JPH0421639Y2 - - Google Patents

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JPH0421639Y2
JPH0421639Y2 JP1986063558U JP6355886U JPH0421639Y2 JP H0421639 Y2 JPH0421639 Y2 JP H0421639Y2 JP 1986063558 U JP1986063558 U JP 1986063558U JP 6355886 U JP6355886 U JP 6355886U JP H0421639 Y2 JPH0421639 Y2 JP H0421639Y2
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casting
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vibration generating
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、鋳物吊掛け用のハンガを備えたトロ
リコンベアにより鋳物を搬送しつつ砂出し部にお
いて鋳物に付着した砂を除去する吊掛け鋳物の砂
出し装置に関するものである。
〔従来の技術〕
鋳込みラインから搬送された鋳物には多数の鋳
物砂が付着しており、この鋳物の表面処理等を行
う前に予め砂落しを行う必要がある。特に、中空
部を有する鋳物においては中子用の砂が充填され
ているため、この砂を除去することが困難であつ
た。このため従来では、特公昭48−42334号公報
に示されるように、鋳物の吊掛けハンガが砂出し
部に到逹した時点でコンベアを停止させた後、支
持腕により鋳物を持上げて振動板との間に挟持し
た状態で振動用モータにより上記振動板を振動さ
せて鋳物に付着し砂を離脱させることが行なわれ
ている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来装置では、振動用モータの駆動力によ
つて自動的に砂出しを行うことができるという利
点を有する反面、上記砂出し部に鋳物が到達した
時点でコンベアを一旦停止させる必要があり、コ
ンベアの起動および停止が繰返されて駆動チエー
ン等に衝撃が作用するので、その耐久性を維持す
るために構造が複雑になるという問題があつた。
本考案は、上記の技術背景のもとになされたも
のであり、簡単な構成で鋳物に付着した砂を自動
的かつ効果的に除去できるととともに、トロリコ
ンベアの駆動チエーン等の耐久性が低下するのを
防止できる吊掛け鋳物の砂出し装置を提供するも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、鋳物の吊掛けハンガを備えたトロリ
コンベアにより鋳物を連続搬送しつつ砂出し部に
おいて鋳物に付着した砂を除去する吊掛け鋳物の
砂出し装置であつて、鋳物の搬送路の両側辺部に
相対向して配設された振動発生ユニツトおよびバ
ツクアツプユニツトと、この振動発生ユニツトを
進退自在に支持するリンク機構と、上記振動発生
ユニツトに可撓生を有する部材によつて連結され
てこの振動発生ユニツトを鋳物に対向した前進位
置から後方に退避させる駆動手段と、鋳物が上記
砂出し部に到達したことが検出された時点で上記
駆動手段の駆動力を解除して振動発生ユニツトを
自重によつて前進させる制御信号を出力する制御
手段とを有し、上記振動発生ユニツトにはバツク
アツプユニツトとの間に鋳物を介在させた状態で
この鋳物に振動を付与するとともに、その反作用
により振動発生ユニツトおよびバツクアツプユニ
ツトを鋳物に対して接離振動させる振動発生器を
設けたものである。
〔作用〕
上記の構成によれば、鋳物が振動発生ユニツト
とバツクアツプユニツトとの間を通過する際に振
動発生器から付与される振動によつて鋳物に付着
した砂が離脱し、かつこの振動の反作用によつて
振動発生ユニツトおよびバツクアツプユニツトが
鋳物から離間する際に鋳物が搬送され、鋳物が
徐々に移動しつつ砂出しが行なわれることとな
る。
(実施例) 図は本考案に係る吊掛け鋳物の砂出し装置の概
略構成図を示している。この砂出し装置は、鋳物
Aを搬送するトロリコンベア1と、このトロリコ
ンベア1の所定位置に相対向して配設された振動
発生ユニツト2およびバツクアツプユニツト3
と、その下方に設けられた砂受け容器4とを具備
している。
上記トロリコンベア1は、架台5に取付けられ
たガイドレール6と、上部に設けられた駆動チエ
ーンにより駆動されて上記ガイドレール6に沿つ
て移送される吊掛けハンガ7とを有し、この吊掛
けハンガ7には円盤状の被検出部8が設けられて
いる。そして、この被検出部8がリミツトスイツ
