JP3213339U - 水上浮揚型避難設備 - Google Patents

水上浮揚型避難設備 Download PDF

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Abstract

【課題】船舶のフレーム(骨格部材)のような強度構造を用いることなく、避難した人を収容する本体部分の強度を確保することができる水上浮揚型避難設備を提供する。【解決手段】矩形状の底板、底板の対向する二辺に位置する一対の第1側板23、底板の他の対向する二辺に位置する一対の第2側板24を有し、人を収容可能な空間を内部に有する本体と、本体の第1側板及び第2側板の板厚よりも幅広の板材であって、第1側板及び第2側板の上端に固定される枠板26と、本体の底板の上面及び第1側板の内面に固定される複数の階段側板27、複数の階段側板の間に設けられる踏板28を有し、本体の内側の対向する位置であって各第1側板に対し設けられ、本体の内部への人の出入りを可能とする階段29と、を備える水上浮揚型避難設備単体を複数並設してなり、第1側板同士が隣接する状態で、複数の水上浮揚型避難設備単体を連結して一体とする。【選択図】図1

Description

本考案は、平時は地表面上に設置されており、津波や洪水等の水害が発生した際に水上に浮揚して人命を保護する水上浮揚型避難設備に関する。
従来、津波や洪水等の水害発生時に住民が避難するための津波シェルターが提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特許文献1に記載された津波シェルターは、鋼板を折り曲げ溶接した多面体構造の上部カプセルと、概ね枡形で鋼板を折り曲げ溶接して両側を斜めに構成した下部カプセルとで構成され、上部カプセルの周縁部と下部カプセルの周縁部がボルトとナットで固定されて内部に避難用空間が設けられるものである。
特許文献1に記載された津波シェルターは、平時は地表面上に設置されており、津波が押し寄せた際に水上に浮揚することで、地震発生時に当該シェルターに避難した人の命を救うことができる。
ところで、特許文献1に記載された津波シェルターは、フレーム(骨格部材)を用いることなく、上部カプセルに多面体構造を採用することで剛性を高めるものであり、安価に提供することができる。
しかしながら、特許文献1に記載された津浪シェルターは、避難した人を収容する本体部分である下部カプセルの強度が十分でなく、水の衝撃により簡単に破壊されてしまう虞がある。
特開2015−217932号公報
そこで、本考案は、船舶のフレーム(骨格部材)のような強度構造を用いることなく、避難した人を収容する本体部分の強度を確保することができる水上浮揚型避難設備を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る考案の水上浮揚型避難設備は、連結式の水上浮揚型避難設備であって、
矩形状の底板、前記底板の対向する二辺に位置する一対の第1側板、前記底板の他の対向する二辺に位置する一対の第2側板を有し、前記底板、前記第1側板及び前記第2側板に囲まれて人を収容可能な空間を内部に有する本体と、
前記本体の前記第1側板及び前記第2側板の板厚よりも幅広の板材であって、前記第1側板及び前記第2側板の上端にT字状又はL字状に固定される枠板と、
前記本体の前記底板の上面及び前記第1側板の内面に固定される複数の階段側板、複数の前記階段側板の間に設けられる踏板を有し、前記本体の内側の対向する位置であって各第1側板に対し設けられ、前記本体の内部への人の出入りを可能とする階段と、
を備える水上浮揚型避難設備単体を複数並設してなり、
第1側板同士が隣接する状態で、複数の前記水上浮揚型避難設備単体を連結して一体とすることを特徴とするものである。
請求項2に係る考案の水上浮揚型避難設備は、請求項1記載の連結式の水上浮揚型避難設備であって、
複数の前記水上浮揚型避難設備単体は、
前記階段の前記階段側板が、前記底板の上面、前記第1側板の内面、及び前記第1側板の上端に固定され該第1側板から前記本体の内側へ庇状に突出する前記枠板の下面に固定されるものである。
