はビット同期パターンを受信す
ると、これをシリアルクロック113に同期させ、一旦
ビット同期がとれるとその時点で受信ビット位相を固定
する。
【0127】既に述べたように、受信ノード2が受信す
るビット同期パターンとアイドルパターンのビッド位相
とは必ずしも一致しないので、ビット同期パターンに対
してはビット同期がとれるが、アイドルパターンに対し
てはビット同期がとれるとは限らず、ビット誤りが生じ
る可能性がある。
【0128】但し、アイドルパターンは“0”の8連続
と“1”の8連続の繰返しであるため、ビット同期がと
れていなかったとしても、そのことによってビット誤り
が生じる場所は同符号連続の最初のビットか最後のビッ
トに限られ、アイドルパターンが誤ってビット同期パタ
ーンとして受信されることはない。ビット同期回路21
から出力された直列信号はパケット同期回路70に入力
される。
【0129】図18は本発明の第3の実施例における交
換タイミング検出モードでのパケット同期回路70の動
作を示すタイミングチャートである。これら図16及び
図18を参照してパケット同期回路70の動作について
説明する。
【0130】パケット同期回路70に入力された直列信
号207は16個のフリップフロップq0,q1,・・
・,q15からなるシフトレジスタ80に順に格納され
る。シフトレジスタ80が出力する値q0〜q3、q4
〜q7、q8〜q11、q12〜q15は夫々ビット同
期パターン検出回路84−0〜84−3に入力される。
【0131】同期パターン検出回路84−0〜84−3
は入力された信号が“0101”または“1010”の
時に“1”を出力し、それ以外の時に“0”を出力す
る。組合せ論理回路85はビット同期パターン検出回路
84−0〜84−3から出力された値が夫々“0”,
“0”,“1”,“1”の時に信号218を“1”と
し、それ以外の時に“0”とする。フリップフロップ
(F/F)86は信号218を1クロック周期保持し、
論理を反転させた信号219を出力する。アンド(AN
D)回路87は信号218,219の論理積の演算結果
を交換タイミング信号204として出力する。
【0132】直列信号207はビット同期パターンから
パケット交換機3の交換によってビットが消失した部
分、すなわち図18中のAの部分を経て、アイドルパタ
ーンへと変化する。先に述べたように、アイドルパター
ンにはビット誤りが生じている可能性があるが、ビット
誤りによってアイドルパターンがビット同期パターンに
変化することはない。
【0133】この時、上述したようなパケット同期回路
70の作用によって交換タイミング信号204が1クロ
ック周期だけ“1”になる。つまり、パケット交換機3
の交換タイミングが交換タイミング信号204の“1”
の位置として検出されたことになる。
【0134】交換タイミング信号204が“1”になる
と、制御回路92のカウンタ53がリセットされる。カ
ウンタ53の値205はシリアルクロックによって「1
75」までカウントアップした後に「0」に戻る。すな
わち、カウンタ値205は1パケットクロック周期の
間、カウントアップを続けた後に「0」に戻る動作によ
ってパケット交換機3の交換タイミングを記憶したこと
になる。全ての受信ノード2−0〜2−3が交換タイミ
ングを記憶すると、ネットワークは遅延調節モードに移
る。
【0135】遅延調節モードにおいて、CPU5は全て
の送信ノード1−0〜1−3のモード信号217を“1
0”に、遅延制御信号210を“0000”に設定す
る。また、全ての受信ノード2−0〜2−3のイネーブ
ル信号216を“0”にする。CPU5はパケット交換
機3の制御回路31にも命令を与え、送信ノード1−0
と受信ノード2−0とを、送信ノード1−1と受信ノー
ド2−1とを、送信ノード1−2と受信ノード2−2と
を、送信ノード1−3と受信ノード2−3とを夫々固定
的に接続する。
【0136】ガードタイム付加回路10は入力されたペ
イロードcを一旦蓄え、パケットクロック112の立上
りにペイロードcの先頭を合わせて出力する。遅延調節
モードではペイロードcがアイドルパターンの連続にな
っている。
【0137】パケットクロック112が11システムク
ロック周期の長さであるのに対し、ペイロードcは8シ
ステムクロック周期なので、ペイロードcの後に残った
3システムクロック周期の部分にはビット同期パターン
を挿入する。パケット同期パターン付加回路17はガー
ドタイム付加回路10から入力されたペイロードcを1
システムクロック遅延し、データの先頭に“11110
00011001010”という16ビットのパケット
同期パターンdを付加する。
【0138】モード信号217の値が“10”の時、ビ
ット同期パターン付加回路11はパケット同期パターン
付加回路17から入力されたペイロードcをさらに1シ
ステムクロック遅延し、データの先頭にビット同期パタ
ーンbを付加する(図13参照)。その結果、ペイロー
ドcの後に16ビットのビット同期パターンbが残る。
この部分がガードタイムaとなる。ビット同期パターン
付加回路11から出力された並列信号は並列/直列変換
回路12によって直列信号に変換され、可変遅延回路1
5を経て光送信器13で光信号に変換されて送信され
る。
【0139】受信ノード2において受信された光信号は
光受信器20で電気の直列信号に変換され、ビット同期
回路21に入力される。遅延調節モードではパケット交
換機3の交換が行われないので、ビット同期回路21に
おいて一旦ビット同期がとれれば、以後は常にビット同
期がとれた状態で信号が受信される。ビット同期回路2
1から出力された直列信号はパケット同期回路70に入
力される。
【0140】図19は本発明の第3の実施例における遅
延調節モードでの遅延調節前のパケット同期回路70の
動作を示すタイミングチャートである。これら図16お
よび図19を参照して遅延調節モードにおけるパケット
同期回路70の動作について説明する。
【0141】遅延調節モードに入ると、CPU5は全て
の受信ノード2−0〜2−3のトリガ信号215を1ク
ロック周期の間、“1”にする。トリガ信号215が
“1”になると、誤差検出回路83は先頭受信タイミン
グ信号212が“1”になるのを待つ。
【0142】この時、カウンタ53は交換タイミング検
出モードで記憶した交換タイミングを保持しており、パ
ケットクロック周期でカウントアップを繰返している。
したがって、図18における交換タイミング、すなわち
図18のAの期間とカウンタ値205が「0」になるタ
イミングとの関係は遅延調節モードでも保たれている。
遅延調節モードでは交換は行われないが、交換が行われ
るとすると、図19中のAの期間において行われること
になる。つまり、この状態ではパケット交換機3の交換
はガードタイムaの中間では行われていない。
【0143】パケット同期パターン検出回路81はシフ
トレジスタ80の内容をパケット同期パターンと比較
し、全てのビットが一致した時に先頭受信タイミング信
号212を“1”にする。先頭受信タイミング信号21
2が“1”になると、次のシリアルクロック113の立
上りで誤差検出回路83はカウンタ値205を読込み、
これを誤差信号213として出力すると同時に、ストロ
ーブ信号214を“1”にする。ストローブ信号214
が“1”の時にバスインタフェース28は誤差信号21
3を読込み、これをCPU5に送る。
【0144】CPU5は「遅延制御信号210」−「誤
差信号213」+35を計算し、この値を新たな遅延制
御信号210として送信ノード1の可変遅延回路15に
与える。この時、受信ノード2−0〜2−3で得られた
誤差信号213から求められた遅延制御信号210は、
夫々送信ノード1−0〜1−3に与えられる。図19の
例では誤差信号213の値が「30」なので、遅延制御
信号210は「0」から「5」に変更される。
【0145】図20は本発明の第3の実施例における遅
延調節モードでの遅延調節後のパケット同期回路70の
動作を示すタイミングチャートである。図20において
は遅延制御信号210を変更した後のタイミングを示し
ている。
【0146】送信ノード1の可変遅延回路15の遅延量
が5シリアルクロック周期増加したので、パケット交換
機3の交換タイミング、すなわちAの期間がガードタイ
ムaのちょうど中間になっている。尚、誤差検出回路8
3はトリガ信号215が“1”になった後、1回だけス
トローブ信号214を“1”にする。したがって、可変
遅延回路15の遅延量は1回しか変更されない。全ての
送信ノード1−0〜1−3で遅延量の調節が終了した
ら、ネットワークはパケット伝送モードに入る。
【0147】パケット伝送モードにおいて、CPU5は
全ての送信ノード1−0〜1−3のモード信号217を
“10”に、受信ノード2のイネーブル信号216を
“0”にする。遅延制御信号210は遅延調節モード終
了時の値を保持する。送信ノード1−0〜1−3の動作
はペイロードcがアイドルパターンではなく、パケット
によって伝送されるデータであることを除いて、遅延調
節モードの時に等しい。したがって、パケット交換機3
の交換タイミングは、図20中のAの期間となり、ガー
ドタイムaのちょうど中間で交換が行われることにな
る。
【0148】受信ノード2−0〜2−3では遅延調節モ
ードと同様に、パケット同期パターン検出回路81によ
ってパケット同期パターンの検出が行われ、先頭受信タ
イミング信号212が出力される。先頭受信タイミング
信号212が“1”になると分周回路25がリセットさ
れ、これによってフレーム同期がとれる。
【0149】また、カウンタ53も遅延調節モードと同
