JP3214267B2 - 鋳物粗材の処理システム - Google Patents
鋳物粗材の処理システムInfo
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Description
に関し、特に鋳造後、鋳型から取り出した鋳物粗材の湯
口、セキ、揚り及び付着の鋳物砂を除去するシステムと
して有用なものである。
ら鋳物を取り出す工程がある。すなわち、鋳型を分解す
ることにより鋳物を取り出すのであるが、かかる状態の
鋳物には、湯口、セキ、揚り等が付着したままとなって
いる(以下かかる状態の鋳物を鋳物粗材と称する)。
キ、揚り等を除去するとともに付着の鋳物砂を除去しな
ければならない。このため、鋳物粗材の冷却も兼ねてこ
の鋳物粗材をハンガに懸架して搬送している。
示す説明図である。同図に示すように、鋳物粗材1を懸
架するハンガ2はチェーン3から吊下してあり、このチ
ェーン3の移動とともに移動する。このうち、ハンガ2
は、チェーン3に固定してある基部2aと、この基部2
aの下端部のフック部にリング部を介して懸架したハン
ガ本体2bとからなる。
した状態で、湯口、セキ、揚り等の不要部分を作業者が
大形ハンマでたたいて落としている。この作業により鋳
物粗材1から分離され、落下した不要部分は、チェーン
3の下方にこれと平行に配設したコンベア4で搬送す
る。
は次の様な問題がある。
た鋳物粗材1の温度は、300〜600℃と高温のた
め、上述の湯口等の除去作業が暑熱、多粉塵での重筋作
業となる。
おり、姿勢が定まらないので、作業し易い位置への移動
及び姿勢の修正作業が面倒である。
跳ねて作業者が負傷する虞がある。
き鋳物粗材に対する所定の作業を遠隔で効率良く行ない
得る鋳物粗材の処理システムを提供することを目的とす
る。
の発明の構成は、鋳造後、鋳型から取り出した鋳物粗材
をハンガに懸架した状態で搬送する搬送装置を有する鋳
物粗材の処理システムにおいて、昇降及び傾動可能に形
成するとともに上記ハンガに懸架した鋳物粗材に下方か
ら当接してこの鋳物粗材を支持する支持台を備え、上記
搬送装置による搬送ラインの途中に配設した支持装置を
有することを特徴とする。
り出した鋳物粗材をハンガに懸架した状態で搬送する搬
送装置を有する鋳物粗材の処理システムにおいて、昇降
及び傾動可能に形成するとともに上記ハンガに懸架した
鋳物粗材に下方から当接してこの鋳物粗材を支持する支
持台を備え、上記搬送装置による搬送ラインの途中に配
設した支持装置と、上記支持台で支持する鋳物粗材に対
する所定の作業を行なうよう支持装置に相対向して配設
したマニプレータとを有することを特徴とする。
ラインに沿って隣接する2ケ所に配設するとともに、マ
ニプレータは2台の支持装置の何れとも相対向し得るよ
う支持装置間を移動可能に形成したことを特徴とする。
ものであることを特徴とする。
物粗材の表面に接触するガイド部材が鋳物粗材の表面に
接触したとき撓む撓み部材を介して当接マニプレータの
アームの先端にバリ取り工具を装着したものであること
を特徴とする。
持台に載置することができるので、支持台に載置した状
態で、すなわち姿勢が変わることのない状態で所定の作
業を行ない得る。また、支持台を傾動させることによ
り、鋳物粗材から除去して支持台上に載っている湯口、
バリ片等を下方に落下させて廃棄処理を行なう。
ニプレータにより遠隔操作で行なうことができる。
姿勢で隣接する鋳物粗材に対し同様の作業を連続して行
なうことができる。
は支持台上に残存することなく良好に落下する。
材の表面形状に容易に倣わせることができる。
明する。
の概略構成を示す概略平面図、図2はその概略側面図で
ある。
コンベア、5a,5bは支持装置、6a,6bは支持
台、7a,7bはフレーム、8a,8bは昇降シリン
ダ、9a,9bは傾動シリンダ、10a,10bは昇降
フレーム、11a,11b,11c,11d,11e,
11fはガイド車輪、12はマニプレータ、12aはマ
ニプレータ12のアーム、13はバリ取り装置、13a
は工具フレーム、13bバリ取り工具、13cはガイド
部材である。
物粗材1の搬送ラインであるコンベア4に沿って隣接す
る2ケ所に配設してあり、マニプレータ12は2台の支
持装置5a,5bの何れとも相対向し得るよう支持装置
5a,5b間を移動可能(移動後の位置を図1中に二点
