JP3208875U - 開封型封筒 - Google Patents
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Abstract
【課題】封筒を開封する際、内部の書類や手紙などの端部位置が確認でき、封筒を手によって開封しても、内容物の端部が破ける或いは損傷することなく開封出来ると共に、簡単に且つきれいに開封出来る開封型封筒を提供する。【解決手段】封筒1の封止側の開封部2を切離し可能に、その下端部3と平行に開封用のミシン目4を設け、且つ、ミシン目4と接する確認穴5を設ける。又、開封部2の裏面側1bに設けると共に、その裏面側1bの確認穴5を覆う切欠用突出片である冠着手段を切離し可能に具備した構造とする。また確認穴5が、封筒1を貫通した四角形或いは半月形に形成されると良く、半月形の確認穴5に於いて、半月形の直線部側がミシン目4に接するようにするのが好ましい。【選択図】図1
Description
本考案は書類や手紙などが入れられた封筒を開封する際、内部の書類や手紙などの端部が破ける或いは損傷することなく開封出来ると共に、手で簡単に開封出来る開封型封筒に関する。
一般的に封筒を開封する際、封筒の先端部をハサミやペーパーナイフ等を用いたり、或いは手によって封筒を破いて開封が行われていたが、その際、ハサミやペーパーナイフ等を用いた場合、それを身近に用意する必要があった。一方、封筒を手によって破いて開封すると、内部の書類や手紙などの端部が破ける或いは損傷する恐れがあるため、非常に気を使って開封しなければならないと共に破られた封筒の開口は見た目が悪いものとなっていた。
このため、書類や手紙などが入れられた封筒を開封する際、内容物を傷付けることなく開封出来るものとして、確認穴を設けたものや、接着剤で内容物が開封用ミシン目に掛らないように規制されたものなどがある。前記確認穴を設けたものとしては、実開昭59−61956号や実開昭60−15835号が提案されている。これらは封筒の頂部又は底分などに穴が穿設されているが、ミシン目などの開封手段がないため、受取人が封筒をハサミ等で切断して開封しなければならなかった。この時、ハサミ等を身近に用意して置かなければならず、開封が面倒であった。しかも、確認穴が封筒の表面から見えるため、見た目が悪いものとなっていた。
一方、接着剤で内容物が開封用ミシン目に掛らないように規制されたものとしては、特開2013−216367が提案されている。これはミシン目による易開封手段と、接着剤による密封手段ならびに封筒内の書類の移動防止手段と、を備えたものであり、ミシン目が設けられる位置から開口側に一定幅の空白領域を空けて糊下部を直線状に設け、封筒内の書類のミシン目側への移動を規制するものである。しかしながら、ミシン目に沿って切取っても貼着部があるため、直ぐに書類を取出すことができず、その貼着部を開かなければならず、開封作業に手間の掛るものであった。
本考案は封筒を開封する際、前もって内部の書類や手紙などの端部位置が確認穴で確認でき、封筒を手によって開封しても、内容物の端部が破ける或いは損傷することなく開封出来ると共に、開封作業に於いても確認穴が開封の妨げとならず、簡単に且つきれいに開封出来る開封型封筒を提供することを目的とする。
本考案は上記現状に基づいて成されたものであり、つまり、封筒の封止側の開封部を切離し可能に、その下端部と平行に開封用のミシン目を設け、且つ、ミシン目と接する確認穴を設ける。又、前記確認穴を開封部の裏面側に設けると共に、その裏面側の確認穴が覆われる冠着手段を切離し可能に具備した構造とすると良く、また前記確認穴は、封筒を貫通した四角形或いは半月形に形成されると良い。特に、前記半月形の確認穴に於いては、半月形の直線部側がミシン目に接するようにするのが好ましい。又、前記冠着手段が切欠用突出片であり、その切欠用突出片を切離して、確認穴を表出可能と成したものとしても良い。