チ等からなる検出手段の検知レバーに当接して鋳
物Aが上記振動発生ユニツト2およびバツクアツ
プユニツト3を有する砂出し部に到達したことが
確認された時点で、後述する駆動手段12,17
の駆動力を解除する制御信号を出力する制御手段
9が設けられている。
上記振動発生ユニツト2は、鋳物Aの搬送路の
側辺部において前後一対の吊下リンク10,10
からなるリンク機構により架台5に揺動自在に支
持されるとともに、ワイヤ11からなる可撓性を
有する部材によつてエアシリンダ等からなる駆動
手段12に連結されている。そして上記駆動手段
12の駆動力が作用していない状態では、上記振
動発生ユニツト2が自重によつて実線で示すよう
に鋳物Aに対向した前進位置に位置し、この駆動
手段12の駆動力が作用して上記吊下リンク10
が揺動変位されると、振動発生ユニツト2が仮想
線で示すように後方位置に退避するようになつて
いる。また、上記振動発生ユニツト2には、バツ
クアツプユニツト3との間に鋳物Aを介在させた
状態で前端部の振動板13を所定の周期で前後に
振動させてその振動を鋳物Aに伝達するととも
に、その反作用により振動発生ユニツト2および
バツクアツプユニツト3を鋳物Aに対して接離振
動させるための振動用モータ等からなる振動発生
器14が設けられている。
上記バツクアツプユニツト3は、振動発生ユニ
ツト2と同様に、前後一対の吊下リンク15,1
5からなるリンク機構により架台5に支持される
とともに、ワイヤ16からなる可撓性を有する部
材を介して駆動手段17に連結され、実線で示す
前進位置と仮想線で示す後退位置との間で揺動変
位するように構成されている。また、上記振動発
生ユニツト2およびバツクアツプユニツト3に
は、鋳物Aに付与する振動の大きさを調節するた
めのカウンタウエイト18,19が吊下げられて
いる。なお、必要に応じて上記駆動手段12,1
7のワイヤ11,16にクツシヨン用のバネ部材
を介設した構成としてもよい。
上記振動発生ユニツト2およびバツクアツプユ
ニツト3は、砂出しの必要のない製品等を支障な
く通過させることができるように、通常の状態で
は上記駆動手段12の駆動力に応じて後退位置に
待機している。そして、上記制御手段9により鋳
物Aが砂出し部に到達したことが検出された時点
で出力される制御信号に応じ、上記駆動手段1
2,17の駆動力が解除されて振動発生ユニツト
2およびバツクアツプユニツト3が自重によつて
上記前進位置に揺動変移させる。
この結果、鋳物Aが両ユニツト2,3によつて
搬送路の両側から挟持された状態となり、振動発
生器14の振動が振動板13を経て鋳物Aに伝達
され、この鋳物Aがバツクアツプユニツト3との
間で振動することにより、鋳物Aに付着した砂が
容器4上に落下して回収される。また、上記鋳物
Aに付与される振動の反作用により上記両ユニツ
ト2,3が鋳物Aに対して接離振動するため、両
ユニツト2,3が鋳物Aから離間して鋳物Aの拘
束が開放された際に鋳物Aがトロリコンベア1に
より搬送され、鋳物Aが徐々に移動しつつ砂出し
が行なわれることとなる。すなわち、振動発生ユ
ニツト2およびバツクアツプユニツト3は、ワイ
ヤ11,16等の可撓性を有する部材によつて駆
動手段12,17に連結されるとともに、上記砂
出し状態において自重に応じて上記鋳物Aに当接
する前進位置に保持されているだけであるため、
この前進位置に強固に保持されることはなく、上
記振動の反作用によつて両ユニツト2,3が適度
に接離振動して鋳物Aの搬送が許容されることに
なる。
このように鋳物Aに付与される振動の反作用を
利用して鋳物Aを徐々に移動させつつ砂出しを行
うようにしたため、トロリコンベア1を連続運転
することができ、従来装置のようにコンベアの起
動および停止が繰返されることがないので、駆動
チエーンの耐久性が向上して長期間に亘る作用が
可能となる。
なお、上記トロリコンベア1による鋳物Aの搬
送速度を低下させることなく、砂出し部における
砂出し作業を効果的に行い得るようにするために
は、駆動チエーンの駆動速度を調節可能に構成
し、鋳物Aが砂出し部を通過する際には搬送速度
を低下させて砂出し作業時間を長くし、かつ鋳物
Aが砂出し部を通過した後、次の鋳物がこの砂出
し部に到達するまでの区間は搬送速度を増大させ
て処理能力を向上させるようにすることが望まし
い。
また、本考案に係る砂出し装置は、通常、鋳物
の処理ラインの一環として設けられるものである
が、上記砂出し部を必要に応じて所定間隔置きに
複数個配設した構成としてもよい。
上記実施例では、バツクアツプユニツト3を振
動発生ユニツト2と同様に進退可能に構成してい
るが、このバツクアツプユニツト3を固定式と
し、このバツクアツプユニツト3の前端面をガイ
ド面として鋳物Aを搬送するように構成してもよ
く、あるいは鋳物Aの搬送路を挟産で同一構造の
