JP3214225B2 - 多電源型比較回路 - Google Patents

多電源型比較回路

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JP3214225B2 JP09519394A JP9519394A JP3214225B2 JP 3214225 B2 JP3214225 B2 JP 3214225B2 JP 09519394 A JP09519394 A JP 09519394A JP 9519394 A JP9519394 A JP 9519394A JP 3214225 B2 JP3214225 B2 JP 3214225B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多電源型比較回路に係
り、詳しくは、例えば自動車用内燃機関を制御する電子
制御装置に用いられる多電源型比較回路に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術として、例えば「ト
ヨタ カローラ新型車解説書」(1991年6月12日
発行 トヨタ自動車株式会社サービス部 編集発行)に
掲載されたものが知られている。この技術において、自
動車用エンジンを制御する際には、電子制御装置(以
下、「ECU」という)が使用される。すなわち、図9
に示すように、ECU51は、種々のエンジン制御に際
して外部から各種信号を入力する。このとき、ECU5
1が外部から取り入れる電圧レベルは「0V」〜バッテ
リ電圧たる「約12V」(以下、「+B」という)の範
囲内にある。例えばエアコンスイッチ等からは、「0
V」〜「+B」までのアナログ信号(+B系信号)が入
力される。また、排気温センサ等からは、「0V」〜
「5V(Vcc)」までのアナログ信号(Vcc系信号)が
入力される。
【0003】上記各種信号は、一旦入力インターフェイ
ス回路52に入力される。この入力インターフェイス回
路52においては、入力電圧が「+B」であろうが、
「5V」であろうが、全て最大「5V」の信号、すなわ
ちVcc系(「0V」か「5V」)の信号に変換される。
そして、その信号はECU51内の中央処理制御装置
(以下、「CPU」という)53に出力される。
【0004】図10は、従来技術における入力インター
フェイス回路52内部の集積回路図の一例を示すもので
ある。同図に示すように、集積回路は、例えば2つの比
較回路54,55を備えている。これら比較回路54,
55の供給電源は共にバッテリ56であり、その電圧は
「+B」である。そして、例えばVcc系の信号が入力端
子57に入力された場合には、入力端子57にかかる電
圧と入力端子58にかかる電圧(但し、この電圧は固定
されている)とが比較回路54にて比較され、その比較
結果がCPU53へ出力される。
【0005】これに対し、CPU53は、図9に示すよ
うに、入力インターフェイス回路52から入力された
「0V」〜「5V」の信号に基づいて、種々の演算を実
行し、出力インターフェイス回路59,60を介して、
インジェクタ61、イグナイタ62、その他の各種アク
チュエータ63を駆動制御する。このCPU53にはバ
ッテリ56から定電圧回路64を介して「5V」の電源
が供給され、CPU53は、この「5V」という電圧レ
ベルにて駆動される。
【0006】さて、現状においては、バッテリ電圧の
「+B」を定電圧回路64にて「5V」に降圧させてC
PU53を駆動させている。ところが、何らかの原因で
バッテリ電圧が低下して「5V」以下となってしまった
場合には、それに追従して定電圧回路64から供給され
る電圧も低下してしまう。例えばバッテリ56が劣化し
てきている状態において、エンジンを始動しようとする
場合には、一瞬バッテリ電圧が「2〜3V」にまで低下
してしまう場合がある。そこで、そのような低下があっ
たとしてもECU51を確実に作動させるために、現状
では図に示すようなバックアップ回路65が設けられて
いる。このバックアップ回路65により、上記の如くバ
ッテリ電圧が「2〜3V」にまで低下してしまってもE
CU51の作動を確保することが可能となる。
【0007】ところで、近年、ECU51にかかるコス
ト低減の要求が高まってきている。その一つの方策とし
て、上記のバックアップ回路65を省略することが考え
られる。そして、このようにバックアップ回路65を省
略した場合には、コストの低減が図られるものの、定電
圧回路64として昇圧機能を有するタイプのものを用い
る必要が生じてくる。すなわち、バッテリ電圧が低下し
た場合であっても、確実に「5V」というCPU53の
駆動に必要な電圧を供給するために、昇圧回路が前記定
電圧回路64内に設けられることとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、バッテリ電圧が「5V」を下回って「2〜
3V」にまで低下してしまった場合には、Vcc系の入力
電圧が同相入力電圧範囲を超えてしまい、比較回路54
の比較動作が不能となってしまうおそれがあった。例え
