JP2012068921A - 電動アクチュエータ - Google Patents

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Shigekazu Yoshida
重和 吉田
Riyuutetsu Sato
龍哲 佐藤
Kazuhiko Kusaka
和彦 日下
Masayuki Nomura
雅之 野村
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Abstract

【課題】制御手段に位置データを送信する際に、外来ノイズの影響を受けにくい電動アクチュエータを提供する。
【解決手段】ロッド24と一体となって収容孔13内を摺動する移動体はマグネット28を保持している。ボディ12に形成された取付溝12aには、第1の位置検出装置29および第2の位置検出装置30が取り付けられている。各停止位置検出装置29,30は、マグネット28を検出していないとき、Lレベルの信号を制御コントローラ40に出力している。一方、ロッド24と移動体が収容孔13内を移動し、各停止位置検出装置29,30がマグネット28を検出すると、Hレベルの信号を制御コントローラ40に出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は電動アクチュエータに関する。
従来から、ワーク等を搬送する手段として、モータの回転運動をロッドの直線運動に変換して、ロッドに取り付けられたワークを直線運動させるように構成された電動アクチュエータが広く用いられている。このような電動アクチュエータは、あらかじめ設定された任意の停止位置でロッドを停止するために、ロッドの位置を検出する必要がある。
そこで、インクリメンタルエンコーダを用いて、移動体の位置をリアルタイムに検出する手段が知られている(例えば特許文献1)。
電動アクチュエータにインクリメンタルエンコーダを備えた場合、インクリメンタルエンコーダは、ロッドの位置をリアルタイムに検出するとともに、検出した位置データを制御手段に送信する。制御手段は、送信された位置データからロッドの位置を常時把握し、ロッドがあらかじめ設定された任意の停止位置に移動すると、ロッドを停止させるべくモータを制御する。
特開昭63−228308号公報
ところで、インクリメンタルエンコーダが制御手段にロッドの位置情報を送信する場合、送信データが外来ノイズの影響を受けやすく、シリアルデータ化された位置情報を制御手段側へ送信する場合は特に外来ノイズの影響を受けやすい。そのため、送信データに誤りが発生する場合があり、電動アクチュエータの誤動作の原因となってしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、制御手段に位置データを送信する際に、外来ノイズの影響を受けにくい電動アクチュエータを提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、モータが駆動することによってボディ内を摺動する移動体と、前記移動体に保持され、前記移動体の摺動に伴って移動する被検出体と、前記移動体に取り付けられ、前記移動体の摺動に伴って前記ボディに対し出没されるロッドと、前記ボディに取り付けられ、前記移動体が第1の停止位置に移動したときに、それまでの信号レベルとは異なるレベルの検出信号を出力する第1の停止位置検出手段と、前記ボディに前記移動体の摺動方向において前記第1の停止位置検出手段とは離間して取り付けられ、前記移動体が第2の停止位置に移動したときに、それまでの信号レベルとは異なるレベルの検出信号を出力する第2の停止位置検出手段と、前記第1の停止位置検出手段および前記第2の停止位置検出手段に接続され、前記第1の停止位置検出手段または前記第2の停止位置検出手段からの検出信号に基づいて前記モータを制御して移動体を停止させる制御手段と、を備えたこと要旨とする。
本発明によれば、移動体を第1の停止位置または第2の停止位置へ移動させる場合、モータが駆動することにより、移動体がボディ内を摺動し、移動体が第1の停止位置または第2の停止位置まで移動すると、第1の停止位置検出手段または第2の停止位置検出手段は、制御手段に対しそれまでの信号レベルとは異なるレベルの検出信号を出力し、制御手段はモータを停止する。このように、停止位置検出手段は、2値化された信号を位置データとして制御手段に送信することができ、制御手段は、2値化された信号に基づいてモータを制御することができる。この結果、外来ノイズの影響を受けにくくなる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電動アクチュエータにおいて、前記第1の停止位置検出手段および前記第2の停止位置検出手段は、磁気検出型であることを要旨とする。
本発明によれば、位置検出手段として磁気検出型を採用することができる。その結果、光式などと比べると、安価な位置検出手段を採用することができ、組み立て、位置調整も容易に行うことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の電動アクチュエータにおいて、前記第1の停止位置検出手段および前記第2の停止位置検出手段は、前記移動体の摺動方向に離間して一対のセンサが配置され、一対のセンサのうちの一方のセンサは、前記移動体が減速開始位置に移動したときに、それまでの信号レベルとは異なるレベルの検出信号を出力する減速開始位置検出用センサであり、他方のセンサは、前記移動体が停止位置に移動したときに、それまでの信号レベルとは異なるレベルの検出信号を出力する停止位置検出用センサであることを要旨とする。
本発明によれば、モータが駆動することにより、移動体が停止位置に近づくと、減速開始位置検出用センサは、制御手段に対し、それまでの信号レベルとは異なるレベルの検出信号を出力し、制御手段はモータを制御して移動体を減速させる。この結果、制御手段は、モータの減速開始位置を容易に把握することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電動アクチュエータにおいて、前記第1の停止位置検出手段および前記第2の停止位置検出手段は、前記移動体の停止位置の検出時に作動する表示器を備えたことを要旨とする。
本発明によれば、移動体が停止位置に移動すると、表示器が作動する。この結果、移動体が停止位置に移動したことを容易に把握することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の電動アクチュエータにおいて、前記第1の停止位置検出手段および前記第2の停止位置検出手段は、前記ボディに形成された取付溝に配置され、当該取付溝は、移動体摺動方向に対し1本以上形成され、前記第1の停止位置と前記第2の停止位置の間の任意の位置に単数または複数の中間位置停止用停止位置検出手段が配置可能となっていることを要旨とする。
本発明によれば、ボディに形成された取付溝に、第1の停止位置検出手段および第2の停止位置検出手段の他に、単数または複数の中間位置停止用停止位置検出手段を配置することができる。この結果、制御手段は、複数の停止位置で移動体を停止させることができる。
