JP3210238U - ティッシュペーパー製品 - Google Patents
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Abstract
【課題】ティッシュペーパー製品の製造工程において生じる規格外品を有効利用したティッシュペーパー製品を提供する。【解決手段】ティッシュペーパー生産時に発生する規格外品であるティッシュペーパー積層体111が、複数個並べて積み重ねられた内容部11と、ダンボール材によって形成された箱体であって、内容部11を収容し、破断されることによりティッシュペーパーを取り出すための取出口を形成する破断部124を有する箱体部とを備えるよう構成する。【選択図】図1
Description
本考案は、規格外品を有効利用したティッシュペーパー製品に関する。
ティッシュペーパー製品の製造工程は、主に、パルプ製造工程、紙そのものを製造する製紙工程、紙を加工して製品に仕上げる加工工程からなる。原料の木材チップや古紙は、パルプ製造工程を経てパルプ化される。パルプ製造工程において製造されたパルプは、製紙工程において抄造、脱水、乾燥され、紙となる。さらに、製紙工程において製造された紙が、加工工程において断裁、集積されることでティッシュペーパー製品が完成する。
製紙工程及び加工工程において生じる規格外品などの、商品として出荷されない紙のことを損紙という。この損紙は、古紙と共にパルプ化することで、再び資源として用いることができるが、古紙をパルプ化する設備を有しない等の理由で、再資源化が容易でない場合には廃棄されることとなる。
損紙の廃棄処分が資源の無駄になるのは言うまでもないが、再資源化されるとしても、紙を未使用のまま古紙にするため、紙が使用される状態にするまでに通常の製造工程を二度経由することになり、製紙に要されるエネルギー資源の浪費につながる。
本考案は、従来のこのような問題点に鑑みてなされたものである。本考案の主な目的は、規格外品を有効利用したティッシュペーパー製品を提供することにある。
本考案の第1の側面に係るティッシュペーパー製品によれば、ティッシュペーパー生産時に発生する規格外品であるティッシュペーパー積層体が、複数個並べて積み重ねられた内容部と、ダンボール材によって形成された箱体であって、前記内容部を収容し、破断されることにより前記ティッシュペーパーを取り出すための取出口を形成する破断部を有する箱体部とを備えることができる。前記構成により、規格外品を用いることができるので、資源を有効に活用することができる。また、配送用の箱に、通常の箱ティッシュ複数個分のティッシュペーパーが、個包装されずに直接入れられることで、ゴミの削減にもつながる。さらに、破断するだけで開口する取出口が設けられているため、箱の上部テープを切ったり剥がしたりすることなく、ティッシュペーパーを取り出すことができる。
また、本考案の第2の側面に係るティッシュペーパー製品によれば、前記破断部は、略コの字形のミシン目からなり、前記ミシン目は、向かい合う一対の辺がそれぞれ前記箱体部の稜線部を跨ぐように設けられるよう構成できる。前記構成により、コの字形に形成されたミシン目の端部同士を結んだ部分が蝶番の役割を果たし、切り抜かれた部分が開閉自在の蓋として使用できる。また、取出口が箱の隣接する2面にわたって形成されるので、中身の状態を容易に視認でき、ティッシュペーパーを取り出し易くできる。
また、本考案の第3の側面に係るティッシュペーパー製品によれば、さらに、前記箱体部は、環境に配慮した製品であることを示すための表示がされるよう構成できる。前記構成により、消費者が商品を選択する際の指標を設けることができると共に、企業の環境意識の高さを消費者へ印象づけることができる。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本考案の技術思想を具体化するためのティッシュペーパー製品を例示するものであって、本考案はそれらを以下のものに特定しない。また、本明細書は実用新案登録請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。特に実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、本考案の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。
(ティッシュペーパー製品1の構成)
(ティッシュペーパー製品1の構成)
以下、本考案を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。本考案は、例えば図1に示すような構成のティッシュペーパー製品1に適用される。図1は、ティッシュペーパー製品1の全体構成を示す概略図であり、波線より左側は外観の概略図、右側は内部の概略図となっている。ティッシュペーパー製品1は、ティッシュペーパー積層体111が複数個並べて積み重ねられた内容部11と、内容部11を収容する箱体部12からなり、箱体部12には破断部124が形成されている。
(内容部11)
(内容部11)
内容部11は、例えば図2Aに示すように、ティッシュペーパー積層体111を長手方向に2列、幅方向に2列並べたものを、積層方向に5段積み重ね、全体を横倒しにした状態で箱体部12に収容されている。
なお、内容部11はこの形態に限定されず、例えば図2Bに示すように、ティッシュペーパー積層体111を積層方向に4段積み重ねたものを幅方向に3列並べた形態など、箱体部12の寸法の調整により、多様な形態が可能である。
(ティッシュペーパー積層体111)
(ティッシュペーパー積層体111)
ティッシュペーパー積層体111は、例えば2枚重ねで200組のティッシュペーパーが、それぞれ2つ折りに折り畳まれ、交互に重ねて積層されたものである。
また、ティッシュペーパー積層体111は、規格外品であるため、寸法が規格からずれていたり、裁断不良があったり、一部に撚れや傷みが生じたティッシュペーパーが含まれていたりする。
