JP3214479U - ソケット及び管継手 - Google Patents

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晃明 岸本
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Abstract

【課題】プラグのロック状態の解除作業を押釦部材の押し操作で行うことができるソケットにおいて、押釦部材の押し操作の誤操作を防止する。【解決手段】ソケット2は、プラグ接続部材4、プラグ接続部材4が装着された本体部材3、本体部材3に対して押し操作可能に装着された押釦部材5を備える。プラグ接続部材4は、プラグ10の接続に伴う軸方向への往動時にプラグ10の凹溝11に嵌まるロックボール42を保持した保持孔41を備えるとともに係合溝43を備える。押釦部材5は、本体部材3内で径方向に往復移動可能に設けられ、係合溝43に係合する係合部51と、係合部51に回転可能に取り付けられる釦部50とを備える。釦部50は、ロック位置にあるときに本体部材3内のガイド壁71に突き当たることで押し操作を規制し、解除位置にあるときにガイド壁71に沿うことで押し操作を可能にするロック部を備える。【選択図】図1

Description

本考案は、ソケット及び管継手に関する。
従来より、気体や液体などの流体を通す配管同士を接続するための管継手として、ソケット及びプラグが知られている(例えば特許文献1を参照)。
ソケットは、内部に流体を流す流路を有する筒状のハウジングと、このハウジングに対して、流路の方向に所定範囲内(「ロック位置」及び「解除位置」の範囲内)でスライド自在に設けられたスリーブと、ハウジングの筒壁を径方向に貫通する貫通孔内に出没可能に設けられたロックボールと、スリーブをロック位置側に付勢するバネとを備えたものが一般的に用いられている。ソケットにプラグが差し込まれた状態でスリーブがロック位置にスライドすることで、スリーブによってロックボールが径方向内側に押し込まれ、貫通孔からプラグの先端部に形成されたロック溝にロックボールが嵌まり込む。これにより、プラグがソケットから抜け出るのが防止され、ロック状態となる。一方で、スリーブをバネの付勢力に抗してロック位置から解除位置にスライドさせると、スリーブによるロックボールの押し込みが解除されて、ロックボールがロック溝から貫通孔に抜け出る。これにより、ソケットに差し込まれたプラグを引き抜くことが可能となる。
上記構成のソケットは、スリーブのスライドによりプラグのロック状態が解除されるが、片手ではスリーブのスライド操作がしにくく、プラグのロック状態の解除作業に手間取る。そこで、本出願人は、プラグのロック状態の解除作業を簡便なものとしたソケットを特許文献2で提案している。
特開2008−281190号公報 実用新案登録第3188643号公報
特許文献2に記載のソケットは、押釦部材の押し操作により、ソケットに対するプラグのロック状態を解除でき、ソケットからプラグを取り外すことができる。よって、プラグのロック状態の解除が簡便であり、プラグをプラグに対して簡単に着脱させることが可能である。ただし、プラグのロック状態の解除が必要でないときに押釦部材の誤操作があると、ソケットからプラグが不意に外れるおそれがある。
本考案は、上記した問題に着目してなされたもので、プラグのロック状態の解除作業を押釦部材の押し操作で行うことができるソケットにおいて、押釦部材の押し操作を規制して誤って操作されることを防止することができるソケット及び管継手を提供することを目的とする。
本考案の上記目的は、内部にプラグが着脱可能に接続されるプラグ接続部材と、内部に前記プラグ接続部材が軸方向に往復移動可能に装着された本体部材と、前記本体部材に対して径方向に押し操作可能に装着された押釦部材と、を備え、前記プラグ接続部材は、プラグの接続に伴う軸方向への往動時にプラグの外周面に形成された凹溝に一部分が嵌まるロックボールを保持した保持孔を一端側の外周面に備えるとともに、他端側の外周面に係合溝を備え、前記押釦部材は、前記本体部材内で径方向に往復移動可能に設けられ、前記プラグ接続部材の前記係合溝に係合する係合部と、前記係合部に回転可能に取り付けられる釦部と、を備え、前記釦部は、所定の一方向を向いたときに前記本体部内のガイド壁の上面に突き当たることで押し操作を規制し、所定の他方向を向いたときに前記ガイド壁の側面に沿うことで押し操作を可能にするロック部を備え、前記釦部の押し操作に伴う前記係合部の径方向への往動により前記係合溝との係合が外れて前記プラグ接続部材の軸方向への復動を可能にする、ソケットによって達成される。
