JP3213551B2 - Iii−v族化合物半導体の気相成長方法及びその装置 - Google Patents

Iii−v族化合物半導体の気相成長方法及びその装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レーザ、L
ED、HBT、HEMT等の製造に用いられるIII−V
族化合物半導体の気相成長方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】化合物半導体の気相成長法としては、有
機金属気相成長法(MOCVD法)が量産性に優れ、し
かも超薄膜結晶の成長が可能であることからもっとも将
来期待されている。その典型的な気相成長装置は、図6
に示すようにn型ドーパントとしてセレン化水素(H2
Se)を供給するn型ドーパント供給ライン10と、V
族元素を含む原料化合物としてアルシン(AsH3)を
供給するV族原料供給ライン2と、III族元素を含む原
料化合物としてトリメチルガリウム(TMGa)及びト
リメチルアルミニウム(TMAl)及びp型ドーパント
としてジエチルジンク(DEZn)を供給するIII族原
料供給ライン3が設けられている。n型ドーパント供給
ライン10とV族原料供給ライン2とは、反応室直前ま
で分離されており、n型ドーパント供給ライン10には
水素又は窒素などの不活性ガスとセレン化水素(H2
e)等のn型ドーパントを供給することができるように
なっている。
【0003】上述の気相成長装置を用いて、III−V族
化合物半導体を結晶成長させる場合、III族原料化合
物、V族原料化合物、n型ドーパント原料化合物を反応
室直前まで混合しないように3本のV族原料供給ライン
2、III族原料供給ライン3、n型ドーパント供給ライ
ン10の配管を用いて反応室に供給し、III−V族化合
物半導体結晶層を成長する。具体的には、n型GaAs
層を成長する場合には、III族元素を含む原料化合物と
してトリエチルガリウム(TEGa)又はトリメチルガ
リウム(TMGa)、V族元素を含む原料化合物として
アルシン(AsH3)、n型ドーパントとしてセレン化
水素(H2Se)を用い、反応室直前まで混合しないよ
うに3本のV族原料供給ライン2、III族原料供給ライ
ン3、n型ドーパント供給ライン10の配管を用いて反
応室に供給し、n型GaAs層を成長する。n型層を成
長しない時は、水素などの不活性ガスをn型ドーパント
供給ライン10に供給する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、n型ドーパン
トは配管でのメモリー効果が非常に大きいため、つま
り、配管内壁にn型ドーパントが付着して取れにくいた
め、n型ドーパントを反応室に供給しない場合において
も、n型ドーパントが反応室にしみでてくる現象が生じ
る。したがって、p型層などの気相成長時にも、n型ド
ーパントが反応室に存在してしまうので、そのn型ドー
パントが不純物として気相成長膜界面及び気相成長膜中
に取り込まれ、その結晶性に悪影響を及ぼすという問題
があった。
【0005】気相成長装置で通常用いられる水素や窒素
などの不活性ガスによる配管パージだけでは配管内の残
留しているn型ドーパントを完全に除去することはでき
なかった。
【0006】そこで本発明では、気相成長前及び気相成
長中断中に、n型ドーパント供給ラインを清浄化するこ
とで、結晶性のよい気相成長膜を形成できる気相成長方
法及びその装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のIII−V族化合
物半導体の気相成長方法は、少なくともIII族元素を含
む原料化合物とV族元素を含む原料化合物を供給してII
I−V族化合物半導体を気相成長させる方法であって、
気相成長前にV族元素を含む原料化合物をn型ドーパン
ト供給ラインに流すことによって、n型ドーパント供給
ラインの清浄化を行う。また、結晶成長中断中に同様の
清浄化を行うことを特徴とする。
【0008】また、前記n型ドーパントがセレン化水
素、シラン、ジシランのいずれかである時に効果的であ
る。
【0009】また、前記V族元素を含む原料化合物がア
ルシン、ターシャルブチルアルシン、ホスフィン、ター
シャルブチルホスフィンのいずれかである時に有効であ
る。
【0010】少なくともIII族元素を含む原料化合物を
供給するラインとV族元素を含む原料化合物を供給する
ラインとn型ドーパントを供給するラインとを有するII
I−V族化合物半導体を気相成長させる装置は、V族元
素を含む原料化合物をn型ドーパント供給ラインに供給
することを特徴とする。
【0011】
【実施の形態】本発明で用いた気相成長装置を図1に示
す。図1に示すように従来の装置とほぼ同様で、n型ド
ーパントとしてセレン化水素(H2Se)を供給するn