請求項3に係る考案の水上浮揚型避難設備は、請求項1又は2記載の連結式の水上浮揚型避難設備であって、
複数の前記水上浮揚型避難設備単体は、前記本体がいずれも二重底構造であり、前記本体の前記底板は内底板である。
請求項4に係る考案の水上浮揚型避難設備は、請求項1乃至3のいずれかに記載の連結式の水上浮揚型避難設備であって、
複数の前記水上浮揚型避難設備単体を連結して一体とした後の四隅であって前記枠板上には棒材を立設し、前記本体の外周であって各側板の外面には前記枠板に平行に手摺を設けてなるものである。
また、上記目的を達成するため、請求項5に係る考案の水上浮揚型避難設備は、
平行な二辺を有する底板、前記底板の前記平行な二辺に位置する一対の側板、前記底板の前記平行な二辺以外の側縁に位置する側板を有し、前記底板及び前記各側板に囲まれて人を収容可能な空間を内部に有する本体と、
前記本体の前記各側板の板厚よりも幅広の板材であって、前記各側板の上端にT字状又はL字状に固定される枠板と、
前記本体の前記底板の上面及び前記底板の前記平行な二辺に位置する前記側板の内面に固定される複数の階段側板、複数の前記階段側板の間に設けられる踏板を有し、前記本体の内側の対向する位置であって前記底板の前記平行な二辺に位置する各側板に対し設けられ、前記本体の内部への人の出入りを可能とする階段と、
を備えることを特徴とするものである。
各請求項に係る考案の水上浮揚型避難設備は、
本体、枠板、及び階段を構成する各部材が、アルミニウム合金製の金属板で形成されることが好ましい。
請求項1に係る考案の水上浮揚型避難設備は、複数の水上浮揚型避難設備単体のそれぞれが、第1側板及び第2側板の上端にT字状又はL字状に固定される枠板と、本体の内側の対向する位置であって各第1側板に対し設けられる階段を備えるので、船舶のフレーム(骨格部材)のような強度構造を用いることなく、避難した人を収容する本体(本体部分)の強度(縦強度・横強度)を確保することができる。
請求項1に係る考案の水上浮揚型避難設備は、各水上浮揚型避難設備単体が、フレーム(骨格部材)を用いることなく強度を確保できるので、安価に提供することができる。
請求項1に係る考案の水上浮揚型避難設備は、各水上浮揚型避難設備単体が、本体の上方を開放することとすれば視認性が良好となるため、水害発生時に水上に浮揚した際に、避難した人が棒材等を操ることで障害物等への衝突を回避することができる。
請求項1に係る考案の水上浮揚型避難設備は、複数の水上浮揚型避難設備単体を連結して一体とする連結式の水上浮揚型避難設備であるので、設置場所までは単体の状態とすることで運搬が容易となり、設置場所において連結した状態とすることで幅広構造となって水害発生時に転覆しにくくなる。
請求項2に係る考案の水上浮揚型避難設備は、各水上浮揚型避難設備単体のそれぞれが、前記階段の階段側板が、底板の上面、第1側板の内面、及び第1側板の上端に固定され該第1側板から本体の内側へ庇状に突出する枠板の下面に固定されるので、前記本体の強度を高めることができる。
請求項3に係る考案の水上浮揚型避難設備は、各水上浮揚型避難設備単体のそれぞれが本体を二重底構造とするので、本体の内部の人を収容する空間が水浸しになっても沈没を防ぐことができる。
請求項4に係る考案の水上浮揚型避難設備は、複数の水上浮揚型避難設備単体を連結して一体とした後の四隅であって枠板上に棒材を立設するので、例えば弛んだ架線を引っ掛けるなどすることで、当該設備に避難した人に対し危害が及ぶことを回避することができる。
請求項4に係る考案の水上浮揚型避難設備は、複数の水上浮揚型避難設備単体を連結して一体とした後の本体の外周であって各側板の外面に手摺を設けるので、水中を漂流する人が捕まることができる。また、前記手摺は平時に雨よけ用のテントを括りつけるなどして活用することができる。
請求項5に係る考案の水上浮揚型避難設備は、側板の上端にT字状又はL字状に固定される枠板と、本体の内側の対向する位置であって底板の平行な二辺に位置する各側板に対し設けられる階段を備えるので、船舶のフレーム(骨格部材)のような強度構造を用いることなく、避難した人を収容する本体(本体部分)の強度(縦強度・横強度)を確保することができる。
