JP3207236U - ロール紙支持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロール紙の着脱を容易にしつつロール紙の軸部からの脱落を防止すると共に、予備のロール紙の保持、設置及び取り出しを容易にできるロール紙支持装置を提供する。【解決手段】板状体の側端縁面を壁面に取り付けて固定される基台部1と、基台部の下面に、水平方向を軸として回動自在に支持されるロール紙を給紙自在に固定支持するロール紙固定部2と、基台部の下面に固着され、予備のロール紙を支持する予備ロール紙支持部3とを備える。ロール紙固定部は、基台部の下面から起立した状態で垂直方向に固着される基部21と、基部に直交する方向に延出し、ロール紙100を水平方向を軸として回動自在に挿通支持する支持杆22と、支持杆からロール紙の半径に略等しい寸法で離隔すると共に、ロール紙の幅に略等しい寸法で延出し、延出先端をL字状に屈曲してロール紙の脱落を防止するロール紙保持部23と、ロール紙保持部に沿って延出してロール紙を周縁方向から押圧支持する押圧支持部24とを備える。【選択図】図1

Description

本考案は、ロール紙の着脱を容易に行うと共に、予備のロール紙を支持するロール紙支持装置に関する。
トイレットペーパー等のロール紙の着脱容易性や予備のロール紙の保持に関して、様々な研究が進んでいる。以前は、トイレットペーパーの芯に挿通するための軸部をホルダから一旦取り外し、取り外した軸部にトイレットペーパーの芯を挿通してから再度ホルダに戻して取り付けるものが主流であった。しかしながら、この方法ではトイレットペーパーの付け替えが非常に手間であるため、最近では軸部をホルダに固着したままトイレットペーパーのみを着脱するホルダが主流となっている。
例えば、トイレットペーパーの芯を挿通し易いように、ホルダに固定された軸部の左右のいずれか一方が開放されているものがある。この場合、軸部が開放されているため、トイレットペーパーの付け替えが非常に容易になるが、使用の際に開放されている方の軸部端部からトイレットペーパーがずれたり外れたりする可能性がある。
また、トイレットペーパーを手前方向に引き出し又は奥行方向に押し込むことで、その圧力により軸部を屈折させて着脱できるものもある。この場合も、トイレットペーパーの付け替え動作が極めて簡単であるが、トイレットペーパーを安定して支持するために必要な軸部の支持力や、着脱時において軸部の屈曲に必要な圧力の大きさなどを厳密に計算して実現しなければならないため、作成に手間が掛かってしまうという問題がある。
さらに、予備のロール紙を保持する技術として、例えば特許文献1に示す技術が開示されている。特許文献1に示す技術は、平面視の倒立U字型をなすホルダー本体(A)の左右両側壁(12)に、回動枢軸落し入れ用のスライドガイドレール(16)を上下方向に沿って平行に列設する一方、その両側壁(12)の下端部を横断する仕切り底壁(13)の中途部から垂下するスカート片(14)の下端部に、ペーパーカツター(15)を造形して、両ロールペーパー(M1)(M2)の回動枢軸(17)(18)を上記ガイドレール(16)内へ順次落し入れることにより、その両ロールペーパー(M1)(M2)を積み重ね状態に保ち、その下段ロールペーパー(M2)から下方へ引き出したペーパーを緊張状態のもとで、上記カツター(15)によりカツトするように定めたものである。
特開平05−28293号公報
特許文献1に示す技術は、予備のロール紙を保持しつつ、その付け替えの手間を簡素化したものであるが、万が一使用中のロール紙(下側のロール紙)で何か不都合があった場合(例えば、切れ目が不明確となったり予期せぬ破損等が生じた場合等)に、メンテナンスが非常に面倒になってしまう。
本考案は、ロール紙の着脱を容易にしつつロール紙の軸部からの脱落を防止すると共に、予備のロール紙の保持、設置及び取り出しを容易にすることができるロール紙支持装置を提供する。
