JP2003190896A - ワークの異物除去装置 - Google Patents

ワークの異物除去装置

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JP2003190896A
JP2003190896A JP2001391727A JP2001391727A JP2003190896A JP 2003190896 A JP2003190896 A JP 2003190896A JP 2001391727 A JP2001391727 A JP 2001391727A JP 2001391727 A JP2001391727 A JP 2001391727A JP 2003190896 A JP2003190896 A JP 2003190896A
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matter removing
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Masanori Okazaki
昌紀 岡崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シンプルな構造でコンパクトなワークの異物除
去装置を得る。 【解決手段】ワークWの異物除去装置1は、ワークWを
搬送するコンベア10と、ワークWをコンベア10から
持ち上げて上下方向にフローティング支持するリフタ2
0と、リフタ20によってフローティング支持されてい
るワークWに振動を与える加振装置30とを有してお
り、コンベア10によって搬送されてきたワークWをコ
ンベア10から持ち上げてフローティング支持し、ワー
クWに直接的に振動を与えてワークWに付着している異
物をワークWから落下させて除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークの異物除去
装置に関し、特にワークに付着している切り粉などの異
物を除去するワークの異物除去装置に関する。
【0002】
【従来技術】第1の従来技術として、特開平6−210
253号公報には、ワークの切り粉除去方法が記載され
ている。該公報によれば、この方法は、ワークを洗浄液
を用いて洗浄する工程と、ワークに温風を吹き付けて乾
燥させる工程と、ワークを振動させる工程と、崩壊させ
た切り粉をエアで吹き飛ばす工程とからなり、ワークの
孔内で押し固められて詰まっている切り粉を崩壊させる
ためにワークに振動が与えられている。
【0003】また、第2の従来技術として、特開平6−
331492号公報には、被加振物を加振するために加
振機に保持させる装置が開示されている。図6は、該公
報に開示された加振機用被加振物押さえ装置を説明する
構成図である。この加振物押さえ装置100は、被加振
物101をコンベア102によって加振機103上に搬
送するインライン型加振装置104に使用するものであ
り、コンベア102上を搬送される被加振物101をエ
アバック105を膨らませることによって押さえる構造
を有している。
【0004】そして、この加振物押さえ装置100に
は、被加工物101の品種データを読み取るデータ読み
取り手段106、被加工物101の大きさ及びコンベア
102上での位置を検出する検出手段107、エアバッ
ク105で被加振物101を適切に押さえるためにエア
バック105の内圧を検出する圧力検出手段108、エ
アバック105内の圧力を調節する圧力調節手段10
9、エアバック105を上下動させる駆動機構110、
圧力調節手段108及びエアバック駆動機構110の動
作を制御する制御手段111が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1の
従来技術の場合、ワークに振動を与えるための具体的な
構造は何ら示されていない。
【0006】また、第2の従来技術の場合は、装置自体
が、複数の手段及び機構を有しており、部品点数が多
く、構造が複雑となる。従って、装置の製造が容易では
なく、その制御も複雑で高度なものとなり、装置価格の
高騰を招来するという問題を有している。また、装置全
体の寸法も大きくなるとこから、ワーク加工工場内で大
きなスペースを占有することとなり、設置場所が制限さ
れたり、設置工事も容易ではないという問題を有してい
る。
【0007】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、シンプルな構造でコンパクトなワ
ークの異物除去装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載のワークの異物除去装置の発明は、
ワークに振動を与えてワークに付着している異物を除去