ば、図10の比較回路54において、同相入力電圧範囲
は、「0V」〜「+B」−(2VBE+VCE)である。こ
のため、「+B」が低下した場合であって、入力端子5
7及び入力端子58にかかる電圧が同時にこれを超えた
場合には、比較回路54内のトランジスタTR1,TR
2,TR3が作動せず、比較動作を行うことができなく
なってしまうおそれがあった。
【0009】一方、上記の不具合を解消するべく、図1
1に示すように、両電源と比較回路54との間にダイオ
ードD1,D2を設けることも考えられる。ところが、
この場合には、ダイオードD1,D2の存在により、
「0.7V」の電圧降下が起こり、最低動作電圧の上昇
を招くこととなっていた。従って、この方策も好ましい
ものとはいえなかった。
【0010】また、個々の比較回路54,55に個々に
電源端子を設けることも考えられる。しかしながら、か
かる場合には端子数の増加を招くこととなってしまい、
この方策も好ましいものとはいえなかった。
【0011】本発明は前述した事情に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、第1及び第2の電源を含む複
数の電源と、第1及び第2の入力端子と、両入力端子に
印加される電圧を比較する比較手段とを備えてなる多電
源型比較回路において、一つの電源の電圧が異常に低下
したとしても、比較手段による比較動作を確実に行うこ
とのできる多電源型比較回路を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明においては、図1に示すよう
に、第1の入力端子100と、第2の入力端子200
と、第1の電源300と、第2の電源400と、前記第
1の電源300によって駆動され、各ベース510,6
10が前記第1及び第2の入力端子100,200に接
続され、各エミッタ520,620同士が共通接続され
てなる第1のトランジスタ対700と、前記第2の電源
400によって駆動され、各ベース810,910が前
記第1及び第2の入力端子100,200に接続され、
各エミッタ820,920同士が共通接続されてなる第
2のトランジスタ対1000と、前記第1及び第2のト
ランジスタ対700,1000のうち、一方のトランジ
スタ500,900のコレクタ530,930を互いに
接続するとともに、それらコレクタ530,930に接
続された第1の抵抗体1100と、前記第1及び第2の
トランジスタ対700,1000のうち、他方のトラン
ジスタ600,800のコレクタ630,830を互い
に接続するとともに、それらコレクタ630,830に
接続された第2の抵抗体1200と、前記第1の抵抗体
1100及び前記第2の抵抗体1200の端子電圧を比
較する比較手段1300とを備えた多電源型比較回路を
その要旨としている。
【0013】また、請求項2に記載の発明においては、
第1の入力端子と、第2の入力端子と、複数の電源と、
各ベースが前記第1及び第2の入力端子に接続され、各
エミッタ同士が共通接続され、前記複数の電源に対しそ
れぞれ接続された複数のトランジスタ対と、前記複数の
トランジスタ対のうち、一方のトランジスタのコレクタ
を互いに接続するとともに、それらコレクタに接続され
た第1の抵抗体と、前記複数のトランジスタ対のうち、
他方のトランジスタのコレクタを互いに接続するととも
に、それらコレクタに接続された第2の抵抗体と、前記
第1の抵抗体及び前記第2の抵抗体の端子電圧を比較す
る比較手段とを備えた多電源型比較回路をその要旨とし
ている。
【0014】
【作用】上記請求項1に記載の発明によれば、図1に示
すように、以下の作用を奏する。すなわち、まず、第1
の入力端子100及び第2の入力端子200にかかる電
圧のいずれか一方が、第1及び第2の電源300,40
0の電源電圧よりも低い場合、例えば、第2の入力端子
200にかかる電圧が、第1及び第2の電源300,4
00の電源電圧よりも低い場合を前提とする。
【0015】この場合において、基本的には第1のトラ
ンジスタ対700の各トランジスタ500,600は、
そのベース510,610にかかる電圧に応じて一方が
作動する。すなわち、第1の入力端子100にかかる電
圧の方が第2の入力端子200にかかる電圧よりも小さ
い場合、トランジスタ500がオンされる。また、第2
の入力端子200にかかる電圧の方が第1の入力端子1
00にかかる電圧よりも小さい場合、トランジスタ60
0がオンされる。一方、第2のトランジスタ対1000
の各トランジスタ800,900は、そのベース81
0,910にかかる電圧に応じて一方が作動する。すな
わち、第1の入力端子100にかかる電圧の方が第2の
入力端子200にかかる電圧よりも小さい場合、トラン
ジスタ900がオンされる。また、第2の入力端子20
0にかかる電圧の方が第1の入力端子100にかかる電
圧よりも小さい場合、トランジスタ800がオンされ
る。
【0016】さて、上記の前提条件下において、第1の
入力端子100にかかる電圧が第2の入力端子200に
