JP3211273B2 - 共役ジエン重合体類の製造方法 - Google Patents
共役ジエン重合体類の製造方法Info
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Description
率と狭い分子量分布とを有し、優れたゴム特性を示す共
役ジエン重合体類を、極めて高効率に製造する方法に関
するものである。
ジエン重合体類の製造方法としては、既に多数の方法が
公知である。特にニッケル、コバルト、チタン等の遷移
金属化合物を主成分とする複合触媒を用いて得られるブ
タジエン重合体は、一般にはシス結合含率が90%を越
えるものであり、リチウム基材触媒による低シスブタジ
エン重合体とともに工業的に製造され、各種用途に広く
使用されている。
法として、希土類金属化合物を主成分とする複合触媒を
用いる方法も知られている。この場合に得られるブタジ
エン重合体は、遷移金属触媒によって得られる高シスブ
タジエン重合体に比較して、粘着性に優れるといった特
長を有するとされている(Kautschuk und
Gummi Kunststoffe.第22巻,2
93頁,1969年刊行参照)。
希土類金属化合物あるいはこれらの複合触媒系全体の重
合溶媒等に対する溶解性は十分でなく、不均一になる場
合もあり、その触媒活性は不十分なものであった。又、
得られるブタジエン重合体の分子量分布は広いものとな
り、それ故、弾性特性等のゴム性能も一般の高シスブタ
ジエンゴムに比較して特に優れるというものではなかっ
た。
媒の欠点を改良すべく種々の試みも既になされている。
例えば重合触媒を重合系への添加に先立ち、少量の共役
ジエンの存在下に予備反応し、活性を向上させる方法
(特公昭47−14729号公報)、複合触媒の主成分
である希土類金属化合物として、希土類金属のアルコラ
ートを用いる方法、特定された三級カルボン酸のネオジ
ム塩を用いて複合触媒の溶解性を改善した方法(特開昭
54−40890号公報、特開昭55−66903号公
報)がある。
ム塩を主成分として用いる方法(Pyoc.China
−US Bilateral Symp.Polym.
Chem.Phys.,1979,382(1982年
刊行)参照)等も知られているが、ネオジム塩の有機溶
媒に対する溶解性及び触媒活性は必ずしも十分なもので
はなく、さらなる改善が望まれていた。
て、カルボン酸の希土類金属塩とアルコールもしくはア
セチルアセトン等のルイス塩基との反応生成物を主成分
とする複合触媒を用いることによって、炭化水素溶媒に
対する重合触媒の溶解性を改善し、高い重合活性が達成
する方法も開示されている(特開昭58−1709号公
報)。
有機化合物の重合溶媒への混入は、特に比較的高い重合
温度域での有機アルミの如き有機金属類の必要使用量の
増大を招く場合があり、又得られる重合体の分子量の不
均一性が拡大、即ち分子量分布が拡大することになり、
目的によっては好ましいものではなかった。又、従来技
術の範囲で、特に高い触媒活性を達成するためには、予
備反応もしくは触媒熟成等の特殊な操作も利用できる。
しかし、この予備反応もしくは触媒熟成等の操作は、工
業的には生産プロセスを複雑化するものであり、生産効
率の低下、生産コストの上昇等の問題を来すものであっ
た。
属化合物を主成分とする複合触媒、特にカルボン酸の希
土類金属塩化合物を主成分とする複合触媒によって、高
いシス含率の共役ジエン重合体が得られることは既に知
られている。しかし、ネオジム塩の有機溶媒に対する溶
解性及び重合活性のさらなる改善が望まれるところであ
った。
を解決するために鋭意検討した結果、特定構造のカルボ
ン酸の希土類金属塩化合物が炭化水素溶媒に対する溶解
性に極めて優れ、これを用いる複合触媒は予備反応もし
くは触媒熟成等の特殊な操作を必要とせずに、極めて高
い触媒活性を達成でき、しかも得られる重合体類は高い
シス含率と分子量分布の均一性に優れ、狭い分子量分布
を有するものであることを見い出し本発明に到達した。
属塩、
ハライドから選ばれるハロゲン含有ルイス酸化合物から
なる複合触媒の存在下に、共役ジエン類を塊状重合又は
炭化水素溶媒中で溶液重合することを特徴とする共役ジ
エン重合体類の製造方法である。ここに、複合触媒成分
(a)を示す一般式中のLnは希土類金属元素であり、