請求項6に記載のように、請求項5に記載の電動アクチュエータにおいて、前記中間位置停止用停止位置検出手段は、磁気検出型であると、請求項2に記載の発明と同様の作用効果を奏する。
請求項7に記載のように、請求項5または6に記載の電動アクチュエータにおいて、前記中間位置停止用停止位置検出手段は、前記移動体の摺動方向に離間して配置された一対のセンサが配置され、一対のセンサのうちの一方のセンサは、前記移動体が減速開始位置に移動したときに、それまでの信号レベルとは異なるレベルの検出信号を出力する減速開始位置検出用センサであり、他方のセンサは、前記移動体の停止位置に移動したときに、それまでの信号レベルとは異なるレベルの検出信号を出力する停止位置検出用センサであると、中間位置停止用停止位置検出手段に対して、請求項3に記載の発明と同様の作用効果を奏する。
請求項8に記載のように、請求項3または7に記載の電動アクチュエータにおいて、前記減速開始位置検出用センサおよび前記停止位置検出用センサは、定電流回路を介して電源ラインに接続されるとともに前記定電流回路にPNPトランジスタが並列接続され、前記減速開始位置検出用センサおよび前記停止位置検出用センサは、前記定電流回路から定電流が供給され、前記減速開始位置検出用センサおよび前記停止位置検出用センサは、各々、一対のMR素子を有し、かつ、当該一対のMR素子でブリッジ回路が組まれ、このブリッジ回路における一対のMR素子の間の電位が入力されるコンパレータ回路部を備え、前記減速開始位置検出用センサにおける前記コンパレータ回路部の出力端子には第1のNPNトランジスタのベース端子が接続されるとともに、前記停止位置検出用センサにおける前記コンパレータ回路部の出力端子には第2のNPNトランジスタのベース端子が接続され、前記第1のNPNトランジスタおよび前記第2のNPNトランジスタにより出力回路を構成し、前記停止位置検出用センサにおいて前記被検出体を検出しない時に、前記定電流回路からの定電流が前記ブリッジ回路とコンパレータ回路部に分流されて前記ブリッジ回路において流れ込んだ電流とその合成抵抗値から決定される電圧で前記減速開始位置検出用センサが駆動され、前記停止位置検出用センサにおいて前記被検出体を検出した時に、前記第2のNPNトランジスタのオンに伴う前記PNPトランジスタのオンによる電源電圧で前記減速開始位置検出用センサが駆動されるようにしてもよい。
請求項9に記載の発明のように、請求項8に記載の電動アクチュエータにおいて、前記第1のNPNトランジスタのエミッタ端子と、前記第2のNPNトランジスタのエミッタ端子は共通のグランドラインに接続されているようにしてもよい。
本発明によれば、制御手段に位置データを送信する際に、外来ノイズの影響を受けにくくなる。
第1の実施形態における電動アクチュエータの概略図。 第1の実施形態における電動アクチュエータのボディの斜視図。 第1の実施形態における電動アクチュエータの動作準備を説明するためのタイムチャート。 第1の実施形態におけるROMに記憶される動作チャート。 第2の実施形態における停止位置検出装置の概略図。 第2の実施形態における停止位置検出装置の回路図。 第2の実施形態における停止位置検出用磁気センサおよび減速開始位置検出用磁気センサの回路図。 第2の実施形態における電動アクチュエータ本体の平面図。 第2の実施形態における作用を説明するためのタイムチャート。 第2の実施形態におけるピストンの動作を説明するための図。 第3の実施形態における電動アクチュエータ本体の平面図。 (a)は、比較のための複動型エアシリンダのエア回路図、(b)は制御回路図。 第4の実施形態における停止位置検出装置の回路図。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図1〜図4に従って説明する。
図1に示すように、電動アクチュエータ10は、電動アクチュエータ本体11と、電動アクチュエータ本体11を制御する制御コントローラ40と、制御コントローラ40に対し命令を行うプログラマブルコントローラ60から構成されている。電動アクチュエータ本体11は、ボディ12を備えている。ボディ12は、外形が直方体状に形成されるとともに、ボディ12の両側面及び上面には、一対の取付溝12a(図2参照)が形成されている。また、ボディ12には、長手方向に沿って延びるように収容孔13が形成されている。収容孔13の後端側には連結ブロック体15が連結されている。連結ブロック体15には挿通孔15aが形成されている。
連結ブロック体15の後端には、モータ用ケース16が取り付けられている。モータ用ケース16には正逆回転可能なモータとしてのステッピングモータ17が収容されている。ステッピングモータ17は、ステータ17aと、ロータ17bとから構成されている。また、ロータ17bの内周側には、回転軸18がロータ17bと一体回転可能に設けられている。回転軸18は、モータ用ケース16の前端面を貫挿して前端側が連結ブロック体15の挿通孔15a内に達するまで延びるように設けられている。ステッピングモータ17には、給電用ケーブル17cを介してパルス信号が入力される。ボディ12の後端側にはベアリング19が配設され、シャフト20がベアリング19を介して回転可能に支持されている。シャフト20の後端側は、挿通孔15a内に配設されたカップリング21に挿入されることにより、シャフト20は回転軸18に一体回転可能に連結されている。
シャフト20には、ボールナット22が取り付けら、ボールナット22の外周面には円環状のピストン23が嵌着されている。また、ボールナット22の前端には、ロッド24が固定されている。シャフト20において、ベアリング19よりも前側には、マグネットホルダ26が螺合されている。マグネットホルダ26は、円筒状の本体部26aと、本体部26aから外方へ突出するフランジ部26bとを有している。フランジ部26bは、ピストン23の位置を検出するための被検出体としてのマグネット28を保持している。そして、ステッピングモータ17が駆動されて回転軸18が回転すると、シャフト20が回転し、ボールナット22が回転運動を直線運動に変換する。そして、ロッド24、ピストン23およびマグネットホルダ26が一体に収容孔13内を直線移動するようになっている。よって、ボールナット22、ピストン23およびマグネットホルダ26が、ボディ12内を直線移動する移動体を構成している。なお、本実施形態において、回転軸18が正回転することによりピストン23は前方に移動し、回転軸18が逆回転することによりピストン23は後方に移動する。
図2に示すように、ボディ12に形成された一対の取付溝12aは、ピストン23の移動方向に沿って延びるように形成されている。この取付溝12aには、第1の停止位置検出手段としての第1の停止位置検出装置29および第2の停止位置検出手段としての第2の停止位置検出装置30が取り付けられる。各停止位置検出装置29,30の一面には、リード線31、表示器としての発光ダイオード32および各停止位置検出装置29,30を取付溝12aに固定するための固定ネジ33が装着されており、取付溝12aに各停止位置検出装置29,30を挿入すると、これらが露出する。そして、第1の停止位置に第1の停止位置検出装置29を配置するとともに、第2の停止位置に第2の停止位置検出装置30を配置する。そして、各停止位置検出装置29,30は、固定ネジ33を締め込むことにより溝の上部に形成された鍔部に停止位置検出装置本体の一部が押し付けられることにより取付溝12aに取り付けられる。この操作により、各停止位置検出装置29,30は、取付溝12aの任意の位置へ装着が可能となっている。