かかる電圧よりも低い段階においては、第1の電源30
0の電源電圧と、第1のトランジスタ対700の一方の
トランジスタ500のベース510との電位差により、
トランジスタ500がオンとなり、第1の抵抗体110
0に電流I1が流れる。また、第2の電源400の電源
電圧と、第2のトランジスタ対1000の一方のトラン
ジスタ900のベース910との電位差により、トラン
ジスタ900がオンとなり、第1の抵抗体1100に電
流I4が流れる。このため、電流I1と電流I4の和の
分だけ、第1の抵抗体1100には電圧が発生する。一
方、第1のトランジスタ対700の他方のトランジスタ
600と、第2のトランジスタ対1000の他方のトラ
ンジスタ800とは共にオフされ、第2の抵抗体120
0には電圧が発生しない。そして、両者の電圧が比較手
段1300により比較される。
【0017】次に、第1の入力端子100にかかる電圧
が第2の入力端子200にかかる電圧を超えた段階にお
いては、第1の電源300の電源電圧と、第1のトラン
ジスタ対700の他方のトランジスタ600のベース6
10との電位差により、トランジスタ600がオンとな
り、第2の抵抗体1200に電流I2が流れる。また、
第2の電源400の電源電圧と、第2のトランジスタ対
1000の他方のトランジスタ800のベース810と
の電位差により、トランジスタ800がオンとなり、第
2の抵抗体1200に電流I3が流れる。このため、電
流I2と電流I3の和の分だけ、第2の抵抗体1200
には電圧が発生する。一方、トランジスタ500,90
0はオフされ、第1の抵抗体1100には電圧が発生し
なくなる。そして、両者の電圧が比較手段1300によ
り比較される。このように、第2の入力端子200にか
かる電圧が、第1及び第2の電源300,400の電源
電圧よりも低い場合には、第2の入力端子200にかか
る電圧にかかわらず、比較手段1300による比較判定
が行われうる。
【0018】また、第1の入力端子100にかかる電圧
が、第1及び第2の電源300,400の電源電圧より
も低い場合であっても、上記と同様のことがいえる。従
って、第1の入力端子100及び第2の入力端子200
にかかる電圧のいずれか一方が、第1及び第2の電源3
00,400の電源電圧よりも低い場合には、常に比較
手段1300による比較判定が行われうる。
【0019】次に、第1及び第2の入力端子100,2
00の一方にかかる電圧が、第1及び第2の電源30
0,400の一方の電源電圧を超えた場合について説明
する。例えば、第2の入力端子200にかかる電圧が、
第2の電源400の電源電圧よりも高く、かつ、第1の
電源の電源電圧よりも低い場合を前提とする。まず、第
1の入力端子100にかかる電圧が非常に低い場合に
は、第1の電源300の電源電圧と、第1のトランジス
タ対700の一方のトランジスタ500のベース510
との電位差により、トランジスタ500がオンとなり、
第1の抵抗体1100に電流I1が流れる。また、第2
の電源400の電源電圧と、第2のトランジスタ対10
00の一方のトランジスタ900のベース910との電
位差により、トランジスタ900がオンとなり、第1の
抵抗体1100に電流I4が流れる。このため、電流I
1と電流I4の和の分だけ、第1の抵抗体1100には
電圧が発生する。一方、第1のトランジスタ対700の
他方のトランジスタ600と、第2のトランジスタ対1
000の他方のトランジスタ800とは共にオフされ、
第2の抵抗体1200には電圧が発生しない。そして、
両者の電圧が比較手段1300により比較される。
【0020】次に、第1の入力端子100にかかる電圧
が大きくなった場合であって、第2の電源400の電源
電圧を超えた段階、つまり、トランジスタ900のしき
い値電圧を超えた段階においては、トランジスタ900
がオフされ、トランジスタ500のみがオンされること
となる。このため、第1の抵抗体1100には電流I1
のみが流れ、その分の電圧が発生する。一方、トランジ
スタ600とトランジスタ800とは共にオフされ、第
2の抵抗体1200には電圧が発生しない。そして、両
者の電圧が比較手段1300により比較される。
【0021】さらに、第1の入力端子100にかかる電
圧が大きくなった場合であって、第2の入力端子200
にかかる電圧を超えた段階においては、トランジスタ5
00がオフされる。もちろん、トランジスタ900もオ
フされる。また、第1の電源300の電源電圧と、第1
のトランジスタ対700の他方のトランジスタ600の
ベース610との電位差により、トランジスタ600が
オンとなる。一方、第2のトランジスタ対1000の他
方のトランジスタ800のベース810にかかる電圧の
方が第2の電源400の電源電圧よりも高いため、トラ
ンジスタ800がオフされたままとなる。このため、第
2の抵抗体1200には電流I2のみが流れ、その分の
電圧が発生する。一方、トランジスタ500とトランジ
スタ900とは共にオフされ、第1の抵抗体1100に
は電圧が発生しない。そして、両者の電圧が比較手段1