Hは水素原子であり、R1 ,R2 は炭素原子3〜20個
を有するアルキル基を示し、かつ、下式で定義されるア
ルキル基の分岐指数bが0.15〜0.4の範囲であ
る。
含むカルボン酸全体の炭素数を示し、3級炭素数と4級
炭素数の和とは、カルボキシル基の炭素を除く全アルキ
ル基における数である。
炭化水素溶媒に対する極めて優れた溶解性、即ち極めて
高い溶解度と極めて低い溶液粘度は、希土類金属塩の配
位子であるカルボン酸基を本発明によって開示するとこ
ろの特定構造に限定することによって初めて達成された
ものである。即ち、カルボン酸化合物のアルキル基の分
岐度を特定範囲のものに限定することによって有機溶媒
に対する高い溶解性を達成するとともに、カルボキシル
基に対してα位の炭素に直接結合した水素原子を導入す
ることによって、極めて低い溶液粘度を達成できること
を見い出し本発明に到達したものである。
中では極めて会合し易く、その分子量に比較して極めて
高い溶液粘度を示すことになる。それ故、本発明におい
て用いるカルボン酸の希土類金属塩が極めて低い溶液粘
度を示すことは、これらカルボン酸の希土類金属塩が無
極性の有機溶媒中でも低い会合度で溶解しており、即ち
分子溶解性に優れていることを意味するものである。そ
れにより達成される本発明の複合触媒を用いる製造方法
の作用効果、即ち複合触媒の高い重合活性と得られる重
合体の分子量分布の高い均一性の達成等は、驚くべきも
のである。
元素とは原子番号21,39及び57から71の元素で
あり、好ましくは原子番号57から71、より好ましく
は57から60の元素であり、最も好ましい金属はネオ
ジムである。用いることのできる希土類金属は希土類金
属相互の混合物であっても、又少量の他の金属を含むも
のであっても当然構わない。
ボン酸基は高度に分岐したアルキル基とカルボキシル基
に対してα位の炭素に直接結合した水素原子を有する二
級カルボン酸の酸基から選ばれる。一級カルボン酸基で
は希土類金属塩の有機溶媒に対する高い溶解性が達成で
きない。また二級カルボン酸基であってもアルキル基の
分岐指数bが0.15〜0.4の範囲でなければ、やは
り高い有機溶媒に対する高い溶解性は十分に達成できな
い。好ましくは0.2〜0.4さらに好ましくは0.2
5〜0.4である。
に直接結合した水素原子を有していなければ、本発明の
特徴の一つである希土類金属塩の低い溶液粘度、即ち、
無極性有機溶媒中の高い分子溶解性は達成できない。さ
らに好ましいカルボン酸基は、次の化4式で表され、
の範囲にあり、一般式中R3 〜R6 はそれぞれ炭素数1
〜3の範囲のアルキル基を示し、R7 〜R10はそれぞれ
水素又は炭素数1〜3の範囲のアルキル基を示し、Hは
水素原子を示し、n及びmはそれぞれ0又は1〜15の
範囲の整数を示す化合物である。最も好ましいカルボン
酸基は、上記一般式中R3 〜R8 がメチル基を示し、R
9 及びR10はそれぞれ水素原子又はメチル基を示し、n
及びmはそれぞれ2〜7の範囲の整数を示す化合物であ
る。
に優れた効果、即ちこれを用いる複合触媒の高い重合活
性と得られる重合体の分子量分布の均一性等を達成でき
る。又、本発明で使用される複合触媒成分(a)を構成
するカルボン酸には、本発明に特に規定しない各種有機
酸、本発明で規定する以外のカルボン酸や有機リン酸、
スルホン酸、フェノール等を不純物として含むものであ
っても構わない。この場合本発明で規定する二級カルボ
ン酸が少なくとも50モル%が好ましく、より好ましく
は70%、特に好ましくは90%以上である。
酸は、例えば対応するアルデヒドを水酸化ナトリウム存
在下にアルドール縮合された後、水素添加反応すること
によりアルコールを合成し、これをアルカリ溶融中で酸
化させることにより得ることができる。又、ジヒドロ−
1,3−オキサジン誘導体にn−ブチルリチウムを反応
させた後、ハロゲン化アルキル等でアルキル化し、水素
化ホウ素ナトリウム等で還元し加水分解することによっ
て得られたアルデヒドを酸化させることによっても得る
ことができる。
の好ましい具体例としては、2−イソプロピル−4−メ
チルペンタン酸、2−tert−ブチル−4−メチルペ
ンタン酸、2−sec−ブチル−4−メチルペンタン
酸、2−イソブチル−4−メチルペンタン酸、2−イソ
