JP3207719B2 - 自動変速機用遠心摩擦クラッチ - Google Patents
自動変速機用遠心摩擦クラッチInfo
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/02—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used
- F16H61/0293—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used the signals being purely mechanical
- F16H61/0295—Automatic gear shift control, e.g. initiating shift by centrifugal forces
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D43/00—Automatic clutches
- F16D43/02—Automatic clutches actuated entirely mechanically
- F16D43/04—Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by angular speed
- F16D43/06—Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by angular speed with centrifugal masses actuating axially a movable pressure ring or the like
- F16D43/08—Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by angular speed with centrifugal masses actuating axially a movable pressure ring or the like the pressure ring actuating friction plates, cones or similar axially-movable friction surfaces
- F16D43/10—Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by angular speed with centrifugal masses actuating axially a movable pressure ring or the like the pressure ring actuating friction plates, cones or similar axially-movable friction surfaces the centrifugal masses acting directly on the pressure ring, no other actuating mechanism for the pressure ring being provided
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転速度の変化に対応
して変速段を自動的に切換えるための自動変速機用遠心
摩擦クラッチに関するものである。
して変速段を自動的に切換えるための自動変速機用遠心
摩擦クラッチに関するものである。
【0002】
【従来技術】特表平6−505082号公報に示された
自動変速機においては、遊星歯車減速機を構成するサン
ギア、リングギアおよびプラネタリギアキャリアのいず
れかのギア要素が入力軸に結合され、残りのギア要素の
いずれか一方のギア要素が出力軸に結合され、残りのギ
ア要素の他方のギア要素が固定され、入力軸に結合され
たギア要素と出力軸に結合されたギア要素とに皿バネを
介して遠心多板摩擦クラッチが介装されており、回転数
の低い状態では、遠心ウェイトに働く遠心力が小さく、
入力軸と出力軸とは直結状態とはならず、減速機構が働
いて、出力軸は所定の変速比に減速されているが、回転
数の増加に伴ない遠心ウェイトに働く遠心力が次第に増