300により比較される。
【0022】次に、上記とは逆の現象が起こった場合、
すなわち、第1の電源300の電源電圧の方が第2の電
源400の電源電圧よりも小さくなった場合について説
明する。ここで、第2の入力端子200にかかる電圧
が、第1の電源300の電源電圧よりも高く、かつ、第
2の電源400の電源電圧よりも低い場合を前提とす
る。まず、第1の入力端子100にかかる電圧が非常に
低い場合には、上記と同様、トランジスタ500,90
0が共にオンとなり、第1の抵抗体1100には、電流
I1と電流I4とが流れ、これらの和の分だけ、第1の
抵抗体1100には電圧が発生する。一方、第1のトラ
ンジスタ対700の他方のトランジスタ600と、第2
のトランジスタ対1000の他方のトランジスタ800
とは共にオフされ、第2の抵抗体1200には電圧が発
生しない。そして、両者の電圧が比較手段1300によ
り比較される。
【0023】次に、第1の入力端子100にかかる電圧
が大きくなった場合であって、第1の電源300の電源
電圧を超えた段階、つまり、トランジスタ500のしき
い値電圧を超えた段階においては、トランジスタ500
がオフされ、トランジスタ900のみがオンされること
となる。このため、第1の抵抗体1100には電流I4
のみが流れ、その分の電圧が発生する。一方、トランジ
スタ600とトランジスタ800とは共にオフされ、第
2の抵抗体1200には電圧が発生しない。そして、両
者の電圧が比較手段1300により比較される。
【0024】さらに、第1の入力端子100にかかる電
圧が大きくなった場合であって、第2の入力端子200
にかかる電圧を超えた段階においては、トランジスタ9
00がオフされる。もちろん、トランジスタ500もオ
フされる。また、第2の電源400の電源電圧と、第2
のトランジスタ対1000の他方のトランジスタ800
のベース810との電位差により、トランジスタ800
がオンとなる。一方、第1のトランジスタ対700の他
方のトランジスタ600のベース610にかかる電圧の
方が第1の電源300の電源電圧よりも高いため、トラ
ンジスタ600がオフされたままとなる。このため、第
2の抵抗体1200には電流I3のみが流れ、その分の
電圧が発生する。一方、トランジスタ500とトランジ
スタ900とは共にオフされ、第1の抵抗体1100に
は電圧が発生しない。そして、両者の電圧が比較手段1
300により比較される。
【0025】従って、第1及び第2の電源のうち、一方
の電源の電圧が異常に低下したとしても、比較手段によ
る比較動作が不能になってしまうことはない。また、請
求項1に記載の発明の場合、電源の数が2つであったの
に対し、請求項2に記載の発明においては、電源の数が
複数であり、各電源に応じてトランジスタ対が設けられ
るという点で一部相違するが、基本的には、上記と同様
の作用を奏する。
【0026】
【実施例】以下、本発明における多電源型比較回路を具
体化した一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。但
し、本実施例における多電源型比較回路は、前述した従
来技術と同様、自動車用エンジンを制御する際に使用さ
れる電子制御装置(ECU)内に設けられた入力インタ
ーフェイス回路内に組み込まれるものである。
【0027】図2は、本実施例において、入力インター
フェイス回路内に組み込まれた多電源型比較回路を示す
回路図である。同図に示すように、本実施例の回路は、
差動器1、差動器2及び比較手段としての比較回路3を
備えている。差動器1は3つのPNPトランジスタQ
1,Q2,Q3を有している。トランジスタQ3のベー
スは図示しない定電流源に接続されている。また、その
エミッタは、第2の電源Vccに接続されている。また、
トランジスタQ1,Q2は、それらの両エミッタが互い
に接続されるとともに、トランジスタQ3のコレクタに
接続されている。トランジスタQ1,Q2は、第1のト
ランジスタ対を構成している。
【0028】一方、差動器2は3つのPNPトランジス
タQ4,Q5,Q6を有している。トランジスタQ6の
ベースは上記同様、定電流源に接続されている。また、
そのエミッタは、第1の電源+Bに接続されている。ま
た、トランジスタQ4,Q5は、それらの両エミッタが
互いに接続されるとともに、トランジスタQ6のコレク
タに接続されている。トランジスタQ4,Q5は、第2
のトランジスタ対を構成している。
【0029】前記トランジスタQ1のベース及びトラン
ジスタQ5のベースは、共に第1の入力端子11に接続
されている。また、トランジスタQ2のベース及びトラ
ンジスタQ4のベースは、共に第2の入力端子12に接
続されている。トランジスタQ1のコレクタとトランジ
スタQ5のコレクタとは互いに接続されているととも
に、第1の抵抗体としての第1の抵抗R1を介して接地
されている。また、トランジスタQ2のコレクタとトラ
ンジスタQ4のコレクタとは互いに接続されているとと
もに、第2の抵抗体としての第2の抵抗R2を介して接
