JP3209799B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3209799B2
JP3209799B2 JP19427392A JP19427392A JP3209799B2 JP 3209799 B2 JP3209799 B2 JP 3209799B2 JP 19427392 A JP19427392 A JP 19427392A JP 19427392 A JP19427392 A JP 19427392A JP 3209799 B2 JP3209799 B2 JP 3209799B2
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昌憲 松田
裕 柏原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置に関し、
特に複写機等の画像形成装置のジャム処理に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置では、画像
が記録される記録紙のジャムが発生した場合、センサに
より記録紙のジャムを検出して動作を停止するとともに
ジャム状態を警告表示するように構成されている。した
がって、オペレータはこの警告表示に従ってジャム紙を
除去する作業を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像形成装置では、オペレータがジャム紙の除去作
業を行うように構成されているので、この除去作業が面
倒であるという問題点がある。
【0004】本発明は上記従来の問題点に鑑み、ジャム
が発生した場合にジャム紙を自動的に除去することがで
きる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の手段は上記目的を
達成するために、記録紙に画像を形成する画像形成手段
と、前記画像形成手段の上方に設けられ、前記画像形成
手段により画像が形成された記録紙を排出するための排
出手段と、前記画像形成手段により画像が形成された記
録紙を押圧して前記排出手段に向かって上方に搬送する
縦搬送径路と、前記縦搬送径路において記録紙のジャム
が発生した場合にジャム紙が落下するように前記縦搬送
径路の押圧力を解除するジャム除去手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0006】第2の手段は、第1の手段において前記縦
搬送径路から落下したジャム紙を収容するジャム紙収容
手段を備えたことを特徴とする。
【0007】第3の手段は、第2の手段においてジャム
紙収容手段に収容されたジャム紙の満杯を検出して警告
する手段を備えたことを特徴とする。
【0008】第4の手段は、第2または第3の手段にお
いて前記ジャム紙収容手段の代わりに、ジャム紙を裁断
する手段を備えたことを特徴とする。
【0009】
【作用】第1の手段では上記構成により、縦搬送径路に
おいて記録紙のジャムが発生した場合にジャム紙が落下
するように縦搬送径路の押圧力が解除されるので、ジャ
ムを自動的に除去することができる。
【0010】第2の手段では、縦搬送径路から落下した
ジャム紙が収納されるので、ジャム発生の都度オペレー
タがジャム紙を除去する必要がなくなり、したがって、
ジャム発生の際の煩わしさを防止することができる。
【0011】第3の手段では、ジャム紙が満杯の場合に
警告するので、ジャム発生の都度オペレータがジャム紙
をジャム紙収容手段から除去する必要がなくなり、した
がって、ジャム発生の際の煩わしさを防止することがで
きる。
【0012】第4の手段では、ジャム紙が裁断されるの
で、画像形成装置全体を小型化して省スペース化するこ
とができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明に係る複写機の一実施例の要部であ
るジャム除去機構のジャム発生時の状態を示す側面図、
図2は図1のジャム除去機構の通常状態を示す側面図、
図3は図1における複写機の全体を示す外観図、図4は
図3における複写機を示す側面断面図、図5は複写機の
画像データの流れを説明するためのブロック図、図6は
図1の複写機の制御系を示すブロック図、図7は図3の
操作部を示す斜視図、図8は図7の操作部を詳細に示す
説明図、図9は図7および図8の収納式操作部の使用状
態を示す側面断面図、図10は図9の収納式操作部の収
納状態を示す側面断面図、図11は図3の圧板を示す斜
視図、図12は図11の側面図、図13は圧板とその上
の用紙押さえ機構を示す斜視図、図14は圧板の開放時
のリカバリ動作を説明するためのフローチャート、図1
5は圧板の開放時の他のリカバリ動作を説明するための
フローチャート、図16は図1および図2のジャム収容
機構の変形例を示す要部側面図、図17はジャム収容機
構の他の変形例を示す要部側面図、図18はジャム検出