様にカウントアップを続けており、カウンタ値205が
「0」になるタイミングとパケットの先頭が受信される
タイミングとは一定の間隔を保っている。したがって、
パケットクロック発生回路55においてカウンタ値20
5を基準にパケットクロック122を生成することによ
ってパケット同期も実現される。
【0150】本発明の第3の実施例では送信ノード1−
0〜1−3とパケット交換機3との間の光ファイバ10
0−0〜100−3の長さは大まかにしか調節されてい
ないが、交換タイミング検出モードと遅延調節モードと
を経ることによって、可変遅延回路15の遅延量が自動
的に調節される。その結果、パケット交換機3の交換は
ガードタイムaのちょうど中間で行われ、ペイロードc
やビット同期パターンbが光スイッチ30の切換えによ
って消失することがない。
【0151】ビット同期、パケット同期はビット同期パ
ターン、パケット同期パターンを用いて行われるので、
パケット交換機3と受信ノード2との間の光ファイバ1
01の長さを調節する必要もない。すなわち、本発明の
第3の実施例では光ファイバの長さを厳密に調節しなく
ても、パケット交換機3や受信ノード2−0〜2−3に
おけるビット同期、パケット同期を実現する方法を提供
する。また、パケット交換機3の交換タイミングがガー
ドタイムaのちょうど中間になるように送信ノード1−
0〜1−3の遅延を自動調節するので、必要以上に長い
ガードタイムaを設ける必要が無く、高い実効スループ
ットを得ることができる。
【0152】本発明の第4の実施例によるパケット交換
ネットワークは4×4のパケット交換ネットワークであ
り、本実施例による送信ノード1−0〜1−3及び受信
ノード2−0〜2−3の構成が本発明の第3の実施例に
よる送信ノード1−0〜1−3及び受信ノード2−0〜
2−3の構成とは異なっている。
【0153】また、送信ノード1−0〜1−3とパケッ
ト交換機3とを結ぶ光ファイバ100−0〜100−3
の長さは送信ノード1−0〜1−3の可変遅延回路15
の遅延が「0」の時、ビット同期パターン付加回路11
から出力されたパケットがパケット交換機3の光スイッ
チ30に入力するまでのレイテンシが「1パケットクロ
ック周期−263シリアルクロック周期」から「1パケ
ットクロック周期−8シリアルクロック周期」の範囲に
入るように大まかに調節されている。本実施例における
他の部分の構成は本発明の第3の実施例と同様である。
【0154】図21は本発明の第4の実施例による送信
ノード1の構成を示すブロック図である。本発明の第4
の実施例による送信ノード1では並列/直列変換回路1
2の前段に可変遅延回路15−0と可変遅延回路15−
1とを設けている。遅延制御信号210は8ビット幅
で、上位4ビットが可変遅延回路15−0に、下位4ビ
ットが可変遅延回路15−1に接続されている。
【0155】可変遅延回路15−0と可変遅延回路15
−1とは、夫々遅延の粗調機能と微調機能とを果たす。
それ以外の構成は本発明の第3の実施例による送信ノー
ド1と同様の構成となっている。
【0156】図22は図21の可変遅延回路15−0の
構成を示すブロック図である。図において、可変遅延回
路15−0は本発明の第3の実施例による可変遅延回路
15のフリップフロップ61−1〜61−15の代わり
にレジスタ63−1〜63−15を用いたものであり、
遅延制御信号210の値が“0000”の時には信号入
力がそのまま信号出力となり、“1111”の時には1
5段のレジスタ63−15を通過して15システムクロ
ック周期遅延された信号が信号出力となる。このように
して、可変遅延回路15−0は1システムクロック周
期、すなわち16シリアルクロック周期単位での遅延調
節を行う。
【0157】図23は図21の可変遅延回路15−1の
構成を示すブロック図である。図において、可変遅延回
路15−1はビットローテータを可変遅延回路として用
いたものであり、レジスタ64−0,64−1とセレク
タ62とからなる。
【0158】レジスタ64−1に格納されているd0〜
d15の16ビットと、レジスタ64−0に格納されて
いるd16〜d31の16ビットとの合計32ビットの
うち、どの16ビットを出力するかをセレクタ62によ
って選択する。遅延制御信号210が“0000”の時
にはd0〜d15が、“0001”の時にはd1〜d1
6が、“1111”の時にはd15〜d30が出力され
る。
【0159】このようにして、可変遅延回路15−1は
1シリアルクロック周期単位での遅延調節を行うもので
あり、機能的には本発明の第3の実施例による可変遅延
回路15と等価である。可変遅延回路15−0,15−
1の両方を用いることによって、遅延量を0〜255シ
リアルクロック周期の範囲で調節することができる。
【0160】図24は本発明の第4の実施例による受信
ノード2の構成を示すブロック図である。図において、
本発明の第4の実施例による受信ノード2は直列/並列
変換回路22の後段にパケット同期回路70を配設して
いる。パケット同期回路70から出力される誤差信号2
13は8ビット幅であり、それ以外の構成は本発明の第
3の実施例による受信ノード2と同様である。
【0161】図25は図24のパケット同期回路70の
構成を示すブロック図である。図において、パケット同
期回路70は変換タイミング検出回路26と、先頭受信
タイミング検出回路56と、セレクタ62と、レジスタ
64−0,64−1と、パケット同期パターン検出回路
81−0〜81−15と、制御回路82と、ビット同期
パターン検出回路84−0〜84−16とから構成され
ている。
【0162】パケット同期回路70はビットローテータ
を用いたフレーム同期、パケット同期機能と、交換タイ
ミング検出や先頭受信タイミング検出、及び交換タイミ
ングと先頭受信タイミングとの比較によって送信ノード
の遅延を調節するための誤差信号を求める機能とを併せ
持つ。レジスタ64−0,64−1及びセレクタ62が
ビットローテータを構成しており、この部分の構成は図
23に示す可変遅延回路15−1と同様の構成となって
いる。
【0163】パケット同期パターン検出回路81−0〜
81−15は入力された16ビット幅の並列信号をパケ
ット同期パターンと比較し、一致すればパケット同期パ
ターン検出信号220を“1”にし、一致しなければ
“0”にする。先頭受信タイミング検出回路56は16
個のパケット同期パターン検出回路81−0〜81−1
5から出力されるパケット同期パターン検出信号220
−0〜220−15の値にしたがって先頭受信タイミン
グ信号212−0,212−1を出力する。
【0164】図26は図25の先頭受信タイミング検出
回路56の動作を示す真理値表を示す図である。先頭受
信タイミング信号212−0はレジスタ64−0,64
−1に格納されている信号d0〜d30の中にパケット
同期パターンが検出されると“1”となり、それ以外の
時に“0”となる。
【0165】一方、4ビット幅の先頭受信タイミング信
号212−1はd0〜d30の中でパケット同期パター
ンが検出された位置を示し、パケット同期パターンが検
出された位置がd0〜d15の時に“0000”、d1
〜d16の時に“0001”となり、d15〜d30の
時に“1111”となる。したがって、先頭受信タイミ
ング信号212−0,212−1の両方を参照すること
によって、1パケットクロック周期の中でパケット同期
パターンが検出されたタイミングを1シリアルクロック
周期の分解能で特定することができる。
【0166】先頭受信タイミング信号212−1はセレ
クタ62の制御信号にもなっている。先頭受信タイミン
グ信号212−1が“0000”の時にはセレクタ62
からd0〜d15が出力され、“0001”の時にd1
〜d16が、“1111”の時にd15〜d30が夫々
出力される。すなわち、レジスタ64−0,64−1と
セレクタ62とから構成されるビットローテータはパケ
ット同期パターン検出回路81によるパケット同期パタ
ーンの検出位置によって制御されており、その結果、セ
レクタ62から出力された並列信号はフレーム同期がと
れている。
【0167】ビット同期パターン検出回路84−0〜8
4−16は入力された4ビット幅の並列信号が“010
1”または“1010”の時にはビット同期パターン検
出信号221を“1”とし、それ以外の時には“0”と
する。交換タイミング検出回路26は17個のビット同
期パターン検出回路84−0〜84−16から出力され
るビット同期パターン検出信号221−0〜221−1
6とイネーブル信号216との値にしたがって交換タイ
ミング信号204−0,204−1を出力する。
【0168】図27は図25の交換タイミング検出回路
26の動作を示す真理値表を示す図である。図におい
て、交換タイミング信号204−0はイネーブル信号2
16が“1”でかつレジスタ64−0,64−1に格納
されている信号d0〜d19がビット同期パターンから
それ以外のパターンへの変化点を含んでいる場合に
“1”となり、それ以外の場合に“0”となる。
【0169】一方、4ビット幅の交換タイミング信号2
04−1はd12〜d31の中での変化点の位置を示
し、変化点がd15とd16との間の時に“000
0”、d16とd17との間の時に“0001”とな
り、d30とd31との間の時に“1111”となる。
したがって、交換タイミング信号204−0,204−
1の両方を参照することによって、1パケットクロック
周期の中で信号がビット同期パターンからそれ以外のパ
ターンへと変化した変化点の位置を特定することができ
る。
【0170】本発明の第4の実施例でも交換タイミング