地されている。但し、本実施例において、第1の抵抗R
1及び第2の抵抗R2の抵抗の大きさは等しいものとす
る。
【0030】差動器1及び差動器2と、前記両抵抗R
1,R2との間には、比較回路3が接続されている。よ
り詳しくは、トランジスタQ5のコレクタと第1の抵抗
R1との間には端子13が設けられ、トランジスタQ4
のコレクタと第2の抵抗R2との間には端子14が設け
られている。そして、これら両端子13,14は、比較
回路3の入力端子となっている。
【0031】比較回路3はPNPトランジスタQ7,Q
8,Q9,Q10,Q11,Q12と、NPNトランジ
スタQ13,Q14,Q15,Q16とを備えている。
トランジスタQ7のエミッタは第1の電源+Bに接続さ
れているとともに、ベースは、上記差動器1,2の場合
と同様、図示しない定電流源に接続されている。また、
トランジスタQ7のコレクタは、2つのトランジスタQ
8,Q9のエミッタに接続されている。トランジスタQ
8のベースは、トランジスタQ10のエミッタに接続さ
れている。トランジスタQ10のベースは、端子13に
接続され、コレクタは、接地されている。一方、トラン
ジスタQ9のベースは、トランジスタQ11のエミッタ
に接続されている。トランジスタQ11のベースは、端
子14に接続され、コレクタは、接地されている。
【0032】また、トランジスタQ8,Q9のコレクタ
は、それぞれトランジスタQ13,Q14のコレクタに
接続されている。トランジスタQ13のベースは、同ト
ランジスタQ13のコレクタに接続され、2つのトラン
ジスタQ13,Q14によりカレントミラー回路が構成
されている。さらに、トランジスタQ13,Q14のエ
ミッタは、共に接地されている。
【0033】前記トランジスタQ9のコレクタとトラン
ジスタQ14との間は、トランジスタQ15のベースに
接続されている。トランジスタQ15のコレクタは、ト
ランジスタQ12のコレクタに接続されている。このト
ランジスタQ12のエミッタは、第1の電源+Bに接続
され、ベースは、定電流源に接続されている。また、ト
ランジスタQ15のエミッタは、接地されている。2つ
のトランジスタQ12,Q15間には、トランジスタQ
16のベースが接続されている。トランジスタQ16の
コレクタは、出力端子15に接続され、エミッタは接地
されている。
【0034】そして、比較回路3は、両端子13,14
にかかる電圧に応じた出力を出力端子15に出力するよ
うになっている。すなわち、端子13にかかる電圧の方
が大きい場合には、出力電圧は「0V」となり、端子1
4にかかる電圧の方が大きい場合には、「5V」となる
よう、比較回路3は比較動作する。
【0035】次に、本実施例の作用について説明する。
まず、第1の入力端子11及び第2の入力端子12にか
かる電圧のいずれか一方が、第1及び第2の電源+B,
Vccの各電源電圧よりも低い場合、例えば、第2の入力
端子12にかかる電圧が、第1及び第2の電源+B,V
ccの各電源電圧よりも低い場合を前提とする。
【0036】この場合において、基本的には差動器1の
各トランジスタQ1,Q2は、各ベースにかかる電圧に
応じて一方が作動する。すなわち、第1の入力端子11
にかかる電圧の方が第2の入力端子12にかかる電圧よ
りも小さい場合、トランジスタQ1がオンされる。ま
た、第2の入力端子12にかかる電圧の方が第1の入力
端子11にかかる電圧よりも小さい場合、トランジスタ
Q2がオンされる。一方、差動器2の各トランジスタQ
4,Q5は、各ベースにかかる電圧に応じて一方が作動
する。すなわち、第1の入力端子11にかかる電圧の方
が第2の入力端子12にかかる電圧よりも小さい場合、
トランジスタQ5がオンされる。また、第2の入力端子
12にかかる電圧の方が第1の入力端子11にかかる電
圧よりも小さい場合、トランジスタQ4がオンされる。
【0037】さて、上記前提条件下において、図3に示
すように、第1の入力端子11にかかる電圧(入力1)
が第2の入力端子12にかかる電圧(入力2)よりも低
い段階においては(但し、入力2は固定とする)、第1
の電源+Bの電源電圧と、第1の差動器1のトランジス
タQ1のベース電圧との電位差により、トランジスタQ
1がオンとなり、第1の抵抗R1に電流I1が流れる。
また、第2の電源Vccの電源電圧と、第2の差動器2の
トランジスタQ5のベース電圧との電位差により、トラ
ンジスタQ5がオンとなり、第1の抵抗R1に電流I4
が流れる。このため、電流I1と電流I4の和の分だ
け、第1の抵抗R1には電圧V1が発生する。一方、ト
ランジスタQ2と、トランジスタQ4とは共にオフさ
れ、第2の抵抗R2には電圧V2が発生しない(V2=
「0V」)。そして、両者の電圧V1,V2が上記した
比較回路3により比較される。
【0038】次に、第1の入力端子11にかかる電圧
(入力1)が第2の入力端子12にかかる電圧(入力
2)を超えた段階においては、第1の電源+Bの電源電
圧と、第1の比較器1のトランジスタQ2のベース電圧
との電位差により、トランジスタQ2がオンとなり、第
