JP3209260B2 - 画像符号化方法および装置 - Google Patents
画像符号化方法および装置Info
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Description
び装置に関する。
完全に復元可能なロスレス符号化がある。一方、動画像
の高能率符号化に欠かせない技術として動き補償予測が
ある。動き補償予測は、符号化対象フレームと時間的に
近接する他のフレームとの類似性を利用したものであ
り、ロスレス符号化に対しても、符号化効率を向上させ
るための有効な手段である。
ロスレス符号化装置のブロック図である。まず、入力端
子101から入力された符号化対象画像102は、小ブ
ロック分割部103にてN×Nの符号化対象小ブロック
104に分割される。分割された小ブロック104ごと
に、動きベクトル検出部105では、フレームメモリ1
06に蓄えられた参照画像107、すなわち符号化対象
画像102の時間的に近接した画像中から、定められた
評価基準にて動きベクトル108が選択される。動き補
償部109では、選択された動きベクトル108に対応
する参照小ブロック110が求められ、減算器111に
おいて、符号化対象小ブロック104との差が計算さ
れ、動き補償フレーム間差分値112が得られた後、符
号割り当て部113にて符号が割り当てられ、多重化部
114において、動きベクトル情報108と多重された
後、符号化データ115として出力端子116に出力さ
れる。
は、通常以下のような方法が用いられる。符号化対象小
ブロック104の画像データをN×NのサイズとしB
(i,j)とおく。B(i,j)に対して、フレームメ
モリ106中の参照画像107上でB(i,j)を空間
的に水平・垂直方向に(u,v)だけずらした小ブロッ
クB'(i+u,j+v)との類似度を表す評価値D
(u,v)を計算する。評価値には差分絶対値和や差分
自乗和がよく用いられ、たとえば差分絶対値和の場合に
は、計算は以下のようになる。
v)の最小値を与えるような(u,v)を最終的な動き
ベクトル(U,V)とし、動きベクトル(U,V)によ
って定められる参照画像107中の小ブロックが参照小
ブロック110とされる。
を詳細に示す。候補ベクトル設定部205は、定められ
た探索範囲中のベクトルを発生させるとともにベクトル
メモリ206に送出する機能を持つ。シフト部207
は、フレームメモリ106に蓄えられている参照画像1
07を候補ベクトル設定部205で設定された候補ベク
トルによってその分だけ空間的にシフトする。減算器2
01においては、シフトされた小ブロックと符号化対象
小ブロック104の差分が計算され、演算結果が絶対値
和計算部214に入力される。絶対値和計算部214で
は小ブロック内での差分絶対値の総和が計算され、計算
された絶対値和は最小値メモリ204に送られ、その時
点でメモリ204に蓄えられている最小値との比較が行
なわれる。絶対値和が最小値よりも小さい場合には最小
値が更新されるとともに、ベクトルメモリ206に対し
て更新指示命令が送られ、記憶されているベクトルがそ
の時点で入力されている候補ベクトルに置換される。候
補ベクトル設定部205にて定められた探索範囲のすべ
てのベクトルの発生が終了した時点で、ベクトルメモリ
206に蓄えられているベクトルが符号化対象小ブロッ
ク104の動きベクトル108として出力されるととも
に、最小値メモリ204、ベクトルメモリ206がリセ
ットされる。
よれば、符号化対象小ブロックと類似度の高い参照小ブ
ロックが選択でき、動き補償フレーム間差分値が小さく
なるので、その信号分布に適した可変長符号を設計して
おき、その符号を割り当てることによって効率の良い符
号化が可能となる。可変長符号は一般的に、発生確率の
高い動き補償フレーム間差分値に対しては短い符号を割
り当て、確率の低いものに対しては長い符号を割り当て
るようにして、符号長の合計を短くするように設定され
る。
方法では、評価値として符号化対象小ブロックと参照画
像の小ブロックとの関係のみを利用しており、後段にど
のような符号が割り当てられるかは全く意識していな
い。従って、入力画像の性質や圧縮率などが変化した場
合には、必ずしも最終的な符号量が最小になるような参
照小ブロックになっているという保証はない。