鎖線で示した位置)に形成してある。
抽出して詳細に示すように、支持台6a,6b、フレー
ム7a,7b、昇降シリンダ8a,8b、傾動シリンダ
9a,9b、昇降フレーム10a,10b及びガイド車
輪11a〜11dを有している。
輪11a〜11fに案内され、フレーム7a,7bに沿
い垂直方向に移動、すなわち昇降可能に形成してある。
この昇降は、昇降シリンダ8a,8bの駆動により行な
う。
a,10bと一体的に昇降する部材であり、その基端部
が、昇降フレーム10a,10bに固着した支持軸受1
4a,14bに回動可能に取付けてあり、通常時には水
平面内に保持されるとともに、傾動シリンダ9a,9b
の駆動により図中に矢印で示すように傾動可能に形成し
てある。また、支持台6a,6bはすのこ状に形成して
あり、搬送ライン上を搬送されるハンガ2に懸架された
鋳物粗材1の下方に位置するとともに昇降フレーム10
a,10bの上昇により鋳物粗材1の下面に当接してこ
の鋳物粗材1を載置し得るように構成してある。
12は、そのアーム12aを介してバリ取り装置13を
把持しており、オペレータ15の操作により、このバリ
取り装置13を介して鋳物粗材1のバリを除去する。マ
ニプレータ12が把持する工具は勿論、バリ取り工具1
3だけでなく、図4(a)〜図4(c)に示すような工
具架台16に保持されたセキ折機17、プラズマ溶断機
18及びハンマ19等の工具でも良く、必要な工具を適
宜把持し得るとともに、これらを遠隔で操作して所定の
作業を実施し得るように構成してある。
示す拡大図である。同図に示すように、バリ取り装置1
3は、その工具フレーム13aの基端部が撓み部材であ
る防振ゴム20を介してアーム12aに装着され、この
工具フレーム13aの先端部には、バリ取り工具13b
とともにガイド部材13cが取付けてある。
cの先端を鋳物粗材1の表面に当接させることによりガ
イド部材13cが若干撓むので、この撓みを利用してガ
イド部材13cで鋳物粗材1の表面形状を倣うことがで
き(このときの倣い線を図中に点線で示す)、バリ取り
工具13bによるバリ1aの除去作業を容易に行なうこ
とができるように構成してある。
抽出・拡大して示す拡大図である。同図に示すように、
支持ブラケット21にはレール22が固着してあり、こ
のレール22にハンガ2がローラ23を介して吊下して
ある。そして、このハンガ2は、チェーン3をスプロケ
ット(図示せず)により移送することで搬送ラインに沿
って移動する。また、本実施例におけるハンガ2は、ク
ランパ24でクランプすることにより揺動を防止するよ
うに構成してある。すなわち、クランパ24は、支持ブ
ラケット21に固着してあり、この部分を矢印A方向か
ら見た図6(b)に示すように、下部が垂直面内で開閉
可能に形成してあり、そのクランプ部24aでハンガ本
体2bを挾持するように構成してある。
作業時の態様とともに説明する。
支持装置5a,5bを2台有し、マニプレータ12がこ
れらの間を移動し得るように構成してあるので、図7に
示すように、搬送ラインの下流側の鋳物粗材1に対し、
例えばバリ取り等の所定の作業を行ない、その後上流側
の鋳物粗材1に対して同様の作業を行なう。このことに
よりマニプレータ12のアーム12aの姿勢を殆んど変
えることなく能率的に作業を行ない得る。因に、アーム
12aの姿勢を変えるには通常5秒程度の比較的長い時
間を要する。
a,6bに載置した状態で行なう。すなわち、鋳物粗材
1を支持台6a,6bの上方に位置せしめた状態で昇降
フレーム10a,10bを上昇させ、支持台6a,6b
を鋳物粗材1の下面に当接させることにより鋳物粗材1
を支持台6a,6b上に載置する。
4によりハンガ2をクランプして鋳物粗材1の姿勢を安
定させておく。
面に当接したことはセンサで自動的に検出することもで
きる。例えば支持台6a,6bの傾斜を検出する傾斜セ
ンサにより検出することができる。
状態でオペレータ15がマニプレータ12を操作して所
定の作業を行なうが、このとき鋳物粗材1から除去され
たバリ等の小片はすのこ状の支持台6a,6bの間隙か
ら下方のコンベア4上に落下する。一方、湯口等の落下
しない除去片は支持台6a,6bを傾斜することにより
コンベア4上に落下させる。
うに、本発明によれば次の様な効果を奏する。