(箱体部12)
(箱体部12)
箱体部12は、例えば図3に示すような形状に裁断されたダンボールが組み立てられて形成される。図1及び図3に示すように、箱体部12の一つの長側面121と、長側面121と隣り合う外フラップ122の2面に渡り、稜線部123を跨ぐように破断部124が形成されている。
(破断部124)
(破断部124)
破断部124は、図1及び図3に示すように、略コの字形のミシン目1241と、ミシン目1241の端部同士を結ぶように形成された罫線である蝶番部1242と、ミシン目1241と蝶番部1242とで囲まれた面である蓋部1243と、ミシン目1241の蝶番部1242と対向する辺の一部を半円状に迂回させることで形成されたつまみ部1244とで構成されている。ミシン目1241は、向かい合う一対の辺がそれぞれ箱体部12の稜線部123を跨ぐように設けられ、ミシン目1241の端部及び蝶番部1242は外フラップ122上に、つまみ部1244は長側面121上に位置する。
なお、破断部124は前記向き及び位置に限定されず、つまみ部1244と蝶番部1242の位置が逆であってもよいし、箱体部12の長側面121と短側面125との境界線である鉛直稜線部126を跨ぐ位置に形成されてもよい。
破断部124がミシン目1241に沿って破断されると、蓋部1243が蝶番部1242を残して箱体部12から切り離され、蝶番部1242を支点として蓋部1243が開閉自在に動かせるようになる。
(表示)
(表示)
本考案を適用したティッシュペーパー製品1の箱体部12の表面には、ティッシュペーパー製品1が環境に配慮した製品であることを示す表示がされている。例えば、図4に示すように、箱体部12の長側面121に表示をする。表示の内容には、製品が環境に配慮して作られたものであること、製品の内容が規格外品のティッシュペーパーであること、用途の例示等が含まれる。
以上の通り、本考案によれば、規格外品を有効利用し、容易に開閉できる取出口を有し、環境に配慮した製品であることが明示されたティッシュペーパー製品を提供することができる。
なお、本考案は前述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
本考案に係るティッシュペーパー製品は、通常のティッシュペーパー製品と同じ用途にも利用できるが、特に、一度に複数枚のティッシュペーパーを取り出すことができるため、ペットの排尿や排便の処理などに好適である。
1…ティッシュペーパー製品
11…内容部、11A…内容部、11B…内容部、111…ティッシュペーパー積層体
12…箱体部、121…長側面、122…外フラップ、123…稜線部、124…破断部、1241…ミシン目、1242…蝶番部、1243…蓋部、1244…つまみ部、125…短側面、126…鉛直稜線部
11…内容部、11A…内容部、11B…内容部、111…ティッシュペーパー積層体
12…箱体部、121…長側面、122…外フラップ、123…稜線部、124…破断部、1241…ミシン目、1242…蝶番部、1243…蓋部、1244…つまみ部、125…短側面、126…鉛直稜線部
Claims (3)
- ティッシュペーパー生産時に発生する規格外品であるティッシュペーパー積層体が、複数個並べて積み重ねられた内容部と、
ダンボール材によって形成された箱体であって、前記内容部を収容し、破断されることにより前記ティッシュペーパーを取り出すための取出口を形成する破断部を有する箱体部と、
を備えるティッシュペーパー製品。 - 請求項1に記載のティッシュペーパー製品であって、
前記破断部は、略コの字形のミシン目からなり、
前記ミシン目は、向かい合う一対の辺がそれぞれ前記箱体部の稜線部を跨ぐように設けられているティッシュペーパー製品。 - 請求項1または請求項2に記載のティッシュペーパー製品であって、
前記箱体部は、環境に配慮した製品であることを示すための表示がされていることを特徴とするティッシュペーパー製品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017000706U JP3210238U (ja) | 2017-02-20 | 2017-02-20 | ティッシュペーパー製品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017000706U JP3210238U (ja) | 2017-02-20 | 2017-02-20 | ティッシュペーパー製品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3210238U true JP3210238U (ja) | 2017-05-11 |
Family
ID=58704625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017000706U Active JP3210238U (ja) | 2017-02-20 | 2017-02-20 | ティッシュペーパー製品 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3210238U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018203326A (ja) * | 2017-06-02 | 2018-12-27 | 王子ホールディングス株式会社 | 包装箱 |
-
2017
- 2017-02-20 JP JP2017000706U patent/JP3210238U/ja active Active
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018203326A (ja) * | 2017-06-02 | 2018-12-27 | 王子ホールディングス株式会社 | 包装箱 |
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