2の抵抗R2に電流I2が流れる。また、第2の電源V
ccの電源電圧と、第2の差動器2のトランジスタQ4の
ベース電圧との電位差により、トランジスタQ4がオン
となり、第2の抵抗R2に電流I3が流れる。このた
め、電流I2と電流I3の和の分だけ、第2の抵抗R2
には電圧V2が発生する。一方、トランジスタQ1,Q
5はオフされ、第1の抵抗R1には電圧V1が発生しな
くなる(V1=「0V」)。そして、両者の電圧V1,
V2が比較回路3により比較される。このように、第2
の入力端子12にかかる電圧が、第1及び第2の電源+
B,Vccの電源電圧よりも低い場合には、第2の入力端
子12にかかる電圧にかかわらず、比較回路3による比
較判定が確実に行われうる。
【0039】また、第1の入力端子11にかかる電圧
(入力1)が、第1及び第2の電源+B,Vccの電源電
圧よりも低い場合であっても、上記と同様のことがいえ
る。従って、第1の入力端子11及び第2の入力端子1
2にかかる電圧(入力1,入力2)のいずれか一方が、
第1及び第2の電源+B,Vccの電源電圧よりも低い場
合には、常に比較回路3による比較判定が行われうるの
である。
【0040】次に、第1及び第2の電源+B,Vccの一
方の電源電圧が異常に低下して、第1及び第2の入力端
子11,12の一方にかかる電圧が、第1及び第2の電
源+B,Vccの一方の電源電圧を超えてしまった場合に
ついて説明する。例えば、図4に示すように、第2の入
力端子12にかかる電圧(入力2)が、第2の電源Vcc
の電源電圧よりも高く、かつ、第1の電源+Bの電源電
圧よりも低い場合を前提とする。但し、入力2は固定と
する。まず、第1の入力端子11にかかる電圧(入力
1)が非常に低い場合には、上記と同様、第1の電源+
Bの電源電圧と、トランジスタQ1のベース電圧との電
位差により、トランジスタQ1がオンとなり、第1の抵
抗R1に電流I1が流れる。また、第2の電源Vccの電
源電圧と、トランジスタQ5のベース電圧との電位差に
より、トランジスタQ5がオンとなり、第1の抵抗R1
に電流I4が流れる。このため、電流I1と電流I4の
和の分だけ、第1の抵抗R1には電圧V1が発生する。
一方、トランジスタQ2と、トランジスタQ4とは共に
オフされ、第2の抵抗R2には電圧V2が発生しない
(V2=「0V」)。そして、両者の電圧V1,V2が
比較回路3により比較される。
【0041】次に、第1の入力端子11にかかる電圧
(入力1)が大きくなった場合であって、第2の電源V
ccの電源電圧を超えた段階、つまり、差動器2の同相入
力電圧範囲を超えた段階においては、トランジスタQ5
がオフされ、トランジスタQ1のみがオンされることと
なる。このため、第1の抵抗R1には電流I1のみが流
れ、その分の電圧V1が発生する。つまり、電圧V1
は、第1の入力端子11にかかる電圧(入力1)が非常
に低い場合に比べて、低下するものの一定量は確保され
る。一方、トランジスタQ2とトランジスタQ4とは共
にオフされ、第2の抵抗R2には電圧V2が発生しない
(V2=「0V」)。そして、両者の電圧V1,V2が
比較回路3により比較される。
【0042】さらに、第1の入力端子11にかかる電圧
(入力1)がより大きくなった場合であって、第2の入
力端子12にかかる電圧(入力2)を超えた段階におい
ては、トランジスタQ1がオフされる。もちろん、トラ
ンジスタQ5もオフされる。また、第1の電源+Bの電
源電圧と、第1の差動器1のトランジスタQ2のベース
電圧との電位差により、トランジスタQ2がオンとな
る。一方、第2の差動器2のトランジスタQ4のベース
電圧の方が第2の電源Vccの電源電圧よりも高いため、
トランジスタQ4はオフされたままとなる。このため、
第2の抵抗R2には電流I2のみが流れ、その分の電圧
V2が発生する。一方、トランジスタQ1とトランジス
タQ5とは共にオフされ、第1の抵抗R1には電圧V1
が発生しない(V1=「0V」)。そして、両者の電圧
V1,V2が比較回路3により比較される。
【0043】次に、上記とは逆の現象が起こった場合、
すなわち、第1の電源+Bの電源電圧の方が第2の電源
Vccの電源電圧よりも小さくなった場合について説明す
る。ここで、図5に示すように、第2の入力端子12に
かかる電圧(入力2)が、第1の電源+Bの電源電圧よ
りも高く、かつ、第2の電源Vccの電源電圧よりも低い
場合を前提とする。但し、入力2は固定とする。まず、
第1の入力端子11にかかる電圧(入力1)が非常に低
い場合には、上記と同様、トランジスタQ1,Q5が共
にオンとなり、第1の抵抗R1には、電流I1と電流I
4とが流れ、これらの和の分だけ、第1の抵抗R1には
電圧V1が発生する。一方、トランジスタQ2と、トラ
ンジスタQ4とは共にオフされ、第2の抵抗R2には電
圧V2が発生しない(V2=「0V」)。そして、両者
の電圧V1,V2が比較回路3により比較される。
【0044】次に、第1の入力端子11にかかる電圧
(入力1)が大きくなった場合であって、第1の電源+
Bの電源電圧を超えた段階、つまり、差動器1の同相入