検出モードと遅延調節モードとパケット伝送モードとの
3つの動作モードを持ち、夫々のモードにおける動作は
基本的に本発明の第3の実施例と同様である。
【0171】交換タイミング検出モードでは受信ノード
2が本発明の第3の実施例の場合と同様に、ビット同期
パターンとアイドルパターンとを交互に受信する。先に
述べたように、パケット同期回路70のレジスタ64−
0,64−1に格納されている信号d0〜d19がビッ
ト同期パターンからそれ以外のパターンへの変化点を含
んでいる時に交換タイミング信号204−0が“1”と
なり、交換タイミング信号204−1はd12〜d31
の中での変化点の位置を示す。これらの信号は制御回路
82に与えられる。
【0172】図28は図25の制御回路82の構成を示
すブロック図である。図において、制御回路82はカウ
ンタ53と、パケットクロック発生回路55と、誤差検
出回路83と、減算回路88と、レジスタ89−0,8
9−1とから構成されている。
【0173】カウンタ53は交換タイミング信号204
−0が“1”になるとリセットされ、システムクロック
121によって「10」までカウントアップした後に
「0」に戻る。すなわち、1パケットクロック周期の動
作を繰返すことによって交換タイミングを記憶する。ま
た、交換タイミング信号204−1はレジスタ89−0
に書込まれる。
【0174】レジスタ89−0には交換タイミング信号
204−0がイネーブル信号として与えられており、交
換タイミング信号204−1が更新された直後に1回だ
け交換タイミング信号204−1が書込まれる。すなわ
ち、本発明の第4の実施例ではカウンタ53とレジスタ
89−0とが交換タイミングを記憶する。
【0175】遅延調節モードでは本発明の第3の実施例
と同様に、送信ノード1−0と受信ノード2−0とが、
送信ノード1−1と受信ノード2−1とが、送信ノード
1−2と受信ノード2−2とが、送信ノード1−3と受
信ノード2−3とが夫々固定的に接続され、送信ノード
1−0〜1−3はアイドルパターンをペイロートcとし
たパケットを送信する。
【0176】受信ノード2−0〜2−3において受信さ
れたパケットは光受信器20によって電気信号に変換さ
れ、ビット同期回路21によってビット同期された後、
直列/並列変換回路22によって並列信号223に変換
され、パケット同期回路70に入力される。但し、この
時点でフレーム同期はとれていない。
【0177】先に述べたように、パケット同期回路70
のレジスタ64−0,64−1に格納されている信号d
0〜d30がパケット同期パターンを含む時に先頭受信
タイミング信号212−0が“1”となり、先頭受信タ
イミング信号212−1はd0〜d30の中でのパケッ
ト同期パターンの位置を示す。これらの信号は制御回路
82に入力される。
【0178】先頭受信タイミング信号212−0は誤差
検出回路83に与えられ、先頭受信タイミング信号21
2−0が“1”になる時のカウンタ値205が誤差信号
213−0となる。すなわち、誤差信号213−0は1
6シリアルクロック周期単位での先頭受信タイミングと
交換タイミングとの誤差を示し、その値は0〜10の範
囲内である。
【0179】一方、先頭受信タイミング信号212−1
は先頭受信タイミング信号212−0をイネーブル信号
とするレジスタ89−1に格納される。減算回路88は
レジスタ89−0,89−1に格納された交換タイミン
グ信号204−1と先頭受信タイミング信号212−1
との減算を行い、誤差信号213−1を得る。誤差信号
213−1は1シリアルクロック周期単位での先頭受信
タイミングと交換タイミングとの誤差を示す。
【0180】誤差信号213−0を上位4ビットとし、
誤差信号213−1を下位4ビットとすると、8ビット
で0〜175シリアルクロック周期、すなわち1パケッ
トクロック周期の範囲の誤差を1シリアルクロック周期
の分解能で示す誤差信号213が得られる。この誤差信
号213はストローブ信号214によってバスインタフ
ェース28に書込まれ、CPU5に送られる。CPU5
は本発明の第3の実施例の場合と同様に、受信ノード2
−0から得られた誤差信号213を基に新たな遅延制御
信号210を計算し、これを送信ノード1−0に与え
る。
【0181】受信ノード2−1と送信ノード1−1との
間、受信ノード2−2と送信ノード1−2との間、受信
ノード2−3と送信ノード1−3との間でも上記と同様
の処理が行われる。以上のようにして、全ての送信ノー
ド1−0〜1−3で遅延量の調節が終了すると、ネット
ワークはパケット伝送モードに入る。
【0182】パケット伝送モードでは通常のパケット交
換が行われる。交換タイミング検出モードと遅延調節モ
ードとを経て送信ノード1の可変遅延回路15の遅延量
が調節された結果、パケット交換機3の交換タイミング
はガードタイムaのちょうど中間に位置する。
【0183】これは受信ノード2におけるパケット同期
回路70において先に述べた方法によって実現される。
また、パケット同期はパケット同期回路70のパケット
クロック発生回路55がカウンタ値205を基にパケッ
トクロックを発生することによって実現される。
【0184】本発明の第3の実施例による可変遅延回路
15、パケット同期回路70は何れもシリアルクロック
で動作するが、本発明の第4の実施例では可変遅延回路
15が並列/直列変換回路12の前に、パケット同期回
路70が直列/並列変換回路22の後に夫々位置し、い
ずれもシステムクロックで動作する。
【0185】システムクロックの周波数はシリアルクロ
ックの周波数より低く、例えば本実施例においてシリア
ルクロックの周波数を3.2GHzとすると、システム
クロックの周波数は200MHzになる。3.2GHz
で動作する電気回路を実現するためには非常に高価な製
造プロセスが必要になるが、200MHz程度の電気回
路であれば、現時点でのCMOS(Complemen
tary MetalOxide Semicondu
ctor)プロセスで容易に実現され、低コストで実現
される。
【0186】また、本発明の第4の実施例では可変遅延
回路15、交換タイミング信号204、先頭受信タイミ
ング信号212、誤差信号213等が粗調と微調との組
合せで構成されている。そのため、遅延調節の分解能は
本発明の第3の実施例と同等の分解能を維持しながら、
調節可能な遅延の範囲が本発明の第3の実施例の16倍
になっている。その結果、光ファイバ100の長さを予
め調節する時に、本発明の第3の実施例の場合の16倍
の誤差が許容される。光ファイバ101の長さに関して
は本発明の第3の実施例と同様で、調節の必要がない。
【0187】本発明の第5の実施例は4×4のパケット
交換ネットワークであり、フレーム同期の際にいわゆる
ウィンドウ制御を行うことを特徴としている。本発明の
第5の実施例は基本的に本発明の第4の実施例と同じで
あり、受信ノード2のパケット同期回路70内にウィン
ドウ制御を行う同期保護回路を備えている点だけが本発
明の第4の実施例とは異なる。
【0188】図29は本発明の第5の実施例によるパケ
ット同期回路70の構成を示すブロック図である。図に
おいて、パケット同期回路70は同期保護回路65を設
けた以外は図25に示す本発明の第4の実施例によるパ
ケット同期回路70と同様の構成となっており、同一構
成要素には同一符号を付してある。
【0189】同期保護回路65は上記のように、フレー
ム同期の際にいわゆるウィンドウ制御を行い、入力され
た先頭受信タイミング信号212−0,212−1から
セレクタ制御信号222を生成する。
【0190】図30は図29の同期保護回路65の構成
を示すブロック図であり、図31は図29の同期保護回
路65の動作を示すタイミングチャートであり、図32
は図29の同期保護回路65のステートマシンの動作を
示す状態遷移図である。
【0191】図29において、同期保護回路65はカウ
ンタ66と、ステートマシン67とから構成されてい
る。ステートマシン67は図32に示す状態遷移図にし
たがって動作する。
【0192】図32において、Yはウィンドウ信号22
5が“1”の期間中に先頭受信タイミング信号212−
0が“1”になったことを示し、Nはウィンドウ信号2
25が“1”の期間中に先頭受信タイミング信号212
−0が“1”にならなかったことを示す。初期状態では
ステートマシン67の状態は状態#0である。
【0193】リセットイネーブル信号224はステート
マシン67が状態#0の時に“1”、それ以外の時に
“0”になる。リセットイネーブル信号224が“1”
の時に先頭受信タイミング信号212−0が“1”にな
ると、カウンタ66がリセットされる。カウンタ66は
「10」までカウントアップすると、「0」に戻る。
【0194】カウンタ66の値が「10」,「0」,
「1」の時、またはリセットイネーブル信号224が
“1”の時、ウィンドウ信号225が“1”になる。以
後、ウィンドウ信号225が“1”である期間をウィン
ドウと呼ぶ。
【0195】ステートマシン67の状態が状態#2以下
の時、ウィンドウ内で先頭受信タイミング信号212−
0が“1”になると、ステートマシン67の状態が1増
え、ウィンドウ内で先頭受信タイミング信号212−0
が“1”にならないと、状態#0に戻る。
【0196】したがって、3回連続でウィンドウ内で先
頭受信タイミング信号212−0が“1”になると、ス
テートマシン67の状態は状態#3になる。ステートマ
シン67が状態#0、状態#1、状態#2の時にはパケ
ット同期が外れているとみなされ、セレクタ制御信号2
22は変化しないが、状態#3、状態#4、状態#5で