各停止位置検出装置29,30内には、図示されていないMRセンサが装着されている。MRセンサは、磁力の強さを電気信号に変換し、あらかじめ定められた磁界の強さ以上になると、その出力レベルが切り換わるセンサである。出力レベルはLレベル(0V)とHレベル(=24V)をとる。
図1に示すように、制御手段としての制御コントローラ40は、入力回路41、ROMが付属するCPU42、ピストン移動速度調整用トリマ43、制御電源回路44、モータドライバ45および出力回路46を備えている。CPU42のROMには電動アクチュエータを制御動作させるためのプログラムが収められている。また、制御電源回路44には制御コントローラ供給電源51が、モータドライバ45にはモータ供給電源52が、それぞれ接続されている。また、プログラマブルコントローラ60は、制御コントローラ40を、使用者が意図する動作をさせるためのものであって、入力ユニット61および出力ユニット62を備えるとともに、他機器(例えば、カメラ)とやり取り可能に接続されている。
制御コントローラ40における入力回路41には、両停止位置検出装置29,30およびプログラマブルコントローラ60における出力ユニット62が接続されている。制御コントローラ40における入力回路41には、各停止位置検出装置29,30からLレベルまたはHレベルの信号が送信されるとともに、プログラマブルコントローラ60における出力ユニット62からピストン23の移動を開始させるための信号が送信される。制御コントローラ40における入力回路41はCPU42に対し、入力された信号を送信可能に接続されており、各停止位置検出装置29,30およびプログラマブルコントローラ60における出力ユニット62から送信された信号をCPU42に送信する。
制御電源回路44は、CPU42およびモータドライバ45に接続され、CPU42およびモータドライバ45に対し、電源を供給している。CPU42とモータドライバ45は、双方向通信可能に接続されている。また、モータドライバ45は、給電用ケーブル17cを介してステッピングモータ17に接続されている。モータドライバ45にはCPU42から指令値(回転速度、回転方向、推力など)が送られ、この指令値に基づいてモータ供給電源52からステッピングモータ17へ送る電流波形が形成される。そして、CPU42は、制御コントローラ40における入力回路41を介して、プログラマブルコントローラ60における出力ユニット62から送信された信号を受信すると、モータドライバ45に対し、回転軸18を回転させるよう要求する。モータドライバ45は、CPU42の要求に従い、ステッピングモータ17にパルス信号を出力する。すると、回転軸18の回転に伴って、ピストン23が移動する。一方、CPU42は、入力回路41を介して、各停止位置検出装置29,30から検出信号を受信した場合には、モータドライバ45に対し回転軸18を停止するよう要求する。モータドライバ45は、CPU42の要求に従い、ステッピングモータ17に対するパルス信号の出力を停止する。すると、回転軸18の停止に伴って、ピストン23も停止する。
また、CPU42には、ピストン移動速度調整用トリマ43が接続されている。CPU42は、ピストン移動速度調整用トリマ43のつまみが操作されると、その操作に従い、モータドライバ45にステッピングモータ17に出力するパルス信号の周波数を調整するように要求する。モータドライバ45は、CPU42の要求に従い、ステッピングモータ17に出力するパルス信号の周波数を調整する。これにより、ピストン移動速度を調整することができる。制御コントローラ40におけるCPU42には出力回路46が接続されている。
この電動アクチュエータの使用者は、次に記載する方法で、運転準備のための設定を行い、その後運転を行うことになる。図3を用いて運転準備のための設定について説明する。図3において、横軸に時間をとり、縦軸にピストンストローク、第1の停止位置検出装置29の出力、第2の停止位置検出装置30の出力をとっている。
まず、制御コントローラ40のみに電源を供給する。そして、ロッド24を手で動かし、第1の停止位置へロッド24を移動させる(図3のt1のタイミング)。第1の停止位置は、位置決めの基準点となる原点停止位置を兼ねている。次に、第1の停止位置検出装置29の固定ネジ33をドライバで緩め取付溝12aに沿って動かし、出力がオンする位置にもっていき、ネジを締めて固定する。このオンする範囲は、ピストン23の移動方向に対して数ミリ区間存在するが、取付け位置はおおむねその中間とする。位置検出装置の出力がオンしたという判断は、第1の停止位置検出装置29に備えられた発光ダイオード32の点灯で確認できる。そして、第1の停止位置検出装置29に備えられた固定ネジ33を締めることにより、第1の停止位置検出装置29の取り付けが完了する。
次に、ロッド24を手で動かし、第2の停止位置へロッド24を移動させる(図3のt2のタイミング)。そして、第2の停止位置検出装置30を第1の停止位置検出装置29と同様に目標位置に取付ける。各停止位置検出装置29,30の取り付け完了後、モータ供給電源52から制御コントローラ40のモータドライバ45に電源を供給する。そして、プログラマブルコントローラ60の出力ユニット62から制御コントローラ40の入力回路41へピストン23の原点停止位置移動信号を送信する。その信号によりステッピングモータ17が駆動して回転軸18が逆回転を始め、ピストン23が第2の停止位置から原点(第1の停止位置)へ向かって移動を開始し(図3のt3のタイミング)、第1の停止位置に至る(図3のt4のタイミング)。
ここで、ピストン23が、第1の停止位置に近づくと、CPU42はROMに収められたプログラムに従い回転軸18の回転速度を減速するようモータドライバ45に要求する。詳しく説明すると、プログラム内に図4に示すピストンの動作チャートを書き込んでおき、それに従って動作させる。図4において、使用ストロークに見合った動作チャートが何パターンも記憶されている。図4は横軸にピストンストロークをとり、縦軸にピストン移動速度をとっており、第1の停止位置から第2の停止位置にピストン23を移動させるときには、加速領域A1と、定速領域A2と、減速領域A3を有する。ピストン移動開始時は所定のプラスの加速度でピストン移動速度が上昇し、ある点から等速となり、さらにある点からマイナスの加速度で減速を掛け、目的停止位置(位置検出装置の出力位置)で停止させる。