請求項1のように封筒(1)の封止側の開封部(2)を切離し可能に、その下端部(3)と平行に開封用のミシン目(4)を設け、且つ、ミシン目(4)と接する確認穴(5)を設けることにより、手で封筒(1)をミシン目(4)に沿って、容易に切離され、且つ、前もって内部の書類や手紙などの端部位置が確認穴(5)で確認できるため、書類などの端部を損傷させることなく開封出来ると共にきれいに開封出来るものとなる。更に確認穴(5)の上部又は下部をミシン目(4)と接するように設けることにより、手でミシン目(4)に沿って開封する際、例えば、確認穴(5)がミシン目(4)を横切ってミシン目(4)の上下に渡って設けられる場合と比べ、確認穴(5)が開封の邪魔をせず、ミシン目(4)の切離しがスムーズに行えるものとなる。
請求項2のように封筒(1)の裏面側(1b)の開封部(2)に確認穴(5)を設けると共に、その裏面側(1b)の確認穴(5)を覆う冠着手段(6)を切離し可能に具備することにより、確認穴(5)が外側から見えないものとなるので、一般の郵便物と変わりなく取扱えるものとなる。
請求項3に示すように確認穴(5)が、封筒(1)を貫通したことにより、封筒(1)の封止した開封部(2)を後からも貫通でき、確認穴(5)の形成が容易になると共に、小さな穴でも手紙等の内容物の端部位置が見易いものとなる。また確認穴(5)を半月形に形成することにより、手でミシン目(4)に沿って開封する際、半月形穴の角部がミシン目(4)に接しているので、確認穴(5)から更に切離すにも切断力がスムーズにミシン目(4)に沿って伝達され、四角形に形成したものよりもミシン目(4)の切離しが、良好に行える。しかも、ミシン目(4)を左右どちらから切離しても、良好に切離しが行える。尚、四角形に形成したものは、ミシン目(4)に沿って開封する際、確認穴(5)の所で切断力が上部のミシン目(4)と四角の確認穴(5)下方の角部に分散され、時としてその角部から破れる恐れが生ずることもあるので、確認穴(5)は半月形状がより好ましい。
請求項4に示すように半月形の確認穴(5)に於いて、半月形の直線部側(5a)をミシン目(4)に接することにより、開封の際に、ミシン目(4)に沿って開封作業が確認穴(5)に到達しても、半月形の穴隅がミシン目(4)に接しているため、切断力が次のミシン目(4)に集中し、よりスムーズに切離しが行える。特に、半月形の直線部側(5a)がミシン目(4)に接していることにより、確認の際に、ミシン目(4)の境が見易くなり、内容物の端部位置の確認が容易になる。
請求項5のように確認穴(5)を、封筒(1)の裏面側(1b)に設け、且つ、冠着手段(6)を切欠用突出片に形成し、その切欠用突出片を切離して確認穴(5)を表出可能なものにすることにより、確認穴(5)が封筒(1)の外側から見えず、一般の郵便物と変わりなく取扱える。また確認穴(5)が開封する前には開いていないので、ゴミやホコリ或いは湿気や水分の浸入の防止の役目を成す。しかも、冠着手段(6)が簡単に手で切離しができ、確認穴(5)を表出させることができるので、開封の際に内容物の位置の確認が出来る。
本考案の実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。(1)は封筒であり、該封筒(1)としては、郵便物用の定型封筒や事務全般で使用される封筒などが含まれる。また封筒(1)の製作としては、型抜きした展開紙を折畳み糊付けして封筒(1)にするが、裏面側(1b)の長手方向を重合して糊で貼着する箇所は、中央部ではなく、図1のように封筒(1)の長手方向の縁近く(図中に於いては下側)にした方が好ましい。尚、前記重合部は裏面側(1b)の中央部で重合させると、後述する確認穴(5)を、展開状態で穿設(或いは切欠き)する際に重合部に引掛かるので、穿設(或いは切欠き)する箇所が増えると共に、合せる際にズレを生じる恐れがある。又、封筒(1)の封止側は、折返し片(7)を折り曲げて糊付けして封止する。
(2)は封筒(1)の封止側を切離す開封部であり、該開封部(2)は、後述するミシン目(4)によって開封時に切離し可能としている。また開封部(2)の貼着された折返し片(7)の中央縁には、前記確認穴(5)に掛らないように切欠いた逃げ部(2a)を設けているが、封筒(1)を完成させた後に、確認穴(5)を最後に開ける場合は、必要ない。(3)は封筒(1)の下端部であり、且つ、開封部(2)の下端部でもある。(4)は下端部(3)と平行に設けた開封用のミシン目であり、該ミシン目(4)の所には、その位置が目立つように色付き点線を付しておくと良い。