上記構成のソケットの好ましい実施態様においては、前記ロック部は、それぞれが回転時に前記ガイド壁の側面に突き当たることで、前記釦部の回転を90°の範囲での正逆回転に規制する一対の回転規制部を備えることを特徴としている。
さらに好ましい実施態様においては、前記ガイド壁の側面には、前記係合部の径方向の往復移動をガイドするガイド溝が形成されていることを特徴としている。
さらに好ましい実施態様においては、前記押釦部材は、第1バネの付勢力により押し操作後に復帰動作可能であることを特徴としている。
さらに好ましい実施態様においては、前記プラグ接続部材は、第2バネの付勢力により軸方向への往動後に復動可能であることを特徴としている。
本考案の上記目的は、上記構成のソケットと、前記ソケットに接続可能なプラグと、を備える管継手によっても達成される。
本考案によると、プラグのロック状態の解除作業を押釦部材の押し操作で行うことができるソケットにおいて、押釦部材の押し操作を規制して誤って操作されることを防止することができる。
本考案の一実施形態である管継手の分解した状態の断面図である。 本体部材の正面図である。 本体部材の平面図である。 本体部材の底面図である。 図3のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。 図2のC−C断面図である。 押釦部材の係合部の側面図である。 押釦部材の釦部の正面図である。 押釦部材の釦部の平面図である。 押釦部材の釦部の底面図である。 押釦部材の釦部の側面図である。 押釦部材の釦部の断面図である。 ロック位置における係合部に対する釦部の回転位置を示す説明図である。 解除位置における係合部に対する釦部の回転位置を示す説明図である。 押釦部材の固定板の正面図である。
以下、添付図面を参照しながら、本考案の実施形態について説明する。図1は本考案の一実施形態である管継手1の分解した状態の断面図を示している。管継手1は、気体や液体などの流体を通す配管同士を接続するためのものであり、ソケット2及びプラグ10を備えている。ソケット2は、本体部材3、プラグ接続部材4及び押釦部材5に加えて、取付部材6及びジョイント部材8を備えている。
プラグ10は、駆動力である圧縮空気の圧力によって常圧用と高圧用とに分類されており、一般的に、常圧用は約1.5MPa以下の圧力で用いられる一方、高圧用は約3MPa以下の圧力で用いられる。本実施形態のソケット2は、現在流通している管継手のプラグとして最も一般的な形状のプラグ(高圧・常圧)をそのまま使用することができるように形成されている。プラグ10は、両端が開口した略円筒状のものであり、内部は流体が流れる流路となっている。
プラグ接続部材4は、図1に示すように、両端が開口した略円筒状のものであり、先端側が基端側よりも外径が小さく形成されている。プラグ接続部材4の内部は、流体が流れる先端側の流路と、プラグ10が接続される基端側の接続部とからなる。プラグ接続部材4の基端側の外周面には、筒壁40を径方向に貫通する複数の保持孔41が形成されている。各保持孔41には球状のロックボール42が保持され、各ロックボール42は、その一部分が筒壁40の内側に突出可能である。
プラグ接続部材4の接続部の内周面にはOリング44が嵌め込まれている。このOリング44は、プラグ10の接続時にプラグ10の外周面とプラグ接続部材4の内周面との隙間を塞ぐことで、両者の気密性(または液密性)を高めている。
プラグ接続部材4の先端側の外周面には、筒壁40を径方向に凹ませた係合溝43が周方向に一周にわたって形成されている、この係合溝43は、後述する押釦部材5の係合部51が係脱可能である。