プロピル−5−メチルヘキサン酸、2−イソプロピル−
5,5−ジメチルヘキサン酸、2−イソブチル−3,
5,5−トリメチルヘキサン酸、2−イソブチル−5,
5−ジメチルヘキサン酸、2−sec−ブチル−5,5
−ジメチルヘキサン酸、2−tert−ブチル−5,5
−ジメチルヘキサン酸、2−(1,5−ジメチルヘキシ
ル)−5,5−ジメチルヘキサン酸、2−イソプロピル
−4−メチルヘプタン酸、2−sec−ブチル−4−メ
チルヘプタン酸、2−sec−ブチル−5−メチルヘプ
タン酸、2−イソブチル−4−メチルヘプタン酸、2−
イソブチル−6−メチルヘプタン酸、2−tert−ブ
チル−4−メチルヘプタン酸、2−(1,3,3−トリ
メチルブチル)−4−メチルヘプタン酸、2−イソプロ
ピル−5,7,7−トリメチルオクタン酸、2−イソブ
チル−5,7,7−トリメチルオクタン酸。
ン酸、2−tert−ブチル−5,7,7−トリメチル
オクタン酸、2−sec−ブチル−5,7,7−トリメ
チルオクタン酸、2−(1,5−ジメチルヘキシル)−
5,7,7−トリメチルオクタン酸、2−(2−メチル
ペンチル)−3,7−ジメチルオクタン酸、2−(1,
3,3−トリメチルブチル)−4−メチルオクタン酸、
2−(1,3,3−トリメチルブチル)−5,7,7−
トリメチルオクタン酸、2−イソブチル−3,7−ジメ
チルオクタン酸、2−(2−メチルヘキシル)−3,7
−ジメチルオクタン酸、2−(1,5−ジメチルヘキシ
ル)−5,9−ジメチルデカン酸などが挙げられる。
tert−ブチル−4−メチルペンタン酸、2−ter
t−ブチル−5,5−ジメチルヘキサン酸、2−イソブ
チル−3,5,5−トリメチルヘキサン酸、2−ter
t−ブチル−4−メチルヘプタン酸、2−(1,3,3
−トリメチルブチル)−4−メチルヘプタン酸、2−
(1,3,3−トリメチルブチル)−4−メチルオクタ
ン酸、2−(1,3,3−トリメチルブチル)−5,
7,7−トリメチルオクタン酸を挙げることができる。
これらの2種以上の混合物であっても当然構わない。
ば対応するカルボン酸のナトリウム塩と希土類金属の塩
化物を、水、アルコールもしくはアセトン等の溶媒中で
反応させることによって容易に得ることができる。本発
明の複合触媒を構成する成分(b)である有機アルミニ
ウム化合物は、下記化5式で表される。
2から8の範囲の脂肪族炭化水素基、脂環族炭化水素
基、又は炭素数6〜20、好ましくは6〜12の範囲の
アルキル置換芳香族炭化水素基を表す。kは0,1又は
2、好ましくは0又は1であり、Hは水素原子を示す。
としては、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミ
ニウム、トリイソプロピルアルミニウム、トリイソブチ
ルアルミニウム、トリヘキシルアルミニウム、トリシク
ロヘキシルアルミニウム、ジエチルアルミニウムハイド
ライド、ジイソブチルアルミニウムハイドライド、エチ
ルアルミニウムジハイドライド、イソブチルアルミニウ
ムジハイドライド等が挙げられる。特に好ましい例とし
てはトリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニ
ウム、ジエチルアルミニウムハイドライド、ジイソブチ
ルアルミニウムハイドライドを挙げることができる。
又、これらの2種以上の混合物であっても構わない。
あるハロゲン含有ルイス酸化合物は、周期律表のIII
b,IVb又はVbに属する元素のハライド、好ましくは
ハロゲン化炭化水素、アルミニウム元素のハライドない
しは有機金属ハライドが挙げられ、ハライドとしては塩
素又は臭素が好ましい。
ロライド、アリルクロライド、四塩化炭素、メチルアル
ミニウムジブロマイド、メチルアルミニウムジクロライ
ド、エチルアルミニウムジブロマイド、エチルアルミニ
ウムジクロライド、ブチルアルミニウムジブロマイド、
ブチルアルミニウムジクロライド、ジメチルアルミニウ
ムブロマイド、ジメチルアルミニウムクロライド、ジエ
チルアルミニウムブロマイド、ジエチルアルミニウムク
ロライド、ジブチルアルミニウムブロマイド、ジブチル
アルミニウムクロライド、メチルアルミニウムセスキブ
ロマイド、メチルアルミニウムセスキクロライド、エチ
ルアルミニウムセスキブロマイド、エチルアルミニウム