表1のような可変長符号が適用される場合を想定する。
ブロックと、図4(b)の小ブロックを比較すると、従
来の差分絶対値和による選択方法では、図4(b)のほ
うが小さくなり選択されるが、この場合に動き補償フレ
ーム間差分値に実際に可変長符号を割り当てた場合の長
さは図4(b)の方が長くなってしまう。このように、
従来のような方法では、動き補償フレーム間差分値に対
して適用される符号の長さを考慮しないで動き補償のた
めの参照小ブロックを決定していたために、最終的に得
られる符号長が最短なものにならないという問題点があ
った。
て得られる符号長の総和を最短にすることができる画像
符号化方法及び装置を提供することにある。
は、ディジタル画像信号に対して、現フレームの画像デ
ータを小ブロックに分割し、分割された符号化対象小ブ
ロックに対して、フレームメモリに蓄えられている過去
または未来の参照フレームから動きベクトルを求め、該
動きベクトルにより定まる参照ブロックと現フレームの
符号化対象小ブロックとの動き補償フレーム間差分値を
算出した後、動き補償フレーム間差分値に符号を割り当
てることにより符号化して伝送・記録する画像符号化方
法において、動き補償フレーム間差分信号に対して割り
当てるべき複数のテーブルをあらかじめ用意し、 参照フ
レーム中の複数個の候補ベクトルの各々に対して、動き
補償フレーム間 差分値に対する符号の長さを符号テーブ
ルごとにブロック内の各画素で合計し、符号の長さの合
計が最小となるものを動きベクトルとするとともに、該
動きベクトルにて求められる動き補償フレーム間差分値
に対して、前記最小符号長を与えるような符号テーブル
にて符号割り当てを行なう。
ブロックを選択する時に、動き補償フレーム間差分値に
対して割り当てられる符号の長さを考慮することを特徴
とするものである。
価値として、符号化対象小ブロックと参照画像の小ブロ
ックとの差分値を、後段に用いられる符号の符号長で置
き換え、小ブロック内のすべての画素に対する符号長の
総和が最小となるものを最終的な動きベクトルとし、そ
の動きベクトルに対応する小ブロックを参照小ブロック
とするものである。
(i,j)に対して、フレームメモリ中の参照画像上で
空間的にB(i,j)を水平・垂直方向に(u,v)だ
けずらした小ブロックB'(i+u,j+v)との動き補
償フレーム間差分値Eu,v(i,j)を次式に基づき計算
する。
の長さをT[Eu,v(i,j)]とし、各ベクトル(u,
v)に対して、次式のL(u,v)を計算する。Tは差
分値と符号長の変換テーブルを意味する。
L(u,v)の最小値を与えるような(u,v)を最終
的な動きベクトル(U,V)とし、動きベクトル(U,
V)によって定められる参照画像中の小ブロックを参照
小ブロックとする。
の場合であるが、複数の符号を切替えて用いるような場
合にも同様の手法を用いることができる。k個の符号を
切替えて用いる場合には、符号割り当て部がk種類にな
りこのうち一つを選択して符号化することになる。この
場合、符号長テーブルはk種類になるので、符号長変換
部においては、一つの候補ベクトルに対する符号長総和
をk通り計算し、その最も小さいものを最小値メモリに
記録することになる。なお、この場合には、最小値を与
えるベクトルとともに、それがk種類のうちのどの符号
を用いた場合かを符号割り当て部に知らせ、符号割り当
て部では知らされた符号にて符号化を行なう。
探索にて動きベクトルの探索を行なう場合、初段からK
−1段の探索について、参照フレーム中の複数個の候補
ベクトルの各々に対して、動き補償フレーム間差分値の
絶対値をブロック内の各画素で合計し、絶対値和の合計
が最小となるものを次段の動きベクトル探索の中心と
し、K段からN段の探索については前記した画像符号化
方法に従う探索を行なう。
を木探索によって行なう場合の処理である。木探索は図
2に示すように、まず初段では、探索範囲に含まれるベ
クトルを粗くサンプリングして探索し、次段では初段で
求められたベクトルを中心としてその近傍のベクトルを
探索する。同様の処理をN段繰り返すことにより最終的
なベクトルを得るものである。このような木探索におい
ては、最初の方の段の探索においては、用いる符号の特
性の影響は小さいと思われるので、初段からK−1段の