力電圧範囲を超えた段階においては、トランジスタQ1
がオフされ、トランジスタQ5のみがオンされることと
なる。このため、第1の抵抗R1には電流I4のみが流
れ、その分の電圧V1が発生する。一方、トランジスタ
Q2とトランジスタQ4とは共にオフされ、第2の抵抗
R2には電圧V2が発生しない(V2=「0V」)。そ
して、両者の電圧V1,V2が比較回路3により比較さ
れる。
【0045】さらに、第1の入力端子11にかかる電圧
(入力1)がより大きくなった場合であって、第2の入
力端子12にかかる電圧(入力2)を超えた段階におい
ては、トランジスタQ5がオフされる。もちろん、トラ
ンジスタQ1もオフされる。また、第2の電源Vccの電
源電圧と、差動器2のトランジスタQ4のベース電圧と
の電位差により、トランジスタQ4がオンとなる。一
方、第1の差動器1のトランジスタQ2のベース電圧の
方が第1の電源+Bの電源電圧よりも高いため、トラン
ジスタQ2はオフされたままとなる。このため、第2の
抵抗R2には電流I3のみが流れ、その分の電圧V2が
発生する。一方、トランジスタQ1とトランジスタQ5
とは共にオフされ、第1の抵抗R1には電圧V1が発生
しない(V1=「0V」)。そして、両者の電圧V1,
V2が比較回路3により比較される。
【0046】以上説明したように、第1の電源+Bが、
入力端子11,12の一方にかかる電圧よりも低下して
しまったとしても、比較回路3による比較動作を確実に
行うことができる(図5参照)。また、第2の電源Vcc
が、入力端子11,12の一方にかかる電圧よりも低下
してしまったとしても、比較回路3による比較動作を確
実に行うことができる(図4参照)。従って、第1及び
第2の電源+B,Vccのうち、一方の電源の電圧が、異
常に低下してしまい、入力端子11,12の一方にかか
る電圧よりも低下してしまった場合であっても、比較回
路による比較判定が作動不能になっていた従来技術とは
異なり、本実施例では、比較回路3による比較動作が不
能になってしまうことはない。つまり、一方の電源の電
圧が何らかの原因で異常に低下してしまったとしても、
比較回路3による比較動作を確実に行うことができる。
【0047】また、本実施例では、比較回路3にて比較
判定する場合には、差動器1,2の動作に応じて第1及
び第2の抵抗R1,R2にかかる電圧が比較される。こ
こで、差動器1,2を駆動させるためには、入力端子1
1,12にかかる電圧は、「0V」〜(電源電圧−VBE
−VCE)の範囲となる。このため、電源電圧付近の比較
可能な範囲は、従来技術の場合、「0V」〜(電源電圧
−2×VBE−VCE)に比べて広い範囲で比較動作ができ
る。
【0048】尚、本発明は上記実施例に限定されず、例
えば次の如く構成してもよい。 (1)前記実施例では、比較回路3を構成するトランジ
スタQ7〜Q16としてバイポーラトランジスタを採用
したが、その代わりとして、に図6に示すように、比較
回路3を構成するトランジスタとして、MOSトランジ
スタを配設するようにしてもよい。
【0049】但し、この場合には、外乱ノイズ等によっ
て、過大電流が流れることを防止するため、第1の入力
端子11と差動器1との間及び第2の入力端子12と差
動器2との間にそれぞれ抵抗R11,R12を配設する
必要がある。また、グランドと第1の入力端子11との
間及びグランドと第2の入力端子12との間にそれぞれ
ダイオードD11,D12を逆方向に接続する必要があ
る。これは、ノイズ等によって負入力(「0V」以下の
電圧入力)があった場合、これを約「0.7V」でクラ
ンプすることにより、その影響をキャンセルさせるため
である。
【0050】(2)前記実施例では、2つの電源として
第1及び第2の電源+B,Vccを採用したが、グランド
よりも低い電源V21,V22を用いた場合であっても
本発明を適用することができる。かかる場合、差動器
1,2及び比較回路3を構成する各バイポーラトランジ
スタQ1〜Q16を、図7に示すように、それぞれトラ
ンジスタQ21,Q22,Q23,Q24,Q25,Q
26,Q27,Q28,Q29,Q30,Q31,Q3
2,Q33,Q34,Q35,Q36に置き換えること
により構成することができる。なお、この場合、出力段
トランジスタQ36のベース電流を制限するため、比較
回路3内には、抵抗R3を設ける必要がある。
【0051】(3)前記実施例では、2つの電源を用い
ることにより多電源型比較回路を構成したが、3電源以
上を用いて多電源型比較回路を構成するようにしてもよ
い。例えば、3電源の場合には、図8に示すように、3
つの差動器1,2,33を設け、それぞれに、3つの電
源V31,V32,V33を接続するようにする。この
ような構成とすることにより、3電源の場合であっても
対処しうる。
【0052】(4)前記実施例では、第1及び第2の抵
抗体としてそれぞれ第1及び第2の抵抗R1,R2を用
いたが、これらの代わりにダイオードを用いて第1及び
第2の抵抗体としてもよい。
【0053】特許請求の範囲の各請求項に記載されない