セスキクロライド、ジブチル錫ジクロライド、アルミニ
ウムトリブロマイド、三塩化アンチモン、五塩化アンチ
モン、三塩化リン、五塩化リン及び四塩化錫があり、特
に好ましい例としてはジエチルアルミニウムクロライ
ド、エチルアルミニウムセスキクロライド、エチルアル
ミニウムジクロライド、ジエチルアルミニウムブロマイ
ド、エチルアルミニウムセスキブロマイド及びエチルア
ルミニウムジブロマイドが挙げられる。
触媒の各成分の量もしくは組成比は、その目的によって
異なるものとなる。一般には共役ジエン類単量体100
グラムあたり、成分(a)の使用量は0.01〜5ミリ
モルが好ましく、より好ましくは0.05〜1ミリモル
の範囲で使用できる。又一般には成分(b)の使用量
は、0.1〜50ミリモルが好ましく、より好ましくは
0.5〜10ミリモルの範囲で使用できる。さらに成分
(c)の使用モル量はその分子中に含まれるハロゲン原
子数で異なるものとなり、成分(a)1モルに対するハ
ロゲン原子数で表し、一般にはハロゲン原子/(a)=
1〜6が好ましく、より好ましくは2〜4の範囲で使用
できる。
きる単量体としては、ブタジエン、イソプレン、ピペリ
レン、ジメチルブタジエン等の炭素数4〜8の範囲の共
役ジエン化合物あるいはその混合物から選ぶことがで
き、最も好ましい単量体はブタジエンである。又スチレ
ン等のビニル芳香族炭化水素化合物共存下に重合もしく
はビニル芳香族化合物と共重合することも可能である。
液重合法によって実施される。溶液重合法を用いる場合
に使用できる重合溶媒としては、n−ペンタン、n−ヘ
キサン、n−ヘプタン、シクロヘキサン、ベンゼン、ト
ルエン等の沸点が200℃以下の脂肪族炭化水素、脂環
族炭化水素又は芳香族炭化水素が好ましい。重合溶媒は
これらの2成分の混合物であっても当然構わない。
等のハロゲン化炭化水素やケトン化合物やエーテル化合
物、トリアルキルアミン化合物等の非プロトン性の極性
有機溶媒を少量含むことも可能であり、条件により複合
触媒の重合溶媒への溶解性ひいては重合活性をさらに改
善できる。
30〜150℃が好ましく、より好ましくは10〜12
0℃、特に好ましくは30〜100℃で実施される。重
合反応形式は回分法あるいは連続法のいずれにおいても
利用できる。また、重合に先立って、共役ジエン単量体
の共存下あるいは非共存下に、触媒成分の一部の組合
せ、あるいは全てを予備反応あるいは熟成することも本
発明の製造方法においては可能である。
所定の重合率を達成した後、必要により公知の末端変性
剤もしくは末端分岐化剤、さらには重合停止剤、重合体
安定剤を反応系に加え、共役ジエン重合体類の製造にお
ける公知の脱溶媒、乾燥操作、例えばスチームストリッ
ピング乾燥、加熱乾燥等により重合体を回収できる。
合技術で公知の各種末端変性剤から選ぶことができる。
具体的な例は、例えば下記の公知資料により知ることが
できる。 特開昭62−149708号公報 特開昭62−156104号公報 特開昭62−161844号公報 特開昭63−003041号公報 特開昭62−022852号公報
ニオン重合技術で公知の末端分岐化剤から選ぶことがで
きる。この例としては、マルチエポキシド、マルチイソ
シアネート、マルチイミン、マルチアルデヒド、マルチ
ケトン、マルチ酸無水物、マルチエステル、モノエステ
ル、マルチハライド、一酸化炭素及び二酸化炭素が挙げ
られる。
ルシラン、トリクロルモノメチルシラン、トリクロルモ
ノエチルシラン、ジクロルジエチルシラン等のマルチハ
ロゲン化硅素化合物、テトラクロルスズ、トリクロルモ
ノメチルスズ、トリクロルモノエチルスズ等のマルチハ
ロゲン化スズ化合物、炭酸ジエチル、炭酸ジフェニル、
アジピン酸ジエチル等のエステル化合物である。
対して当量となるような量が最大枝分れに最適の量と考
えられている。しかし所望のカップリング度によって、
いかなる範囲のカップリング剤量も使用できる。一般に
は有機アルミニウムあたり0.1〜1.5当量のカップ
リング剤量で使用する。カップリング剤は単独もしくは
不活性炭化水素溶液として添加することができる。又カ
ップリング剤は一度に、分割してあるいは連続的に添加
できる。カップリング反応はその反応性によっても異な
るが、通常重合温度に近い温度で、数分から数時間行
う。
性有機化合物から選ぶことができる。後者の例として