はパケット同期がとれているとみなされ、先頭受信タイ
ミング信号212−1がセレクタ制御信号222として
出力される。
【0197】状態#3になってから、ウィンドウ内で先
頭受信タイミング信号212−0が“1”にならないN
の状態が3回連続すると、ステートマシン67は状態#
4、状態#5を経て状態#0に戻る。
【0198】以上のような同期保護回路65の動作によ
って、本発明の第5の実施例ではパケット同期が外れた
状態から3回連続でウィンドウ内でパケット同期パター
ンが検出された場合に初めてパケット同期がとれたとみ
なす、いわゆる後方保護と、パケット同期が確立した状
態から3回連続でウィンドウ内でパケット同期パターン
が検出されなかった場合に初めて同期が外れたとみな
す、いわゆる前方保護とを実現している。
【0199】本発明の第5の実施例では後方保護を行う
ことによって、パケット同期パターン以外の信号にビッ
ト誤りが生じてパケット同期パターンに変化してしまう
ことによる疑似同期引込みを防ぐことができ、前方保護
を行うことによって、パケット同期パターンにビット誤
りが生じることによる同期外れを防ぐことができる。
【0200】高速の信号を光スイッチ等のアナログスイ
ッチで交換するパケット交換ネットワークでは、スイッ
チを切換える度に受信ノードで受信されるパケットのフ
レーム位相、パケット位相が変化する可能性があるの
で、パケット毎にフレーム同期、パケット同期をとる必
要がある。本発明の第5の実施例はこのようなパケット
交換ネットワークにおいて、ある長さのウィンドウを定
義し、このウィンドウの中で検出されたパケット同期パ
ターンのみを真のパケット同期パターンとみなすことに
よって前方保護及び後方保護を可能としている。
【0201】その際、ウィンドウの長さを短くする程、
前方保護、後方保護の精度が高くなる。本実施例では本
発明の第4の実施例で詳細に示した方法によって各送信
ノード1からパケット交換機3までのスキューを吸収す
るので、ウィンドウの長さを十分に短くすることができ
る。
【0202】本発明の第6の実施例は4×4のパケット
交換ネットワークである。パケット交換機の内部には遅
延のばらつき、すなわちスキューがないとすると、パケ
ット交換機内の全てのスイッチ素子の交換タイミングが
等しくなるので、送信ノードからパケット交換機までの
遅延をパケット交換機の交換タイミングに合わせるよう
に自動的に調節する方法を適用することによって、全て
の送信ノードからパケット交換機内の全てのスイッチ素
子までのスキューを吸収することができる。
【0203】しかしながら、パケット交換機の内部にス
キューがある場合には、上記の方法を適用してもパケッ
ト交換機内のスキューを吸収することができない。本発
明の第6の実施例はこのようなパケット交換機内のスキ
ューを吸収する方法を提供する。
【0204】本発明の第6の実施例の構成は基本的に本
発明の第4の実施例と同じである。パケット交換機3の
光スイッチ30の構成と、スキュー吸収のための制御方
法だけが本発明の第4の実施例とは異なる。
【0205】図33は本発明の第6の実施例による光ス
イッチ30の構成を示すブロック図である。図におい
て、本発明の第6の実施例による光スイッチ30は光分
波器33−0〜33−3と光ゲートスイッチ34−0〜
34−15との間の全ての光配線に光可変遅延器37−
0〜37−15が挿入されている以外は図4に示す本発
明の第1の実施例による光スイッチ30と同様の構成と
なっており、同一構成要素には同一符号を付してある。
ここで、光可変遅延器37−0〜37−15は光ファイ
バに与える張力を変えることによって、経路長を可変に
したものである。
【0206】本発明の第6の実施例において、CPU5
はまず光スイッチ30の全ての光可変遅延器37−0〜
37−15の遅延量を可変範囲の中心に設定し、本発明
の第4の実施例で示したのと同様の方法によって第1回
目の交換タイミング検出モード、遅延調節モードの動作
を行う。
【0207】次に、CPU5はパケット交換機3による
送信ノード1と受信ノード2との接続の組合せを変え、
第2回目の交換タイミング検出モード、遅延調節モード
の動作を行う。この時、交換タイミング検出モードでは
送信ノード1−0と受信ノード2−1とを接続した状態
と、送信ノード1−1と受信ノード2−1とを接続した
状態とを交互に繰返し、遅延調節モードでは送信ノード
1−0と受信ノード2−1とを接続する。つまり、第1
回目の交換タイミング検出モード、遅延調節モードでは
受信ノード2−0を用いて送信ノード1−0の遅延調節
を行い、第2回目の交換タイミング検出モード、遅延調
節モードでは受信ノード2−1を用いて送信ノード1−
0の遅延調節を行う。
【0208】第2回目の遅延調節で得られた遅延制御信
号210は送信ノード1−0に与えず、同等の遅延調節
を光可変遅延器37−1で行う。次に、CPU5は受信
ノード2−2を用いて送信ノード1−0の第3回目の遅
延調節を行う。この結果、得られた遅延制御信号210
も送信ノード1−0に与えず、同等の遅延調節を光可変
遅延器37−2で行う。
【0209】さらに、CPU5は受信ノード2−3を用
いて第4回目の遅延調節を行い、この結果を光可変遅延
器37−3に与える。以上によって、入力ポート32−
0から光ゲートスイッチ34−0,34−4,34−
8,34−12までの4経路間のスキューを吸収するこ
とができる。同様の動作を入力ポート32−1,32−
2,32−3に対しても行うことによって、光スイッチ
30内の全ての入力ポート32−0〜32−3から光ゲ
ートスイッチ34−0〜34−15までの間のスキュー
を吸収することができる。
【0210】本発明の第7の実施例は4×4のパケット
交換ネットワークである。本実施例は送信ノード1−0
〜1−3及び受信ノード2−0〜2−3の構成が本発明
の第4の実施例とは異なり、それ以外の部分の構成は本
発明の第4の実施例と同様である。また、本実施例はパ
ケット構成が本発明の第4の実施例とは異なり、それに
伴ってパケットクロック周期がシステムクロックの周期
の12倍となっている。
【0211】図34は本発明の第7の実施例による送信
ノード1の構成を示すブロック図である。図において、
本発明の第7の実施例による送信ノード1は送信ノード
1のビット同期パターン付加回路11と可変遅延回路1
5−0との間に送信アドレス付加回路90を加えた以外
は図21に示す本発明の第4の実施例による送信ノード
1と同様の構成となっており、同一構成要素には同一符
号を付してある。
【0212】図35は本発明の第7の実施例による送信
ノード1の送信アドレス付加回路90から出力される信
号を示すタイミングチャートである。これら図34及び
図35を参照して送信アドレス付加回路90の動作につ
いて説明する。
【0213】送信アドレス付加回路90はモード信号2
17の値が“10”の時、すなわち遅延調節モードとパ
ケット伝送モードとにおいて、自ノードの番号を16ビ
ットの送信アドレスeとして各パケットのパケット同期
パターンdの後に挿入する。例えば、送信ノード1−1
では“0000000000000001”という16
ビットの送信アドレスeとして全てのパケットに付加す
る。
【0214】図36は本発明の第7の実施例による受信
ノード2の構成を示すブロック図である。図において、
本発明の第7の実施例による受信ノード2は送信アドレ
ス検出回路91とアンド(AND)回路92とを加えた
以外は図24に示す本発明の第4の実施例による受信ノ
ード2と同様の構成となっており、同一構成要素には同
一符号を付してある。
【0215】図36において、送信アドレス検出回路9
1は受信したパケットに付加されている送信アドレスe
を読取り、読取った送信アドレスeが自ノードの番号と
等しい場合にアドレス一致信号235を“1”とし、そ
れ以外の場合に“0”とする。例えば、受信ノード2−
1では読取った送信アドレスeが“000000000
0000001”である場合にアドレス一致信号235
を“1”にする。
【0216】アンド回路92はパケット同期回路70が
出力するストローブ信号214とアドレス一致信号23
5との論理積をストローブ信号234として出力する。
すなわち、ストローブ信号234は自ノードと同じ番号
の送信ノードから送信されたパケットを受信した場合の
み有効となる。
【0217】本発明の第7の実施例は本発明の第4の実
施例と同様に、交換タイミング検出モード、遅延調節モ
ード、パケット伝送モードの3つの動作モードを持ち、
起動時、すなわち初期状態では交換タイミング検出モー
ドで動作し、続いて遅延調節モード、パケット伝送モー
ドの順で動作する。本発明の第7の実施例は交換タイミ
ング検出モードでの動作が本発明の第4の実施例と全く
等しい。また、遅延調節モードでの動作も、パケットに
送信アドレスが付加されていることを除いて本発明の第
4の実施例と等しい。したがって、ここではパケット伝
送モードでの動作のみ説明する。
【0218】パケット伝送モードにおいて、CPU5は
全ての送信ノード1のモード信号217を“10”に、
受信ノード2のイネーブル信号216を“0”にする。
また、トリガ信号215は常に“1”にする。遅延制御
信号210は遅延調節モード終了時の値を保持する。送
信ノード1は入力されたデータをパケットのペイロード
cとし、ビット同期パターンb、パケット同期パターン
d、送信アドレスeを付加したパケットを送信し、パケ
ット交換機3は制御回路31の指示にしたがってパケッ
ト交換を行い、受信ノード2はパケットを受信する。
【0219】受信ノード2においては遅延調節モードの
