JP3208339B2 - ドロップインコンロ - Google Patents

ドロップインコンロ

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JP3208339B2
JP3208339B2 JP31461896A JP31461896A JP3208339B2 JP 3208339 B2 JP3208339 B2 JP 3208339B2 JP 31461896 A JP31461896 A JP 31461896A JP 31461896 A JP31461896 A JP 31461896A JP 3208339 B2 JP3208339 B2 JP 3208339B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドロップインコン
ロ、特に、カウンタートップの開口から挿入した器具本
体と前記開口周縁との水密を確保する構成に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】所謂ドロップインコンロは、通常、器具
本体の胴部がカウンタートップの開口内に落とし込まれ
て、前記器具本体の胴部上端から張り出させたフランジ
部が前記開口周縁部に係合することによりカウンタート
ップによって支持される。コンロ上面となる天板も、前
記フランジ部を被覆するように器具本体に被冠されカウ
ンタートップによって支持される。
【0003】そして、従来のこの種ドロップインコンロ
では、前記開口内への煮汁等の侵入を防止するために、
前記天板の周縁とカウンタートップとの間、又は、前記
器具本体のフランジ部とカウンタートップ上面との間に
水密用のパッキングが介在される。このパッキングを介
在させる構成としては、例えば、特公平7−18554
号に開示されるように、天板周縁のスカート部下端にパ
ッキングを下方から外嵌装着した構成が採用されてい
る。
【0004】前記パッキングと前記天板周縁との結合強
度(以下、取付け強度という)を高めるために、前記先
行技術のものでは、前記両者の嵌合部の間を接着によっ
て結合している。ところが、この接着作業が面倒である
ことから、接着によることなくある程度の取付け強度を
確保する為に、前記天板周縁の断面形状を特殊に形成し
てこれに前記パッキングの断面形状を適合させる方法
が、実開昭63−110817号等に開示されている。
【0005】この先行技術では、前記パッキングと天板
周縁との嵌合部の断面形状が複雑な屈曲断面となってい
ること、及び、抜け方向において係合する関係にあるこ
と等の理由から、前記嵌合部の断面形状が直線状のシン
プルなものに比べて前記取付け強度が向上する。ところ
が、この場合には、前記パッキングを天板周縁に取り付
けにくいと言う問題が残る。また、パッキングの取付け
強度は十分に高いものとは言えない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】請求項1の発明は、か
かる点に鑑みてなされたものであり、パッキングの嵌着
作業が簡単で且取付け強度が十分であり、加えて、器具
本体のカウンタートップに対する位置決めが簡単且確実
に行えるようにすることをその課題とする。請求項2の
発明は、カウンタートップに形成される異なるサイズの
開口に適用可能ならしめるようにし、請求項3の発明
は、位置決め及びパッキングの固定の為の構成を簡素化
し、請求項4の発明は、パッキング固定の際の前記パッ
キングの位置にバラツキがあっても確実に固定できるよ
うにすることを課題とし、請求項5の発明は、複数のサ
イズに適合させて位置決めさせた何れの状態に置いても
前記パッキングが確実且簡単に固定できるようにするこ
とを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の請求項1の発明の技術的手段は、『器具本体(10)の胴
部上端から外方に張り出させたフランジ部(11)にパッキ
ング(P) を取付け、前記フランジ部(11)が前記パッキン
グ(P) を介してカウンタートップ(T)に設けた開口(H)
の周縁部により支持され、前記器具本体(10)に天板を被
冠させたドロップインコンロであって、前記パッキング
(P) は、前記フランジ部(11)の周縁部に対して外嵌装着
され、前記器具本体(10)の胴部外周面と前記開口(H) の
内周面との間の複数個所には前記器具本体(10)から突出
させた位置決め金具(20)を介在させ、この位置決め金具