するワークの異物除去装置において、ワークを搬送する
コンベアと、ワークを前記コンベアから持ち上げて上下
方向にフローティング支持するリフタと、リフタによっ
てフローティング支持されているワークに振動を与える
加振装置とを有することを特徴とする。
【0009】この装置によると、コンベアで搬送される
ワークを、リフタでコンベアから持ち上げて上下にフロ
ーティング支持し、そのワークに対して加振装置で振動
を与え、ワークに付着している異物をワークから落下さ
せて除去する。
【0010】従って、ワークの異物除去装置の構成を極
めて簡易なものにすることができ、構造の簡素化、制御
の容易化により、コスト低減を図ることができる。ま
た、装置全体の大きさも小さくすることができ、設置場
所を選ばず、設置工事を容易に行うことができる。
【0011】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
のワークの異物除去装置において、前記リフタが、コン
ベアに対して上下移動するリフトアームと、リフトアー
ムの先端に設けられリフトアームの上昇によりワークが
載せられる下部アタッチメントと、リフトアームと下部
アタッチメントとの間で下部アタッチメントを上方に向
かって付勢する付勢手段とを有することを特徴とする。
【0012】この発明によると、リフタは、リフトアー
ムを上昇させ、下部アタッチメント上にワークを載せた
状態でコンベアから持ち上げ、下部アタッチメントを上
方に向かって付勢することによって、ワークをフローテ
ィング支持する。従って、簡単な構成でワークをフロー
ティング支持することができ、構造の簡素化を図ること
ができる。
【0013】また、請求項3の発明は、請求項2に記載
のワークの異物除去装置において、前記リフタによりワ
ークを予め設定された高さ位置まで持ち上げた場合に、
ワークの上面に当接して、ワークを下部アタッチメント
に一体的に保持するワーク保持手段を備えることを特徴
とする。
【0014】この発明によると、ワーク保持手段は、リ
フタによって予め設定された高さ位置まで持ち上げられ
たワークの上面に当接して、ワークを下部アタッチメン
トに一体的に保持するので、ワークに振動を付与した場
合に、ワークが下部アタッチメントから浮き上がった
り、位置ズレを生じたりするのを防止できる。従って、
ワークに適切な振動を与えて、異物を確実に落下除去す
ることができる。
【0015】また、請求項4の発明は、請求項3に記載
のワークの異物除去装置において、前記加振装置が、ワ
ーク保持手段の上方位置に固定されるシリンダと、シリ
ンダに対する上下移動によりワーク保持手段に接離して
ワークを振動させるピストンロッドを有することを特徴
とする。
【0016】この発明によると、加振装置は、ワーク保
持手段の上方に配置され、ピストンロッドを上下に移動
させてワーク保持手段に接離させることによって、ワー
クに振動を与える。従って、ワークを直接的に振動させ
ることができ、ワークに対して適切な振動を与えること
ができる。従って、ワークから異物を確実に落下除去さ
せることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図に基づいて説明する。図1は、本実施の形態にかか
るワークの異物除去装置を説明する全体図、図2は、該
装置の側面図、図3は、コンベアの実施例を示す説明
図、図4は、リフタの要部を拡大して示す説明図であ
る。
【0018】ワークの異物除去装置1は、図1及び図2
に示すように、ワークWを搬送するコンベア10と、コ
ンベア10からワークWを持ち上げて上下方向にフロー
ティング支持するリフタ20と、そのフローティング支
持されているワークWを振動させる加振装置30を備え
ている。
【0019】コンベア10は、対向して延在する一対の
フレーム11と、これらフレーム11の一方端部でフレ
ーム間に回転自在に支持され搬送モータ12によって駆
動される駆動ローラ13と、フレーム11の他方端部で
駆動ローラ13と対をなすようにフレーム間に回転自在
に支持された従動ローラ14と、これら駆動ローラ13
と従動ローラ14との間に架設されたコンベアベルト1
5を有している。
【0020】コンベアベルト15は、ワークWから落下
した異物を下方に落下させることができる形状を有して
おり、本実施の形態では、図3(A)に示すように、互
いに平行に延在する2本の細いベルトによって構成され
ているが、例えば他の実施例として図3(B)に示すよ
うに、リフタ20のリフトアーム24(後述)を挿通可
能な開口孔15aが穿設された形状を有してもよい。
【0021】上記構成を有するコンベア10は、図1及
び図2に示すように、床面Gに立設された複数本の脚部
16によって所定高さ位置で水平方向に延在するように