場合と同様に、先頭受信タイミングの検出を行う。この
場合、トリガ信号215が常に“1”なので、誤差検出
回路83はパケットを受信する度に誤差信号213を更
新し、同時にストローブ信号214を“1”にする。す
でに述べたように、アドレス一致信号235は自ノード
と同じ番号の送信ノードから送信されたパケットを受信
した場合のみ“1”となり、ストローブ信号234はス
トローブ信号214とアドレス一致信号235との論理
積なので、誤差信号213は受信したパケットが自ノー
ドと同じ番号の送信ノードから送信されたものである場
合のみバスインタフェース28に書込まれ、CPU5に
送られる。
【0220】CPU5は各受信ノード2から送られてく
る誤差信号213を監視し、これが予め定めた第1のし
きい値より大きいか、予め定めた第2のしきい値より小
さい場合にアラームを発し、パケット交換ネットワーク
を初期状態に戻して再び交換タイミング検出モード、遅
延調節モード、パケット伝送モードの動作を行う。
【0221】以上のようにして、本発明の第7の実施例
によるパケット交換ネットワークではパケット伝送モー
ドでの動作中に誤差信号213の監視を行う。例えば、
温度変化によって光ファイバの遅延量が変化すると、パ
ケットが光スイッチを通過するタイミングと交換タイミ
ングとの間にズレが生じ、ついにはガードタイムaの中
で交換が行われなくなる。このような変化は誤差信号2
13の増加または減少として現れるので、誤差信号21
3が第1のしきい値以上または第2のしきい値以下にな
った場合に再び交換タイミング検出モード、遅延調節モ
ードを行うことによって、交換タイミングがガードタイ
ムaから外れるのを防ぐことができる。
【0222】図37は本発明の第8の実施例によるパケ
ット交換ネットワークの構成を示すブロック図である。
図において、本発明の第8の実施例によるパケット交換
ネットワークは4×4のパケット交換ネットワークであ
り、制御回路31と受信ノード2/0〜2−3との間に
それぞれアドレス一致信号235−0〜235−3を加
えた構成となっている。また、本発明の第8の実施例に
よる送信ノード1の構成は本発明の第4の実施例による
送信ノード1の構成と同様となっている。
【0223】図38は本発明の第8の実施例による受信
ノード2の構成を示すブロック図である。図において、
本発明の第8の実施例による受信ノード2はアンド回路
92を加えた以外は図24に示す本発明の第4の実施例
による受信ノード2と同様の構成となっており、同一構
成要素には同一符号を付してある。
【0224】図38において、アンド回路92はパケッ
ト同期回路70から出力されるストローブ信号214と
制御回路31から送られてくるアドレス一致信号235
との論理積をストローブ信号234として出力する。本
発明の第8の実施例の上記以外の部分の構成及びパケッ
ト構成は本発明の第4の実施例と同様となっている。
【0225】本発明の第8の実施例も本発明の第4の実
施例と同様に、交換タイミング検出モード、遅延調節モ
ード、パケット伝送モードの3つの動作モードを持ち、
起動時、すなわち初期状態では交換タイミング検出モー
ドで動作し、続いて遅延調節モード、パケット伝送モー
ドの順で動作する。本発明の第8の実施例は交換タイミ
ング検出モード及び遅延調節モードでの動作が本発明の
第4の実施例と全く等しい。したがって、ここではパケ
ット伝送モードでの動作のみ説明する。
【0226】パケット伝送モードにおいて、CPU5は
全ての送信ノード1のモード信号217を“10”に、
受信ノード2のイネーブル信号216を“0”にする。
また、トリガ信号215は常に“1”にする。遅延制御
信号210は遅延調節モード終了時の値を初期値とす
る。送信ノード1は入力されたデータをパケットのペイ
ロードcとし、ビット同期パターンb、パケット同期パ
ターンdを付加したパケットを送信し、パケット交換機
3は制御回路31の指示にしたがってパケット交換を行
い、受信ノード2はパケットを受信する。
【0227】制御回路31は送信ノード1の前段にある
バッファ(図示せず)からパケットの転送先を示すリク
エスト信号(図示せず)を受信し、これを調停した結果
にしたがって光スイッチ30を制御している。したがっ
て、制御回路31は全てのパケットがどの送信ノード1
からどの受信ノード2へ送られるかを知っている。そこ
で、制御回路31は番号の等しい送信ノード1から受信
ノード2へのパケット伝送が行われる場合に、その受信
ノード2へのアドレス一致信号235を“1”にする。
その他の場合にはアドレス一致信号235を“0”にす
る。例えば、送信ノード1−0から受信ノード2−0へ
パケットが送られる場合、アドレス一致信号235−0
を“1”にする。
【0228】以下、送信ノード1−0と受信ノード2−
0との動作のみを説明するが、他の送信ノード1及び受
信ノード2もそれらと同様に動作する。受信ノード2−
0においては遅延調節モードの場合と同様に、先頭受信
タイミングの検出が行われる。この場合、トリガ信号2
15が常に“1”なので、誤差検出回路83はパケット
を受信する度に誤差信号213を更新し、同時にストロ
ーブ信号214を“1”にする。
【0229】ここで、受信したパケットが送信ノード1
−0から送られたものであったとすると、アドレス一致
信号235が“1”となっているので、この時、誤差信
号213がストローブ信号234によってバスインタフ
ェース28に書込まれ、CPU5に送られる。
【0230】CPU5は誤差信号213が予め定めた第
1のしきい値より大きいか、予め定めた第2のしきい値
より小さい場合に、その誤差信号213に基づいて新た
な遅延制御信号210を計算し、これを送信ノード1−
0の可変遅延回路15に送る。可変遅延回路15は新た
な遅延制御信号210にしたがって遅延量を変更する。
但し、この遅延量の変更はガードタイムa内で行われる
ようタイミングが制御されており、これによってパケッ
トが損傷することはない。
【0231】以上のようにして、本発明の第8の実施例
によるパケット交換ネットワークではパケット伝送モー
ドでの動作中に誤差信号213の監視を行い、誤差信号
213が第1のしきい値以上または第2のしきい値以下
になった場合に、これを送信ノード1に帰還して遅延量
の再調整を行う。したがって、温度変化等によってパケ
ットの通過タイミングと交換タイミングとがずれた場合
でも、自動的にこれを補正し、交換タイミングがガード
タイムaから外れるのを防ぐことができる。
【0232】また、本発明の第7の実施例ではパケット
に付加した送信アドレスeを受信ノード2が読取ること
によってタイミングを監視すべきパケット、すなわち同
じ番号の送信ノード1から受信ノード2へと送られるパ
ケットを判別しているが、本発明の第8の実施例ではこ
れと同様のことを、制御回路31が受信ノード2に対し
てアドレス一致信号235を出力することによって行っ
ている。これによって、本発明の第8の実施例ではパケ
ットのオーバヘッドが本発明の第7の実施例よりも小さ
くなるという利点が生ずる。
【0233】本発明の第1の実施例から本発明の第8の
実施例において、パケット交換ネットワークは4×4と
したが、送信ノード1の数、受信ノード2の数、パケッ
ト交換機3のポート数は任意である。また、1ノードあ
たりの伝送レート、並列/直列変換の多重数、ガードタ
イムa、ビット同期パターンb、パケット同期パターン
d、ペイロードc、アイドルパターン等の長さやパター
ンも任意に設定することができる。
【0234】本発明の第1の実施例から本発明の第8の
実施例において、パケット交換機3には光スイッチ30
を用いたが、代わりに電気のスイッチを用いても良い。
また、光スイッチ30を用いる場合にも、その構成や動
作原理は任意である。例えば、ニオブ酸リチウム基板上
に作成した電気光学効果光スイッチや、光ファイバ同士
の結合を機械的に切換えるメカニカルスイッチ等を用い
ることも可能である。
【0235】本発明の第1の実施例から本発明の第8の
実施例において、遅延調節等の制御にはCPUを用いた
が、制御手段はこの限りではない。例えば、ロジック回
路等のハードウェアによって全ての制御を行っても良
い。また、CPUと送信ノード、受信ノード、パケット
交換機等との間はバスで接続したが、接続の方法もバス
に限らない。例えば、各構成要素間を個別の制御線によ
って接続しても良い。
【0236】本発明の第3の実施例から本発明の第8の
実施例において、交換タイミング検出モード、遅延調節
モードで接続する送信ノード、受信ノードの組合せはこ
の限りではない。例えば、交換タイミング検出モードに
おいて、図17(a),(b)の接続を交互に繰返す代
わりに、図39(a),(b)や図40(a),(b)
の接続を交互に繰返しても良い。
【0237】また、遅延調節モードにおいても、まず送
信ノード1−0と受信ノード2−0とを接続して送信ノ
ード1−0の遅延調節を行い、次に送信ノード1−1と
受信ノード2−0とを接続して送信ノード1−1の遅延
調節を行い、というように全ての送信ノードを同一の受
信ノードに接続して遅延調整を行う等、様々な接続の組
合せが考えられる。
【0238】本発明の第3の実施例から本発明の第8の
実施例において用いた交換タイミング検出手段及び先頭
検出手段は、他の方法で代替することができる。例え
ば、交換タイミング検出手段としては本発明の第1の実
施例で用いた方法を用いることができるし、先頭検出手
段としても本発明の第1の実施例で用いた交換タイミン
グ検出手段のようにアナログ的に信号波形を監視するこ