各請求項に係る考案の水上浮揚型避難設備は、本体、枠板、及び階段を構成する各部材が、アルミニウム合金製の金属板で形成されることとすれば、軽量で錆びにくく、また大きな浮力を得ることができる。
本考案の実施の形態における連結式の水上浮揚型避難設備の概略斜視図。 図1の水上浮揚型避難設備の平面図。 図2のA−A断面図。 図2のB−B断面図。 図1の水上浮揚型避難設備の応用例の説明図。 本考案の他の実施の形態における水上浮揚型避難設備の概略斜視図。
本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本考案の実施の形態における連結式の水上浮揚型避難設備の概略斜視図を示す。図2は図1の水上浮揚型避難設備の平面図を示す。図3は図2のA−A断面図を示す。図4は図2のB−B断面図を示す。
本考案の実施の形態における水上浮揚型避難設備1は、略同じ構造をもつ箱型の2つの水上浮揚型避難設備単体2,3を連結して一体とした連結式の水上浮揚型避難設備である。ここでは、第1水上浮揚型避難設備単体2について説明することとし、第2水上浮揚型避難設備単体3についての説明は省略する。
第1水上浮揚型避難設備単体2は、矩形状の外底板21、前記外底板21の対向する二辺であって長手方向に伸びる二辺に溶接等で固定される一対の側板23、前記外底板21の他の対向する二辺であって短手方向(幅方向)に伸びる二辺に溶接等で固定される一対の屈折する端板24を有する。
前記第1水上浮揚型避難設備単体2は、前記各側板23と前記各端板24の各側縁が溶接等で固定されて箱型の外観を呈する本体25を有する。
前記第1水上浮揚型避難設備単体2は、前記本体25の内部であって前記各端板24の屈折する位置に前記外底板21よりも若干長い矩形状の内底板22を有する。前記内底板22は、各辺において前記各側板23及び前記各端板24に溶接等により固定される。
前記第1水上浮揚型避難設備単体2は、前記本体25が二重底構造であって、前記本体25の内部には、前記内底板22、前記各側板23及び前記各端板24に囲まれて人を収容可能な略枡形の空間を有する。
また、前記第1水上浮揚型避難設備単体2は、前記側板23及び前記端板24の板厚よりも幅広の板材であって、一対の前記側板23及び一対の前記端板24の上端に断面視でT字状又はL字状に固定され、前記各側板23及び前記各端板24から前記本体25の内側へ庇状に突出する枠板26を備える。
さらに、前記第1水上浮揚型避難設備単体2は、前記内底板22の上面、前記側板23の内面、前記本体25の内側へ突出する前記枠板26の下面に固定される一組の階段側板27、一組の前記階段側板27の間に設けられる複数の踏板28を有する階段29を備える。
前記階段29は、前記本体25の内側の対向する位置であって各側板23に対し一対が設けられ、前記各側板23の側からの前記本体25の内部への人の出入りを可能とする。
ここで、前記第1水上浮揚型避難設備単体2は、前記本体25、前記枠板26及び前記階段29をアルミニウム合金製の金属板で形成することが好ましい。前記本体25、前記枠板26及び階段29がアルミニウム合金製の金属板で形成されることとすれば、軽量で錆びにくく、また大きな浮力を得ることができる。
本考案の実施の形態における水上浮揚型避難設備1は、前記第1水上浮揚型避難設備単体2と前記第2水上浮揚型避難設備単体3が並置され、それぞれの側板が隣接する状態でボルト・ナットにより連結して一体とされる。
そして、前記水上浮揚型避難設備1は、平時は地表面上に設置されており、例えば地震が発生した際、住民が前記本体25内部の空間に避難し、津波が押し寄せた際に水上に浮揚することで、人命を保護することができる。
前記各水上浮揚型避難設備単体2,3の寸法は、一例として、長さ7.44m、幅2.3m、高さ(深さ)1.3m、二重底の高さ0.35mとすることができる。前記各水上浮揚型避難設備単体2,3を連結した後の水上浮揚型避難設備1は、長さ7.44m、幅4.6m、高さ1.3mとなり、水上に浮揚した際に転覆しにくい寸法となる。
