JP3206411U - 錠剤取出器2 - Google Patents

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Abstract

【課題】弱い力で、PTPシートから容易に錠剤を取り出すことができる錠剤取出器を提供する。【解決手段】本考案の錠剤取出器は、貫通孔18とPTP保持部17とを有する外箱11と、貫通孔18内を摺動可能なピストン12と、ピストン12を摺動させるハンドル14と、を備え、PTP保持部17は錠剤を保持するPTPシートを保持可能であり、ハンドル14によりピストン12を押して錠剤をPTPシートから取り出すことを特徴とする。ハンドル14とピストン12との接合は、ハンドル14を操作してピストン12を摺動させるに充分なゆるみを有すると好都合である。貫通孔18内には、ハンドル14を押し戻しうるバネ19を備えることができる。【選択図】図1

Description

本考案は、力の弱い人や片手しか使えない人でも容易にPTPシートからの錠剤を取出すことができる錠剤取出器に関する。
薬剤の投与のさい日常的に用いられている錠剤やカプセルは、紫外線や吸湿による変質や破損防止のため1個ずつ個別的に包装して流通させる場合が多い。そのさい、PTPシート、すなわち硬質プラスチックで形成した窪みのあるシートに錠剤若しくはカプセルを入れ、その上からアルミフィルム等でカバーした包装がよく用いられる。アルミフィルム等は容易に破ることができ、これを破って錠剤を取り出す。以下、本明細書において、錠剤というときはカプセルを含み、またPTPシートの硬質プラスッチック側を表側、アルミフィルム等でカバーされた方を裏側と呼ぶことにする。
薬剤を日常的に飲んでいる方の中には、身体的な状況のためPTP包装された錠剤をうまく取り出せない方もおられる。また,錠剤の大きさは様々なので,大きいものは取り出せても小さいものはうまく取り出せない方もおられる。そのためPTP包装された錠剤を容易に取り出すための錠剤取出器が求められている。
錠剤の大きさの穴を上面に有する箱の上面の上にPTP包装された錠剤を置き、上から錠剤を押して錠剤のみを箱の中へ落とす錠剤取出器がいろいろ公表されている。
具体的には、バネを付した板の先に押し出棒を設けたもの(特許文献1、8)、箱の上にPTPシートを置き指で押すもの(特許文献2)、錠剤を押し出す押しだし棒が錠剤を押すときドラムをも回してPTPシートをずらせ、錠剤を次々取り出せるもの(特許文献3)等が公開されている。さらに、上面の穴を大きさの異なる3種類設け、穴に並行してPTPシートを通す溝を設け、指で押し出す方式のもの(特許文献4)、箱の中に押し上げレバーを設けて下から押して取り出すもの(特許文献5)、箱の上にハンドルを設け、てこの原理を利用して錠剤を押して取り出すもの(特許文献6−8)等も公開されている。
そのほか円筒を斜めに切って斜め面を上にして立て、押出板と円筒斜め面との間にPTPシートを挟んで押出板で押して取り出すものも公開されている(特許文献9)。また、最近半球型のドラムを利用するものも公表された(特許文献10)。
特開2011−161116号公報 特開2008−055128号公報 特開2003−252316号公報 登録実用新案第3173266号公報 登録実用新案第3092088号公報 登録実用新案第3054841号公報 登録実用新案第3048071号公報 実開平06−083029号公報 特開2011−125392号公報 登録実用新案第3197024号公報
本考案が解決しようとする課題は、手が不自由なあるいは力が不十分な身体障害者や高齢者が、PTPシートに保持された錠剤を容易に取り出せる錠剤取出器を提供することである。
本考案の錠剤取出器は、貫通孔とPTP保持部とを有する外箱と、貫通孔内を摺動可能なピストンと、ピストンを摺動させるハンドルと、を備え、該ハンドルにより該ピストンを押して錠剤を該PTPシートから取り出すことを特徴とする。
外箱のPTP保持部は、本錠剤取出器を使用する際PTPシートを保持するスペースである。この大きさは、錠剤取出を手際よく行うために重要なものであるが、現実にはいろいろな大きさの錠剤、いろいろな大きさのPTPシートが流通しているため容易には決めがたい。
PTP保持部の厚み(ピストン摺動方向の幅)は、ピストンが当たる部分では、少なくとも錠剤を保持するPTPシートを挿入できる程度の厚みであることが必要である。
PTP保持部の下部の厚みは錠剤を保持しているPTPシートのシート厚み程度にしておけば、その幅に錠剤を保持したPTPシートを容易に差し込むことができる。この時PTPシートの表側をピストンに向け、裏側を錠剤取出口側に向け、錠剤をピストンの軸に相対する位置に保持することが必要である。錠剤を保持したPTPシートを差し込んでおいてハンドルによりピストンをPTPシート方向へ摺動させれば、ピストンの先端はやがてPTPシートの表側を圧迫する。するとPTPシートの裏側が破れ、錠剤は錠剤取出口へ落下する。