型ドーパント供給ライン1と、V族元素を含む原料化合
物としてアルシン(AsH3)を供給するV族原料供給
ライン2と、III族元素を含む原料化合物としてトリメ
チルガリウム(TMGa)及びトリメチルアルミニウム
(TMAl)及びp型ドーパントとしてジエチルジンク
(DEZn)を供給するIII族原料供給ライン3が設け
られている。従来の気相成長装置と異なる点は、V族元
素を含む原料化合物をn型ドーパント供給ライン1に供
給することができる配管構造にしていることである。こ
の気相成長装置を用いて、気相成長させる前にn型ドー
パント供給ライン1にV族元素を含む原料化合物を供給
した後、GaAsやAlGaAsなどのIII―V族化合
物半導体の気相成長を行った。
【0012】また、n型成長層を成長後、p型成長層を
成長する場合、p型成長層の成長開始前において、n型
ドーパント供給ライン1にV族元素を含む原料化合物を
ある―定時間供給した後、GaAsやAlGaAsなど
のIII−V族化合物半導体結晶を気相成長を行った。
【0013】このように、III−V族化合物半導体の気
相成長に先立ち、V族元素を含む原料化合物でn型ドー
パント供給ライン1にV族元素を含む原料化合物を供給
することによってn型ドーパントとV族元素を含む原料
化合物が反応して配管内を清浄化を行うことことができ
る。また、n型ドーパント供給ライン1内に残留してい
たセレンやシリコン等が反応室内に入るが、成長開始ま
での間にセレンやシリコンが酸素や水などと反応して気
相中に除去されるため、その後、気相成長を行っても反
応室中に存在した酸素や水も成長膜及び成長膜界面に取
り込まれず、良好な結晶性を有するIII―V族化合物半
導体結晶を気相成長できる。
【0014】さらに、詳しい実施の形態について以下に
述べる。
【0015】(実施の形態1)GaAs基板上にノンド
ープGaAs薄膜を成長するのにIII族原料化合物とし
てトリメチルガリウム(TMGa)、V族原料化合物と
してH2で10%に希釈したアルシン(AsH3)を使用
した。
【0016】n型ドーパント供給ライン1、V族原料供
給ライン2、III族原料供給ライン3を持つ気相成長装
置は、n型ドーパント供給ライン1でアルシンを常時供
給した。
【0017】本実施の形態ではnドーパント供給ライン
1にn型ドーパントが残留したままの状態から気相成長
を開始している。
【0018】まず、気相成長前に、炉内圧力は76To
rrとし、成長開始までの間、即ち昇温を始めて基板温
度が安定になるまでの10分間、n型ドーパント供給ラ
インにAsH3流量2.0×10-3mol/min、前
記原料ガスとキャリアガスの全流量9リットル/min
を供給した。
【0019】次に、気相成長の条件として、基板温度7
50℃に安定した後、TMGa流量1.8×10-5mo
l/min、AsH3流量2.0×10-3mol/mi
n、前記原料ガスとキャリアガスとの全流量9リットル
/minで、これらの条件を一定に保ちながらGaAs
薄膜を成長させた。成長時間は90minとすることで
2μmの厚さを有するGaAs薄膜が得られた。
【0020】また、比較例として、図6に示す従来の気
相成長装置で同じ成長条件にてGaAs薄膜を作製し
た。但し、AsH3はV族原料供給ライン2から反応室
に供給している。
【0021】従来の気相成長装置で成長させたGaAs
薄膜の不純物分析を2次イオン質量分析(SIMS)装
置で測定し、得られた結果を図2に示す。また、本発明
の気相成長装置で成長させたGaAs薄膜の不純物分析
を2次イオン質量分析(SIMS)装置で測定し、得ら
れた結果を図3に示す。
【0022】図2、3において、横軸は成長膜深さを表
し、縦軸は不純物(Se)の濃度を表す。図2と図3に
おいて、本実施形態ではSeのドーピングは行っていな
いにもかからわず、n型ドーパント供給ライン1に残留
したSeの影響が現れており、GaAs基板とGaAs
成長膜の界面及びGaAs成長膜中での不純物であるS
e濃度を比較すると、明らかに本発明のn型ドーパント
供給ライン1にAsH3を供給して成長させた方が、G
aAs基板とGaAs成長膜の界面及びGaAs成長膜
中でのセレン濃度が減少しており、清浄な成長膜界面及
び成長膜が得られていることが分かる。
【0023】(実施の形態2)GaAs基板上にn型A
lGaAs薄膜を成長し、その上にp型AlGaAs薄
膜を成長するのに、III族原料化合物としてトリメチル
ガリウム(TMGa)、トリメチルアルミニウム(TM
Al)、p型ドーパントとしてジエチルジンク(DEZ
n)、V族原料化合物としてH2で10%に希釈したア
ルシン(AsH3)、n型ドーパントとしてH2でl00
ppmに希釈したシラン(SiH4)を使用した。
【0024】まず、気相成長前に、炉内圧力は76To