探索については、参照フレーム中の複数個の候補ベクト
ルの各々に対して、動き補償フレーム間差分値の絶対値
をブロック内の各画素で合計し、絶対値和の合計が最小
となるものを次段の動きベクトル探索の中心とする図4
のような従来の方法を採用し、実際に割り当てる符号長
の影響が大きくなってくるK段からN段の探索について
は前記した画像符号化方法に従う探索を行なうようにす
る。このようにすることにより、最初の方の段の探索で
はテーブルのマッピングという演算が不要になるので、
処理時間の高速化につながる。さらに、図2に即して説
明すると、まず15×15のドットで表わされるベクト
ルの探索範囲が示されている。第1段目の探索ベクトル
として9つの○印のベクトルを候補に選ぶ。次に、各々
の候補ベクトルについて評価演算を行い、この結果右上
隅のベクトル○が選ばれたとする。次に、右上すみの○
印のベクトルを中心に8個の△印の候補ベクトルを選択
し同様評価演算を行ない、今度は右下隅の△印のベクト
ルが選ばれる。以下合計3回探索を繰返している。
トルを求める際の評価値として、符号化対象小ブロック
と参照画像の小ブロックとの差分値を、後段に用いられ
る符号の符号長で置き換え、小ブロック内のすべての画
素に対する符号長の総和が最小となるものが最終的な動
きベクトルとなり、その動きベクトルに対応する小ブロ
ックが参照小ブロックとなる。結果として、最終的に符
号を割り当てて得られる符号長の総和が最短なものにな
るように動作する。
号化対象画像を符号化対象小ブロックに分割する小ブロ
ック分割部と、参照画像を蓄えるフレームメモリと、該
フレームメモリに蓄えられている過去または未来の参照
画像から動きベクトルを求める動きベクトル検出部と、
求められた動きベクトルに対応する参照小ブロックを求
める動き補償部と、前記参照小ブロックと前記符号化対
象小ブロックとの差である動き補償フレーム間差分値を
算出する減算器と、前記動き補償フレーム間差分値に符
号を割り当てる第1、第2、・・・、第n(n≧2)の
符号割り当て部と、符号を割り当てられた動き補償フレ
ーム間差分値を前記動きベクトルと多重化し、符号化デ
ータとして出力する多重化部と、前記動き補償フレーム
間差分値と前記第1、第2、・・・、第nの符号割り当
て部にて用いられる符号の符号長との関係を示す第1、
第2、・・・、第nの符号長テーブルを作成し、前記動
きベクトル検出部に出力する第1、第2、・・・、第n
の符号長テーブル作成部と、前記減算器の出力を前記第
1〜第nの符号割り当て部の入力のいずれかに接続する
第1の符号選択スイッチと、前記第1〜第nの符号割り
当て部のいずれかの出力を前記多重化部に出力する第2
の符号選択スイッチを有し、前記動きベクトル検出部
は、ベクトルメモリと、動きベクトルの定められた探索
範囲中のベクトルを発生し、前記ベクトルメモリに格納
する候補ベクトル設定部と、前記フレームメモリに蓄え
られている参照画像を前記候補ベクトル設定部で発生さ
れた候補ベクトルによってその分だけシフトするシフト
部と、シフトされた小ブロックと前記符号化対象小ブロ
ックの動き補償フレーム間差分値を計算する減算器と、
前記第1、第2、・・・、第nの符号長テーブルに基づ
いて該各動き補償フレーム間差分値に対して割り当てら
れるべき第1、第2、・・・、第nの符号長を求める第
1、第2、・・・、第nの符号長変換部と、小ブロック
内での前記第1、第2、・・・、第nの符号長の総和を
計算する第1、第2、・・・、第nの総和計算部と、前
記第1の符号長の総和、前記第2の符号長の総和、・・
・、第nの符号長の総和を比較し、最も小さい総和およ
び該総和を与える符号フラグを出力する比較部と、前記
最小の総和を、現在蓄えられている最小値と比較し、該
総和が前記最小値よりも小さい場合には、該総和で最小
値を更新し、前記ベクトルメモリに更新指示命令を送る
最小値メモリと、前記符号フラグを記憶し、該符号フラ
グに対応する符号割り当て部を選択するように、前記第
1および第2の符号選択スイッチを切り換える符号選択
フラグメモリを含み、前記ベクトルメモリは前記更新指
示命令により、記憶されているベクトルがその時点で入
力されている候補ベクトルと置換し、前記候補ベクトル
設定部にて定められた探索範囲のすべてのベクトルの発