動作を説明するためのフローチャート、図19は図17
におけるジャムリカバリ動作を説明するためのフローチ
ャート、図20は図16におけるジャムリカバリ動作を
説明するためのフローチャートである。
【0014】まず、この複写機は奥行き方向の省スペー
ス化と、操作面の視認性の向上と、利用者が操作面に設
けられているキー等を操作する際に前腕と手首が背屈し
ない状態を確保することによる操作性の向上を目的とし
て、操作部708、709と、給紙部と排紙部等が約1
5°傾斜するように構成されている。なお、本発明はこ
の角度に限定されるものではなく、ユーザのニーズや、
各部材の用途および特性に応じて約15°〜25°に設
定してもよい。
【0015】図3および図4に示すように、この複写機
では本体の中央から下方に向かって、画像読み取り装置
(スキャナ)100と、給紙装置200a、200b
と、レーザ光書き込み装置300と電子写真プロセス機
構401〜408がこの順番に配置され、給紙装置20
0a、200bと、レーザ光書き込み装置300と電子
写真プロセス機構401〜408とからなる作像部41
0とがプリンタ400を構成している。また、複写機本
体の上方にはソータ600用のビン604が配置されて
いる。すなわち、この複写プロセスの副走査方向は、ユ
ーザにとって前後方向および上下方向に行われる。
【0016】スキャナ100を詳細に説明すると、圧板
101はコンタクトガラス102上の原稿を押さえ付け
るように開閉可能に構成され、コンタクトガラス102
上の原稿は照明装置103により照明される。なお、照
明装置103は蛍光灯と反射板を有する。原稿の反射光
は反射ミラー104a,104b,104cにより順次
反射され、レンズ105により光電変換素子(CCD)
106の受光面に導かれ、したがって、原稿の画像がC
CD106により読み取られる。
【0017】この信号は図5に示すように、増幅器70
1により増幅された後A/D変換器702により多値の
ディジタル信号に変換され、このディジタル信号がケー
ブル703を介してプリンタ部400の画像処理部70
4に伝送される。画像処理部704は例えばシェーディ
ング補正、2値化処理、組織的ディザ処理による中間調
等の画像処理を行うとともに多値から2値化データに変
換し、この画像処理データがメモリ部705に格納され
た後LD(レーザダイオード)制御部706においてL
D707の駆動信号に変換され、LD707が画像に応
じて点滅する。
【0018】なお、この例ではメモリ部705が画像デ
ータを記憶するので、スキャナ100の1回の読み取り
で複数枚のコピーを行うことができ、また、リードタイ
ミングを制御することにより例えばトリミングや、マス
キングや、シフトや合成等の種々の画像編集を行うこと
ができる。
【0019】図4に示す給紙装置200a、200bで
は、収納部材201により記録紙202の束が収納され
るとともに、自重により装置の手前側に位置決めされ、
この記録紙202は半月コロ203により、1枚毎に分
離されて下方の転写チャージャ405の方向に導かれ
る。なお、この例では給紙装置200a、200bは同
一のものが2段で構成されているが、構造や段数は任意
に構成することができる。
【0020】レーザ光書き込み装置300では、レーザ
ダイオード707から画像データに応じて出射されたレ
ーザ光がポリゴン301により主走査方向に等角速度で
偏向され、f−θレンズ302により等速度偏向に補正
等され、反射ミラー303a、303bにより順次反射
され、感光体ドラム402上に導かれる。したがって、
感光体ドラム402上に静電潜像が形成される。
【0021】感光体ドラム402の回りには電子写真プ
ロセスに必要な現像装置401と、クリーニングユニッ
ト403と、帯電チャージャ404と、転写チャージャ
405等が配置され、感光体ドラム402上の静電潜像
がトナーにより現像されてトナー像が記録紙202上に
転写される。
【0022】この記録紙202は分離および搬送ベルト
406により感光体ドラム402から分離されて搬送さ
れ、トナー像が一対の定着ローラ407および加圧ロー
ラ408により定着された後、縦搬送ベルト501(図
1および図2では802)と、従動ローラ502a〜5
02f(同803)と駆動ローラ503a、503bに
より上方に向かって搬送される。そして、この記録紙2
02は搬送路切り換え用の分岐爪504(同804)に
より、排紙ローラ505または縦搬送ベルト601の方
向に選択的に分岐する。上方に向かった記録紙202
は、縦搬送ベルト601と、駆動ローラ602a、60
2bと従動ローラ603a、603bにより上方のソー
タユニット600に搬送され、ソータ分岐爪606とソ
ータ排紙ローラ605により複数のビン604の1つに
選択的に排出される。
【0023】ここで、排紙ローラ505により排出され
た記録紙202は、図11〜図13に詳しく示すように