とによってパケットの先頭を検出するような方法を採る
ことができる。
【0239】本発明の第3の実施例から本発明の第8の
実施例において遅延調節モードでの遅延調節を各送信ノ
ードにつき1回だけ行ったが、遅延調節の回数は1回に
限らない。例えば、誤差信号を3回程度求め、その平均
値を用いるような方法を採っても構わない。
【0240】本発明の第6の実施例において、パケット
交換機3の内部のスキューを吸収するための光可変遅延
器37−0〜37−15は光ファイバに与える張力を変
えることによって経路長を可変にしたものとしたが、光
可変遅延器37−0〜37−15の原理及び構成はこれ
に限らない。例えば、2つのレンズからなるコリメート
光学系のレンズ間の距離を可変にしたもの等を用いるこ
とができる。また、スキューの吸収は光可変遅延器37
−0〜37−15によらずとも、光ゲートスイッチ34
−0〜34−15をオンオフするための制御信号に与え
る遅延を調節することによっても可能である。
【0241】本発明の第1の実施例から本発明の第8の
実施例の説明で詳細に述べたように、本発明は元々同期
動作しないアナログスイッチを含むパケット交換ネット
ワークを同期動作させる手段を提供するものである。
【0242】このように、パケットを送信する複数の送
信ノード1−0〜1−3と、該送信ノード1−0〜1−
3から送信されたパケットの交換を行うパケット交換機
3と、該パケット交換機3によって交換されたパケット
を受信する複数の受信ノード2−0〜2−3とからな
り、パケットの境界にガードタイムaが設けられている
パケット交換ネットワークにおいて、パケット交換機3
の交換タイミングを検出し、該交換タイミングを交換タ
イミング信号として出力する交換タイミング検出回路2
6と、交換タイミングを記憶するタイミング記憶回路2
7とを受信ノード2−0〜2−3に備えることによっ
て、パケット交換機3から受信ノード2−0〜2−3ま
での経路長の調節を行わなくても、受信ノード2−0〜
2−3がパケット交換機3の交換タイミングと同期して
動作することができる。
【0243】その結果、送信ノード1−0〜1−3から
パケット交換機3までの経路長だけを厳密に調節してお
けば、ネットワーク全体を同期動作させることができる
ので、例えばパケットにパケット同期パターンを付加し
なくてもパケット同期をとることができ、パケット伝送
のレイテンシを削減することができる。
【0244】パケットを送信する複数の送信ノード1−
0〜1−3と、該送信ノード1−0〜1−3から送信さ
れたパケットの交換を行うパケット交換機3と、該パケ
ット交換機3によって交換されたパケットを受信する複
数の受信ノード2−0〜2−3とからなり、パケットの
境界にガードタイムaが設けられているパケット交換ネ
ットワークにおいて、長さが可変な遅延をパケットに与
える可変遅延回路15を送信ノード1−0〜1−3に備
えることによって、送信ノード1−0〜1−3からパケ
ット交換機3までの遅延調節を容易に行うことができる
ので、送信ノード1−0〜1−3からパケット交換機3
までの経路長を厳密に調節しなくても、送信ノード1−
0〜1−3がパケット交換機3の交換タイミングと同期
して動作することができる。
【0245】その結果、パケット交換機3の交換のため
にパケット間に設けるガードタイムaの長さを最小限に
抑えることができ、パケット交換機3から受信ノード2
−0〜2−3までの経路長だけを厳密に調節しておけ
ば、ネットワーク全体を同期動作させることができるの
で、パケットにパケット同期パターンを付加しなくても
パケット同期をとることができ、パケット伝送のレイテ
ンシを削減することができる。
【0246】パケット交換機3の交換タイミングを検出
しかつ該交換タイミングを交換タイミング信号として出
力する交換タイミング検出回路26と、パケットの先頭
受信タイミングを検出しかつ該先頭受信タイミングを先
頭受信タイミング信号として出力する先頭受信タイミン
グ検出回路56と、該交換タイミング信号と該先頭受信
タイミング信号とから該交換タイミングと該先頭受信タ
イミングとの時間差を求める制御回路82とを受信ノー
ド2−0〜2−3に備え、該時間差を送信ノード1−0
〜1−3の可変遅延回路15がパケットに与える遅延の
長さに帰還することによって、送信ノード1−0〜1−
3からパケット交換機3までの遅延調節を自動的に行う
ことができる。この場合、送信ノード1−0〜1−3か
らパケット交換機3までの経路長調節及びパケット交換
機3から受信ノード2−0〜2−3までの経路長調節の
何れも行わなくても、すべての送信ノード1−0〜1−
3及び受信ノード2−0〜2−3をパケット交換機3の
交換タイミングと同期して動作させることができる。
【0247】第1の送信ノードがビット同期パターンと
等しい第1の信号パターンを送信し、第2の送信ノード
がビット同期パターンとは異なる第2の信号パターンを
送信するパケット交換機において、ある出力ポートの出
力信号を第1の送信ノードから出力された信号から第2
の送信ノードから出力された信号へ、または第2の送信
ノードから出力された信号から第1の送信ノードから出
力された信号へ交換し、受信ノードは出力信号を受信
し、第1の信号パターンから第2の信号パターンへの変
化点、または第2の信号パターンから第1の信号パター
ンへの変化点を検出して交換タイミングを検出すること
によって、この交換タイミングの検出をロジック回路の
みで実現することでき、低コストで実現することができ
る。また、この検出方法はアナログ的な波形に依存しな
いので、雑音に強くかつ高精度で交換タイミングを検出
することができる。
【0248】交換タイミング信号を、クロックの何周期
目であるかを示す情報と、そのクロック周期における並
列信号内の位置を示す情報とから構成することによっ
て、交換タイミング検出回路26を並列回路で構成する
ことができる。また、この構成は動作クロック周波数を
低くすることができるので、安価な半導体プロセスで実
現することができ、低コストで実現することができる。
さらに、この構成は交換タイミング信号の分解能を十分
に小さくしながら広い範囲の交換タイミングを表すこと
ができる。
【0249】送信ノード1−0〜1−3がパケットにパ
ケット同期パターンを付加して送信し、受信ノード2−
0〜2−3が該パケット同期パターンを検出してパケッ
トの先頭受信タイミングを検出することによって、パケ
ットの先頭受信タイミングの検出をロジック回路のみで
実現することができ、低コストで実現することができ
る。また、この検出方法ではアナログ的な波形に依存し
ないので、雑音に強くかつ高精度で先頭受信タイミング
を検出することができる。
【0250】先頭受信タイミング信号を、クロックの何
周期目であるかを示す情報と、そのクロック周期におけ
る並列信号内の位置を示す情報とから構成することによ
って、先頭受信タイミング検出回路56を並列回路で構
成することができる。また、この構成は動作クロック周
波数を低くすることができるので、安価な半導体プロセ
スで実現することができ、低コストで実現することがで
きる。さらに、この構成は先頭受信タイミング信号の分
解能を十分に小さくしながら広い範囲の先頭受信タイミ
ングを表すことができる。
【0251】可変遅延回路15を、複数のフリップフロ
ップ61−1〜61−15またはレジスタ63−1〜6
3−15を多段に接続したシフトレジスタ60と、複数
のフリップフロップ61−1〜61−15の出力または
レジスタ63−1〜63−15の出力の中から1つを選
択して出力するセレクタ62とから構成することによっ
て、可変遅延回路15をロジック回路のみで実現するこ
とができ、低コストで実現することができる。また、可
変遅延回路15は遅延量を正確にクロック周期の整数倍
に設定することができ、高精度とすることができる。
【0252】可変遅延回路15を、並列信号のビット順
を巡回して出力するビットローテータから構成すること
によって、可変遅延回路15を並列ロジック回路のみで
実現することができ、動作クロック周波数を低くするこ
とができるので、非常に低コストで実現することができ
る。しかも、可変遅延回路15は遅延の可変ステップを
十分に小さくすることができるので、高精度に遅延調節
することができる。
【0253】送信ノード1−0〜1−3がパケットにパ
ケット同期パターンを付加して送信し、受信ノード2−
0〜2−3が該パケット同期パターンを検出してフレー
ム同期あるいはパケット同期を実現し、かつ受信ノード
2−0〜2−3において最初にパケット同期パターンが
検出されたタイミングを中心とするある一定時間の範囲
をウィンドウとし、次のパケット以降ではウィンドウ内
でのみパケット同期パターンの検出を行うことによっ
て、フレーム同期あるいはパケット同期の前方保護、後
方保護を実現することができる。この方法では後方保護
を行うことによって、同期パターン以外のパターンに誤
同期する可能性を減らすことができ、前方保護を行うこ
とによって、同期パターンにビット誤りが生じることに
よる同期外れを防ぐことができる。
【0254】第1の送信ノードからパケット交換機3の
第1の入力ポートと第1のスイッチ素子とをへて第1の
受信ノードに至る第1の伝送経路上で求められた交換タ
イミングと先頭受信タイミングとの差を第1の時間差と
し、第1の送信ノードからパケット交換機3の第1の入
力ポートと第2のスイッチ素子とをへて第2の受信ノー
ドに至る第2の伝送経路上で求められた交換タイミング
と先頭受信タイミングとの差を第2の時間差とし、第1
の時間差と第2の時間差との差を、第1の入力ポートか