大し、前記遠心多板摩擦クラッチが半クラッチ状態を経
て接続状態となり、出力軸は入力軸に直結されるように
なっている。
自動変速機においては、遊星歯車減速機を構成するサン
ギア、リングギアおよびプラネタリギアキャリアのいず
れかのギア要素が入力軸に結合され、残りのギア要素の
いずれか一方のギア要素が出力軸に結合され、残りのギ
ア要素の他方のギア要素が固定され、入力軸に結合され
たギア要素と出力軸に結合されたギア要素とに皿バネを
介して遠心多板摩擦クラッチが介装されており、回転数
の低い状態では、遠心ウェイトに働く遠心力が小さく、
入力軸と出力軸とは直結状態とはならず、減速機構が働
いて、出力軸は所定の変速比に減速されているが、回転
数の増加に伴ない遠心ウェイトに働く遠心力が次第に増
大し、前記遠心多板摩擦クラッチが半クラッチ状態を経
て接続状態となり、出力軸は入力軸に直結されるように
なっている。
【0003】
【解決しようとする課題】前記遠心多板摩擦クラッチに
おいて、遠心ウェイトに働く遠心力Fは、回転数Nの2
乗に比例して増減するため、図7に図示されるように、
遠心ウェイトの質量M1 が小さいと、該遠心多板摩擦ク
ラッチの伝達トルクTは、回転数Nが低い領域では、低
水準であり、従って前記自動変速機のシフトアップが迅
速に行なわれにくい。
おいて、遠心ウェイトに働く遠心力Fは、回転数Nの2
乗に比例して増減するため、図7に図示されるように、
遠心ウェイトの質量M1 が小さいと、該遠心多板摩擦ク
ラッチの伝達トルクTは、回転数Nが低い領域では、低
水準であり、従って前記自動変速機のシフトアップが迅
速に行なわれにくい。
【0004】これとは逆に遠心ウェイトの質量M2 が大
きいと、回転数Nが高い領域では、このクラッチ伝達ト
ルクTが過大となってシフトダウンが円滑に行なわれに
くい難点がある。
きいと、回転数Nが高い領域では、このクラッチ伝達ト
ルクTが過大となってシフトダウンが円滑に行なわれに
くい難点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段および効果】本発明は、こ
のような難点を克服した自動変速機用遠心摩擦クラッチ
の改良に係り、請求項1記載の発明は入力部材と、外周
面を有し、前記入力部材に固定されたリングギアと、該
リングギアの外周面に設けられた複数の溝にそれぞれ嵌
合された複数の入力側摩擦板と、内周面と、周方向に等
間隔に配置された複数の短形状切欠きとを有する押圧部
材と、該押圧部材の内周面に設けられた複数の溝にそれ
ぞれ嵌合され、かつ前記各入力側摩擦板の間にそれぞれ
配設された複数の出力側摩擦板と、前記押圧部材の短形
状切欠きに揺動可能に、かつ周方向に交互に配設された
第1遠心ウエイトおよび第2遠心ウエイトと、周囲にサ
ンギアが嵌合された出力部材と、該サンギアの外周およ
び前記リングギアの内周に係合するプラネタリギアを外
周部に等間隔に配設しかつこれを回転可能に支持したプ
ラネタリキャリアと、前記入力側および出力側摩擦板に
隣接して配設された受圧部と、該受圧部に隣接したスプ
リングであって、前記押圧部材の角速度が増すと、前記
第1および第2遠心ウエイトが半径方向外方へ揺動して
該スプリングを介して前記受圧部に圧力を加え、前記押
圧部材と前記リングギアとの間の結合を増すようにした
スプリングと、前記第2遠心ウエイトに隣接して前記押
圧部材に設けられ、該第2遠心ウエイトが所定の角度以
上に揺動するのを防止するテーパー部とからなることを
特徴とするものである。
のような難点を克服した自動変速機用遠心摩擦クラッチ
の改良に係り、請求項1記載の発明は入力部材と、外周
面を有し、前記入力部材に固定されたリングギアと、該
リングギアの外周面に設けられた複数の溝にそれぞれ嵌
合された複数の入力側摩擦板と、内周面と、周方向に等
間隔に配置された複数の短形状切欠きとを有する押圧部
材と、該押圧部材の内周面に設けられた複数の溝にそれ
ぞれ嵌合され、かつ前記各入力側摩擦板の間にそれぞれ
配設された複数の出力側摩擦板と、前記押圧部材の短形
状切欠きに揺動可能に、かつ周方向に交互に配設された
第1遠心ウエイトおよび第2遠心ウエイトと、周囲にサ
ンギアが嵌合された出力部材と、該サンギアの外周およ
