JP3208198U - 管類、線類等の結束保護カバー具 - Google Patents

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Abstract

【課題】例えばエアコン設置時における取り付けが容易で、耐候性を充分に確保・維持でき、室外における冷媒経路となる各種配管類のメンテナンス補修・交換時にも簡単に取り外せて補修・交換作業が容易に行える、管類、線類等の結束保護カバー具を提供する。【解決手段】断熱材16,17によって各別に被覆したエアコンの高圧ガス冷媒用の冷媒管14および高圧液冷媒用の冷媒管15と室内空気の熱交換によって発生した凝縮水を外部へ排水するドレンホース18との全体を纏めて包覆可能とする耐候性の軟質シート素材による包覆部材1と、包覆部材1の表裏面の各側縁には、各側縁相互間で接合可能な止着手段2とを設ける。止着手段2は、雌雄の面ファスナ2a,2b・ジッパー・チャック・ボタンとなし、包覆部材1の表裏両面の色を互いに異なるものとする。【選択図】図2

Description

この考案は、例えばエアコンにおいて室内機と室外機との間に接続されている断熱材で被覆された冷媒管、凝縮水排出用のドレンホース、コード類等を纏めて包覆し保護し、また一般的なコード・ケーブル類の結束、保護も可能な管類、線類等の結束保護カバー具に関する。
従来から、いわゆる分離型のエアコンは、室内熱交換機・ファン等を備えた室内壁掛型の室内機と、室外熱交換機・コンプレッサ等を備えた室外設置型の室外機とによって構成され、両者の間には冷媒(フロンガス)を高温および低温の状態で循環させるための2つの冷媒管、すなわち蒸発した高圧ガス冷媒用および凝縮した高圧液冷媒用の各冷媒管が接続され、これら冷媒管は2つの筒状の保温性の断熱材によって各別に被覆されている。また、室内機には機器自体の内部で室内空気の熱交換によって発生した凝縮水を外部へ排水するための蛇腹筒構造によるドレンホースが室外において下端開放状となって接続されている。
エアコンの設置に際しての冷媒管、ドレンホース等は、特許文献1に開示されているように、建物の外壁面に沿って配されている冷媒管、ドレンホース、制御ケーブル等を纏め、建物の外壁面に固定される筒状のダクトに収容するか、あるいは特許文献2に開示されているように、冷媒管、ドレンホース等を纏めて全体を保護テープで螺旋状に巻くか等によって風雨、日差し等に極力、直接に晒されないように保護している。
特開平9−210410号公報(図1参照) 特開2008−122057号公報(図1参照)
しかしながら、前記した特許文献1によるダクトは、建物の外壁面に固定設置される構造となっているため、ダクトの取り付け作業およびダクト内への冷媒管、ドレンホース、制御ケーブル等の収納作業が面倒であり、しかもダクト自体はその取り付け施工費も含めて高価なものである。
また、保護テープ自体はダクトに比べ耐候性が十分でないため、前記した特許文献2に開示されているように、冷媒管、ドレンホース、制御ケーブル等を纏めて巻いておいても風雨、日差し等に晒されることで経年劣化し、いわゆるパリパリの硬化状態となって剥がれ落ちることがあり、見栄え上見苦しくなる。そして、それを補修する際、冷媒管等に巻き付けるには外壁面との間でテープ芯を挿通させる作業空間が必要であり、この作業を無理に進めると、冷媒管等に亀裂が生じてガス漏れの原因となり、結局、その修理には冷媒管全体の交換・補修となる。これを回避するには、フロンガスを一旦は回収し、冷媒管を取り外し巻き直す作業が必要となるから専門工事業者に依頼することになり、そうするとその施工費を含め、結果として高価なものになってしまう。また、手間を掛けて部分的に補修できたとしても、保護テープを巻き付ける方向を間違えると隙間が生じ、雨水が浸入し易くなり、別の故障原因となってしまう。このように、巻き付ける作業自体が面倒であり、部分的に補修するとしても同様に手間が掛かり、長期間にわたっての保護は期待できないのである。
しかも、冷媒管、ドレンホース等が一部破損した場合のメンテナンス補修時あるいは全体の交換時においても、前記したようなダクトを取り外したり、保護テープを引き剥がしたりするのに多くの時間が掛かり、しかも新たな冷媒管、ドレンホース等の交換によってはその保護のためのダクト設置、保護テープの巻き付け等の補修・交換作業が面倒であり、手間が掛かるものであった。