rr、成長開始までの間すなわち昇温を始めて基板温度
が安定になるまでの10分間、n型ドーパント供給ライ
ン1にAsH3流量2.0×10-3mol/min、前
記原料ガスとキャリアガスの全流量9リットル/min
でこれらの条件は一定に保ちながら昇温させた。
【0025】次に、気相成長条件として、基板温度75
0℃に安定した後、TMGa流量7.2×10-6mol
/min、TMAl流量1.0×10-5mol/mi
n、AsH3流量2.0×10-3mol/min、Si
4流量8.92×10-8mol/min、前記原料ガ
スとキャリアガスの全流量9リットル/minで、これ
らの条件は一定に保ちながらn−AlGaAs薄膜を成
長させた後、5秒間の成長中断を行った。成長中断中は
AsH3流量2.0×10-3mol/min、前記原料
ガスとキャリアガスの全流量9リットル/minでこれ
らの条件は一定に保ち、 その後、TMGa流量7.2
×10-6mol/min、TMAl流量1.0×10-5
mol/min、AsH3流量2.0×10-3mol/
min、DEZn流量2.6×10-5mol/min、
前記原料ガスとキャリアガスの全流量9リットル/mi
nで、これらの条件は一定に保ちながらp−AlGaA
s薄膜を成長させた。
【0026】成長開始までの間と成長中断中は、n型ド
ーパント供給ライン1でAsH3を供給し、気相成長中
は、V族原料供給ライン2でAsH3を供給した。
【0027】成長時間は90minで2μmの厚さを有
するn及びp−AlGaAs薄膜が得られた。
【0028】また、比較例として、従来の気相成長装置
で、同様の成長条件で、n及びp−AlGaAs薄膜を
作製する。ただし、成長開始までの間と気相成長中断中
及び気相成長中はV族原料供給ライン2で、AsH3
供給した。
【0029】従来の気相成長装置で成長したGaAs薄
膜の不純物分析を2次イオン質量分析(SIMS)装置
で測定し、得られた結果を図4に示し、本発明の気相成
長装置で成長したGaAs薄膜の不純物分析を2次イオ
ン質量分析(SIMS)装置で測定し、得られた結果を
図5に示す。
【0030】図4、5において横軸は成長膜深さを表
し、縦軸は不純物(Si)濃度を表す。図4と図5にお
いてn−AlGaAsとp−AlGaAs成長膜の成長
界面及びp−AlGaAs成長膜中での不純物であるシ
リコン濃度を比較すると、明らかにn型ドーパント供給
ラインからAsH3を供給して成長した方が再成長界面
でのシリコン濃度が急激に減少しており、清浄な成長膜
界面が得られていることが分かる。
【0031】また、気相成長前及び気相成長中断中に、
V族元素をn型ドーパント供給ライン1から気相成長装
置内に導入することによって、n型ドーパント供給ライ
ン1の清浄化とともに、III−V族化合物半導体結晶の
表面から脱離するV族元素の抜けた格子位置に供給され
たV族元素が入り、格子欠陥が生じるのを防止すること
もできる。
【0032】(実施の形態3)実施の形態2で使用した
シランをH2で100ppmに希釈したジシラン(Si2
6)に変えて、同様の成長及びSIMS測定を行っ
た。
【0033】従来の気相成長装置で作製した成長膜と本
発明の気相成長装置で得られた成長膜との測定結果は、
再成長界面での不純物であるシリコン濃度を比較する
と、明らかにn型ドーパント供給ライン1にAsH3
供給して成長した方が成長界面及び成長膜でのシリコン
濃度が急激に減少し、清浄な成長膜界面が得られた。
【0034】(実施の形態4)上記実施の形態2で使用
したAsH3をターシャルブチルアルシン(TBAs)
に変えて、同様の成長及びSIMS測定を行った。
【0035】同様に、得られた成長膜の測定結果を再成
長界面での不純物であるシリコン濃度で比較すると、明
らかにn型ドーパント供給ライン1にTBAsを供給し
て成長した方が成長界面及び成長膜でのシリコン濃度が
急激に減少し、清浄な成長膜界面が得られた。
【0036】(実施の形態5)GaAs基板上にn型A
lInP薄膜を成長し、その上にp型AlInP薄膜を
成長するのに、III族原料化合物としてトリメチルアル
ミニウム(TMAl)、トリメチルインジウム(TMI
n)、p型ドーパント原料化合物としてジエチルジンク
(DEZn)、V族原料化合物としてH2で10%に希
釈したホスフィン(PH3)、n型ドーパント原料化合
物としてH2で100ppmに希釈したシラン(Si
4)を使用した。
【0037】炉内圧力は76Torr、基板温度750
℃に安定した後、n−AlInP、p−AlInP薄膜
を成長させた。成長時間は80minで2μmの厚さを
有するn及びp−AlInP薄膜が得られた。
【0038】得られた成長膜のSIMS測定結果は再成
長界面での不純物であるシリコン濃度を比較すると、明
らかにn型ドーパント供給ライン1にPH3を供給して