(1)本考案に係るロール紙支持装置は、板状体で形成され、当該板状体の側端縁面を壁面に取り付けて固定される基台部と、前記基台部の下面に、水平方向を軸として回動自在に支持されるロール紙を給紙自在に固定支持するロール紙固定部と、前記基台部の下面に支持部が固着され、当該支持部に予備のロール紙を支持する予備ロール紙支持部とを備えるものである。
このように、本考案に係るロール紙支持装置においては、板状体で形成され、当該板状体の側端縁面を壁面に取り付けて固定される基台部と、前記基台部の下面に、水平方向を軸として回動自在に支持されるロール紙を給紙自在に固定支持するロール紙固定部と、前記基台部の下面に支持部が固着され、当該支持部に予備のロール紙を支持する予備ロール紙支持部とを備えるため、使用中のロール紙と予備用のロール紙とを並べて常備することができ、補充のタイミングも図り易くなるという効果を奏する。
(2)本考案に係るロール紙支持装置は、前記ロール紙固定部が、前記基台部の下面から起立した状態で垂直方向に固着される基部と、当該基部に直交する方向に延出し、前記ロール紙を水平方向を軸として回動自在に挿通支持する支持杆と、当該支持杆から少なくとも前記ロール紙の半径に略等しい寸法で離隔すると共に、前記ロール紙の幅に略等しい寸法で延出し、当該延出先端をL字状に屈曲して前記ロール紙の脱落を防止するロール紙保持部と、当該ロール紙保持部に沿って延出して前記ロール紙を周縁方向から押圧支持する押圧支持部とを備えるものである。
このように、本考案に係るロール紙支持装置においては、前記ロール紙固定部が、前記基台部の下面から起立した状態で垂直方向に固着される基部と、当該基部に直交する方向に延出し、前記ロール紙を水平方向を軸として回動自在に挿通支持する支持杆と、当該支持杆から少なくとも前記ロール紙の半径に略等しい寸法で離隔すると共に、前記ロール紙の幅に略等しい寸法で延出し、当該延出先端をL字状に屈曲して前記ロール紙の脱落を防止するロール紙保持部と、当該ロール紙保持部に沿って延出して前記ロール紙を周縁方向から押圧支持する押圧支持部とを備えるため、ロール紙の脱落を確実に防止することができるという効果を奏する。
(3)本考案に係るロール紙支持装置は、前記ロール紙保持部が垂直方向を軸として回動自在に支持されており、前記L字状に形成された延出先端が、前記ロール紙の水平方向の軸上から当該ロール紙の半径以上離隔される位置まで回動された状態で前記ロール紙が着脱されるものである。
このように、本考案に係るロール紙支持装置においては、前記ロール紙保持部が垂直方向を軸として回動自在に支持されており、前記L字状に形成された延出先端が、前記ロール紙の水平方向の軸上から当該ロール紙の半径以上離隔される位置まで回動された状態で前記ロール紙が着脱されるため、着脱の際にL字状に形成された延出先端が邪魔にならずにスムーズな着脱を実現することができるという効果を奏する。
(4)本考案に係るロール紙支持装置は、前記予備ロール紙支持部が、L字状の杆体の一端部を前記基台部の下面に固着し、当該L字状の杆体の一辺を前記基台部の下面に略平行で、前記ロール紙固定部の前記支持杆が延出する方向と交差しない方向に延出させて形成されるものである。
このように、本考案に係るロール紙支持装置においては、前記予備ロール紙支持部が、L字状の杆体の一端部を前記基台部の下面に固着し、当該L字状の杆体の一辺を前記基台部の下面に略平行で、前記ロール紙固定部の前記支持杆が延出する方向と交差しない方向に延出させて形成されるため、予備のロール紙の設置、取り出しを容易にすることができるという効果を奏する。
第1の実施形態に係るロール紙支持装置の斜視図である。 第1の実施形態に係るロール紙支持装置の正面図である。 第1の実施形態に係るロール紙支持装置の側面図である。 第1の実施形態に係るロール紙支持装置の第1の下面図である。 第1の実施形態に係るロール紙支持装置の第2の下面図である。
以下、本考案の実施の形態を説明する。また、本実施形態の全体を通して同じ要素には同じ符号を付けている。