生が終了した時点で、蓄えられているベクトルを符号化
対象小ブロックの動きベクトルとして動き補償部と多重
化部に出力する。
て説明する。
のブロック図である。図3中と同符号は同じものを示
す。
である。したがって、2種類の符号割り当て部、すなわ
ち第1の符号割り当て部113A、第2の符号割り当て
部113Bと、2種類の符号長テーブル作成部、すなわ
ち動き補償フレーム間差分値と第1の符号割り当て部1
13Aにて用いられる符号の符号長との関係を示すテー
ブル118Aを作成する第1の符号長テーブル作成部1
17Aと、動き補償フレーム間差分値と第2の符号割り
当て部113Bにて用いられる符号の符号長との関係を
示すテーブル118Bを作成する第2の符号長テーブル
作成部117Bが設けられている。さらに、動きベクト
ル検出部105Bでは、それぞれ第1の符号長テーブル
118A、第2の符号長テーブル118Bに基づいて各
動き補償フレーム間差分値に対して割り当てられるべき
符号長を求める第1の符号長変換部202A、第2の符
号長変換部202Bと、それぞれ第1の符号長変換部2
02A、第2の符号長変換部202Bで求められた符号
長を入力し、符号長の総和208A,208Bを求める
第1の総和計算部203A、第2の総和計算部203B
と、符号選択フラグメモリ212と、符号長の総和20
8A,208Bを入力、比較し、小さい方の総和211
を最小値メモリ204に記憶し、選択された方の総和2
11を与える符号フラグ210を符号選択フラグメモリ
212に書き込む比較部209を備えている。
択フラグメモリ212に蓄えられている符号フラグ21
3に応じて切り換わる。
化対象画像102は、小ブロック分割部103にて16
×16の符号化対象小ブロック104に分割される。分
割された小ブロック104ごとに、動きベクトル検出部
105Bでは、フレームメモリ106に蓄えられた参照
画像107、すなわち符号化対象画像102の時間的に
近接した画像中から、定められた評価基準にて動きベク
トル108が選択される。動き補償部109では、選択
された動きベクトル108に対応する参照小ブロック1
10が求められ、減算器111において、符号化対象小
ブロック104との差が計算され、動き補償フレーム間
差分値112が得られた後、第1の符号割り当て部11
3Aまたは第2の符号割り当て部113Bにて符号が割
り当てられ、多重化部114において、動きベクトル情
報108と多重された後、符号化データ115として出
力端子116に出力される。
Aでは、動き補償フレーム間差分値と第1の符号割り当
て部113Aにて用いられる符号の符号長との関係を示
すテーブル118Aが作成され、第2の符号長テーブル
作成部117Bでは、動き補償フレーム間差分値と第2
の符号割り当て部113Bにて用いられる符号の符号長
との関係を示すテーブル118Bが作成され、それぞれ
動きベクトル検出部105Bに送られる。
作の詳細は以下の通りである。候補ベクトル設定部20
5は、定められた探索範囲中のベクトルを発生させると
ともにベクトルメモリ206に送出する。シフト部20
7では、フレームメモリ106に蓄えられている参照画
像107が候補ベクトル設定部205で設定された候補
ベクトルによってその分だけ空間的にシフトされる。減
算器201においては、シフトされた小ブロックと符号
化対象小ブロック104の動き補償フレーム間差分値が
計算され、第1の符号長変換部202Aおよび第2の符
号長変換部202Bへ入力される。第1の符号長変換部
202Aでは、第1の符号長テーブル118Aに基づい
て各動き補償フレーム間差分値に対して割り当てられる
べき符号長が求められた後、第1の総和計算部203A
に入力される。第1の総和計算部203Aでは小ブロッ
ク内での符号長の総和208Aが計算される。同様にし
て、第2の符号長変換部202Bでは、第2の符号長テ
ーブル118Bに基づいて各動き補償フレーム間差分値
に対して割り当てられるべき符号長が求められた後、第
2の総和計算部203Bに入力される。第2の総和計算
部203Bでは小ブロック内での符号長の画素208B
が計算される。計算された2種類の総和208Aおよび
208Bは比較部209に送られ、小さい方の総和21
1が最小値メモリ204に送られ、その時点でメモリに
蓄えられている最小値との比較が行なわれる。選択され