(20)の上端には前記フランジ部(11)に止着される止着片
(21)を連設すると共に、前記パッキング(P) に向かって
延びる保持片(22)を前記止着片(21)に連設し、前記位置
決め金具(20)は、器具本体(10)に設けた透孔から挿通突
出された状態にて、前記止着片(21)によりフランジ部(1
1)の上面に止着されると共に前記保持片(22)は前記止着
状態にて前記パッキング(P) を抜け止め状態に保持する
構成とした』ことである。
【0008】この構成によれば、止着片(21)をフランジ
部(11)に取付けることにより、位置決め金具(20)が所定
の位置に突出して開口(H) の内周面と前記位置決め金具
との関係によって器具本体(10)が位置決めされる。同時
に、止着片(21)に連設された保持片(22)がパッキング
(P) をフランジ部(11)の周縁部に対して抜け止め状態に
保持する。なお、パッキング(P) を抜け止め状態に保持
するとは、パッキング(P) がフランジ部(11)の周縁部側
に脱出するのを阻止するように係合する構成であり、係
合片(24)とパッキング(P) とが係合する関係や、傾斜
面、波形部相互の接触により係合する関係、更には、パ
ッキング(P) の上面に爪部(23)が食い込む関係を含む。
【0009】請求項2の発明は、上記請求項1の発明に
おいて、『前記位置決め金具(20)を挿通させる前記透孔
を、前記フランジ部(11)において器具本体(10)の前記胴
部との距離が異なる複数の位置に設けた』ことである。
この構成によれば、器具本体(10)の胴部に対して、前記
複数種の透孔に応じた異なる位置に位置決め金具(20)を
突出させられる。従って、開口(H) のサイズが異なる場
合、前記取付け金具(20)を挿通させる前記透孔の開設位
置を、前記開口の各サイズに合わせて、複数箇所に設定
することにより、前記位置決め金具(20)の突出位置を各
サイズに合わせて変更できる。しかも、前記透孔がフラ
ンジ部(11)に設けられているから、前記位置決め金具(2
0)は前記フランジ部(11)の上方から前記透孔に挿入して
胴部近傍に突出させることができる。
【0010】前記した請求項1又は2の発明において、
請求項3に記載するように、前記止着片(21)は、『前記
フランジ部(11)に対して螺合される取付けネジによりネ
ジ止めされる構成』としてもよい。このネジ止めの場
合、位置決め金具(20)の取付け作業がフランジ部(11)の
上方から行える。このものでは、止着片(21)を取付ける
ための構成が簡単である。
【0011】請求項4の発明は、上記請求項1〜3の発
明において、『前記保持片(22)は、前記パッキング(P)
の上面に添う板状部とその下面から突出し前記止着片(2
1)のネジ止めによって前記前記パッキング(P) の上面に
食い込む爪部(23)とを具備する構成とした』ことであ
る。このものによれば、パッキング固定の際の前記パッ
キングの位置にバラツキがあっても爪部(23)がパッキン
グ(P) の上面の適宜位置に食い込む。
【0012】請求項5の発明は、『前記位置決め金具(2
0)を挿通させる前記透孔を、前記フランジ部(11)におい
て器具本体(10)の前記胴部との距離が異なる複数の位置
に設け、前記止着片(21)は、前記フランジ部(11)に対し
て螺合される取付けネジによりネジ止めされ、前記保持
片(22)は、前記パッキング(P) の上面に添う板状部とそ
の下面から突出し前記止着片(21)のネジ止めによって前
記前記パッキング(P)の上面に食い込む複数の爪部(23)
(23)とを具備し、前記各透孔に前記位置決め金具(20)が
挿通された状態にて前記パッキング(P) の上面に一致す
る位置に前記爪部(23)(23)を配置した』ものであり、こ
のものでは、異なるサイズの開口(H) に器具本体(10)の
胴部を落とし込んだ場合でも、各サイズに適合させた位
置に位置決め金具(20)を装着できると共に、この何れの
状態でも、保持片(22)の爪部(23)(23)の少なくとも一部
が確実にパッキング(P) の上面に食い込む。
【0013】
【発明の効果】請求項1の発明は、パッキング(P) はフ
ランジ部(11)に外嵌するだけであり、これに位置決め金
具(20)を複数箇所に装着することにより前記パッキング
(P) が抜け止め状態に固定されるから、パッキング(P)
の嵌着作業が簡単で且取付け強度が十分であり、加え
て、器具本体(10)のカウンタートップ(T)に対する位置
決めが簡単且確実に行える。
【0014】請求項2の発明は、前記効果に加えて複数