び前記リングギアの内周に係合するプラネタリギアを外
周部に等間隔に配設しかつこれを回転可能に支持したプ
ラネタリキャリアと、前記入力側および出力側摩擦板に
隣接して配設された受圧部と、該受圧部に隣接したスプ
リングであって、前記押圧部材の角速度が増すと、前記
第1および第2遠心ウエイトが半径方向外方へ揺動して
該スプリングを介して前記受圧部に圧力を加え、前記押
圧部材と前記リングギアとの間の結合を増すようにした
スプリングと、前記第2遠心ウエイトに隣接して前記押
圧部材に設けられ、該第2遠心ウエイトが所定の角度以
上に揺動するのを防止するテーパー部とからなることを
特徴とするものである。
【0006】本出願の請求項1記載の発明は、前述した
ように構成されているので、回転数が低い領域では、前
記第1および第2遠心ウエイトにそれぞれ生ずる遠心力
による押圧力が全て前記入力側摩擦板と出力側摩擦力と
に働き、回転数が低いにもかかわらず大きなトルクが入
力部材から出力部材に伝達され、低速域においても、シ
フトアップが容易に遂行されうる。
ように構成されているので、回転数が低い領域では、前
記第1および第2遠心ウエイトにそれぞれ生ずる遠心力
による押圧力が全て前記入力側摩擦板と出力側摩擦力と
に働き、回転数が低いにもかかわらず大きなトルクが入
力部材から出力部材に伝達され、低速域においても、シ
フトアップが容易に遂行されうる。
【0007】また請求項1記載の発明では、高速領域に
て、前記テーパー部により前記第2遠心ウエイトが所定
の角度以上に揺動するのが防止されて、該第2遠心ウエ
イトの遠心力が、前記入力側摩擦板と出力側摩擦板とに
働かなくなり、入力部材から出力部材に伝達されるトル
クが適正な値に制限され、高速域におけるシフトダウン
が容易に行なわれる。
て、前記テーパー部により前記第2遠心ウエイトが所定
の角度以上に揺動するのが防止されて、該第2遠心ウエ
イトの遠心力が、前記入力側摩擦板と出力側摩擦板とに
働かなくなり、入力部材から出力部材に伝達されるトル
クが適正な値に制限され、高速域におけるシフトダウン
が容易に行なわれる。
【0008】また、請求項2記載のように発明を構成す
ることにより、低速領域における回転数の増加に対する
伝達トルクの増加の比例係数と、高速領域における回転
数の増加に対する伝達トルクの増加の比例係数とを略同
じ程度に設定でき、低速領域の自動変速機のシフトアッ
プおよびシフトダウンと、高速領域の自動変速機のシフ
トアップおよびシフトダウンとを同様に行なうことがで
きる。
ることにより、低速領域における回転数の増加に対する
伝達トルクの増加の比例係数と、高速領域における回転
数の増加に対する伝達トルクの増加の比例係数とを略同
じ程度に設定でき、低速領域の自動変速機のシフトアッ
プおよびシフトダウンと、高速領域の自動変速機のシフ
トアップおよびシフトダウンとを同様に行なうことがで
きる。
【0009】さらに、請求項3記載のように発明を構成
することにより、低速領域から高速領域に切換えられ、
または高速領域から低速領域に切換えられる際に、回転
数の変化に対し伝達トルクが一定となる回転数領域がな
くなり、低速領域から高速領域に亘る全回転数領域に亘
り回転数に略比例した伝達トルクが得られ、自動変速機
のシフトアップおよびシフトダウンが全回転数領域に亘
り円滑に遂行される。
することにより、低速領域から高速領域に切換えられ、
または高速領域から低速領域に切換えられる際に、回転
数の変化に対し伝達トルクが一定となる回転数領域がな
くなり、低速領域から高速領域に亘る全回転数領域に亘
り回転数に略比例した伝達トルクが得られ、自動変速機
のシフトアップおよびシフトダウンが全回転数領域に亘
り円滑に遂行される。
【0010】
【実施例】以下、自動車用自動変速機に適用した図1な
いし図4に図示の本発明の一実施例について説明する。
いし図4に図示の本発明の一実施例について説明する。
【0011】入力軸1は、図示されない内燃期間のクラ
ンク軸に直結され、該入力軸1の一端に嵌着されたボス
部3にローラベアリング4を介して管状の出力軸2が回
転自在に嵌合されている。
ンク軸に直結され、該入力軸1の一端に嵌着されたボス
部3にローラベアリング4を介して管状の出力軸2が回