本考案の実施の形態における水上浮揚型避難設備1は、各水上浮揚型避難設備単体2,3のそれぞれが、各側板23の上端にT字状又はL字状に固定される枠板26と、本体25の内側の対向する位置であって各側板23に対し設けられる階段29を備えるので、船舶のフレーム(骨格部材)のような強度構造を用いることなく、避難した人を収容する本体25の強度(縦強度・横強度)を確保することができる。
特に、前記水上浮揚型避難設備1は、各水上浮揚型避難設備単体2,3のそれぞれにおいて、前記階段29の前記階段側板27が、内底板22の上面、側板23の内面、本体25の内側へ突出する枠板26の下面に固定されるので、前記本体25の強度を向上することができる。
また、前記水上浮揚型避難設備1は、2つの水上浮揚型避難設備単体2,3を連結して一体とする連結式の水上浮揚型避難設備であるので、設置場所までは単体の状態とすることで運搬が容易となり、設置場所において連結した状態とすることで幅広構造となって水害発生時に転覆しにくくなる。
前記水上浮揚型避難設備1は、各水上浮揚型避難設備単体2,3が、フレーム(骨格部材)を用いることなく強度を確保できるので、安価に提供することができる。
また、前記水上浮揚型避難設備1は、各水上浮揚型避難設備単体2,3が、本体25の上方を開放することで視認性が良好となるため、水害発生時に水上に浮揚した際に、避難した人が棒材等を操ることで障害物等への衝突を回避することができる。
前記水上浮揚型避難設備1は、各水上浮揚型避難設備単体2,3のそれぞれの本体25が二重底構造であるため、前記本体25の内部の人を収容する空間が水浸しになっても沈没を防ぐことができる。
図5は図1の水上浮揚型避難設備の応用例の説明図を示す。
本考案の実施の形態における水上浮揚型避難設備1は、2つの水上浮揚型避難設備単体2,3を連結して一体とした後の少なくとも四隅であって前記枠板26上にパイプ等の棒材41を立設することができる。
また、前記水上浮揚型避難設備1は、2つの水上浮揚型避難設備単体2,3を連結して一体とした後の本体の外周であって側板23及び端板24の外面に前記枠板26に平行に手摺42を設けることができる。
本考案の実施の形態における水上浮揚型避難設備1は、少なくとも前記四隅であって前記枠板26上に棒材41を立設することとすれば、例えば弛んだ架線を引っ掛けるなどすることで、当該設備に避難した人に対し危害が及ぶことを回避することができる。
また、前記水上浮揚型避難設備1は、本体の外周であって側板23及び端板24の外面に前記枠板26に平行に手摺42を設けることとすれば、水中を漂流する人が捕まることができる。前記手摺42は平時には雨よけ用のテントを括りつけるなどして活用することができる。
なお、前記水上浮揚型避難設備1は、前記各枠板26上に図示しない安全用の手摺を設けることもできる。
上記本考案の実施の形態における水上浮揚型避難設備1は、2つの水上浮揚型避難設備単体2,3を連結して一体とした連結式の水上浮揚型避難設備であるが、3つ以上の水上浮揚型避難設備単体2,3を連結して一体とした連結式の水上浮揚型避難設備とすることもできる。
また、上記水上浮揚型避難設備単体2,3を、単独で水上浮揚型避難設備として使用することもできる。
図6は本考案の他の実施の形態における水上浮揚型避難設備の概略斜視図を示す。
図6に示す水上浮揚型避難設備101は、図1に示す水上浮揚型避難設備1における各水上浮揚型避難設備単体2,3と形状において相違する。
本考案の他の実施の形態における水上浮揚型避難設備101は、本体125が二重底構造であって、長手方向に伸びる平行な二辺を有する同じ形状の外底板及び内底板を有する。
前記本体125は、前記外底板及び前記内底板の前記平行な二辺に位置する側板123、前記外底板及び前記内底板の前記平行な二辺以外の側縁に位置する側板124を有し、前記内底板及び前記各側板123,124に囲まれて人を収容可能な空間を内部に有する。
前記水上浮揚型避難設備101は、前記各側板123,124の板厚よりも幅広の板材であって、前記各側板123,124の上端に断面視でT字状又はL字状に固定され、前記各側板123,124から前記本体125の内側へ庇状に突出する枠板126を備える。
そして、前記水上浮揚型避難設備101は、前記内底板の上面、前記内底板の前記平行な二辺に位置する側板123の内面及び前記本体125の内側へ突出する前記枠板126の下面に固定される一組の階段側板127、一組の前記階段側板127の間に設けられる複数の踏板128を有する階段129を備える。