い鋳物粗材を支持装置に載置することにより姿勢を安定
させた状態でバリ取り等の所定の作業を行なうことを可
能とした。
ない得るので作業者は鋳物粗材に対し遠隔の安全な場所
で作業を行なうことができる。
で、その分効率的な作業をなし得る。
した鋳物小片の廃棄が容易になる。
面を倣うので、その分作業が容易になる。
を示す概略平面図。
示す斜視図。
す拡大図。
抽出して示す拡大図。
Claims (5)
- 【請求項1】 鋳造後、鋳型から取り出した鋳物粗材を
ハンガに懸架した状態で搬送する搬送装置を有する鋳物
粗材の処理システムにおいて、 昇降及び傾動可能に形成するとともに上記ハンガに懸架
した鋳物粗材に下方から当接してこの鋳物粗材を支持す
る支持台を備え、上記搬送装置による搬送ラインの途中
に配設した支持装置を有することを特徴とする鋳物粗材
の処理システム。 - 【請求項2】 鋳造後、鋳型から取り出した鋳物粗材を
ハンガに懸架した状態で搬送する搬送装置を有する鋳物
粗材の処理システムにおいて、 昇降及び傾動可能に形成するとともに上記ハンガに懸架
した鋳物粗材に下方から当接してこの鋳物粗材を支持す
る支持台を備え、上記搬送装置による搬送ラインの途中
に配設した支持装置と、 上記支持台で支持する鋳物粗材に対する所定の作業を行
なうよう支持装置に相対向して配設したマニプレータと
を有することを特徴とする鋳物粗材の処理システム。 - 【請求項3】 上記支持装置は搬送ラインに沿って隣接
する2ケ所に配設するとともに、マニプレータは2台の
支持装置の何れとも相対向し得るよう支持装置間を移動
可能に形成したことを特徴とする[請求項2]に記載す
る鋳物粗材の処理システム。 - 【請求項4】 支持台はすのこ状のものであることを特
徴とする[請求項1]〜[請求項3]に記載する鋳物粗
材の処理システム。 - 【請求項5】 マニプレータは、鋳物粗材の表面に接触
するガイド部材が鋳物粗材の表面に接触したとき撓む撓
み部材を介して当該マニプレータのアームの先端にバリ
取り工具を装着したものであることを特徴とする[請求
項2]〜[請求項4]に記載する鋳物粗材の処理システ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29250794A JP3214267B2 (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 鋳物粗材の処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29250794A JP3214267B2 (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 鋳物粗材の処理システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08143142A JPH08143142A (ja) | 1996-06-04 |
JP3214267B2 true JP3214267B2 (ja) | 2001-10-02 |
Family
ID=17782718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29250794A Expired - Fee Related JP3214267B2 (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 鋳物粗材の処理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3214267B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107999885A (zh) * | 2017-12-06 | 2018-05-08 | 泰州峰辉建筑装饰材料有限公司 | 一种废钢铁切割装置 |
-
1994
- 1994-11-28 JP JP29250794A patent/JP3214267B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08143142A (ja) | 1996-06-04 |
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