モータドライバ45は、CPU42の要求に従い、ステッピングモータ17に出力するパルス信号の周波数を下げる。その結果、回転軸18の回転速度の減速に伴って、ピストン23の移動速度は減速する。そして、ピストン23が、第1の停止位置に移動すると(図3のt4のタイミング)、第1の停止位置検出装置29が、マグネット28の磁力を検出して、第1の停止位置検出装置29が出力する信号レベルが切り換わる。図3ではそれまでのHレベルからLレベルに切り換わる。CPU42は、信号レベルが切り換わるエッジ波形を停止位置と読み取り、ステッピングモータ17を停止させる。このとき、位置検出装置が外乱によりオンしたりオフしたりしないよう応差領域から抜けた安定領域でピストン23が停止するよう、CPU42からステッピングモータ17へ4パルスの追加移動信号を送るようにしている。
次に、実際電動アクチュエータ10に仕事を行わせるための冶具をロッド24の先端に取り付ける。そして、プログラマブルコントローラ60における出力ユニット62から制御コントローラ40における入力回路41へ第1の停止位置から第2の停止位置へのピストン移動指令を、また、第2の停止位置から第1の停止位置へのピストン移動指令を交互に出してロッド24の動作確認を行う。このとき、ピストン23の停止位置の微調整を行いたい場合は、ピストン23の動作をいったん停止させ、該当する停止位置検出装置29,30の取付位置の調整を行う。また同時にピストン23の移動速度が目的スピードとなるよう、ピストン移動速度調整用トリマ43のつまみを回して速度調整を行う。
以上によって調整が完了し、仕事を行うための実運転に入る。なお、制御コントローラ40の出力回路46からは第1の停止位置および第2の停止位置各々へ停止した際に個別の停止出力信号が出るので、それをプログラマブルコントローラの入力ユニットへつなぐことで常時電動アクチュエータの動作監視のクローズド制御が行えるようになっている。
次に、第1の実施形態における電動アクチュエータ10の設定完了後の動作について説明する。
設定完了後、ピストン23は第1の停止位置に停止している。プログラマブルコントローラ60が制御コントローラ40に対し、第2の停止位置にピストン23を移動するよう要求すると、回転軸18が正回転し、ピストン23が第2の停止位置へ向かって移動を開始する。そして、ピストン23が第2の停止位置へ近づくと、ROMに記憶されたプログラムに従い、回転軸18の回転速度が減速し、ピストン23の移動速度が減速する。
ピストン23が第2の停止位置に移動すると、第2の停止位置検出装置30は、制御コントローラ40に検出信号を出力する。その結果、回転軸18の停止に伴って、ピストン23の移動が停止する。プログラマブルコントローラ60が、第1の停止位置にピストン23を移動するよう要求すると、ピストン23は、上記した動作と同様の動作により、第1の停止位置に向かって移動を開始する。
上記第1の実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)ピストン23が収容孔13内を移動して、ピストン23が第1の停止位置まで移動すると、第1の停止位置検出装置29は、マグネット28の磁力を検出して、制御コントローラ40に対しそれまでとは異なるレベルの検出信号を出力する。その結果、回転軸18の停止に伴い、ピストン23の移動が停止する。また、プログラマブルコントローラ60がピストン23を第2の停止位置に移動させるよう要求すると、上記した動作と同様の動作により、ピストン23は第2の停止位置へ移動し、停止する。すなわち、各停止位置検出装置29,30は、2値化された信号を位置データとして制御コントローラ40に送信することができるようになり、制御コントローラ40は、2値化された信号に基づいてピストン23の移動を制御できる。この結果、外来ノイズの影響を受けにくくなる。
また、従来のピストン位置検出にはステッピングモータのシャフト連結部とは反対側に例えば永久磁石が装着され、360度回転を専用磁気エンコーダICを用いて256分割で検出を行い、そのデータを8ビットシリアルデータで制御側であるCPU部へ送り、位置を常時確認しながら動作させていた。この位置データは、低電位の高速クロックデータゆえに外来ノイズの影響を受けやすく、システムエラーで停止する原因となってしまう。本実施形態では、DC24Vのオン−オフデータでの扱いであるため、信号としての使用電圧値が高く、また、オン−オフの一定値を位置情報として扱っているためノイズに対して誤動作しにくくなっている。
この比較は、国際規格で定められた評価方法であるファースト・トランジェント・バースト試験(規格NO.IEC61000−4−4)で行っており、インクリメンタルエンコーダを備えた電動アクチュエータは、波高値2000Vまでのノイズまでしか耐えられなかったものが、本実施形態における電動アクチュエータ10は、波高値3800Vまで耐えられる結果を得ている。
さらに、インクリメンタルエンコーダを備えた電動アクチュエータの位置データ転送には、技術標準となったRS422と呼ばれる平衡デジタルインターフェイス回路を介して行うため、送信ドライバ、受信レシーバICを必要とし、本実施形態と比較しても構成回路が複雑となり、それにかかるコストも高いものになってしまう。一方、本実施形態における電動アクチュエータ10は、構成回路が簡易なものであり、かかるコストも低くなっている。
(2)第1の停止位置検出装置29および第2の停止位置検出装置30は、マグネット28の磁力を検出して、検出信号を制御コントローラ40に出力する磁気検出型となっている。MRセンサは磁石共安価であり、かつ、構成自体も他の検出方式である例えば光式などと比べると簡素である。この結果、光式などと比べると、安価な停止位置検出装置を採用することができ、組み立て、位置調整も容易に行うことができる。
なお、各停止位置検出装置29,30は、ボディ12の側面に形成された取付溝12aに取り付けてもよい。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態を図5〜10図に従って説明する。
第1の実施形態において、ROMに記憶した動作チャートに従い、ステッピングモータ17を駆動させると、図4の加速領域A1では、搬送ワーク重量によって若干の制約は加わるものの、電動アクチュエータ製造者側がROM内に書き込んだ加速線での動作が可能である。一方、減速領域A3においては、減速開始点(図4での第2の減速開始位置B)の情報を得る手段がなく、ピストンストロークの使用範囲は使用者にとってバラバラであり、そのため使用ストロークに見合った動作チャートを何パターンも書き込んでおき、それを都度読み出し動作させることが必要になってくる。これは使用方法が複雑になったり使用ストロークに制限が加わりやすくなる。そこで、第2の実施形態では以下のような構成としている。
第2の実施形態は、図5に示すように各停止位置検出装置の構成が第1の実施形態とは異なっており、その他の構成は同じである。第1の実施形態と同一部分は同一符号を付して詳しい説明を省略する。