た方の総和211が最小値メモリ204に蓄えられてい
る最小値よりも小さい場合には、最小値が更新されると
ともに、ベクトルメモリ206に対して更新指示命令が
送られ、記憶されているベクトルがその時点で入力され
ている候補ベクトルに置換される。さらに、比較器20
9から、選択された方の総和211を与える符号フラグ
210を符号選択フラグメモリ212に書き込む。
探索範囲のすべてのベクトルの発生が終了した時点で、
ベクトルメモリ206に蓄えられているベクトルが符号
化対象小ブロックの動きベクトル108として出力さ
れ、また符号選択フラグメモリ212に蓄えられている
符号フラグが符号選択フラグ213として符号選択スイ
ッチ119,120に出力されるとともに、最小値メモ
リ204、ベクトルメモリ206、符号選択フラグメモ
リ212がリセットされる。符号選択スイッチ119,
120は符号選択フラグ213に基づいてスイッチを切
替える。
されていることになる。16×16の符号化対象小ブロ
ックB(i,j)に対して、フレームメモリ106中の
参照画像107上で空間的にB(i,j)を水平・垂直
方向に(u,v)だけずらした小ブロックB'(i+u,
j+v)との動き補償フレーム間差分値Eu,v(i,j)
を以下に基づき計算する。
類の符号の長さをそれぞれW1 [Eu,v(i,j)],W
2 [Eu,v(i,j)]とし、各ベクトル(u,v)に対
して、次式のL1(u,v),L2(u,v)を計算する。
L1(u,v),L2(u,v)の最小値を与えるような
(u,v)を最終的な動きベクトル(U,V)とし、動
きベクトル(U,V)によって定められる参照画像10
7中の小ブロックを参照小ブロックとする。また、最小
値を与えるのがW1 を用いた場合かW2 を用いた場合か
により、符号割り当て部113A,113Bで使用する
符号を決定する。
ーム中の複数個の候補ベクトルの各々に対して、動き補
償フレーム間差分値に対する符号の長さを符号テーブル
ごとにブロック内の各画素で合計し、符号の長さの合計
が最小となるものを動きベクトルとするとともに、該動
きベクトルにて求められる動き補償フレーム間差分値に
対して、前記最小符号長を与えるような符号テーブルに
て符号割り当てを行なうことによりその動きベクトルに
対応する小ブロックが参照小ブロックとなり、結果とし
て、動き補償フレーム間予測差分値に符号を割り当てて
伝送・記録するようなロスレス符号化方法において、最
終的に符号を割り当てて得られる符号長の総和が最短な
ものにすることが可能となる。また、用いる符号の符号
長をテーブルにしておくことで、処理も容易であるの
で、非常に実現性の高い方法であるといえる。
ある。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 ディジタル画像信号に対して現フレーム
の画像データを小ブロックに分割し、分割された符号化
対象小ブロックに対して、フレームメモリに蓄えられて
いる過去または未来の参照フレームから動きベクトルを
求め、該動きベクトルにより定まる参照ブロックと現フ
レームの符号化対象小ブロックとの動き補償フレーム間
差分値を算出した後、動き補償フレーム間差分値に符号
を割り当てることにより符号化して伝送・記録する画像
符号化方法において、動き補償フレーム間差分信号に対して割り当てるべき複
数のテーブルをあらかじめ用意し、 参照フレーム中の複数個の候補ベクトルの各々に対し
て、動き補償フレーム間差分値に対する符号の長さを符
号テーブルごとにブロック内の各画素で合計し、符号の
長さの合計が最小となるものを動きベクトルとするとと
もに、該動きベクトルにて求められる動き補償フレーム
間差分値に対して、前記最小 符号長を与えるような符号
テーブルにて符号割り当てを行なうことを特徴とする画
像符号化方法。 - 【請求項2】 N段の木探索にて動きベクトルの探索を
行なう場合、初段からK−1段の探索について、参照フ
レーム中の複数個の候補ベクトルの各々に対して、動き
補償フレーム間差分値の絶対値をブロック内の各画素で
合計し、絶対値和の合計が最小となるものを次段の動き
ベクトル探索の中心とし、K段からN段の探索について
は請求項1に従う探索を行なうことを特徴とする画像符