プラグ接続部材4は、装着部材6を介して本体部材3に装着される。取付部材6は、図1に示すように、両端部分が開口した略円筒状のものであり、本体部材3の内部の基端側の装着部31に収容可能な外径及び寸法に形成されている。取付部材6の内部は、プラグ接続部材4の基端側を収容可能であり、プラグ接続部材4の先端側は、取付部材6に取り付けた際に取付部材6の先端側の開口から突き出る。取付部材6の基端には、径方向内側に突き出るリング状の受部60が設けられており、プラグ接続部材4の基端が受部60に突き当たることで、プラグ接続部材4が取付部材6内から抜け出ることが阻止されている。
取付部材6の先端側の外周面には、雄ネジ61が形成されている。この雄ネジ61は、本体部材3の装着部31の内周面に形成された雌ネジ36に螺合可能である。プラグ接続部材4を収容した状態で取付部材6を、本体部材3の基端側の開口から挿入し、両ネジ61,36を螺合させることで、プラグ接続部材4が本体部材3の装着部31に取付部材6を介して装着される。本体部材3の装着部31には、バネ当接部38とプラグ接続部材4の周壁40との間に第2コイルバネ7Bが設けられる。プラグ接続部材4は、第2コイルバネ7Bのバネ力に抗して本体部材3の先端側に向けて軸方向に移動(往動)可能であるとともに、軸方向への往動後に、第2コイルバネ7Bのバネ力により付勢されて本体部材3の他端側に向けて軸方向に移動(復動)可能である。このように、プラグ接続部材4は、本体部材3内を軸方向に往復移動可能である。
取付部材6の基端側の内周面には、受部60と隣接する位置に、ロックボール42が退避することが可能な凹溝62が周方向に一周にわたって形成されている。取付部材6の内周面は、プラグ10の接続時にプラグ接続部材4が本体部材3内を軸方向に往動する際に、各保持孔41内のロックボール42を径方向内側へ向けて押し込む押込面68として機能する。各保持孔41内のロックボール42が径方向内側に押し込まれると、その一部分がプラグ10の外周面の凹溝11に進入して嵌まりこむ。これにより、プラグ10がプラグ接続部材4から抜け出ることが阻止されるため、プラグ10がプラグ接続部材4に接続される。一方で、プラグ接続部材4が本体部材3内を軸方向に復動すると、各ロックボール42がプラグ10の凹溝11から抜け出て、取付部材6の凹溝62に退避する。これにより、プラグ10をプラグ接続部材4から取り外すことが可能となる。
ジョイント部材8は、流体供給源(図示せず)からの配管などを本体部材3に接続するためのものであり、常時(プラグ10の接続前)は、本体部材3の連通孔34を密閉して、流体供給源から供給される流体が本体部材3内を流通するのを遮断している。ジョイント部材8は、図1に示すように、ゴム製かつリング状のシール部材80と、保持部材82と、シール部材80及び保持部材82の間の突起部材81と、を備えている。シール部材80の中央には、連通孔34よりも径の小さい貫通孔83が形成されている。突起部材81は、貫通孔83を通過可能な円筒状の突起部84と、突起部84に連設され、貫通孔83よりも径の大きい円板状の平板部85と、平板部85に連接され、平板部85よりも径の小さい円柱状の基部86とを備えている。
保持具82は、両端部分が開口した略円筒状のものであり、保持具82の内部には、内部に突き出るリング状のフランジ88が設けられている。このフランジ87と、突起部材81の平板部85との間に、第3コイルバネ7Cが基部86を囲むようにして設けられている。保持具82の基端(図9では右端)側の外周面には、雄ネジ88が形成されている。この雄ネジ88は、本体部材3の基端側の内周面に形成された雌ネジ37に螺合可能であり、両ネジ88,37を螺合させることで、ジョイント部材8を本体部材3の先端側に装着可能である。保持具82の先端側は、流体供給源からの配管などを接続可能である。