のサイズの開口に合わせてドロップインコンロを位置決
めできる利点がある。
【0015】請求項3の発明によれば、位置決め及びパ
ッキングの固定の為の作業がフランジ部(11)の上方から
の作業によって行えるから以上の効果に加えて一層作業
性が改善される。また、位置決め金具(20)の取付け構造
が簡素化できる。
【0016】前記請求項4の発明は、フランジ部(11)の
上面からのネジ止め作業によって前記パッキング(P) の
固定及び位置決め作業が同時に行える利点がある。
【0017】請求項5の発明は、複数の爪部によって請
求項4の発明の効果と同様の効果が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、上記した本発明の実施例を
図面に従って詳述する。図1〜図4に示す実施の形態1
は、扁平な直方体状の胴部の上端からフランジ部(11)を
張り出した構成の器具本体(10)内にガス燃焼機構を内蔵
し、前記器具本体(10)の上端開放部に前記ガスバーナに
対応させて複数のバーナ孔を設けた天板(30)を被冠させ
たドロップインコンロに本発明を実施したものである。
【0019】このものでは、前記器具本体(10)の胴部
は、カウンタートップ(T) の開口(H)に落とし込み状態
に収容されて、この胴部上端から張り出すフランジ部(1
1)が前記開口周縁によって支持される。この支持部分に
よって器具本体(10)とカウンタートップ(T) との間(フ
ランジ部(11)とカウンタートップ(T)の間)の水密が確
保される構成であり、このために、前記フランジ部(11)
の周縁にパッキング(P)が装着されている。このパッキ
ング(P) は、断面形状が一様な弾性材料製の型材からな
り、その断面形状は、図3、図4に示すように、外側上
部を切欠部(P1)としたL字状とし、その内側端面部の中
程には一定深さの切り込み切り込み(P2)が水平方向に形
成されている。そして、前記パッキング(P) は、前記フ
ランジ部(11)の周縁部が前記切り込み(P2)に挿入される
態様で、前記フランジ部(11)の周縁全域に装着されて全
体としてループ状となる。
【0020】一方、前記天板(30)は周縁にスカート部(3
1)が形成された構成となっている。そして、前記切欠部
(P1)の内側の直立壁に外嵌する態様で天板(30)が被冠さ
れる。また、開口(H) 内に遊嵌される器具本体(10)を位
置決めする為に、この例では、位置決め金具(20)が用い
られる。この位置決め金具(20)は、図3、図4のよう
に、その上端に止着片(21)が設けられ、この止着片(21)
の端部から保持片(22)を延長形成したものであり、前記
位置決め金具(20)が前記フランジ部(11)に設けた透孔(1
2)から前記器具本体(10)の胴部の外側近傍に突出するよ
うに、前記フランジ部(11)にネジ止め固定されている。
【0021】前記位置決め金具(20)には、前記止着片(2
1)から直角に垂下する垂下片に続けてS字状に屈曲する
屈曲部が形成され、この屈曲部の下端部は内側に傾斜す
る傾斜片(201) となっている。そして、前記傾斜片(20
1) の上端の屈曲頂部 (202)が開口(H) の開口縁である
カウンタートップ(T) の内周面と一致するように、前記
位置決め金具(20)の屈曲位置及び屈曲度合いが所定の値
に設定され、前記透孔(12)から前記位置決め金具(20)を
挿通させた状態では、前記屈曲頂部( 屈曲頂部(202))が
カウンタートップ(T) の内周面に接触して全体的に弾性
変形する構成である。
【0022】前記透孔(12)は、図2のように、フランジ
部(11)の周方向の複数カ所に設けられ、各透孔(12)の夫
々に各位置決め金具(20)が挿通されて取付けネジを用い
て前記透孔(12)の近傍に設けた螺孔(13)にネジ止めされ
る。前記周方向の各部には、図6のように、フランジ(1
1)の幅方向に於いて胴部との距離が異なる複数の位置に
透孔(12)(12)が、カウンターテーブル(T) に形成される
開口(H) のサイズに合わせて設けられている。
【0023】前記止着片(21)の外側端部の保持片(22)
は、前記止着片(21)に続く直立片、これに続く水平片、
外側端部から垂下する係合片(24)からなり全体として逆
U字状に屈曲した構成である。前記直立片と係合片(24)
との間隔は前記パッキング(P)の切欠部(P1)の内側にて
直立する直立壁(P3)の横幅に略一致している。また、前
記止着片(21)から前記水平片までの高さは、切り込み(P