各停止位置検出装置29,30は、樹脂で形成されたケース34を備えている。ケース34内には基板35が収納されるとともに、ケース34の一面には、リード線31をケース34内に挿入するための挿入孔34aが形成されている。ケース34内に挿入されたリード線31は、基板35に接続されるとともに、基板35上には、減速開始位置検出用センサとしての減速開始位置検出用磁気センサ36と、停止位置検出用センサとしての停止位置検出用磁気センサ37がケース34の軸方向に対して離間して実装されている。この離間距離は、モータ1回転で可動するピストン移動量と略同一に設定されている。減速開始位置検出用磁気センサ36は、停止位置検出用磁気センサ37よりも、リード線31に近い側に配置されている。また、基板35上における減速開始位置検出用磁気センサ36と、停止位置検出用磁気センサ37の間には、発光ダイオード32が実装されており、停止位置検出用磁気センサ37が動作(オフからオンへ)した時に同期して点灯する。また、リード線31によりセンサ36,37の出力信号が制御コントローラに伝えられる。また、ケース34内は、防水対策用ウレタン樹脂(図示略)が充填してある。
次に、上記した基板35を用いて構成した回路構成について図6に従って説明する。
各停止位置検出装置29,30は、NPNトランジスタQ1、抵抗R1、ツェナーダイオードZDから構成される定電圧回路71と、減速開始位置検出用磁気センサ36と、停止位置検出用磁気センサ37と、電源ライン72と、GNDライン73とを備えている。
定電圧回路71は、電源ライン72から供給される電圧(DC24V)を、停止位置検出用磁気センサ37および減速開始位置検出用磁気センサ36を動作可能な電圧(5V)に降圧するように構成されている。定電圧回路71のNPNトランジスタQ1のエミッタ端子は停止位置検出用磁気センサ37および減速開始位置検出用磁気センサ36に接続されている。停止位置検出用磁気センサ37の出力(図中OUT)は発光ダイオード32のアノード側に接続されるとともに、発光ダイオード32のカソード側は停止位置出力トランジスタ74のベース端子に接続されている。また、減速開始位置検出用磁気センサ36の出力(図中OUT)は、減速開始位置出力トランジスタ75のベース端子に接続されている。停止位置出力トランジスタ74のコレクタ端子は、停止位置出力ライン76として、制御コントローラ40における入力回路41のプラス端子に接続され、停止位置出力トランジスタ74のエミッタ端子は、共通GNDライン73に接続されている。同様に、減速開始位置出力トランジスタ75のコレクタ端子は、減速開始位置出力ライン78として、制御コントローラ40における入力回路41のプラス端子に接続され、減速開始位置出力トランジスタ75のエミッタ端子は、共通GNDライン73に接続されている。なお、ダイオード77a,77bはトランジスタ出力破損防止用ツェナーダイオードであり、外来サージなどから、これによる破壊を防止している。
次に、停止位置検出用磁気センサ37および減速開始位置検出用磁気センサ36の内部回路について図7に従って説明を行う。なお、停止位置検出用磁気センサ37および減速開始位置検出用磁気センサ36の内部回路は同一である。
図7に示すように、停止位置検出用磁気センサ37および減速開始位置検出用磁気センサ36の内部は、一対のMR素子(磁気抵抗素子)81a,81bを含むブリッジ回路81と、ブリッジ回路81からの出力信号を比較出力する回路であるコンパレータ回路部としての比較器82とからなる。そして、これら2つの構成部材は、動作させるのに必要な電源供給源に対し並列接続となっている。ブリッジ回路81は、2個のMR素子81a,81bと2個の分圧抵抗81c,81dとから構成されている。両MR素子81a,81bの中点が、比較器82のマイナス端子に接続されている。また、両分圧抵抗81c,81dの中点が比較器82のプラス端子に接続されており、比較器82に基準電圧が入力されるようになっている。ここで、2個のMR素子81a,81bの中点と、2個の分圧抵抗81c,81dの中点にはあらかじめ電位差が設けられている。例えば、両分圧抵抗81c,81dの中点の電圧値を両MR素子81a,81bの中点の電圧値より高く設定しておく。この場合、比較器82はLレベルの信号を出力する。
この状態でピストン23が位置検出装置に近づき、そこに組み込まれたマグネットの磁力がMR素子81aに加わったとする。磁気抵抗効果によって抵抗値が減少し、MR素子81a,81bの中点電位が上昇し、比較器82のプラス端子に入力されている基準電圧値を超える。すると、比較器82の出力はHレベルへ反転し、その端子に表示器やトランジスタを接続すれば、位置検出信号として取り出すことができる。すなわち、減速開始位置検出用磁気センサ36がマグネット28の磁力を検出すると、比較器82の出力がHレベルへ反転し、図6における減速開始位置出力トランジスタ75をONするとともに、減速開始位置出力ライン78がLレベルとなる。また、停止位置検出用磁気センサ37がマグネット28の磁力を検出すると、比較器82の出力がHレベルへ反転し、図6における発光ダイオード32に電流が流れて点灯するとともに、停止位置出力トランジスタ74がONする。そして、停止位置出力ライン76がLレベルとなる。減速開始位置出力ライン78と停止位置出力ライン76のレベルによりピストン23の位置情報が制御コントローラ40のCPU42に伝えられる。
次に、第2の実施形態における、運転準備のための設定について、第1の実施形態と異なる部分について説明する。
まず、第1の停止位置は、第1の停止位置検出装置29に備えられた停止位置検出用磁気センサ37がマグネット28の磁力を検出する位置とする。このとき、第1の停止位置検出装置29に備えられた減速開始位置検出用磁気センサ36が、マグネット28の磁力を検出する位置が第1の減速開始位置である。
次に、第2の停止位置検出装置30の取り付けを第1の停止位置検出装置29の取り付けと同様の方法で完了させる。このとき、第2の停止位置検出装置30に備えられた減速開始位置検出用磁気センサ36が、マグネット28の磁力を検出する位置が第2の減速開始位置である。本実施形態では、図5に示すようにリード線31に近い位置に減速開始位置検出用磁気センサ36を配置しているため、図8に示すように、2本のリード線31がボディ12の軸方向に対し互いに内向きとなるように各停止位置検出装置29,30を取付溝12aに挿入する。そして、4つのセンサの並びが、停止位置検出用磁気センサ、減速開始位置検出用磁気センサ、減速開始位置検出用磁気センサ、停止位置検出用磁気センサとなるようにする。
そして、プログラマブルコントローラ60が制御コントローラ40へ原点停止位置移動信号を出力すると、ピストン23が原点(第1の停止位置)へ向かって移動を開始する。ピストン23が第1の減速開始位置に移動すると、第1の停止位置検出装置29に備えられた減速開始位置検出用磁気センサ36から制御コントローラ40に検出信号を出力する。その結果、回転軸18の回転速度の減速に伴って、ピストン23の移動速度は減速する。そして、ピストン23が、第1の停止位置に移動すると、第1の停止位置検出装置29に備えられた停止位置検出用磁気センサ37は、制御コントローラ40に、検出信号を出力する。その結果、回転軸18の停止に伴い、ピストン23は停止する。以上によって設定が完了する。
次に、第2の実施形態における設定完了後の電動アクチュエータ10の動作について図9に従って説明する。
