JP3214326B2 - 自動車の助手席エアバッグ装置 - Google Patents

自動車の助手席エアバッグ装置

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JP3214326B2 JP33253395A JP33253395A JP3214326B2 JP 3214326 B2 JP3214326 B2 JP 3214326B2 JP 33253395 A JP33253395 A JP 33253395A JP 33253395 A JP33253395 A JP 33253395A JP 3214326 B2 JP3214326 B2 JP 3214326B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の助手席エア
バッグ装置に関し、特に、折り畳んだエアバッグ及びエ
アバッグを膨張させるインフレータを収容し、助手席側
のインストゥルメントパネル内に配置されるモジュール
ケースと、このモジュールケースに対して浮遊状態にて
前記エアバッグを膨張可能に覆う、薄肉部及びヒンジ部
を有するエアバッグドアとを備える自動車の助手席エア
バッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エアバッグドアとモジュールケースとの
取付部にエアバッグドアが車室内方に向けて所定幅だけ
進退自在となる遊び部分を設け、エアバッグドアをフロ
ーティング状態、すなわち浮遊状態で保持するエアバッ
グ装置が提案されている(特開平3-109149号公報)。
【0003】エアバッグ装置のエアバッグドアは、モジ
ュールケース内のエアバッグを覆い、通常時にはエアバ
ッグが車室に露出するのを防止する一方、衝撃荷重の入
力時にはインフレータから噴出されるガスによってエア
バッグが乗員に向けて膨張するのを可能にするために、
エアバッグに加わる圧力によってせん断されるティアラ
インである薄肉部と、前記圧力によってエアバッグドア
を開かせるヒンジ部とを有する。前記薄肉部やヒンジ部
は、エアバッグドアが樹脂製であることから、その他の
部分と比べて弱い。そのため、急減速時に乗員から加わ
る外力による応力集中、またはエアバッグドアが曝され
る温度変化に基づく伸縮の応力集中などの繰り返しによ
る疲労によって前記薄肉部やヒンジ部が変形したり、切
断したりすることが考えられる。前記提案に係るエアバ
ッグ装置では、エアバッグドアを浮遊状態で取り付ける
ことによって前記事態に対処している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】エアバッグドアとモジ
ュールケースとの取付部に遊びを設けることは、換言す
ると、エアバッグドアを取り付ける際、モジュールケー
スがその遊びの分だけ自重によってずれる可能性がある
ことである。このずれた状態でエアバッグドアを取り付
けると、当初に期待した浮遊の効果が得られなくなる。
【0005】本発明は、エアバッグドアの取付けの際の
ずれを防止すると共に、取り付けた後のエアバッグドア
の薄肉部又はヒンジ部の疲労を抑えることができる、自
動車の助手席エアバッグ装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、折り畳んだエ
アバッグ及び該エアバッグを膨張させるインフレータを
収容し、助手席側のインストゥルメントパネル内に配置
されるモジュールケースと、該モジュールケースに対し
て浮遊状態にて前記エアバッグを膨張可能に覆う、薄肉
部及びヒンジ部を有するエアバッグドアとを備える自動
車の助手席エアバッグ装置である。エアバッグ装置は、
前記モジュールケースから間隔をおいて突出される複数
の離れ防止部と、これら離れ防止部に対応して前記エア
バッグドアに設けられる、前記離れ防止部と同数の係合
部であって前記離れ防止部と正規に係合した状態では前
記離れ防止部に対して相対移動可能となり、これによっ
て前記エアバッグドアを浮遊状態とすると共に、前記離
れ防止部と相まって前記エアバッグドアの前記モジュー
ルケースからの分離を防止する係合部と、この係合部と
係合した前記離れ防止部を仮止めし、前記エアバッグド
アの浮遊状態を停止する仮止め手段とを備える。仮止め
手段は、前記エアバッグドアの浮遊状態を停止したまま
前記モジュールケースを前記インストゥルメントパネル
に設けた穴に差し込んで所定箇所にねじ止めしたとき、
前記仮止めを解放するように形成されている。
【0007】