突起部材81は、第3コイルバネ7Cのバネ力により、常時は、シール部材80側へと付勢されている。これにより、突起部84が貫通孔83を通過して、平板部85がシール部材80と当接することで、貫通孔83及び連通孔34が密閉される。プラグ10の接続時にプラグ接続部材4が本体部材3内を軸方向へ往動することにより、プラグ接続部材4の先端が第3コイルバネ7Cのバネ力に抗して突起部84の先端を押すことで、平板部85がシール部材80から離間し、プラグ接続部材4の先端がシール部材80と当接する。これにより、貫通孔83が開放されて、保持具82の先端側から供給される流体が、突起部84の連通孔より突起部84内に流入し、プラグ接続部材4の先端からその内部を流れてプラグ10に流体が供給される。
なお、プラグ10、プラグ接続部材4、取付部材6及びジョイント部材8などは、実用新案登録第3188643号公報に記載のものと構造であり、実用新案登録第3188643号公報の記載を参照することができる。
本体部材3は、図1〜図7に示すように、両端部分が開口した略円筒状のものである。本体部材3の内部は、基端側の取付部材6の装着部31と、先端側のジョイント部材8の装着部32と、中間位置の押釦部材5の装着部33とからなる。ジョイント部材8の装着部32と押釦部材5の装着部33との間には、筒壁30から径方向内側に突き出る隔壁34が設けられており、隣接する装着部32,33は連通孔35を介して連通している。連通孔35の径は、プラグ10の接続時にプラグ接続部材4が本体部材3内を軸方向へ往動する際に、プラグ接続部材4の先端を挿入可能な大きさに形成されている。
押釦部材5は、図1に示すように、本体部材3の筒壁30に径方向に貫通して形成された釦孔70を通じて、本体部材3に対して径方向に押し操作可能に装着される。押釦部材5は、釦部50と、係合部51と、固定板52と、を備えている。
係合部51は、図1及び図8に示すように、釦部50から垂下する平板状のものであり、本体部材3内で径方向に往復移動可能に設けられている。本体部材3内には、図1及び図5〜図7に示すように、軸方向と直交する方向の両側に、筒壁30から内側に突き出る一対のガイド壁71が設けられている。ガイド壁71の側面には、上下方向に延びるガイド溝72が形成されており、係合部51の両側縁部が各ガイド溝72に挿入されることで、係合部51を、各ガイド溝72のガイドにより本体部材3内を径方向に真っ直ぐに往復移動させることができる。
係合部51には、図8に示すように、プラグ接続部材4の先端側が挿通可能なように、板面を貫通する挿通孔53が形成されている。また、係合部51の上端には、係合部51を釦部50に取り付けるためのT字状の取付バー55が設けられ、係合部51の下端には、突起54が設けられている。この突起54には、図1に示すように、本体部材3内に設けられた第1コイルバネ7Aの上端が嵌めこまれる。本体部材3の筒壁30の両ガイド壁71の間であって釦孔70と対向する位置には、第1コイルバネ7Aを収容可能な収容溝73が形成されている。係合部51は、釦部50の押し操作に伴い、第1コイルバネ7Aのバネ力に抗して本体部材3内を径方向に往動可能であり、押し操作後、第1コイルバネ7Aのバネ力により付勢されることで本体部材3内を径方向に復動可能である。係合部51が本体部材3内を径方向に復動する際に、係合部51の下端が、挿通孔53に挿通されたプラグ接続部材4の先端側の係合溝43に下方から係合することで、プラグ接続部材4が本体部材3から抜け出ることが阻止される。一方で、釦部50を第1コイルバネ7Aのバネ力に抗して押し操作すると、係合部51の下端がプラグ接続部材4の係合溝43から抜け出る。これにより、プラグ接続部材4が第2コイルバネ7Bのバネ力に付勢されて本体部材3内を軸方向へ復動することが可能となり、プラグ接続部材4を本体部材3から引き抜くことが可能となる。なお、プラグ接続部材4の係合溝43は、プラグ接続部材4が本体部材3内を軸方向へ往動する時に、係合部51の下端の上方に位置するように設計されている。