転自在に嵌合されている。
【0012】また出力軸2の外周にサンギア5が相対的
に回転可能に嵌合され、ボス部3に隣接して入力軸1に
リングギア6の円板部8が一体に嵌着され、該サンギア
5の外周に等間隔に3個または4個のプラネタリギア7
が配置されて、前記サンギア5およびリングギア6にプ
ラネタリギア7が噛合され、前記管状の出力軸2に一体
に結合されたプラネタリキャリア9に軸10が嵌着され、
該軸10にニードルベアリング11を介してプラネタリギア
7が回転自在に枢支されている。
に回転可能に嵌合され、ボス部3に隣接して入力軸1に
リングギア6の円板部8が一体に嵌着され、該サンギア
5の外周に等間隔に3個または4個のプラネタリギア7
が配置されて、前記サンギア5およびリングギア6にプ
ラネタリギア7が噛合され、前記管状の出力軸2に一体
に結合されたプラネタリキャリア9に軸10が嵌着され、
該軸10にニードルベアリング11を介してプラネタリギア
7が回転自在に枢支されている。
【0013】さらにサンギア5に回転部材12が係合さ
れ、該回転部材12には、入力軸1の回転方向へ回転可能
ではあるがその反対方向には回転不能に係止するワンウ
ェイクラッチ13が設けられている。
れ、該回転部材12には、入力軸1の回転方向へ回転可能
ではあるがその反対方向には回転不能に係止するワンウ
ェイクラッチ13が設けられている。
【0014】さらにまたリングギア6の外周には、周方
向に所定間隔を存して軸方向と平行な凹凸条部が形成さ
れるとともに、押圧部材14の外周部14aの内周にも、同
様な凹凸条部が形成され、リングギア6の外周と押圧部
材14の外周部14aの内周とに、それぞれ交互に隣接して
リング状の入力側摩擦板16と出力側摩擦板15とが嵌合さ
れるとともに、リングギア6の外周凹凸部に入力側摩擦
板16が係合され、また押圧部材14の外周部14aの内周凹
凸部に出力側摩擦板15がそれぞれ係合されている。
向に所定間隔を存して軸方向と平行な凹凸条部が形成さ
れるとともに、押圧部材14の外周部14aの内周にも、同
様な凹凸条部が形成され、リングギア6の外周と押圧部
材14の外周部14aの内周とに、それぞれ交互に隣接して
リング状の入力側摩擦板16と出力側摩擦板15とが嵌合さ
れるとともに、リングギア6の外周凹凸部に入力側摩擦
板16が係合され、また押圧部材14の外周部14aの内周凹
凸部に出力側摩擦板15がそれぞれ係合されている。
【0015】また押圧部材14はプラネタリキャリア9に
対し軸方向に微動可能に配設され、プラネタリキャリア
9の受圧部17の外側面に皿バネ19およびリング状受片20
が配設されている。
対し軸方向に微動可能に配設され、プラネタリキャリア
9の受圧部17の外側面に皿バネ19およびリング状受片20
が配設されている。
【0016】さらに受圧部17に隣接した押圧部材14の外
側板部14bには、図4に図示されるように矩形状切欠き
22が周方向に亘り等間隔に形成され、該切欠き22には、
軽量遠心ウエイト23と重量遠心ウエイト24とが交互に嵌
合され、該軽量遠心ウエイト23および重量遠心ウエイト
24の基部23a,24aはリング状受片20に係合され、外側
板部14bの外周部内面にテーパー部21が形成されてお
り、軽量遠心ウエイト23は外側板部14bのテーパー部21
に当接することなく半径方向へ大きく揺動しうるが、重
量遠心ウエイト24は厚く形成されているため、重量遠心
ウエイト24は外側板部14bのテーパー部21に当接して所
定の角度α以上には揺動できないようになっている。
側板部14bには、図4に図示されるように矩形状切欠き
22が周方向に亘り等間隔に形成され、該切欠き22には、
軽量遠心ウエイト23と重量遠心ウエイト24とが交互に嵌
合され、該軽量遠心ウエイト23および重量遠心ウエイト
24の基部23a,24aはリング状受片20に係合され、外側
板部14bの外周部内面にテーパー部21が形成されてお
り、軽量遠心ウエイト23は外側板部14bのテーパー部21
に当接することなく半径方向へ大きく揺動しうるが、重
量遠心ウエイト24は厚く形成されているため、重量遠心
ウエイト24は外側板部14bのテーパー部21に当接して所
定の角度α以上には揺動できないようになっている。