圧板101上に排出され、また、これらの構成部材は図
6に示すようにCPU10により制御される。
【0024】図7に示すように、操作部708は画像形
成の基本性能に関する操作部材を備え、手前側が低くな
るように固定して設けられている。また、操作部709
は、基本性能以外の性能に関する操作部材を備え、装置
本体内に収納可能に設けられている。操作部708は圧
板101の右側において前後方向に延びる長手状に構成
され、操作部709は圧板101の手前側において左右
方向に延びる長手状に構成されている。すなわち、操作
部708、709は圧板を囲むように配置されている。
【0025】操作部708には図8に詳しく示すよう
に、複写機として大多数の利用者が使用する必要最低限
の例えばコピースタートキー7081と、テンキー70
82と、濃度調整キー7083と、給紙段選択キー70
84と、リピート・コピー枚数表示器7085と、用紙
表示器7086とガイダンス表示用のLCD7087等
が設けられ、収納式の操作部709には、使用頻度が少
ない画像編集、画質選択、変倍、後処理、プログラム等
の設定が可能な各種キー(ソータキー7092等)が設
けられている。また、この操作部709はLCDタッチ
パネル7091を備え、各種モードの設定ガイドや、設
定モードの確認や、サービスメンテナンス情報の表示
や、特殊モードの設定入力が可能に構成されている。
【0026】つぎに、図9および図10を参照して収納
式の操作部709について詳しく説明する。この操作部
709は凹部で形成された把手715により、ヒンジ7
10の回りを回動可能に構成され、また、使用状態と収
納状態(通常状態)の間を所定の圧力で開閉可能なよう
にマグネット711〜714が設けられている。操作部
709は使用状態では図9に示すように、操作部708
と略同一の高さおよび角度になるようにマグネット71
1、713により固定され、収納状態では図10に示す
ように、装置本体の前面パネルと面一になるようにマグ
ネット712、714により固定される。
【0027】なお、この収納機構は代わりに、ピニオン
とラックを組み合わせて構成してもよく。また、ロック
方法として1回の押下によりロックされ、もう1回の押
下によりロックが開放されるように構成してもよい。
【0028】つぎに、図11〜図13を参照して圧板1
01とその上の用紙押さえ機構を説明する。圧板101
には手前側と奧側にそれぞれストッパ110、111が
形成され、また、圧板101の開閉は、スイッチ112
により検出される。ここで、圧板101の手前側が下方
に傾斜しているので、排紙ローラ505により排出され
たコピー紙118(記録紙202)はその自重と手前側
のストッパ110により圧板101上で揃えられる。ま
た、奧側のストッパ111がポケット状に形成されてい
るのでスタック性を向上することができ、また、図12
において破線で示すように圧板101が開いた状態で
は、記録紙118の自重による落下を防止することがで
きる。
【0029】ここで、図11及び図12に示すような構
成のみでは、圧板101の開閉毎に圧板101上のコピ
ー紙118が前後方向に移動し、特にコピー紙202の
サイズが小さい場合には前後方向の移動量が大きいの
で、最悪の場合には排紙ローラ505側に倒れることに
なる。
【0030】そこで、図13に示すようにソレノイド1
13によりシャフト114を回動して、押圧部材115
a、115bによりコピー紙118を前側のストッパ1
10のストッパ117部材側に固定することができる。
すなわち、この動作を説明すると、圧板101の開閉は
スイッチ112を介して図6に示すCPU10により検
出されるので、圧板101が開くとソレノイド113が
オンに制御され、シャフト114が回動して押圧部材1
15a、115bがコピー紙118を押さえ付ける。
【0031】また、押圧部材115a、115bはそれ
ぞれ、ポケット状の圧板101の天井板に係止されたば
ね119a、119bにより押圧方向と逆方向に附勢さ
れ、押圧面には緩衝材116a、116bが貼付されて
いる。さらに、押圧部材115a、115bが押圧中に
次のコピー紙118が排出された場合には、押圧部材1
15a、115bの上下移動によりコピー紙118を破
損することを防止することができる。
【0032】ここで、本のような厚物原稿を複写する場
合、圧板101を開放して原稿を手で押さえながら複写
を行わなければならないが、図12に示すような開放状
態では圧板101と排出ローラ505の間のクリアラン
スが狭くなるので排出中のコピー紙118を破損する虞
がある。つぎに、図14および図15を参照してこの場
合のリカバリ動作を説明する。
【0033】図14に示すリカバリ動作では、まず、初
期化(ステップS11)、「コピーできます」のガイダ
ンス表示(ステップS12)を行い、図8に示す操作部
708のコピースタートキー7081が押されるとコピ
ー動作を開始する(ステップS13、S14)。つい