そこでこの考案は叙上のような従来存した諸事情に鑑み案出されたもので、その目的は例えば新規施工時に際しても簡単な構成部材によってエアコンの冷媒管、ドレンホース、制御ケーブル等を纏めて包覆することができ、取り付け後でも耐候性が充分に確保・維持され、メンテナンス補修・交換時においても簡単に取り外すことも可能で、部分的に損傷した冷媒管、ドレンホース等の場合であってもその補修・交換作業が容易に行えるのであり、さらには一般のコード・ケーブル等の各種の管類、線類の結束も可能である管類、線類等の結束保護カバー具を提供することにある。
上述した課題を解決するため、この考案にあっては、各種の管類、線類を纏めて包覆可能とする軟質シート素材による包覆部材1と、この包覆部材1の表裏面の各側縁に、各側縁相互間で接合可能に配した止着手段2とを有してなることを特徴とする。
管類、線類は、断熱材16,17によって各別に被覆されているエアコンの高圧ガス冷媒用の冷媒管14および高圧液冷媒用の冷媒管15と、室内空気の熱交換によって発生した凝縮水を外部へ排水するドレンホース18とであるものとして構成することができる。
また、管類、線類は、コード・ケーブル21であるものとして構成することができる。
包覆部材1は、耐候性ある素材によって構成することができる。
止着手段2は、雌雄の面ファスナ(2a,2b)・ジッパー・チャック・ボタンであり、また包覆部材1は、その表裏両面の色を互いに異ならせてなるものとすることができる。
以上のように構成されたこの考案に係る管類、線類等の結束保護カバー具にあって、軟質シート素材による包覆部材1は、例えばエアコンにおける冷媒管14,15、ドレンホース18、制御ケーブル19等を、あるいはコード・ケーブル21等を纏めて包覆させ、止着手段2によって包覆部材1の表裏面の各側縁相互間を接合させることで、各種の管類、線類等を纏めた状態の全体を保持させる。
包覆部材1自体は、例えば室外においての外壁20に管類、線類等が密着していても外壁20との間の僅かな空隙でも差し込み可能とさせ、管類、線類等の包覆作業を容易にさせる。
雌雄の面ファスナ(2a,2b)・ジッパー・チャック・ボタンである止着手段2は、各種の管類、線類等に対する包覆部材1の脱着を容易にさせ、例えばエアコンの新規施工時での冷媒管14,15、ドレンホース18等への包覆部材1の取り付け、メンテナンス補修・交換時における冷媒管14,15、ドレンホース18等の補修・交換作業の効率を向上させる。
耐候性ある素材による包覆部材1は、例えば室外においての風雨、日差しその他から管類、線類等を長期にわたって保護させる。
表裏両面の色を互いに異ならせてなる包覆部材1は、冷媒管14,15、ドレンホース18等が設置配管される外壁20の色に相応しいように対応可能に選択させる。
この考案は以上説明したように構成されているため、例えばエアコンの新規施工時に際しても、簡単な構成部材によってその冷媒管14,15、ドレンホース18、制御ケーブル19等を纏めて包覆することができ、取り付け後には耐候性が充分に確保・維持され、メンテナンス補修・交換時においても簡単に取り外せることで、損傷した冷媒管14,15やドレンホース18等の補修・交換作業が容易に行える。また、家庭用電気機器、パーソナルコンピュータ等の各種の電気機械器具におけるコード・ケーブル21等をも例えば折返し状に折り曲げながら纏めた結束状態として包覆でき、しかも他のコード・ケーブル21等と絡まることなく、それぞれで整理・整頓できる等、各種の管類、線類等を結束し保護することができる。
すなわちこれはこの考案が、各種の管類、線類を纏めて包覆可能とする軟質シート素材による包覆部材1と、この包覆部材1の表裏面の各側縁に、各側縁相互間で接合可能に配した止着手段2とを有してなるからである。これによって、例えばエアコンにおける冷媒管14,15、ドレンホース18、制御ケーブル19等に対する包覆部材1による包覆、脱着がスムーズに行えると共に、建物の外壁20に配される冷媒管14,15、ドレンホース18等の周辺環境に対する保護を確実にし、また複数本で乱雑に配線されることがある各種のコード・ケーブル21等をそれぞれで簡単に結束して整理することができる。