2)から直立壁(P3)の頂部までの高さに一致させている。
従って、位置決め金具(20)をネジ止めした状態では、前
記保持片(22)が図3のようにパッキング(P) の直立壁(P
3)を抱えるようにして抜け止め状態に保持することとな
る。
【0024】この実施の形態のドロップインコンロで
は、上記したようにパッキング(P) を器具本体(10)のフ
ランジ部(11)の周縁部に嵌め込んで、上記屈曲頂部(20
2) が開口(H) の内周面側に向く姿勢で各透孔(12)に位
置決め金具(20)を挿入し、前記位置決め金具(20)の止着
片(21)を前記フランジ部(11)にネジ止めすると、上記し
たように、保持片(22)によってパッキング(P) が抜け止
め状態に固定されたものとなる。この状態で器具本体(1
0)をその胴部が開口(H) に落とし込まれるようにしてカ
ウンタートップ(T)に装着すると、器具本体(10)は、各
位置決め金具(20)の屈曲頂部(202) が開口(H) の内周面
に接触した状態に位置決めされる。そして、フランジ部
(11)とカウンタートップ(T)とはパッキング(P) を介し
て水密状態に接触する。このように位置決めされ且カウ
ンタートップ(T)との水密が確保された器具本体(10)に
対して、スカート部(31)の下端部を前記パッキング(P)
の切欠部(P1)に収容される天板(30)を被冠させると、こ
の天板(30)が所定の状態に装着されたものとなる。
【0025】また、位置決め金具(20)は弾性板によって
構成されているから、前記器具本体(10)の装着状態で
は、所定の弾性力によって前記屈曲頂部(202) が開口
(H) の内周面に加圧され、器具本体(10)がガタつく心配
がない。さらに、前記屈曲頂部(202) の先端側は内側に
傾斜する傾斜片(201)となっているから、予め位置決め
金具(20) をフランジ部(11)にネジ止めした状態で器具
本体(10)の胴部を開口(H)内に落とし込む際に前記傾斜
片(201) が案内作用を発揮し、当該落とし込み動作が円
滑且簡単である。
【0026】[図5に示す実施の形態2について] この実施の形態は、位置決め金具(20)を挿通する透孔(1
2)を器具本体(10)の胴部側壁(27)に開設し、前記位置決
め金具(20)の構成は、止着片(21)に続く垂下片(203) の
下方に外側に突出片(204) が突出傾斜した後屈曲頂部(2
02) が一定距離垂下してその下方で内側に傾斜する傾斜
片(201) を連設すると共に、保持片(22)を止着片(21)に
対して水平方向に連続させた構成としたものである。こ
の例のパッキング(P) の切り込み(P2)は直立壁(P3)に形
成され、全体の高さは、上記実施の形態1のそれよりも
低く設定されている。また、(13)はフランジ部(11)に形
成した隆起部に設けられたバーリング孔であり、前記隆
起部の高さと前記切り込み(P2)から直立壁(P3)の頂面ま
での高さが略一致していて、止着片(21)と保持片(22)と
を同一面として構造を簡単としている。さらに、器具本
体(10)の胴部の内面からフランジ部(11)に嵌め込んだパ
ッキング(P) の直立壁(P3)の外面までの間隔が、止着片
(21)の内側の端部から保持片(22)の外側の端部の係合片
(24)までの間隔と一致させている。
【0027】このものでは、フランジ部(11)に前記パッ
キング(P) を嵌め込んだ状態で、前記位置決め金具(20)
を前記透孔(12)から器具本体(10)の胴部外側に突出させ
て、ネジ孔(13)に螺合させた止めネジにより止着片(21)
を前記フランジ部(11)にネジ止めすると、直立壁(P3)が
係合片(24)に係合した状態となってパッキング(P) が保
持片(22)により抜け止め状態に保持されたものとなる。
このものでは、直立壁(P3)の高さが低くて止着片(21)と
保持片(22)とが同一平面上にあり、フランジ部(11)の上
面との間隔を小さく設定できるから、パッキング(P) に
よる水密構造部分の嵩が低くなる。また、透孔(12)をフ
ランジ部(11)に形成するものではないから、フランジ部
(11)の幅が狭く設定できる。
【0028】更に、透孔(12)が器具本体(10)の側壁(27)
に設けられたため、位置決め金具(20)が側壁(27)の透孔
(12)の上方側壁の内面に密着するような密着部(28)を有
するような構造とすれば、位置決め金具(20)を側壁(27)
に対しがたつきのないように取付けることができるの
で、位置決め金具(20)の全幅にわたり開口(H) と接触で