(5)はミシン目(4)と上部又は下部を接するように設けた確認穴であり、その確認穴(5)は開封部(2)を貫通した図2(a)のような四角形、或いは図2(b)のような半月形に形成したものとするのが好ましい。前記半月形のものは、その直線部側(5a)がミシン目(4)に接して設けられている。又、確認穴(5)は図3(a)のように、表面側(1a)と裏面側(1b)とを貫通させるのが良い。また図3(c)のように確認穴(5)を裏面側(1b)のみに設けても良く、且つ、封筒(1)の裏面側(1b)のみに図3(b)のような確認穴(5)を形成すると共に図2(c)に示すように後述する切欠用突出片である冠着手段(6)で覆ったものとしても良い。更に確認穴(5)は図2(d)や(e)のように、ミシン目(4)に下部(図中に於いては右側)を接して郵便番号側へ設けたものとしても良い[図3(d)参照]。この場合、逃げ部(2a)は不要である。
(6)は封筒(1)の裏面側(1b)の開封部(2)に設けた冠着手段であり、該冠着手段(6)は、ミシン目などの切取線(6a)を図2(c)に示すように設けて切離し可能と成している。この冠着手段(6)としては、折返し片(7)の先端中央に突出した切欠用突出片を一体に形成させ、その先端部を指で摘み、開封部(2)から切離して、確認穴(5)を表出するように設けている。つまり、冠着手段(6)は確認穴(5)を覆った状態にするためのものである。尚、前記冠着手段(6)である切欠用突出片の裏面には、開封部(2)の折返し片(7)を貼着する際、糊付けをしない。
次に本考案の作用を図4に基づいて説明する。先ず、(a)の状態でミシン目(4)に沿って切離すと、書類や手紙などの内容物の端部が破ける恐れが大であるので、内容物がミシン目(4)に掛らないように、封筒(1)の郵便番号側を下にして、内容物が下側に寄るようにする。その後、確認穴(5)から内容物がミシン目(4)に掛っていないかを確認する。内容物の端部が見える時には、封筒(1)を机の上などに軽く落として、内容物を下げる。
次に内容物を取出す際は、図4(b)のように、ミシン目(4)に内容物が掛っていないことを予め確認して、手でミシン目(4)に沿って切離すと、(c)に示すように開封部(2)が封筒(1)から切離される。そして、封筒(1)から内容物を取出せば良い。この時、ミシン目(4)は、確認穴(5)の上部が接しているので、それが開封の邪魔にならず、ミシン目(4)が途中で止まることなくスムーズに切離すことが出来るのである。尚、確認穴(5)の下部が接している図2(d)や(e)の場合は、確認穴(5)の下部から内容物が図中左側に寄っていることを確認した後、ミシン目(4)に沿って開封部(2)を切離せば良い。
1 封筒
1b 裏面側
2 開封部
3 下端部
4 ミシン目
5 確認穴
5a 直線部側
6 冠着手段
1b 裏面側
2 開封部
3 下端部
4 ミシン目
5 確認穴
5a 直線部側
6 冠着手段
Claims (5)
- 封筒(1)の封止側の開封部(2)を切離し可能に、その下端部(3)と平行に開封用のミシン目(4)を設け、且つ、前記ミシン目(4)と接する確認穴(5)を設けたことを特徴とする開封型封筒。
- 前記確認穴(5)が、前記封筒(1)の裏面側(1b)の前記開封部(2)に設けると共に、その裏面側(1b)の前記確認穴(5)を覆う冠着手段(6)を切離し可能に具備した請求項1記載の開封型封筒。
- 前記確認穴(5)が、前記封筒(1)を貫通した四角形或いは半月形である請求項1記載の開封型封筒。
- 前記半月形の確認穴(5)に於いて、半月形の直線部側(5a)が前記ミシン目(4)に接している請求項3記載の開封型封筒。
- 前記冠着手段(6)が切欠用突出片であり、その切欠用突出片を切離して前記確認穴(5)を表出可能と成す請求項2記載の開封型封筒。
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JP2016005688U JP3208875U (ja) | 2016-11-29 | 2016-11-29 | 開封型封筒 |
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