【0017】なお25は軸方向の力を負担するスラストベ
アリングである。
アリングである。
【0018】図1ないし図4に図示の実施例は前記した
ように構成されているので、入力軸1すなわちリングギ
ア6が低速で回転している状態では、静止しているサン
ギア5の外周をリングギア6の回転に対応してプラネタ
リギア7は公転しながら自転し、プラネタリギア7の公
転によりプラネタリキャリア9が1+λ(λ=サンギア
歯数/リングギア歯数)の変速比、すなわちリングギア
6の回転数をNrとすると、Nc=Nr/1+λの回転
数で回転駆動される。
ように構成されているので、入力軸1すなわちリングギ
ア6が低速で回転している状態では、静止しているサン
ギア5の外周をリングギア6の回転に対応してプラネタ
リギア7は公転しながら自転し、プラネタリギア7の公
転によりプラネタリキャリア9が1+λ(λ=サンギア
歯数/リングギア歯数)の変速比、すなわちリングギア
6の回転数をNrとすると、Nc=Nr/1+λの回転
数で回転駆動される。
【0019】さらに入力軸1の回転数すなわちリングギ
ア6の回転数Nrが増加するにつれて、プラネタリキャ
リア9の回転数Ncもこれに対応して増加し、プラネタ
リキャリア9に係合されている軽量遠心ウエイト23およ
び重量遠心ウエイト24に働く遠心力X=k(m1 +m
2 )Nc2 (m1 ;軽量遠心ウエイト23の質量,m2 ;
重量遠心ウエイト24の質量)が増大し、その遠心力の増
大により皿バネ19が圧縮されるとともに、入力側摩擦板
16,出力側摩擦板15が相互に押圧されて摩擦力が増加
し、伝達トルク T=C(m1 +m2 )Nc2 は、図8
に図示されるように、低回転数域であっても比較的急激
に増大する。
ア6の回転数Nrが増加するにつれて、プラネタリキャ
リア9の回転数Ncもこれに対応して増加し、プラネタ
リキャリア9に係合されている軽量遠心ウエイト23およ
び重量遠心ウエイト24に働く遠心力X=k(m1 +m
2 )Nc2 (m1 ;軽量遠心ウエイト23の質量,m2 ;
重量遠心ウエイト24の質量)が増大し、その遠心力の増
大により皿バネ19が圧縮されるとともに、入力側摩擦板
16,出力側摩擦板15が相互に押圧されて摩擦力が増加
し、伝達トルク T=C(m1 +m2 )Nc2 は、図8
に図示されるように、低回転数域であっても比較的急激
に増大する。
【0020】この場合、プラネタリキャリア9は入力側
摩擦板16,出力側摩擦板15間の摩擦力により加速トルク
を受けるとともに、サンギア5はその反作用としてリン
グギア6と同じ方向のトルクを受けるが、ワンウェイク
ラッチ13はリングギア6と同じ方向の回転を許容するよ
うに構成されているため、プラネタリキャリア9はリン
グギア6の回転数Nrに接近するように加速されるとと
もに、サンギア5もリングギア6の回転方向に向って回
転駆動される。
摩擦板16,出力側摩擦板15間の摩擦力により加速トルク
を受けるとともに、サンギア5はその反作用としてリン
グギア6と同じ方向のトルクを受けるが、ワンウェイク
ラッチ13はリングギア6と同じ方向の回転を許容するよ
うに構成されているため、プラネタリキャリア9はリン
グギア6の回転数Nrに接近するように加速されるとと
もに、サンギア5もリングギア6の回転方向に向って回
転駆動される。
【0021】そしてリングギア6の回転数NrがNr1
になってプラネタリキャリア9の回転数Nc1 となり、
図2に図示されるように、重量遠心ウエイト24が押圧部
材14の外周部14bのテーパー部21に当接した状態では、
重量遠心ウエイト24はこれ以上外方へ揺動しないよう
に、テーパー部21によって重量遠心ウエイト24の揺動が
拘束されるので、軽量遠心ウエイト23のみの遠心力がN
c1 における両遠心ウェイト23,24の遠心力K(m1 +
m2 )Nc1 2と等しくなるような回転数Nc2 2{=Nc
1 2( m1 +m2)/ m1 }に達する迄は、図8に図示され
るように、伝達トルクTは略一定に保持される。さらに
プラネタリキャリア9の回転数NcがNc2 を越える
と、伝達トルクTはCm1 Nc2 となる。
になってプラネタリキャリア9の回転数Nc1 となり、