釦部50は、係合部51に回転可能に取り付けられる。釦部50は、図9〜図13に示すように、押し操作される操作部56と、操作部56の押し操作を規制する及び可能にするロック部57と、を備えている。操作部56は、一定の厚みを有する円形の板状に形成され、本体部材3の筒壁30に形成された釦孔70と平面視形状がほぼ一致しており、少なくとも上面が釦孔70から露出している。操作部56の底面には、係合部51の取付バー55の水平部を挿入可能な凹部58が形成されており、取付バー55は凹部58内で回転可能である。凹部58には、一対のストッパー59が設けられており、釦部50は、一対のストッパー59により、図14及び図15に示すように、回転時にそれぞれが取付バー55の水平部に突き当たることで、釦部50の回転が90°の範囲(後述する「ロック位置」と「解除位置」との間)での正逆回転に規制されている。
ロック部57は、操作部56の底面上に連設され、一定の厚みを有しかつ平面視において対向する位置で円弧の一部が切り取られた形の板状に形成されている。ロック部57は、本体部材3内を径方向に往復移動可能であるが、図14に示す所定の一方向(「ロック位置」という。)を向いたときに本体部材3内の各ガイド壁71の上面に突き当たることで釦部50(操作部56)の押し操作を規制し、図15に示す所定の他方向(本実施形態では前記一方向から90°回転した方向、「解除位置」という。)を向いたときに各ガイド壁71の側面に沿って往復移動することで釦部50(操作部56)の押し操作を可能にする。
ロック部57の底面には、釦部50の回転時に、それぞれがガイド壁71の側面に突き当たることで、釦部50の回転を90°の範囲(「ロック位置」と「解除位置」との間)での正逆回転に規制する一対の回転規制部67が設けられている。
ロック部57には、操作部56の凹部58よりも径の大きくかつ凹部58と連続する貫通孔63が形成されている。また、ロック部57には、その内周面に互いに対向する一対の凹部64が形成されているとともに、各凹部64に隣接する位置に、操作部56の底面との間に隙間65が形成されている。貫通孔63には、係合部51を釦部50と一体化させる固定板52が嵌め込まれる。
固定板52は、図16に示すように、貫通孔63と平面視形状がほぼ一致しており、中央に係合部51の取付バー55の鉛直部を挿通させることができるようにC字形の板状に形成されている。また、固定板52には、外周面から突き出る一対の凸部66が設けられており、各凸部66がロック部57の内周面に形成された各凹部64を通過して、各凹部64に隣接する隙間65に入り込むことで、固定板52がロック部51に固定される。そして、係合部51の取付バー55の水平部が固定板52上に支持されることで、釦部50が係合部51と一体化する。
本考案に係るソケット2及び管継手1は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその作用並びに効果について説明する。まず、ソケット2は、プラグ10の接続前においては、突起部材81の平板部85が、第3コイルバネ7Cのバネ力に付勢されてシール部材80と当接し、貫通孔83を密閉している。よって、ソケット2の内部は流体の流れが遮断されている。
押釦部材5の釦部50を解除位置とした状態で、プラグ10をソケット2のプラグ接続部材4に差し込むと、プラグ接続部材4は、第2コイルバネ7Bのバネ力に抗して本体部材3内を軸方向に往動する。このとき、押釦部材5の係合部51が第1コイルバネ7Aのバネ力に付勢されて、係合部51の下端が挿通孔53に挿通されたプラグ接続部材4の係合溝43に下方から係合する。これにより、プラグ接続部材4が本体部材3内を軸方向に復動することが規制される。加えて、プラグ接続部材4の各保持孔41内のロックボール42が内側に押し込まれて、その一部分がプラグ10の凹溝11に嵌まりこむ。これにより、プラグ10は、プラグ接続部材4に接続されるとともに、プラグ接続部材4から抜け出ることが阻止されたロック状態となる。
また、プラグ接続部材4が本体部材3内を軸方向に往動することにより、プラグ接続部材4の先端が第3コイルバネ7Cのバネ力に抗して突起部84の先端を押すことで、平板部85がシール部材80から離間する。これにより、貫通孔83が開放されることで、ソケット2(プラグ接続部材4)の内部を流体が流れて、プラグ10に流体が供給される。