【作用および効果】エアバッグドアの係合部をモジュー
ルケースの離れ防止部に係合した後、係合部と離れ防止
部とを仮止めし、エアバッグドアの浮遊状態を停止す
る。この状態でモジュールケースをインストゥルメント
パネルに設けた穴に差し込んで所定箇所にねじ止めす
る。そうすると、仮止め手段による仮止めが解放され、
係合部が離れ防止部に対して正規の係合状態となり、エ
アバッグドアはモジュールケースに対して浮遊状態とな
る。
【0008】モジュールケースを所定箇所に取り付ける
まで、エアバッグドアはモジュールケースに対して浮遊
しない。これは、エアバッグドアとモジュールケースと
が遊びのない状態で取り付けられたのと同等であり、モ
ジュールケースが自重でずれる可能性はない。しかし、
モジュールケースを所定箇所に取り付けると、仮止め手
段による係合部と離れ防止部との仮止めが解放されるた
め、エアバッグドアはモジュールケースに対して浮遊状
態となる。この浮遊状態では、乗員からの外力や温度変
化に基づく力がエアバッグドアに働くと、エアバッグド
アがモジュールケースに対して変位するため、エアバッ
グドアの薄肉部又はヒンジ部に生ずる応力集中が緩和さ
れ、疲労を抑えることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】折り畳んだエアバッグ及びエアバ
ッグを膨張させるインフレータを収容するモジュールケ
ースを助手席側のインストゥルメントパネル内に配置す
る、本発明に係る自動車の助手席エアバッグ装置では、
モジュールケースは鋼板製であり、間隔をおいて突出す
る複数の離れ防止部を有する。離れ防止部は、エアバッ
グの開口部をモジュールケースに固定するための鋼板製
のリテーナに設ける逆L字状のフックとすることが好ま
しい。
【0010】一方、モジュールケースに対して浮遊状態
となるエアバッグドアは、弾性のある熱可塑性エラスト
マーのようなプラスチック製であり、エアバッグの膨張
を可能とする薄肉部とヒンジ部とを有し、さらに、前記
離れ防止部に対応して設けられる、前記離れ防止部と同
数の係合部を有する。係合部は、前記フックをすきまを
もって差込み可能な穴とすることが好ましい。エアバッ
グドアをモジュールケースに向けて押し込むと、エアバ
ッグドアの穴の周縁部分がモジュールケースのフックに
よって弾性変形する。そして、フックが穴に整合する
と、フックが穴に差し込まれて正規に係合する。この状
態では、穴とフックとは相対移動可能であり、エアバッ
グドアはモジュールケースに対して浮遊状態となるが、
穴の縁がフックに引っ掛かることによって、前記エアバ
ッグドアが前記モジュールケースから分離するのを防止
する。フックと穴とは、エアバッグが乗員に向けて膨張
するとき、薄肉部でせん断された半割りのエアバッグド
アを支持するヒンジとしての機能をも有する。
【0011】前記係合部と係合した前記離れ防止部を仮
止めし、これによって前記エアバッグドアの浮遊状態を
停止する仮止め手段は、前記穴に接続して設けた、前記
フックが入る大きさの切欠きを利用して形成することが
できる。フックと切欠きとは、切欠きに設けた掛止凸部
とフックに設けた掛止凹部との嵌合によって、又は摩擦
によって仮止め状態となる。この仮止め状態では、モジ
ュールケースが自重によってエアバッグドアから離れな
い程度の力を発生させる。フックと切欠きとを仮止め
し、前記エアバッグドアの浮遊状態を停止したままで
で、前記モジュールケースを前記インストゥルメントパ
ネルに設けた穴に差し込む。エアバッグドアがインスト
ゥルメントパネルに対して所定の位置となったとき、エ
アバッグドアがインストゥルメントパネルと摩擦接触し
て固定されるように、エアバッグドアに摩擦接触部を設
けることが好ましい。そうすると、モジュールケースを
インストゥルメントパネルの穴に差し込むだけで、エア
バッグドアを所定の位置に配置することができる。その
後、モジュールケースをねじ止めすると、フックが切欠
きから外れて仮止めが解放され、モジュールケースのフ
ックとエアバッグドアの穴とは正規の係合状態となり、
エアバッグドアはモジュールケースに対して浮遊状態と
なる。
【0012】
【実施例】助手席エアバッグ装置は、実施例の断面図で
ある図1及び分解斜視図である図2を参照すると、自動
車の助手席側のインストゥルメントパネル(インパネ)
18の内部に配置されるモジュールケース20と、モジ
ュールケース20に対して浮遊状態となるエアバッグド
ア22とを備える。
【0013】モジュールケース20は全体に直方体状の
箱であり、仕切り板24によって下方のインフレータ収