図2に図示されるように、重量遠心ウエイト24が押圧部
材14の外周部14bのテーパー部21に当接した状態では、
重量遠心ウエイト24はこれ以上外方へ揺動しないよう
に、テーパー部21によって重量遠心ウエイト24の揺動が
拘束されるので、軽量遠心ウエイト23のみの遠心力がN
c1 における両遠心ウェイト23,24の遠心力K(m1 +
m2 )Nc1 2と等しくなるような回転数Nc2 2{=Nc
1 2( m1 +m2)/ m1 }に達する迄は、図8に図示され
るように、伝達トルクTは略一定に保持される。さらに
プラネタリキャリア9の回転数NcがNc2 を越える
と、伝達トルクTはCm1 Nc2 となる。
【0022】しかしながら、重量遠心ウエイト24が外側
板部14bのテーパー部21に当接した場合に、軽量遠心ウ
エイト23および重量遠心ウエイト24によるリング状受片
20の移動量をクラッチクリアランスと皿バネ19の局限弾
性変形量との和となるように設定すれば、プラネタリキ
ャリア9のNC1 とNC2 とが等しくなり、摩擦クラッ
チの伝達トルク特性は、図9に図示されるようになる。
板部14bのテーパー部21に当接した場合に、軽量遠心ウ
エイト23および重量遠心ウエイト24によるリング状受片
20の移動量をクラッチクリアランスと皿バネ19の局限弾
性変形量との和となるように設定すれば、プラネタリキ
ャリア9のNC1 とNC2 とが等しくなり、摩擦クラッ
チの伝達トルク特性は、図9に図示されるようになる。
【0023】このため、低回転数域から高回転数域に加
速される状態では、所定回転数(Nr1 より大きな値)
でプラネタリキャリア9がリングギア6に直結されて円
滑にシフトアップされ、高回転数域から低回転数域に減
速される状態では、所定回転数(Nr1 より大きいが、
シフトアップ回転数と同一または異ってもよい)でプラ
ネタリキャリア9とリングギア6との直結が遮断され、
容易にシフトダウンが可能となる。
速される状態では、所定回転数(Nr1 より大きな値)
でプラネタリキャリア9がリングギア6に直結されて円
滑にシフトアップされ、高回転数域から低回転数域に減
速される状態では、所定回転数(Nr1 より大きいが、
シフトアップ回転数と同一または異ってもよい)でプラ
ネタリキャリア9とリングギア6との直結が遮断され、
容易にシフトダウンが可能となる。
【0024】図1ないし図4に図示の実施例では、2種
類の軽量遠心ウエイト23,重量遠心ウエイト24を用いた
が、3種類以上の遠心ウエイトを用いると、伝達トルク
特性はより一層線型性に接近することができる。
類の軽量遠心ウエイト23,重量遠心ウエイト24を用いた
が、3種類以上の遠心ウエイトを用いると、伝達トルク
特性はより一層線型性に接近することができる。
【0025】また前記実施例では、遠心ウエイトは揺動
可能とし、軽量遠心ウエイト23と重量遠心ウエイト24の
2種類の遠心ウエイトを用意したが、図5および図6に
図示するように、複数個の球状または円筒状の重量の等
しいウエイト26,27を用い、所定のウエイト27の移動量
を規制するストッパー28を設けてもよい。
可能とし、軽量遠心ウエイト23と重量遠心ウエイト24の
2種類の遠心ウエイトを用意したが、図5および図6に
図示するように、複数個の球状または円筒状の重量の等
しいウエイト26,27を用い、所定のウエイト27の移動量
を規制するストッパー28を設けてもよい。
【0026】図5ないし図6に図示の実施例では、プラ
ネタリキャリア9の回転数NcがNc0 に達する迄は、
受片29はリターンスプリング30のバネ力によって皿バネ
19に当接せず、伝達トルクTは0であるが、プラネタリ
キャリア9の回転数NcがNc0 を越えると、リターン
スプリング30のバネ力に打勝って受片29は皿バネ19に当
接し、図10に図示されるように、伝達トルクTは増加を
始め、プラネタリキャリア9の回転数Nc1 を越える
と、円筒状ウエイト26の遠心力のみが作用し、図1ない
し図4の実施例と同様に線型に近い特性を有する。
ネタリキャリア9の回転数NcがNc0 に達する迄は、
受片29はリターンスプリング30のバネ力によって皿バネ
19に当接せず、伝達トルクTは0であるが、プラネタリ
