JP3212877B2 - プレス機の下死点補正装置 - Google Patents

プレス機の下死点補正装置

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JP3212877B2
JP3212877B2 JP17339596A JP17339596A JP3212877B2 JP 3212877 B2 JP3212877 B2 JP 3212877B2 JP 17339596 A JP17339596 A JP 17339596A JP 17339596 A JP17339596 A JP 17339596A JP 3212877 B2 JP3212877 B2 JP 3212877B2
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寿 森元
伸悟 馬場
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浅井興産株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リンク駆動式のプ
レス機における下死点補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、リンク駆動式のプレス機は、リン
ク駆動用の油圧シリンダに、プレス製品に応じた所定流
量の圧油を供給したものであるので、温度の変化、プレ
ス荷重の変化等により、フレ−ムの伸びや撓みが生じる
と、予め設定した下死点と実際の下死点が一致しなくな
り、プレス製品の品質にばらつきが生じる。そのため、
途中でプレス製品の検査を行い、品質にばらつきが出る
と、その都度、スライドに取り付けられた上型、及びボ
ルスタに取り付けられた下型の高さをシム等で調整して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のリンク駆動
式のプレス機にあっては、温度の変化、プレス荷重の変
化等により、フレ−ムの伸びや撓みによる下死点変化が
生じるため、途中で度々プレス製品の検査を行い、必要
ならば金型の高さを調整するというような作業をする。
そのため、従来のリンク駆動式のプレス機では、プレス
加工の生産性を高め、且つ品質の良いプレス製品を製造
するということが困難であるという問題がある。そこで
本発明では、フレ−ムの伸びや撓みによる下死点変化が
生じたとき、下死点を自動的に目標位置に補正すること
ができるリンク駆動式プレス機の下死点補正装置を提供
することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、油圧
シリンダによりリンク機構を介してプレス動作されたス
ライドの下死点位置を検知する手段と、前記スライドの
下死点位置を調整する手段と、前記スライドの下死点位
置調整量を検知する手段と、前記スライドの下死点位置
調整量に基づいて同スライドの最新の目標下死点位置を
設定したうえ前記スライドのプレス動作毎の下死点位置
が前記最新の目標下死点位置に一致するように前記油圧
シリンダを制御する制御手段とを備えることである。
【0005】請求項1の発明によれば、スライドが微動
され、同スライドの下死点位置が調整されると、下死点
位置調整量に基づいて自動的にスライドの最新の目標下
死点位置が設定される。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、リンク駆動式のプレ
ス機の要部構成を略体的に示した機構説明図である。プ
レス機のスライド1は、図示していないフレ−ムに沿っ
て上下する。また、ベッド2の上面にはボルスタ3が固
定されている。そしてスライド1の下面部には図示して
いない上型が取り付けられ、ボルスタ3の上面部には図
示していない下型が取り付けられる。
【0007】スライド1の上部に設けられた連結部1A
にはリンク4の一端部が連結され、リンク4の他端部は
レバ−5の一端部と連結されている。そしてレバ−5の
他端部はフレ−ム6に回動可能に取り付けられている。
リンク4とレバ−5との連結箇所には油圧シリンダ7の
ロッド8の先端部に設けられた連結部9が接続されてお
り、油圧シリンダ7の基端部はフレ−ム6に取り付けら
れている。
【0008】上記のような構成により、油圧シリンダ7
に圧油が供給されると、ロッド8が伸縮され、リンク4
とレバ−5とが駆動されるため、リンク4と連結された
スライド1がフレ−ムに沿って上下駆動される。油圧シ
リンダ7に圧油を供給するための油圧サ−ボバルブ10
は、後述するマイクロコンピュ−タCPU、及びサ−ボ