PTPシートはあらかじめ錠剤1個ごとに切断し、錠剤1個を保持したPTPシートの1片をPTP保持部に差し込んでもよい。
この場合、PTP保持部の幅(ピストンの摺動方向に垂直な方向の幅)は、錠剤1個を保持するPTPシートが保持できる幅でよい。
PTPシートは通常10個の錠剤を5個ずつ2列で保持している場合が多い。このようなPTPシートは縦に切断し、5個の錠剤を1列に保持したPTPシ−トをPTP保持部に挿入し、横にずらしながら順次錠剤を次々取り出すこともできる。
この場合、PTP保持部の幅は、PTPシートの複数個の膨らみに対応し、複数個の幅の広い部分があることが好ましい。市販のPTPシートにはいろいろな大きさのものがあることを考慮すれば、PTP保持部全体の厚みを広げておいてもよい。
ハンドルとピストンの利用により、力が不十分なあるいは片手しか使えない身体障害者や高齢者でも、容易にPTPシ−トから錠剤を取り出せる。
実施例1の錠剤取出器の側面図 実施例1の錠剤取出器の上面図 実施例2の錠剤取出器の側面図 実施例2の錠剤取出器の上面図 実施例3の錠剤取出器の斜視図
本考案の実施例を以下に示すが、本考案は実施例に限定されるわけではない。
本実施例の錠剤取出器の側面図を図1に、上面図を図2に示す。この錠剤取出器の大きさは、側面の幅約40mm、奥行き(上面の幅)約30mm、外箱の高さ約25mmである。
図1において、外箱11の内部に設けられた貫通孔18と錠剤取出口20は破線で示している。さらにPTP保持部の厚み(ピストン摺動方向の幅)が狭い部分も破線で示している。ハンドル14の下部は外箱11の中に設けられているが、図1では便宜上ハンドル全体を実線で表示している。また貫通孔18中に設けられたバネ19は、外部からその全体を見ることはできないが、図をわかりやすくするため全体を記載した。なお、バネ19の内ピストンの裏側に当たる部分は、破線により示している。
図2において、外箱11の内部に設けられた貫通孔18と錠剤取出口20は破線で示している。しかしPTP保持部は全体が見えるので実線で表示している。
図2において、ハンドル14の代わりに、外箱11及びピストン12に設けられたハンドル14が配置される穴21を表示している。ハンドルは動くものであるため、表示が複雑となるのを避けるためである。
図2により明らかなように、本実施例の錠剤取出器はPTP保持部が膨らんだ部分を3室持ち、従ってPTPシートの3個の錠剤部分が保持器内に同時に保持されている。錠剤1個のみを保持したPTPシートを用いる時は、中央の室(ピストンに当接する部分)のみを用いればよい。
本実施例の錠剤取出器は、貫通孔18とPTP保持部17とを有する外箱11と、貫通孔18内を摺動可能なピストン12と、ピストン12を摺動させるハンドル14と、を備える。PTP保持部17は錠剤を保持するPTPシートを挟んで保持することができる。ハンドル14を図の左側に動かすと、ピストン12は押されてピストンの先端部13がPTPシートを圧迫し、この圧迫によりPTPシート裏面のアルミフィルムが破れ、錠剤がPTPシートから取り出される。取り出された錠剤は外箱11の錠剤取出口20より外箱外部へ転がり出る。
ハンドルはある程度の強度を持たせるため厚い板が用いられる。ピストンの右部12に切り込みを入れ、ハンドルはその中に設けられているが、図1ではこの部分も実線で示している。図2に示すように、ピストンの右部12は、厚いハンドルのための切り込みを安定に設けるため、ピストンの先端部13より太くなっている。
ハンドル14は、ハンドルを外箱11に取り付けるためのジョイント15とハンドルとピストンとの取付部16を結ぶ直線上に設けてもよい。ハンドルを図1に示すような分岐した形状とする必然性はない。ピストンを摺動させることができる限り、ハンドルの形状は問わない。
ハンドル14とピストン12との接合部分16には、ゆるみが設けられている。これはハンドル14を左右に動かすと、垂直となる時(16が15の真上となる時)接合点16は最も高くなり、ゆるみがなければハンドルが動かなくなるためである。接合点が上下に移動可能なことにより、ハンドルを操作してピストンをいずれの方向にも摺動させることができる。
貫通孔内には、ハンドルを押し戻しうるバネ19を備えておくことができる。ハンドルを押して錠剤を取り出そうとする時、錠剤が取り出されたさいハンドルから手を離せば、ピストン12はバネ19の力で自然に右の最初の位置に移動する。
なお、ハンドルを手で元に戻せば、ピストンはハンドルに繋がれているので、ピストンも元の位置に戻る。その意味で、バネは必須部品ではない。