で、スイッチ112の検出信号により圧板101が開い
ているか否かを判別し(ステップS15)、開いている
場合にはステップS16に分岐し、閉じている場合には
直接ステップS18に進む。
【0034】ステップS16では「圧板が開いていま
す」のようなメッセージを表示し、この状態でコピース
タートキー7081が再度押されると(ステップS1
7)、ステップS18に進む。ステップS18では原稿
の読み取りを開始し、読み取りデータを図4に示すメモ
リ部705に格納する(ステップS19)。ついで、圧
板101が閉じられているか否かを再度判別し(ステッ
プS20)、開いている場合にはステップS21に分岐
し、閉じている場合には直接ステップS23に進む。
【0035】ステップS21では「圧板を閉じてくださ
い」のようなガイダンスメッセージを表示し、この状態
で圧板101が閉じられると(ステップS22)、ステ
ップS23に進む。ステップS23では読み取りデータ
をメモリ部705から読み出して複写プロセスを実行し
(ステップS24)、排紙が完了するとステップS25
からステップS11に戻る。ここで、図14においてコ
ピースタートキー7081が押下された後直ぐに圧板1
01の開放を判断して警告を行うように、ステップS2
0〜S22に示す処理をステップS17の後に挿入して
もよい。
【0036】図15に示す動作ではコピー紙をソータユ
ニット600側に選択的に排出することによりリカバリ
処理を行う。まず、ステップS31〜S35に示す処理
は、図14に示すステップS11〜S15に示す処理と
同一であるので説明を省略する。ステップS35におい
て圧板101が開いている場合には、ステップS36に
分岐して圧板へ排紙するか、ソータ側に排紙するかの入
力を促すガイダンスを表示し、スタートキー7081が
押下されるとソートフラグをリセットし(ステップS3
7、S38)、ソータキー7092が押下されるとソー
トフラグをセットする(ステップS37、S39)。
【0037】ついで、原稿の読み取りを開始し(ステッ
プS40)、読み取りデータをメモリ部705に書き込
んだ後読み出し(ステップS41)、複写プロセスを実
行し(ステップS42)、ソートフラグを判別する(ス
テップS43)。そして、ソートフラグがリセットされ
ている場合にはコピー紙118が圧板101上に排出さ
れるように図4に示す分岐爪504を制御し(ステップ
S44)、ソートフラグがセットされている場合にはコ
ピー紙118がソータユニット600のビン604上に
排出されるように制御する(ステップS45)。ここ
で、圧板101上に排出する場合には、読み取りデータ
をメモリ部705に書き込んだ後、圧板101の開放を
判断して警告を行うようにしてもよい。
【0038】つぎに、図1および図2を参照して本発明
に係る複写機のジャム紙除去機構を説明すると、図2は
通常状態、図1はジャム状態を示している。所定の画像
形成動作を終了し、定着装置801(図4では407、
408)を通過した転写紙は通常、縦搬送ベルト802
(同501)と従動ローラ803(同502a〜502
f)により上方に搬送され、切り換え爪804(同50
4)により圧板101の方向またはソータ600の方向
に選択的に搬送される。そして、この縦搬送路に沿って
ジャム検出センサ720a〜720hが配置されてい
る。
【0039】また、縦搬送ベルト802はフレーム80
5により支持され、フレーム805は圧縮スプリング8
06により従動ローラ803(図4右側のローラ502
a〜502d)側に附勢されている。フレーム805は
また、本体に設置されたソレノイド808に対してレバ
ー807を介して連結され、ソレノイド808がオンに
なると図1に示すようにフレーム805、すなわち縦搬
送ベルト802が従動ローラ803から離脱するように
構成されている。
【0040】また、定着装置801から縦搬送ベルト8
02に向かう径路には、ペーパガイド809がソレノイ
ド810に連結され、ソレノイド810は本体に設置さ
れている。ソレノイド810がオンになると図1に示す
ようにペーパガイド809が変位し、転写紙が縦搬送路
を落下することを妨げないように構成されている。そし
て、本体の下方にはジャム紙収容部811が設けられ、
ソレノイド808、810がオンになると、ジャム紙8
12が図1に示すように矢印方向Cに落下し、ジャム紙
収容部811内に収容される。
【0041】したがって、この実施例によれば、縦搬送
路内のジャム紙を自動的にジャム紙収容部811内に落
下させて除去することができるので、ジャム発生の都度
オペレータがジャム紙を除去する必要がなくなり、した
がって、ジャム発生の際の煩わしさを防止することがで
きる。
【0042】図16は上記ジャム紙収容部811の代わ
りに、シュレッダ814を設けた例を示す。ジャム紙8
12はジャム紙搬送ベルト813によりシュレッダ81
4の方向に搬送され、シュレッダ814により細かく裁