き、器具本体(10)を開口(H) に対して平行状態を保って
設置できる。即ち、フランジ部(11)の螺孔(13)と側壁(2
7)までの距離Xに対し、止着片(21)における孔(21a) と
垂下片(203) までの距離Yを考慮して、垂下片(203) の
外面に対し側壁(27)の透孔(12)より上部側壁の内面がが
たつきのないようにした場合は、透孔がフランジ部(11)
に設けられる場合のような透孔の幅の大きさ分だけがた
つきが生じることがない。尚、位置決め金具(20)ががた
つきなく取付けられるならば、例えば、相当数の取付け
がなされた場合には、パッキング(P) を押える保持片(2
2)はなくてもよい。
【0029】[実施の形態3について] 位置決め金具(20)の保持片(22)の構成は、図7〜図9の
ように、上記した直立片に続く水平片に下方に突出する
三角形状の爪部(23)(23)群を設け、この爪部(23)を直立
壁(P3)の上面に食い込ませ得る構成としてもよい。この
ものでは、前記爪部(23)が直立壁(P3)の上面の何れかの
位置にあるかぎり、パッキング(P) が保持片(22)に対し
て抜け止め状態に係合する。従って、フランジ部(11)に
対するパッキング(P) の取付位置がばらついたとしても
確実に抜け止め状態に保持できる。
【0030】特に、この例では、器具本体(10)のフラン
ジ部(11)の幅を十分な大きさに設定し、図6のように、
器具本体(10)の胴部外面近傍の第1透孔(121) 群と、こ
れから一定距離外側に離れた第2透孔(122) 群とからな
る透孔群が設けられ、前記各透孔に前記位置決め金具(2
0)が挿通されて前記各透孔近傍に設けた螺孔(13)に前記
止着片(21)がネジ止めされ得る構成になっている。
【0031】そして、前記爪部(23)爪部(23)は、前記第
1、第2透孔(121)(122)群の配設位置合わせて、保持片
(22)の突出方向に沿うように複数列に配置されている。
従って、図8のように、第1透孔群(121) に位置決め金
具(20)を挿入したときには、外側の爪部(23)(23)群が直
立壁(P3)の上面に食い込んで、このパッキング(P) が抜
け止め状態に保持され、図9のように、第2透孔(122)
群に位置決め金具(20)が挿入されたときには、内側の爪
部(23)(23)群が直立壁(P3)の上面に食い込むこととな
る。これにより、同じ器具本体(10)の何れの透孔群に位
置決め金具(20)を挿通させて取付けるかによって異なる
サイズの開口(H) に器具本体(10)を位置決め固定できる
こととなるとともに、保持片(22)がパッキング(P) を押
えて、その爪部(23)が直立壁(P3)の上面に食い込むこと
になる。
【0032】[その他] 止着片(21)をフランジ部(11)に取付ける構成としては、
上記した各例のネジ止め以外に、図10に示すように、
弾性板製の位置決め金具(20)の上端部に斜め上方に向く
係止舌片(25)を形成し、前記係止舌片(25)の先端と止着
片(21)との間隔をフランジ部(11)の厚さに略一致させて
おけば、同図のように、位置決め金具(20)を透孔(12)に
挿入するだけでフランジ部(11)に対して抜け止め状態に
取り付けられる。保持片(22)の先端の係合片(24)は、同
図のようにパッキング(P) の外側面に形成した溝部に食
い込む構成であっても良い。
【0033】また、パッキング(P) を保持片(22)によっ
て抜け止め状態に保持するための構成としては、上記し
た例のように、係合片(24)又は爪部(23)を直立壁(P3)の
上部に係合させる上記の例の他、フランジ部(11)と保持
片(22)の板状部とによって挟持される部分が抜け止め状
態にあればよく、例えば、図11のように、保持片(22)
を単なる傾斜板として、直立壁(P3)の上面を外側に向か
って低くなる傾斜面としても良い。更には、図12のよ
うに、直立壁(P3)の上面を波形として、保持片(22)をこ
れに一致する波形としてもよい。
【0034】さらには、図13のように、保持片(22)が
平らであっても、止着片(21)と保持片(22)の高さL1
を、パッキング(P) の直立壁(P3)の高さL2よりも低く
して、押圧させてもよい。
【0035】さらに、本発明は、前記パッキング(P) に
前記天板(30)のスカート部(31)が載置されない方式や前
記スカート部(31)にも別途パッキングが装着される方式
にも利用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のドロップインコンロの