ら第1のスイッチ素子までの遅延または第1の入力ポー
トから第2のスイッチ素子までの遅延の何れかに帰還す
ることによって、パケット交換機3内のスキューを自動
的に吸収することができる。
【0255】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、パ
ケットを送信する複数の送信ノードと、送信ノードから
送信されたパケットの交換を行うパケット交換機と、パ
ケット交換機で交換されたパケットを受信する複数の受
信ノードとを含み、パケットの境界にガードタイムを設
けたパケット交換ネットワークにおいて、パケット交換
機の交換タイミングを検出しかつその検出した交換タイ
ミングを交換タイミング信号として出力する交換タイミ
ング検出手段と、交換タイミングを記憶するタイミング
記憶手段とを複数の受信ノード各々のうちの少なくとも
一つに備えることによって、伝送路長を厳密に調節する
ことなく、ガードタイムの長さを最低限に抑え、ネット
ワークの伝送効率を高くすることができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるパケット交換ネッ
トワークの構成を示すブロック図である。
【図2】図1の送信ノードの構成を示すブロック図であ
る。
【図3】図1の送信ノードのビット同期パターン付加回
路から出力される信号を示すタイミングチャートであ
る。
【図4】図1の光スイッチの構成を示すブロック図であ
る。
【図5】図1の受信ノードの構成を示すブロック図であ
る。
【図6】図5の交換タイミング検出回路及びタイミング
記憶回路の構成を示すブロック図である。
【図7】図6の交換タイミング検出回路及びタイミング
記憶回路の動作を示すタイミングチャートである。
【図8】本発明の第2の実施例によるパケット交換ネッ
トワークの構成を示すブロック図である。
【図9】図8の送信ノードの構成を示すブロック図であ
る。
【図10】図8の受信ノードの構成を示すブロック図で
ある。
【図11】本発明の第3の実施例によるパケット交換ネ
ットワークの構成を示すブロック図である。
【図12】図11の送信ノードの構成を示すブロック図
である。
【図13】本発明の第3の実施例による送信ノード内の
ビット同期パターン付加回路から出力される信号を示す
タイミングチャートである。
【図14】図12の可変遅延回路の構成を示すブロック
図である。
【図15】図12の受信ノードの構成を示すブロック図
である。
【図16】図15のパケット同期回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図17】(a)及び(b)は本発明の第3の実施例に
おける交換タイミング検出モードにおけるパケット交換
機の接続状態を示す図である。
【図18】本発明の第3の実施例における交換タイミン
グ検出モードでのパケット同期回路の動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図19】本発明の第3の実施例における遅延調節モー
ドでの遅延調節前のパケット同期回路の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図20】本発明の第3の実施例における遅延調節モー
ドでの遅延調節後のパケット同期回路の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図21】本発明の第4の実施例による送信ノードの構
成を示すブロック図である。
【図22】図21の可変遅延回路の構成を示すブロック
図である。
【図23】図21の可変遅延回路の構成を示すブロック
図である。
【図24】本発明の第4の実施例による受信ノードの構
成を示すブロック図である。
【図25】図24のパケット同期回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図26】図25の先頭受信タイミング検出回路の動作
を示す真理値表を示す図である。
【図27】図25の交換タイミング検出回路の動作を示
す真理値表を示す図である。
【図28】図25の制御回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図29】本発明の第5の実施例によるパケット同期回
路の構成を示すブロック図である。
【図30】図29の同期保護回路の構成を示すブロック
図である。
【図31】図29の同期保護回路の動作を示すタイミン
グチャートである。
【図32】図29の同期保護回路のステートマシンの動
作を示す状態遷移図である。
【図33】本発明の第6の実施例による光スイッチの構
成を示すブロック図である。
【図34】本発明の第7の実施例による送信ノードの構
成を示すブロック図である。
【図35】本発明の第7の実施例による送信ノードの送
信アドレス付加回路から出力される信号を示すタイミン
グチャートである。
【図36】本発明の第7の実施例による受信ノードの構
成を示すブロック図である。
【図37】本発明の第8の実施例によるパケット交換ネ
ットワークの構成を示すブロック図である。
【図38】本発明の第8の実施例による受信ノードの構
成を示すブロック図である。
【図39】本発明の第3の実施例から本発明の第8の実
施例の交換タイミング検出モードにおけるパケット交換
機の接続の変形例を示す図である。
【図40】本発明の第3の実施例から本発明の第8の実
施例の交換タイミング検出モードにおけるパケット交換
機の接続の他の変形例を示す図である。
【図41】従来例の電気のディジタルスイッチを用いた
パケット交換ネットワークの構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1−0〜1−3 送信ノード 2−0〜2−3 受信ノード 3 パケット交換機 4 クロック発生.回路 5 CPU 10 ガードタイム付加回路 11 ビット同期パターン付加回路 12 並列/直列変換回路 13 光送信器 14,24 逓倍回路 15,15−0,15−1 可変遅延回路 16,28 バスインタフェース 17 パケット同期パターン付加回路 20 光受信器 21 ビット同期回路 22 直列/並列変換回路 25 分周回路 26 交換タイミング検出回路 27 タイミング記憶回路 29 同期検出回路 30 光スイッチ 31 制御回路 32−0〜32−3 入力ポート 33−0〜33−3 分波器 34−0〜34−15 光ゲートスイッチ 35−0〜35−3 光合波器 36−0〜36−3 出力ポート 37−0〜37−15 光可変遅延器 50,61−0〜61−15,86 フリップフロップ 51 オア回路 52,60,80 シフトレジスタ 53,66 カウンタ 54 リセット発生回路 55 パケットクロック発生回路 56 先頭受信タイミング検出回路 62 セレクタ 63−0〜63−15,64−0,64−1,89−
0,89−1 レジスタ 65 同期保護回路 67 ステートマシン 81−0〜81−15 パケット同期パターン検出回路 82 制御回路 83 誤差検出回路 84−0〜84−16 ビット同期パターン検出回路 85 組合せ論理回路 87 アンド回路 88 減算回路 90 送信アドレス付加回路 91 送信アドレス検出回路 92 アンド回路 100−0〜100−3,101−0〜101−3 光
ファイバ 110 制御バス 111,121 システムクロック 112,122,132 パケットクロック 113 シリアルクロック 200,201,207,209 直列信号 202,216 イネーブル信号 203 論理和信号 204,204−0,204−1 交換タイミング信号 205 カウンタ値 206 リセット信号 208,238 並列信号 210 遅延制御信号 211 同期検出信号 212,212−0,212−1 先頭受信タイミング
信号 213,213−0,213−1 誤差信号 214,234 ストローブ信号 215 トリガ信号 216 イネーブル信号 217 モード信号 218,219 信号 220−0〜220−15 パケット同期パターン検出
信号 221−0〜221−16 ビット同期パターン検出信
号 222 セレクタ制御信号 224 リセットイネーブル信号 225 ウィンドウ信号 235,235−0〜235−3 アドレス一致信号 300 パケット交換機 301−0〜301−3 ビット同期回路 302 パケット同期回路 303−0〜303−3 パケット同期パターン検出回
路 304−0〜304−3 FIFOメモリ 305 制御回路 306 スイッチ a ガードタイム b ビット同期パターン c ペイロード d パケット同期パターン e 送信アドレス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田島 章雄 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (72)発明者 高橋 成五 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−207139(JP,A) 特開 平7−154422(JP,A) 特開 平7−283826(JP,A) 特開 平10−304406(JP,A) 特開 平11−127120(JP,A) 特開 平2−272832(JP,A) 1999年信学総合大会 B−12−2 信学技報 SSE98−168 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/56 H04L 12/28