断される。なお、シュレッダ814の入口のジャムはセ
ンサ721により検出される。図17は図1および図2
においてジャム紙満杯センサを設けた例を示し、ジャム
紙収容部811の入口近傍に反射型のフォトセンサ81
5が設置され、ジャム紙812がジャム紙収容部811
内に収納しきれなくなって入口で停止するとフォトセン
サ815が継続してオンになる。したがって、この場合
にアラームを出力することができる。
【0043】つぎに、図18を参照してジャム発生時の
リカバリ動作を説明する。図18に示すステップS51
において最初のジャム検出センサ720aがオンになる
とタイマをスタートし(ステップS52)、例えば30
秒経過しない場合にはステップS53からステップS5
4に進む。ステップS54では最後のセンサ720hが
オンになるとタイマをスタートし(ステップS55)、
ステップS56、S57において5秒経過しない内にセ
ンサ720hがオフになるとステップS51に戻る。
【0044】そして、5秒経過後にセンサ720hがオ
フにならない場合にはステップS58において「排紙ジ
ャム」と判定し、ステップS59においてその旨を表示
する。ついで、センサ720a〜720hのいずれかが
オンの場合にはこの表示を継続し(ステップS60)、
センサ720a〜720hの全てがオフになるとステッ
プS51に戻る。
【0045】また、ステップS53においてタイマが3
0秒経過すると、ステップS61において「縦搬送路ジ
ャム」と判定し、ステップS62においてその旨を表示
する。そして、ジャム解除用としてスタートキー708
1が押されると、ステップS63から図19または図2
0に進む。
【0046】図19は図17に示すようにジャム紙満杯
センサ815を設けた場合の動作を示す。ステップS6
5、S66ではそれぞれソレノイド810、808をオ
ンにし、続くステップS67において縦搬送ベルト80
2を逆回転させることによりジャム紙812を落下させ
る。そして、10秒間経過すると(ステップS68)縦
搬送ベルト802を停止し(ステップS69)、ソレノ
イド808をオフにする(ステップS70)。次いで、
ステップS71においてセンサ720a〜720hのい
ずれかがオンの場合には、ステップS72に分岐してソ
レノイド810をオフにし、また、ジャム紙812が縦
搬送路から落下していないのでその旨を表示し(ステッ
プS73)、ステップS71に戻る。
【0047】ステップS71においてセンサ720a〜
720hの全てがオフの場合にはステップS74に進ん
でソレノイド810をオフにし、ジャム紙満杯センサ8
15がオンの場合にはその旨を表示し(ステップS7
6)、センサ815がオフになると(ステップS75)
図18に示すステップS51に戻る。
【0048】図20は図16に示すようにシュレッダ8
14を設けた場合の動作を示す。ステップS81、S8
2ではそれぞれソレノイド810、808をオンにし、
続くステップS83において縦搬送ベルト802を逆回
転させることによりジャム紙812を落下させるととも
に、ジャム紙搬送ベルト813をスタートする。そし
て、シュレッダ814をスタートし(ステップS8
4)、10秒間経過すると(ステップS85)ソレノイ
ド808をオフにする(ステップS86)。
【0049】次いで、ステップS87においてセンサ7
20a〜720hのいずれかがオンの場合には、ステッ
プS88に分岐してソレノイド810をオフにし、縦搬
送ベルト802とジャム紙搬送ベルト813を停止し
(ステップS89)、また、ジャム紙812が縦搬送路
から落下していないのでその旨を表示し(ステップS9
0)、ステップS87に戻る。
【0050】ステップS87においてセンサ720a〜
720hの全てがオフの場合にはステップS91に進
み、シュレッダ入口ジャムセンサ721がオンか否かを
判別する。このセンサ721がオンの場合にはステップ
S92に分岐してソレノイド810をオフにし、縦搬送
ベルト802とジャム紙搬送ベルト813を停止し(ス
テップS93)、ステップS94においてその旨を表示
してステップS91に戻る。
【0051】ステップS91においてシュレッダ入口ジ
ャムセンサ721がオフの場合には、シュレッダ814
を停止し(ステップS95)、ソレノイド810をオフ
にし(ステップS96)、縦搬送ベルト802とジャム
紙搬送ベルト813を停止し(ステップS97)、図1
8に示すステップS51に戻る。
【0052】つぎに、図21〜図25を参照して圧板の
変形例を説明する。図21に示すようにコピーを終了し
た転写紙は、排紙ローラ902により圧板901上に排
出されるが、この圧板901は図24および図25に示
すように、左右が主リンク904と副リンク905を介
して本体900に連結されている。このリンク904、
905の各一端はそれぞれ、本体900内に固定された
軸904a、904bを中心として回動可能であり、他