断面図
【図2】器具本体(10)にパッキング(P) 及び位置決め金
具(20)を取りつけた状態の要部平面図
【図3】位置決め金具(20)及びパッキング(P) の組み合
わせ状態の斜視図
【図4】実施の形態1のパッキング(P) の取りつけ部の
詳細断面図
【図5】実施の形態2のパッキング(P) の取りつけ状態
の詳細断面図
【図6】実施の形態3の器具本体(10)にパッキング(P)
を取りつけた状態の要部平面図
【図7】実施の形態3の位置決め金具(20)の斜視図
【図8】第2透孔(122) に位置決め金具(20)を取りつけ
た状態の断面図
【図9】第1透孔(121) に位置決め金具(20)を取りつけ
た状態の断面図
【図10】位置決め金具(20)とフランジ部(11)との他の
固定構造の説明図
【図11】パッキング(P) と保持片(22)との他の係合例
の説明図
【図12】パッキング(P) と保持片(22)とのその他の係
合例の説明図
【図13】パッキング(P) と保持片(22)とのさらに他の
係合例の説明図
【符号の説明】
(10)・・・器具本体 (11)・・・フランジ部 (P) ・・・パッキング (T)・・・カウンタートップ (H) ・・・開口 (20)・・・位置決め金具 (21)・・・止着片 (22)・・・保持片 (26)・・・変形防止部 (27)・・・側壁 (28)・・・密着部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 器具本体(10)の胴部上端から外方に張り
    出させたフランジ部(11)にパッキング(P) を取付け、前
    記フランジ部(11)が前記パッキング(P) を介してカウン
    タートップ(T)に設けた開口(H) の周縁部により支持さ
    れ、前記器具本体(10)に天板を被冠させたドロップイン
    コンロであって、 前記パッキング(P)は、前記フランジ部(11)の周縁部に
    対して外嵌装着され、前記器具本体(10)の胴部外周面と
    前記開口(H) の内周面との間の複数個所には前記器具本
    体(10)から突出させた位置決め金具(20)を介在させ、こ
    の位置決め金具(20)の上端には前記フランジ部(11)に止
    着される止着片(21)を連設すると共に、前記パッキング
    (P) に向かって延びる保持片(22)を前記止着片(21)に連
    設し、前記位置決め金具(20)は、器具本体(10)に設けた
    透孔から挿通突出された状態にて、前記止着片(21)によ
    りフランジ部(11)の上面に止着されると共に前記保持片
    (22)は前記止着状態にて前記パッキング(P) を抜け止め
    状態に保持する構成としたドロップインコンロ。
  2. 【請求項2】 前記位置決め金具(20)を挿通させる前記
    透孔を、前記フランジ部(11)において器具本体(10)の前
    記胴部との距離が異なる複数の位置に設けた請求項1に
    記載のドロップインコンロ。
  3. 【請求項3】 前記止着片(21)は、前記フランジ部(11)
    に対して螺合される取付けネジによりネジ止めされる構
    成とした請求項1又は2に記載のドロップインコンロ。
  4. 【請求項4】 前記保持片(22)は、前記パッキング(P)
    の上面に添う板状部とその下面から突出し前記止着片(2
    1)のネジ止めによって前記前記パッキング(P) の上面に
    食い込む爪部(23)とを具備する構成とした請求項3に記
    載のドロップインコンロ。
  5. 【請求項5】 前記位置決め金具(20)を挿通させる前記
    透孔を、前記フランジ部(11)において器具本体(10)の前
    記胴部との距離が異なる複数の位置に設け、前記止着片
    (21)は、前記フランジ部(11)に対して螺合される取付け
    ネジによりネジ止めされ、前記保持片(22)は、前記パッ
    キング(P) の上面に添う板状部とその下面から突出し前
    記止着片(21)のネジ止めによって前記前記パッキング
    (P) の上面に食い込む複数の爪部(23)(23)とを具備し、
    前記各透孔に前記位置決め金具(20)が挿通された状態に
    て前記パッキング(P) の上面に一致する位置に前記爪部
    (23)(23)を配置した請求項1に記載のドロップインコン
    ロ。
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