このプラグ10に流体が供給される状態において、押釦部材5の釦部50を回転させてロック位置とすることにより、釦部50の押し操作が規制され、釦部50の誤操作が防止された状態となる。
その後、プラグ10をソケット2から取り外す場合には、押釦部材5の釦部50を回転させて解除位置とした状態で、釦部50を第1コイルバネ7Aのバネ力に抗して本体部材3に対して径方向内側へ押し込む。これにより、係合部51の下端がプラグ接続部材4の係合溝43から抜け出るため、プラグ接続部材4は、第2コイルバネ7Bのバネ力により付勢されて、本体部材3内を軸方向へ復動する。その結果、プラグ接続部材4の各保持孔41内のロックボール42がプラグ10の凹溝11から抜け出て、取付部材6の凹溝62に退避する。よって、プラグ10をプラグ接続部材4から引き抜くことができる。
上記した構成のソケット2及び管継手1によると、押釦部材5の押し操作という簡便な操作により、ソケット2に対するプラグ10のロック状態を解除でき、ソケット2からプラグ10を取り外すことができる。そのうえ、プラグ10に流体を供給している間は、押釦部材5の押し操作を規制することができるので、押釦部材5の誤操作を防止することができる。
以上、本考案の一実施形態について説明したが、本考案の具体的な態様は、上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、本体部材3の筒壁30に通気孔を形成し、流路からの残圧を外部に逃がすようにしてもよい。また、本体部材3の筒壁30にラバーカバーを巻きつけて、手で持った際に本体部材3を滑りにくくしてもよい。
1 管継手
2 ソケット
3 本体部材
4 プラグ接続部材
5 押釦部材
6 取付部材
7A〜7C コイルバネ
8 ジョイント部材
10 プラグ
11 凹溝
41 保持孔
42 ロックボール
43 係合溝
50 釦部
51 係合部
57 ロック部
71 ガイド壁
72 ガイド溝

Claims (6)

  1. 内部にプラグが着脱可能に接続されるプラグ接続部材と、
    内部に前記プラグ接続部材が軸方向に往復移動可能に装着された本体部材と、
    前記本体部材に対して径方向に押し操作可能に装着された押釦部材と、を備え、
    前記プラグ接続部材は、プラグの接続に伴う軸方向への往動時にプラグの外周面に形成された凹溝に一部分が嵌まるロックボールを保持した保持孔を一端側の外周面に備えるとともに、他端側の外周面に係合溝を備え、
    前記押釦部材は、前記本体部材内で径方向に往復移動可能に設けられ、前記プラグ接続部材の前記係合溝に係合する係合部と、前記係合部に回転可能に取り付けられる釦部と、を備え、
    前記釦部は、所定の一方向を向いたときに前記本体部材内のガイド壁の上面に突き当たることで押し操作を規制し、所定の他方向を向いたときに前記ガイド壁の側面に沿うことで押し操作を可能にするロック部を備え、前記釦部の押し操作に伴う前記係合部の径方向への往動により前記係合溝との係合が外れて前記プラグ接続部材の軸方向への復動を可能にする、ソケット。
  2. 前記ロック部は、それぞれが回転時に前記ガイド壁の側面に突き当たることで、前記釦部の回転を90°の範囲での正逆回転に規制する一対の回転規制部を備える、請求項1に記載のソケット。
  3. 前記ガイド壁の側面には、前記係合部の径方向の往復移動をガイドするガイド溝が形成されている、請求項1又は2に記載のソケット。
  4. 前記押釦部材は、第1バネの付勢力により押し操作後に復帰動作可能である、請求項1〜3のいずれかに記載のソケット。
  5. 前記プラグ接続部材は、第2バネの付勢力により軸方向への往動後に復動可能である、請求項1〜4のいずれかに記載のソケット。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のソケットと、前記ソケットに接続可能なプラグと、を備える、管継手。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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