キャリア9の回転数NcがNc0 を越えると、リターン
スプリング30のバネ力に打勝って受片29は皿バネ19に当
接し、図10に図示されるように、伝達トルクTは増加を
始め、プラネタリキャリア9の回転数Nc1 を越える
と、円筒状ウエイト26の遠心力のみが作用し、図1ない
し図4の実施例と同様に線型に近い特性を有する。
【図1】本発明に係る自動変速機用遠心摩擦クラッチの
一実施例を図示した停止状態の図3のIII −III 線に沿
って截断した縦断側面図である。
一実施例を図示した停止状態の図3のIII −III 線に沿
って截断した縦断側面図である。
【図2】図1における低回転数状態の縦断側面図であ
る。
る。
【図3】図1における高回転数状態の縦断側面図であ
る。
る。
【図4】図1のIV−IV矢視図である。
【図5】停止状態における本発明の他の実施例の縦断側
面図である。
面図である。
【図6】図5における高回転数状態の縦断側面図であ
る。
る。
【図7】遠心摩擦クラッチの伝達トルク特性図である。
【図8】図1ないし図4に図示された実施例の伝達トル
ク特性図である。
ク特性図である。
【図9】図5ないし図6に図示の実施例における伝達ト
ルクの特性図である。
ルクの特性図である。
【図10】重量遠心ウエイトが外側板部に当接した場合
に皿バネの弾性変形が局限状態となるように遠心摩擦ク
ラッチを構成した実施例の伝達トルクの特性図である。
に皿バネの弾性変形が局限状態となるように遠心摩擦ク
ラッチを構成した実施例の伝達トルクの特性図である。
1…入力軸、2…出力軸、3…ボス部、4…ローラベア
リング、5…サンギア、6…リングギア、7…プラネタ
リギア、8…円板部、9…プラネタリキャリア、10…
軸、11…ニードルベアリング、12…回転部材、13…ワン
ウェイクラッチ、14…押圧部材、14a…外周部、14b…
外側板部、15…出力側摩擦板、16…入力側摩擦板、17…
受圧部、18…押圧部、19…皿バネ、20…リング状受片、
21…テーパー部、22…切欠き、23…軽量遠心ウエイト、
24…重量遠心ウエイト、25…スラストベアリング、26,
27…円筒状ウエイト、28…ストッパー、29…受片、30…
リターンスプリング。
リング、5…サンギア、6…リングギア、7…プラネタ
リギア、8…円板部、9…プラネタリキャリア、10…
軸、11…ニードルベアリング、12…回転部材、13…ワン
ウェイクラッチ、14…押圧部材、14a…外周部、14b…
外側板部、15…出力側摩擦板、16…入力側摩擦板、17…
受圧部、18…押圧部、19…皿バネ、20…リング状受片、
21…テーパー部、22…切欠き、23…軽量遠心ウエイト、
24…重量遠心ウエイト、25…スラストベアリング、26,
27…円筒状ウエイト、28…ストッパー、29…受片、30…
リターンスプリング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特公 平6−48024(JP,B2) 実公 昭42−10247(JP,Y1) 実公 昭37−31630(JP,Y1) 実公 昭52−54695(JP,Y2) 実公 昭44−22014(JP,Y1) 米国特許3762519(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 41/00 - 47/06 F16H 61/26 - 61/36 F16H 63/00 - 63/48
Claims (3)
- 【請求項1】入力部材と、 外周面を有し、前記入力部材に固定されたリングギア
と、 該リングギアの外周面に設けられた複数の溝にそれぞれ
嵌合された複数の入力側摩擦板と、 内周面と、周方向に等間隔に配置された複数の短形状切
欠きとを有する押圧部材と、 該押圧部材の内周面に設けられた複数の溝にそれぞれ嵌
合され、かつ前記各入力側摩擦板の間にそれぞれ配設さ
れた複数の出力側摩擦板と、 前記押圧部材の短形状切欠きに揺動可能に、かつ周方向
に交互に配設された第1遠心ウエイトおよび第2遠心ウ
エイトと、 周囲にサンギアが嵌合された出力部材と、 該サンギアの外周および前記リングギアの内周に係合す
るプラネタリギアを外周部に等間隔に配設しかつこれを
回転可能に支持したプラネタリキャリアと、 前記入力側および出力側摩擦板に隣接して配設された受