号化方法。 - 【請求項3】 入力された符号化対象画像を符号化対象
小ブロックに分割する小ブロック分割部と、参照画像を
蓄えるフレームメモリと、該フレームメモリに蓄えられ
ている過去または未来の参照画像から動きベクトルを求
める動きベクトル検出部と、求められた動きベクトルに
対応する参照小ブロックを求める動き補償部と、前記参
照小ブロックと前記符号化対象小ブロックとの差である
動き補償フレーム間差分値を算出する減算器と、前記動
き補償フレーム間差分値に符号を割り当てる第1、第
2、・・・、第n(n≧2)の符号割り当て部と、符号
を割り当てられた動き補償フレーム間差分値を前記動き
ベクトルと多重化し、符号化データとして出力する多重
化部と、前記動き補償フレーム間差分値と前記第1、第
2、・・・、第nの符号割り当て部にて用いられる符号
の符号長との関係を示す第1、第2、・・・、第nの符
号長テーブルを作成し、前記動きベクトル検出部に出力
する第1、第2、・・・、第nの符号長テーブル作成部
と、前記減算器の出力を前記第1〜第nの符号割り当て
部の入力のいずれかに接続する第1の符号選択スイッチ
と、前記第1〜第nの符号割り当て部のいずれかの出力
を前記多重化部に出力する第2の符号選択スイッチを有
し、 前記動きベクトル検出部は、ベクトルメモリと、動きベ
クトルの定められた探索範囲中のベクトルを発生し、前
記ベクトルメモリに格納する候補ベクトル設定部と、前
記フレームメモリに蓄えられている参照画像を前記候補
ベクトル設定部で発生された候補ベクトルによってその
分だけシフトするシフト部と、シフトされた小ブロック
と前記符号化対象小ブロックの動き補償フレーム間差分
値を計算する減算器と、前記第1、第2、・・・、第n
の符号長テーブルに基づいて該動き補償フレーム間差分
値に対して割り当てられるべき第1、第2、・・・、第
nの符号長を求める第1、第2、・・・、第nの符号長
変換部と、小ブロック内での前記第1、第2、・・・、
第nの符号長の総和を計算する第1、第2、・・・、第
nの総和計算部と、前記第1の符号長の総和、前記第2
の符号長の総和、・・・、第nの符号長の総和を比較
し、最も小さい総和および該総和を与える符号フラグを
出力する比較部と、前記最小の総和を、現在蓄えられて
いる最小値と比較し、該総和が前記最小値よりも小さい
場合には、該総和で最小値を更新し、前記ベクトルメモ
リに更新指示命令を送る最小値メモリと、前記符号フラ
グを記憶し、該符号フラグに対応する符号割り当て部を
選択するように、前記第1および第2の符号選択スイッ
チを切り換える符号選択フラグメモリを含み、前記ベク
トルメモリは前記更新指示命令により、記憶されている
ベクトルをその時点で入力されている候補ベクトルと置
換し、前記候補ベクトル設定部にて定められた探索範囲
のすべてのベクトルの発生が終了した時点で、蓄えられ
ているベクトルを符号化対象小ブロックの動きベクトル
として前記動き補償部と前記多重化部に出力する画像符
号化装置。
Priority Applications (1)
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JP16984495A JP3209260B2 (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-05 | 画像符号化方法および装置 |
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WO2012120909A1 (ja) | 2011-03-09 | 2012-09-13 | パナソニック株式会社 | 動画像復号化装置および動画像復号化方法 |
WO2012120908A1 (ja) | 2011-03-09 | 2012-09-13 | パナソニック株式会社 | 動画像符号化装置および動画像符号化方法 |
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1995
- 1995-07-05 JP JP16984495A patent/JP3209260B2/ja not_active Expired - Lifetime
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