設定完了後、ピストン23は第1の停止位置に停止している。プログラマブルコントローラ60が制御コントローラ40に対し、第2の停止位置にピストン23を移動するよう要求すると、回転軸18が正回転することによりピストン23が、第2の停止位置へ向かって移動を開始する(図9のt10のタイミング)。そして、ピストン23が、第1の減速開始位置へ移動すると(図9のt11のタイミング)、第1の停止位置検出装置29は、検出信号を制御コントローラ40に出力するが、CPU42は受信した検出信号(図9のSG1)を無視するようROMにプログラムが記憶されている。そして、ピストン23が、第2の減速開始位置へ移動すると(図9のt12のタイミング)、第2の停止位置検出装置30は、検出信号を、制御コントローラ40に出力する。その結果、回転軸18の回転速度の減速に伴って、ピストン23の移動速度が減速する。ピストン23が第2の停止位置に移動すると(図9のt13のタイミング)、第2の停止位置検出装置30は、検出信号を制御コントローラ40に出力する。その結果、回転軸18の停止に伴って、ピストン23の移動が停止する。
プログラマブルコントローラ60が制御コントローラ40に対し、第1の停止位置にピストン23を移動するよう要求すると、ピストン23は、第1の停止位置へ向かって移動を開始する(図9のt14のタイミング)。そして、t16のタイミングでピストン23は減速を開始し、t17のタイミングで第1の停止位置に停止する。なお、t15のタイミングで第2の停止位置検出装置30から検出信号が出力されるが、CPU42は、受信した検出信号(SG2)を無視するようROMにプログラムが記憶されている。
図10はピストン23を動作させた時の動きを示す動作チャートである。図10に示すように、移動開始時はプラスの加速度で移動速度が上昇し、ある点から等速となり、減速開始位置からマイナスの加速度で減速を掛け、目的の停止位置で停止する。
なお、1つのケース34内に、減速開始位置検出用磁気センサ36と停止位置検出用磁気センサ37を収納したのは、電動アクチュエータ使用者の使い易さを向上(配線本数の削減、センサ取り付け調整工数の半減)させるためである。また、減速開始位置検出用磁気センサ36と停止位置検出用磁気センサ37は、モータ1回転で可動するピストン移動量と略同一となるピッチで配置しているのは、そのピッチ分の間隔があればCPU42に付随するROMに記憶される加減速パターン(ピストン移動速度調整用トリマ43の設定値によって、読み出されるパターンが決まる)の種類を数多く持ち得、搬送ワーク重量など使用条件にマッチした動作が実現できるためである。
第2の実施形態によれば、上述の(1),(2)の他に、以下の効果を奏する。
(3)各停止位置検出装置29,30に一対のセンサを配置し、一方のセンサを減速開始位置検出用磁気センサ36、他方のセンサを停止位置検出用磁気センサ37としている。そして、回転軸18の回転に伴い、ピストン23が移動し、いずれかの減速開始位置に移動すると、減速開始位置検出用磁気センサ36は、マグネット28の磁力を検出して、制御コントローラ40に検出信号を出力する。その結果、回転軸18の回転速度の減速に伴って、ピストン23の移動速度が減速する。この結果、制御コントローラ40は、モータの減速開始位置を正確に把握し、モータの減速を開始させることができる。よって、動作チャートを何パターンもROMに記憶しなくてもステッピングモータ17の脱調やピストン停止位置のばらつきの発生を防いでいる。
なお、減速開始位置検出用磁気センサ36と停止位置検出用磁気センサ37の離間距離は、任意の距離でよい。また、減速開始位置検出用磁気センサ36と停止位置検出用磁気センサ37の配置位置は逆となってもよい。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態を図11に従って説明する。
第3の実施形態は、図11に示すように第1の停止位置検出装置29および第2の停止位置検出装置30に加え、さらに中間位置停止用停止位置検出手段としての第3の停止位置検出装置38が取付溝12aに取り付けられていることが第2の実施形態とは異なっており、その他の構成は同じである。第2の実施形態と同一部分は同一符号を付して詳しい説明を省略する。
第3の停止位置検出装置38は、第1の停止位置検出装置29および第2の停止位置検出装置30の中間位置でピストン23を停止するように取り付けられている。
次に、第3の実施形態における、運転準備のための設定について説明する。
第2の実施形態と同様に、電動アクチュエータ本体に第1の停止位置検出装置29と第2の停止位置検出装置30を互いにリード線が内向きとなるように取り付ける。また、その中間に位置に第3の停止位置検出装置38を第2の停止位置検出装置30と同じ向きに取り付ける。つまり、取付溝12aに第3の停止位置検出装置38を挿入する際には、第1の停止位置から、第3の停止位置にピストン23が移動してくるときに、第3の停止位置検出装置38に備えられる減速開始位置検出用磁気センサ36が、停止位置検出用磁気センサ37よりも先にマグネット28の磁力を検出するように、第3の停止位置検出装置38を挿入する。そして、ピストン23が第1の停止位置に停止している状態で、プログラマブルコントローラ60が各停止位置にピストン23を移動するよう要求すると、各停止位置検出装置29,30,38が検出信号を制御コントローラ40に出力したら停止するようにROMにプログラムが書き込まれている。
第1の停止位置にピストン23が停止している状態で、第2の停止位置に移動するよう要求すると、ピストン23は、第2の停止位置検出装置30が検出信号を制御コントローラ40に出力するまで移動し、第2の停止位置で停止する。その後、ピストン23を第1の停止位置に移動させ、第3の停止位置にピストン23を移動するように要求すると、ピストン23は、第3の停止位置検出装置38が検出信号を制御コントローラ40に出力する位置まで移動し、そこで停止する。
このようなピストン23の中間停止(多点停止)は、実用上においては、例えば、ライン上に流れる2つのワークの仕分けに使われる。例えば、本アクチュエータの上流にワークの大きさを判別するカメラを設置し、その判別結果に基づき、大ワークが流れてきたらAという箱に収めるべくそのルート確保のためにアクチュエータのピストン23を第2停止位置に移動させる。また、小ワークが流れてきたらそれをBという箱に収めるべくそのルート確保のためにアクチュエータのピストン23を第3停止位置に移動させる。
次に、これを、複動型エアシリンダを使用したピストン中間停止方法と比較する。
エアシリンダを用いて、ワークの選別移送(ワークが2種類同時に流れているラインで、その判別後、ワークによって別々の次工程へ送るライン構成をとった場合)を行おうとすると、先の2位置の中間となる3点目にピストンを停止するといったことも行われる。このようなエアシリンダが複動型エアシリンダである。以下、複動型エアシリンダについての説明を図12に従って行う。