端904b、905bはリンク906を介して連結され
ている。また、圧板901が開状態と閉状態で停止する
ように、主リンク904にはスプリング904cが巻架
されている。
【0053】また、副リンク905の端部905bには
小判形の軸が固定されている。そして、圧板901自体
が主リンク904の軸904bを軸として回動可能なよ
うに、副リンク905の小判軸905bの位置には、小
判幅の開口が形成されたストッパ901aが取り付けら
れている。したがって、圧板901が閉状態から開く場
合には、まず図23および図24において実線で示すよ
うに、リンク機構により本体900とコンタクトガラス
903と平行に上に移動し、つぎに図23および図24
において破線で示すように、主リンク904と副リンク
905の回転が停止した後に回動して開く。なお、圧板
901の下面には、原稿押さえスポンジ907が取り付
けられている。
【0054】つぎに、図26および図27を参照して原
稿移動機構を説明する。原稿の手前側を規制する原稿ス
トッパ1201は、本体1200内に固定されたガイド
ロッド1202に沿って前後方向に移動可能であり、さ
らにその端部には、本体1200内に設けられたプーリ
1204に巻架されたワイヤ1203に連結されてい
る。このストッパ1201は自重が負荷となって重力に
より移動しないように構成され、また、上部のみがコン
タクトガラス1205から上に突出してオペレータが手
動で移動可能に構成されている。なお、符号1206は
スケールである。
【0055】つぎに、図28〜図33を参照してソータ
の変形例を説明する。複数段のソータトレイ1301の
左右にはそれぞれピン1302が水平方向に延びるよう
に固定され、上下のトレイ1301のピン1302が第
1リンク1303と第2リンク1304を介して連結さ
れている。第1リンク1303と第2リンク1304
は、図31に詳しく示すように始点1303aを中心と
して回動自在に構成され、また、図28に示すように右
側の全てのピン1302は、本体に固定されたガイド1
308の溝に摺動可能に嵌合している。
【0056】最上段のピン1302にはワイヤ1305
の一端が固定され、ワイヤ1305の他端は、モータ1
307の軸に固定されたプーリ1306に巻回されてい
る。また、第2リンク1304には図31に示すよう
に、上下のトレイ1301の間の最小距離が一定になる
ように、第1リンク1303との相対移動を規制するた
めのストッパ1304a、1304bが設けられてい
る。したがって、転写紙が排出される毎にモータ130
7を回転してワイヤ1305を延ばすことにより、上下
のトレイ1301の間の距離を長くして多数の転写紙を
収容することができ、また、トレイ1301から転写紙
から除去された場合に上下のトレイ1301の間の距離
を短くすることができる。
【0057】また、図32および図33に示すように、
ソートトレイユニット1701を上下方向に移動可能に
構成してもよい。すなわち、ユニット1701の両端奧
側は、本体1700に上下方向に形成された溝1700
aに摺動可能に嵌合し、また、図33に示すようにラッ
ク1701aが形成されている。このラック1701a
は本体1700側のピニオンギヤ1704に歯合し、ピ
ニオンギヤ1704はモータ1702によりウォーム1
703を介して駆動される。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明は、記録紙に画像を形成する画像形成手段と、前記画
像形成手段の上方に設けられ、前記画像形成手段により
画像が形成された記録紙を排出するための排出手段と、
前記画像形成手段により画像が形成された記録紙を押圧
して前記排出手段に向かって上方に搬送する縦搬送径路
と、前記縦搬送径路において記録紙のジャムが発生した
場合にジャム紙が落下するように前記縦搬送径路の押圧
力を解除するジャム除去手段とを備えたので、ジャムを
自動的に除去することができる。
【0059】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において前記縦搬送径路から落下したジャム紙を収容
するジャム紙収容手段を備えたので、ジャム発生の都度
オペレータがジャム紙を除去する必要がなくなり、した
がって、ジャム発生の際の煩わしさを防止することがで
きる。
【0060】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明においてジャム紙収容手段に収容されたジャム紙の満
杯を検出して警告する手段を備えたので、ジャム発生の
都度オペレータがジャム紙をジャム紙収容手段から除去
する必要がなくなり、したがって、ジャム発生の際の煩
わしさを防止することができる。
【0061】請求項4記載の発明は、請求項2または3
記載の発明においてジャム紙収容手段の代わりに、ジャ
ム紙を裁断する手段を備えたので、画像形成装置全体を