また、包覆部材1は、例えばエアコンにおいて、断熱材16,17によって各別に被覆されているエアコンの高圧ガス冷媒用の冷媒管14および高圧液冷媒用の冷媒管15と室内空気の熱交換によって発生した凝縮水を室外へ排水するドレンホース18との全体を纏めて結束して包覆可能としてあり、しかも、包覆部材1自体を耐候性の素材とすることで、これらが室外で設置されても、風雨、日差し等から長期にわたり十分に保護することができる。
軟質シート素材による包覆部材1としてあることで、室外における外壁20面に冷媒管14,15、ドレンホース18等が密着状に配管・配線されていて外壁20面との間に空隙が設定されていなくても、僅かな空隙があればシート材であることを活用して包覆部材1を差し込み挿入でき、冷媒管14,15、ドレンホース18等を包覆できる。このため、エアコンの新規設置時はもとより、補修・交換時でも簡単に作業でき、止着手段2による包覆部材1の側縁相互間の止着固定のみで作業ができるから、能率的に施工でき、例えば足場が良好でない場所での作業であっても安全に実施できる。
また、止着手段2は、雌雄の面ファスナ(2a、2b)・ジッパー・チャック・ボタンであるので、新規施工時にあっても、冷媒管14,15、ドレンホース18等、コード・ケーブル21等への包覆部材1の取り付け作業がスムーズに行える。また、メンテナンス補修・交換時、配線変え等においても、止着手段2を解除することで包覆部材1は冷媒管14,15、ドレンホース18等、コード・ケーブル21等から簡単に取り外すことができ、補修・交換、配線変え等の各種作業が容易に行える。
さらに、包覆部材1は、その表裏両面の色を互いに異ならせてなるので、例えばアイボリ・ブラック・ブラウン・グレーの4色のうち互いに異なる2色を組み合わせ、これをシート状の包覆部材1の表裏の各色として採用することで、冷媒管14,15、ドレンホース18への様々な配色パターンが付与可能となり、例えば外壁20の色に対応選択できる。このように外壁20の色に対応させるようにするため、従来のダクトであれば、例えば4色の異なるダクトを取り揃える必要があるが、本発明ではその半分の2枚の包覆部材1を用意すれば済む。もとより、包覆部材1の表裏の色はこれらの4色に限らないのであり、様々な配色パターンとして形成することが可能で、外壁20の色のみならず、配線態様の区別等によるコード・ケーブル21等の整理のためにその色分けを異なるようにする場合でも、包覆部材1の種別数を半減でき、部材管理ばかりでなく、その他の負担も少なくて済み、便利である。
さらには、コード・ケーブル21等を纏めるため、例えば従来のスパイラルチューブと称される螺旋帯状の保護管材によれば、一旦、纏めた状態で収容し、固定支持した後に収容数の増減等が生じると巻き戻して取り外さなければならないが、この考案の止着手段2を備えた包覆部材1では、止着手段2の脱着によって簡単に作業でき、手間を大きく省くことができるので極めて便利である。
尚、上記の課題を解決するための手段、考案の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付した。この考案は、これらの記載、図面中の符号等によって示された構造・形状等に限定されない。
この考案を実施するための一形態において、例えばエアコンにおける冷媒管、ドレンホース等を結束する場合の展開状態の斜視図である。 同じく取り付け方法の一例を示すもので、(a)は冷媒管、ドレンホース等を包覆する途中の状態の断面図、(b)は冷媒管、ドレンホース等を包覆した状態の断面図である。 エアコンにおける冷媒管、ドレンホース等に結束保護カバー具を使用して結束施工した状態のエアコンの設置状態の概要斜視図である。 コード・ケーブル等を結束した場合であり、その(a)は折返し状に折り曲げて纏めた状態で結束した場合の斜視図、(b)は複数本を纏めて結束した場合の一部省略斜視図である。
以下、図面を参照してこの考案を実施するための一形態を説明すると、図において示される符号1は、この考案の結束保護カバー具を構成する長尺な略矩形帯状の軟質シート素材による包覆部材である。この包覆部材1は、例えば図3に示すように、管状に形成された断熱材16,17によって被覆されて各別に内包されたエアコンの高圧ガス冷媒用の冷媒管14および高圧液冷媒用の冷媒管15と、エアコンの熱交換によって発生した凝縮水を室外へ排水するためのドレンホース18、さらには制御ケーブル19等を1つに纏めて、あるいは図4に示すように、コード・ケーブル21等を纏めて、これらの周囲を囲繞して包覆可能とするものである。