図12(a)に示すように、複動型エアシリンダ100は、フィルタ101、レギュレータ102、ルブリケータ103を備えている。電磁切換弁105は、速度制御弁106を介して、複動型エアシリンダ100にエアを供給できるようになっており、弁の切り換えにより速度制御弁106を介して一方のポートにエアを供給するとともに、速度制御弁106を介して他方のポートからはエアを排出することにより、ピストン120を動作させる。図12(b)に示すように、電磁切換弁105には、プログラマブルコントローラ110が接続されている。複動型エアシリンダ100に配設されるピストン120には図示しないマグネットが取り付けられるとともに、2位置の中間となる位置に、ピストン位置検出装置111が設けられている。ピストン位置検出装置111がマグネットの磁力を検出すると、その信号をプログラマブルコントローラ110へ伝える。信号を受け取ったプログラマブルコントローラ110は、ピストン停止指令を出し、その出力部から電磁切換弁105へピストン停止モードとなる信号を送る。
この制御方式において、電磁切換弁105の応答時間や、制御に使用しているプログラマブルコントローラ110のスキャンタイムのばらつきなどで、ピストン停止指令を出してから停止するまでに数ms〜十数msの時間的ばらつきが生じることが実験によって分かっている。この時間的ばらつきが3点目の停止位置(中間位置)のばらつきとなって現れ、装置の精度を悪くする。以上の問題は、特許文献1に示したインクリメンタルエンコーダを、電動アクチュエータに備えることにより技術的課題は解決されるが、導入コストが従来の数倍〜数十倍になってしまう新たな問題点が生じていた。これに対し、本実施形態における電動アクチュエータ10は、停止位置検出装置29,30,38の停止信号を制御コントローラ40の入力回路41が受取ってから次に行う動作である「モータを停止させるためにモータ供給電源から同ドライバへの電源供給を断つ」までの所要時間は、制御コントローラ40内のマイコン制御時間のみであるため、設計上数μsで実現できる。よって、ピストン移動速度が速くても、先のモータ減速開始位置検出を行った上に演算速度がエアシリンダ式の1/100以下となるため、正確な位置へのピストン停止が可能となる。
第3の実施形態によれば、上述の(1)〜(3)の他に、以下の効果を奏する。
(4)第1の停止位置および第2の停止位置の他に、第3の停止位置を設定したため、第1の停止位置および第2の停止位置に加え、第3の停止位置にもピストン23を停止できるようになる。
なお、取付溝12aに、第3の停止位置検出装置38に加え、単数または複数の停止位置検出装置を取り付けてもよい。この場合、取り付けた停止位置検出装置の数だけピストン23を停止させることが可能となり、インクリメンタルエンコーダを備えた電動アクチュエータと同等の機能が得られる。また、停止位置検出装置の取り付けに伴い、取り付けた台数分、配線本数も増えていく。そこで、停止位置検出装置のリード線31先端部にコネクタを取り付ける。そして、制御コントローラ40における入力回路41に接続されたコネクタと接続するようにしてもよい。これにより、容易に停止位置検出装置と、制御コントローラ40における入力回路41の接続ができる。また、第3の停止位置検出装置38を取付溝12aに挿入する際に、第2の停止位置から、第3の停止位置にピストン23が移動してくるときに、第3の停止位置検出装置38に備えられる減速開始位置検出用磁気センサ36が、停止位置検出用磁気センサ37よりも先にマグネット28の磁力を検出するように、第3の停止位置検出装置38を挿入してもよい。この場合、ピストン23は、第2の停止位置から第1の停止位置または第3の停止位置に移動可能である。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態を図13に従って説明する。
第4の実施形態は、図13に示すように各停止位置検出装置29,30,38に備えられた回路の構成が第2の実施形態とは異なっており、その他の構成は同じである。第2の実施形態と同一部分は同一符号を付して詳しい説明を省略する。
回路は、減速開始位置検出用磁気センサ36および停止位置検出用磁気センサ37を備えている。減速開始位置検出用磁気センサ36および停止位置検出用磁気センサ37は、定電流回路91を介して停止位置出力ライン92に接続されるとともに定電流回路91にPNPトランジスタ93が並列接続されている。
詳細には、定電流回路91は、NPNトランジスタQ10のコレクタ・ベース間に第1の抵抗R20が接続されているとともに、NPNトランジスタQ10のコレクタ端子がPNPトランジスタ93のエミッタ端子に接続されている。第1の抵抗R20は、NPNトランジスタQ10が飽和した状態で動作可能にする値の抵抗値を有する。第2の抵抗R21は、NPNトランジスタQ10のエミッタ端子に一端が接続され、第2のNPNトランジスタQ20は、NPNトランジスタQ10のベース端子にコレクタ端子が接続されるとともにベース端子がNPNトランジスタQ10のエミッタ端子に接続されている。第2の抵抗R21の他端および第2のNPNトランジスタQ20のエミッタ端子がPNPトランジスタ93のコレクタ端子に接続されている。
停止位置検出用磁気センサ37の出力(図中OUT)には、第2のNPNトランジスタとしての停止位置出力トランジスタ74のベース端子が接続されるとともに、減速開始位置検出用磁気センサ36の出力(図中OUT)には、第1のNPNトランジスタとしての減速開始位置出力トランジスタ75のベース端子が接続されている。停止位置出力トランジスタ74のコレクタ端子は、発光ダイオード32のカソード側に接続されるとともに、発光ダイオード32のアソード側は、PNPトランジスタ93のベース端子に接続されている。停止位置出力トランジスタ74、減速開始位置出力トランジスタ75および発光ダイオード32が出力回路を構成している。また、減速開始位置出力トランジスタ75のコレクタ端子は、減速開始位置出力ライン95に接続されている。
停止位置出力トランジスタ74のエミッタ端子および、減速開始位置出力トランジスタ75のエミッタ端子は、共通のグランドラインとしてのマイナスコモンライン94に接続されている。マイナスコモンライン94と停止位置出力ライン92との間および、マイナスコモンライン94と減速開始位置出力ライン95の間には、外来サージなどからトランジスタを保護するためのツェナーダイオード77a,77bが接続されている。そして、停止位置検出用磁気センサ37がオフの時(マグネット28の磁力を検出しない時)は、定電流回路91から流れ出た電流が停止位置検出用磁気センサ37と減速開始位置検出用磁気センサ36に流れ込み、その内部でMR素子を含む図7のブリッジ回路81と比較器82に分流されて、ブリッジ回路81において流れ込んだ電流とその合成抵抗値から決定される電圧で減速開始位置検出用磁気センサ36が駆動される。
一方、図13の停止位置検出用磁気センサ37がオンの時(マグネット28の磁力を検出した時)は、制御コントローラの入力回路につながる停止位置出力ライン92から停止位置出力PNPトランジスタ93のエミッタからベースへ、そして、発光ダイオード32のアノードからカソードへ、さらに、停止位置出力トランジスタ74のコレクタからエミッタへと、最後に、制御電源のグランドラインにつながるコモンライン94へと電流が流れ、このとき、PNPトランジスタ93、発光ダイオード32、停止位置出力トランジスタ74で発生させる電圧の総和で駆動する。また、停止位置出力トランジスタ74のオンに伴うPNPトランジスタ93のオンによる電源電圧で減速開始位置検出用磁気センサ36が駆動される。