支持固定されている。また、コンベア10と床面Gとの
間には、ワークWから落下した異物を受けるための異物
受け17が略水平方向に延在するように脚部16に固定
されている。
【0022】符号51、52、53は、コンベア10上
を搬送されるワークWの位置をそれぞれ検出するための
光電管スイッチであり、符号51は、コンベアによるワ
ーク搬送速度の減速開始位置を検出する減速開始位置検
出センサ、符号52は、ワークの停止位置を検出するワ
ーク停止位置検出センサ、符号53は、ワークの搬出を
検出するワーク搬出確認センサを構成するように、コン
ベア10のフレーム11や脚部16に固定されている。
【0023】コンベア10の側方位置には支柱Hが立設
されており、その支柱Hには、上昇することによりコン
ベア10からワークWを持ち上げると共にそのワークW
を上下にフローティング支持するリフタ20と、そのフ
ローティング支持されているワークWに振動を与える加
振装置30とが取り付けられている。
【0024】リフタ20は、支柱Hに沿って延在し固定
されたベースプレート21と、ベースプレート21に上
下に移動自在に支持されリフトシリンダ23によって上
下に移動可能な移動プレート22とを備えており、移動
プレート22の先端部には、一対のリフトアーム24が
立設されている。
【0025】リフトアーム24は、コンベア10の上流
側と下流側に互いに離間した位置にそれぞれ立設されて
おり、各リフトアーム24の上端部24aには、ワーク
Wの下部に当接される下部アタッチメント25と、その
下部アタッチメント25をリフトアーム24の上端部2
4aで上方に向かって付勢する下部付勢手段26が設け
られている。
【0026】下部アタッチメント25は、コンベア10
の横幅方向に延在し、図4に示すように、ワーク下面W
aが接面して載置される載置面25aと、ワーク側面W
bに当接してコンベア10の上流側や下流側へのワーク
Wの位置ずれを規制する規制面25bを備えたL字断面
形状を有しており、ワークWへの傷付けを防止するため
に、MCナイロンなどの軟質性を有するエンジニアリン
グプラスチックによって形成されている。
【0027】下部アタッチメント25の下部には、図2
及び図4に示すように、互いにコンベア10の横幅方向
に離間して略平行に延在するように一対のシャフト27
が固定されており、これらのシャフト27がリフトアー
ム24の上端部24aに穿設された貫通孔24b内に遊
嵌されることによって、リフトアーム24の上端部24
aに上下動自在に支持されている。
【0028】下部付勢手段26は、本実施の形態ではコ
イルスプリングによって構成されており、所定の付勢力
で下部アタッチメント25を常に上方に向かって付勢す
るように、シャフト27に嵌挿された状態で下部アタッ
チメント25と上端部24aとの間に介在されている。
従って、ワークWを上下方向にフローティング支持する
ことができる。
【0029】また、本実施の形態では、ワークWを予め
設定された高さ位置まで持ち上げることにより、ワーク
Wの上面Wcに当接して、ワークWを下部アタッチメン
ト25に保持するワーク保持手段40が設けられてい
る。
【0030】ワーク保持手段40は、ベースプレート2
1の上部から略水平に延在してコンベアの上方位置に配
置される第1ブラケット41と、第1ブラケット41の
下面側に上下動自在に支持された上部アタッチメント4
2と、上部アタッチメント42を所定の押圧力で下方に
向かって付勢する上部付勢手段43を有している。
【0031】上部アタッチメント42は、図2に示すよ
うに、ワーク上面Wcに接面可能な下面42aを有する
略平板形状を有しており、その下面42aの側方部分に
は、ワークWの側面に沿って延在するようにフランジ部
42bが突設されている。そして、上部アタッチメント
42の上面42cには4本のシャフト44が四角形の四
隅を形成するように立設されており、これら4本のシャ
フト44がそれぞれ第1ブラケット41に貫通形成され
ている開口孔45に遊嵌されることによって、第1ブラ
ケット41に対して上下に移動自在に吊設されている。
【0032】上部付勢手段43は、本実施の形態では、
コイルスプリングによって構成されており、4本のシャ
フト44にそれぞれ挿通された状態で、第1ブラケット
41と上部アタッチメント42との間に介在されてい
る。
【0033】また、上記構成を有するワーク保持手段4
0の上部には、後述する加振装置によって加振される加
振板46が連結固定されている。加振板46は、第1ブ
ラケット41から上方に突出したシャフト44の上端に
四隅が固定され、第1ブラケット41の上面に対向配置
されている。
【0034】一方、上記リフタ20と共に支柱Hに設け
られる加振装置30は、支柱Hの上端から水平方向の突
設された第2ブラケット31と、第2ブラケット31に