(本考案の第1の実施形態)
本実施形態に係るロール紙支持装置について、図1ないし図5を用いて説明する。図1は、本実施形態に係るロール紙支持装置の斜視図、図2は、本実施形態に係るロール紙支持装置の正面図、図3は、本実施形態に係るロール紙支持装置の側面図、図4は、本実施形態に係るロール紙支持装置の第1の下面図、図5は、本実施形態に係るロール紙支持装置の第2の下面図である。
ロール紙支持装置10は、板状体で形成される基台部1を備える。この基台部1における板状体の二次元平面形状は任意の形状とすることができるが、少なくとも1辺が直線状に形成されており、この直線状に形成された辺に対応する側端縁面が壁面に取り付けられて固定される。基台部1の下面には、ロール紙100を給紙自在に固定支持するロール紙固定部2と、当該ロール紙固定部2に並列して配設される予備ロール紙支持部3とを備える。
ロール紙固定部2は、基台部1の下面から垂直方向に起立した状態で固着され、ロール紙固定部2全体を支持する基部21と、当該基部21の下方先端部分から当該基部21に直交する方向(すなわち、水平方向)に延出し、の回転軸が水平方向となるように当該ロール紙100を回動自在に挿通支持する支持杆22と、当該支持杆22からロール紙100の半径に略等しい寸法で離隔した位置であって、ロール紙100の幅に略等しい寸法で延出し、延出先端をL字状に屈曲してロール紙100の脱落を防止するロール紙保持部23と、当該ロール紙保持部23の水平方向に沿って延出し、ロール紙100を周縁方向から押圧支持する押圧支持部24とを備える。
ロール紙保持部23は、基部21と支持杆22との接合部分近傍から基台部1の下面近傍あたりまで、すなわち、ロール紙100の半径に略等しい寸法で一旦上方の垂直方向に延出され、それから水平方向に支持杆22と平行になるように延出される。そして、ロール紙保持部23の水平方向に延びた延出先端部分25は、ロール紙100の幅に略等しい寸法となる箇所から下方の垂直方向にL字状に屈曲されて、ロール紙100が支持杆22に沿って水平移動して脱落するのを防止する。
また、ロール紙保持部23は、基部21と支持杆22との接合部分近傍から水平方向に延出する途中の位置Aまでを形成する第1部材23aと、位置Aから延出先端部分25までを形成する第2部材23bとからなる。第1部材23aは支持杆22に強固に固定されており、第2部材23bは第1部材23aに垂直方向を軸として回動可能に接合されている。すなわち、第2部材23bが位置Aを中心とし垂直方向を軸に回動することで延出先端部分25の位置を変動することができる。
通常の使用時においては、ロール紙100の脱落を防止するために、図1〜4に示すように第1部材23aの水平部分と第2部材23bの水平部分とが直線状になる位置、すなわち延出先端部分25がロール紙100の軸上又はその近傍となる位置に第2部材23bが配置される。そうすることで、上述したようにロール紙100の脱落を防止することが可能となる。これに対して、ロール紙100の付け替え時においては、図5に示すように、第2部材23bを位置Aを中心に回動させることで、延出先端部分25をロール紙100の軸上から大きく外れる位置(具体的には、ロール紙100の軸からロール紙100の半径の寸法以上外れた位置)に移動させる。そうすることで、延出先端部分25が邪魔にならずロール紙100の着脱を容易に行うことが可能となる。
押圧支持部24は、ロール紙保持部23の第1部材23aにおける、基部21と支持杆22との接合部分近傍から上方の垂直方向に延出される部材に対して水平方向を軸として回動するように取り付けられており、当該取り付け部分からロール紙保持部23の水平方向に沿って延出し、この延出部分がロール紙100を周縁方向から押圧支持するように形成されている。ロール紙保持部23の第1部材23aと押圧支持部24との接合箇所は強固に固着されておらず、押圧支持部24は自重で水平方向を軸として回動するように取り付けられる。つまり、ロール紙100の周縁に対しては、押圧支持部24の自重による押圧力が掛かる状態となっており、ロール紙100の半径の寸法に関わらず、常時押圧を掛けることができるようになっている。