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パケットを送信する複数の送信ノード
    と、前記送信ノードから送信されたパケットの交換を行
    うパケット交換機と、前記パケット交換機で交換された
    パケットを受信する複数の受信ノードとを含み、前記パ
    ケット間の境界に前記パケット毎に複数の通信回線間の
    交換を行うためのガードタイムを設けたパケット交換ネ
    ットワークであって、前記パケット交換機の交換タイミ
    ングを検出しかつその検出した交換タイミングを交換タ
    イミング信号として出力する交換タイミング検出手段
    と、前記交換タイミングを記憶するタイミング記憶手段
    とを前記複数の受信ノード各々に有し、 第1の送信ノードがビット同期パターンと等しい第1の
    信号パターンを送信し、第2の送信ノードが前記ビット
    同期パターンとは異なる第2の信号パターンを送信する
    際に、ある出力ポートの出力信号を前記第1及び第2の
    送信ノードから出力される信号から前記第2及び第1の
    送信ノードから出力される信号に交換し、前記受信ノー
    ドが前記第1の信号パターンから前記第2の信号パター
    ンへの変化点及び前記第2の信号パターンから前記第1
    の信号パターンへの変化点のいずれかを検出することで
    前記交換タイミングを検出するようにしたことを特徴と
    するパケット交換ネットワーク
  2. 【請求項2】 パケットを送信する複数の送信ノード
    と、前記送信ノードから送信されたパケットの交換を行
    うパケット交換機と、前記パケット交換機で交換された
    パケットを受信する複数の受信ノードとを含み、前記パ
    ケット間の境界に前記パケット毎に複数の通信回線間の
    交換を行うためのガードタイムを設けたパケット交換ネ
    ットワークであって、前記パケット交換機の交換タイミ
    ングを検出しかつその検出した交換タイミングを交換タ
    イミング信号として出力する交換タイミング検出手段
    と、前記交換タイミングを記憶するタイミング記憶手段
    とを前記複数の受信ノード各々に有し、 前記交換タイミング信号は、クロックの何周期目である
    かを示す情報と、そのクロック周期における並列信号内
    の位置を示す情報とからなること特徴とするパケット交
    換ネットワーク。
  3. 【請求項3】 パケットを送信する複数の送信ノード
    と、前記送信ノードから送信されたパケットの交換を行
    うパケット交換機と、前記パケット交換機で交換された
    パケットを受信する複数の受信ノードとを含み、前記パ
    ケット間の境界に前記パケット毎に複数の通信回線間の
    交換を行うためのガードタイムを設けたパケット交換ネ
    ットワークであって、前記パケットを遅延しかつその遅
    延量を可変とする可変遅延手段を前記複数の送信ノード
    各々に有し、 前記パケット交換機の交換タイミングを検出しかつその
    検出した交換タイミングを交換タイミング信号として出
    力する交換タイミング検出手段と、前記パケットの先頭
    受信タイミングを検出しかつその検出した先頭受信タイ
    ミングを先頭受信タイミング信号として出力する先頭検
    出手段と、前記交換タイミング信号及び前記先頭受信タ
    イミング信号から前記交換タイミングと前記先頭受信タ
    イミングとの時間差を求める手段とを前記複数の受信ノ
    ード各々のうちの少なくとも一つに含み、 前記交換タイミングと前記先頭受信タイミングとの時間
    差を基に前記可変遅延手段の遅延量を可変するようにし
    たことを特徴とするパケット交換ネットワーク
  4. 【請求項4】 第1の送信ノードがビット同期パターン
    と等しい第1の信号パターンを送信し、第2の送信ノー
    ドが前記ビット同期パターンとは異なる第2の信号パタ
    ーンを送信する際に、ある出力ポートの出力信号を前記
    第1及び第2の送信ノードから出力される信号から前記
    第2及び第1の送信ノードから出力される信号に交換
    し、前記受信ノードが前記第1の信号パターンから前記
    第2の信号パターンへの変化点及び前記第2の信号パタ
    ーンから前記第1の信号パターンへの変化点のいずれか
    を検出することで前記交換タイミングを検出するように
    したことを特徴とする請求項記載のパケット交換ネッ
    トワーク。
  5. 【請求項5】 前記交換タイミング信号は、クロックの
    何周期目であるかを示す情報と、そのクロック周期にお
    ける並列信号内の位置を示す情報とからなること特徴と
    する請求項または請求項記載のパケット交換ネット
    ワーク。
  6. 【請求項6】 前記送信ノードが前記パケットにパケッ
    ト同期パターンを付加して送信し、前記受信ノードが前
    記パケット同期パターンを検出することで前記パケット
    の先頭受信タイミングを検出するようにしたことを特徴
    とする請求項から請求項のいずれか記載のパケット
    交換ネットワーク。
  7. 【請求項7】 前記先頭受信タイミング信号は、クロッ
    クの何周期目であるかを示す情報と、そのクロック周期
    における並列信号内の位置を示す情報とからなること特
    徴とする請求項から請求項のいずれか記載のパケッ
    ト交換ネットワーク。
  8. 【請求項8】 前記可変遅延手段は、複数のフリップフ
    ロップ及び複数のレジスタのうちの一方を多段に接続し
    てなるシフトレジスタと、前記シフトレジスタの出力の
    中から1つを選択して出力するセレクタとを含むことを
    特徴とする請求項から請求項のいずれか記載のパケ
    ット交換ネットワーク。
  9. 【請求項9】 前記可変遅延手段は、並列信号のビット
    順を巡回して出力するビットローテータを含むことを特
    徴とする請求項から請求項のいずれか記載のパケッ
    ト交換ネットワーク。
  10. 【請求項10】 前記送信ノードが前記パケットにパケ
    ット同期パターンを付加して送信し、前記受信ノードが
    前記パケット同期パターンを検出することでフレーム同
    期及びパケット同期のうちの少なくとも一方を実現しか
    つ前記パケット同期パターンが最初に検出されたタイミ
    ングを中心とするある一定時間の範囲をウィンドウとし
    て次のパケット以降に前記ウィンドウ内でのみ前記パケ
    ット同期パターンの検出を行うようにしたことを特徴と
    する請求項から請求項のいずれか記載のパケット交
    換ネットワーク。
  11. 【請求項11】 第1の送信ノードから前記パケット交
    換機の第1の入力ポートと第1のスイッチ素子とをへて
    第1の受信ノードに至る第1の伝送経路上で求められた
    交換タイミングと先頭受信タイミングとの差を第1の時
    間差とし、前記第1の送信ノードから前記パケット交換
    機の前記第1の入力ポートと第2のスイッチ素子とをへ
    て第2の受信ノードに至る第2の伝送経路上で求められ
    た交換タイミングと先頭受信タイミングとの差を第2の
    時間差とし、前記第1の時間差と前記第2の時間差との
    差を前記第1の入力ポートから第1のスイッチ素子まで
    の遅延及び前記第1の入力ポートから第2のスイッチ素
    子までの遅延のいずれかに帰還するようにしたことを特
    徴とする請求項から請求項10のいずれか記載のパケ
    ット交換ネットワーク。
  12. 【請求項12】 起動時に、交換タイミングを検出して
    これを記憶する交換タイミング検出動作と、先頭受信タ
    イミングを検出してこれと前記交換タイミングとの時間
    差を求めかつ当該時間差を前記可変遅延手段の遅延量に
    帰還する遅延調整動作とを行うようにしたことを特徴と
    する請求項から請求項10のいずれか記載のパケット
    交換ネットワーク。
  13. 【請求項13】 稼働中にも、先頭受信タイミングの検
    出を行い、これと交換タイミングとの時間差を求めるよ
    うにしたことを特徴とする請求項12記載のパケット交
    換ネットワーク。
  14. 【請求項14】 稼働中にも、前記時間差を前記可変遅
    延手段の遅延量に帰還する遅延調整動作を行うようにし
    たことを特徴とする請求項13記載のパケット交換ネッ
    トワーク。
  15. 【請求項15】 稼働中に、送信ノードでは送信アドレ
    スをパケット内に書込み、受信ノードでは前記送信アド
    レスを読み取ってこれに基づいて特定の送信ノードから
    送信されたパケットの先頭受信タイミングを検出するよ
    うにしたことを特徴とする請求項13または請求項14
    記載のパケット交換ネットワーク。
  16. 【請求項16】 稼働中に、受信ノードでは現在受信し
    ているパケットがどの送信ノードから送信されたもので
    あるかを示す信号をパケット交換機の制御回路から受取
    り、当該信号に基づいて特定の送信ノードから送信され
    たパケットの先頭受信タイミングを検出するようにした
    ことを特徴とする請求項13または請求項14記載のパ
    ケット交換ネットワーク。
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