固定されるシリンダ32と、そのシリンダ32に対して
上下に移動して先端が加振板46に接離するピストンロ
ッド33を有している。この加振装置30には、図示し
ていない空気制御回路が接続されており、その空気制御
回路による圧縮空気の給排制御によって、ピストンロッ
ド33が上下動される。従って、ピストンロッド33
は、加振板46に接離してこれを振動させ、上部アタッ
チメント42を介してワークWを上下に振動させること
ができる。
【0035】尚、図2で符号2は制御盤であり、その内
部には、上述のコンベア10、リフタ20及び加振装置
30の制御を行う制御手段3が収容されている。
【0036】次に、上記構成を有する異物除去装置1に
よるワークWの異物除去方法について、図5のフローチ
ャートに基づき説明する。まず、制御盤2のメイン電源
が投入され、いわゆる待機状態にある場合に、コンベア
10の上流側にワークWが投入されると(ステップS1
00)、駆動電源が自動的に供給されて自己保持される
(ステップS101)。
【0037】そして、コンベア10の搬送モータ12に
電源が供給され、コンベア10の駆動が開始される(ス
テップS102)。ワークWは、コンベアベルト15の
回転によって、コンベアベルト15の上に乗せられた状
態で上流側から下流側(図1で矢印方向)に向かって移
動される。
【0038】そして、ワークWがコンベア10上の減速
開始位置まで搬送され、減速開始位置検出センサ41を
遮ると(ステップS103でYES)、コンベア10の
搬送速度が減速される。そして、ワークWが、更に下流
のワーク停止位置まで搬送され、ワーク停止位置検出セ
ンサ52を遮ると(ステップS105でYES)、コン
ベア10の駆動が停止される(ステップS106)。こ
れにより、ワークWは、コンベア10上のワーク停止位
置に正確に配置される。
【0039】コンベア10の駆動が停止されると、リフ
トシリンダ23に油圧が供給され、リフタ20が上昇さ
れ(ステップS107)、ワークWが下部アタッチメン
ト25の載置面25a上に載せられた状態で、コンベア
10から持ち上げられる。
【0040】そして、ワーク上面Wcがワーク保持手段
40の上部アタッチメント42に当接し、かつ図4に示
すように、上部付勢手段43と下部付勢手段26をそれ
ぞれ予め設定された分だけ押し縮める高さ位置にワーク
Wを配置する。
【0041】これにより、ワークWは、上部アタッチメ
ント42と下部アタッチメント25との間に挟持され
(ステップS108)、下部アタッチメント25に一体
的に保持された状態で、フローティング支持される。従
って、ワークWに対して振動が与えられた場合に、ワー
クWが下部アタッチメント25から浮き上がったり、そ
の位置がずれたりするのを防止でき、ワークWに確実に
振動を与えることができる。
【0042】ワークWのフローティング支持がなされる
と、次に加振装置30の作動が開始される(ステップS
109)。加振装置30は、上部アタッチメント42に
連動して第1ブラケット41の上方位置に持ち上げられ
た加振板46の上面に対して、空気制御回路による圧縮
空気の給排制御によってピストンロッドを接離させ、所
定の衝撃力を伴って加振板46を振動させる。加振板4
6が振動されると、シャフト44を介して上部アタッチ
メント42が振動され、ワークWが振動される。この振
動によって、ワークWに付着している異物は、ワークW
から離間して落下し、コンベア10の下方に設けられて
いる異物受け17に受け止められる。
【0043】加振装置30は、所定時間後にその作動が
停止される。この所定時間は、ワークに付着している異
物を落下させるのに充分な時間として、実験等によって
定められる。
【0044】加振装置30の作動が停止され、ワークW
の振動が収束すると、リフタ20の下降動作が行われる
(ステップS110)。そして、ワークWがリフタ20
からコンベア10上に乗せられると、コンベア10の駆
動が再開され(ステップS111)、ワークWは、再び
コンベア10上を下流に向かって搬送される。
【0045】そして、ワークWがワーク搬出確認センサ
53の前を通過してコンベア10から搬出されると(S
112でYES)、コンベア10の駆動が停止され(ス
テップS113)、自己保持されていた駆動電源が遮断
される(ステップS114)。そして、再び新しいワー
クWが投入されるまで待機状態とされる。
【0046】上述のように、ワークWの異物除去装置1
は、極めてシンプルな構造を有しており、装置全体をコ
ンパクトに構成することができる。従って、構造の簡素
化、制御の容易化によりコスト低減を図ることができ
る。また、装置全体の大きさも小さくすることができ、
設置場所を選ばず、設置工事を容易に行うことができ
る。