ここで、いわゆる分離型のエアコンは、例えば図3に示すように、室内熱交換機・ファン・膨張装置等(図示せず)を備えた室内壁掛型の室内機11と、室外熱交換機・コンプレッサ・凝縮機等(図示せず)を備えた室外設置型の室外機12と、室内機11および室外機12の一側に各々設けられて、建物の外壁20等に開穿した通過ホール13を通じて室内機11と室外機12との冷媒経路を互いに接続する高圧ガス冷媒用の冷媒管14および高圧液冷媒用の冷媒管15、さらには制御用に接続される制御ケーブル19等を備え、両冷媒管14,15は例えば管状の断熱材16,17に各別に内包されている。
尚、図例にあっての断熱材16,17はともに長尺筒状で且つ2連にして構成されており、これら長手方向に沿って形成された例えば切込状もしくはスリット状等の挿入部16a,17aを介して冷媒管14,15に装着されるものとしている(図2参照)。
高圧ガス冷媒用の冷媒管14および高圧液冷媒用の冷媒管15は、室内機11と室外機12との間で冷媒(フロンガス)を高温および低温の状態で循環させるものである。また、室内機11には自体の内部で室内空気の熱交換によって発生した凝縮水を外部へ排水するための蛇腹筒構造によるドレンホース18が接続され、ドレンホース18の下端は例えば室外において下端開放状となっている。
包覆部材1は、耐候性の例えば合成樹脂製素材である例えば塩化ビニル樹脂によって形成され、その長手方向の寸法は、冷媒管14,15、ドレンホース18等の長さサイズに略対応して、あるいは適当数に分割させて連続して装着できるように設定される。また、幅方向の寸法は、断熱材16,17に内包された冷媒管14,15とドレンホース18と、さらには制御ケーブル19が束ねられた際の全周サイズに略対応して設定されるのであり、適当に選定された長さ、幅等が異なる各種タイプ別の包覆部材1が予め用意されるようにしてある。ここで、耐候性とは、屋外で様々に変化する太陽光(特に紫外線)、雨、風、温度等の自然条件に対する耐久性を意味する。
また、図1に示すように、包覆部材1の表裏面における長さ方向に沿う各側縁には、各側縁相互間で止着・接合可能な止着手段2が付設されている。この止着手段2としては、例えば、包覆部材1の長手方向に沿った表面の一側縁に雌側(または雄側)の面ファスナ2aが付設され、裏面の他側縁に雄側(または雌側)の面ファスナ2bが付設されることで構成される。
尚、止着手段2としては、雌雄の面ファスナ2a,2bの他に、例えばジッパー・チャック・ボタン等のいずれであっても良く、これらを組み合わせて配置することでも良い。また、包覆部材1としては、塩化ビニル樹脂の他に、耐候性を有する他の合成樹脂製素材である例えば加硫ゴムシート・ポリエチレンシート・ポリウレタンシート等の軟質シート類を使用しても良い。
包覆部材1は、その表裏両面が互いに異なる色となって形成されている。すなわち、例えば、アイボリ・ブラック・ブラウン・グレーの4色のうち互いに異なる2色を組み合わせ、これをシート状の包覆部材1の表裏の各色として採用する。例えば冷媒管14,15、ドレンホース18等が配管される外壁20の色に対応させて1枚の包覆部材1の表面を裏面に替えて使用可能にして選択できるようにするのであり、また配色パターンはこれ等の4色に限らないのは勿論であり、さらには単色に限らず、場合によっては模様を付すことも可能で、使用・設置場所等の周囲状況に応じたものとして選択できるようにしておけば良い。
尚、包覆部材1の表裏を変更しての使用に際し、前記の止着手段2における雌雄の面ファスナ2a,2b、ジッパー・チャック・ボタンその他であっても、何らの支障なく互いに止着・結合できるものである。
次に、この考案の管類、線類等の結束保護カバー具の使用方法について説明すると、例えばエアコンの新規設置等においても、図2(a)に示すように、前記した挿入部16a,17aへの挿入によって断熱材16、17に各内包された冷媒管14、15と、凝縮水排水用のドレンホース18と、更に制御ケーブル19等を束ねておきながら側方から長手方向に沿って包覆部材1をあてがい、断熱材16、17を含む冷媒管14,15等の全体を包覆部材1で囲繞して包む。そして、図2(b)に示すように、包覆部材1の長さ方向両側縁の止着手段2である雌雄の面ファスナ2a,2b同士を接合し固定する。尚、包覆部材1は、冷媒管14,15等の配管長さに対応して、複数で連続させて包覆すれば良く、また包覆部材1自体を切断使用することで、全長を隙間なく包覆できる。