ピストンの先端部13は、ピストンの移動方向に垂直な平面であるより、ピストンの移動方向にやや傾斜を有する平面である方が好都合である。その方がPTPシートの背面のアルミフォイルの面を容易に破ることができる。なお、先端に傾斜がなくてもアルミフォイル面を破ることは可能であり、傾斜を設けることは必須ではない。
ピストンの先端は、平面でなく、球面の一部のような丸みを帯びていてもよい。
PTPシートに保持される錠剤やカプセルにはいろいろな大きさのものがあり、その結果PTPシートの厚みは一定ではない。PTP保持部17の幅は使用が想定されるPTPシートの内最も厚いものに合わせておけばよい。
PTPシートの錠剤のない部分は、下部の細い部分に差し込む。そして錠剤が丁度ピストン先端と向き合うように配置する。PTPシートが充分大きければ、PTPシートを手に持った状態で、PTPシートの錠剤をピストンの先端に合わせて本錠剤取出器を操作すればよい。
本実施例の錠剤取出器の側面図を図3に、上面図を図4に示す。この錠剤取出器の大きさは、実施例1のものと同じであり、側面の幅約40mm、奥行き(上面の幅)約30mm、外箱の高さ約25mmである。
実施例2の錠剤取出器と実施例1の錠剤取出器との相違点は、PTP保持部にある。ここではPTP保持部の相違点について説明する。共通する構造や特徴は実施例1の説明を参照されたい。
本実施例の錠剤取出器のPTP保持部は、厚みが、前記外箱の幅方向について一定である。外箱の横方向からPTP保持部にPTPシートを差し込み、錠剤1個分1つずつPTPシートをずらしながら、順番に錠剤を取り出すことができる。このように、1枚のPTPシートから、一度に複数の錠剤を次々に取り出す場合には、PTP保持部は、外箱の端から端まで一様に広いことが望ましい。すなわち、本実施例の錠剤取出器は1枚のPTPシートから錠剤を次々に取り出すのに適している。
市販のPTPシートにはいろいろな大きさのものがあるので、実施例1の錠剤取出器が使いにくい場合には、実施例2の錠剤取出器を用いることができる。
高齢者の中には、錠剤やカプセルを飲み込むのが困難な方がおられる。実施例1又は実施例2の錠剤取出器の錠剤取出口を、袋型オブラートを置きやすいように修正すれば、錠剤のオブラート包みに便利な錠剤取出器となる。袋型オブラートは市販されているが、1枚の平面型オブラートから自分で作ることもできる。
実施例3の錠剤取出器を図5に示す。錠剤取出器は、取出口周辺を中心に記載し、他の部分は省略した。この錠剤取出器は、主要部分は実施例1又は2のものと同一であるが、さらに袋型オブラートを据え置くに適した穴31を有する錠剤取出器付属台30を備えている。錠剤取出器付属台30は、図1〜4に示した錠剤取出器と別体でもよいが、同一体としてもよい。
袋型オブラートは、底部を付属台30の穴31にいれ、錠剤取出口20の壁面に沿わせるように立てる。すると、取り出された錠剤は取出口20から飛び出すと袋型オブラートの中へ転がり込む。
また、袋型オブラートが据え置かれていない時は、取り出された錠剤は取出口20から飛び出すと穴31に転がり込み、逸散することがない。
11 錠剤取出器外箱
12 ピストン
13 ピストン先端部
14 ハンドル
15 ハンドルを外箱に取り付けるためのジョイント
16 ハンドルとピストンの取付部
17 PTP保持部
18 貫通孔
19 バネ
20 錠剤取出口
21 ピストン保持部の穴
30 錠剤取出器付属台
31 袋型オブラート据置用穴




Claims (6)

  1. 貫通孔とPTP保持部とを有する外箱と、
    貫通孔内を摺動可能なピストンと、
    ピストンを摺動させるハンドルと、を備え、
    該ハンドルにより該ピストンを押して錠剤を該PTPシートから取り出すことを特徴とする錠剤取出器。
  2. 前記貫通孔内には、前記ハンドルを押し戻しうるバネが備えられていることを特徴とする請求項1に記載の錠剤取出器。
  3. 前記ピストンの先端はPTPシートに対し斜めに切断された平面であることを特徴とする請求項1又は2に記載の錠剤取出器。
  4. 前記PTP保持部は、前記外箱の幅方向に3室の錠剤保持部を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の錠剤取出器。
  5. 前記PTP保持部は、厚みが、前記外箱の幅方向について一定であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の錠剤取出器。
  6. 錠剤取出口下部に袋型オブラートを据え置くに適した穴を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の錠剤取出器。


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