は、各種のアルコール、フェノール、カルボン酸化合物
を挙げることができる。又重合体安定剤は公知の共役ジ
エン重合体類の安定剤、酸化防止剤から選ぶことができ
る。これらの特に好ましい例としては2,6−ジ−te
rt−ブチル−4−メチルフェノール、トリノニルフェ
ニルホスフェート、フェニル−β−ナフチルアミン、
N,N′−ジアルキルジフェニルアミン、N−アルキル
ジフェニルアミン等が挙げられる。
分子量分布とを有し、優れたゴム特性を示す共役ジエン
重合体類を、極めて高効率に製造する方法を提供するも
のである。得られた重合体は、その優れたゴム特性を生
かす各種用途、例えば必要により他の合成ゴムあるいは
天然ゴムと混合し、トレッド、カーカス、サイドウォー
ル、ビード部等のタイヤ各部位への利用、あるいはホー
ス、窓枠、ベルト、防振ゴム、自動車部品の原料ゴム等
の工業用品への利用、さらには耐衝撃性ポリスチレン、
ABS樹脂等の樹脂強化剤として利用することによって
優れた性能、効果を達成できる。
するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定されるも
のではない。
化6式
下記に示す手法により調製した。高度に分岐した二級カ
ルボン酸は、1モル/1濃度の水酸化ナトリウム水溶液
750mlを約80℃で加熱攪拌した中にイソバレルアル
デヒド301g(3.5mol)を徐々に滴下し、アルドー
ル縮合させる。冷却後、有機層を減圧蒸留することによ
り、2−イソプロピル−5−メチル−2−ヘキセナール
が得られた。さらにこれをニッケル触媒を用いて水素添
加させ、分離、精製することによって、2−イソプロピ
ル−5−メチルヘキサン酸を得た。
を水酸化ナトリウム水溶液に加え、ナトリウム塩水溶液
とした後、塩化ネオジムの水溶液と攪拌混合することに
より、2−イソプロピル−5−メチルヘキサン酸ネオジ
ムを調製した。得られた化合物は、シクロヘキサン溶液
とし、重合に使用した。さらに、カルボン酸の希土類金
属塩シクロヘキサン溶液の粘度をB型粘度計にて測定し
た。結果を表1に示す。
乾燥窒素で十分置換し、重合に用いた。実施例1は、9
0gの1,3−ブタジエンを含む600gのシクロヘキ
サン混液をオートクレーブ内に圧入した後、2−イソプ
ロピル−5−メチルヘキサン酸ネオジム0.277ミリ
モル、ジイソブチルアルミニウムハイドライド4.44
ミリモル、エチルアルミニウムセスキクロライドをCl
/Nd=3元素比になる如く添加し、65℃で2時間重
合を行った。重合後、BHT〔2,6−ビス(tert
−ブチル)−4−メチルフェノール〕の10wt%のメタ
ノール/シクロヘキサン混合溶液10mlで反応を停止さ
せ、さらに大量のメタノールで重合体を分離させ、50
℃で真空乾燥した。
酸の塩であるステアリン酸ネオジム、イソステアリン酸
ネオジム、二級のカルボン酸であって、そのアルキル基
の分岐指数bが本発明の範囲外の2−エチルヘキサン酸
ネオジムあるいは三級のカルボン酸であるバーサチック
酸ネオジムを使用した結果である。このようにして得ら
れた重合体の収率、1,4−シス含率、分子量分布、ム
ーニー粘度を表1に示す。
し、モレロ法にてデーター処理して求めた。 2)分子量分布はゲルパーミエーションクロマトグラフ
ィーを用い、THF(テトラヒドロフラン)を展開溶剤
として測定した。
ン酸ネオジムにかえて表2記載のカルボン酸のネオジム
を用い、重合温度を45℃、重合時間を8時間とし、そ
れ以外の条件は実施例1と同様に実施した。結果を表2
に示す。
ネオジム0.277ミリモルと、ジイソブチルアルミニ
ウムハイドライド4.44ミリモルを予め少量のブタジ
エンモノマー存在下に、窒素雰囲気下、ガラスボトル中
で混合し、10分間予備反応させ、さらにエチルアルミ
ニウムセスキクロライドをCl/Nd=3元素比になる
如く添加し、1時間熟成させたものを用いた。重合温度
は45℃、重合時間は8時間とし、それ以外の条件は実
施例1と同様に実施した。結果を表3に示す。
ドにかえて表4記載の有機アルミニウムを用い、45℃
にて8時間重合した以外は実施例2と同様に実施した。
結果を表4に示す。
ドにかえて、表5記載のハロゲン含有ルイス酸を、Cl
/Nd=3元素比になる如く用いた以外は実施例2と同
様に実施した。結果を表5に示す。