また、外壁20に他の色を対応させる場合には、この他の色に施されている包覆部材1の裏面が表側にくるように包覆部材1を裏返して包覆すれば良く、全体を包覆部材1で包み、止着手段2である雌雄の面ファスナ2a,2b同士を接合し固定すれば良い。
メンテナンス補修・交換の際には、止着手段2である雌雄の面ファスナ2a,2b同士を互いに引き剥がせば、包覆部材1は冷媒管14,15、ドレンホース18等から簡単に外れ、これによって冷媒管14,15、ドレンホース18等の補修や交換等が行え、再使用も可能である。
しかも、包覆部材1は薄手の軟質シート素材によって形成されているから、冷媒管14,15、ドレンホース18等が外壁20面に当接して隙間を大きくできない場合でも僅かにあけた隙間に挿通させれば良く、また配管経路の一部の補修・交換であっても簡単に対応できる。
また、図4にあっては、コード・ケーブル21等を包覆する場合を示しており、例えばマウスケーブル・コネクタケーブル・コンセントコード等の保護収納用としても使用できるようにしてある。例えばコンセントケーブルの場合、繰り返し折り返してから包覆部材1で包み、止着手段2である雌雄の面ファスナ2a,2b同士を接合し固定すれば良い(図4(a)参照)。あるいは、複数本の各種のコード・ケーブル21等を纏めた状態にして包覆部材1で包み、同様に止着手段2によって接合固定する(図4(b)参照)。
このようにコード・ケーブル21等を纏める場合、例えば従来の螺旋帯状の保護管材によれば、コード・ケーブル21等に対して巻き付けるように装着する面倒な手間が掛かっていたのを、いわばワンタッチで包覆保護できるから、その作業手間は著しく改善できる。そればかりでなく、包覆部材1の表裏の色分けパターンを利用することで、複数の配線経路を構成する各別のコード・ケーブル21等であっても、配色パターンが異なる適数の包覆部材1の表裏を変更し、それらを色別に包覆することで、配線経路それぞれを簡単に識別できるのである。
包覆部材1によって複数本のコード・ケーブル21等を包覆し、纏めた後に、例えば配線変え、本数の増減等の事情変更があっても、止着手段2の解除によって包覆部材1による包覆を開放し、再度の包覆作業によってこれらにも簡単に対処できる。
1…包覆部材 2…止着手段
2a…雄側の面ファスナ 2b…雌側の面ファスナ
11…室内機 12…室外機
13…通過ホール 14,15…冷媒管
16,17…断熱材 16a,17a…挿入部
18…ドレンホース 19…制御ケーブル
20…外壁 21…コード・ケーブル

Claims (6)

  1. 各種の管類、線類を纏めて包覆可能とする軟質シート素材による包覆部材と、この包覆部材の表裏面の各側縁に、各側縁相互間で接合可能に配した止着手段とを有してなることを特徴とする管類、線類等の結束保護カバー具。
  2. 管類、線類は、断熱材によって各別に被覆されているエアコンの高圧ガス冷媒用の冷媒管および高圧液冷媒用の冷媒管と、室内空気の熱交換によって発生した凝縮水を外部へ排水するドレンホースとである請求項1に記載の管類、線類等の結束保護カバー具。
  3. 管類、線類は、コード・ケーブルである請求項1に記載の管類、線類等の結束保護カバー具。
  4. 包覆部材は、耐候性ある素材によって形成してある請求項1または2記載の管類、線類等の結束保護カバー具。
  5. 止着手段は、雌雄の面ファスナ・ジッパー・チャック・ボタンである請求項1乃至4のいずれかに記載の管類、線類等の結束保護カバー具。
  6. 包覆部材は、その表裏両面の色を互いに異ならせてなる請求項1乃至5のいずれかに記載の管類、線類等の結束保護カバー具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019019514A (ja) * 2017-07-14 2019-02-07 パーカーアサヒ株式会社 切梁の補修工法
WO2022217895A1 (zh) * 2021-04-13 2022-10-20 青岛海尔空调器有限总公司 一种空调管路结构及空调器
KR102600573B1 (ko) * 2023-04-19 2023-11-09 조상윤 공기조화기를 위한 일체형 냉매튜브

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