容室25と、上方のエアバッグ収容室26とに仕切られ
ている。それ自体公知の構造の、図1に示すように折り
畳んだエアバッグ28をエアバッグ収容室26に収容
し、エアバッグ28の開口部29をモジュールケース2
0の上方の開口から外方へ折り返してモジュールケース
20の外側面に密接させる。2枚のリテーナ30のそれ
ぞれをエアバッグの開口部29とモジュールケース20
の側部31とに当て、リテーナ30を側部31にリベッ
ト止めする。さらに、2枚のリテーナ32のそれぞれを
エアバッグの開口部29とモジュールケース20の端部
33とに当て、リテーナ32を端部33にリベット止め
する。これによって、エアバッグ28はモジュールケー
ス20に固定される。一方、それ自体公知の構造の、エ
アバッグ28を膨張させるインフレータ36をインフレ
ータ収容室25に挿入し、ナット38をインフレータ3
6の端部にねじ込んでインフレータ36をモジュールケ
ース20に取り付ける。
【0014】エアバッグドア22は、後述するように、
モジュールケース20に対して浮遊状態で取り付けら
れ、エアバッグ28を膨張可能に覆う。図示の実施例で
は、エアバッグドア22は、中央の長手方向に伸びる薄
肉部40を有し、この薄肉部40によってエアバッグ2
8の膨張を可能にしている。すなわち、エアバッグ28
に加わる圧力によって薄肉部40がせん断され、エアバ
ッグドア22が半割り状に開くと、エアバッグ28は乗
員に向けて膨張する。
【0015】複数の離れ防止部42がモジュールケース
20に間隔をおいて設けられている。図示の実施例で
は、リテーナ30、32が逆L字状のフックの形態の離
れ防止部42を有し、前述のようにリテーナ30、32
がモジュールケース20に固定されることによって、モ
ジュールケース20から突出した形態となっている。
【0016】離れ防止部42と同数の係合部44が離れ
防止部42に対応してエアバッグドア22に設けられて
いる。係合部44は、詳細を示す図4のように、離れ防
止部42と正規に係合した状態では、離れ防止部42に
対して相対移動可能であり、これによってエアバッグド
ア22が浮遊状態となると共に、離れ防止部42と相ま
ってエアバッグドア22のモジュールケース20からの
分離を防止する。
【0017】図示の実施例では、エアバッグドア22
は、薄肉部40を設けた被覆部46と、モジュールケー
ス20を取り囲むように被覆部46から下方へ伸びてい
るスカート部47とを一体に有し、係合部44はスカー
ト部47に開けた穴の形態である。フック42と穴44
とは、エアバッグドア22をモジュールケース20に向
けて押し込んでスカート部47を弾性変形させ、フック
42が穴44と整合した正規に係合した状態では、すき
まをおいて位置している。このすきまの範囲で穴44の
あるスカート部47はフック42に対して相対移動可能
であり、エアバッグドア22は浮遊することができる。
また、スカート部47がA方向へ抜けようとするとき、
穴44の縁がフック42に突き当たることによって、エ
アバッグドア22の抜けが防止される。フック42と穴
44とはまた、エアバッグドア22が薄肉部40でせん
断されて半割り状に開くとき、ヒンジとしての機能を果
たす。エアバッグドア22は、さらに、複数の摩擦接触
部48を長手方向に沿う2つの側部に有する。摩擦接触
部48は、エアバッグドア22が正規の取付位置となる
とき、インストゥルメントパネル18の穴の周縁と摩擦
係合してエアバッグドア22を所定位置に保持する。エ
アバッグドア22にリブ49(図1)を設ける場合、摩
擦接触部48に代えてリブ49を用いてエアバッグドア
22を所定位置に保持させることもできる。
【0018】係合部44と係合した離れ防止部42を仮
止めし、これによってエアバッグドア22の浮遊状態を
停止する仮止め手段50が設けられる。仮止め手段50
は、図3及び図4に示す実施例では、穴44から伸び
る、フック42が入ることができる大きさの切欠き52
と、切欠き52の入口に設けた2つの掛止凸部53と、
フック42に設けた、掛止凸部53を嵌合する2つの掛
止凹部54とかならなる。フック42を穴44に差し込
んだ後、エアバッグドアを押し下げると、フック42が
切欠き52に入り、掛止凸部53が掛止凹部54に嵌合
して、図3に示す仮止め状態となる。
【0019】仮止め手段50は、図5に示すように、エ
アバッグドア22の浮遊状態を停止したままでモジュー
ルケース20をインストゥルメントパネル18に設けた
穴56に差し込んで所定箇所にねじ止めしたとき、前記