制御回路32により開閉制御される。この油圧サ−ボバ
ルブ10はサ−ボ制御回路32から出力される可変電圧
信号により開度が制御され、圧油の流量が可変されるた
め、油圧シリンダ7のロッド8のストロ−ク量が可変さ
れる。 油圧サ−ボバルブ10を介して油圧シリンダ7
に供給される圧油は、タンク11からポンプ12により
ポンプアップされる。尚、ポンプ12はモ−タ13によ
り駆動され、規定の圧力を超えるような油が油圧サ−ボ
バルブ10に供給されないようにリリ−フ弁14が設け
られている。
【0009】スライド1の移動位置を検出するため、ス
ライド1の側面に取り付けられた被検出体15と、この
被検出体15を検出し、この被検出体15の位置に対応
した信号を出力する検出ヘッド17とが設けられてい
る。尚、この検出ヘッド17はボルスタ3の側面に取り
付けられたブラケット16の上端部に固定されている。
この取付方法によりボルスタ3の上面からのスライド1
の位置がフレ−ムの伸びや撓み等の影響を受けずに正確
に検出される。
【0010】また、スライド1の被検出体15が取り付
けられた反対側の側部には、スライド1の下死点位置を
調整するスライドアジャストモ−タ20が取り付けら
れ、更にスライドアジャストモ−タ20によるスライド
1の下死点調整に伴う調整量をカウントするアブソリュ
−トエンコ−ダ21が取り付けられている。尚、このア
ブソリュ−トエンコ−ダ21の出力するカウント信号は
後述のマイクロコンピュ−タCPUに入力される。
【0011】次に、リンク駆動式プレス機の制御につい
て説明する。図2は、リンク駆動式プレス機の制御的な
構成を示したブロック図である。図2に示すように、制
御中枢としてマイクロコンピュ−タCPUが設けられて
おり、マイクロコンピュ−タCPUには、前述の油圧サ
−ボバルブ10の目標開度を指令する位置決めユニット
31が設けられている。この位置決めユニット31はサ
−ボ制御回路32と接続されており、サ−ボ制御回路3
2に対して油圧サ−ボバルブ10の目標開度に対応した
パルス信号を出力する。上記サ−ボ制御回路32は、上
記位置決めユニット31の目標開度指令のパルス信号
と、前述の検出ヘッド17からのスライド位置検知信号
をフィ−ドバックパルス分配回路33でパルス変換した
信号との偏差に基づいた信号をアナログ信号に変換して
油圧サ−ボバルブ10に出力する。
【0012】上記サ−ボ制御回路32には、上記のフィ
−ドバックパルス分配回路33の他に、目標開度指令の
パルス信号とスライド位置検知信号対応のパルス信号と
の偏差を演算したうえ偏差に対応した偏差信号を出力す
る偏差カウンタ34と、偏差カウンタ34からのデジタ
ル信号をアナログ信号に変換するD/A変換回路35
と、このD/A変換回路35からのアナログ信号を増幅
する増幅回路(ゲイン)36と、この増幅回路(ゲイ
ン)36から出力されたアナログ信号中のノイズを除去
するフィルタ回路37とが設けられている。そして、フ
ィルタ回路37から油圧サ−ボバルブ10に対して、前
記油圧シリンダ7のロッド8のストロ−ク量が、スライ
ド1の下死点目標値に一致するような可変電圧信号が出
力される。
【0013】マイクロコンピュ−タCPUの高速カウン
タ41は、フィ−ドバックパルス分配回路33からの信
号を入力してスライド1の現在の位置(上下方向及び位
置)をカウントする。また、前述のアブソリュ−トエン
コ−ダ21はマイクロコンピュ−タCPUに接続されて
おり、スライドアジャストモ−タ20によるスライド1
の下死点位置調整に伴う新しい目標下死点位置に対応し
た信号をマイクロコンピュ−タCPUに出力する。
【0014】マイクロコンピュ−タCPUに接続された
ディスプレイ装置42には、目標下死点デ−タ、速度デ
−タ、プレス製品の個数デ−タ等のデ−タが表示され
る。尚、マイクロコンピュ−タCPUは、アブソリュ−
トエンコ−ダ21から出力されたスライド1の下死点位
置調整に伴う信号に基づいて、自動的に新しい下死点の
目標位置を演算して記憶する。
【0015】次に、図3のフロ−チャ−トを参照しなが
ら、マイクロコンピュ−タCPUによる油圧サ−ボバル
ブ10の制御について説明する。ステップS1に示すよ
うに、マイクロコンピュ−タCPUに電源が投入され、
システムがイニシャライズされた状態で、ステップS2
ではマイクロコンピュ−タCPUとサ−ボ制御回路32
が運転準備完了か否かを判定し、運転準備に支障があれ
ば、その原因を取り除いたあと、ステップS3に進む。
尚、運転準備に支障がある内容については前述のディス
プレイ装置42に表示される。
【0016】ステップS3において、成形位置、プレス
速度などの設定をする。ステップS4においてプレス運
転を開始し、ステップS3で設定したデ−タに基づいて
ステップS5で油圧サ−ボバルブ10に目標下死点に応
じた電圧が印加されるような指令値を出力する。
【0017】ステップS5で油圧サ−ボバルブ10を制
御するに際して、マイクロコンピュ−タCPUは、前述
の目標開度指令パルス信号と、前述の検出ヘッド17か
らのスライド位置検知信号をフィ−ドバックパルス分配
回路33で変換したパルス信号との偏差に基づいて、ス
ライド1を目標とする下死点に降下させるような補正制
御をする。
【0018】ステップS6において、一行程の運転が終
了すると、続けて運転するか否かを判断し、再運転の判
断(YES)の場合はステップS4に戻り、同様の運転
を繰り返す。一方、運転の終了と判断した場合にはその
行程で運転を終了する。
【0019】以上のようにマイクロコンピュ−タCPU
は、検出ヘッド17の出力信号に基づくスライド1の実
際の下死点位置と、目標下死点位置との偏差をゼロにす
るように油圧サ−ボバルブ10の開度を制御するため、
スライド1の実際の下死点位置は、自動的に目標下死点
位置に補正される。
【0020】また、マイクロコンピュ−タCPUは、前
述のスライドアジャストモ−タ20によるスライド1の
下死点位置調整に伴うアブソリュ−トエンコ−ダ21か
らの位置信号に基づいて自動的に新しい下死点の目標位
置を演算するため、人為的に新しい目標下死点を設定す
る必要がない。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明によればスライドが微
動され、同スライドの下死点位置が調整されると、下死
点位置調整量に基づいて自動的にスライドの最新の目標
下死点位置が設定されるため、人為的にスライドの新し
い目標下死点位置を設定する手間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リンク駆動式のプレス機の要部構成を略体的に
示した機構説明図である。
【図2】リンク駆動式プレス機の制御的な構成を示した
ブロック図である。
【図3】リンク駆動式プレス機の制御フロ−図である。
【符号の説明】
1 スライド 4 リンク 5 レバ− 7 油圧シリンダ 10 油圧サ−ボバルブ 17 検出ヘッド 20 スライドアジャストモ−タ 21 アブソリュ−トエンコ−ダ 32 サ−ボ制御回路 CPU マイクロコンピュ−タ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧シリンダによりリンク機構を介して
    プレス動作されたスライドの下死点位置を検知する手段
    と、前記スライドの下死点位置を調整する手段と、前記
    スライドの下死点位置調整量を検知する手段と、前記ス
    ライドの下死点位置調整量に基づいて同スライドの最新
    の目標下死点位置を設定したうえ前記スライドのプレス
    動作毎の下死点位置が前記最新の目標下死点位置に一致
    するように前記油圧シリンダを制御する制御手段とを備
    えたプレス機の下死点補正装置。
JP17339596A 1996-07-03 1996-07-03 プレス機の下死点補正装置 Expired - Lifetime JP3212877B2 (ja)

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JPH1015700A JPH1015700A (ja) 1998-01-20
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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5957000A (ja) * 1982-09-27 1984-04-02 Toshiba Corp 下死点制御プレス装置
JPS61169200A (ja) * 1985-01-22 1986-07-30 Toshiba Corp プレス機械
JPH05253695A (ja) * 1992-03-12 1993-10-05 Asai Kosan Kk 油圧駆動リンクプレス機
JPH0631498A (ja) * 1992-07-17 1994-02-08 Teijin Seiki Co Ltd プレス機械
JPH07290299A (ja) * 1994-04-22 1995-11-07 Asahi Seiki Kogyo Kk トランスファプレスの工程別下死点位置補正装置

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