前記階段129は、前記本体125の内側の対向する位置であって前記内底板の前記平行な二辺に位置する各側板123に対し一対が設けられ、前記各側板123の側からの前記本体125の内部への人の出入りを可能とする。
本考案の他の実施の形態における水上浮揚型避難設備101は、平時は地表面上に単体で設置されており、例えば地震が発生した際、住民が前記本体125内部に避難し、津波が押し寄せた際に水上に浮揚することで、人命を保護することができる。
なお、前記水上浮揚型避難設備101は、図1に示す水上浮揚型避難設備1のように複数を連結して一体とした連結式の水上浮揚型避難設備単体として使用することもできる。
本考案は、上記実施の形態に限るものでなく、考案の範囲を逸脱しない限りにおいてその構成を適宜変更できることはいうまでもない。
本考案の水上浮揚型避難設備は、船舶のフレーム(骨格部材)のような強度構造を用いることなく、避難した人を収容する本体部分の強度を確保することができるものであり、安価に提供できるため、津波や洪水等の水害発生時に水上に浮揚して人命を保護する水上浮揚型避難設備として極めて有用である。
1 水上浮揚型避難設備
2 第1水上浮揚型避難設備単体
21 外底板
22 内底板
23 側板(第1側板)
24 端板(第2側板)
25 本体
26 枠板
27 階段側板
28 踏板
29 階段
3 第2水上浮揚型避難設備単体
41 棒材
42 手摺
101 水上浮揚型避難設備
123 側板
124 側板
125 本体
126 枠板
127 階段側板
128 踏板
129 階段

Claims (5)

  1. 矩形状の底板、前記底板の対向する二辺に位置する一対の第1側板、前記底板の他の対向する二辺に位置する一対の第2側板を有し、人を収容可能な空間を内部に有する本体と、
    前記本体の前記第1側板及び前記第2側板の板厚よりも幅広の板材であって、前記第1側板及び前記第2側板の上端にT字状又はL字状に固定される枠板と、
    前記本体の前記底板の上面及び前記第1側板の内面に固定される複数の階段側板、複数の前記階段側板の間に設けられる踏板を有し、前記本体の内側の対向する位置であって各第1側板に対し設けられ、前記本体の内部への人の出入りを可能とする階段と、
    を備える水上浮揚型避難設備単体を複数並設してなり、
    第1側板同士が隣接する状態で、複数の前記水上浮揚型避難設備単体を連結して一体とすることを特徴とする連結式の水上浮揚型避難設備。
  2. 複数の前記水上浮揚型避難設備単体は、
    前記階段の前記階段側板が、前記底板の上面、前記第1側板の内面、及び前記第1側板の上端に固定され該第1側板から前記本体の内側へ庇状に突出する前記枠板の下面に固定される請求項1記載の連結式の水上浮揚型避難設備。
  3. 複数の前記水上浮揚型避難設備単体は、前記本体がいずれも二重底構造であり、前記本体の前記底板は内底板である請求項1又は2記載の連結式の水上浮揚型避難設備。
  4. 複数の前記水上浮揚型避難設備単体を連結して一体とした後の四隅であって前記枠板上には棒材を立設し、前記本体の外周であって各側板の外面には前記枠板に平行に手摺を設けてなる請求項1乃至3のいずれかに記載の連結式の水上浮揚型避難設備。
  5. 平行な二辺を有する底板、及び前記底板の前記平行な二辺に位置する一対の側板、前記底板の前記平行な二辺以外の側縁に位置する側板を有し、人を収容可能な空間を内部に有する本体と、
    前記本体の各側板の板厚よりも幅広の板材であって、前記各側板の上端に固定される枠板と、
    前記本体の前記底板の上面及び前記底板の前記平行な二辺に位置する前記側板の内面に固定される複数の階段側板、複数の前記階段側板の間に設けられる踏板を有し、前記本体の内側の対向する位置であって前記底板の前記平行な二辺に位置する各側板に対し設けられ、前記本体の内部への人の出入りを可能とする階段と、
    を備えることを特徴とする水上浮揚型避難設備。
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