仮止めを解放するように形成されている。
【0020】図示の実施例では、インストゥルメントパ
ネル18の穴56には肩部57を設けてある。肩部57
は、エアバッグドア22のスカート部47が貫通できる
大きさの穴を肩部57の内方に有するもので、モジュー
ルケース20の端部33に対向することとなる肩部57
の部分に2つのボルト穴58を開けてある。一方、モジ
ュールケース20の端部33に固定したリテーナ32
は、ボルト穴58に差込み可能な2本のスタッドボルト
60を有する。エアバッグドア22の浮遊状態を停止し
たままのモジュールケース20を穴56に差し込んでス
タッドボルト60をボルト穴58に差し込むと、エアバ
ッグドア22の摩擦接触部48が穴56の縁と摩擦係合
して所定の位置となり、モジュールケース20とエアバ
ッグドア22とは、図6の(a)に示す位置となる。モ
ジュールケース20のこの位置では、図3に示すよう
に、フック42が正規の係合位置より上方に移動して仮
止めされていることから、モジュールケース20はエア
バッグドア22に対して上方に移動している。そのた
め、モジュールケース20は仮想線で示す正規位置Bよ
り上方にある。モジュールケース20を正規位置にする
には、スタッドボルト60にナット62をねじ込んで締
め付ける。そうすると、仮止め手段50による仮止めが
解放され、図6の(b)に示すように、モジュールケー
ス20が下方へ移動して所定箇所に取り付けられる。そ
の結果、エアバッグドア22はモジュールケース20に
対して浮遊状態となる。
【0021】モジュールケース20を、その後、底部に
ある取付座64をインストゥルメントパネル用補強材6
6に設けたブラケット68(図5)にボルト止めして堅
固に支持する。このように、モジュールケース20を堅
固に支持し、図1に示すように、モジュールケース20
とエアバッグドア22のスカート部47との間にすきま
を持たせることによって、エアバッグドア22はモジュ
ールケース20に対して、上下方向Cだけでなく自動車
の前後方向Dにも変位可能となる。
【0022】図7に示す別の実施例では、モジュールケ
ース70から間隔をおいて突出される複数の離れ防止部
72は、断面形状が逆L字状のフックであるが、上片7
4の中央に切欠き75を有する。
【0023】一方、エアバッグドア76は、離れ防止部
72に対応した、離れ防止部72と同数の係合部78を
有する。係合部78は、逆T字状の先端部80と、先端
部80の上方の基部81とからなる。基部81の幅W1
は離れ防止部72の切欠き75の幅と等しく、先端部8
0の根本の幅W2 より大きいが先端部80の先端の幅W
3 より小さい。したがって、エアバッグドア76をモジ
ュールケース70に向けて押し込んで係合部78を弾性
変形させ、先端部80の先端が上片74を乗り越える
と、先端部80の根本が切欠き75に位置して係合部7
8は離れ防止部72と正規に係合する(図7の
(c))。この係合状態では係合部78は離れ防止部7
2に対して相対移動可能となり、これによってエアバッ
グドア76を浮遊状態とすると共に、離れ防止部72と
相まってエアバッグドア76のモジュールケース70か
らの分離を防止する。
【0024】係合部78と係合した離れ防止部72を仮
止めし、エアバッグドア76の浮遊状態を停止する仮止
め手段84は、離れ防止部72の切欠き75と係合部7
8の基部81とからなり、両者の摩擦によって仮止めす
る。仮止め手段84は、離れ防止部72の切欠き75に
係合部78の基部81を嵌合して(図7の(b))エア
バッグドア76の浮遊状態を停止したままモジュールケ
ース70を前記実施例と同様に、インストゥルメントパ
ネルに設けた穴に差し込んで所定箇所にねじ止めしたと
き、前記仮止めを解放する(図7の(c))。
【0025】図8に示す実施例では、モジュールケース
90から間隔をおいて突出される複数の離れ防止部92
は、リベット94と、円筒状のスペーサ95と、ワッシ
ャ96とからなり、モジュールケースの穴97を貫通す
るリベット94によってモジュールケース90に取り付
けられている。
【0026】一方、エアバッグドア100は、離れ防止
部92に対応した、離れ防止部92と同数の係合部10
2を有する。係合部102はスペーサ95の外径より大
きいが、ワッシャ96の直径及びリベット94の頭部の
直径より小さい穴の形態である。したがって、係合部1
02は、離れ防止部92のスペーサ95を穴に差し込ん
で正規に係合した状態では離れ防止部92に対して相対
移動可能となり(図8の(b))、これによってエアバ