圧部と、 該受圧部に隣接したスプリングであって、前記押圧部材
の角速度が増すと、前記第1および第2遠心ウエイトが
半径方向外方へ揺動して該スプリングを介して前記受圧
部に圧力を加え、前記押圧部材と前記リングギアとの間
の結合を増すようにしたスプリングと、 前記第2遠心ウエイトに隣接して前記押圧部材に設けら
れ、該第2遠心ウエイトが所定の角度以上に揺動するの
を防止するテーパー部とからなることを特徴とする自動
変速機用遠心摩擦クラッチ。 - 【請求項2】前記第1遠心ウエイトの重量よりも前記第
2ウエイトの重量の方が大であることを特徴とする請求
項1記載の自動変速機用遠心摩擦クラッチ。 - 【請求項3】前記第2遠心ウエイトの揺動が前記テーパ
ー部により制限される直前の回転数における前記第1お
よび第2遠心ウエイトの遠心力による入力側および出力
側摩擦板への押圧力と、前記第2遠心ウエイトの揺動が
前記テーパー部により制限された直後の回転数における
前記第1遠心ウエイトの遠心力による入力側および出力
側摩擦板への押圧力とが略等しくなるように構成された
ことを特徴とする請求項1記載の自動変速機用遠心摩擦
クラッチ。
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---|---|---|---|
JP18807595A JP3207719B2 (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 自動変速機用遠心摩擦クラッチ |
US08/668,933 US5733217A (en) | 1995-06-30 | 1996-06-24 | Centrifugal friction clutch for automatic speed changing device |
DE69604242T DE69604242T2 (de) | 1995-06-30 | 1996-06-25 | Automatische Schaltvorrichtung mit fliehkraftbetätigter Reibungskupplung |
EP96110250A EP0751316B1 (en) | 1995-06-30 | 1996-06-25 | Automatic speed changing device with centrifugal friction clutch |
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CN114408695B (zh) * | 2021-12-08 | 2023-07-14 | 上海市建筑科学研究院科技发展有限公司 | 一种施工升降机用手动匀速下降限速机构 |
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1995
- 1995-06-30 JP JP18807595A patent/JP3207719B2/ja not_active Expired - Fee Related
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1996
- 1996-06-24 US US08/668,933 patent/US5733217A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-06-25 EP EP96110250A patent/EP0751316B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-06-25 DE DE69604242T patent/DE69604242T2/de not_active Expired - Fee Related
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DE69604242T2 (de) | 1999-12-30 |
JPH0914436A (ja) | 1997-01-14 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |