JP3212187U - 使い捨てカップ - Google Patents
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Abstract
【課題】 プラスチック材等のシートよりなり、デザイン性に優れるとともに使用に便利な使い捨てカップを提供する。【解決手段】 シート基材5が型成形されて周壁部2と底部3とが一体のカップ形態の使い捨てカップにおいて、周壁部2の高さを3〜5cmとするとともに周壁部2と底部3とのなす角を110°〜130°とし、周壁部2は上部にデザイン模様6が付されてなる使い捨てカップ。【選択図】図2
Description
この考案は、弁当箱内やパーティー等において食材を入れて用いる使い捨てカップに関する。
例えば、弁当箱内に使用する使い捨てカップとしてはアルミホイルよりなるものが一般的であるが、アルミホイルよりなるものは単に食材を区分けして納める容器としての機能は持つものの、デザイン面において限界がある。そこで、最近では弁当箱内におかずを可愛く、美しく配置できるように、デザイン模様を有するプラスチックシート製のカップが提供されている。
この考案では、プラスチック材等のシートよりなり、デザイン性に優れるとともに使用に便利な使い捨てカップを提供することを目的とする。
この考案では、シート基材が型成形されて周壁部と底部とが一体の使い捨てカップにおいて、前記周壁部の高さを3〜5cmとするとともに前記周壁部と前記底部とのなす角を110°〜130°とし、前記周壁部は上部にデザイン模様が付されてなることを特徴とする使い捨てカップを提供する。
上記構成の使い捨てカップは、周壁部の上部にデザイン模様が付されていることで意匠性に優れる。とくに、周壁部の高さがを3〜5cmと高いので食材を入れた際にも周壁部の上部にデザイン模様が隠れることなく見えることで意匠性に優れる。周壁部と底部とのなす角が110°〜130°とされて周壁部が開き状態となっていることで、深型であっても食材が容易に取り出せるとともに、周壁部上部のデザイン模様が上方から見えやすく、この点においても意匠性に優れる。周壁部と底部とのなす角が130°を越えて周壁部が開きすぎると、食材が安定して収納されないとともに、平面形状が大きくなって弁当箱内において使用するのに適さない。
この考案によれば、デザイン性に優れるとともに使用に便利で、お弁当やパーティー等において楽しく用いられる使い捨てカップが得られる。
図1はこの考案の使い捨てカップの実施形態の外観斜視図、図2は同部分断面説明図である。
使い捨てカップ1は、縦方向に複数本の折り込み部4が並設されたロート状に開く周壁部2と、その下部に連続一体の略円形の底部3とからなり、全体が一枚の円形の基材シート5よりなる。使い捨てカップ1の製造は、多数枚重ねられた基材シート5が型内に納められ加熱成形されることで行われる。
上記基材シート5は、内側PET樹脂フィルム8の外面に外側PET樹脂フィルム9が接着剤10により貼り付けられて構成されている。内側PET樹脂フィルム8の内面には帯電防止剤よりなるコーティング層20が設けられ、外面には印刷模様6と印刷層7が付されている。
上記印刷層7は周壁部2の上部を残す部分の全体にわたって設けられ、周壁部2の上部には多数の印刷模様6が形成されている。印刷層7が、例えば全体が青色とされることで、内側と外側のPET樹脂フィルム8、9、接着剤10、コーティング層20がともに透明であるので、使い捨てカップ1はその周壁部2の上部を残す部分全体が青色となって不透明部分100となり、周壁部2の上部の透明部分101に印刷模様6が位置している。
上記深型使い捨てカップ1はその高さ寸法Hが4.5cm程度と通常の使い捨てカップに比して高く設計されて深型となっており、周壁部2において3cm程度の高さまで印刷層7が位置して不透明部分100となっている。また、周壁部2と底部3とのなす角Xを115°とし、周壁部2は通常の使い捨てカップに比して開き状態となっている。
使い捨てカップ1の使用について説明する。食材Fは使い捨てカップ1の不透明部分100で囲まれる部分に納められる。食材Fは不透明部分100が周壁部2の3cm程度の高さまであることで不足なく納められ、かつ、不透明部分100の上縁位置を目安として適量の食材を容易に納めることができる。食材Fは不透明部分100で囲まれる部分に納められることで外面側からは見えにくく、かつ、周壁部2の透明部分101に印刷模様6が見えることで、見栄えが良くて意匠性に優れる。くわえて、周壁部2が開き状態となっていることで深型であっても食材が容易に取り出せるとともに、周壁部2の透明部分101の印刷模様6が上方から見えやすくて意匠性が高められている。
重ね状態の上記使い捨てカップ1において1個のものを取り外す際、使い捨てカップ1どうしの密着が少なく容易に取り外せ、また、取り外した使い捨てカップ1が手に吸着することもほとんどなかった。さらに、使い捨てカップ1への埃等の付着もほとんどなかった。これらは、内側PET樹脂フィルム8が、帯電防止剤よりなるコーティング層20を備えることで静電気にほとんど帯電していないことに起因すると考えられる。また、使い捨てカップ1はPET樹脂フィルム8、9よりなる基材シート5により構成されていることで、冷凍庫、オーブンレンジ内での使用が可能である。くわえて、印刷模様6と印刷層7とがPET樹脂フィルム8、9間に密封された状態になり食材や手に触れることがないので、衛生的にも優れる。
1 使い捨てカップ
2 周壁部
3 底部
5 基材シート
6 印刷模様(デザイン模様)
7 印刷層
8 内側PET樹脂フィルム
9 外側PET樹脂フィルム
2 周壁部
3 底部
5 基材シート
6 印刷模様(デザイン模様)
7 印刷層
8 内側PET樹脂フィルム
9 外側PET樹脂フィルム
Claims (1)
- シート基材が型成形されて周壁部と底部とが一体の使い捨てカップにおいて、
前記周壁部の高さを3〜5cmとするとともに前記周壁部と前記底部とのなす角を110°〜130°とし、前記周壁部は上部にデザイン模様が付されてなることを特徴とする使い捨てカップ。
Priority Applications (1)
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JP3212187U true JP3212187U (ja) | 2017-08-31 |
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ID=59721955
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2017002820U Active JP3212187U (ja) | 2017-06-06 | 2017-06-06 | 使い捨てカップ |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3212187U (ja) |
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2017
- 2017-06-06 JP JP2017002820U patent/JP3212187U/ja active Active
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