ッグドア100を浮遊状態とすると共に、離れ防止部9
2と相まってエアバッグドア100のモジュールケース
90からの分離を防止する。
【0027】係合部102と係合した離れ防止部92を
仮止めし、エアバッグドア100の浮遊状態を停止する
仮止め手段は、穴102に接続する切欠き104と、ス
ペーサ95とによって形成されている。切欠き104
は、スペーサ95が摩擦係合する大きさである。前記仮
止め手段は、離れ防止部92のスペーサ95を切欠き1
04に嵌合してエアバッグドア104の浮遊状態を停止
したまま前記実施例と同様に、モジュールケース90を
前記インストゥルメントパネルに設けた穴に差し込んで
所定箇所にねじ止めしたとき、前記仮止めを解放する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車の助手席エアバッグ装置の
実施例の断面図で、図5の1−1線に沿って切断したも
のである。
【図2】本発明に係る自動車の助手席エアバッグ装置の
実施例の分解斜視図である。
【図3】仮止め手段によってモジュールケースの離れ防
止部とエアバッグドアの係合部とを仮止めした状態を示
すもので、(a)は断面図、(b)は側面図である。
【図4】仮止め手段による仮止めを解放した状態を示す
もので、(a)は断面図、(b)は側面図である。
【図5】図2に示した助手席エアバッグ装置を自動車の
インストゥルメントパネルに取り付ける状態を示す斜視
図である。
【図6】仮止め手段の効果を示す断面図で、(a)は仮
止めされたモジュールケースが所定位置より高い位置に
ある状態を示し、(b)はモジュールケースが所定位置
になった状態を示している。
【図7】モジュールケースの離れ防止部と、エアバッグ
ドアの係合部と、仮止め手段との別の実施例を示すもの
で、(a)は分解斜視図、(b)は仮止めした状態を示
す側面図、(c)は仮止めを解放した状態を示す側面図
である。
【図8】モジュールケースの離れ防止部と、エアバッグ
ドアの係合部と、仮止め手段とのさらに別の実施例を示
すもので、(a)は分解斜視図、(b)は仮止めを解放
した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
18 インストゥルメントパネル 20、70、90 モジュールケース 22、76、100 エアバッグドア 28 エアバッグ 30 リテーナ 36 インフレータ 40 薄肉部 42、72、92 離れ防止部 44、78、102 係合部 50、84 仮止め手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−142242(JP,A) 特開 平8−310326(JP,A) 特開 平8−230598(JP,A) 特開 平3−109149(JP,A) 特開 平3−50053(JP,A) 特開 平8−216815(JP,A) 実開 平7−11458(JP,U) 登録実用新案3032923(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り畳んだエアバッグ及び該エアバッグ
    を膨張させるインフレータを収容し、助手席側のインス
    トゥルメントパネル内に配置されるモジュールケース
    と、該モジュールケースに対して浮遊状態にて前記エア
    バッグを膨張可能に覆う、薄肉部及びヒンジ部を有する
    エアバッグドアとを備える自動車の助手席エアバッグ装
    置であって、 前記モジュールケースから間隔をおいて突出される複数
    の離れ防止部と、 これら離れ防止部に対応して前記エアバッグドアに設け
    られる、前記離れ防止部と同数の係合部であって前記離
    れ防止部と正規に係合した状態では前記離れ防止部に対
    して相対移動可能となり、これによって前記エアバッグ
    ドアを浮遊状態とすると共に、前記離れ防止部と相まっ
    て前記エアバッグドアの前記モジュールケースからの分
    離を防止する係合部と、 該係合部と係合した前記離れ防止部を仮止めし、前記エ
    アバッグドアの浮遊状態を停止する仮止め手段とを備
    え、 該仮止め手段は、前記エアバッグドアの浮遊状態を停止
    したまま前記モジュールケースを前記インストゥルメン
    トパネルに設けた穴に差し込んで所定箇所にねじ止めし
    たとき、前記仮止めを解放するように形成されている、
    自動車の助手席エアバッグ装置。
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