希土類金属塩化合物が炭化水素溶媒に対する溶解性に極
めて優れ、これを用いることにより、本発明の複合触媒
は予備反応又は触媒熟成等の特殊な操作を必要とせず
に、極めて高い触媒活性を達成でき、しかも得られる重
合体類は高いシス含率と分子量分布の均一性に優れ、狭
い分子量分布を有する。
Claims (4)
- 【請求項1】 (a)下記化1式で表される二級カルボ
ン酸の希土類金属塩、 【化1】 (b)有機アルミニウム化合物 (c)周期律表のIIIb、IVb又はVbに属する元素の
ハライドから選ばれるハロゲン含有ルイス酸化合物から
なる複合触媒の存在下に、共役ジエン類を塊状重合又は
炭化水素溶媒中で溶液重合することを特徴とする共役ジ
エン重合体類の製造方法。ここに、複合触媒成分(a)
を示す化1式中のLnは希土類金属元素であり、R1 及
びR2 は炭素原子3〜20個を有するアルキル基を示
し、かつ、下式で定義されるアルキル基の分岐指数bが
0.15〜0.4の範囲である。 【数1】 上記式における全炭素数とは、カルボキシル基の炭素も
含むカルボン酸全体の炭素数を示し、3級炭素数と4級
炭素数の和とは、カルボキシル基の炭素を除く全アルキ
ル基における数である。 - 【請求項2】 複合触媒成分(a)を構成する二級カル
ボン酸基が、下記化2式で表される 【化2】 請求項1記載の共役ジエン重合体類の製造方法。ここ
に、化2式中R3 〜R6 はそれぞれ炭素数1〜3の範囲
のアルキル基を示し、R7 〜R10はそれぞれ水素又は炭
素数1〜3の範囲のアルキル基を示し、n及びmはそれ
ぞれ0又は1〜15の範囲の整数を示す。 - 【請求項3】 複合触媒成分(a)を構成する二級カル
ボン酸基を表す一般式におけるR3 〜R8 がメチル基を
示し、R9 及びR10はそれぞれ水素原子又はメチル基を
示し、n及びmはそれぞれ2〜7の範囲の整数である請
求項2記載の共役ジエン重合体類の製造方法。 - 【請求項4】 共役ジエン単量体100グラムに対する
複合触媒成分(a)の使用量が0.01〜0.5ミリモ
ル、成分(b)の使用量が0.1〜50ミリモル、成分
(c)の使用量が成分(a)に対するハロゲン元素量で
表して、ハロゲン/(a)=1〜6アトム/モル比の範
囲である請求項1〜3記載の共役ジエン重合体類の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23686691A JP3211273B2 (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | 共役ジエン重合体類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23686691A JP3211273B2 (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | 共役ジエン重合体類の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0551405A JPH0551405A (ja) | 1993-03-02 |
| JP3211273B2 true JP3211273B2 (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=17006962
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP23686691A Expired - Lifetime JP3211273B2 (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | 共役ジエン重合体類の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3211273B2 (ja) |
-
1991
- 1991-08-26 JP JP23686691A patent/JP3211273B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0551405A (ja) | 1993-03-02 |
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