振動発生ユニツトを一対配設し、一方の振動発生
ユニツトを他方の振動発生ユニツトのバツクアツ
プユニツトとして作用させるように構成してもよ
い。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、鋳物の搬送路の
両側辺部に振動発生ユニツトおよびバツクアツプ
ユニツトを相対向して配設し、振動発生ユニツト
をリンク機構によつて進退自在に支持するととも
に、この振動発生ユニツトを自重によつて鋳物に
対向した位置に前進させて上記バツクアツプユニ
ツトとの間に鋳物を介在させた状態で、振動発生
器によつて鋳物に振動を付与するとともに、その
反作用により上記両ユニツトを鋳物に対して接離
振動させるようにしたため、この両ユニツトが鋳
物から離間して鋳物の拘束が開放された際に鋳物
がトロリコンベア1により搬送され、鋳物が徐々
に移動しつつ砂出しが行なわれる。したがつてト
ロリコンベアを連続運転させながら鋳物に付着し
た砂を自動的かつ効果的に除去することができ、
このため従来装置のようにコンベアの起動および
停止が繰返されることがなくなり、トロリコンベ
アの駆動チエーン等の耐久性を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案に係る吊掛け鋳物の砂出し装置の実
施例を示す正面図である。 1……トロリコンベア、2……振動発生ユニツ
ト、3……バツクアツプユニツト、7……吊掛け
ハンガ、9……制御手段、10……吊下リンク
(リンク機構)、11……ワイヤ(可撓性を有する
部材)、12……駆動手段、14……振動発生器、
A……鋳物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鋳物の吊掛けハンガを備えたトロリコンベアに
    より鋳物を連続搬送しつつ砂出し部において鋳物
    に付着した砂を除去する吊掛け鋳物の砂出し装置
    であつて、鋳物の搬送路の両側辺部に相対向して
    配設された振動発生ユニツトおよびバツクアツプ
    ユニツトと、この振動発生ユニツトを進退自在に
    支持するリンク機構と、上記振動発生ユニツトに
    可撓性を有する部材によつて連結されてこの振動
    発生ユニツトを鋳物に対向した前進位置から後方
    に退避させる駆動手段と、鋳物が上記砂出し部に
    到逹したことが検出された時点で上記駆動手段の
    駆動力を解除して振動発生ユニツトを自重によつ
    て前進させる制御信号を出力する制御手段とを有
    し、上記振動発生ユニツトにはバツクアツプユニ
    ツトとの間に鋳物を介在させた状態でこの鋳物に
    振動を付与するとともに、その反作用により振動
    発生ユニツトおよびバツクアツプユニツトを鋳物
    に対して接離振動させる振動発生器を設けたこと
    を特徴とする吊掛け鋳物の砂出し装置。
JP1986063558U 1986-04-25 1986-04-25 Expired JPH0421639Y2 (ja)

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JP1986063558U JPH0421639Y2 (ja) 1986-04-25 1986-04-25

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JP1986063558U JPH0421639Y2 (ja) 1986-04-25 1986-04-25

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JPS62174768U JPS62174768U (ja) 1987-11-06
JPH0421639Y2 true JPH0421639Y2 (ja) 1992-05-18

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ID=30898899

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JP1986063558U Expired JPH0421639Y2 (ja) 1986-04-25 1986-04-25

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5019494A (ja) * 1973-05-09 1975-02-28

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JPS62174768U (ja) 1987-11-06

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