小型化して省スペース化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複写機の一実施例の要部であるジ
ャム除去機構のジャム発生時の状態を示す側面図であ
る。
【図2】図1のジャム除去機構の通常の状態を示す側面
図である。
【図3】図1における複写機の全体を示す斜視図であ
る。
【図4】図3における複写機の内部構造を示す側面図で
ある。
【図5】複写機の画像データの流れを説明するためのブ
ロック図である。
【図6】図1の複写機の制御系を示すブロック図であ
る。
【図7】図3の操作部を示す斜視図である。
【図8】図7の操作部を詳細に示す説明図である。
【図9】図7および図8の収納式操作部の使用時の状態
を示す図である。
【図10】図9の収納式操作部の収納状態を示す図であ
る。
【図11】図3の圧板を示す斜視図である。
【図12】図11の側面図である。
【図13】圧板とその上の用紙押さえ機構を示す斜視図
である。
【図14】圧板の開放時のリカバリ動作を説明するため
のフローチャートである。
【図15】圧板の開放時の他のリカバリ動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図16】図1および図2のジャム収容機構の変形例を
示す要部側面図である。
【図17】ジャム収容機構の他の変形例を示す要部側面
図である。
【図18】ジャム検出動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図19】図17におけるジャムリカバリ動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図20】図16におけるジャムリカバリ動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図21】圧板の変形例を示す斜視図である。
【図22】図21の圧板の閉状態を示す側面図である。
【図23】図21の圧板の開状態を示す側面図である。
【図24】図21の圧板の開状態におけるリンク機構を
示す側面図である。
【図25】図21の圧板の閉状態におけるリンク機構を
示す側面図である。
【図26】原稿移動機構を示す斜視図である。
【図27】図26の原稿移動機構の要部を示す斜視図で
ある。
【図28】ソータの変形例を示す斜視図である。
【図29】図28のソータの伸長状態を示す側面図であ
る。
【図30】図28のソータの圧縮状態を示す側面図であ
る。
【図31】図28のソータのリンク機構を示す側面図で
ある。
【図32】ソータの他の変形例を示す斜視図である。
【図33】図32のソータの上下移動機構を示す側面図
である。
【符号の説明】
720a〜720h,815 ジャム検出センサ 802 縦搬送ベルト 808,810 ソレノイド 809 ペーパガイド 811 ジャム紙収容部 812 ジャム紙 814 シュレッダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松村 圭一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭61−138962(JP,A) 特開 昭60−204548(JP,A) 特開 平2−93779(JP,A) 実開 平4−34252(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 7/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録紙に画像を形成する画像形成手段
    と、 前記画像形成手段の上方に設けられ、前記画像形成手段
    により画像が形成された記録紙を排出するための排出手
    段と、 前記画像形成手段により画像が形成された記録紙を押圧
    して前記排出手段に向かって上方に搬送する縦搬送径路
    と、 前記縦搬送径路において記録紙のジャムが発生した場合
    にジャム紙が落下するように前記縦搬送径路の押圧力を
    解除するジャム除去手段と、を備えた画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記縦搬送径路から落下したジャム紙を
    収容するジャム紙収容手段を備えてなる請求項1記載の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記ジャム紙収容手段に収容されたジャ
    ム紙の満杯を検出して警告する手段を備えてなる請求項
    2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記ジャム紙収容手段の代わりに、ジャ
    ム紙を裁断する手段を備えてなる請求項2または3のい
    ずれかに記載の画像形成装置。
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