【0047】また、ワークWを上下方向にフローティン
グ支持した状態で直接的に振動を与えるので、ワークW
に対して振動エネルギを効率よく伝達できる。従って、
ワークWに付着している異物をより効果的に落下させる
ことができ、高度な異物除去性能を発揮できる。また、
コンベア20から持ち上げた状態でワークWに振動を与
えているので、ワークWから離間した異物を装置1の下
方に容易に落下させることができ、異物の再付着を防止
できる。
【0048】更に、下部アタッチメント25の規制面2
5bが、ワークWの上流側と下流側の側面にそれぞれ当
接し、上部アタッチメント42のフランジ部43が、左
右方向の側面にそれぞれ当接した状態でワークWを保持
するので、加振時におけるワークWの水平方向の位置ズ
レを確実に防止することができるという効果も有してい
る。
【0049】尚、上記発明は、上述の実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
種々の変更が可能である。例えば、本実施の形態では、
リフタ20によるワークWのフローティング支持を、付
勢手段によって行う場合を例に説明したが、ゴムや合成
樹脂などの弾性体によって行ってもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、コンベアで搬送されるワークを、リフタでコン
ベアから持ち上げて上下にフローティング支持し、その
ワークに対して加振装置で振動を与えて、ワークに付着
している異物をワークから落下させて除去する構成にす
ることによって、装置の構成を極めて簡易なものにする
ことができる。従って、構造の簡素化、制御の容易化を
図ることができ、コストを低減することができる。ま
た、装置全体の大きさも小さくすることができ、設置場
所を選ばず、設置工事を容易に行うことができる。
【0051】また、請求項2の発明によれば、ワークを
フローティング支持するリフタを簡単な構成とすること
ができ、構造の簡素化を図ることができる。
【0052】更に、請求項3の発明によれば、加振時に
おいて、下部アタッチメントからのワークの浮き上がり
や、位置ズレを防止でき、ワークに確実に振動を与える
ことができる。
【0053】そして、請求項4の発明によれば、ワーク
を直接的に振動させることができ、ワークに対して所望
の振動を確実に与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態にかかるワークの異物除去装置を
説明する全体図である。
【図2】本装置の側面図である。
【図3】コンベアの実施例を示す説明図である。
【図4】リフタの要部を拡大して示す説明図である。
【図5】本装置の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図6】従来技術を説明する図である。
【符号の説明】
1 異物除去装置 10 コンベア 20 リフタ 30 加振装置 40 ワーク保持手段 ワークW

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークに振動を与えて該ワークに付着し
    ている切り粉などの異物を除去するワークの異物除去装
    置において、 前記ワークを搬送するコンベアと、 前記ワークを前記コンベアから持ち上げて上下方向にフ
    ローティング支持するリフタと、 該リフタによってフローティング支持されているワーク
    に振動を与える加振装置と、 を有することを特徴とするワークの異物除去装置。
  2. 【請求項2】 前記リフタは、 前記コンベアに対して上下移動するリフトアームと、 該リフトアームの先端に設けられ前記リフトアームの上
    昇により前記ワークが載せられる下部アタッチメント
    と、 前記リフトアームと前記下部アタッチメントとの間で前
    記下部アタッチメントを上方に向かって付勢する付勢手
    段とを有することを特徴とする請求項1に記載のワーク
    の異物除去装置。
  3. 【請求項3】 前記リフタにより前記ワークを予め設定
    された高さ位置まで持ち上げた場合に、前記ワークの上
    面に当接して、前記ワークを前記下部アタッチメントに
    一体的に保持するワーク保持手段を備えることを特徴と
    する請求項2に記載のワークの異物除去装置。
  4. 【請求項4】 前記加振装置は、 前記ワーク保持手段の上方位置に固定されるシリンダ
    と、該シリンダに対する上下移動により前記ワーク保持
    手段に接離して前記ワークを振動させるピストンロッド
    を有することを特徴とする請求項3に記載のワークの異
    物除去装置。
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