第4の実施形態によれば、上述の(1)〜(4)の他に、以下のような効果を奏する。
(5)停止位置検出用磁気センサ37がマグネット28の磁力を検出しないときに、定電流回路91からの定電流が停止位置検出用磁気センサ37内のブリッジ回路81と比較器82に分流されて、ブリッジ回路81において流れ込んだ電流とその合成抵抗値から決定される電圧で減速開始位置検出用磁気センサ36が駆動される。一方、停止位置検出用磁気センサ37においてマグネット28の磁力を検出した時に、停止位置出力トランジスタ74のオンに伴うPNPトランジスタ93のオンによる電源電圧で減速開始位置検出用磁気センサ36が駆動されるようにした。この結果、停止位置検出用磁気センサ37および減速開始位置検出用磁気センサ36を駆動させるために必要な電源ラインをわざわざ用意することもなく動作させることができる。これにより、駆動用専用電源が不要になり、省線化によって配線工数の削減が図れる。さらに、センサに電源電流が不要なので省電力化も実現できる。
10…電動アクチュエータ、12…ボディ、12a…取付溝、17…ステッピングモータ、20…シャフト、22…ボールナット、23…ピストン、24…ロッド、26…マグネットホルダ、28…マグネット、29…第1の停止位置検出装置、30…第2の停止位置検出装置、32…発光ダイオード、36…減速開始位置検出用磁気センサ、37…停止位置検出用磁気センサ、38…第3の停止位置検出装置、40…制御コントローラ、72…電源ライン、74…停止位置出力トランジスタ、75…減速開始位置出力トランジスタ、81…ブリッジ回路、81a…MR素子、81b…MR素子、82…比較器、91…定電流回路、93…PNPトランジスタ、94…マイナスコモンライン。

Claims (9)

  1. モータが駆動することによってボディ内を摺動する移動体と、
    前記移動体に保持され、前記移動体の摺動に伴って移動する被検出体と、
    前記移動体に取り付けられ、前記移動体の摺動に伴って前記ボディに対し出没されるロッドと、
    前記ボディに取り付けられ、前記移動体が第1の停止位置に移動したときに、それまでの信号レベルとは異なるレベルの検出信号を出力する第1の停止位置検出手段と、
    前記ボディに前記移動体の摺動方向において前記第1の停止位置検出手段とは離間して取り付けられ、前記移動体が第2の停止位置に移動したときに、それまでの信号レベルとは異なるレベルの検出信号を出力する第2の停止位置検出手段と、
    前記第1の停止位置検出手段および前記第2の停止位置検出手段に接続され、前記第1の停止位置検出手段または前記第2の停止位置検出手段からの検出信号に基づいて前記モータを制御して移動体を停止させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする電動アクチュエータ。
  2. 前記第1の停止位置検出手段および前記第2の停止位置検出手段は、磁気検出型であることを特徴とする請求項1に記載の電動アクチュエータ。
  3. 前記第1の停止位置検出手段および前記第2の停止位置検出手段は、前記移動体の摺動方向に離間して一対のセンサが配置され、一対のセンサのうちの一方のセンサは、前記移動体が減速開始位置に移動したときに、それまでの信号レベルとは異なるレベルの検出信号を出力する減速開始位置検出用センサであり、他方のセンサは、前記移動体が停止位置に移動したときに、それまでの信号レベルとは異なるレベルの検出信号を出力する停止位置検出用センサであることを特徴とする請求項1または2に記載の電動アクチュエータ。
  4. 前記第1の停止位置検出手段および前記第2の停止位置検出手段は、前記移動体の停止位置の検出時に作動する表示器を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電動アクチュエータ。
  5. 前記第1の停止位置検出手段および前記第2の停止位置検出手段は、前記ボディに形成された取付溝に配置され、当該取付溝は、移動体摺動方向に対し1本以上形成され、前記第1の停止位置と前記第2の停止位置の間の任意の位置に単数または複数の中間位置停止用停止位置検出手段が配置可能となっていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電動アクチュエータ。
  6. 前記中間位置停止用停止位置検出手段は、磁気検出型であることを特徴とする請求項5に記載の電動アクチュエータ。
  7. 前記中間位置停止用停止位置検出手段は、前記移動体の摺動方向に離間して配置された一対のセンサが配置され、一対のセンサのうちの一方のセンサは、前記移動体が減速開始位置に移動したときに、それまでの信号レベルとは異なるレベルの検出信号を出力する減速開始位置検出用センサであり、他方のセンサは、前記移動体が停止位置に移動したときに、それまでの信号レベルとは異なるレベルの検出信号を出力する停止位置検出用センサであることを特徴とする請求項5または6に記載の電動アクチュエータ。
  8. 前記減速開始位置検出用センサおよび前記停止位置検出用センサは、定電流回路を介して電源ラインに接続されるとともに前記定電流回路にPNPトランジスタが並列接続され、前記減速開始位置検出用センサおよび前記停止位置検出用センサは、前記定電流回路から定電流が供給され、
    前記減速開始位置検出用センサおよび前記停止位置検出用センサは、各々、一対のMR素子を有し、かつ、当該一対のMR素子でブリッジ回路が組まれ、このブリッジ回路における一対のMR素子の間の電位が入力されるコンパレータ回路部を備え、
    前記減速開始位置検出用センサにおける前記コンパレータ回路部の出力端子には第1のNPNトランジスタのベース端子が接続されるとともに、前記停止位置検出用センサにおける前記コンパレータ回路部の出力端子には第2のNPNトランジスタのベース端子が接続され、前記第1のNPNトランジスタおよび前記第2のNPNトランジスタにより出力回路を構成し、
    前記停止位置検出用センサにおいて前記被検出体を検出しない時に、前記定電流回路からの定電流が前記ブリッジ回路とコンパレータ回路部に分流されて前記ブリッジ回路において流れ込んだ電流とその合成抵抗値から決定される電圧で前記減速開始位置検出用センサが駆動され、
    前記停止位置検出用センサにおいて前記被検出体を検出した時に、前記第2のNPNトランジスタのオンに伴う前記PNPトランジスタのオンによる電源電圧で前記減速開始位置検出用センサが駆動されることを特徴とする請求項3または7に記載の電動アクチュエータ。
  9. 前記第1のNPNトランジスタのエミッタ端子と、前記第2のNPNトランジスタのエミッタ端子は共通のグランドラインに接続されていることを特徴とする請求項8に記載の電動アクチュエータ。
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