予備ロール紙支持部3は、L字状の杆体からなり、その一端部が基台部1の下面に固着され、その一端部から連通するL字状杆体の一辺が基台部1に対して略垂直となるように固着される。すなわち、L字状杆体の他辺は、必然的に基台部1に対して略平行となる。予備のロール紙200は、この他辺に挿通されて保持される。
なお、予備のロール紙200が挿通される他辺の延出方向は、ロール紙固定部2の支持杆22が延出する方向と交差しない方向であることが好ましく、さらに、図2に示すように紙面に対して手前側(正面側)に向かって延出することがより好ましい。
また、予備ロール紙支持部3のL字状の屈曲角度は、挿通された予備のロール紙200が他辺に沿って移動できないように90度以下であることが好ましい。
以上のように、ロール紙固定部2を上記のような構成とすることで、ロール紙100の脱落を確実に防止しつつ、ロール紙100の着脱を容易にすることが可能となる。また、予備ロール紙支持部3を上記のような構成とすることで、予備のロール紙200の設置、取り出しを容易にすることができると共に、予備のロール紙200の補充のタイミングが図り易くなる。
1 基台部
2 ロール紙固定部
3 予備ロール紙支持部
10 ロール紙支持装置
21 基部
22 支持杆
23 ロール紙保持部
23a 第1部材
23b 第2部材
24 押圧支持部
25 延出先端部
100 ロール紙
200 予備のロール紙

Claims (4)

  1. 板状体で形成され、当該板状体の側端縁面を壁面に取り付けて固定される基台部と、
    前記基台部の下面に、水平方向を軸として回動自在に支持されるロール紙を給紙自在に固定支持するロール紙固定部と、
    前記基台部の下面に支持部が固着され、当該支持部に予備のロール紙を支持する予備ロール紙支持部とを備えることを特徴とするロール紙支持装置。
  2. 請求項1に記載のロール紙支持装置において、
    前記ロール紙固定部が、
    前記基台部の下面から起立した状態で垂直方向に固着される基部と、
    当該基部に直交する方向に延出し、前記ロール紙を水平方向を軸として回動自在に挿通支持する支持杆と、
    当該支持杆から少なくとも前記ロール紙の半径に略等しい寸法で離隔すると共に、前記ロール紙の幅に略等しい寸法で延出し、当該延出先端をL字状に屈曲して前記ロール紙の脱落を防止するロール紙保持部と、
    当該ロール紙保持部に沿って延出して前記ロール紙を周縁方向から押圧支持する押圧支持部とを備えることを特徴とするロール紙支持装置。
  3. 請求項2に記載のロール紙支持装置において、
    前記ロール紙保持部が垂直方向を軸として回動自在に支持されており、前記L字状に形成された延出先端が、前記ロール紙の水平方向の軸上から当該ロール紙の半径以上離隔される位置まで回動された状態で前記ロール紙が着脱されることを特徴とするロール紙支持装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のロール紙支持装置において、
    前記予備ロール紙支持部が、L字状の杆体の一端部を前記基台部の下面に固着し、当該L字状の杆体の一辺を前記基台部の下面に略平行で、前記ロール紙固定部の前記支持杆が延出する方向と交差しない方向に延出させて形成されることを特徴とするロール紙支持装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018030032A (ja) * 2017-12-04 2018-03-01 株式会社無有 トイレットペーパーホルダー
JP2018038916A (ja) * 2017-12-18 2018-03-15 株式会社無有 トイレットペーパーホルダー

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