ものであって、上記実施例から把握できる技術的思想に
ついて以下にその効果とともに記載する。 (a)請求項1又は2に記載の多電源型比較回路におい
て、該回路は、内燃機関の電子制御装置の入力インター
フェイス回路内に設けられていることを特徴とする。
【0054】上記の構成とすることにより、請求項1及
び2に記載の発明の効果に加えて、バックアップ回路を
省略することが可能で、コストの低減を図ることができ
るとともに、バックアップ回路を省略したことによる比
較手段の比較動作不能という不具合の発生を回避できる
という優れた効果を奏する。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
第1及び第2の電源を含む複数の電源と、第1及び第2
の入力端子と、両入力端子に印加される電圧を比較する
比較手段とを備えてなる多電源型比較回路において、一
つの電源の電圧が異常に低下したとしても、比較手段に
よる比較動作を確実に行うことができるという優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な概念構成を説明する代表的な
原理図である。
【図2】本発明を具体化した一実施例における多電源型
比較回路を模式的に示す回路図である。
【図3】一実施例において、第2の入力端子にかかる電
圧が第1及び第2の電源の各電源電圧よりも低い場合に
おける第1の入力端子にかかる電圧に対する各端子の電
圧の関係を示すグラフである。
【図4】一実施例において、第2の入力端子にかかる電
圧が第2の電源の電源電圧よりも高く、かつ、第1の電
源の電源電圧よりも低い場合における第1の入力端子に
かかる電圧に対する各端子の電圧の関係を示すグラフで
ある。
【図5】一実施例において、第2の入力端子にかかる電
圧が第1の電源の電源電圧よりも高く、かつ、第2の電
源の電源電圧よりも低い場合における第1の入力端子に
かかる電圧に対する各端子の電圧の関係を示すグラフで
ある。
【図6】本発明を具体化した別の実施例において、多電
源型比較回路を模式的に示す回路図である。
【図7】別の実施例において、極性を逆にした場合の多
電源型比較回路を模式的に示す回路図である。
【図8】別の実施例において、電源を3つとした場合の
多電源型比較回路を模式的に示す回路図である。
【図9】従来技術において、電子制御装置(ECU)の
電気的構成を示すブロック図である。
【図10】従来技術において、ECUの入力インターフ
ェイス回路内に組み込まれる多電源型比較回路を模式的
に示す回路図である。
【図11】従来技術において、図10とは異なる多電源
型比較回路を模式的に示す回路図である。
【符号の説明】
3…比較手段としての比較回路、11…第1の入力端
子、12…第2の入力端子、Q1,Q2…第1のトラン
ジスタ対を構成するトランジスタ、Q4,Q5…第2の
トランジスタ対を構成するトランジスタ、+B,−V2
1,V31…第1の電源、Vcc,−V22,V32…第
2の電源、R1…第1の抵抗体としての第1の抵抗、R
2…第2の抵抗体としての第2の抵抗。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の入力端子と、 第2の入力端子と、 第1の電源と、 第2の電源と、 前記第1の電源によって駆動され、各ベースが前記第1
    及び第2の入力端子に接続され、各エミッタ同士が共通
    接続されてなる第1のトランジスタ対と、 前記第2の電源によって駆動され、各ベースが前記第1
    及び第2の入力端子に接続され、各エミッタ同士が共通
    接続されてなる第2のトランジスタ対と、 前記第1及び第2のトランジスタ対のうち、一方のトラ
    ンジスタのコレクタを互いに接続するとともに、それら
    コレクタに接続された第1の抵抗体と、 前記第1及び第2のトランジスタ対のうち、他方のトラ
    ンジスタのコレクタを互いに接続するとともに、それら
    コレクタに接続された第2の抵抗体と、 前記第1の抵抗体及び前記第2の抵抗体の端子電圧を比
    較する比較手段とを備えたことを特徴とする多電源型比
    較回路。
  2. 【請求項2】 第1の入力端子と、 第2の入力端子と、 複数の電源と、 各ベースが前記第1及び第2の入力端子に接続され、各
    エミッタ同士が共通接続され、前記複数の電源に対しそ
    れぞれ接続された複数のトランジスタ対と、 前記複数のトランジスタ対のうち、一方のトランジスタ
    のコレクタを互いに接続するとともに、それらコレクタ
    に接続された第1の抵抗体と、 前記複数のトランジスタ対のうち、他方のトランジスタ
    のコレクタを互いに接続するとともに、それらコレクタ
    に接続された第2の抵抗体と、 前記第1の抵抗体及び前記第2の抵抗体の端子電圧を比
    較する比較手段とを備えたことを特徴とする多電源型比
    較回路。
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