JP3211723B2 - デッキ受梁の端部固定方法 - Google Patents

デッキ受梁の端部固定方法

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JP3211723B2 JP14542497A JP14542497A JP3211723B2 JP 3211723 B2 JP3211723 B2 JP 3211723B2 JP 14542497 A JP14542497 A JP 14542497A JP 14542497 A JP14542497 A JP 14542497A JP 3211723 B2 JP3211723 B2 JP 3211723B2
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、土木や建設にお
ける原子力発電所などの壁式構造物において、床スラブ
下の合板型枠代わりにデッキプレートを用いる、所謂、
デッキ工法において、そのデッキプレート支持用のデッ
キ受梁端部を壁上端部に固定する時に採用するデッキ受
梁の端部固定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】デッキプレート支持用であるデッキ受梁
の端部固定方法として、従来では、次に述べる方法が一
般に知られている。即ち、例えば、図4に示すように、
壁30の上端部分へのコンクリート打設によって、壁30の
上端部表面に埋込み金物31を取付けると共に、この埋込
み金物31に、デッキ受梁32の端部を直接支持する鉄骨束
材33を現場溶接する。そして、この現場溶接された鉄骨
束材33にデッキ受梁32の端部をボルト接合することによ
り、埋込み金物31および鉄骨束材33を介して、デッキ受
梁32を壁30の上端部に固定する方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の端部固
定方法では、埋込み金物を固定すべく壁の上端部分へコ
ンクリートを打設した時に、埋込み金物が移動してしま
う等、据付け位置の精度が悪いものである。また、デッ
キ受梁の端部を直接支持する鉄骨束材は、壁上端部の表
面に固定した埋込み金物へ現場溶接で取付けるため、デ
ッキプレート据付け工事全体の工期延長につながる。さ
らに、比較的大型の埋込み金物や鉄骨束材を必要とする
ので、鉄骨材料の数量アップとなって、デッキプレート
据付け工事が高価なものになってしまう。しかも、デッ
キ受梁の端部を直接支持する鉄骨束材は、壁上端部の壁
面から突出しているため、その壁面近くに設置される機
器用配管などに干渉してしまうことがある。
【0004】この発明は前述した事情に鑑みて創案され
たもので、その目的は壁面から突出するような特別な支
持用部材を用いることなく、デッキ受梁の端部を壁の上
端部で直接支持できるようにして、デッキプレート据付
け工事の工期延長や工費がアップするようなことがない
デッキ受梁の端部固定方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の端部固定方法
によれば、壁コンクリートの打継形状およびデッキ受梁
端部形状を改善することにより、壁内の補強筋である縦
方向鉄筋を切断することなく、デッキ受梁を、直接、壁
コンクリート上に支持させることとする。
【0006】具体的には、壁の上端部に、デッキ受梁の
端部が挿入できる横断面略凹型形状の切欠き部を形成す
ると共に、その切欠き部内に、デッキ受梁の端部を埋設
するようにしてコンクリートを打設することにより、デ
ッキ受梁の端部を壁の上端部に直接固定する。なお、コ
ンクリートの打設前に切欠き部内へ挿入したデッキ受梁
の端部は、その下端面を、切欠き部における底辺の一部
として露出させた固定用鉄骨アングル材の溶着面に溶接
で取付けておく。また、この固定用鉄骨アングル材は、
壁の内部補強鉄筋である縦方向鉄筋のデッキ受梁固定位
置に溶接で取付けたものとする。
【0007】このような、この発明の端部固定方法で
は、壁上端部に形成した切欠き部内へデッキ受梁端部を
挿入してのコンクリート打設で、デッキ受梁の端部を壁
の上端部に固定することにより、前述した従来のデッキ
受梁の端部固定方法のように埋込み金物や支持用鉄骨束
材などを用いずに、工期延長や工費がアップすることな
く、デッキ受梁の壁上端部への固定を容易に行えるよう
にする。
【0008】また、切欠き部内において、デッキ受梁端
部の下端面と固定用鉄骨アングル材の溶着面とを溶着す
ることにより、コンクリート打設時にデッキ受梁の端部
が切欠き部内で移動してしまうようなことがなく、デッ
キ受梁の壁上端部への固定を容易かつ確実に行えるよう
にする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明のデッキ受梁の端
部固定方法を、図示する一実施形態によって説明する。
【0010】デッキプレート支持用のデッキ受梁1を、
壁2の上端部に固定させる時に採用するデッキ受梁1の
端部固定方法としては、先ず、図2に示すように、壁2
の内部補強鉄筋を組上げた時点で、その補強鉄筋である
縦方向鉄筋3のデッキ受梁1固定位置に、デッキ受梁1
端部の下端面が当接可能な溶着面4aを有する固定用鉄骨
アングル材4を溶接で取付けておく。
【0011】なお、この実施形態での固定用鉄骨アング
ル材4は、図2に示すように、デッキ受梁1端部の下端
面が当接する溶着面4aを有している当接用板体5aおよび
この当接用板体5aから垂下する垂下板体5bから断面略L
字状に形成されている本体5と、この本体5における当
接用板体5aの両側面から折曲して突出しており、壁2の
内部補強鉄筋である各縦方向鉄筋3への係止部6とから
構成されている。
【0012】そして、この固定用鉄骨アングル材4は、
その両係止部6を、図2に示すように、各縦方向鉄筋3
に係止させることで、縦方向鉄筋3のデッキ受梁1固定
位置に仮止めされる。その後、この仮止めされた固定用
鉄骨アングル材4は、溶接によって縦方向鉄筋3へ取付
けられることとなる。
【0013】次に、図3に示すように、内部補強鉄筋を
組上げた部分にコンクリート7を打設して壁2の上端部
を形成する。そして、この壁2の上端部を形成する時に
は、デッキ受梁1の支持位置に、デッキ受梁1の端部が
挿入できる横断面略凹型形状の切欠き部8を形成すると
共に、この切欠き部8における底辺8aの一部を固定用鉄
骨アングル材4の溶着面4aを露出させて構成する。
【0014】なお、この実施形態での切欠き部8は、例
えば、その横方向を一般的なデッキ受梁1のフランジ幅
よりも40mm広い140mm 程度とし、その縦方向をデッキ受
梁1の梁成(上下フランジ間の高さ)程度とし、その奥
行きを200mm 程度としたものが考えられる。
【0015】次に、図1(b) に示すように、壁上端部に
形成した切欠き部8へデッキ受梁1の端部を挿入すると
共に、そのデッキ受梁1端部の下端面を固定用鉄骨アン
グル材4の溶着面4aに当接させて、デッキ受梁1端部の
下端面と固定用鉄骨アングル材4の溶着面4aとを溶接し
て固定する。
【0016】なお、この実施形態でのデッキ受梁1は、
その端部において、フランジ幅を各縦方向鉄筋3の間に
差し込めるように、予め、工場で加工しておく。例え
ば、通常のデッキ受梁1とする鉄骨のフランジ幅は250m
m から500mm 程度であるが、その端部において、フラン
ジ幅を各縦方向鉄筋3の間に差し込めるように、予め、
工場で100mm 程度に加工しておく。
【0017】このような構成からなる、この発明のデッ
キ受梁1の端部固定方法によれば、壁2の上端部に形成
した切欠き部8内へデッキ受梁1端部を挿入しコンクリ
ートを打設することで、デッキ受梁1の端部を壁2の上
端部に固定することにより、前述した従来のデッキ受梁
の端部固定方法(図4参照)のように、埋込み金物31や
鉄骨束材33などを用いずに、工期延長や工費がアップす
ることなく、デッキ受梁1の壁2上端部への固定を容易
に行うことができる。
【0018】また、切欠き部8内において、デッキ受梁
1端部の下端面と固定用鉄骨アングル材4の溶着面4aと
を溶着することで、コンクリート打設時にデッキ受梁1
の端部が切欠き部8内で移動してしまうようなことがな
く、デッキ受梁1の壁2上端部への固定を容易かつ確実
に行うことができる。
【0019】
【発明の効果】この発明の端部固定方法によれば、壁上
端部に形成した切欠き部内へデッキ受梁端部を挿入しコ
ンクリートを打設することで、デッキ受梁の端部を壁の
上端部に固定することにより、前述した従来のデッキ受
梁の端部固定方法のように、埋込み金物や支持用鉄骨束
材などを用いずに、工期延長や工費がアップすることな
く、デッキ受梁の壁上端部への固定を容易に行うことが
できる。
【0020】また、切欠き部内において、デッキ受梁端
部の下端面と固定用鉄骨アングル材の溶着面とを溶着す
ることで、コンクリート打設時にデッキ受梁の端部が切
欠き部内で移動してしまうようなことがなく、デッキ受
梁の壁上端部への固定を容易かつ確実に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) はこの発明の端部固定方法によって、デッ
キ受梁を壁上端部へ固定した状態を示す概略断面図で、
(b) はデッキ受梁を壁上端部へ固定した状態を示す概略
斜視図である。
【図2】この発明の端部固定方法によって、デッキ受梁
を壁上端部へ固定する過程を示す概略斜視図である。
【図3】この発明の端部固定方法によって、デッキ受梁
を壁上端部へ固定する過程を示す概略斜視図である。
【図4】従来の端部固定方法によって、デッキ受梁を壁
上端部へ固定した状態を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1…デッキ受梁、2…壁、3…縦方向鉄筋、4…固定用
鉄骨アングル材、4a…溶着面、5…本体、5a…当接用板
体、5b…垂下板体、6…係止部、7…コンクリート、8
…切欠き部、8a…底辺。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デッキプレート支持用のデッキ受梁を、
    壁の上端部に固定させる時に採用するデッキ受梁の端部
    固定方法であり、 前記壁の内部補強鉄筋を組上げた時点で、その補強鉄筋
    である縦方向鉄筋の前記デッキ受梁固定位置に、デッキ
    受梁端部の下端面が当接可能な溶着面を有する固定用鉄
    骨アングル材を溶接で取付け、 前記内部補強鉄筋を組上げた部分にコンクリートを打設
    して、前記壁の上端部を形成する時点で、前記デッキ受
    梁の支持位置に、デッキ受梁の端部が挿入できる横断面
    略凹型形状の切欠き部を形成すると共に、この切欠き部
    における底辺の一部を前記固定用鉄骨アングル材の溶着
    面を露出させて構成し、 前記壁上端部の前記切欠き部に、前記デッキ受梁の端部
    を挿入すると共に、そのデッキ受梁端部の下端面を前記
    固定用鉄骨アングル材の溶着面に当接させて、デッキ受
    梁端部の下端面と固定用鉄骨アングル材の溶着面とを溶
    接し、その後、切欠き部内にコンクリートを打設するこ
    とで、デッキ受梁の端部を壁の上端部に固定することを
    特徴とするデッキ受梁の端部固定方法。
  2. 【請求項2】 前記デッキ受梁の端部は、前記壁の内部
    補強鉄筋である各縦方向鉄筋の間に挿入できるように形
    成されていることを特徴とする請求項1記載のデッキ受
    梁の端部固定方法。
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