成長した方が成長界面及び成長膜でのシリコン濃度が急
激に減少し、清浄な成長膜界面が得られた。
【0039】(実施の形態6)上記実施の形態5で使用
したホスフィンをターシャルブチルホスフィン(TB
P)に変えて、同様の成長及びSIMS測定を行った。
【0040】得られた成長膜測定結果は再成長界面での
不純物であるシリコン濃度を比較すると、明らかにn型
ドーパント供給ライン1にTBPを供給して成長した方
が成長界面及び成長膜でのシリコン濃度が急激に減少
し、清浄な成長膜界面が得られた。
【0041】本実施の形態では、GaAs基板にGaA
s膜やAlInP膜を形成したが、他にもInGaA
s、GaInP、InGaAsP等のIII−V族化合物
半導体結晶膜を形成する方法においても同様な効果があ
る。
【0042】
【発明の効果】本発明に係るIII−V族化合物半導体気
相成長方法及びその装置によって、III−V族化合物半
導体の気相成長に先立ち、V族元素を含む原料化合物を
n型ドーパント供給ラインに供給することにより、n型
ドーパント供給ライン内に残留するセレンやシリコン等
のn型ドーパントが除去され、n型ドーパント供給ライ
ンが清浄化されるため、その後気相成長を行っても不純
物としてのn型ドーパントは成長膜及び成長膜界面に取
り込まれず、良好な結晶性を有するIII−V族化合物半
導体結晶を気相成長することができ、半導体レーザ、L
ED、HBT、HEMT等の半導体装置の特性向上に寄
与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の気相成長装置を示す図である。
【図2】従来の気相成長装置で成長させたGaAs薄膜
の不純物分析結果を示す。
【図3】本発明の気相成長装置で成長したGaAs薄膜
の不純物分析結果を示す。
【図4】従来の気相成長装置で成長した成長薄膜の不純
物分析結果を示す。
【図5】本発明の気相成長装置で成長した成長薄膜の不
純物分析結果を示す。
【図6】従来の気相成長装置を示す図である。
【符号の説明】
1 n型ドーパント供給ライン 2 V族原料供給ライン 3 III族原料供給ライン 10 n型ドーパント供給ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/205

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともIII族元素を含む原料化合物
    とV族元素を含む原料化合物を供給してIII−V族化合
    物半導体を気相成長させる方法であって、 気相成長前にV族元素を含む原料化合物をn型ドーパン
    ト供給ラインに流すことによって、n型ドーパント供給
    ラインの清浄化を行うことを特徴とするIII−V族化合
    物半導体の気相成長方法。
  2. 【請求項2】 少なくともIII族元素を含む原料化合物
    とV族元素を含む原料化合物を供給してIII−V族化合
    物半導体を気相成長させる方法であって、 気相成長中断中にV族元素を含む原料化合物をn型ドー
    パント供給ラインに流すことによって、n型ドーパント
    供給ラインの清浄化を行うことを特徴とするIII−V族
    化合物半導体の気相成長方法。
  3. 【請求項3】 前記n型ドーパントがセレン化水素、シ
    ラン、ジシランのいずれかであることを特徴とする請求
    項1乃至2に記載のIII−V族化合物半導体の気相成長
    方法。
  4. 【請求項4】 前記V族元素を含む原料化合物がアルシ
    ン、ターシャルブチルアルシン、ホスフィン、ターシャ
    ルブチルホスフィンのいずれかであることを特徴とする
    請求項1乃至3に記載のIII−V族化合物半導体の気相
    成長方法。
  5. 【請求項5】 少なくともIII族元素を含む原料化合物
    を供給するラインと、V族元素を含む原料化合物を供給
    するラインと、n型ドーパントを供給するラインとを有
    するIII−V族化合物半導体の気相成長装置であって、 V族元素を含む原料化合物をn型ドーパント供給ライン
    に供給することを特徴とするIII−V族化合物半導体の
    気相成長装置。
  6. 【請求項6】 前記n型ドーパントがセレン化水素、シ
    ラン、ジシランのいずれかであることを特徴とする請求
    項5に記載のIII−V族化合物半導体の気相成長装置。
  7. 【請求項7】 前記V族元素を含む原料化合物がアルシ
    ン、ターシャルブチルアルシン、ホスフィン、ターシャ
    ルブチルホスフィンのいずれかであることを特徴とする
    請求項5乃至6に記載のIII−V族化合物半導体の気相
    成長装置。
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